JP2001140390A - 乾式グレージングカーテンウォール - Google Patents

乾式グレージングカーテンウォール

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JP2001140390A
JP2001140390A JP32514899A JP32514899A JP2001140390A JP 2001140390 A JP2001140390 A JP 2001140390A JP 32514899 A JP32514899 A JP 32514899A JP 32514899 A JP32514899 A JP 32514899A JP 2001140390 A JP2001140390 A JP 2001140390A
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明久 小高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長期間後に部材のずれや変形が生じたとして
も、経年的に安定した止水を維持する。 【解決手段】方立3の張出し部3Cの室内側に方立ガス
ケット30を取り付け、この方立ガスケット30をパネ
ルPの室外面の縦パネル保持ガスケット22と弾性的に
接触させたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容易に施工がで
き、かつ水密性に優れる乾式グレージングカーテンウォ
ールに関する。
【0002】
【従来の技術】カーテンウォールを構築する場合、予め
工場において方立及び無目の各構成部材を組み立ててユ
ニット化し、これを現場に持ち込み、カーテンウォール
を構築するユニット方式のほか、方立及び無目の各構成
部材をそのまま現場に持ち込み、現場において方立及び
無目を組み立ててカーテンウォールを構築するノックダ
ウン方式がある。
【0003】後者のノックダウン方式に属し、乾式グレ
ージングカーテンウォールの従来の構造例を図7および
図8により説明する。これは、基部103Aとこの基部
103Aから室外側に延在する連結部103Bとこの連
結部103Bからパネル側に張り出す張り出し部103
Cを有する方立103のピースを縦方向にジョイントピ
ンなどにより接続して方立103を組み上げた後に、隣
接する方立103,103間に、その側方に開口する組
み入れ溝内に、横材としての無目101を組み入れて取
り付けるものである。
【0004】さらに具体的に、ガラスなどのパネルPの
水密に関しては、パネルPの上部を、上無目101に形
成されたパネル嵌め込み溝101bに飲み込ませ、パネ
ルPの室内面との間を内上部ガスケットIUにより水密
を図り、パネルPの室外面との間を外上部ガスケットO
Uにより水密を図る。
【0005】パネルPの下部については、下無目101
上に台材101Aを設け、その上に配置したセッティン
グブロックSB上にパネルPを載置し、パネルPの室内
面はバックアップ材Bを保持材としたシール材Sにより
水密を図り、パネルPの室外面は下無目101に係止し
た無目カバー106との間を外下部ガスケットODによ
り水密を図るものである。
【0006】他方、パネルPの両側部については、パネ
ルPの室内面は方立103に係止及び固定した内増縁材
104との間を、バックアップ材Bを保持材としたシー
ル材Sにより水密を図り、パネルPの室外面は、方立1
03に係止した外増縁材105との間を外縦ガスケット
OSにより水密を図るものである。ここで、方立103
の張り出し部103Cと無目101とで等圧空間S1を
構成するためには、その等圧空間S1の塞ぎ材や、無目
カバー106と外増縁材105とのゴム製の取合い塞ぎ
材107が用意される。
【0007】ここで、外増縁材105を設ける理由は、
仮に設けないで方立103の張り出し部103A内面と
パネルPの室外面との間を、その離間距離に対応した外
縦ガスケットにより水密を図るとすれば、この外縦ガス
ケットの見込み寸法が、外上部ガスケットOU及び外下
部ガスケットODの見込み寸法に対して過度に長いもの
となり、パネルPの四周周りでガスケットの見込み寸法
が不揃いとなり、体裁を悪くするからである。また、当
該外縦ガスケットと外上部ガスケットOU及び外下部ガ
スケットODとのコーナー部における水密性の確保が困
難となる。
【0008】これに対して、外増縁材105を用意し、
この外増縁材105を方立103に係止し、かつその外
増縁材105に外縦ガスケットOSを取り付けて、パネ
ルPの室外面との間を水密を図るようにすれば、外上部
ガスケットOU及び外下部ガスケットODの見込み寸法
と外縦ガスケットOSの見込み寸法とを一致させること
