JP2005118463A - 遊技機 - Google Patents

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英樹 宮武
Shingo Anpo
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Abstract

【課題】大当り演出の演出内容を所定条件下で変化させて遊技の興趣を増大させるようにした遊技機を提供する。
【解決手段】特別遊技を発生する特定乱数を含む多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段22と、抽出手段22が抽出した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを判定する大当り判定手段25と、大当り判定手段25により特別遊技の発生と判定された際に、当該特別遊技終了後の遊技状態を高確率状態または低確率状態の何れかに選択する図柄決定手段24とを設ける。更に、大当り判定手段25により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態と、当該判定がされた際に図柄決定手段24により選択された遊技状態とに基づいて、当該特別遊技に対して行なうべき演出内容を、複数の演出パターンの内から選択する演出内容選択手段36を設けた。
【選択図】図1

Description

この発明は、遊技機に関し、更に詳細には、大当りになる確率の高い高確率状態と、大当りになる確率の低い低確率状態とが選択される確率変動機能を有する遊技機に関するものである。
パチンコ機やアレンジボール機等の遊技機では、機内にセットされる遊技盤の盤面に画成した遊技領域の略中央位置に配設されて、枠状に形成された装飾部材の開口部に、複数の図柄を変動表示して図柄組み合わせゲームを行なう液晶式やドラム式等の図柄表示装置が後方から臨み、該装飾部材の下方に図柄表示装置の変動開始条件としての始動入賞具を配設したものが多数提案されている。そして、この種の遊技機では、前記遊技領域に打ち出されたパチンコ球(遊技球)が前記始動入賞具に入球することにより、前記図柄表示装置で図柄組み合わせゲームに伴うリーチ演出等の遊技演出がなされ、該図柄表示装置に図柄が所定の組み合わせで停止すると、遊技者に有利な特別遊技(以下、大当りと云う)が発生するようになっている。
また、パチンコ機によっては、大当りが発生した際の図柄の組み合わせに応じて、当該大当り終了後に大当りが発生する確率が異なる、所謂確率変動機能を備えたものも提案されている。前記確率変動機能を備えたパチンコ機では、予め定めた特定図柄の組み合わせ(例えば、「3,3,3」や「7,7,7」等)で大当りした場合には、次回大当りが発生するまでの大当り確率が通常よりも高く設定された確率変動状態(高確率状態)に移行し、該特定図柄で大当りする限りは、確率変動状態が維持されるようになっている。なお、前記確率変動状態において、前記特定図柄でない図柄(以下、通常図柄と云う)の組み合わせで大当りが発生した場合には、該確率変動状態が終了し、以降は通常の確率で大当りが発生するようになっている。すなわち、遊技者は、特定図柄で大当りが発生して確率変動状態が継続するほど、多数の賞球を得やすくなっている。
このように、特定図柄の組み合わせで大当りが発生した場合と、通常図柄の組み合わせで大当りが発生した場合とでは、遊技者に与える遊技の面白みは異なったものとなっている。そこで、大当りが発生した際の図柄の組み合わせに応じて、大当り中の演出を異ならせて、遊技者に対し遊技の興趣を増大させるようにしたものも提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1によれば、特定図柄の組み合わせで大当りが発生した場合における大当り中の効果音を、非特定図柄(通常図柄)の組み合わせで大当りが発生した場合における大当り中の効果音と変化させることで、他の遊技者に確率変動状態に移行したことを認識させ、遊技者に優越感を与え得るよう構成することで、遊技の興趣を増大させている。
特開2001−293146号公報
しかしながら、特定図柄の組み合わせで大当りした場合と、通常図柄の組み合わせで大当りした場合とで、単に効果音を変化させるだけでは遊技者に与える興趣は限定的なものとなってしまう欠点がある。また、大当りした際に図柄の組み合わせによってのみ大当り中の演出内容が決定されているため、大当りが発生した際の図柄の組み合わせと大当り中の演出内容が1対1の関係で対応しており、演出のバリエーションとしては画一的になってしまう問題も指摘される。
そこで、本発明は、大当り演出の演出内容を所定条件下で変化させて遊技の興趣を増大させるようにした遊技機を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、本発明に係る遊技機は、
遊技者に有利な特別遊技を発生する特定乱数を含む多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段(22)と、前記抽出手段(22)が抽出した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを判定する特別遊技判定手段(25)と、前記特別遊技判定手段(25)により特別遊技の発生と判定された際に、当該特別遊技終了後の遊技状態を、前記抽出手段(22)による前記特定乱数の抽出確率が高く設定された高確率状態、または該抽出手段(22)による特定乱数の抽出確率が低く設定された低確率状態の何れかに選択する確率選択手段(24)とを備える遊技機において、
前記特別遊技判定手段(25)により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態と、当該判定がされた際に前記確率選択手段(24)により選択された遊技状態とに基づいて、当該特別遊技に対して行なうべき演出内容を、複数の演出パターンの内から選択する演出内容選択手段(36)を設けたことを特徴とする。
