JP2005129559A - 半導体ウェーハの不純物除去方法及び半導体装置 - Google Patents

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良樹 長友
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Abstract

【課題】 SOIウェーハ等の半導体ウェーハの不純物を効果的に除去する。
【解決手段】 SOIウェーハ10表面の素子形成領域A以外の領域に密着して、不純物除去用のポリシリコン膜50を形成し、加熱によってこのSOIウェーハ10表面のシリコン層13に存在する不純物をポリシリコン膜50に吸い取らせる。その後、不純物を吸い取ったポリシリコン膜50を、SOIウェーハ10の表面から完全に除去し、除去した後のシリコン層13を酸化して分離絶縁層14を形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、SOI(Silicon on Insulator)ウェーハ、SOS(Silicon on Sapphire)ウェーハ、或いはSOQ(Silicon on Quartz)ウェーハ等の、絶縁体上に形成された半導体ウェーハの不純物除去方法、及び半導体装置に関するものである。
半導体ウェーハ上にトランジスタ等の素子を形成することによって製造した半導体装置では、その半導体ウェーハ中に微量な重金属不純物が含まれていると、その特性が劣化して所期の特性が得られなくなってしまう。即ち、半導体素子の基本構成であるp−n接合では、順方向の電圧を加えたときに電流が流れ、逆方向の電圧を加えたときには電流が流れないことが理想である。しかしながら、p−n接合の近傍に重金属不純物が微量でも存在すると、逆方向の電圧を加えたときに大きなリーク(漏れ)電流が流れ、正常な動作をすることができなくなる。このため、半導体装置の製造プロセスにおいて、半導体ウェーハから有害な重金属不純物を除去することは、極めて重要な技術課題である。
このような半導体装置の基本特性を劣化させないために、半導体ウェーハに含まれる有害な重金属不純物を、例えそれが微量であっても、半導体装置の製造プロセスに投入される前またはその製造プロセス中に、その半導体ウェーハの回路形成領域から除去しなければならない。この有害不純物を除去する処理は、ゲッタリング(Gettering)処理と呼ばれる。
従来、ゲッタリング処理は、半導体ウェーハの裏面にポリシリコン膜を堆積させ、これを高温で熱処理(anneal)することによって、この半導体ウェーハ表面に存在する有害不純物をポリシリコン膜とその近傍のシリコン層に吸い取らせる方法や、半導体ウェーハの内部に酸素析出物やそれに起因する微小欠陥を発生させ、これらに有害な重金属不純物を吸い取らせるイントリンジック・ゲッタリング(Intrinsic Gettering)等が有効に使われてきた。
しかしながら、最近の半導体装置では、高集積、高速及び低消費電力を目的として、SOI,SOS,SOQ等の半導体ウェーハが実用化されている。例えばSOIウェーハは、シリコン基板の表面に酸化膜等の絶縁層を形成し、その表面に厚さ1μm以下のシリコン層を形成したものである。トランジスタ等の回路素子は、最上部のごく薄いシリコン層に形成される。また、酸化膜で形成された絶縁層は、シリコン基板とシリコン層の間に埋め込まれた構造となるので、BOX(Buried Oxide)層と呼ばれる。
BOX層を有するSOIウェーハでは、このBOX層の存在のために、表面のシリコン層に存在する有害不純物の除去が非常に困難になっている。これは、有害不純物である鉄やニッケル等は、酸化膜中での拡散速度が極めて遅いため、SOIウェーハに固有のBOX層の存在が、これらの有害な不純物の除去に大きな障害となるからである。即ち、半導体ウェーハの裏面にポリシリコン膜を堆積させたり内部に微小欠陥を発生させて、これに有害不純物を吸い取らせようとしても、BOX層の存在に妨げられて、半導体ウェーハ表面のシリコン層中の重金属不純物はここを通過することができないからである。このように、従来のゲッタリング処理では、SOIウェーハ表面の有害不純物を効果的に除去することができないという課題があった。