ができ、意匠に優れたものとなる。
【0009】ここで、無目101の端部近傍に室外に連
通する通孔101aが形成され、さらに外増縁材105
の室外片部105Aの下部に通孔105aが、本体部1
05Bに通孔105bがそれぞれ形成されている。その
結果、無目カバー106と無目101との間の下部横空
間S1と、張り出し部103C及び連結部103Bと外
増縁材105とで囲まれる縦空間S2と、外増縁材10
5より室内側の縦空間S3と、パネル嵌め込み溝101
bの上部横空間S4とが連通しており、これにより水密
のための等圧空間が構成されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図8に明示さ
れているように、外増縁材105の室外片部105Aは
張り出し部103Cとメタルタッチで接触して、この部
分が直接的に室外に露出しているので、型材の寸法精度
によってメタルタッチ部分に隙間を生じることがあり、
その隙間から等圧空間(直接には縦空間S2)内に可能
な限り侵入させたくない雨水が侵入することがある。ま
た、隙間が生じないとしても、毛細管現象により侵入す
る可能性がある。
【0011】さらに、雨水の侵入経路が、前述のメタル
タッチ部分を通しての縦空間S2への経路と、外増縁材
105と外縦ガスケットOSとの間を通しての縦空間S
3への経路と、パネルPと外縦ガスケットOSとの間を
通しての縦空間S3への経路との3経路となり、その
分、雨水の侵入量が多くなる。
【0012】したがって、本発明の主たる課題は、メタ
ルタッチ部分を構成せず、2つの定形ガスケットの弾性
的接触によって優れた水密性を長期にわたって発揮さ
せ、しかも、構成部材の製作が容易で、部材及び部品数
の削減を図ることができ、施工性にも優れる乾式グレー
ジングカーテンウォールを提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決した本発
明は、次記のとおりである。
【0014】<請求項1記載の発明>基部とこの基部か
ら室外側に延在する連結部とこの連結部からパネル側に
張り出す張り出し部とを有する方立と、方立相互を繋ぐ
無目と、隣接する方立と隣接する無目とで囲まれる領域
に設けられたパネルとを備え、前記パネルがその内外の
うち少なくとも室外面の四周がパネル保持ガスケットに
より保持されたカーテンウォールであって、前記張り出
し部の室内側に方立ガスケットを取り付け、この方立ガ
スケットを前記パネルの室外面の縦パネル保持ガスケッ
トと弾性的に接触させた、ことを特徴とする乾式グレー
ジングカーテンウォール。
【0015】(作用効果)従来のように、型材の寸法精
度及び毛細管現象によって雨水の侵入を阻止し得ないメ
タルタッチ部分を形成することなく、方立ガスケットと
縦パネル保持ガスケットとにより、方立の張り出し部と
パネルとの間が封止されるので、ガスケットによる優れ
た水密性を発揮させることができる。方立ガスケットと
縦パネル保持ガスケットとの弾性的に接触している部分
は雨水の侵入はほとんどないから、雨水侵入経路を実質
的に2箇所となり、雨水の侵入量を少なくできる。ま
た、ガスケット同士が弾性的に接触するようにしたの
で、経年による部材の変形があっても安定した水密効果
を維持することができる。
【0016】<請求項2記載の発明>前記方立ガスケッ
トは前記隣接する無目より長い長さをもって通しで取り
付けた請求項1記載の乾式グレージングカーテンウォー
ル。
【0017】(作用効果)張り出し部の室内側に隣接す
る無目より長い長さをもって方立ガスケットを通しで取
り付けることにより、縦方向に連続してレインバリアが
形成され、縦方向の水密効果が高まる。
【0018】<請求項3記載の発明>前記室内外のパネ
ル保持ガスケットのうち少なくとも室外側パネル保持ガ
スケットをパネルに四周に連続させて廻して一個所で突
合せした請求項1記載の乾式グレージングカーテンウォ
ール。
【0019】(作用効果)パネル保持ガスケットを四周
に連続させて廻して一箇所で突合せることによってパネ
ル保持ガスケットの施工が容易になるとともに、ガスケ
ット切れ目が一箇所のみとなるので水密効果がより高く
なる。
【0020】<請求項4記載の発明>前記室外面の縦パ
ネル保持ガスケットを補助材に保持させ、この補助材は
前記方立に固定した請求項1または3項記載の乾式グレ
ージングカーテンウォール。
【0021】(作用効果)室外面の縦パネル保持ガスケ
ットを方立に保持させることも考えられるが、パネルの
室外面に対するガスケットの密着性及び安定保持性が良
好ではないのに対して、縦パネル保持ガスケットを補助
材に保持させ、この補助材を前記方立てに固定したこと
により、パネルの室外面に対するガスケットの密着性及
