JP2012223342A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】主制御基板は特別利益状態態様記憶部を備えている。特別利益状態態様記憶部は、第1利益状態としての第1〜第3特別利益状態のそれぞれについて、通常用いられる長態様(第1態様)と、長態様に比較して終了インターバルが短い短態様(第2態様)とを記憶している。第1利益状態としての特別利益状態の発生前における確率変動遊技の実行の有無およびサポート遊技の実行の有無、および特別利益状態の終了後における確率変動遊技の実行の有無およびサポート遊技の実行の有無の双方に基づいて、当該特別利益状態の態様が長態様であるのか、または短態様であるのかが選択決定される。
【選択図】図7
Description
遊技盤の前面には、横長の大入賞口が配設されており、この大入賞口に関連して、大入賞口を開閉する板状の大入賞口開閉役物が設けられている。大入賞口開閉役物は、遊技盤の盤面に沿った状態で大入賞口を閉塞して、大入賞口に遊技球が入るのを阻止することができ、また、この状態から、大入賞口の下端縁に沿って配置された回動軸を中心に手前側に傾倒されることにより、大入賞口を開放して、大入賞口開閉役物上に落下してくる遊技球を大入賞口内に案内することができる。
このような特別モードの実行中には、遊技者の興味心を向上させるために、第1利益状態における演出表示器の演出は、連続する複数の第1利益状態に跨るひとまとまりの演出にすることが望ましい。しかしながら、連続する複数の第1利益状態のそれぞれの期間が比較的長く設定されていると、演出が間延びするおそれがある。そのため、このような特別モードでは、各第1利益状態における全体長さを短縮化することが望まれている。そして、その場合であっても、第1利益状態における利益の度合いを、従前から変更せずに維持する必要がある。
この構成によれば、第1利益状態の発生前における内部状態と、第1利益状態の終了後における内部状態との双方に基づいて、当該第1利益状態の態様が、第1態様および第2態様を含む複数の態様のうちいずれの態様であるかが選択決定される。
また、請求項2記載の発明は、遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、前記始動手段は、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第1始動手段(検出手段56)と、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第2始動手段(検出手段57)とを含み、前記第1抽選手段は、前記第1または第2始動手段が遊技球を検出した場合に、前記第1抽選を実行する手段を含み、前記識別情報表示手段は、前記第1始動手段の遊技球の検出に基づく前記第1抽選の結果を表示するための第1識別情報表示手段(第1特別図柄表示手段21)と、前記第2始動手段の遊技球の検出に基づく前記第1抽選の結果を表示するための第2識別情報表示手段(第2特別図柄表示手段22)とを含み、前記弾球遊技機は、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第3始動手段(普通図柄始動手段15)と、前記第2始動手段を開閉するための開閉役物(8)と、前記第3始動手段が遊技球を検出した場合に、前記第2始動手段を開放する第2利益状態(普通利益状態)を発生させるか否かの第2抽選(普通利益状態抽選)を実行する第2抽選手段と、前記第3始動手段の遊技球の検出に基づく前記第2抽選の結果を表示するための第3識別情報表示手段(普通図柄表示手段24)と、前記第2抽選の結果が当選である場合に前記第2利益状態を発生させる第2利益状態発生手段(34)と、所定の第2条件が成立した場合に、前記第1利益状態の作動終了に関連して、前記第2利益状態の発生頻度を高めるサポート遊技を実行するサポート遊技実行手段(34)とをさらに含み、前記第1および前記第2始動手段は、前記サポート遊技中には当該第1始動手段よりも当該第2始動手段が遊技球を高い頻度で検出可能に、かつ前記サポート遊技の非実行時には当該前記第2始動手段よりも当該前記第1始動手段が遊技球を高い頻度で検出可能に設けられており、前記第1利益状態態様決定手段は、当該第1利益状態の発生前における前記確率変動遊技の実行の有無および前記サポート遊技の実行の有無の組み合わせ、または当該第1利益状態の発生前における前記確率変動遊技の実行の有無と、当該第1利益状態の終了後における前記確率変動遊技の実行の有無および前記サポート遊技の実行の有無の組み合わせ、または当該第1利益状態の発生後における前記確率変動遊技の実行の有無との双方に基づいて、当該第1利益状態の前記態様を決定する、請求項1記載の弾球遊技機である。
さらに、請求項5に記載のように、前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の発生前において確率変動遊技中であった場合において、当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中であるときには、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定するとともに、当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技の非実行時であるときには、前記第2態様よりも前記第1態様を高い頻度で選択決定するものであってもよい。
また、請求項7に記載のように、前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の発生前の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技中であり、かつ当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技中である場合には、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定してもよい。
この場合、請求項9に示すように、前記前記継続回数計数手段はカウンタ(52)を含み、前記確率変動実行制限手段は、当該カウンタの計数値を初期値に戻しており、前記第1利益状態態様決定手段は、前記カウンタの計数値に基づいて当該第1利益状態の種類を選択決定してもよい。
