JP2001303703A - カ−テンウオ−ル - Google Patents

カ−テンウオ−ル

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JP2001303703A
JP2001303703A JP2000119816A JP2000119816A JP2001303703A JP 2001303703 A JP2001303703 A JP 2001303703A JP 2000119816 A JP2000119816 A JP 2000119816A JP 2000119816 A JP2000119816 A JP 2000119816A JP 2001303703 A JP2001303703 A JP 2001303703A
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unit
upper frame
frame
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indoor
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JP2000119816A
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Yoshiyuki Mizukami
嘉之 水上
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Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユニット式カ−テンウオ−ル1において、隣
接するユニット2間の位置決め、気密を簡単に達成でき
ると共に現場でのカ−テンウオ−ル構築作業をより簡単
にする。 【解決手段】 各ユニット2の上方両端部に位置決め補
強部材30とキャッチパン部分材31をそれぞれ取り付
けておく。キャッチパン部分材31は位置決め補強部材
30をユニット2の上枠に取り付けるとき同時に上枠9
へ取り付けられる。左右のユニットをキャッチパン部分
材で突き合わせてキャッチパンを構成し、その個所の縦
目地部分にフラッシングガスケット42を配置すること
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、ユニット式と呼
ばれるカ−テンウオ−ルの構造に関し、特に、カ−テン
ウオ−ルを構成する単位であるユニット相互の接合構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】建物におけるカ−テンウオ−ルの構造に
ユニット式と呼ばれるものがある。この構造は、カ−テ
ンウオ−ル構築の単位となるユニットを工場にて生産
し、現場ではこれを上下左右に組み付けてそれぞれを建
物躯体へファスナーで取付け、隣接したものの間でユニ
ットの横枠どうし、縦枠どうしを相互に凹凸嵌合によっ
て気密に接合するものである。ユニットを工場において
十分な管理のもとに組み立てるので均質な製品を得ら
れ、完成したカ−テンウオ−ルの品質が高いとか、現場
での作業が簡素化されて施工期間が短いなどの利点があ
る。
【0003】一方、この構造は、ユニットを上下左右に
組み付けて構成するので、隣接するユニット間での位置
決めや気密(水密を包含する)の達成を簡単に行えるこ
とが現場での作業をより簡単にする上で重要である。特
開平8−105139公報のユニタイズカ−テンウオ−
ルは、左右に隣接したユニットの上枠(5)にまたがっ
てジョイント連結材(16)を配置し、その上に強制取
付け材(17)を取付けて、上部ユニットの縦枠(7、
8)の左右位置を規制する構成を開示している。
【0004】しかし、この構造はジョイント連結材(1
6)が左右の上枠(5)にまたがる長いものであり、あ
らかじめ取付けておくとユニットを構成する枠体の端部
から張り出し、搬送や現場での取扱いに支障が生じる恐
れがある。このため、実際には現場でユニットを接合し
て行くときにその都度、別途に準備したジョイント連結
材(16)を左右の上枠(5)間にまたがらせながら作
