JP2005119015A - 印刷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを正確に判定できる印刷装置を、提供する。
【解決手段】 印刷装置を、記憶素子21を備えた印刷用カートリッジの利用状況によって満たされるか否かが定まる複数の判定条件の中に、満たされている判定条件があるか否かを調査し、満たされている判定条件を見出したときに、その判定条件に応じた記憶素子21上の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報(新品検知フラグ、ロー検知フラグ等)を書き込むための処理を行う機能と、記憶素子21から情報を読み出す処理を行うことにより、記憶素子21の状態が上記機能と矛盾した状態となっているか否かを判定し、そのような状態となっていたときに、印刷用カートリッジが自置に適したものではないと判定するように、構成しておく。
【選択図】 図2

Description

本発明は、記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着されて使用される印刷装置に、関する。
周知のように、現在、市販されている印刷装置(プリンタ、コピー等の印刷を)の大部分は、画像形成材料(トナー、インク)が充填されたカートリッジ(以下、印刷用カートリッジと表記する)を装着して使用する装置であると共に、印刷用カートリッジの状態に関する各種情報(画像形成材料の残量、印刷枚数等)が、印刷用カートリッジに取り付けられた記憶素子(EEPROM等)に記憶される装置となっている。
そのような印刷装置は、その装着により印刷装置が本来の性能を発揮できることが保証されている印刷用カートリッジ(印刷装置の製造元等が製造・販売している印刷用カートリッジ;以下、標準カートリッジと表記する)を装着して使用すべきものである。ただし、印刷装置の製造元がその製造・販売に全く関与していない印刷用カートリッジ(以下、非標準カートリッジと表記する)も販売されているので、ユーザが、非標準カートリッジを購入してしまうこともある。そして、非標準カートリッジが装着された印刷装置は、本来の性能を発揮できない(印刷品質が標準カートリッジ装着時よりも悪くなる、画像形成材料の残量が正確に示されない)ことが多い。このため、装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジでなかった場合に、その旨をユーザに通知する機能を有する印刷装置(例えば、特許文献1参照)が、開発されている。
しかしながら、上記機能を有する既存の印刷装置は、いずれも、装着された印刷用カートリッジの記憶素子上に特定の情報が記憶されているか否かによって、装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判断するもの(装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かの判定条件が極めて単純なもの)となっている。このため、既存の印刷装置は、非標準カートリッジが装着されているにも拘わらず、そのカートリッジが標準カートリッジであると誤判定してしまうことがある装置となっていた。
特開2003−154734号公報
本発明は、上記のような現状に鑑みなされたものであり、本発明の課題は、装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジ(自装置に適したのの)であるか否かを正確に判定できる印刷装置を、提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様の印刷装置は、記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が所定条件を満たす量となったときに、印刷用カートリッジに取り付けられた記憶素子の所定の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、記憶素子の所定の記憶領域に記憶された情報を読み出すための読出処理を行い、印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が所定条件を満たす量となっているにも拘わらず、その読出処理によりイベント発生情報が読み出されなかったときに、印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定して、その旨を表す情報を出力する判定手段とを、備える。
すなわち、本発明の第1の態様の印刷装置は、自装置に適した印刷用カートリッジ(標準カートリッジ)上の記憶素子の所定の記憶領域と同用途の記憶領域が、装着された印刷用カートリッジ上の記憶素子に確保されているか否かにより、印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定する構成を有する。従って、この印刷装置は、記憶素子の所定の領域に特定の情報が記憶されているか否かにより、装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定する既存の印刷装置よりも、誤った判定を行う可能性が低い装置として機能することになる。
また、本発明の第2の態様の印刷装置は、記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が所定条件を満たす枚数となったときに、印刷用カートリッジに取り付けられた記憶素子の所定の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、記憶素子の所定の記憶領域に記憶された情報を読み出すための処理を行い、印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が所定条件を満たす枚数となっているにも拘わらず、読出処理によりイベント発生情報が読み出せなかったときに、印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定して、その旨を表す情報を出力する判定手段とを、備える。