さらに、請求項11に示すように、前記第1利益状態の実行後前記確率変動遊技となった場合に、前記識別情報表示手段の変動動作の回数を計数する確率変動動作回数計数手段と、前記確率変動動作回数計数手段によって計数された回数が予め定める回数に達した場合に実行する手段(34)とをさらに含んでいてもよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る弾球遊技機1の遊技盤2の正面図である。弾球遊技機1は、遊技盤2と、遊技盤2を保持する前枠(図示しない)とを備えている。前枠の前面下部右方には、発射装置(図示しない)から発射される遊技球の勢いを調節するためのハンドル(図示しない)が配設されている。ハンドルは、前枠に回転可能に保持されている。遊技者が、弾球遊技機1に回転可能に備えられたハンドルを把持して回転操作することにより、発射装置から遊技盤2に向けて遊技球を発射することができ、また、ハンドルの回転角度を調整することにより、遊技盤2に向けて発射される遊技球の勢いを調節することができる。
図2は、遊技盤2における第1特別図柄始動口6および第2特別図柄始動口7を含む部分の構成を示す拡大正面図である。以下、この部分を、図1および図2を参照して説明する。
第1特別図柄始動口6または第2特別図柄始動口7に遊技球が入ると、予め定める個数(たとえば、第1特別図柄始動口6への遊技球入球に対しては3球、および第2特別図柄始動口7への遊技球入球に対しては5球)の賞球が、賞球払出装置50(図3参照)から払い出される。また、第1特別図柄始動口6または第2特別図柄始動口7への遊技球の入球に伴って、特別利益状態を実行するか否かを決定するための大当たり抽選(特別利益状態抽選)が実行される。
遊技盤2の右部(液晶表示ユニット4の右方)には、遊技盤2の盤面に沿って流下する遊技球が通過可能な普通図柄ゲート(普通図柄始動手段)15が配設されている。普通図柄ゲート15は、第2大入賞口12の右上に位置している。普通図柄ゲート15を遊技球が通過すると、第2特別図柄始動口7を開放するか否か(電動チューリップ役物8を拡開状態にするか否か)を決定するための普通図柄抽選(普通利益状態抽選)が実行される。普通図柄抽選により第2特別図柄始動口7を開放すると決定される確率(普通図柄抽選の当選確率)は、後述するサポート遊技の非実行時ではたとえば1/100、後述するサポート遊技中ではたとえば1/1.1である。具体的には、遊技球の普通図柄ゲート15に対する通過に応じて、普通図柄抽選用乱数値が取得される。
遊技盤2の上部には、ガイドレール3の上部と液晶表示ユニット4との間に、アナログ式の時計を模した時計役物17が演出装置として配設されている。時計役物17は、遊技盤2の盤面と平行に配置された円形の文字盤18と、文字盤18上に、それぞれ回転可能に設けられた長針19および短針20とを備えている。文字盤18には、実際の時計の文字盤を模して、周方向の全域に渡って等間隔に「1」〜「12」の数字(ローマ数字)が付されており、長針19および短針20は、これらの数字を指し示すことができるようになっている。長針19には、モータや歯車などを含む構成の時計役物駆動部25(図3参照)の駆動力が付与されるようになっている。また、長針19に付与された駆動力(回転駆動力)を短針20に付与する伝達機構(図示せず)が設けられている。時計役物駆動部25から長針19に付与された駆動力によって長針19が回転駆動されるとともに、この長針19の回転に伴って短針20が回転する。実際の時計と同様、長針19が1周回転することに伴って、短針20が1/12周回転する。
弾球遊技機1には確率変動遊技が用意されている。確率変動遊技では、大当たり抽選により特別利益状態を実行すると決定される確率(大当たり確率)は、たとえば1/49に設定されている。また、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率は、確率変動遊技中における大当たり確率よりも低い確率、たとえば1/50に設定されている。確率変動遊技中における大当たり確率は、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率よりも高いもの、確率変動遊技の非実行時における大当たり確率と極めて近似している。そのため、確率変動遊技中(高確率)と確率変動遊技の非実行時(低確率)との間で、大当たりのし易さはほとんど変わらない。
このようにサポート遊技中では、サポート遊技の非実行時と比較して、普通図柄ゲート15への遊技球の通過に対する普通図柄表示手段24の図柄変動時間が短く、普通図柄抽選の当選確率が高く、かつ普通図柄抽選の当選時における第2特別図柄始動口7の開放度合い(開放回数および各開放に要する時間を含む。)が高い。したがって、サポート遊技中には、電動チューリップ役物8が頻繁に拡開状態になり、遊技盤2の盤面を流下する遊技球が第1特別図柄始動口6よりも第2特別図柄始動口7に入球し易くなる。
この弾球遊技機1では、サポート遊技と確率変動遊技とは互いに独立している。具体的には、サポート遊技と確率変動遊技とを並行して(同時に)実行することができ、サポート遊技および確率変動遊技の一方のみを実行することができ、サポート遊技および確率変動遊技の双方を実行しないこともできる。確率変動遊技はサポート遊技中であるか否かによらずに発生し、またサポート遊技中であるか否かによらずに終了するようになっている。また、サポート遊技は確率変動遊技中であるか否かによらずに発生し、また確率変動遊技中であるか否かによらずに終了するようになっている。そのため、弾球遊技機1の内部状態(モード)として、確率変動遊技中でありかつサポート遊技中である状態、確率変動遊技中でありかつサポート遊技の非実行時である状態、確率変動遊技の非実行時でありかつサポート遊技中である状態、および確率変動遊技の非実行時でありかつサポート遊技の非実行時である状態の4つが用意されている(存在している)。
第1特別利益状態では、所定時間(たとえば30秒間)が経過するまで、または第1大入賞口11に予め定める最大入賞球数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、第1大入賞口11を開放するといった開放動作を1つのラウンド遊技として、このような開放動作がラウンド遊技間インターバル(たとえば1.0秒間)を挟んで多数のラウンド遊技(たとえば14ラウンド)行われる。1回の第1特別利益状態における遊技者が獲得可能な賞球は、たとえば約1400個(10(個/球)×10(球/ラウンド遊技)×14(ラウンド))である。
図3は、弾球遊技機1の電気的構成を示すブロック図である。
弾球遊技機1は、遊技の動作制御を司る主制御基板30と、主制御基板30に、それぞれ当該主制御基板30からの信号を入力可能に接続された演出制御基板31および払出制御基板32とを備えている。また、演出制御基板31には、液晶制御基板33が、当該演出制御基板31からの信号を入力可能に接続されている。各制御基板30,31,32,33にはたとえばマイクロコンピュータが実装されている。