業を進めるものと推測される。ジョイント連結材(1
6)を別途に搬送し取付けることは現場作業として煩雑
で、ときには忘れてしまうこともあり得る。また、ジョ
イント連結材(16)の上に強制取付け材(17)を重
ねて取付けているので、ユニットを隣接して接合するた
めに2つの部材が必要であり、ジョイント連結材(1
6)に強制取付け材(17)を固定する手間も考慮しな
ければならない。
【0005】特開平7−180246号(特許第275
5898号)公報のユニット式カ−テンウオ−ルは、左
右に隣接したユニットの上枠(7)にまたがってキャッ
チパン(40)とフラッシング(41)を配置した構成
を開示している。フラッシング(41)を備えている
が、このフラッシングには、左右方向での位置を決める
構造がないので、左右の上枠間の間隙がほぼ中央に位置
するように目測で配置しなければならず、左右に位置が
ずれたまま取り付けられてしまう恐れもある。
【0006】特開平7−42280号(特許第2755
892号)公報のユニット式カ−テンウオ−ルは、左右
に隣接したユニットをこれらの上枠端部に交差部用シー
ル材(30)、(31)を配置し、突き合わせて取付け
る構成を開示しているが、上方に接合するユニットの左
右方向位置を接合構造として規制する構造は開示されて
いない。また、交差部用シール材(30)、(31)
は、上枠の(7)の両端面に単に嵌合によって装着され
ているだけと推測され、現場で装着するか、工場で装着
されているとしてもユニットを注意深く扱わないと直ぐ
に外れてしまうものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、いわゆる
ユニット式カ−テンウオ−ルにおいて、風圧に対する強
度を高めると共に隣接するユニット間での位置決めや気
密の達成、キャッチパンの形成を簡単に行え、また、現
場でのカ−テンウオ−ル構築作業をより簡単にし、ユニ
ット式カ−テンウオ−ルの利点をさらに向上させること
を課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】カーテンウォールを構成
する単位であるユニットとキャッチパン部分材および補
強部材を備える。ユニットは、上枠、下枠および左右枠
からなる四角形の枠体とこれに装着されたガラス板やそ
の他のパネル石材、壁面材などからなる。上下左右の枠
はアルミ合金の押出し成形による形材を切断して利用す
ることが多い。
【0009】ユニットは、従来と同様に,上下左右へ気
密に接続して建物の躯体に取付けるものであり、本発明
ではこのうち、各ユニットの少なくとも上枠と下枠は、
それぞれ屋外側突条と屋内側突条を有して上下に隣接し
たユニットの屋外側突条どうしと屋内側突条どうしを重
合して接続する構造とする。屋外側突条と屋内側突条は
通常1本ずつであるが3本や4本となることもある。
【0010】各ユニットの上枠両端部に補強部材を屋外
側突条と屋内側突条の間に取付ける。この部材は両側に
立ち上がり壁を有する形材を切断したものであるが、中
央部に上方へ突出した突条を有する形材を利用すること
もある。この場合、突条の一部端縁(下方ユニットの上
枠端部側)を切り欠いて位置決め用ストッパーを備えた
ものとすることがある。なお、このような位置決め補強
部材は、上方に隣接したユニットの縦枠下端部内周側に
ストッパー部分が当接して上方ユニットの縦枠が下方ユ
ニットの上枠中央部へ移動するのを阻止できる構成であ
ればよい。補強部材、位置決め補強部材はユニットの上
枠両端部分を補強して、風圧によるユニットの変形を防
止する。補強部材、位置決め補強部材は形材から作るば
かりでなく、鋳物製、強固なプラスチック製とすることも
ある。
【0011】各ユニットの上枠両端面にキャッチパン部
分材を配置する。キャッチパン部分材は、シリコン発泡
ゴムやEPDMの発泡成形材など合成樹脂の成形品であ
り、左右に隣接した上枠端面の突き合わせ個所全域に上
枠の端縁から僅かに突出して配置されるもので、突き合
わせ面となる外側面は平らな垂直面で、その反対側の内
側面に取り付け片を突出して形成してある。取り付け片
は通常、一体成形時に同じ素材を圧縮するなどして硬質