本発明は、SOIウェーハ等の半導体ウェーハの不純物を効果的に除去することと、不純物が少なく性能の良い半導体装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成すべく、本発明は、半導体ウェーハの表面に酸化膜及び窒化膜を順次形成する処理と、前記酸化膜及び窒化膜の一部を除去して前記半導体ウェーハ表面の複数の素子形成領域以外の所定領域を露出させる処理と、前記所定領域が露出された半導体ウェーハの表面に不純物除去膜を形成する処理と、加熱によって前記半導体ウェーハ表面に存在する不純物を前記不純物除去膜に吸い取らせる処理とを順次行うことによって、半導体ウェーハの不純物を除去することを特徴としている。
本発明によれば、半導体ウェーハ表面の素子形成領域以外の領域に密着して不純物除去膜を形成し、加熱によってこの半導体ウェーハ表面に存在する不純物を不純物除去膜に吸い取らせるようにしているので、従来のように半導体ウェーハの裏面にポリシリコン膜を設けたり、半導体ウェーハの内部に微小欠陥を発生させる場合に比べて、不純物をより効率的に除去することができる。例えば、SOIウェーハの表面のシリコン層に直接不純物除去膜を形成するので、このSOIウェーハのBOX層に妨害されることなく、シリコン層内の不純物を効率良く除去することができる。
従って、このような方法で形成された半導体ウェーハを用いて半導体装置を作製すれば、この半導体装置内に良好なp−n接合を形成することができ、特性の劣化を抑制することが可能になる。
なお、本発明の好ましい実施例においては、半導体ウェーハ表面の素子形成領域を囲むように不純物除去膜を形成する。更に、この純物除去膜は素子形成領域以外の分離領域や、切断領域、或いは位置合わせ用のマークや寸法測定用のマーク等と共有化することが可能である。従って、素子形成領域は、不純物除去膜を形成するために狭小化されたり、汚染されたりすることがなく、あとの半導体装置作製に対して何の影響も与えない。これにより、半導体装置の作製効率の劣化や特性劣化を生じることなく、目的とする半導体装置を低コストで作製することができる。
また、本発明の他の好ましい実施例においては、上述したようにゲッタリング処理を実施した後、不純物除去膜を除去することが望ましい。これにより、あとの半導体装置形成過程において、不純物除去膜から不純物が染み出してくるということがなくなり、再汚染による悪影響を防ぐことができる。
更に、本発明の他の好ましい実施例においては、半導体ウェーハを400〜600℃に加熱することによって、不純物をゲッタリングする。これにより、不純物の拡散が活発になり、この不純物をより効果的に除去することができるようになる。
この発明の前記並びにその他の目的と新規な特徴は、次の、好ましい実施例の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。但し、図面は、もっぱら解説のためのものであって、この発明の範囲を限定するものではない。
図1(a),(b)は、本発明の実施例1を示す半導体ウェーハの構成図で、同図(a)は平面図、及び同図(b)は同図(a)中のX−X線における断面図である。なお、本例では、半導体ウェーハとしてSOIウェーハについて説明する。
この半導体ウェーハは、図1(b)に示すように、シリコン基板11の表面全体に絶縁層12が形成され、更にこの絶縁層12の表面に、厚さ1μm以下の薄いシリコン層13と分離絶縁層14が形成されている。シリコン層13はトランジスタ等の回路素子を形成するための素子形成領域Aであり、分離絶縁層14はこの素子形成領域Aを分離するための分離領域Bとなっている。図1(a)に示すように、複数の素子形成領域Aが分離領域Bで分離されて配置されている。
図2(a)〜(f)は、図1の半導体ウェーハの製造方法を示す工程図である。以下、この図2(a)〜(f)に従って、図1の半導体ウェーハにおける不純物除去方法を説明する。
(1) 工程1
最初に、図2(a)に示すように、シリコン基板11上にSiO2 等からなる絶縁層12を形成し、その上に薄い(例えば、1μm以下)のシリコン層13を形成することにより、SOI基板10を準備する。次いで、シリコン層13上に、酸化膜20とシリコン窒化膜30を順次形成する。これらの酸化膜20とシリコン窒化膜30は、素子形成領域Aと分離領域Bを区分するためのマスクとして用いるものである。酸化膜20は、熱酸化法またはCVD法を用いて、10〜200nm程度の厚さに形成する。また、シリコン窒化膜30は、LP−CVD法を用いて、30〜200nm程度の膜厚に成長させる。