メモリ35は、特別図柄−特別利益状態種別テーブル記憶部40と、第1特別図柄用始動メモリ41と、第1特別図柄用保留カウンタ42と、第2特別図柄用始動メモリ43と、第2特別図柄用保留カウンタ44と、普通図柄用始動メモリ45と、普通図柄用保留カウンタ46と、確率変動フラグ47と、サポート遊技フラグ48と、サポート遊技回転数カウンタ49と、リミッタ管理フラグ51と、リミッタカウンタ(カウンタ)52と、次回迄継続フラグ60と、特別利益状態態様記憶部61と、特別利益状態態様選択決定テーブル62とを備えている。
第1特別図柄用始動メモリ41には、第1特別図柄始動口6への遊技球入球に対して実行される大当たり抽選の結果が格納される。この場合における「大当たり抽選の結果」とは、第1特別図柄始動口6に入球したことに基づき取得された乱数値(大当たり判定用乱数値、大当たり図柄決定用乱数値および変動パターン選択用乱数値)を意味する(以下、これらの乱数値をまとめて「始動記憶」という場合がある。)。しかしながら、これらの乱数値の格納に代えて、取得した乱数値を予め定める大当たり当選値と比較判定することによる当落の結果自体を格納するようにしてもよいのはもちろんのことである。
第1および第2特別図柄表示手段21,22の図柄変動動作中でなく、特別利益状態中でなく、かつ第1および第2特別図柄表示手段21,22の図柄変動動作の保留もない状態で、第1特別図柄始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に応じて取得された始動記憶は、第1特別図柄用始動メモリ41に実行用として記憶される。その後すみやかに、その始動記憶に含まれる大当たり判定乱数値と大当たり数値とが比較され、かつその大当たり判定結果に応じた第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作の実行が開始される。一方、第1もしくは第2特別図柄用始動メモリ41,43に実行用として始動記憶が既に記憶されている状態、第1もしくは第2特別図柄表示手段21,22の図柄変動動作中、または特別利益状態中に、第1特別図柄始動口6に遊技球が入球した場合には、その入球に応じて取得された始動記憶は、第1特別図柄用始動メモリ41に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている始動記憶の個数が、第1特別図柄用保留カウンタ42によりカウントされる。
第1および第2特別図柄表示手段21,22の図柄変動動作中でなく、特別利益状態中でなく、かつ第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の保留もない状態で、第2特別図柄始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に応じて取得された始動記憶は、第2特別図柄用始動メモリ43に実行用として記憶され、その後すみやかに、その始動記憶に含まれる大当たり判定乱数値と大当たり数値とが比較され、かつその大当たり判定結果に応じた第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の実行が開始される。一方、第2特別図柄用始動メモリ43に実行用として始動記憶が既に記憶されている状態、第1もしくは第2特別図柄表示手段21,22の図柄変動動作中、または特別利益状態中に、第2特別図柄始動口7に遊技球が入球した場合には、その入球に対して取得された始動記憶は、第2特別図柄用始動メモリ43に保留用として記憶され、その保留用として記憶されている始動記憶の個数が、第2特別図柄用保留カウンタ44によりカウントされる。第2特別図柄用始動メモリ43に保留用として記憶されている始動記憶は、実行用として記憶されている始動記憶に対応する第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の実行が終了すると、第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作中でなくかつ特別利益状態中でないことを条件として、実行用として順次繰り上げられる。これにより、保留されていた始動記憶に対応した第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作が順次実行される。
サポート遊技フラグ48は、サポート遊技中であるか否かを記憶しておくためのものであって、サポート遊技中はたとえば「1」が格納されるとともに、サポート遊技の非実行時はたとえば「0」が格納される。
リミッタ管理フラグ51は、確率変動遊技の継続回数が予め定める回数(たとえば5回)に達しているか否かを記憶しておくためのものであって、確率変動遊技の継続回数が最大継続回数(たとえば5回)に達しているときはたとえば「1」が格納され、確率変動遊技の継続回数が4回以下であるときはたとえば「0」が格納される。具体的には、次に述べるリミッタカウンタ52の値が「5」に達したとき、リミッタ管理フラグ51の値が「0」から「1」に切り換わるようになっている。
次回迄継続フラグ60は、実行中のサポート遊技が次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技であるか否かを記憶しておくためのものである。次回の大当たりの成立まで継続して実行されるサポート遊技中はたとえば「1」が格納されるとともに、サポート遊技の非実行時または回数切りのサポート遊技の非実行時はたとえば「0」が格納される。
図4は、特別利益状態態様の一例を示す図である。図4(a)は第3特別利益状態の長態様を表し、図4(b)は第3特別利益状態の短態様を表している。また、図4(c)は第2特別利益状態の長態様を表し、図4(d)は第2特別利益状態の短態様を表している。さらに、図4(e)は第1特別利益状態の長態様を表し、図4(f)は第1特別利益状態の短態様を表している。
さらに、第1特別利益状態では前述のように、所定時間(たとえば30秒間)が経過するまで、または第1大入賞口11に予め定める最大入賞球数(たとえば10球)の遊技球が入球するまで、第1大入賞口11を開放するといった開放動作を1つのラウンド遊技として、このような開放動作がラウンド遊技間インターバルを挟んで多数のラウンド遊技(たとえば14ラウンド)行われる。
同様に、第1〜第3特別利益状態間で、開態様における終了インターバルの設定長さが共通した場合を例に挙げて説明したが、第1〜第3特別利益状態間のうち少なくとも1つの特別利益状態において、長態様における終了インターバルの長さを他と異ならせていてもよいのは言うまでもない。
