JPH0980992A - 感光体マガジンを有する画像形成装置の制御方式 - Google Patents

感光体マガジンを有する画像形成装置の制御方式

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JPH0980992A
JPH0980992A JP7236948A JP23694895A JPH0980992A JP H0980992 A JPH0980992 A JP H0980992A JP 7236948 A JP7236948 A JP 7236948A JP 23694895 A JP23694895 A JP 23694895A JP H0980992 A JPH0980992 A JP H0980992A
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life
magazine
toner
photoconductor
photoconductor magazine
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JP7236948A
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English (en)
Inventor
Kimiyasu Ishii
君育 石井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】感光体マガジンと他の交換部材、特にトナーの
交換をできれば一回で済ませることができ、かつまだ使
用できるトナーを破棄するのを避けることのできる画像
形成装置の制御方式を提案する。 【解決手段】画像形成装置の制御回路に、感光体マガジ
ンの寿命検知手段と、感光体マガジンの寿命がつきたこ
とを報知する寿命報知手段と、感光体マガジンの新品検
知手段とを設け、前記寿命検知手段が感光体マガジンの
寿命を積算コピー枚数で判断し、この積算コピー枚数と
他の交換部材、例えばトナーの交換時期とに基づいて、
寿命報知手段が報知を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光体、現像器等
を一体化した感光体マガジンを有する画像形成装置の制
御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画
像形成装置には、装置の寿命が尽きる以前に交換の必要
な部品がいくつか存在する。このような部品の中で重要
なものとしては、例えば感光体および現像剤がある。こ
のような部品に対しては、装置の機能、従って画像の品
質を維持するため、PM(preventive maintenance)と
呼ぶ措置がとられている。すなわち、前述のような部品
に対しては、設定された寿命期間がきた時点で交換を行
い、寿命による故障を避けようとする考えである。
【0003】この考えの下に、感光体の寿命をその回転
数により判断することが既に行われている。特開平3−
255465号公報では、感光体が装置のウォーミング
アップ時にも回転するので、感光体の回転回数を機械的
に計測して感光体の寿命を管理するのは誤りだとし、帯
電中の感光体回転数により寿命を判断することを提案し
ている。
【0004】しかし、感光体や現像剤は、帯電しなくと
も動作させるだけで劣化して寿命が短かくなっていくも
のである。また、特開平3−255465号公報には、
他の部材の交換時期との関連は全く開示されていない。
【0005】前記の感光体や現像剤は、いずれも画像形
成動作と共に経時的に劣化し、得られる画像の劣化ひい
ては装置への重大なダメージを引き起こす恐れすらあ
る。ユーザ自らがメンテナンスを行わなければならない
ような装置では、メンテナンスを容易にする必要性が高
いため、感光体や現像剤の格納されている現像器を一体
のカートリッジに形成してこれに所定の寿命を設定し、
この寿命に達したら、ユーザが容易に交換できるような
構成とした画像形成装置は既に実用化されている。以下
においては、感光体と現像器等を一体化したものを感光
体マガジンと称する。
【0006】この感光体マガジンの寿命は、約30,0
00枚コピーである。これに対し、トナーはこの感光体
マガジンとは独立して交換可能であり、約1,000枚
コピーの寿命である。感光体マガジンの寿命を検出し、
ユーザに対して交換を促す警告を発する制御を行う画像
形成装置は、既に提案されている。
【0007】特開平1−177044号公報では、印字
枚数で寿命を検出するとトナー補給直後でも寿命に達
し、トナーが無駄になることが示され、回避策としてト