この本発明の第2の態様の印刷装置でも、自装置に適した印刷用カートリッジ(標準カートリッジ)上の記憶素子の所定の記憶領域と同用途の記憶領域が、装着された印刷用カートリッジ上の記憶素子に確保されているか否かにより、印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かが判定されることになる。従って、この構成の印刷装置も、記憶素子の所定の領域に特定の情報が記憶されているか否かにより、装着された印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定する既存の印刷装置よりも、誤った判定を行う可能性が低い装置として機能することになる。
なお、本発明の第1の態様の印刷装置を実現する際には、判定手段が、印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が所定条件を満たす量となっているにも拘わらず、読出処理によりイベント発生情報が読み出されなかったときと、印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が所定条件を満たす量となっていないにも拘わらず、読出処理によりイベント発生情報が読み出せたときとに、印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定する手段となるようにしておくことができる。また、本発明の第1の態様の印刷装置を実現する際には、判定手段が、印刷用カートリッジを利用して印刷を行った用紙の枚数が所定条件を満たす枚数となっているにも拘わらず、読出処理によりイベント発生情報が読み出されなかったときと、印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が所定条件を満たす枚数となっていないにも拘わらず、読出処理によりイベント発生情報が読み出せたときとに、印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定する手段としておくことができる。
また、本発明の第3の態様の印刷装置は、記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、印刷用カートリッジの利用状況によって満たされるか否かが定まる複数の判定条件が、それぞれ、満たされているか否かを判断し、満たされていない判定条件を見出したときに、その判定条件に応じた記憶素子上の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、記憶素子から情報を読み出す処理を行うことにより、記憶素子の状態がイベント発生情報書込手段の動作内容と矛盾した状態となっているか否かを判定し、記憶素子の状態がイベント発生情報書込手段の動作内容と矛盾した状態となっていたときに、印刷用カートリッジが自置に適したものではない旨を示す情報を出力する判定手段とを、備える。
すなわち、本発明の第3の態様の印刷装置は、本発明の第1、第2の態様の印刷装置と同様の判定処理が記憶素子の複数の記憶領域に対して行われる構成を、有する。従って、本発明の,この態様の印刷装置は、第1、第2の態様の印刷装置よりも、誤った判定を行う可能性が低い装置として機能することになる。
なお、本発明の各態様の印刷装置は、判定手段として、どのようなタイミングで機能するものも採用することができるが、判定手段を、印刷用カートリッジの交換後には機能する手段(少なくとも、印刷装置の起動時と印刷用カートリッジの交換時とに機能する手段)としておくことが、望ましい。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態に係る印刷装置10の概要(主として構成)を、説明する。
図1に示したように、本発明の一実施形態に係る印刷装置10は、主な構成要素として、制御部11と印刷部12と操作パネル13とを備えた装置である。また、印刷装置10は、不揮発性記憶素子21が設けられた印刷用カートリッジ20が装着され、本印刷装置10用のドライバプログラム30がインストールされたコンピュータであるホスト50に接続された状態で使用される装置となっている。
この印刷装置10に装着される印刷用カートリッジ20は、トナー(Kトナー)が充填されているカートリッジである。印刷用カートリッジ20に設けられている不揮発性記憶素子21は、図2に模式的に示したように、トナー充填量,最大印刷枚数,トナー消費量,印刷枚数,個別ID,新品検知フラグ,ロー検知フラグ,150%検知フラグ等を記憶可能な素子となっている。また、不揮発性記憶素子21は、トナー充填量、最大印刷枚数の書き換えが不可能であり、トナー消費量、印刷枚数の書き換えが複数回可能であり、個別ID、新品検知フラグ、ロー検知フラグ、150%検知フラグが1度だけ書き換えることができるものとなっている。
この不揮発性記憶素子21に記憶されているトナー充填量は、出荷時における印刷用カートリッジ20内のトナー量を示す情報であり、最大印刷枚数は、その印刷用カートリッジ20を用いて印刷可能な最大用紙枚数を示す情報である。また、この不揮発性記憶素子21に記憶されるトナー消費量は、印刷に実際に使用されたトナー量を示す情報であり、印刷枚数は、その印刷用カートリッジ20を用いて印刷された用紙枚数を示す情報である。