払出制御基板32には、たとえば賞球払出装置50が制御対象として接続されている。また、液晶制御基板33は、演出インターフェイス基板を介して演出制御基板31に接続されている。液晶制御基板33には、液晶表示ユニット4が制御対象として接続されている。
演出制御基板31は、主制御基板30からの制御コマンドに基づいて、遊技盤2や前枠(図示しない)前面に設けられたランプ類(図示しない)の点灯(点滅)/消灯制御や、スピーカ群(図示しない)の音声出力制御、時計役物駆動部25の駆動制御をそれぞれ行う。
また、主制御基板30には、メモリ35に含まれるRAMに記憶されているデータ(情報)をクリア(リセット)するためのRAMクリアスイッチ(図示しない)が配設されている。この主制御基板30では、第1特別図柄用始動メモリ41、第1特別図柄用保留カウンタ42、第2特別図柄用始動メモリ43、第2特別図柄用保留カウンタ44、普通図柄用始動メモリ45、普通図柄用保留カウンタ46、確率変動フラグ47、サポート遊技フラグ48、サポート遊技回転数カウンタ49、リミッタ管理フラグ51、リミッタカウンタ(継続回数計数手段)52、次回迄継続フラグ60などがRAMに設けられている。
第1特別図柄始動口6への遊技球の入球に対する大当たり抽選の結果が大当たりである場合に、大当たり用の第1特別図柄として特別図柄「11」が選択される確率は30%である。第1特別図柄として特別図柄「11」が選択される場合において、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技の非実行時であるとき、特別利益状態として第3特別利益状態(「0.1s×2R」の特別利益状態)が採用される。この場合において、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時(低確率)である場合には、特別利益状態の終了後、次回の大当たりの成立まで継続して続行されるサポート遊技が実行され、大当たりの成立直前の内部状態が確率変動遊技中(高確率)である場合には、特別利益状態の終了後サポート遊技は実行されない。
そして、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技の非実行時でかつ確率変動遊技中である場合には、特別利益状態の終了後サポート遊技は実行されないが、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がそれ以外のとき、すなわち、サポート遊技中である場合、またはサポート遊技の非実行時でかつ確率変動遊技の非実行時である場合には、次回の大当たりの成立まで継続して続行されるサポート遊技が実行される。
第2特別図柄始動口7への入球に基づいて大当たりとなる場合、第2特別図柄表示手段22に停止表示される大当たり用の第2特別図柄として「21」、「22」、「23」および「24」の4種類が用意されている。
大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技の非実行時であるときは、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「21」〜「23」が選択される場合には、特別利益状態として第3特別利益状態(「0.1s×2R」の特別利益状態)が採用され、また、大当たり用の第2特別図柄として特別図柄「24」が選択される場合には、特別利益状態として第1特別利益状態(「30.0s×14R」の特別利益状態)が採用される。これらの場合には、特別利益状態の終了後、サポート遊技は実行されない。
一方、第1特別図柄および第2特別図柄の図柄割合も、図5の場合と同様である。実行される大当たり遊技の内容は図5の場合と同様である。
以下、図6の内容のうち図5と相違する点を説明する。
また、第1特別図柄として特別図柄「12」が選択される場合、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技中であれば、特別利益状態の終了後10回の回数切りのサポート遊技は実行されるが、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技の非実行時であれば特別利益状態の終了後サポート遊技は実行されない。なお、この明細書において、「N回(Nは予め定める数(自然数))の回数切りのサポート遊技」とは、その開始(すなわち特別利益状態の終了後)からN回の図柄変動動作(第1および第2特別図柄表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または次回の大当たりの成立のいずれか早い時まで継続して実行されるサポート遊技をいう。
また、第2特別図柄として特別図柄「22」が選択される場合、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技中であれば、特別利益状態の終了後10回の回数切りのサポート遊技は実行されるが、大当たりの成立直前における弾球遊技機1の内部状態がサポート遊技の非実行時であれば、特別利益状態の終了後サポート遊技は実行されない。
図7は、特別利益状態態様選択決定テーブル62の一例を示す図である。
特別利益状態の発生前における弾球遊技機1の内部状態(以下、「発生前状態」という場合がある。)が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時(図7に示す低確率サポートなし)である場合において、特別利益状態の終了後における弾球遊技機1の内部状態(以下、「終了後状態」という場合がある。)が確率変動遊技中でかつサポート遊技の非実行時(図7に示す高確率サポートなし)であるときは、当該特別利益状態(この場合、第3特別利益状態)の態様として長態様が選択決定される。また、発生前状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時である場合において、終了後状態が確率変動遊技中でかつサポート遊技中(図7に示す高確率サポート)であるときにも、特別利益状態(この場合、第1または第3特別利益状態)の態様として長態様が選択決定される。
発生前状態が確率変動遊技中でかつサポート遊技中(高確率サポート)である場合において、終了後状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時であるときは、特別利益状態(この場合、第2特別利益状態)の態様として長態様が選択決定される。
