JP2005104911A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第4級アンモニウム塩型抗菌剤およびトラネキサム酸などの抗プラスミン剤が有する薬効を低下させることなく、それらに由来する苦味が低減されて使用感に優れた口腔用組成物を提供すること。
【解決手段】 第4級アンモニウム塩型抗菌剤および/またはトラネキサム酸と、水溶性のカルシウム塩とを含有することを特徴とする口腔用組成物。
【選択図】なし



Description

本発明は口腔用組成物に関する。より詳細には、本発明は、第4級アンモニウム塩型抗菌剤またはトラネキサム酸などの抗プラスミン剤が呈する苦み、特に特定の多価アルコールの併用により強くなった苦味が効果的に低減されて、高い抗菌性・歯肉の炎症軽減などの作用を発揮しつつ使用感に優れた口腔用組成物およびその製造方法に関する。
従来より、第4級アンモニウム塩型抗菌剤や抗プラスミン剤は歯周疾患の予防および治療に有効なことが知られていたが、これらの成分は同時に苦味を呈するため実際の使用に際しては製剤上の工夫が必要であった。例えば、一般的には、第4級アンモニウム塩型抗菌剤に由来する苦味の改善に対してはサッカリン、グリチルリチン酸二カリウムなどの甘味剤、グリセリン、ソルビットなどの甘味性多価アルコールの配合量を増やすことなどが行われている。また、特許文献1では、第4級アンモニウム塩型抗菌剤にトラネキサム酸および/またはε−アミノカプロン酸とステビア系甘味剤を併用して配合することにより第4級アンモニウム塩型抗菌剤の苦味をマスキングすることが提案されている。また、特許文献2では、第4級アンモニウム塩型抗菌剤または抗プラスミン剤に塩化ナトリウムと塩化マグネシウムとを併用して配合することにより第4級アンモニウム塩型抗菌剤および抗プラスミン剤に由来する苦味をマスキングすることが提案されている。また、抗プラスミン剤の苦味の改善については、カルボンおよびl−メントール(特許文献3)、アラントイン、旨味成分および塩化ナトリウム/塩化カリウム(特許文献4)、硫酸ナトリウムおよびグリチルリチン(特許文献5)、フラボノール類(特許文献6)、塩化ナトリウムと香料(特許文献7)、マルチトール(特許文献8)などを用いることが提案されている。また、スルホコハク酸系界面活性剤の苦味を抑制する方法として水溶性2価金属塩を添加する方法(特許文献9)が示されている。
しかしながら、これらの技術のうち、ステビアおよびグリチルリチン酸二カリウムを併用した場合は、そのもの自身が持つ独特の苦味が生じる問題がある。また、サッカリンを併用した場合はカチオン性抗菌剤の抗菌活性が低下し、甘味性多価アルコール類を併用した場合はベタベタ感が増加するなどの問題があった。さらに、上記文献にも示されているマルチトールやステビア系甘味剤の使用によっては、特定の多価アルコールの添加により強くなった苦味を抑制することが困難であった。
特開平5−931号公報 特開平9−95457号公報 特公昭61−29323号公報 特開昭59−29612号公報 特開平7−285838号公報 特開平7−165551号公報 特開平9−241140号公報 特開2003−128540号公報 特開2000−53547号公報
本発明の目的は、第4級アンモニウム塩型抗菌剤やトラネキサム酸などの抗プラスミン剤が有する薬効を低下させることなく、それらに由来する苦味、特に特定の多価アルコールの添加により強くなった苦味が低減されて使用感に優れた口腔用組成物を提供することにある。また、本発明のさらなる目的は、上記の効果に加えて、第4級アンモニウム塩型抗菌剤が有する抗菌効果がさらに向上した口腔用組成物を提供することにある。
本発明者らは、かかる事情に鑑み鋭意検討を重ねた結果、第4級アンモニウム塩型抗菌剤や抗プラスミン剤を含有する口腔用組成物に水溶性のカルシウム塩を配合することにより、これらの抗菌剤や抗プラスミン剤に由来する苦味が低減されて使用感に優れた口腔用組成物が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。また、さらに多価アルコールを配合することにより、前記した効果に加えて第4級アンモニウム塩型抗菌剤の抗菌効果がさらに向上した口腔用組成物が得られることも見出した。
すなわち、本発明は、第4級アンモニウム塩型抗菌剤および/またはトラネキサム酸と、水溶性のカルシウム塩とを含有することを特徴とする口腔用組成物を提供する。
好ましい態様において、本発明の口腔用組成物はさらに多価アルコールを含有する。
また、好ましい態様において、該多価アルコールは1,3−ブチレングリコールである。
また、好ましい態様において、該水溶性のカルシウム塩は水に対して0.04重量%以上の溶解度(20℃)を有する少なくとも1種以上である。
また、好ましい態様において、該第4級アンモニウム塩型抗菌剤は塩化セチルピリジニウムである。
また、好ましい態様において、該水溶性のカルシウム塩は塩化カルシウム、乳酸カルシウムおよび硫酸カルシウムよりなる群から選択される1種以上である。
