JP4985975B2 - 口腔用組成物 - Google Patents

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本発明は、再石灰化の促進効果に優れ、渋味や苦味が抑制され良好な嗜好性を有し、う蝕予防又は低減に有効な口腔用組成物に関する。
歯のエナメル質は、ハイドロキシアパタイトが主成分であり、口腔内では、一般的にリン酸イオンやカルシウムイオンの溶出(脱灰)とリン酸カルシウムやハイドロキシアパタイトへの結晶化(再石灰化)とが平衡状態になっている。口腔内に多くのカルシウムイオンやリン酸イオンが存在すると、ハイドロキシアパタイトに対する飽和度が上昇し、脱灰の抑制、再石灰化が促進される。具体的に、グリセロリン酸カルシウムは、歯垢中のフォスファターゼ酵素により分解され、歯垢中のカルシウム及びリン酸濃度を高めて再石灰化を促進させ、また、歯垢のpHの著しい低下を阻止し、ストレプトコッカス・ミュータンスの代謝を妨害すると考えられている(特許文献1参照)。また、フッ化物イオンは、酸性環境下での脱灰を抑制し、中性環境ではカルシウムイオンとリン酸イオンの結晶化、すなわち再石灰化を促進することにより、う蝕の予防ができる。
う蝕を予防するために従来からフッ素が広く利用され、大きな実績を残しており、フッ素製剤の有効性の向上に関する公知技術が種々提案されている。例えば、水溶性カルシウム塩とカルシウム以外の2価金属塩と水溶性リン酸塩とフッ化物の混合水溶液(pH4.5〜7.0)が再石灰化のための一液型の水系製品として特許文献1に開示されている。フッ化ナトリウムと水溶性カルシウム塩と糖誘導体とを配合し、コロイド性フッ化物を形成し、フッ素の滞留性を向上させる技術(特許文献2、3)、フッ化物と酒石酸と水溶性カルシウム塩とを配合し、カルシウム供給を向上させる技術(特許文献4)が提案され、また、特許文献5、6には、研磨性シリカ、キシリトール等の糖アルコールと、カルシウムイオン供給化合物、フッ素イオン供給化合物を配合し、フッ化カルシウムの沈殿形成を抑制し、再石灰化を促進し、嗜好性を改善した技術が提案されている。
また、特許文献7には、カルシウムイオン供給化合物とモノフルオロリン酸イオン供給化合物と乳酸、リンゴ酸又は酒石酸と、更に糖アルコールとを配合し、pH4〜6.2であるカルシウムイオン残留率の高い口腔用組成物が提案されている。特許文献8には、カルシウムイオン供給化合物を含有する第1組成物とフッ素イオン供給化合物を含有する第2組成物からなる多組成物系が提案され、リンゴ酸イオン供給化合物及びモノフルオロリン酸イオン供給化合物と組み合わせて配合した口腔用組成物が開示されている。
上記公知文献にも見られるように、う蝕を予防又は低減するためには、フッ化物も重要であるが、エナメル質の大部分がハイドロキシアパタイトで構成されていること、再石灰化を促進する観点から、カルシウムイオン、リン酸イオンの供給も重要であり、フッ素イオン供給化合物やカルシウムイオン供給化合物を口腔用組成物に配合することが行われ、糖アルコール等を配合して再石灰化効果を促進させる提案もなされている。
しかしながら、これらの技術においても再石灰化促進作用の強さや、組成物の味等の嗜好性が十分とは言い難く、より高い再石灰化作用を発揮し、使用感にも優れた口腔用組成物を得ることができる技術の開発が強く望まれている。
特表平10−511104号公報 特開平03−72415号公報 特開平06−298631号公報 特公平08−32619号公報 特開平11−49653号公報 特開平11−106322号公報 特開2005−206592号公報 特開2006−69990号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、再石灰化の促進効果に優れ、渋味・苦味がなく使用感も良好な口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、グリセロリン酸カルシウムと、モノフルオロリン酸ナトリウムと、ラフィノース及び/又はメリビオースを配合することにより、高い再石灰化効果が得られると共に、グリセロリン酸カルシウム及びモノフルオロリン酸ナトリウムに由来する渋味・苦味が低減され、良好な使用感が得られること、更に、アネトールと、界面活性剤及び/又はアルコールとを配合することにより、渋味・苦味がより一層低減され、かつ再石灰化の促進効果により優れた口腔用組成物を得ることができることを知見し、本発明をなすに至った。