この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は第1特別図柄始動口入球センサ56からの入力信号の有無に基づいて、第1特別図柄始動口6に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS1)。また、この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は第2特別図柄始動口入球センサ57からの入力信号の有無に基づいて、第2特別図柄始動口7に遊技球が入球したか否かを監視している(ステップS11)。
一方、第1特別図柄用保留カウンタ42のカウント値が「4」であれば(ステップS2でYES)、各乱数を記憶することなく、第1特別図柄始動口6への遊技球入球に対する処理を終了する。
一方、第2特別図柄用保留カウンタ44のカウント値が「4」であれば(ステップS12でYES)、各乱数を記憶することなく、第2特別図柄始動口7への遊技球入球に対する処理を終了する。
第1特別図柄用始動メモリ41に始動記憶(大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数)が記憶されている場合には(ステップS21でYES)、第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の非実行時であり(ステップS22でNO)、第2特別図柄用保留カウンタ44の値が「0」であり(ステップS23でYES)、かつ特別利益状態(第1特別図柄始動口6または第2特別図柄始動口7への遊技球入球に対する特別利益状態)の非実行時(ステップS24でNO)であることを条件に、CPU34は弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技中であるか否かを判別した上で(ステップS25)、大当たり判定を行う(ステップS26,S27)。
そして、CPU34は第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作の実行を開始させるとともに(ステップS34)、演出制御基板31に対してステップS26またはステップS27における大当たり判定の結果と図8のステップS5で取得した変動パターン選択用乱数とに基づいた制御コマンドを付与する。また、演出制御基板31は、CPU34から受信する制御コマンドに応答して、液晶制御基板33に制御コマンドを送信し、液晶表示ユニット4の図柄変動動作の実行を開始させる。所定の図柄変動時間が経過した後(ステップS35でYES)、CPU34は第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作を停止する。ステップS26,S27における大当たり判定の結果が大当たりである場合は、CPU34はステップS32で決定した大当たり用の第1特別図柄を第1特別図柄表示手段21に停止表示し(ステップS36)、ステップS26,S27における大当たり判定の結果がはずれである場合は、CPU34はステップS33で決定したはずれ図柄を第1特別図柄表示手段21に停止表示する(ステップS36)。
特別利益状態の実行に先立って、特別利益状態(第1〜第3特別利益状態)の態様が選択決定される(ステップS38)。具体的には、CPU34が特別利益状態態様選択決定テーブル62を参照して、特別利益状態の発生前における弾球遊技機1の内部状態と、特別利益状態の終了後における弾球遊技機1の内部状態との双方に対応する態様(長態様なのか、あるいは短態様なのか)を求め、その態様を、特別利益状態(第1〜第3特別利益状態)における選択決定された態様とする。
具体的には、特別利益状態の終了後、CPU34はリミッタ管理フラグ51の値を参照する(ステップS40)。
一方、リミッタ管理フラグ51が「1」である場合(ステップS40でYES)、またはリミッタ管理フラグ51が「0」でありかつ大当たり用の第1特別図柄が非確変図柄である場合(ステップS40でNOかつステップS41でNO)には、確率変動フラグ47に「0」が格納されるとともに、リミッタカウンタ52の値が「0」にリセットされる(ステップS45)。これにより、次回以降の遊技で確率変動遊技は実行されない。なお、この実施形態では、通常時(非リミッタ時)にはいずれの第1特別図柄も確変図柄として機能するので、ステップS41の判断がNOになることはない。また、リミッタ管理フラグ51に「0」が格納される(ステップS45)。
図柄変動時間の経過後、ステップS36において第1特別図柄表示手段21にはずれ図柄が停止表示されると(ステップS37でNO)、次いで、サポート遊技中である場合にそのサポート遊技の継続の可否が調べられる(ステップS54)。
図13、図14、図15および図16は、第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作時における処理の流れを示すフローチャートである。
第2特別図柄用始動メモリ43に始動記憶(大当たり判定用乱数、大当たり図柄決定用乱数および変動パターン選択用乱数)が記憶されている場合には(ステップS61でYES)、第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作の非実行時であり(ステップS62でNO)、かつ特別利益状態(第1特別図柄始動口6または第2特別図柄始動口7への遊技球入球に対する特別利益状態)の非実行時(ステップS63でNO)であることを条件に、CPU34は弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技中であるか否かを判別した上で(ステップS65)、大当たり判定を行う(ステップS66,S67)。確率変動遊技中である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「1」が格納されている場合(ステップS65でYES)、CPU34は高確率(1/49)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS66)。一方、確率変動遊技の非実行時である場合、すなわち、確率変動フラグ47に「0」が格納されている場合(ステップS65でNO)、CPU34は低確率(1/50)の判定基準で大当たり判定を行う(ステップS67)。