び安定保持性が良好となり、しかも請求項3の形態を採
用することが可能となる。
【0022】<請求項5記載の発明>前記方立ガスケッ
トは前記補助材の室外面にも弾性的に接触している請求
項4記載の乾式グレージングカーテンウォール。
【0023】(作用効果)方立ガスケットが補助材の室
外面に弾性的に接触することにより、方立ガスケットの
位置安定性が確保され、前記補助材と方立ガスケットと
の間の水密効果がより高くなる。
【0024】<請求項6記載の発明>前記補助材は、前
記パネルの室内側面をも支えるものである請求項4また
は5記載の乾式グレージングカーテンウォール。
【0025】(作用効果)縦パネル保持ガスケットを保
持する補助材により、パネルの室内側面を支えるように
すると、部材点数を削減することができる。
【0026】<請求項7記載の発明>前記方立ガスケッ
トと室外面の縦パネル保持ガスケットとの弾性的に接触
部位中に上下両端が開口する中空空間が形成されている
請求項1記載の乾式グレージングカーテンウォール。
【0027】(作用効果)仮に、毛細管現象等によっ
て、前記方立ガスケットと室外面の縦パネル保持ガスケ
ットとの間に侵入したとしても、その侵入水は前記中空
空間に到達すると、侵入エネルギーを失い中空空間の下
端から排水されるようになる。従って、室内側まで雨水
が侵入することがなくなる。
【0028】<請求項8記載の発明>前記方立ガスケッ
トと室外面の縦パネル保持ガスケットとが係合している
請求項1記載の乾式グレージングカーテンウォール。
【0029】(作用効果)方立ガスケットと縦パネル保
持ガスケットとが係合することにより、両ガスケットの
ずれが防止でき、また両ガスケットが弾性的に当接する
面が広くなるため雨水が室内側まで侵入しずらくなる。
【0030】<請求項9記載の発明>前記隣接する無目
の下側無目に外気と連通する開口が形成され、前記パネ
ル及び内外面の四周に配置されるパネル保持ガスケット
とそれぞれ対向する、下側無目の下部横空間と、両方立
の両縦空間と、上側無目との間の上部横空間とを連通さ
せ、各空間を等圧空間とした請求項1記載の乾式グレー
ジングカーテンウォール。
【0031】(作用効果)等圧空間を形成することによ
り室内側へ雨水の侵入を防止できる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下本発明を実施の形態に基づい
てさらに詳説する。
【0033】<第1の実施の形態:図1〜図5>図1〜
図5に示す第1の実施の形態におけるカーテンウォール
は、基部3Aとこの基部から室外側に延在する連結部3
Bとこの連結部3Bからパネル側に張り出す張り出し部
3Cとを有し、図示しない躯体に固定される方立3と、
方立3,3相互を繋ぐ無目1と、ガラスなどのパネルP
とを構成要素としている。
【0034】そして、隣接する方立3,3と隣接する無
目1,1とで囲まれる領域にガラスなどのパネルPが2
重ガラス構造として嵌め込まれ、その室内パネルPの室
内面は、その上部、及び両側部がバックアップ材B及び
これを保持材としたシール材Sにより保持されており、
下部が室内側パネル保持ガスケット10により保持さ
れ、室外パネルPの室外面は、四周全体が室外側パネル
保持ガスケット21、22,22、23により保持さ
れ、カーテンウォールが構成されている。
【0035】なお、バックアップ材B及びこれを保持材
としたシール材Sにより保持する保持形態、及びガスケ
ット10における保持形態を、室内パネルPの室内面の
上下、左右のうちどこに適用するかは、適宜選択でき
る。
【0036】本発明においては、張り出し部3Cの室内
側に方立ガスケット30を取り付け、この方立ガスケッ
ト30をパネルPの室外面の縦パネル保持ガスケット2
2と弾性的に接触させたものである。
【0037】図5に示すように、室内外のパネル保持ガ
スケットのうち少なくとも室外側パネル保持ガスケット
21、22,22、23をパネルPの四周に連続させて
廻して一個所で突合せることができる。突合せ面は溶融
させて一体化させることも可能である。また、方立ガス
ケット30は、隣接する無目1,1より長い長さをもっ
て通しで取り付けることができる。
【0038】さらに、詳細構造を主に図2及び図3に基
づいて説明すると、基部3Aと連結部3Bと張り出し部
3Cとで囲まれ、パネルP側に開口する組み入れ溝内
に、無目1の端部を組み入れて、隣接する方立3,3間
に取り付けてある。この取り付けは、たとえば方立3に
取り付けブラケット2をボルト2A固定し、その取り付
けブラケット2を介して無目1をボルト2B固定するこ
とにより行うことができる。無目1の小口は小口カバー
1Aにより塞がれている。
【0039】図2に示されているように、無目1の下部