ナー補給回数が所定回数を超えた場合に、感光体、現像
器、クリーニング装置よりなるプロセスキットの寿命と
する技術が開示されている。しかしながら、感光体や現
像材の寿命は本来トナー補給回数で決まるものではな
く、トナー補給回数で判断できるのはあくまでトナーエ
ンドであるため、このような方式による寿命判断の効果
は保証されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】感光体マガジンとトナ
ーとは、独立して別々に交換を行うことができるが、例
えば、前述したように、トナーを交換したばかりの時期
に感光体マガジンが設定寿命に達することがある。この
ように寿命に達した感光体マガジンを交換する場合、装
置から古い感光体マガジンを取り出し、この古い感光体
マガジンから、まだ使えるトナーカートリッジを外して
古い感光体マガジンを破棄し、新たな感光体マガジンに
前記の使いかけのトナーカートリッジを付け替え、つい
でこの感光体マガジンを装置にセットするという作業が
必要になる。使用中の感光体マガジンからトナーの残っ
たトナーカートリッジを外す作業は、汚れたりしないよ
うに注意深く設計されているにしても、ユーザとして
は、できれば避けたい作業である。
【0009】これに対し、感光体マガジンとトナーの交
換を同時に行う場合は、装置から古い感光体マガジンを
取り出し、トナーカートリッジを付けたまま破棄し、新
しい感光体マガジンに新しいトナーをセットして装置本
体にセットするという作業であり、汚れる心配もなく簡
単である。
【0010】このように、交換はできれば一回で済ませ
ることができ、かつまだ使用できるトナーを破棄するの
は避けることのできる制御方式を提案するのが、本発明
の第1の課題である。
【0011】また、ユーザは寿命終了の警告が報知され
ると新たな感光体マガジンの手配を行い、交換に備える
のが普通だが、このタイミングと前後してトナーが終了
すると、新たなトナーの手配も必要となり、二度手間と
なってしまう。交換部材の手配はまとめて一度で済ませ
ることのできる制御方式を提案するのが、本発明の第2
の課題である。
【0012】さらに、トナーに比較し、感光体マガジン
は価格が高いので、トナーは予備を準備していても、感
光体マガジンはなかなか購入できない場合も多い。この
ような状況から、ユーザが新たな感光体マガジンを購入
するだけの充分な期間を設けることのできる制御方式を
提案するのが、本発明の第3の課題である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、感光体マガジ
ンに寿命を設定した画像形成装置において、制御回路に
感光体マガジンの寿命検知手段と、感光体マガジンの寿
命がつきたことを報知する寿命報知手段と、感光体マガ
ジンの新品検知手段とを設けている。そして、本発明で
は、感光体マガジンの寿命を積算コピー枚数で管理する
ものであり、前記寿命検知手段が積算コピー枚数を基に
して感光体マガジンの寿命を判断する。
【0014】本発明は、この積算コピー枚数と他の交換
部材の交換時期とに基づいて、寿命報知手段が報知を開
始することにより、前記第1の課題を解決する。また、
本発明は、前記第2の課題を解決するため、前記の積算
コピー枚数が設定された感光体マガジンが寿命を越え、
かつこの感光体マガジンにセットされているトナーが終
了となった時点で、寿命報知手段が感光体マガジンの寿
命終了の報知を開始することを提案する。
【0015】さらに、本発明は、前記第3の課題を解決
するため、この積算コピー枚数が設定された感光体マガ
ジンが寿命を越え、かつこの感光体マガジンにセットさ
れているトナーが終了となった時点で、寿命報知手段が
感光体マガジンの寿命警告を開始し、終了したトナーを
新たなトナーに交換後、新たなトナーが終了するまでは
コピー可能とし、再度トナーが終了したとき、それ以降
は感光体マガジンを新品に交換しない限り、コピーを不
可とすることを提案する。
【0016】
【作用および効果】請求項1の構成により、感光体マガ
ジン寿命の報知を、この感光体マガジンの積算コピー枚
数と他の交換部材の交換時期と関連づけて行うので、感
光体マガジンの交換と他の交換部材の交換を一度の作業
で完了し、交換部材の手配も一度に行うことができる。
【0017】請求項2の構成により、感光体マガジン寿
命の終了判断を、この感光体マガジンの積算コピー枚数
と、この感光体マガジンにセットされたトナーの終了に
より行うので、トナーを残したまま感光体マガジンの交
換を行う不具合が解消できる。
【0018】請求項3の構成により、感光体マガジン寿
命の報知を、この感光体マガジンの積算コピー枚数と、