本発明によれば、第4級アンモニウム塩型抗菌剤や抗プラスミン剤が有する薬効を低下させることなく、それらに由来する苦味が低減されて使用感に優れた口腔用組成物を提供することができる。また、本発明の別の態様によれば、上記の効果に加えて、第4級アンモニウム塩型抗菌剤が有する抗菌効果がさらに向上した口腔用組成物を提供することができる。
本発明で用いる第4級アンモニウム塩型抗菌剤としては、例えば、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウムなどが挙げられ、これらは単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。これらの中でも特に塩化セチルピリジニウムが好ましい。第4級アンモニウム塩型抗菌剤の配合量は、口腔用組成物の全量に対して0〜約0.5重量%、好ましくは約0.01〜0.2重量%、さらに好ましくは0.05〜0.1重量%である。本発明の口腔用組成物中の第4級アンモニウム塩型抗菌剤の配合量が0.5重量%よりも多いと苦味などの問題が顕著になるので好ましくない。
本発明で用いる抗プラスミン剤としては、トラネキサム酸が好ましい。トラネキサム酸の配合量は、口腔用組成物の全量に対して0〜約0.5重量%、好ましくは約0.01〜0.2重量%、さらに好ましくは約0.05〜0.1重量%である。本発明の口腔用組成物中のトラネキサム酸の配合量が0.5重量%よりも多いと苦味などの問題が顕著になるので好ましくない。
本発明の口腔用組成物には、これら第4級アンモニウム塩型抗菌剤およびトラネキサム酸のうちのいずれか1または両方の成分を配合することができる。
本発明で用いる水溶性のカルシウム塩としては、医薬上許容されるものであって、20℃における水に対する溶解度が0.04重量%以上のものであれば特に限定されるものではないが、例えば、塩化カルシウム、グルコン酸カルシウム、乳酸カルシウム、パントテン酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、硫酸カルシウムおよびそれらの水和物などの他、配合時に水溶液形態として配合し得る水溶性のカルシウム塩としては、海水、海洋深層水などが挙げられ、これらは単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。これらの中でも、特に塩化カルシウム、乳酸カルシウムおよび硫酸カルシウムよりなる群から選択される水溶性のカルシウム塩が好ましい。水溶性のカルシウム塩の配合量は、上記第4級アンモニウム塩型抗菌剤および抗プラスミン剤の配合量によって変動し得るが、口腔用組成物の全量に対して約0.01〜1.0重量%、好ましくは約0.02〜0.2重量%、さらに好ましくは約0.04〜0.15重量%である。また、海水などの水溶液形態の水溶性のカルシウム塩の配合量は、水溶液として口腔用組成物に配合した場合に水溶性のカルシウム塩の量が上記範囲となる量である。本発明の口腔用組成物中の水溶性のカルシウム塩の配合量が0.01重量%より少ないと苦味低減の効果が確認できず、一方1.0重量%を超えると沈澱物が生じたり口腔用組成物の使用感が悪くなるなどの問題が生じるので好ましくない。
また、さらに好ましい態様において、本発明の口腔用組成物には、上記の必須成分に加えて多価アルコールを配合して、上述の効果に加えて第4級アンモニウム塩型抗菌剤の抗菌効果を向上させることができる。
本発明のこの態様で用いる多価アルコールとしては、例えば、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、イソプレングリコール、ジプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオールなどが挙げられるが、この中でも1,3−ブチレングリコールが好ましく、これらは単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。多価アルコールの配合量は、上記第4級アンモニウム塩型抗菌剤の配合量によって変動し得るが、口腔用組成物の全量に対して0〜約20重量%、好ましくは約2〜15重量%、さらに好ましくは約5〜10重量%である。
その他、本発明の口腔用組成物には、界面活性剤、香料、甘味剤、湿潤剤、薬効成分、pH調整剤、溶剤などの一般的な口腔用組成物の成分を適宜に配合して、液体歯磨き、洗口剤などの剤型に処方化することができる。
かかる界面活性剤としては、ノニオン性界面活性剤、両イオン性界面活性剤またはアニオン性界面活性剤が挙げられる。ノニオン性界面活性剤としては、例えば、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステルなどの糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルカノールアミド類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライドなどが挙げられる。また、両イオン性界面活性剤としては、例えば、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジエチルグリシンなどのN−アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタインなどが挙げられる。また、アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、スルホコハク酸ラウリル2ナトリウムなどが挙げられる。これらの界面活性剤は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。界面活性剤の配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して約0.01〜30重量%、好ましくは約0.1〜5重量%である。