そして、CPU34は第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作の実行を開始させるとともに(ステップS74)、演出制御基板31に対してステップS66またはステップS67における大当たり判定の結果と図8のステップS15で取得した変動パターン選択用乱数とに基づいた制御コマンドを付与する。また、演出制御基板31は、CPU34から受信する制御コマンドに応答して、液晶制御基板33に制御コマンドを送信し、液晶表示ユニット4の図柄変動動作の実行を開始させる。所定の図柄変動時間が経過した後(ステップS75でYES)、CPU34は第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作を停止する。CPU34はステップS66,S67における大当たり判定の結果が大当たりである場合は、ステップS72で決定した大当たり用の第2特別図柄を第2特別図柄表示手段22に停止表示し(ステップS76)、ステップS66,S67における大当たり判定の結果がはずれである場合は、ステップS73で決定したはずれ図柄を第2特別図柄表示手段22に停止表示する(ステップS76)。
特別利益状態の実行に先立って、特別利益状態(第1〜第3特別利益状態)の態様が選択決定される(ステップS78)。具体的には、CPU34が特別利益状態態様選択決定テーブル62を参照して、特別利益状態の発生前における弾球遊技機1の内部状態と、特別利益状態の終了後における弾球遊技機1の内部状態との双方に対応する態様(長態様なのか、あるいは短態様なのか)を求め、その態様を、特別利益状態(第1〜第3特別利益状態)における選択決定された態様とする。
具体的には、特別利益状態の終了後、CPU34はリミッタ管理フラグ51の値を参照する(ステップS80)。
一方、リミッタ管理フラグ51が「1」である場合(ステップS80でYES)、またはリミッタ管理フラグ51が「0」でありかつ大当たり用の第2特別図柄が非確変図柄である場合(ステップS80でNOかつステップS81でNO)には、確率変動フラグ47に「0」が格納されるとともに、リミッタカウンタ52の値が「0」にリセットされる(ステップS85)。これにより、次回以降の遊技で確率変動遊技は実行されない。なお、この実施形態では、通常時(非リミッタ時)にはいずれの第2特別図柄も確変図柄として機能するので、ステップS41の判断がNOになることはない。また、リミッタ管理フラグ51に「0」が格納される(ステップS85)。
図柄変動時間の経過後、ステップS76において第2特別図柄表示手段22にはずれ図柄が停止表示されると(ステップS77でNO)、次いで、サポート遊技中である場合にそのサポート遊技の継続の可否が調べられる(ステップS94)。
図17は、普通図柄ゲート15を遊技球が通過した場合の処理の流れを示すフローチャートである。普通図柄ゲート15を遊技球が通過すると、普通図柄ゲート通過センサ55(図3参照)からCPU34に対して入力信号が入力される。この弾球遊技機1による遊技中、CPU34は普通図柄ゲート通過センサ55からの入力信号の有無に基づいて、遊技球が普通図柄ゲート15を通過したか否かを監視している。
ところで、弾球遊技機1における遊技中(サポート遊技中であるか否かを問わない。)では、時計役物17を用いて示される時刻表示が可変されるようになっている。時計役物17には、確率変動遊技の継続回数に対応する時刻が表示される。なお、時計役物17の表示時刻は、確率変動遊技の継続回数を直接的に表すものでなく、確率変動状態の継続回数や終了を暗示する(間接的に表示する)ものであってもよい。
まず、図18を参照して、サポート遊技の非実行時における遊技の特徴について説明する。サポート遊技の非実行時においては、電動チューリップ役物8はめったに拡開状態にならないので、遊技盤2を流下する遊技球は、第2特別図柄始動口7にめったに入球しない。そのため、この状態における遊技球の始動入賞は、第2特別図柄始動口7への入球に基づくものではなく、第1特別図柄始動口6への入球に基づくものである。したがって、サポート遊技の非実行時に発生する特別利益状態は、第1特別図柄始動口6への遊技球入球に基づくものであり、大当たり用の第1特別図柄で大当たりしている。以降の説明では、サポート遊技の非実行時に発生する全ての特別利益状態が、第1特別図柄始動口6への遊技球入球に基づくものであると仮定して説明する。
そして、確率変動遊技の非実行時(すなわち、確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時)に大当たりが成立する場合、特別利益状態の終了後に39%の確率で、次回の大当たりの成立まで継続して続行されるサポート遊技が実行される(「11」、「13」または「14」が選択)。言い換えれば、特別利益状態の終了後61%の確率で、サポート遊技の非実行になる(「12」が選択)。また、特別利益状態の終了後に100%の確率で確率変動遊技が実行される。この確率変動遊技は次回の大当たりの成立まで継続して続行される確率変動遊技である。
そして、確率変動遊技の継続回数が4回以下であるとき(非リミッタ(通常)時)は、特別利益状態の終了後に100%の確率で、次回の大当たりの成立まで継続して続行されるサポート遊技が実行され、また、特別利益状態の終了後に100%の確率で、次回の大当たりの成立まで継続して続行される確率変動遊技が実行される。
前述のように、弾球遊技機1の内部状態として4種類ある。すなわち、確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時(図20および図21に示す低確率サポートなし)、確率変動遊技中でかつサポート遊技の非実行時(図20および図21に示す高確率サポートなし)、確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技中(図20および図21に示す低確率サポート)、および確率変動遊技中でかつサポート遊技中(図20および図21に示す高確率サポート)の4つである。
このとき、サポート遊技の非実行時(高確率サポートなし)に大当たりが成立する場合、特別利益状態の終了後における弾球遊技機1の内部状態は、確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時(低確率サポートなし)または確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技中(低確率サポート)のいずれかである。確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時(低確率サポートなし)に97%の確率で移行し(「11」、「13」または「14」が選択)、また、確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技中(低確率サポート)に3%の確率で移行する(「12」が選択)。