この感光体マガジンにセットされたトナーの終了により
開始し、このトナー終了後に新規トナーをセットするこ
とにより、継続的にコピーの使用を可能とし、そしてこ
の新規トナーの終了によりコピーを禁止するため、寿命
の報知開始からコピーの禁止までの期間を充分に取り、
ユーザが新たな感光体マガジンを準備する期間を設け、
画像形成装置としての非稼動時間を減らすことができ
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の好適な実施例を図面により
説明する。図1において、画像形成装置1は上ユニット
2と下ユニット3とよりなり、上ユニット2は下ユニッ
ト3に対し支点4を中心として上方へ開閉するようにな
っている。上ユニット2は、露光走査機構5および操作
パネル6を備え、下ユニット3は感光体マガジン7のマ
ウント部、定着装置8、紙搬送機構等を備えている。感
光体マガジン7は、上ユニット2を開いた後下ユニット
3に対し、矢印9で示すように、脱着することができ、
それによって交換可能となっている。
【0020】図2に示す感光体マガジン7は、感光体1
0、現像部12、トナーカートリッジ部13、帯電部1
4、クリーニング部15の各部分を含む。これらの部分
のうち、寿命が問題となるのは、感光体10および現像
部12内およびトナーカートリッジ部13内に収容され
ている現像剤である。トナー濃度センサ16および新品
検知センサ17はコネクタ18により画像形成装置本体
と接続される。トナーカートリッジ部13は感光体マガ
ジン7から独立して交換可能であり、トナー終了時に
は、感光体マガジン7はそのままで、新たなトナーカー
トリッジに交換することができる。前記現像部12に
は、現像スリーブ11a、撹拌スクリュウ11bおよび
ドクターブレード11cが設けられている。
【0021】図3に示す新品検知センサ17は、感光体
マガジン7内に組み込まれており、コネクタ18により
画像形成装置本体と接続される。該センサ17は、小容
量の電流ヒューズ19を用いている。図3に示す新品検
知センサ回路の検出方法は、ヒューズ19の導通をチェ
ックし、ショートならば新品と判断し、断線ならば新品
ではないと判断するものである。新品状態を非新品状態
にするには、このヒューズ19に過電流を流し、ヒュー
ズ19を断線させればよい。
【0022】図4に示す新品検知センサ回路の別の実施
例では、ヒューズ19と並列に抵抗器20を接続してい
る。ヒューズ19の両端に図6に示す抵抗器42を介し
て電圧を印加し、ヒューズ19の両端の電圧を調べる
と、前述したショートおよび断線だけでなく、感光体マ
ガジンの未セットを検知することができる。
【0023】図5に示す操作パネル6には、プリントキ
ー21、クリア・ストップキー22、コピー枚数プラス
キー23a、コピー枚数マイナスキー23b、コピー枚
数表示器24、濃度調整キー25、変倍キー26等が配
置されている。コピー枚数表示器24は、7 SEGM
ENT LEDにより表示が行われる。
【0024】図6に示す制御回路全体図において、同制
御回路は、電源ユニット31と1チップマイコン(CP
U)32、およびこのCPU32を中心に、プログラム
メモリ(ROM)33、EEPROM34、操作部I/
F35、入力バッファ36、出力ドライバ37等からな
っている。
【0025】感光体マガジン7のコネクタ18に接続さ
れた信号は、中継ワイヤハーネス38を経てコネクタ3
9に接続される。ここでヒューズ19の両端は、アナロ
グ入力ポート41とグランドとに接続される。新品検知
センサ回路が図3に示す実施例の場合は、ヒューズ19
をアナログ入力ポート41に接続する必要はないが、こ
こでは新品検知センサ回路が図4に示す実施例のもので
あるとして説明する。
【0026】同じく図6において、アナログ入力ポート
41は、抵抗器42によりVCCにプルアップされてい
る。さらに、PNPトランジスタ43のコレクタが、抵
抗器44を介してアナログ入力ポート41に接続されて
いる。このトランジスタ43は、出力ポート45により
べースをドライブされており、出力ポート45に“0”
を出力すると、ヒューズ19に電流を供給するようにな
っている。電流値は、抵抗器44の抵抗値をR44とす
ると、VCC/R44となる。この電流でヒューズ19
を切断する。46は、主スイッチである。
【0027】抵抗器42は、これを介して流れる電流が
ヒューズ19を切断するのに要する電流値より充分少な
くなるように選択されている。この抵抗器42により、
アナログ入力ポート41の電圧値は、感光体マガジン7
が未装着時(コネクタ18オープン時)であっても確定