また、香料としては、例えば、メントール、カルボン、アネトール、サリチル酸メチル、リモネン、メントン、オシメン、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネオール、メンチルアセテート、シトロネリルアセテート、シンナミックアルデヒド、シネオール、リナロール、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油、ピメント油などが挙げられ、これらの香料は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。香料の配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して約0.0001〜1.0重量%である。
また、甘味剤としては、例えば、サッカリンナトリウム、アセスルファームカリウム、ステビオサイド、ネオへスペリジンジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、エリスリトール、マルチトールなどが挙げられ、これらの甘味剤は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。甘味剤の配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して約0.01〜5重量%である。
また、湿潤剤としては、例えば、ソルビット、グリセリン、エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールなどが挙げられ、これらの湿潤剤は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。湿潤剤の配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して約5〜30重量%である。
また、薬効成分としては、上記の苦味を呈する第4級アンモニウム塩型抗菌剤または抗プラスミン剤の他に、例えば、酢酸dl−アルファ−トコフェロール、コハク酸トコフェロールまたはニコチン酸トコフェロールなどのビタミンE類、ドデシルジアミノエチルグリシンなどの両性殺菌剤、イプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシアラントイン、ジヒドロコレステロール、グリチルリチン塩類、グリチルレチン酸などが挙げられ、これらの薬効成分は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。薬効成分の配合量は、上記の必須成分として配合する第4級アンモニウム塩型抗菌剤やトラネキサム酸の配合量とは独立して、通常、口腔用組成物の全量に対して約0.005〜1重量%である。
また、pH調整剤としては、クエン酸およびその塩、リン酸およびその塩、リンゴ酸およびその塩、グルコン酸およびその塩、コハク酸およびその塩、マレイン酸およびその塩、アスパラギン酸およびその塩、塩酸、フッ化水素酸、水酸化アルカリ金属などが挙げられ、これらのpH調整剤は単独または2種以上を併用して本発明の口腔用組成物に配合することができる。pH調整剤の配合量は、通常、本発明の口腔用組成物を5.5〜8.0のpHに調整するのに必要な量である。
また、エタノールなどの溶剤を配合することもでき、その配合量は、通常、口腔用組成物の全量に対して10重量%以下、好ましくは5重量%以下である。
本発明の口腔用組成物は、常法により上記成分を配合して製造することができる。
以下に試験例および実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
試験例1:苦味に関する評価
口中での使用感についてパネル(5名)による評価を実施した。方法は比較例1に対する相対評価により行い、実施例1〜9における苦味の改善度を以下の基準で数値化し、その平均値で相対的な評価を行った。結果を表1に示す。
苦味を感じない 3点
苦味がかなり改善されている 2点
苦味が少し改善されている 1点
比較例1と同等の苦味 0点
苦味を強く感じる −1点
Figure 2005104911
評価の結果、比較例1ではマルチトールのみによる苦味の改善を目的としているが、1,3−ブチレングリコールの配合により、口中での苦味の低減が十分に認められないという結果が得られた。これに対して、本発明の実施例1〜9の口腔用組成物においては、口中の苦味が低減する結果が得られた。
実施例10
常法に従い、下記組成の液体歯磨きの調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 10