(2) 工程2
ホトリソグラフィ技術を用いて、素子形成領域Aのパターニングを行う。即ち、シリコン窒化膜30上に感光性のレジスト剤を塗布し、これに素子形成領域Aのパターンを露光した後、現像処理で分離領域Bとなる箇所のレジスト剤を除去し、素子形成領域Aに対応したレジストパターン40を形成する。
更に、形成されたレジストパターン40をマスクとして、シリコン窒化膜30をエッチングする。この時、シリコン窒化膜30の下側の酸化膜20は、エッチング・ストッパーとして用いられ、この酸化膜20によって下側のシリコン層13が保護される。これにより、図2(b)の構造が得られる。
(3) 工程3
レジストパターン40を除去した後、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより、シリコン窒化膜30の間に露出している酸化膜20を除去する。これにより、素子形成領域Aのシリコン層13がシリコン窒化膜30と酸化膜20で保護され、分離領域Bのシリコン層13が露出された図2(c)の構造が得られる。
(4) 工程4
半導体ウェーハの表面全体に、不純物除去用の膜(例えば、ポリシリコン膜)50を成膜する。ポリシリコン膜50は、LP−CVD法を用いて620℃程度の温度で成膜することができる。これにより、図2(d)の構造が得られる。
(5) 工程5
表面全体にポリシリコン膜50が形成された半導体ウェーハを拡散炉に入れ、400〜600℃の温度で、1〜24時間程度の熱処理を加える。この熱処理により、シリコン層13の内部に存在する不純物の拡散が活発になり、拡散した不純物が、このシリコン層13の上に形成されたポリシリコン膜50に吸い取られる。
(6) 工程6
不純物が吸収されたポリシリコン膜50を、ドライエッチングまたはウエットエッチングによって除去する。ポリシリコン膜50とシリコン層13は、同じ材料でオーバーエッチングされるため、図2(e)に示すように、このシリコン層13の分離領域Bに対応する箇所に窪み13aが形成される。
(7) 工程7
素子形成領域Aの表面はシリコン窒化膜30で覆われているので、このシリコン窒化膜30を耐酸化用の保護マスクとして、表面に露出した分離領域Bのシリコン層13を、熱酸化法を用いて2倍程度の膜厚になるように酸化する。これにより、図2(f)に示すように、分離領域Bのシリコン層13が酸化されて、分離絶縁層14に変化する。
(8) 工程8
シリコン窒化膜30を熱燐酸で除去し、更に酸化膜20をフッ酸で除去する。これにより、図1に示すように、素子形成領域Aが分離領域Bで区分され、かつ、この素子形成領域Aの不純物が除去された半導体ウェーハが完成する。
以上のように、この実施例1の半導体ウェーハは、SOI基板10表面の素子形成領域Aをシリコン窒化膜30で保護すると共に、分離領域Bに不純物除去用のポリシリコン膜50を密着して形成し、熱処理によってシリコン層13内の不純物をこのポリシリコン膜50に吸い取り、その後、ポリシリコン膜50を除去するようにしている。これにより、素子形成領域Aのシリコン層13にダメージを与えずに、不純物を効果的に除去することができるという利点がある。
図3(a),(b)は、本発明の実施例2を示す半導体ウェーハの構成図で、同図(a)は平面図、及び同図(b)は同図(a)中のY−Y線における断面図である。なお、実施例1,2に共通の要素には共通の符号が付されている。
この半導体ウェーハは、図3(b)に示すように、シリコン基板11の表面全体に絶縁層12が形成され、更にこの絶縁層12の表面に、シリコン層13と分離絶縁層14が形成されている。シリコン層13はトランジスタ等の回路素子を形成するための素子形成領域Aである。また、分離絶縁層14は素子形成領域Aを分離するための分離領域Bと、回路形成後にチップとして切断するためのスクライブラインとなる切断領域Cである。なお、分離領域Bには、幅の狭い分離領域Bnと、幅の広い分離領域Bwが混在している。また、図3(a)に示すように、複数の素子形成領域Aは、分離領域Bn,Bwと切断領域Cで分離されて配置されている。
図4(a)〜(f)は、図3の半導体ウェーハの製造方法を示す工程図である。以下、この図4(a)〜(f)に従って、図3の半導体ウェーハにおける不純物除去方法を説明する。
(1) 工程1