不揮発性記憶素子21上に記憶される他の各情報(個別ID,新品検知フラグ,ロー検知フラグ,150%検知フラグ;イベント発生情報に相当)は、装着されている印刷用カートリッジが、印刷用カートリッジ20(=標準カートリッジ)であるか否かの判定に用いるために、制御部11が書き換える(制御部11が印刷部12に書き換えを依頼する)情報である。なお、新品検知フラグ,ロー検知フラグ,150%検知フラグは、いずれも、初期値が“0”とされた情報となっている。
本印刷装置10が備える制御部11(図1)は、CPU,ROM,RAM等から構成された、各部を統合的に制御するためのユニットである。
印刷部12は、印刷用カートリッジ20内に充填されたトナーを利用して印刷を行う(制御部11からのデータに応じた内容の画像を用紙上に形成する)ユニットである。この印刷部12は、不揮発性記憶素子21上のトナー消費量、印刷枚数を、現状を表すものに書き換える機能(トナー消費量等を把握して不揮発性記憶素子21上の対応する情報を書き換える機能)を有している。また、印刷部12は、制御部11からの、不揮発性記憶素子21に対する各種アクセス要求(読み出し/書き込み要求)に応答する機能も有している。
操作パネル13は、ユーザとの間のインタフェース手段として印刷装置10の筐体上に設けられているユニットである。この操作パネル13は、図3に示したように、LCD15、エラーLED16、ReadyLED17及びデータLED18を備えたものとなっている。
次に、本印刷装置10の動作を説明する。なお、以下では、説明の便宜上、非標準カートリッジ(つまり、印刷用カートリッジ20とは異なる仕様の不揮発性記憶素子21を備えたカートリッジ)のことも、印刷用カートリッジ20と表記することにする。
本印刷装置10の制御部11は、電源投入時、リセット時、及び、カートリッジカバーの開閉操作がなされた時に、図4に示した手順の処理を開始するように構成(プログラム)されている。なお、カートリッジカバーとは、印刷装置10の筐体に設けられている,印刷用カートリッジ20の交換時に開閉されるカバーのことである。また、この図4の処理は、受信した印刷データに応じた内容の印刷を印刷部12に行わせるための処理と並行的に実行される処理となっている。
すなわち、本印刷装置10が備える制御部11は、電源投入時やカートリッジカバーの開閉操作がなされた時、まず、印刷部12に対して各種の要求を発行することにより、不揮発性記憶素子21上に記憶されている各種情報を印刷部12から取得する(ステップS101)。
次いで、制御部11は、取得した新品検知フラグが“1”であるか否かを判断する(ステップS102)。換言すれば、このステップS102において、制御部11は、初期値が“0”である新品検知フラグ(図2参照)が“1”に書き換えられている否かを判断する。そして、制御部11は、新品検知フラグが“0”であった場合(ステップS102;NO)には、各種要求を印刷部12に対して発行することにより、不揮発性記憶素子21上の新品検知フラグを“1”に、不揮発性記憶素子21上の個別IDを、自装置の識別情報であるプリンタIDと同じ情報に、書き換える(ステップS103)。その後、制御部11は、第1警告要否判定・警告処理(ステップS104)を行う。
一方、新品検知フラグが“1”であった場合(ステップS102;YES)、制御部11は、ステップS103の処理を行うことなく、第1警告要否判定・警告処理(ステップS104)を行う。
制御部11が行う第1警告要否判定・警告処理は、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジであるか否かを判定し、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジでなかった場合には、その旨をユーザに提示するための制御を操作パネル13に対して行う(その旨を示すメッセージを操作パネル13のLCD15に表示させ、操作パネル13のLED16を点滅させる)処理である。ただし、この第1警告要否判定・警告処理は、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジであるか否かを判定するために、後述するステップS109、S111の処理にて書き換えられるロー検知フラグ、150%検知フラグ等を参照する処理となっている。このため、この第1警告要否判定・警告処理の具体的な判定条件については、後述することにする。
第1警告要否判定・警告処理を終えた制御部11は、印刷データの受信開始、印刷完了(受信した印刷データに対する処理の完了)という2種のイベントの発生を待機(監視)する状態(ステップS105)となる。そして、制御部11は、印刷データの受信が開始された場合(ステップS105;受信開始)には、第2警告要否判定・警告処理(ステップS106)を行う。
制御部11が行う第2警告要否判定・警告処理は、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジであるか否かを判定し、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジでなかった場合には、その旨をユーザに提示するための制御を操作パネル13に対して行うと共に、印刷データを送信してきたホスト50(ドライバプログラム30)にその旨を通知する処理である。この第2警告要否判定・警告処理も、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジであるか否かを判定するために、後述するステップS109、S111の処理にて書き換えられるロー検知フラグ、150%検知フラグ等を参照する処理であるので、この第2警告要否判定・警告処理の具体的な内容については後述することにする。
なお、ドライバプログラム30は、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジでない旨が印刷装置10から通知された際、図5に示したようなダイアログボックスをディスプレイ上に表示することにより、ユーザに、非標準カートリッジが装着されていることを知らせるプログラムとなっている。