また、前記複数の演出パターンを、表示装置(20)による表示演出、音声装置(15)による音声演出および発光装置(14)における発光演出の内少なくとも何れか1つの演出内容が異なるよう構成すればよい。
前記複数の演出パターンとして、演出内容の異なる第1の演出パターンと第2の演出パターンとを有し、
前記特別遊技判定手段(25)により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が低確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段(24)により選択された遊技状態が低確率状態あるいは高確率状態である場合、または前記特別遊技判定手段(25)により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段(24)により選択された遊技状態が高確率状態である場合には、前記演出内容選択手段(36)により当該特別遊技に対する遊技演出として前記第1の演出パターンが選択され、
前記特別遊技判定手段(25)により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段(24)により選択された遊技状態が低確率状態である場合には、前記演出内容選択手段(36)により当該特別遊技に対する遊技演出として第2の演出パターンが選択される。
本発明の請求項1に係る遊技機によれば、今回発生した特別遊技の際に選択された特別遊技終了後の遊技状態だけでなく、直前に発生した特別遊技の際に選択された特別遊技終了後の遊技状態にも基づいて今回の特別遊技に対して行なうべき演出内容が選択されるから、演出内容が画一的になることなく状況に応じた遊技演出を行ない得る。また、請求項2に係る遊技機によれば、表示装置による表示演出、音声装置による音声演出および発光装置における発光演出の内、少なくとも何れかに複数の演出パターンを設けることで、演出内容を多様化して遊技の面白みを増大させ得る。更に、請求項3に係る遊技機によれば、高確率状態から低確率状態に移行した場合に、通常とは異なる遊技演出を行なうよう構成すれば、遊技者に新たな遊技の面白みを与えることができ、遊技者の落胆を抑制して遊技に対する興趣を持続させることが可能となる。
次に、本発明に係る遊技機について好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本実施例では、遊技機として、一般的な第1種パチンコ機について実施される場合について説明する。
(パチンコ機について)
遊技機としての本実施例のパチンコ機につき、図8を参照して要約説明する。本実施例のパチンコ機Pは、外枠Aの開口前面側に対して中枠Bが、連結支持手段Kおよび施錠手段Sを利用して着脱および開放可能に組付けられている。そして、中枠Bの前側には、横開き式のガラス扉Dを組付けた前枠C、このガラス扉Dの下部に開放可能に取着した上球皿E、該上球皿Eの下段に位置する下球皿Fおよび打球発射装置H等が夫々設置されている。更に、前記外枠A(パチンコ機P)の下方位置には、図柄表示装置での遊技演出(図柄組み合わせゲームやリーチ演出、大当り演出等)に合わせて音声演出を行なう音声装置としてのスピーカ(遊技部品)15,15が配設されると共に、該スピーカ15,15を制御する音声制御装置(副制御手段)がパチンコ機Pの裏側に取り付けられている。そして、パチンコ機Pの裏側には、当該パチンコ機Pの全体を制御する主制御装置(主制御手段)21が配設されている。なお前記中枠Bには、所要の遊技領域Iを構成した遊技盤Jが着脱交換可能に取り付けられている。
(遊技盤について)
前記遊技盤Jは、図8に示すように、その前面側に、略円形状に湾曲形成したレール10により囲まれた前記遊技領域Iが画成され、該遊技領域Iの縦央やや上部に形成した開口部に整合する大型の装飾部材13が臨み、該装飾部材13に複数の図柄を可変表示し得る表示装置としての図柄表示装置(遊技部品)20が取り付けられている。また、前記遊技領域Iにおける前記装飾部材13の下部には、パチンコ球が通入可能な始動入賞具11が配設され、該始動入賞具11の下部には、前記図柄表示装置20で展開される図柄組み合わせゲームの結果により発生する特別遊技(以下、大当りと云う)に際して開放する大型電動式の入賞装置Mを配設してある。更に、前記遊技領域Iの所要位置には、遊技球用の流下方向を任意に変向する案内車12や、図柄表示装置20での表示演出に合わせて発光演出を行なう発光装置としての電飾ランプ(遊技部品)14,14が配設され、該電飾ランプ14,14を制御する発光制御装置(副制御手段)がパチンコ機Pの裏側に設けられている。
前記始動入賞具11は、その内部に図示しない入賞スイッチが配設され、該入賞スイッチが各パチンコ球を検出した際に、入賞検出信号を前記主制御装置21へ送信し、図柄表示装置20を1回ずつ作動スタートさせて図柄組み合わせゲームを展開する契機となる入賞検知手段として機能するものである。また、前記入賞装置Mは、図柄表示装置20において大当り発生の条件が成立した際に開放作動条件が付与される大型の入賞装置であって、特別入賞具17に対設された扉状の開閉板18が、主制御装置21で制御される電磁ソレノイド(図示せず)の駆動に基づき、通常の閉成状態から開放状態へ変位されるようになっている。そして、特別入賞具17の後側内部には、パチンコ球用のカウントスイッチと、開放作動継続用の特別スイッチ(Vスイッチ)とが組み込まれている(何れも図示せず)。