した値となる。この構成によると、出力ポート45に
“1”を出力してトランジスタ43がオフ状態の時、ア
ナログ入力ポート41の電圧値は、図7に示すように、
ヒューズ19の状態と感光体マガジン7の装着状態によ
って3つの値をとる。これを利用して、感光体マガジン
の新品検知を行う。なお、図7の表では、抵抗器20の
抵抗値をR20、抵抗器42の抵抗値をR42としてい
る。
【0028】前述した制御回路による制御の概要(制御
ソフト)を、図8に示すフローチャートにより説明す
る。このプログラムは、図6のプログラムメモリ(RO
M)33に格納されており、CPU32にて実行され
る。
【0029】図6に示す主スイッチ46がオンになって
電源が投入されると、プログラムは各種ハードウェアの
初期化、ソフトウェアの初期化、EEPROM34から
のバックアップデータのリストア等の初期化処理(ステ
ップ100)を経て、待機時処理(ステップ101)、
寿命チェック(ステップ102)、新品チェック(ステ
ップ103)、コピー可条件判断(ステップ104)、
プリントキー21のチェック(ステップ105)等を実
行する。
【0030】待機時処理(ステップ101)は、コピー
を実行していない時の装置動作を制御する。寿命チェッ
ク(ステップ102)は、感光体マガジン7の寿命を寿
命チェック用のコピー枚数カウンタのカウント値により
判断し、必要な処理を行う。詳細は後述する。
【0031】新品チェック(ステップ103)は、新品
検知センサ17の出力を監視し、感光体マガジン7の交
換判断、初期化の実行を行う。詳細は後述する。トナー
カートリッジ交換チェック(ステップ110)は、トナ
ーエンドの解除処理を行う。詳細は後述する。
【0032】コピー可条件判断(ステップ104)は、
装置内の各種の状態、感光体マガジン7の寿命、感光体
マガジン7の装着状態などから、コピー開始を許可する
かどうかを判断する。
【0033】プリントキーのチェック(ステップ10
5)は、前記ステップ104の判断結果がコピー可条件
の時のみ実行され、操作パネル6上の操作キーの1つで
あるプリントキー21が押下されたかどうかをチェック
する。押下されると、コピーが開始される。
【0034】コピー処理(ステップ106)は、1枚の
コピーを得るのに必要な作像制御を行う。この処理に
は、紙搬送、原稿露光走査、作像プロセス制御等が含ま
れている。
【0035】寿命カウンタのカウント(ステップ10
7)は、感光体マガジン7の寿命検知に用いる寿命カウ
ンタのカウントを行う。感光体マガジン7の寿命はコピ
ー枚数で判断するため、1コピー毎にカウントされる。
このカウント値はEEPROM34に書き込まれ、電源
がオフしても保存される。
【0036】コピー中のトナーエンドチェック(ステッ
プ111)は、トナー濃度センサ16のデータからトナ
ーエンドを判断する部分である。詳細は後述する。最終
紙チェック(ステップ108)は、コピーの繰り返し枚
数をチェックする。ユーザが設定したコピー枚数に達す
るまで、所定のタイミングでステップ106,ステップ
107を繰り返し、複数枚のコピーを得る。コピー枚数
が設定した枚数に達したら繰り返しを行わずに、コピー
後処理(ステップ109)に移行する。
【0037】コピー後処理(ステップ109)は、最終
コピーが終了してから待機状態に移行するまでの処理を
行う。搬送路から完全にコピー紙を排紙すること、作像
プロセス上の後処理を行うことが主な処理となる。これ
らの処理を終了後、待機状態に戻る。
【0038】前述した寿命チェック(ステップ102)
の詳細を、図9のフローチャートにより説明する。ま
ず、寿命を判断するため、寿命カウンタの値を読む(ス
テップ200)。この値を設定された寿命値、例えば3
0,000枚と比較し(ステップ201)、これを超え
ていたら、他の交換部材(ここではトナーカートリッジ
13)の状態をチェックする。トナーエンドをチェック
し(ステップ204)、トナーエンドであったら、コピ
ー枚数表示器24に警告表示を静的に表示する(ステッ
プ202)。この表示器は通常コピー枚数などが表示さ
れているが、この場合は寿命による警告表示のみが表示
される。さらにコピー不可とし、感光体マガジンの交換
を待つ(ステップ203)。これは、請求項2の実施例
にあたる。
【0039】ステップ204の結果はがNoであれば、
続いてトナーニアエンドをチェックする(ステップ20
7)。トナーニアエンドであれば、コピー枚数表示器2
4に、警告表示と本来表示すべき内容(主にコピー枚
数)を交互に表示する(ステップ208)。この表示に
より、マガジンの交換及びトナーカートリッジの交換を