第2警告要否判定・警告処理を終えた制御部11は、ステップS105(図4)の処理を行っている状態(この場合、受信した印刷データに応じた内容の印刷を印刷部12に行わせるための処理を実行しながら、その処理の完了を監視している状態)に戻る。
そして、制御部11は、印刷が完了したことを認識した場合(ステップS105;印刷完了)には、その時点におけるトナー消費量、印刷枚数を印刷部12から取得する(ステップS107)。次いで、制御部11は、トナー消費量>α・トナー充填量(αは、予め定められている“1”以下の正数)という条件と、印刷枚数>β・最大印刷枚数(βは、予め定められている“1”以下の正数)という条件のいずれか(少なくとも一方)が満たされているか否かを判断する(ステップS108)。そして、制御部11は、これら2条件が共に満たされていなかった場合(ステップS108;NO)には、トナー消費量>1.5・トナー充填量という条件が満たされているか否かを判断する(ステップS110)。また、制御部11は、上記2条件の少なくとも一方が満たされていた場合(ステップS108;YES)には、不揮発性記憶素子21上のロー検知フラグを“1”に書き換えるための処理(ステップS109)を行った後に、ステップS110にて、トナー消費量>1.5・トナー充填量という条件が満たされているか否かを判断する。
そして、制御部11は、トナー消費量>1.5・トナー充填量という条件が満たされていなかった場合(ステップS110;NO)には、即座にステップS105の処理を行っている状態に戻る。一方、トナー消費量>1.5・トナー充填量という条件が満たされていた場合(ステップS110;YES)、制御部11は、不揮発性記憶素子21上の150%検知フラグを“1”に書き換えるための処理(ステップS111)を行ってから、ステップS105の処理を行っている状態に戻る。なお、“トナー消費量>1.5・トナー充填量”という条件は、本印刷装置10のトナー消費量の検出精度から考えて、装着されている印刷用カートリッジ20が標準カートリッジである場合には、決して満たされることがないものとして選択された(1.5という係数が定められた)条件となっている。
本印刷装置10の制御部11は、不揮発性記憶素子21上の個別ID,新品検知フラグ,ロー検知フラグ,150%検知フラグを、以上説明したような手順で書き換えるものとなっている。
そして、制御部11がステップS104にて実行する第1警告要否判定・警告処理は、以下に記す条件1〜7の中のいずれか(少なくとも1つの条件)が満たされているときに、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジではないと判定する処理となっている。
条件1:“トナー消費量>α・トナー充填量”が成立しており、ロー検知フラグが“1”ではない。
条件2:“印刷枚数>β・最大印刷枚数”が成立しており、ロー検知フラグが“1”ではない。
条件3:“トナー消費量>1.5・トナー充填量”が成立しており、150%検知フラグが“1”ではない。
条件4:新品検知フラグが“1”であり、不揮発性記憶素子21に個別IDが記憶されていない。
条件5:新品検知フラグが“1”であり、印刷枚数が“0”である。
条件6:新品検知フラグが“0”であり、不揮発性記憶素子21に個別IDが記憶されている。
条件7:新品検知フラグが“0”であり、印刷枚数が“0”ではない。
また、制御部11がステップS106にて実行する第2警告要否判定・警告処理は、以下に記す条件A、Bの中のいずれか(少なくとも一方)が満たされているときに、印刷用カートリッジ20が標準カートリッジではないと判定する処理となっている。
条件A:“トナー消費量>α・トナー充填量”、“印刷枚数>β・最大印刷枚数”が共に成立しておらず、ロー検知フラグが“1”である。
条件B:150%検知フラグが“1”である。
要するに、上記条件1〜7,A,Bは、既に説明した制御部11の動作手順から明らかなように、いずれも、印刷用カートリッジ20(印刷装置10に装着された印刷用カートリッジ)が標準カートリッジ(純正品)であった場合には、成立することが決してない条件であると共に、装着された印刷用カートリッジに設けられた不揮発性記憶素子の仕様(各記憶領域の用途/書込の可否等)が、不揮発性記憶素子21と異なっていた場合には、成立する条件となっている。
従って、条件1〜7のいずれかが満たされたときに印刷用カートリッジ20を非標準カートリッジであると判定する第1警告要否判定・警告処理、条件A,Bのいずれかが満たされたときに印刷用カートリッジ20を非標準カートリッジであると判定する第2警告要否判定・警告処理を実行する本印刷装置10は、従来の印刷装置(印刷用カートリッジの記憶素子上に特定の情報が記憶されているか否かにより、その印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定する装置)よりも、その印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定する処理)よりも、誤まった判定を行う可能性が低い装置となっていると言うことが出来る。
<変形形態>
上記した印刷装置10は、各種の変形を行うことができる。例えば、印刷装置10は、トナー消費量がトナー充填量の1.5倍を超えたときに、150%フラグを“1”とする装置であったが、トナー消費量の検出精度が高い場合には、この“1.5”という比例係数の値をより小さなものとすることができる。また、誤判定がなされる可能性が高くなることにはなるが、印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かの判定条件の数をより少なくしておいても良い。