室外側には、リップ溝が形成され、このリップ溝に室外
側パネル保持ガスケット21が係合保持され、室外パネ
ルPの室外面上部を保持している。無目1の下部室内側
には、突条が形成され、この突条にバックアップ材Bが
係止され、これを保持材としたシール材Sにより、室内
パネルPの室内面上部を保持している。
【0040】無目1の上面にはセッティングブロックS
Bを介してパネルPが設置されている。さらに、無目1
の上部室外側には、リップ溝が形成され、このリップ溝
に室外側パネル保持ガスケット23が係合保持され、室
外パネルPの室外面下部を保持している。無目1の上部
室内側にも、リップ溝が形成され、このリップ溝に室内
側パネル保持ガスケット10が係合保持され、室内パネ
ルPの室内面下部を保持している。
【0041】8は無目の構成要素ともなる無目カバーで
あり、その上部8aが無目1の室外側上部の係止溝に係
止され、下部の取り付け用突片8bが無目1の突片1a
にビス6止めされている。
【0042】無目1の突片1a及びこれへの無目カバー
8の取り付け用突片8bの長手方向両端からたとえば1
50mmの離間位置に外気連通孔51がそれぞれ形成さ
れている。さらに、無目1の室外側立ち上がり部の外気
連通孔51にほぼ対応する位置には、連通孔52が形成
され、下部横空間S1に連通している。
【0043】一方、図3に示されているように、方立3
には、内縦補助材4及び外縦補助材5がそれぞれ係止固
定されている。すなわち、外縦補助材5は、その係止部
5aが方立3の連結部3Bに係止され、連結部3Bの固
定部にビス5b固定されている。これに対して、内縦補
助材4は、その係止部4aが外縦補助材5に係止され、
他端部は方立3の基部3Aに固定されている。
【0044】内縦補助材4の室外側には、突条が形成さ
れ、この突条にバックアップ材Bが係止され、これを保
持材としたシール材Sにより、室内パネルPの室内面側
部を保持している。
【0045】外縦補助材5の室外側端部にはパネルP側
に向いたリップ溝が形成され、このリップ溝内に室外面
の縦パネル保持ガスケット22が係合され、室外パネル
Pの室外面側部を保持している。
【0046】内縦補助材4と連結部3Bと外縦補助材5
とは、これらに囲まれた縦空間S2を形成している。こ
の縦空間S2は、無目1と横補助材2とでパネルPの上
部を囲む上部横空間S3と連通しているとともに、下部
横空間S1とも連通し、最終的に下部横空間S1−縦空
間S2−上部横空間S3が、外気連通孔51及び連通孔
52を介して外気と連通状態にあり、等圧空間を構成し
ている。
【0047】そして、前述のように、また拡大で示す図
5のように、方立3の張り出し部3Cの室内側に、方立
ガスケット30を係止片3Caに係止して取り付け、こ
の方立ガスケット30をパネルPの室外面の縦パネル保
持ガスケット22と弾性的に接触させてある。また、方
立ガスケット30は外縦補助材5の室外面にも弾性的に
接触している。
【0048】この方立ガスケット30は、突部30aを
有し、この突部30aが、室外面の縦パネル保持ガスケ
ット22の突部22aと段違い状態で係合しており、そ
の段差部に中空空間60が形成されている。
【0049】このように構成された形態においては、従
来のように、型材の寸法精度及び毛細管現象によって雨
水の侵入を阻止し得ないメタルタッチ部分を形成するこ
となく、弾性素材からなる方立ガスケット30と縦パネ
ル保持ガスケット22とにより、方立3の張り出し部3
CとパネルPとの間が封止されるので、ガスケットによ
る優れた水密性を発揮させることができる。方立ガスケ
ット30と縦パネル保持ガスケット22との弾性的に接
触している部分は雨水の侵入はほとんどないから、雨水
侵入経路を実質的に2箇所となり、雨水の侵入量を少な
くできる。また、ガスケット30,22同士が弾性的に
接触するようにしたので、経年による部材の変形があっ
ても安定した水密効果を維持することができる。
【0050】張り出し部3Cの室内側に隣接する無目よ
り長い長さをもって、たとえば数階分の長さで方立ガス
ケット30を通しで取り付けることにより、縦方向に連
続してレインバリアが形成され、縦方向の水密効果が高
まるとともに、施工が容易となる。パネル保持ガスケッ
トを四周に連続させて廻して一箇所で突合せることによ
ってパネル保持ガスケットの施工が容易になるととも
に、ガスケット切れ目が一箇所のみとなるので水密効果
がより高くなる。
【0051】仮に、毛細管現象等によって、前記方立ガ
スケット30と室外面の縦パネル保持ガスケット22と
の間に侵入したとしても、その侵入水は中空空間60に
到達すると、侵入エネルギーを失い中空空間の下端から
排水されるようになる。従って、室内側まで雨水が侵入
することがなくなる。