具体的には、弾球遊技機1の内部状態が確率変動遊技の非実行時でかつサポート遊技の非実行時(図22に示す低確率サポートなし)である場合は、弾球遊技機1は「前兆ゾーン」と言われるモード(遊技者にあまり有利でないモード)である。この弾球遊技機1がこの前兆ゾーンにあるとき、液晶表示ユニット4には、たとえば、次に述べるバトルゾーンへの突入を示唆するような画面が表示される。
以上のようにこの実施形態によれば、特別利益状態の発生前における確率変動遊技の実行の有無およびサポート遊技の実行の有無の双方と、当該特別利益状態の終了後における前記確率変動遊技の実行の有無およびサポート遊技の実行の有無の双方とに基づいて、当該特別利益状態の態様(が長態様であるのか、または短態様であるのか)が選択決定される。より具体的には、特別利益状態の発生前および実行後の状態がともに確率変動遊技中でありかつサポート遊技の非実行時である場合(弾球遊技機1のモードが、特別利益状態の発生前および実行後とも通常ゾーンにあるとき)、ならびに特別利益状態の発生前および実行後の状態がともに確率変動遊技中でありかつサポート遊技中である場合(弾球遊技機1のモードが、特別利益状態の発生前および実行後ともバトルゾーンにあるとき)に、当該特別利益状態の態様として短態様が選択決定される。そして、それ以外の場合には、当該特別利益状態の態様として長態様が選択決定される。
以上、この発明の一実施形態について説明したが、本発明は、他の形態でも実施することが可能である。
さらに、弾球遊技機1に複数の特別利益状態が用意されている場合、その特別利益状態の全てに対して長態様および短態様を設ける構成を例に挙げたが、長態様および短態様を、特別利益状態の少なくとも1つに設ける構成であればよい。
さらに、確率変動遊技の終了は、他の方法で確率変動遊技を終了させることができる。一例として、確率変動遊技を回数切りの確率変動遊技とすることができる。CPU34は確率変動遊技における特別図柄の図柄変動動作の回数を計数するための確変回転数カウンタを備えている。そして、確率変動遊技の開始(すなわち特別利益状態の終了後)から予め定める回数の図柄変動動作(第1および第2特別図柄表示手段21,22における図柄変動動作の合算数)が実行されるか、または大当たりが成立するまで、継続して実行されるものである。確率変動遊技において予め定める回数(たとえば128回)の図柄変動動作が実行されても大当たりが成立しない場合は、確率変動遊技の実行は終了し、弾球遊技機1の内部状態は確率変動遊技の非実行時になる。このとき、確率変動遊技中における第1特別図柄表示手段21の図柄変動動作数が予め定める数に達するとき、または第2特別図柄表示手段22の図柄変動動作数が予め定める数に達するときに、確率変動遊技の続行が強制的に制限されるようになっていてもよい。
さらに、上限回数が設定された(リミッタ式の)確率変動遊技と、回数切りの確率変動遊技とを組み合わせて確率変動遊技の続行を強制的に制限する構成であってもよいし、回数切りの確率変動遊技と転落抽選とを組み合わせて確率変動遊技の続行を強制的に制限する構成であってもよいし、リミッタ式の確率変動遊技と転落抽選とを組み合わせて確率変動遊技の続行を強制的に制限する構成であってもよい。また、リミッタ式の確率変動遊技と、回数切りの確率変動遊技と、転落抽選とを組み合わせて確率変動遊技の続行を強制的に制限する構成であってもよい。
たとえば、図5において、一部の大当たり用の第1または第2特別図柄を非確変図柄とし、その非確変図柄で大当たりした場合に、確率変動遊技が終了後非実行になるようにしてもよい。
また、CPU34は大当たり判定用乱数に基づいて小当たりであるか否かを判定するものではなく、小当たり用乱数発生部(図示しない)から取得した小当たり判定用乱数の値に基づいて、小当たりであるか否かを判定するものであってもよい。
また、前述の説明では、第1特別図柄始動口6および第2特別図柄始動口7を遊技盤2の下部に配設する構成について説明したが、第1特別図柄始動口6および第2特別図柄始動口7を右部に配置する構成を採用してもよい。
また、サポート遊技の作動契機(開始タイミング)は、それぞれ、特別利益状態における終了時以外の予め定めるタイミングであってもよい。具体的には、サポート遊技の作動契機が、それぞれ特別利益状態の開始時であってもよい。
また、第1特別図柄始動口6は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。また、第2特別図柄始動口7は、1つに限らず、2つ以上であってもよい。
2 遊技盤
8 電動チューリップ役物(開閉役物)
11 第1大入賞口
12 第2大入賞口
13 第1大入賞口開閉役物
14 第2大入賞口開閉役物
15 普通図柄ゲート(普通図柄始動手段)
21 第1特別図柄表示手段
22 第2特別図柄表示手段
24 普通図柄表示手段
34 CPU
52 リミッタカウンタ(カウンタ)
56 第1特別図柄始動口入球センサ(検出手段)
57 第2特別図柄始動口入球センサ(検出手段)
Claims (12)
- 遊技盤に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、
前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された始動手段と、
前記遊技盤上に配設され、遊技球が入球可能な大入賞口と、
前記大入賞口を開閉するための大入賞口開閉役物と、
前記始動手段が遊技球を検出した場合に、第1利益状態を発生させるか否かの第1抽選を実行する第1抽選手段と、
前記始動手段の遊技球の検出に基づく前記第1抽選の結果を表示するための識別情報表示手段と、
前記第1抽選の結果が当選である場合に、所定の条件が成立するまで前記大入賞口を開放するといった開放動作のラウンド遊技が複数回実行される第1利益状態を発生させる第1利益状態発生手段と、
一意的に、または前記識別情報表示手段に表示される識別情報の種類に基づき、前記第1利益状態の作動終了に関連して、前記第1抽選の当選確率が高い確率変動遊技を実行する確率変動遊技実行手段とを含み、
前記弾球遊技機には、前記第1利益状態発生手段により発生可能な第1利益状態の態様として、第1態様と、この第1態様よりも、各ラウンド遊技における所定のインターバルが短い第2態様とを含む複数の態様が用意されており、