また、上記した印刷装置10は、いわゆるモノクロレーザプリンタであったが、印刷装置10で用いられている技術を利用して、他の種類の印刷装置(カラーレーザプリンタ、インクジェットプリンタ、コピー装置等)を実現しても良いことや、操作パネル13をLCD14を有さないもの(幾つかのLEDのみを有するもの)としても良いことなどは、当然のことである。
本発明の一実施形態に係る印刷装置の構成を示すブロック図。 実施形態に係る印刷装置に装着される印刷用カートリッジ上の不揮発性記憶素子に記憶される情報の説明図。 実施形態に係る印刷装置が備える操作パネルの説明図。 実施形態に係る印刷装置にて実行される、印刷用カートリッジが標準カートリッジであるか否かを判定するための処理の流れ図。 印刷用カートリッジが標準カートリッジではないと判定されたときに、ホストのディスプレイに表示されるダイアログボックスの説明図。
符号の説明
10 印刷装置、 11 制御部、 12 印刷部、 13 操作パネル
20 印刷用カートリッジ、 21 不揮発性記憶素子
30 ドライバプログラム、 50 ホスト

Claims (6)

  1. 記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、
    前記印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が所定条件を満たす量となったときに、前記印刷用カートリッジに取り付けられた前記記憶素子の所定の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、
    前記記憶素子の前記所定の記憶領域に記憶された情報を読み出すための読出処理を行い、前記印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が前記所定条件を満たす量となっているにも拘わらず、その読出処理により前記イベント発生情報が読み出されなかったときに、前記印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定して、その旨を表す情報を出力する判定手段
    とを、備えることを特徴とする印刷装置。
  2. 前記判定手段が、前記印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が前記所定条件を満たす量となっているにも拘わらず、前記読出処理により前記イベント発生情報が読み出されなかったときと、前記印刷用カートリッジ内の画像形成材料の量が前記所定条件を満たす量となっていないにも拘わらず、前記読出処理により前記イベント発生情報が読み出せたときとに、前記印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定する手段である
    ことを特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、
    前記印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が所定条件を満たす枚数となったときに、前記印刷用カートリッジに取り付けられた前記記憶素子の所定の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、
    前記記憶素子の前記所定の記憶領域に記憶された情報を読み出すための処理を行い、前記印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が前記所定条件を満たす枚数となっているにも拘わらず、前記読出処理により前記イベント発生情報が読み出せなかったときに、前記印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定して、その旨を表す情報を出力する判定手段
    とを、備えることを特徴とする印刷装置。
  4. 前記判定手段が、前記印刷用カートリッジを利用して印刷を行った用紙の枚数が前記所定条件を満たす枚数となっているにも拘わらず、前記読出処理により前記イベント発生情報が読み出されなかったときと、前記印刷用カートリッジを利用して印刷された用紙の枚数が前記所定条件を満たす枚数となっていないにも拘わらず、前記読出処理により前記イベント発生情報が読み出せたときとに、前記印刷用カートリッジが自装置に適したものではないと判定する手段である
    ことを特徴とする請求項3記載の印刷装置。
  5. 記憶素子が取り付けられた印刷用カートリッジが装着される印刷装置であって、
    前記印刷用カートリッジの利用状況によって満たされるか否かが定まる複数の判定条件の中に満たされている判定条件があるか否かを調査し、満たされている判定条件を見出したときに、その判定条件に応じた前記記憶素子上の記憶領域にその旨を示すイベント発生情報を書き込むための処理を行うイベント発生情報書込手段と、
    前記記憶素子から情報を読み出す処理を行うことにより、前記記憶素子の状態が前記イベント発生情報書込手段の動作内容と矛盾した状態となっているか否かを判定し、前記記憶素子の状態が前記イベント発生情報書込手段の動作内容と矛盾した状態となっていたときに、前記印刷用カートリッジが自置に適したものではない旨を示す情報を出力する判定手段
    とを、備えることを特徴とする印刷装置。
  6. 前記判定手段が、少なくとも、印刷装置の起動時と前記印刷用カートリッジの交換時とに機能する手段である
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の印刷装置。
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