【0052】また、上述のように、等圧空間を形成する
ことにより室内側へ雨水の侵入を防止できる。
【0053】<第2の実施の形態:図6>第2の実施の
形態が第1の実施の形態と基本的に異なる点は、内縦補
助材4及び外縦補助材5とに分割されていたものを、こ
れらが一体の縦補助材5Aを用い点である。この形態
は、たとえば、上下パネルP,P間の腰部を構成する場
合に適したものである。
【0054】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、メタル
タッチ部分を構成せずして、2つの定形ガスケットの弾
性的接触によって優れた水密性を長期にわたって発揮さ
せ、しかも、構成部材の製作が容易で、部材及び部品数
の削減を図ることができ、施工性にも優れたものとな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウォールの室外からの視図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の縦断面図である。
【図3】同水平断面図である。
【図4】図3のA部拡大図である。
【図5】パネル保持ガスケットと方立ガスケットとの関
係の説明図である。
【図6】第2の実施の形態の水平断面図である。
【図7】従来例の縦断面図である。
【図8】同水平断面図である。
【符号の説明】
1…無目、2…横補助材、3…方立、3A…基部、3B
…連結部、3C…張出し部、4…内縦補助材、5…外縦
補助材、5A…縦補助材、8…無目カバー、10…室内
側パネル保持ガスケット、21…外上部パネル保持ガス
ケット、22…縦パネル保持ガスケット、23……外下
部パネル保持ガスケット、30…方立ガスケット、5
1,52…連通孔、60…中空空間、B…バックアップ
材、S1〜S3…等圧空間、S…シール材、P…パネ
ル。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基部とこの基部から室外側に延在する連結
    部とこの連結部からパネル側に張り出す張り出し部とを
    有する方立と、方立相互を繋ぐ無目と、隣接する方立と
    隣接する無目とで囲まれる領域に設けられたパネルとを
    備え、前記パネルがその内外のうち少なくとも室外面の
    四周がパネル保持ガスケットにより保持されたカーテン
    ウォールであって、 前記張り出し部の室内側に方立ガスケットを取り付け、
    この方立ガスケットを前記パネルの室外面の縦パネル保
    持ガスケットと弾性的に接触させた、 ことを特徴とする乾式グレージングカーテンウォール。
  2. 【請求項2】前記方立ガスケットは前記隣接する無目よ
    り長い長さをもって通しで取り付けた請求項1記載の乾
    式グレージングカーテンウォール。
  3. 【請求項3】前記室内外のパネル保持ガスケットのうち
    少なくとも室外側パネル保持ガスケットをパネルに四周
    に連続させて廻して一個所で突合せした請求項1記載の
    乾式グレージングカーテンウォール。
  4. 【請求項4】前記室外面の縦パネル保持ガスケットを補
    助材に保持させ、この補助材は前記方立に固定した請求
    項1または3項記載の乾式グレージングカーテンウォー
    ル。
  5. 【請求項5】前記方立ガスケットは前記補助材の室外面
    にも弾性的に接触している請求項4記載の乾式グレージ
    ングカーテンウォール。
  6. 【請求項6】前記補助材は、前記パネルの室内側面をも
    支えるものである請求項4または5記載の乾式グレージ
    ングカーテンウォール。
  7. 【請求項7】前記方立ガスケットと室外面の縦パネル保
    持ガスケットとの弾性的に接触部位中に上下両端が開口
    する中空空間が形成されている請求項1記載の乾式グレ
    ージングカーテンウォール。
  8. 【請求項8】前記方立ガスケットと室外面の縦パネル保
    持ガスケットとが係合している請求項1記載の乾式グレ
    ージングカーテンウォール。
  9. 【請求項9】前記隣接する無目の下側無目に外気と連通
    する開口が形成され、前記パネル及び内外面の四周に配
    置されるパネル保持ガスケットとそれぞれ対向する、下
    側無目の下部横空間と、両方立の両縦空間と、上側無目
    との間の上部横空間とを連通させ、各空間を等圧空間と
    した請求項1記載の乾式グレージングカーテンウォー
    ル。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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