に成形される水平で平らな板状部分である。そして、こ
の板状部分は補強部材を上枠に取付けるとき、同時に補
強部材と上枠との間に挟み込んで固定する。
【0012】左右に隣接したユニットの上枠端部間にフ
ラッシングガスケットを装着することがある。フラッシ
ングガスケットは弾力性を備えた素材で形成してあり、
架橋部と下垂部とからなり、架橋部を左右の上枠の上面
にわたって載置し、下垂部をユニット間の間隙に嵌め、
キャッチパン部分材を突き合わせて形成するキャッチパ
ンの正面を覆って装着する。装着は上下のユニット間に
挟み込むだけでも、あるいは係合させたり、架橋部を一
方の上枠だけに接着やビスなどして固定してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はカ−テンウオ−ル1の屋外
側から見た正面であって、ユニット2を上下左右に接合
し、それぞれのユニットを屋内側の躯体3にファスナー
4(図2)を用いて取り付けてある。ユニット2は上下
方向の中間に無目5を有する四角形で、無目5によって
上部2aと下部2bに分割され、上部、下部共に屋外側
にガラス6が装着されているが、上部2aではすぐ屋内
側に防火ボード7を装着してある。防火ボード7は目隠
し用でもある。
【0014】ユニット2は四角形の枠体8を備え(図
3)、枠体8は上枠9、下枠10および左右の縦枠1
1、12からなり、上枠9は左右の縦枠11、12に対
して横通しで固定され、下枠10は左右の縦枠11、1
2に対して縦通しで固定してある。なお、上枠9におけ
る符号13はバッフル板(後述)で、上枠9に設けた排
水孔の屋外側に取付けてある。
【0015】上枠9は、屋内外方向に幅を有した基板9
aの内周側にガラス6と防火ボードを装着するためのフ
ィン14などを備え(図4)、外周側の屋内側寄りに屋
外側突条15と屋内側突条16を上方へ突出させて一体
に形成し、これらの上端部の屋外側に沿ってタイト材1
7、18を装着してある。屋外側突条15は基部が屋外
側に屈曲して棚部15aとなり、その下方は屋内側に開
放した横溝15bとなっている(図5イ)。基板9aは
平板状であるが屋外側へ低く水きり板状に傾斜させてあ
る。
【0016】下枠10は、内周側の屋外側部分に一段低
くガラス装着部19を形成すると共に屋内側部分を平面
部20に形成してあり、外周側の屋内側寄りに屋外側突
条21と屋内側突条22を間隔をとって一体に形成して
ある(図5ロ)。屋外側の突条21は途中で溝外壁23
と溝内壁24に分かれ、下方に開口した呑み込み溝25
となっている。下枠10の屋外側突条21における溝内
壁24と屋内側突条22の間隔は肉厚の外面間を測定す
る外寸法で上枠9における屋外側突条15と屋内側突条
16の内寸法よりも少し小さく設定してある。無目5
は、図4に示すように、上部2aと下部2bのガラス板
5,5を中継し、上部2aの防火ボード5の下部を支持
する構造となっており、下面が平面部26となってい
る。
【0017】左右の縦枠11,12は、左縦枠11が受
け側、右縦枠12が差し込み側で、受け側には先端にタイ
ト材を備えた受け入れ張り出しフィン11a、11bが
屋内外方向で間隔をとって形成されており、差し込み側
には差し込み張り出しフィン12a、12bが同様に形
成されている。他は断面が対称となるように配置して形
成してある(図6)。左右の縦枠11、12の上端縁は
上枠9における基板9aの面に沿って屋外側を僅かに低
く切断し、下端縁は、ほぼ下枠12の下端先端部をつな
ぐ線に沿って切断されている(図8)。すなわち、屋外
側端から下枠12のガラス装着部19に相当する部分を
最も低く、ガラス装着部19から屋外側突条21の溝外
壁23までを溝外壁23の下端位置まで高くし、溝外壁
23から溝内壁24の間は最も高く、溝内壁24から屋
内側突条22までは溝内壁24の下端に相当する高さと
し、さらに、屋内側突条16を越える部分は下枠12の
屋内側突条22の下端よりもかなり高く、平面部20よ
りも少し低い位置としてある。これにより左右縦枠1
1,12の下端部で屋内側寄りに上枠9の屋外側突条1
5と屋内側突条16が作る上枠凹部27に嵌合する縦枠
凸部28と、上枠9の屋外側突条15が嵌まり込む縦枠