なお、前記大当りは、所定回数のラウンド遊技から構成され、大当り継続条件(Vスイッチによるパチンコ球の検出)が成立することを条件に、ラウンド遊技が順次移行し、大当りが継続するようになっている。ここで、前記カウントスイッチまたはVスイッチがパチンコ球の通入を10球カウントするか、前記開閉板18が所定の設定時間に亘り開放するかの何れかを満たすことを1回のラウンド遊技が終了するラウンド遊技終了条件として設定されている。そして、最大15回までのラウンド遊技を行なって、大当りを継続し得るようになっている。また、前記入賞装置Mに入賞したパチンコ球は、優先的にVスイッチを通過するよう構成され、大当りは略確実に15回のラウンド遊技を行ない得るようになっている。
(図柄表示装置について)
図8に示すように、実施例のパチンコ機Pに搭載される図柄表示装置20は液晶ディスプレイからなり、図柄を停止および可変表示する左・中・右の各表示部20a,20b,20cを横並び状に設けてある。また、図柄表示装置20は、前記主制御装置21からの制御信号に基づいて制御を行なう表示制御装置31(副制御手段)に制御され、後述の制御条件に従って各表示部20a,20b,20cに図柄を可変表示または停止表示すると共に、種々の遊技演出を行なうよう構成される。なお、本実施例では前記各表示部20a,20b,20cに表示する図柄として「0」〜「9」の10種類の数字が設定され、各表示部20a,20b,20cには一つの図柄を停止表示し得るようになっている。そして、前記中表示部20bが可変表示された状態で左右の表示部20a,20cに同一の図柄が停止表示されている場合には、リーチが発生し(例えば、「0,変動中,0」や「7,変動中,7」等)、図柄表示装置20やスピーカ15,15および電飾ランプ14,14において所要のリーチ演出を行ない、最終的に中表示部20bにも左表示部20aおよび右表示部20cに停止表示されている図柄と同一の図柄が停止表示された場合(例えば、「0,0,0」や「7,7,7」等)には、大当り図柄組み合わせとなって前記大当りが発生し、前記図柄表示装置20では、後述する条件に従って演出内容の異なる第1の演出パターンまたは第2の演出パターンの何れかの演出内容で大当り演出が行なわれる。
なお、前記図柄の内の「1」,「3」,「5」,「7」,「9」の図柄(特定図柄)で前記大当り図柄組み合わせとなった場合には、大当り終了後の遊技状態が、次回の大当りが発生するまでは大当りの発生しやすい高確率状態(所謂、確率変動状態または確変状態)となるよう設定してある。また、前記図柄の内の「0」,「2」,「4」,「6」,「8」の図柄(通常図柄)で前記大当り図柄組み合わせとなった場合には、大当り終了後の遊技状態が、次回の大当りが発生するまでは、前記高確率状態よりも大当りの発生し難い低確率状態(所謂、通常状態)となるよう設定されている。すなわち、前記パチンコ機Pには、遊技状態として前記高確率状態と低確率状態の2種類を設定してある。なお、特定図柄および通常図柄は、これらの図柄に限らず、任意の数字や文字、その他絵柄等を使用することもでき、またその数も10個に限られるものではない。
(主制御装置について)
前記主制御装置21は、図1に示すように、多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段22と、前記各表示部20a,20b,20cにおける図柄の可変表示パターン(変動パターン)を決定する変動パターン決定手段23と、該抽出手段22が抽出した乱数(乱数値)に基づいて各表示部20a,20b,20cに停止表示させる図柄を決定する図柄決定手段24と、前記抽出手段22が抽出した乱数値に基づいて大当りを発生させるか否かを判定する大当り判定手段(特別遊技判定手段)25とが設けられている。ここで、前記図柄決定手段24は、前記左表示部20aに停止表示させる図柄を停止図柄左、前記中表示部20bに停止表示させる図柄を停止図柄中、前記右表示部20cに停止表示させる図柄を停止図柄右として決定する。また、前記主制御装置21は、前記大当り判定手段25により大当りの発生と判定された場合に、前記図柄決定手段24で決定された図柄(大当り図柄)が前記特定図柄であるか否かを判定する第1の図柄判定手段(確変判定手段)26と、該第1の図柄判定手段26の判定結果に基づき、前記大当り図柄が特定図柄であるか否かを示す第1確変フラグを設定する第1の確変フラグ設定手段27とが設けられている。
更に、前記主制御装置21は、各種制御信号を前記表示制御装置31に出力する出力手段(信号出力手段)28を備えている。この出力手段28は、前記変動パターン決定手段23で決定された変動パターンをパターン指定信号として出力し、前記図柄決定手段24で決定された各停止図柄を図柄指定信号(左図柄指定信号、中図柄指定信号、右図柄指定信号)として出力するようになっている。そして、前記第1の確変フラグ設定手段27により設定された第1確変フラグに基づいて、前記表示制御装置31に確変演出信号または通常演出信号の何れかを大当りの終了時に出力するよう設定されている。この確変演出信号および通常演出信号は、前記表示制御装置31が大当り終了時に図柄表示装置20に表示させる終了表示演出(後述)を指示するのに用いられる。
なお、前記抽出手段22が抽出する乱数としては、前記大当りを発生させる特定乱数を含む多数の大当り判定用乱数(乱数)と、大当りを発生させる図柄を決定する大当り図柄判定用乱数と、リーチを発生させるリーチ乱数およびリーチを発生させない外れ乱数を含むリーチ判定用乱数と、リーチ発生時または外れの図柄を決定するリーチ図柄判定用乱数および外れ図柄判定用乱数とが夫々設定してある。ここで、前記確変状態(高確率状態)とは、より詳しくは前記抽出手段22による前記特定乱数の抽出確率が高く設定された遊技状態のことであり、前記特定乱数が抽出され易いために大当りする確率が通常状態(低確率状態)よりも高くなる。一方、前記通常状態(低確率状態)とは、より詳しくは前記抽出手段22による前記特定乱数の抽出確率が低く設定された遊技状態のことであり、前記特定乱数が抽出され難いために大当りする確率が確変状態(高確率状態)よりも低くなっている。