促す。この場合は、まだコピー不可とはしない。これ
は、請求項1の実施例にあたる。
【0040】ステップ207の結果がNoであれば、コ
ピー枚数表示器24に警告表示をせず、本来表示すべき
内容(主にコピー枚数)を表示する(ステップ20
6)。警告表示が交互表示の場合は、上述のようにコピ
ー不可ではない。新たな感光体マガジンを用意するため
の猶予を与えている訳である。警告表示の表示内容は、
2桁の7 SEGMENT LEDで表示できるコード、
数字から選択されており、例えば、“du”などとしてい
る。
【0041】以下に、前述の新品チェック(ステップ1
03)の詳細を、図10のフローチャートにより説明す
る。新品検知センサ17の出力は、図6に示すアナログ
入力ポート41に接続され、その電圧値と感光体マガジ
ンの状態は、図7の表に示すような関係になっている。
これを知るために、まずアナログ入力ポート41の電圧
値を入力する(ステップ300)。この電圧値から、図
7の表に従って感光体マガジンの状態を判断する。感光
体マガジンが未装着かどうかを判断し(ステップ30
1)、未装着であれば、コピー枚数表示器24に警告表
示を表示し(ステップ302)、コピー不可とする(ス
テップ303)。
【0042】次に、感光体マガジンが装着であれば、そ
れが新品かどうかを判別する(ステップ304)。新品
でなければ、何もしないでこの処理を終了する。装着の
感光体マガジンが新品であれば、寿命チェック処理によ
り、寿命による警告表示がなされているかどうかを判断
する(ステップ305)。表示していなければ、寿命に
よる感光体マガジンの交換ではなく、一時的な交換であ
るとして、初期化せずこの処理を終了する。
【0043】寿命による警告表示がなされていたならば
(交互表示も含む)、初期化動作に入る。新品の感光体
マガジンが装着されたので、寿命を判断する寿命カウン
タをクリアする(ステップ306)。次に、トナー濃度
センサ16の初期値を決定する(ステップ307)。こ
の処理は、感光体マガジン内の初期トナー濃度の管理さ
れた新しい現像剤を用いて、トナー濃度センサの出力を
校正するためのものである。その他の初期化、例えば感
光体マガジンに関する経時補正データ等の初期化を行う
(ステップ308)。また、この感光体マガジンに対し
て何回のトナーカートリッジの交換が行われたかをカウ
ントするカートリッジ交換回数カウンタをクリアする
(ステップ317)。これらの初期化が終了したところ
で、ヒューズ19の切断処理に入る。
【0044】ヒューズ19を短時間に確実に切断するた
めには、ヒューズの定格電流の数倍の電流を流してやら
なければならない。そのための電流供給能力を電源ユニ
ットに要求することは、感光体マガジン交換の頻度から
考えて無駄の多い可能性が高い。そこで、ヒューズ切断
時には、その他の部分への電流供給を一時的に遮断し
て、ヒューズに対する電流供給能力を増加させている。
本実施例の構成においては、ヒューズ19の切断と、操
作パネル6の表示を同一の電源系統VCCから取ってお
り、操作パネルのLED点灯電流値が、全VCC電流の
うちかなりの部分を占めることから、ヒューズ切断時は
操作パネル6の表示を一時的に全てオフすることとする
(ステップ309)。操作パネル6の全表示をオフした
後、出力ポート45に“0”を出力し、トランジスタ4
3をオンして、ヒューズ19に切断電流を1秒間供給す
る(ステップ310,ステップ311)。1秒経過した
ら、出力ポート45に“1”を出力し、トランジスタ4
3をオフして給電を終了する(ステップ312)。この
時点で確実にヒューズが切断できたことを確認するた
め、再度アナログ入力ポート41を読んで(ステップ3
13)、新品でなくなったことを確認する(ステップ3
14)。ヒューズに供給する電流値は、抵抗器44の抵
抗値により制限されているが、この値は、1秒の給電で
確実にヒューズが切れるように設定してある。よって、
ステップ314にて依然新品のままであったら、ヒュー
ズが導線でショートされているような、何らかの異常が
発生している可能性が高い。そこで、このような場合に
はエラーとしている。エラー処理については、ここでは
ふれない。ステップ314にてヒューズが切断され、新
品状態でないことが確認されたら、寿命の警告表示をオ
フし(ステップ315)、操作パネルの表示を再開して
(ステップ316)、この処理を終了する。次に、トナ
ーカートリッジ交換チェック(ステップ110)の詳細
を、図11のフローチャートにより説明する。
【0045】本実施例の画像形成装置は、図1に示すよ
うに、トナー交換のために上ユニット2を上方へ開く
と、電源が全て遮断される構造になっている。このた