凹部29が形成される。
【0018】左右の縦枠11,12に対して上枠9は横
通しで取付けられ(図8)、その両端部に位置決め補強
部材30とキャッチパン部分材31を取付ける。位置決
め補強部材30は、補強部材に位置決め機能を一体にも
たせたもので、補強部材の一つである。位置決め補強部
材30は断面において両側に屋外側立ち上がり壁32と
屋内側立ち上がり壁33および中間部に上方へ突出した
中壁(突条)34を有するアルミ合金の形材を切断して
構成し、中壁34の一部を端縁側から切り欠いて位置決
め用ストッパー35を形成してある。位置決め補強部材
30は、中壁34の切り欠き35a側を上枠9の端縁側
として上枠凹部27に配置し、両側の立ち上がり壁3
2,33を上枠凹部27の内面、すなわち、上枠9の屋
外側突条15と屋内側突条16にピッタリと当ててビス
36で上枠9に固定する。
【0019】キャッチパン部分材31は、シリコン発泡
ゴムを成形したもので、図9、図10に示すように、概略
で屋内側部分37、見込み方向部分38、立ち上がり部3
9及び取り付け片40を有し、屋内側部分37と見込み
方向部分38とで全体として横に倒したT字形をしてお
り、その見込み方向部分38から上方へ立ち上がり部3
9が突出し、また、突き当て側と反対の面(上枠側)に向
けて取り付け片40が突出した形態となっている。
【0020】突き当て側は平らな面であり、反対側の屋
内側部分37には上枠9の屋内側突条16の端部と基盤
9aの一部を受け入れる鈎形の溝41を形成してある。
屋内側部分37、見込み方向部分38及び立ち上がり部
39の左右方向の寸法(左右方向の厚み)はほぼ同じで
上枠9の端縁ヘ装着したとき、厚みのほぼ半分が上枠9
の端縁よりも突出している寸法とする。
【0021】屋内側部分37は上枠9における基板9a
の下方から屋内側突条16の上縁に設けたフランジの直
下までの高さを有し、見込み方向部分38はほぼ室内側
突条16から室外側突条15における横溝15bの溝底
までの長さを有し、その上下方向寸法(上下方向の厚
み)は横溝15bの上下寸法よりも少し大きい程度であ
る。立ち上がり部39の高さは室外側突条15の高さに
ほぼ等しい。取り付け片40は、硬質とした平らなシリ
コンゴムであり、見込み方向部分ヘ水平に設けるもの
(水平部分40a)と屋内側部分ヘ垂直に設けるもの
(垂直部分40b)がある。これらはキャッチパン部分
材31と別体に形成したものを接着などで一体に組み付
けておいても良い。
【0022】キャッチパン部分材31は、その取り付け
片40の水平部分40aを上枠9の屋外側、屋内側の突
条15、16間の基盤9a上に置き、垂直部分40bを
屋内側突条16の屋内側面に当て、ついで上枠9の端面
側に押し付けて、見込み方向部分の屋外側部分を屋外側
突条15における横溝15bの端部に押し込むと共に、
屋内側部分37の鈎形溝41に屋内側突条16の端部と
基板aの一部を嵌め込んで配置し、この状態で上方から
位置決め補強部材30によって取り付け片40を基板9
aとの間に挟みつけ、位置決め補強部材30をビス留め
することにより、同時に上枠9ヘ取り付ける。上枠9の
端部において屋内側突条16と屋外側突条15の範囲が
隣接したユニット2どうしの突き当て部であり、その部
分にキャッチパン部分材31が装着される。ユニット2
はそれぞれ上部の両端角部にキャッチパン部分材31を
備えることになる。
【0023】上部の両端部に位置決め補強部材30とキ
ャッチパン部分材31を取り付けたユニット2を左右に
付き合わせ、ファスナー4によって建物躯体に取り付け
ると、図10、11のように、キャッチパン部分材31ど
うしが圧縮された状態で密着し、また、接合個所の左右
両側に位置決め用ストッパー35が位置する。密着した
左右のキャッチパン部分材31はキャッチパン46(図
10)を構成し、左右の縦枠11、12間を流れ下る雨
滴を集めユニット2の上枠9の屋外側、屋内側の突条1
5、16間に導き屋外側突条15に設けた排水孔から外
部に排出する。排水孔の部分には吹き込みを防止するた
めに前記のバッフル板13を取り付けてある。
【0024】このとき、左右に隣接したユニット2の左
右縦枠11、12は、左縦枠11の受け入れ張り出しフ