また、前記主制御装置21は、パチンコ球が前記始動入賞具11に入賞した際に前記抽出手段22により抽出される情報(大当り判定用乱数の乱数値および大当り図柄判定用乱数の乱数値)を、一時的に記憶可能なRAM(図示せず)を備えており、前記図柄表示装置20において可変表示されている際に該始動入賞具11にパチンコ球が入賞した場合に、最大4個のパチンコ球の入賞時に抽出した該情報を保持(保留)し得るよう構成される。また、前記RAMの記憶数(保留数)に応じて前記装飾部材13に設けた始動記憶表示部13a(図8参照)を点灯表示するよう構成され、遊技者に前記RAMの保留数を報知するようになっている。そして、前記図柄表示装置20で図柄を可変可能な状態となると、記憶した情報に基づいて前記各表示部20a,20b,20cを可変表示すると共に、前記始動記憶表示部13aが1つ消灯される。
(表示制御装置について)
前記表示制御装置31は、図1に示すように、前記主制御装置21から入力された各図柄指定信号に基づいて各停止図柄が同一の図柄であるか否かを判定する第2の図柄判定手段32と、該第2の図柄判定手段32により各停止図柄が同一の図柄であると判定された場合に、該図柄(すなわち大当り図柄)が前記特定図柄であるか否かを判定する第3の図柄判定手段(確率信号判定手段)33と、該第3の図柄判定手段33の判定結果に基づき、大当り図柄が特定図柄であるか否かを示す第2確変フラグを設定する第2の確変フラグ設定手段34と、前記確変演出信号または通常演出信号の何れの信号が入力されたかを判定し、入力された信号に基づいて演出変更フラグ(後述)を設定する演出変更フラグ設定手段35とを備えている。ここで、前記第2の図柄判定手段32は、停止図柄左、停止図柄中および停止図柄右を互いに比較することにより、各停止図柄が同一であるか否かを判定するようになっている。すなわち、この判定により、各停止図柄が同一の図柄であると判定された場合には、前記主制御装置21の大当り判定手段25による判定結果が大当りであったことを、表示制御装置31側でも判定し得ると共に、各停止図柄が同一の図柄でないと判定された場合には、前記主制御装置21の大当り判定手段25による判定結果が外れであったことを、表示制御装置31側でも判定可能となる。また、前記第3の図柄判定手段33による判定結果は、主制御装置21側の前記第1の図柄判定手段26の判定結果と同じとなるから、前記大当り図柄が特定図柄であるか否かを、表示制御装置31側でも判定できるようになっている。
また、前記表示制御装置31には、大当り発生時に図柄表示装置20で行なう大当り演出(遊技演出)として演出内容の異なる前記第1の演出パターンおよび第2の演出パターンが設定されており、演出内容選択手段36により大当り演出の演出内容を、第1の演出パターンおよび第2の演出パターンから選択するよう構成される。ここで、前記演出内容選択手段36は、前記演出変更フラグ設定手段35により設定された前記演出変更フラグと、前記第3の図柄判定手段33による判定結果とに基づいて、今回発生した大当りにおいて行なうべき演出内容を選択するようになっている。より詳しくは、前回の大当り終了時に前記演出変更フラグ設定手段35により設定された演出変更フラグから判定される前回の大当りの発生時における大当り図柄が特定図柄であったか否かの判定結果と、前記第3の図柄判定手段33による今回の大当りの発生における大当り図柄が特定図柄であるか否かの判定結果とに基づいて、大当りの演出内容を選択するようになっている。
(主制御装置および表示制御装置における制御態様について)
次に、前述のように構成されたパチンコ機Pの制御態様について、前記主制御装置21と前記表示制御装置31との関係に基づいて説明する。
パチンコ機Pに電源を投入すると所定の処理プログラムが開始されて前記主制御装置21および表示制御装置31の初期設定がなされ、遊技を開始し得る待機状態となる。この状態で、遊技盤Jに打ち出されたパチンコ球が前記始動入賞具11に入賞すると、前記入賞スイッチからの入賞検出信号を主制御装置21が検出して、図2に示す入賞検知処理が開始される。前記入賞検知処理では、ステップMS11において前記RAMが記憶している保留数が3個以下(4個未満)の場合には、ステップMS12に進み、該RAMにおける保留数を1加算して前記始動記憶表示部13aを1つ点灯させる。そして前記抽出手段22が前記大当り判定用乱数から一つの乱数値を抽出すると共に(ステップMS13)、前記大当り図柄用乱数から一つの乱数値を抽出して(ステップMS14)、入賞検知処理が終了する。一方、前記RAMに記憶されている保留数が4個の場合には、前記抽出手段22が大当り判定用乱数および大当り図柄用乱数を抽出することなく前記入賞検知処理は終了する。
前記入賞検知処理が終了すると、図3に示す変動開始処理が開始される。前記変動開始処理では、前記入賞検知処理において前記抽出手段22が抽出した大当り判定用乱数の乱数値が、予め設定した大当り判定用設定値と一致するか否かを前記大当り判定手段25が判定し(ステップMS20)、該大当り判定用設定値と一致する場合には大当りの発生と判定されてステップMS21に進む。すなわち、この大当り判定用乱数と一致する大当り判定用乱数の乱数値が、前記特定乱数となる。前記ステップMS21に進むと、前記抽出手段22が抽出した大当り図柄用乱数の乱数値に基づいて、前記図柄決定手段24が前記停止図柄左、停止図柄中および停止図柄右(大当り図柄)を決定し、該停止図柄左が前記特定図柄であるか否かを前記第1の図柄判定手段26が判定する(ステップMS22)。ここで、停止図柄左(大当り図柄)が特定図柄の場合には、前記第1の確変フラグ設定手段27により第1確変フラグが「1」に設定され(ステップMS23)、大当り図柄が通常図柄の場合には、該第1確変フラグが「0」に設定される(ステップMS24)。なお、第1の図柄判定手段26により特定図柄であると判定された場合には、大当り終了後の遊技状態は高確率状態となり、特定図柄でない(すなわち通常図柄である)と判定された場合には、大当り終了後の遊技状態は低確率状態となる。つまり、前記大当り判定手段25により大当りの発生と判定された場合に、前記図柄決定手段24で決定した図柄に基づいて高確率状態または低確率状態の何れかが選択(決定)されるため、前記図柄決定手段24は確率選択手段としても機能する。