最初に、実施例1の工程1と同様の処理により、図4(a)に示すように、シリコン基板11上にSiO2 等からなる絶縁層12と、その上にシリコン層13が形成されたSOI基板10を準備する。次いで、素子形成領域Aと分離領域Bn,Bw及び切断領域Cを区分するマスクとして用いるために、シリコン層13上に、酸化膜20とシリコン窒化膜30を順次形成する。
(2) 工程2
実施例1の工程2と同様の処理により、素子形成領域Aに対応したレジストパターン40を形成する。形成されたレジストパターン40をマスクとし、酸化膜20をエッチング・ストッパーとして、シリコン窒化膜30をエッチングする。これにより、図4(b)の構造が得られる。
(3) 工程3
レジストパターン40を除去した後、再度ホトリソグラフィ技術によって、素子形成領域Aと幅の狭い分離領域Bnを覆い、幅の広い分離領域Bwや切断領域Cを露出させるレジストパターン45を形成する。レジストパターン45をマスクとして、ドライエッチングまたはウエットエッチングにより、幅の広い分離領域Bwと切断領域Cの酸化膜20を除去すると、図4(c)の構造が得られる。
(4) 工程4
レジストパターン45を除去した後、半導体ウェーハの表面全体に、不純物除去用のポリシリコン膜50を成膜する。これにより、図4(d)の構造が得られる。
(5) 工程5
表面全体にポリシリコン膜50が形成された半導体ウェーハを拡散炉に入れ、400〜600℃の温度で、1〜24時間程度の熱処理を加える。この熱処理により、シリコン層13の内部に存在する不純物が、このシリコン層13の上に形成されたポリシリコン膜50に吸い取られる。
(6) 工程6
エッチングによってポリシリコン膜50を除去すると、オーバーエッチングにより、図4(e)に示すように、シリコン層13の幅の広い分離領域Bwと切断領域Cに対応する箇所に窪み13aが形成される。
(7) 工程7
シリコン窒化膜30をマスクとして、表面に露出した分離領域Bw及び切断領域Cのシリコン層13を、熱酸化法を用いて2倍程度の膜厚になるように酸化する。これにより、図4(f)に示すように、分離領域Bwや切断領域Cのシリコン層13が酸化され、分離絶縁層14に変化する。
(8) 工程8
シリコン窒化膜30と酸化膜20を除去することにより、図3に示すように、素子形成領域Aが分離領域Bn,Bw及び切断領域Cで区分され、かつ、この素子形成領域Aの不純物が除去された半導体ウェーハが完成する。
以上のように、この実施例2では、SOI基板10表面の素子形成領域Aと幅の狭い分離領域Bnを酸化膜20で保護し、幅の広い分離領域Bwと切断領域Cに、不純物除去用のポリシリコン膜50を形成している。そして、熱処理によってこのポリシリコン膜50にシリコン層13内の不純物を吸い取り、その後、ポリシリコン膜50を除去することによって半導体ウェーハを形成している。これにより、半導体ウェーハの素子形成領域Aと幅の狭い分離領域Bnに影響を与えずに、この素子形成領域Aのシリコン層13から不純物を効果的に除去することができる。従って、特に微細な集積回路に対して効果的に適用することができる。
図5は、本発明の実施例3を示す半導体ウェーハの平面図である。
この半導体ウェーハでは、分離領域Bや切断領域Cの他、素子形成領域Aが配置されない箇所、例えば、ウェーハ周辺部Dや中央部で集積回路が配置されない箇所E、または位置合わせ用のマークが形成される箇所等に、不純物除去のためのポリシリコン膜50を形成している。なお、ポリシリコン膜50の形成方法とこのポリシリコン膜50を用いた不純物除去処理は、実施例1,2で説明した通りである。
なお、以上説明した実施例は、あくまでも、この発明の技術内容を明らかにするためのものである。この発明は、上記実施例にのみ限定して狭義に解釈されるものではなく、この発明の特許請求の範囲に述べる範囲内で、種々変更して実施することができる。その変形例としては、例えば、次のようなものがある。
(a) 実施例1,2では、工程6において不純物吸い出し後のポリシリコン膜50を除去する際に、その下側のシリコン層13の一部(窪み13aの部分)を残し、工程7において窪み部分のシリコン層13aを熱酸化して分離絶縁層14に変化させるようにしている。この工程6,7の処理に代えて、不純物吸い出し後のポリシリコン膜50を除去する際に、その下側のシリコン層13も一緒に完全に除去し、絶縁層12が露出するようにしても良い。この場合、除去されたシリコン層13の箇所には分離絶縁層14は形成されない。