ィン11a、11b間に右縦枠12の差し込み張り出し
フィン12a、12bが差し込まれて気密に嵌合される。
このとき、左右の縦枠11、12間に目地が生じ、キャッ
チパン46が外部から見えるので、フラッシングガスケ
ット42(図12)を取り付けて目隠しする。フラッシ
ングガスケット42はEPDMのソリッドゴム(硬度2
60°)を成形してあり、架橋部43と下垂部44を備
え、全体としてT字形となっている。下垂部44を左右
縦枠11,12の目地部分に差し込み、架橋部43を上
枠9における屋外側突条15の棚部15aに載置し、架
橋部43の一端側を棚部15aへビス留めすることによ
り取り付けてある。この取り付けは、下垂部44が目地
部分に挟まって左右の位置決めとなるので、簡単に、正
確に行える。また、下垂部44と目地の係合によってフ
ラッシングガスケット42が位置ずれを起すこともな
い。なお、図6、図10において符号45はガイドロー
ラーで、建物を保守管理するためのゴンドラを壁面に沿
って上下に案内するためのものである。
【0025】このように左右に接合されたユニット2の
上部に上方のユニット2を接合する。上下方向の接合
は、ユニット2の上枠9と下枠10間で行われ、上枠9
の屋外側突条15に取り付けたタイト材17に下枠10
の屋外側突条21が接触し、上枠9の屋内側突条16の
タイト材18に下枠10の屋内側突条22が接触して屋
内外方向が気密に維持される。また、上方のユニット2
における左右縦枠11、12の下端は、下枠10の呑み
込み溝25につながった縦枠凹部29ヘ、上枠9の屋外
側突条15と位置決め補強部材30の屋外側立ち上がり
壁32が重合した部分を受け入れ、一方、縦枠凸部28
を上枠凹部27に差し込んだ嵌合状態となる。
【0026】このとき、下方のユニット2に対する上方
ユニット2の左右方向の位置は、上方ユニット2の左右
縦枠11、12の下端部を位置決め補強部材30の切り
欠き部35aに嵌め込めば、これら縦枠11、12の内
周面の位置が位置決めストッパー35に規制されて、ほ
ぼ自動的に定まる。なお、位置決めストッパー35と縦
枠11、12との間には各ユニット2の層間変位に対応
するための間隙を設けておく必要がある。なお、詳しい
説明は省略するが、左右の縦枠11、12間も対向して
形成した受け入れ張り出しフィン11a、11bに差し
込み張り出しフィン12a、12bが重合してその間に
タイト材が位置し、屋内外方向が気密に維持される。
【0027】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば;各ユニ
ットにそれぞれ独立して補強部材とキャッチパン部分材
があらかじめ取り付けられ、また、現場で別途準備した
位置決め部材や連結部材を取り付けたりする必要がない
ので、現場での作業能率が向上する。キャッチパン部分
材を補強部材でユニットに固定するので、搬送中や現場
での取り扱い中にキャッチパン部分材が外れてしまうこ
とがなく、作業能率が向上する。
【0028】現場でのユニット取り付け作業中にキャッ
チパン部分材の位置がずれてしまい、ユニットの突合せ
部においてキャッチパン機能が十分に発揮されない事態
を防止することができる。補強部材によって各ユニット
の上部両端部が補強され、ユニットを接合する際の損傷
や風圧によるユニットの変形を防止することができる。
請求項2に記載の構成によれば、補強材に位置決め機能
を持たせているので、請求項1に関する効果に加え、下
方ユニットに対し上方ユニットを正確な位置に配置しや
すい効果がある。請求項3に記載の構成によれば、フラ
ッシングガスケットが下垂部を備えていることによって
取り付け個所ヘ位置決めしやすく、また、取り付け後に
位置がずれてしまうことも少ない。そして、覆うところ
が上下方向に長くなるので、雨水の侵入をより一層防止
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの正面図
【図2】図1におけるA-A線部分断面による側面図
【図3】(イ)はユニットの正面図、(ロ)は(イ)の
B−B線に沿った断面図
【図4】図1におけるA-A線部分の一部を拡大して示
す断面による側面図