一方、前記大当り判定手段25が、前記ステップMS20において大当り判定用乱数の乱数値と判定用設定値とが一致しないと判定した場合には、ステップMS25に進んで前記リーチ判定用乱数から前記抽出手段22が1つの乱数値を抽出し、抽出した乱数値が所定のリーチ判定用設定値に一致するか否かをリーチ判定手段(図示せず)により判定する(ステップMS26)。ここで、抽出した乱数値とリーチ判定用設定値とが一致する場合にはステップMS271に進み、一致しない場合にはステップMS281に進む。ステップMS271では、前記抽出手段22によりリーチ図柄決定用乱数から1つの乱数値が抽出されて、前記図柄決定手段24によりこの乱数値に基づいてリーチ図柄を決定すると共に(ステップMS272)、ステップMS281においては、該抽出手段22により外れ図柄決定用乱数から1つの乱数値が抽出され、図柄決定手段24によりこの乱数値に基づいて外れ図柄を決定する(ステップMS282)。そして、ステップMS29に進むと、前記変動パターン決定手段23により、複数設定された変動パターンの内から前記各表示部20a,20b,20cで図柄を可変表示するパターンが決定される。
前述した変動開始処理が完了すると、前記出力手段28が前記パターン指定信号および前記図柄指定信号を所定の順序で前記表示制御装置31に出力する。具体的には、最初にパターン指定信号を出力し、次に左図柄指定信号、右図柄指定信号、中図柄指定信号の順で出力するよう設定してある。
前記表示制御装置31は、前記主制御装置21から変動パターン信号が入力されると、該変動パターン信号に基づいたパターンで各表示部20a,20b,20cの図柄を可変表示させる。また、前記各図柄指定信号が入力されると(ステップSS11)、図5に示す確変フラグ設定処理を開始する。前記確変フラグ設定処理では、第2の図柄判定手段32により各図柄指定信号で指定された各停止図柄が同一の図柄であるか否かを判定し(ステップSS12)、各停止図柄が異なる場合には、該確変フラグ設定処理は終了して指定された各停止図柄が前記各表示部20a,20b,20cに最終的に図柄として停止表示される。
一方、前記ステップSS12において、第2の図柄判定手段32により各停止図柄が同一であると判定された場合には、ステップSS13に進んで、前記第3の図柄判定手段33により停止図柄左(大当り図柄)が特定図柄であるか否かを判定し、大当り図柄が特定図柄の場合には、第2の確変フラグ設定手段34により第2確変フラグが「1」に設定されると共に(ステップSS14)、大当り図柄が通常図柄の場合には第2確変フラグが「0」に設定される(ステップSS15)。ここで、第3の図柄判定手段33により判定した停止図柄は、前記主制御装置21から出力された前記図柄指定信号によって指定されたものである。また、前記第3の図柄判定手段33により停止図柄左(大当り図柄)が特定図柄であると判定された場合には、大当り終了後の遊技状態は高確率状態となり、特定図柄でない(すなわち通常図柄である)と判定された場合には、大当り終了後の遊技状態は低確率状態となる。このように、特定図柄を指定する図柄指定信号は、前記図柄決定手段24(確率選択手段)により高確率状態が選択された際に前記出力手段28により出力される高確率信号としても機能し、通常図柄を指定する図柄指定信号は、該図柄決定手段24(確率選択手段)により低確率状態が選択された際に出力手段28により出力される低確率信号としても機能する。
そして、前記第2確変フラグが設定されると、前記確変フラグ設定処理は終了し、図柄を可変表示した後に、各図柄指定信号で指定された各停止図柄が前記各表示部20a,20b,20cに最終的に大当り図柄として停止表示されて大当りが発生する。なお、前記図柄表示装置20は、各表示部20a,20b,20cに、前記図柄決定手段24(確率選択手段)により決定(選択)された特定図柄または通常図柄を最終的に停止表示することで、大当り終了後の遊技状態として、前記高確率状態または低確率状態の何れかが選択されたのかを遊技者に報知する報知手段としても機能している。
(大当り発生時の制御態様について)
次に、大当りが発生した際の前記主制御装置21および表示制御装置31の制御態様について説明する。
前記図柄表示装置20の各表示部20a,20b,20cに同一の図柄が停止表示されて大当り図柄組み合わせとなって大当りが発生すると、前記主制御装置21は、図4に示す大当り演出処理を行なう。前記大当り演出処理では、前記表示制御装置31に対して大当り演出を開始させる開始演出信号を出力する(ステップMS31)。そして、前記開始演出信号を出力した後に、前記表示制御装置31において後述する大当り演出開始処理が完了すると、前記入賞装置Mの開閉板18を開放すると共に、現在のラウンドを示すラウンド信号を前記表示制御装置31に出力する(ステップMS32)。また、入賞装置Mに入賞したパチンコ球を前記Vスイッチが検出すると、V入賞信号を前記表示制御装置31に出力するようになっている(MS33)。そして、大当りの終了時に、第1確変フラグが「1」に設定されている場合には、前記出力手段28が前記表示制御装置31に前記確変演出信号を出力し(ステップMS35)、第1確変フラグが「0」に設定されている場合には、該出力手段28が表示制御装置31に前記通常演出信号を出力して(ステップMS36)、前記大当り演出処理が終了する。