硫酸カルシウム二水和物 0.04
海水(富山県、CaSO) 3
(CaSOとして0.004%)
1,3−ブチレングリコール 5
マルチトール 2
クエン酸三ナトリウム 適量
クエン酸 適量
マクロゴール400 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.4
香料 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
精製水 残部
実施例11
常法に従い、下記組成の液体歯磨きの調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 10
硫酸カルシウム二水和物 0.05
塩化ナトリウム 0.08
1,3−ブチレングリコール 5
マルチトール 2
クエン酸三ナトリウム 適量
クエン酸 適量
マクロゴール400 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.4
香料 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
トラネキサム酸 0.05
β−サイクロデキストリン 0.1
精製水 残部
実施例12
常法に従い、下記組成の液体歯磨きの調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 10
硫酸カルシウム二水和物 0.04
海水(静岡県、CaSO) 3
(CaSOとして0.004%)
1,3−ブチレングリコール 6
マルチトール 2
クエン酸三ナトリウム 適量
クエン酸 適量
マクロゴール400 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(40E.O.) 0.4
香料 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
トラネキサム酸 0.05
β−サイクロデキストリン 0.1
精製水 残部
実施例13
常法に従い、下記組成の洗口剤の調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 15
硫酸カルシウム二水和物 0.04
海水(神奈川県、CaSO) 3
(CaSOとして0.004%)
1,3−ブチレングリコール 5
マルチトール 2
クエン酸三ナトリウム 適量
クエン酸 適量
マクロゴール400 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.4
香料 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
精製水 残部
実施例14
常法に従い、下記組成の液体歯磨きの調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 10
塩化カルシウム 0.05
1,3−ブチレングリコール 10
マルチトール 2
リン酸1水素ナトリウム 適量
リン酸2水素ナトリウム 適量
マクロゴール400 3
ラウリル硫酸ナトリウム 0.4
香料 0.1
塩化ベンゼトニウム 0.05
精製水 残部
調製した実施例10〜14の口腔用組成物を評価したところ、第4級アンモニウム塩型抗菌剤およびトラネキサム酸の優れた薬効が発揮され、かつ、これらの成分に由来する苦味が低減されていることが確認された。
比較例3
常法に従い、下記組成の液体歯磨きの調製を行った。
成分名 配合量(重量%)
グリセリン 10
1,3−ブチレングリコール 5
ステビア 0.02
クエン酸三ナトリウム 適量
クエン酸 適量
マクロゴール400 3
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 0.4
香料 0.1
塩化セチルピリジニウム 0.05
トラネキサム酸 0.05
β−サイクロデキストリン 0.1
精製水 残部
調製した比較例3の口腔用組成物を評価したところ、1,3−ブチレングリコールの配合により、甘味剤としてステビアの配合だけでは塩化セチルピリジニウムおよびトラネキサム酸に由来する苦味が低減されず、口中で強い苦味が感じられた。

Claims (6)

  1. 第4級アンモニウム塩型抗菌剤および/またはトラネキサム酸と、水溶性のカルシウム塩とを含有することを特徴とする口腔用組成物。
  2. さらに、多価アルコールを含有することを特徴とする請求項1記載の口腔用組成物。
  3. 多価アルコールが1,3−ブチレングリコールである請求項1または2記載の口腔用組成物。
  4. 水溶性のカルシウム塩が20℃において水に対して0.04重量%以上の溶解度を有する少なくとも1種以上のカルシウム塩である請求項1〜3いずれか1項記載の口腔用組成物。
  5. 第4級アンモニウム塩型抗菌剤が塩化セチルピリジニウムである請求項1〜4いずれか1項記載の口腔用組成物。
  6. 水溶性のカルシウム塩が塩化カルシウム、乳酸カルシウムおよび硫酸カルシウムよりなる群から選択される1種以上である請求項1〜5いずれか1項記載の口腔用組成物。
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