【図5】(イ)は上枠の端面図、(ロ)は下枠の端面図
【図6】図1におけるF−F線の断面図
【図7】(イ)は接合個所の要部を示した側面図(一部
断面)、(ロ)は説明のために形態を簡略に示した図
【図8】(イ)はユニットの上部右端部分を示した斜視
図、(ロ)は説明のために取り出した部品の斜視図
【図9】(イ)、(ロ)はキャッチパン部分材の斜視図、
(ハ)は(ロ)のC−C線に沿った断面図
【図10】図7におけるD−D線に沿った断面見通し図
【図11】図10におけるE−E線に沿った断面見通し
【図12】フラッシングガスケットの斜視図
【符号の説明】
1 カーテンウォール 2 ユニット 2a 上部 2b 下部 3 躯体 4 ファスナー 5 無目 6 ガラス板 7 防火ボード 8 枠体 9 上枠 9a基板 10 下枠 11 左縦枠 11a、11b 受け入れ張り出しフィン 12 右縦枠 12a、12b 差し込み張り出しフィン 13 バッフル板 14 フィン 15 屋外側突条(上枠) 15a 棚部 15b 横溝 16 屋内側突条(上枠) 17 タイト材 18 タイト材 19 ガラス装着部 20 平面部(下枠) 21 屋外側突条(下枠) 22 屋内側突条(下枠) 23 溝外壁 24 溝内壁 25 呑み込み溝 26 平面部(無目) 27 上枠凹部 28 縦枠凸部 29 縦枠凹部 30 補強材(位置決め補強部材) 31 キャッチパン部分材 32 屋外側立ち上がり壁 33 屋内側立ち上がり壁 34 中壁 35 位置決め用ストッパー 35a 切り欠き部 36 ビス 37 屋内側部分 38 見込み方向部分 39 立ち上がり部 40 取り付け片 40a 水平部分 40b 垂直部分 41 鈎形の溝 42 フラッシングガスケット 43 架橋部 44 下垂部 45 ガイドローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2E001 DA01 DC02 FA04 FA52 FA53 GA07 HE01 HF02 HF07 LA03 LA16 MA02 MA11 MA15 2E002 NA04 NB01 NB02 NC01 NC03 PA04 PA09 RA02 RB02 SA01 SA02 TA01 TA02 UA01 UA02 UB02 UB04 VA01 WA19 XA03 XA08 XA10

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カ−テンウオ−ルを構成する単位体であ
    る四角形のユニットとキャッチパン部分材および補強部
    材を備え、ユニットを上下左右へ気密に接続して建物の
    躯体に取付けてあり、各ユニットの上枠と下枠は、それ
    ぞれ屋外側突条と屋内側突条を有して上下に隣接したユ
    ニットの屋外側突条どうしと屋内側突条どうしを重合し
    て接続してあり、各ユニットの上枠両端部において屋外
    側突条と屋内側突条の間に補強部材を取付けてユニット
    の上部両側部分を補強し、各ユニットの上枠両端面の突
    き合わせ部にキャッチパン部分材を配置し、キャッチパ
    ン部分材の取り付け片を補強部材と上枠との間に挟み込
    んで固定し,各ユニットのキャッチパン部分材どうしを
    当接してあることを特徴としたカ−テンウオ−ル。
  2. 【請求項2】 補強部材を、上方に隣接したユニットの
    縦枠下端部内周側の位置を規制するストッパー機能を備
    えた位置決め補強部材としてあることを特徴とした請求
    項1に記載のカ−テンウオ−ル。
  3. 【請求項3】 左右に隣接したユニットの上枠端部に左
    右の上枠にわたる架橋部とユニット間の間隙に嵌まり込
    みキャッチパン部分材の正面を覆う下垂部とからなるフ
    ラッシングガスケットを装着してあることを特徴とした
    請求項1または2に記載のカ−テンウオ−ル。
JP2000119816A 2000-04-20 2000-04-20 カ−テンウオ−ル Pending JP2001303703A (ja)

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