前記表示制御装置31は、前記主制御装置21から前記確変演出信号または通常演出信号が入力されると、図6に示す演出変更フラグ設定処理を開始する。前記演出変更フラグ設定処理では、前記演出変更フラグ設定手段35により主制御装置21から前記確変演出信号が入力されたか否かを判定し(ステップSS21)、該確変演出信号が入力されたと判定した場合には、ステップSS22に進んで前記演出変更フラグを「1」に設定する。そして、前記図柄表示装置20において大当りが終了する際に行なわれる終了表示演出として、「確率変動おめでとう!」の文字を表示して遊技者に大当り終了後の遊技状態が高確率状態となることを報知する。また、前記演出変更フラグ設定手段35により主制御装置21から前記確変演出信号が入力されていないと判定した場合(すなわち、通常演出信号が入力されたと判定した場合)には、ステップSS23に進んで前記演出変更フラグを「0」に設定する。そして、前記図柄表示装置20において大当りが終了する際に行なわれる終了表示演出として、「またね!」の文字を表示して遊技者に大当り終了後の遊技状態が低確率状態となることが報知される。なお、前記ステップSS22またはステップSS23で設定した演出変更フラグは、前記表示制御装置31に設けたRAM(図示せず)に一時的に記憶され、大当りが発生した際に、後述する大当り演出開始処理において利用される。
前記表示制御装置31は、前記主制御装置21から前記開始演出信号が入力されると、図7に示す大当り演出開始処理を開始する。この大当り演出開始処理では、前記演出内容選択手段36により、前回の大当りが発生した際に前記演出変更フラグ設定手段35が設定した前記演出変更フラグが「0」であるか否かを判定し(ステップSS31)、該演出変更フラグに「0」が設定されていた場合には、当該大当りに対する演出内容として前記第1の演出パターンを選択決定するようになっている(ステップSS32)。一方、前記演出変更フラグが「1」であった場合には、前記演出内容選択手段36により更に今回の大当りの発生に際して前記第2の確変フラグ設定手段34が設定した前記第2確変フラグが「1」であるか否かが判定される(ステップSS33)。ここで、前記第2確変フラグが「1」である場合には、今回の大当りに対する演出内容として前記第1の演出パターンを選択決定し(ステップSS32)、該確変フラグが「0」である場合には、当該大当りに対する演出内容として前記第2の演出パターンを選択する(ステップSS34)。なお、パチンコ機Pに電源を投入した際には、前記演出変更フラグは「0」に設定されて、電源投入後における最初の大当りの発生に際しては、前記第1の演出パターンが選択されるよう構成される。
つまり、前記大当り判定手段25により、大当りの発生と判定されたときの遊技状態が低確率状態(前回の大当り発生時に設定された演出変更フラグが「0」)であって、当該判定がされた際に前記図柄決定手段24が決定した大当り図柄が特定図柄または通常図柄(今回の大当り発生時に設定された第2確変フラグが「1」または「0」)である場合には、前記演出内容選択手段36により当該大当りに対する遊技演出として前記第1の演出パターンが選択される。また、前記大当り判定手段25により、大当りの発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態(前回の大当り発生時に設定された演出変更フラグが「1」)であって、当該判定がされた際に図柄決定手段24が決定した大当り図柄が特定図柄(今回の大当り発生時に設定された第2確変フラグが「1」)である場合にも、前記演出内容選択手段36により当該大当りに対する遊技演出として前記第1の演出パターンが選択される。一方、前記大当り判定手段25により、大当りの発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態(前回の大当り発生時に設定された演出変更フラグが「1」)であって、当該判定がされた際に図柄決定手段24が決定した大当り図柄が通常図柄(今回の大当り発生時に設定された第2確変フラグが「0」に設定)である場合には、前記演出内容選択手段36により当該大当りに対する遊技演出として前記第2の演出パターンが選択されるよう設定されている。
すなわち、大当りの発生と判定された時点までの遊技状態と、該大当りが発生した際に選択された大当り終了後の遊技状態とに基づいて、当該大当りに対する演出内容が決定される。従って、大当りが発生した前後の遊技状態により、大当り時に行なわれる演出内容が変更されるので、多彩な演出で遊技者を楽しませることができる。更に、大当りの発生する条件により、遊技者が最も注目する図柄表示装置20で展開される大当り演出の演出内容を変化させ得るので、遊技者に与える興趣を増大させ得るようになる。なお、前記表示制御装置31は、前記主制御装置21から前記ラウンド信号を受信すると、前記図柄表示装置20に現在のラウンドを表示すると共に、前記V入賞信号を受信すると、該図柄表示装置20に「V」の文字を表示して、遊技者に現在の大当り状態を報知し、遊技者が確実に大当りを消化し得るよう構成されている。
ところで、本実施例に例示した確率変動機能を備えたパチンコ機Pで遊技を行なっている遊技者の多くは、前記特定図柄の組み合わせで大当りして高確率状態に移行するのを期待すると共に、高確率状態に移行した際には、特定図柄の組み合わせで大当りが発生して高確率状態が継続することを期待ながら遊技を行なっている。このため、前記高確率状態において通常図柄の組み合わせで大当りが発生した場合には、遊技者はこの大当りに基づいて多数の賞球を得られるにも拘わらず、高確率状態が終了することに落胆してしまい、遊技の面白みが減退してしまう難点があった。これに対して、本実施例におけるパチンコ機Pは、前述の如く高確率状態が終了する場合(大当り後の遊技状態が低確率状態に移行する場合)には、当該大当り中の演出内容を通常の演出内容とは異なる第2の演出パターンに変更するから、遊技者に新たな遊技の面白みを与えることができ、遊技者の落胆を抑制することが可能である。