前記弾球遊技機は、前記第1利益状態の発生に関連して、当該第1利益状態発生前における前記確率変動遊技の実行の有無を含む内部状態と、当該第1利益状態の終了後における前記確率変動遊技の実行の有無を含む内部状態との双方に基づいて、前記第1および第2態様を含む複数の態様の中から、当該第1利益状態の態様を選択決定する第1利益状態態様決定手段をさらに含む、弾球遊技機。 - 前記始動手段は、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第1始動手段と、前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第2始動手段とを含み、
前記第1抽選手段は、前記第1または第2始動手段が遊技球を検出した場合に、前記第1抽選を実行する手段を含み、
前記識別情報表示手段は、前記第1始動手段の遊技球の検出に基づく前記第1抽選の結果を表示するための第1識別情報表示手段と、前記第2始動手段の遊技球の検出に基づく前記第1抽選の結果を表示するための第2識別情報表示手段とを含み、
前記弾球遊技機は、
前記遊技盤上に、遊技球を検出可能に配設された第3始動手段と、
前記第2始動手段を開閉するための開閉役物と、
前記第3始動手段が遊技球を検出した場合に、前記第2始動手段を開放する第2利益状態を発生させるか否かの第2抽選を実行する第2抽選手段と、
前記第3始動手段の遊技球の検出に基づく前記第2抽選の結果を表示するための第3識別情報表示手段と、
前記第2抽選の結果が当選である場合に前記第2利益状態を発生させる第2利益状態発生手段と、
所定の第2条件が成立した場合に、前記第1利益状態の作動終了に関連して、前記第2利益状態の発生頻度を高めるサポート遊技を実行するサポート遊技実行手段とをさらに含み、
前記第1および前記第2始動手段は、前記サポート遊技中には当該第1始動手段よりも当該第2始動手段が遊技球を高い頻度で検出可能に、かつ前記サポート遊技の非実行時には当該前記第2始動手段よりも当該前記第1始動手段が遊技球を高い頻度で検出可能に設けられており、
前記第1利益状態態様決定手段は、当該第1利益状態の発生前における前記確率変動遊技の実行の有無および前記サポート遊技の実行の有無の組み合わせ、または当該第1利益状態の発生前における前記確率変動遊技の実行の有無と、当該第1利益状態の終了後における前記確率変動遊技の実行の有無および前記サポート遊技の実行の有無の組み合わせ、または当該第1利益状態の発生後における前記確率変動遊技の実行の有無との双方に基づいて、当該第1利益状態の前記態様を決定する、請求項1記載の弾球遊技機。 - 前記第2態様は、第1態様よりも、第1利益状態の発生から最初のラウンド遊技の開放動作が開始されるまでの期間である開始インターバル、各ラウンド遊技の開放動作の終了から当該ラウンド遊技の次のラウンド遊技の開放動作が開始されるまでの期間であるラウンド遊技間インターバル、および最後のラウンド遊技の開放動作の終了から前記第1利益状態の終了までの期間である終了インターバルの少なくともいずれかの期間が短く設定されている、請求項1または2記載の弾球遊技機。
- 前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中である場合において、発生前において確率変動遊技の非実行時であったときには、前記第2態様よりも前記第1態様を高い頻度で選択決定するとともに、発生前において確率変動遊技中であったときには、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定する、請求項1〜3のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の発生前において確率変動遊技中であった場合において、当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中であるときには、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定するとともに、当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技の非実行時であるときには、前記第2態様よりも前記第1態様を高い頻度で選択決定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の発生前の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技の非実行時であり、かつ当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技の非実行時である場合には、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定する、請求項2〜5のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記第1利益状態態様決定手段は、前記第1利益状態の発生前の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技中であり、かつ当該第1利益状態の実行後の状態が確率変動遊技中でありかつサポート遊技中である場合には、前記第1態様よりも前記第2態様を高い頻度で選択決定する、請求項2〜6のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記確率変動遊技が継続して実行される回数を計数する継続回数計数手段と、
前記継続回数計数手段によって計数された回数が予め定める回数に達した場合に、前記確率変動遊技の続行を強制的に制限する確率変動実行制限手段とをさらに含む、請求項1〜7のいずれか一項に記載の弾球遊技機。 - 前記継続回数計数手段はカウンタを含み、
前記確率変動実行制限手段は、当該カウンタの計数値を初期値に戻しており、
前記第1利益状態態様決定手段は、前記カウンタの計数値に基づいて当該第1利益状態の種類を選択決定する、請求項8記載の弾球遊技機。 - 確率変動遊技中に、前記始動手段が遊技球を検出した場合に、当該確率変動遊技の実行を終了するか否かの転落抽選を実行する転落抽選手段をさらに含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
- 前記第1利益状態の実行後前記確率変動遊技となった場合に、前記識別情報表示手段の変動動作の回数を計数する確率変動動作回数計数手段と、
前記確率変動動作回数計数手段によって計数された回数が予め定める回数に達した場合に実行する手段とをさらに含む、請求項1〜10のいずれか一項に記載の弾球遊技機。 - 確率変動遊技中における前記第1抽選の当選確率は、確率変動遊技の非実行時における前記第1抽選の当選確率と近似している、請求項1〜11のいずれか一項に記載の弾球遊技機。
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