め、トナーエンド、トナーニアエンドといった状態は、
図6のEEPROM34に保持されている。
【0046】動作は、まず、一回目フラグと呼ぶフラグ
をチェックする(ステップ400)。このフラグは、電
源投入時にリセット状態でこのルーチンを一度通ると1
にセットされる。つまり、電源投入時に一回だけ処理を
行うためのフラグである。電源投入時の一回目ならば、
このフラグはゼロのためステップ401へ進み、このフ
ラグは1にセットされる。続いてトナーエンドとトナー
ニアエンドのチェックを行う(ステップ402,ステッ
プ403)。何れかであれば、ステップ404へ進み、
解除チェックフラグをセットする(ステップ404)。
ここでチェックされるトナーの状態は、今回の電源投入
以前の、EEPROMに保持されていた状態である。ト
ナー交換のために上ユニット2を上方へ開くと、必ず電
源が遮断されるので、トナーカートリッジが交換されて
いたら、必ずステップ404を通過し、解除チェックフ
ラグがセットされる。
【0047】二回目以降このルーチンを通過すると、一
回目フラグがセットされているため、ステップ400の
判断でステップ405に分岐する。ステップ405では
解除チェックフラグが調べられ、セットされているとス
テップ406に進み、現像部12を駆動してトナー濃度
を調べ、トナー濃度が所定の濃度より濃いと判断された
ら(ステップ407,ステップ408)、トナーカート
リッジが新しいものに交換されたと判断して、トナーエ
ンド状態とトナーニアエンド状態を解除する(ステップ
409)。その後、ステップ410にてトナーカートリ
ッジ交換回数カウンタをカウントアップする。このカウ
ンタは、請求項3を実現する際に使用される。
【0048】次に、トナーエンドチェック(ステップ1
11)の詳細を図12のフローチャートにより説明す
る。このルーチンは、1コピー毎に一回処理される。
【0049】まず、トナー濃度センサ16のデータを取
り込み、所定のデータ処理を加える(ステップ50
0)。その結果より、トナー濃度が所定値よりも低濃度
だと判断したら(ステップ501)、ステップ502へ
進み、これまでのトナー補給回数をチェックする。ここ
で、n回以上補給した結果、まだ低濃度であった場合に
は、トナーカートリッジにトナーが不足していると判断
する。つづいて、トナーニアエンドをチェックし(ステ
ップ503)、まだトナーニアエンドでなければ、トナ
ーニアエンドとし(ステップ504)、トナーエンドカ
ウンタをゼロクリアする(ステップ505)。
【0050】ステップ503にて、既にトナーニアエン
ドとなっていたら、トナーエンドカウンタをカウントア
ップし(ステップ506)、カウント値が所定値以上と
なったら(ステップ507)、トナーエンドとしている
(ステップ508)。
【0051】ステップ502にて、まだn回以上補給し
ていなければ、一定量のトナーを補給して、トナー濃度
を回復させる。このように、トナーニアエンドはトナー
濃度センサ16の値から判断し、トナーエンドはトナー
ニアエンド後のコピー枚数で判断している。
【0052】また、トナーエンド、トナーニアエンド状
態、トナー補給回数、トナーエンドカウンタ値は、電源
を遮断しても記憶されていなければならないため、EE
PROM34に保存されている。
【0053】次に、図13のフローチャートにより、別
の寿命チェックの説明をする。これは、請求項3の実施
例である。まず、感光体マガジンの寿命を判断するた
め、寿命カウンタの値を読む(ステップ600)。この
値を設定された寿命値、例えば30,000枚と比較し
(ステップ601)、これを超えていたら、他の交換部
材(ここではトナーカートリッジ)の状態をチェックす
る。トナーエンドをチェックし(ステップ604)、ト
ナーエンドであったらステップ609に分岐し、トナー
カートリッジ交換回数カウンタ値をチェックする。この
カウンタは、図11のステップ410でカウントアップ
し、図10のステップ317、図13のステップ611
でクリアされるカウンタであり、感光体寿命が寿命値を
超えてからのトナーカートリッジ交換回数をカウントす
るものである。このカウンタ値がゼロであったら、コピ
ー枚数表示器24に、警告表示と本来表示すべき内容
(主にコピー枚数)を交互に表示し(ステップ61
0)、まだコピー不可としない。このカウンタ値がゼロ
でなければ、寿命を超えてから交換したトナーカートリ
ッジがトナー終了したので、コピー枚数表示器24の7
SEGMENT LEDに警告表示を静的に表示し、コ
ピー不可とする(ステップ602,ステップ603)。
このコピー枚数表示器24は通常コピー枚数などが表示