また、本実施例のパチンコ機Pでは、大当りが発生した際に、該大当りに対して行なうべき大当り演出を主制御装置21と表示制御装置31とで決定するようになっているから、該主制御装置21に掛かる負担を軽減することができる。また、大当りに際して行なう演出内容を変更する場合には、表示制御装置31のみを新しい演出内容を組み込んだ表示制御装置31に交換するだけで済むから、廃棄物を減少し得ると共に、コストを低減することも可能である。
〔変更例〕
なお、大当りが発生した際に演出内容を変更する制御態様としては、実施例のものに限られるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図9に示すように、大当り演出開始処理において、前記演出内容選択手段36により前回の大当りが発生した際に設定された前記演出変更フラグが「0」であるか否かを判定し(ステップSS41)、該演出変更フラグに「0」が設定されていた場合には、更に演出内容選択手段36により第2確変フラグが「1」であるか否かを判定するよう構成する(ステップSS42)。ここで、前記第2確変フラグが「1」である場合には前記演出変更フラグ設定手段35が演出変更フラグを「1」に設定すると共に(ステップSS44)、大当り演出として前記第1の演出パターンが選択される(ステップSS48)。また、前記第2確変フラグが「0」である場合には演出変更フラグ設定手段35が演出変更フラグを「0」に設定して(ステップSS45)、大当り演出として前記第1の演出パターン(ステップSS48)を選択するよう構成されている。一方、前記ステップSS41において、前回の大当りが発生した際に設定した前記演出変更フラグが「1」であった場合には、前記演出内容選択手段36により第2確変フラグが「1」であるか否かを判定する(ステップSS43)。ここで、前記第2確変フラグが「1」である場合には前記演出変更フラグ設定手段35が演出変更フラグを「1」に設定すると共に(SS46)、大当り演出として前記第1の演出パターンを選択する(ステップSS48)。また、前記第2確変フラグが「0」である場合には演出変更フラグ設定手段35が演出変更フラグを「0」に設定すると共に(ステップSS47)、大当り演出として前記第2の演出パターンを選択するよう構成される(ステップSS49)。
このように設定した場合でも、大当りの発生する条件により図柄表示装置20で展開される大当り演出の演出内容が変化されるので、前述した実施例と同様の作用効果を得ることができる。また、図9に示す制御態様では、大当り開始演出処理において、演出変更フラグ設定手段35により演出変更フラグを設定するようになっているから、表示制御装置31で演出変更フラグ設定処理を行なう必要がなく、該表示制御装置31における制御の複雑化を防止することが可能である。なお、前記表示制御装置31に設定する演出内容としては、実施例のように第1および第2の演出パターンの2種類に限定されるものではなく、例えば図9において表示制御装置31に演出内容が夫々異なる第1〜第4の演出パターンを設定し、SS45またはSS46における処理をした後に、該第3の演出パターンまたは第4の演出パターンで大当り演出を行なうよう設定すれば、より演出内容を多様化して遊技の興趣を増大させることが可能である。
また、実施例では、主制御手段(主制御装置)と副制御手段(表示制御手段)の2つの制御手段を使用するようにしたが、これに限らず主制御手段のみで制御を行なうようにしてもよい。すなわち、前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態と、当該判定がされた際に前記確率選択手段により選択された遊技状態とに基づいて、当該特別遊技に対して行なうべき演出内容を、複数の演出パターンの内から選択する演出内容選択手段を設けるよう構成すればよい。更に、複数の演出パターンとしては、実施例の如く図柄表示装置における表示演出の演出内容を変更する場合に限定されず、音声装置を制御する音声制御装置や発光装置を制御する発光制御装置に複数の演出パターンを設け、音声演出や発光演出の演出内容を変更するよう構成することもできる。なおこの場合には、音声制御装置および発光制御装置にも、実施例の表示制御装置31と同様に、第2の図柄判定手段32、第3の図柄判定手段33、第2の確変フラグ設定手段34、演出変更フラグ設定手段35および演出内容選択手段36を設け、主制御装置21から出力される図柄指定信号(高確率信号、低確率信号)、確変演出信号および通常演出信号を入力するようにすればよい(なお、符号は実施例で用いたものを付してある)。
なお、実施例では、遊技機としてパチンコ機を例示したが、これに限らず、遊技者に有利な特別遊技を発生する特定乱数を含む多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを判定する特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定された際に、当該特別遊技終了後の遊技状態を、前記抽出手段による前記特定乱数の抽出確率が高く設定された高確率状態、または該抽出手段による特定乱数の抽出確率が低く設定された低確率状態の何れかに選択する確率選択手段とを備える遊技機であれば、何れの構成のものであってもよい。
〔付記〕
そして、本発明の具体的構成としては、以下のような限定が可能である。
1.演出内容選択手段は、前回の特別遊技の発生に際して確率選択手段により選択された特別遊技終了後の遊技状態と、今回の特別遊技の発生に際して確率選択手段により選択された特別遊技終了後の遊技状態とに基づいて、今回の特別遊技に対して行なうべき演出内容を、複数の演出パターンの内から選択するようになっている。