(b) 前記(a)のように、シリコン層13を完全に除去した後に、酸化膜を成長させ、これを研磨することで分離絶縁層14としても良い。
(c) SOIウェーハ10を用いた場合の半導体ウェーハにおける不純物除去方法について説明したが、サファイア基板の上にシリコン層を形成したSOSウェーハ、または石英基板の上にシリコン層を形成したSOQウェーハに対しても同様に適用可能である。
(d) 不純物除去用の膜としてポリシリコン膜50を用いたものを説明したが、不純物除去膜はポリシリコンに限定されない。効率良く重金属等の不純物を吸収するものであれば良い。
(e) エッチングや薄膜形成の処理方法及び使用材料は、例示したものに限定されない。
本発明の活用例として、半導体製造産業に利用することができる。
本発明の実施例1を示す半導体ウェーハの構成図である。 図1の半導体ウェーハの製造方法を示す工程図である。 本発明の実施例2を示す半導体ウェーハの構成図である。 図3の半導体ウェーハの製造方法を示す工程図である。 本発明の実施例3を示す半導体ウェーハの平面図である。
符号の説明
10 SOI基板
11 シリコン基板
12 絶縁層
13 シリコン層
14 分離絶縁層
20 酸化膜
30 シリコン窒化膜
40,45 レジスト・パターン
50 ポリシリコン膜
A 素子形成領域
B,Bn,Bw 分離領域
C 切断領域

Claims (8)

  1. 半導体ウェーハの表面に酸化膜及び窒化膜を順次形成する処理と、
    前記酸化膜及び窒化膜の一部を除去して前記半導体ウェーハ表面の複数の素子形成領域以外の所定領域を露出させる処理と、
    前記所定領域が露出された半導体ウェーハの表面に不純物除去膜を形成する処理と、
    加熱によって前記半導体ウェーハ表面に存在する不純物を前記不純物除去膜に吸い取らせる処理とを、
    順次行うことを特徴とする半導体ウェーハの不純物除去方法。
  2. 前記所定領域は、半導体チップ内に配置されて前記素子形成領域を分離する分離領域、または該半導体チップを切り出すための切断領域であることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの不純物除去方法。
  3. 前記加熱は、400〜600℃の温度で1〜24時間行うことを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの不純物除去方法。
  4. 前記不純物を前記不純物除去膜に吸い取らせる処理の後、該不純物除去膜を完全に除去することを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの不純物除去方法。
  5. 前記半導体ウェーハは、シリコン基板の上に酸化シリコンによる絶縁層を介してシリコン層を形成したSOIウェーハ、サファイア基板の上にシリコン層を形成したSOSウェーハ、または石英基板の上にシリコン層を形成したSOQウェーハであることを特徴とする請求項1記載の半導体ウェーハの不純物除去方法。
  6. 半導体ウェーハの表面に酸化膜及び窒化膜を順次形成する処理と、
    前記半導体ウェーハ表面に設けられる複数の素子形成領域、該素子形成領域を分離する幅の狭い分離領域と幅の広い分離領域及びそれ以外の幅の広い領域の内で、幅の広い分離領域とそれ以外の幅の広い領域上の前記酸化膜及び窒化膜を除去し、これらの領域を露出させる処理と、
    前記領域が露出された半導体ウェーハの表面に不純物除去膜を形成する処理と、
    加熱によって前記半導体ウェーハ表面に存在する不純物を前記不純物除去膜に吸い取らせる処理とを、
    順次行うことを特徴とする半導体ウェーハの不純物除去方法。
  7. 前記幅の広い領域は、半導体チップを切り出すための切断領域、位置合わせ用のマークが形成される領域、または寸法測定用のマークが形成される領域であることを特徴とする請求項6記載の半導体ウェーハの不純物除去方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載された方法によって不純物が除去された半導体ウェーハに素子を形成したことを特徴とする半導体装置。
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