されているが、この場合は寿命による警告表示のみが表
示される。これは請求項3の実施例にあたる。
【0054】ステップ604の結果がNoであれば、続
いてトナーニアエンドをチェックする(ステップ60
7)。トナーニアエンドであれば、コピー枚数表示器2
4に、警告表示と本来表示すべき内容(主にコピー枚
数)を交互に表示する(ステップ608)。この表示に
より、マガジンの交換及びトナーカートリッジの交換を
促す。この場合は、まだコピー不可とはしない。これ
は、請求項1の実施例にあたる。
【0055】ステップ607の結果がNoであれば、コ
ピー枚数表示器24に警告表示をせず、本来表示すべき
内容(主にコピー枚数)を表示する(ステップ60
6)。警告表示が交互表示の場合は、コピー不可ではな
い。新たな感光体マガジンを用意するための猶予を与え
ている訳である。警告表示の表示内容は、2桁の7SE
GMENT LEDで表示できるコード、数字から選択
されており、たとえば、“du”などとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】上ユニットを上方へ開いた本発明による画像形
成装置の説明図である。
【図2】感光体マガジンの断面図である。
【図3】新品検知センサ回路の実施例である。
【図4】新品検知センサ回路の別の実施例である。
【図5】操作パネルの平面図である。
【図6】本発明による画像形成装置の制御回路の全体図
である。
【図7】感光体マガジンの装着状態とアナログ入力ポー
トの電圧値との関係を示す表である。
【図8】本発明による制御の概要を示すフローチャート
である。
【図9】感光体マガジンの寿命チェックを説明するフロ
ーチャートである。
【図10】新品チェックを説明するフローチャートであ
る。
【図11】トナーカートリッジ交換チェックを説明する
フローチャートである。
【図12】トナーエンドチェックを説明するフローチャ
ートである。
【図13】感光体マガジンの別の寿命チェックを説明す
るフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 6 操作パネル 7 感光体マガジン 11 感光体 12 現像部 17 新品検知センサ 24 コピー枚数表示器 32 CPU

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体マガジンに寿命を設定した画像形
    成装置において、制御回路に感光体マガジンの寿命検知
    手段と、感光体マガジンの寿命がつきたことを報知する
    寿命報知手段と、感光体マガジンの新品検知手段とを設
    け、前記寿命検知手段が感光体マガジンの寿命を積算コ
    ピー枚数で判断し、この積算コピー枚数と他の交換部材
    の交換時期とに基づいて、寿命報知手段が報知を開始す
    ることを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  2. 【請求項2】 感光体マガジンに寿命を設定した画像形
    成装置において、制御回路に感光体マガジンの寿命検知
    手段と、感光体マガジンの寿命がつきたことを報知する
    寿命報知手段と、感光体マガジンの新品検知手段とを設
    け、前記寿命検知手段が感光体マガジンの寿命を積算コ
    ピー枚数で判断し、この積算コピー枚数が設定された感
    光体マガジンが寿命を越え、かつこの感光体マガジンに
    セットされているトナーが終了となった時点で、寿命報
    知手段が感光体マガジンの寿命終了の報知を開始するこ
    とを特徴とする画像形成装置の制御方式。
  3. 【請求項3】 感光体マガジンに寿命を設定した画像形
    成装置において、制御回路に感光体マガジンの寿命検知
    手段と、感光体マガジンの寿命がつきたことを報知する
    寿命検知手段と、感光体マガジンの新品検知手段とを設
    け、前記寿命検知手段が感光体マガジンの寿命を積算コ
    ピー枚数で判断し、この積算コピー枚数が設定された感
    光体マガジンが寿命を越え、かつこの感光体マガジンに
    セットされているトナーが終了となった時点で、寿命報
    知手段が感光体マガジンの寿命警告を開始し、終了した
    トナーを新たなトナーに交換後、新たなトナーが終了す
    るまではコピー可能とし、再度トナーが終了したとき、
    それ以降は感光体マガジンを新品に交換しない限り、コ
    ピーを不可とすることを特徴とする画像形成装置の制御
    方式。
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