2.全体を制御する主制御手段と、該主制御手段が出力した制御信号に基づき各遊技部品を制御する副制御手段とを備え、該主制御手段に、遊技者に有利な特別遊技を発生する特定乱数を含む多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを判定する特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定された際に、当該特別遊技終了後の遊技状態を、前記抽出手段による前記特定乱数の抽出確率が高く設定された高確率状態、または該抽出手段による特定乱数の抽出確率が低く設定された低確率状態の何れかに選択する確率選択手段とを備えた遊技機において、
前記主制御手段は、
前記確率選択手段により前記高確率状態が選択された際には、前記副制御手段に高確率信号を出力し、該確率選択手段により前記低確率状態が選択された際には、該副制御手段に低確率信号を出力する信号出力手段を備え、
前記副制御手段は、
前記高確率信号または低確率信号の何れの信号を受信したかを判定する確率信号判定手段と、
演出内容の異なる第1の演出パターンまたは第2の演出パターンから、特別遊技に対して行なうべき演出内容を選択する演出内容選択手段とを備え、
前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が低確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率信号判定手段により前記副制御手段が受信した信号が低確率信号あるいは高確率信号であると判定された場合、または前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率信号判定手段により前記副制御手段が受信した信号が高確率信号であると判定された場合には、前記演出内容選択手段により当該特別遊技に対する演出内容として前記第1の演出パターンが選択され、
前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率信号判定手段により前記副制御手段が受信した信号が低確率信号であると判定された場合には、前記演出内容選択手段により今回の特別遊技に対する演出内容として前記第2の演出パターンが選択されるよう構成する。
3.前記確率選択手段により特別遊技終了後の遊技状態として、前記高確率状態または低確率状態の何れが選択されたかを報知する報知手段を備える。
本発明の実施例に係る主制御装置と表示制御装置を示すブロック図である。 実施例に係る主制御装置における入賞検知処理を示すフローチャート図である。 実施例に係る主制御装置における変動開始処理を示すフローチャート図である。 実施例に係る主制御装置における大当り演出処理を示すフローチャート図である。 実施例に係る表示制御装置における確変フラグ設定処理を示すフローチャート図である。 実施例に係る表示制御装置における演出変更フラグ設定処理を示すフローチャート図である。 実施例に係る表示制御装置における大当り演出開始処理を示すフローチャート図である。 実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 変更例に係る表示制御装置における大当り演出開始処理を示すフローチャート図である。
符号の説明
14 電飾ランプ(発光装置)
15 スピーカ(音声装置)
20 図柄表示装置(表示装置)
22 抽出手段
24 図柄決定手段(確率選択手段)
25 大当り判定手段(特別遊技判定手段)
36 演出内容選択手段

Claims (3)

  1. 遊技者に有利な特別遊技を発生する特定乱数を含む多数の乱数から一つの乱数を抽出する抽出手段と、前記抽出手段が抽出した乱数に基づいて特別遊技を発生させるか否かを判定する特別遊技判定手段と、前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定された際に、当該特別遊技終了後の遊技状態を、前記抽出手段による前記特定乱数の抽出確率が高く設定された高確率状態、または該抽出手段による特定乱数の抽出確率が低く設定された低確率状態の何れかに選択する確率選択手段とを備える遊技機において、
    前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態と、当該判定がされた際に前記確率選択手段により選択された遊技状態とに基づいて、当該特別遊技に対して行なうべき演出内容を、複数の演出パターンの内から選択する演出内容選択手段を設けた
    ことを特徴とする遊技機。
  2. 前記複数の演出パターンは、表示装置による表示演出、音声装置による音声演出および発光装置における発光演出の内少なくとも何れか1つの演出内容が異なっている請求項1記載の遊技機。
  3. 前記複数の演出パターンとして、演出内容の異なる第1の演出パターンと第2の演出パターンとを有し、
    前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が低確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段により選択された遊技状態が低確率状態あるいは高確率状態である場合、または前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段により選択された遊技状態が高確率状態である場合には、前記演出内容選択手段により当該特別遊技に対する遊技演出として前記第1の演出パターンが選択され、
    前記特別遊技判定手段により特別遊技の発生と判定されたときの遊技状態が高確率状態であって、当該判定がされた際に前記確率選択手段により選択された遊技状態が低確率状態である場合には、前記演出内容選択手段により当該特別遊技に対する遊技演出として第2の演出パターンが選択される請求項1または2記載の遊技機。
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