即ち、後述する実験例からわかるように、グリセロリン酸カルシウムとモノフルオロリン酸ナトリウムとを組み合わせて配合した場合、再石灰化を促進させるために配合量を増やすと、渋味や苦味が生じ、嗜好性が低下してしまい、高い再石灰化効果を発揮させることは難しい。これに対して、本発明によれば、グリセロリン酸カルシウム及びモノフルオロリン酸ナトリウムに、オリゴ糖のラフィノース及び/又はメリビオースを併用することにより、これら成分が相乗的に作用して、高い再石灰化効果が発揮され、かつグリセロリン酸カルシウム及びモノフルオロリン酸ナトリウムに由来する渋味・苦味も抑制され、優れた再石灰化の促進効果と良好な使用感とを兼ね備えることができ、更に、アネトールと、界面活性剤及び/又はアルコールとを配合することで、これら効果が一層向上するものである。
従って、本発明は、(A)グリセロリン酸カルシウムと、(B)モノフルオロリン酸ナトリウムと、(C)ラフィノース及び/又はメリビオースとを含有してなることを特徴とする口腔用組成物、更に、(D)アネトールと、(E)界面活性剤及び/又はアルコールとを含有する上記の口腔用組成物を提供する。
本発明の口腔用組成物は、再石灰化促進効果が高く、グリセロリン酸カルシウムとモノフルオロリン酸ナトリウムに由来する渋味・苦味が抑制され、使用感も良好であり、う蝕の予防又は低減に有効である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の口腔用組成物は、(A)グリセロリン酸カルシウム、(B)モノフルオロリン酸ナトリウムを含有し、かつ(C)ラフィノース及び/又はメリビオースを含有する。
グリセロリン酸カルシウムとしては、市販品を使用でき、岩城製薬株式会社製の「グリセロリン酸カルシウム」を挙げることができる。
グリセロリン酸カルシウムの配合量は、組成物全体の0.01〜5.0%(質量%、以下同じ。)、特に0.1〜3.0%、とりわけ0.3〜2.0%が好ましい。配合量が0.01%未満の場合は十分な再石灰化効果が得られない場合があり、5.0%を超えると渋味・苦味が感じられて使用感が不十分となる場合がある。
モノフルオロリン酸ナトリウムとしては、市販品を使用でき、Albright & Wilson UK Limitedの「Sodium Monofluorophosphate」を挙げることができる。
モノフルオロリン酸ナトリウムの配合量は、組成物全体の0.01〜2.0%が好ましく、より好ましくは0.01〜1.0%、更に好ましくは0.1〜0.8%である。配合量が0.01%未満の場合は十分な再石灰化効果が得られない場合があり、2.0%を超えると渋味・苦味が生じる場合がある。
本発明では、ラフィノース及び/又はメリビオースを配合する。ラフィノースは、D−ガラクトース、D−グルコース及びD−フラクトース各1分子から構成される、ショ糖にガラクトースが結合した形の三糖類であり、ビート(砂糖大根)から分離精製して得ることができる天然のオリゴ糖である。メリビオースは、D−ガラクトース、D−グルコース各1分子から構成される二糖類であり、ラフィノースを加熱することにより、あるいはラフィノースにインベルターゼ又は希酸を作用させることにより、ラフィノースがメリビオースとフラクトースに分解して得られる。本発明では、オリゴ糖のうちのラフィノース及び/又はメリビオースを配合することで優れた再石灰化効果及び渋味・苦味の抑制効果が得られるもので、ラフィノース、メリビオースのD−ガラクトース、D−グルコースの部分が再石灰化効果の向上、渋味・苦味の抑制に大きく寄与していると考えられる。
本発明において、ラフィノース及びメリビオースは市販品を使用でき、ラフィノースとしては日本甜菜製糖株式会社製「ニッテンラフィノース」、明治フードマテリア株式会社製「明治ビートオリゴ」、「明治ビートオリゴFP」、メリビオースとしては、和光純薬株式会社から試薬として市販のものを使用できる。
本発明では、ラフィノース及びメリビオースのいずれかを単独で用いても、両成分を併用してもよい。ラフィノース及び/又はメリビオースの総配合量は、組成物全体の0.1〜30%、特に1〜20%、とりわけ1〜10%が好ましく、0.1%に満たないと十分な再石灰化効果や、渋味・苦味の抑制効果が得られない場合があり、30%を超えると口腔用組成物の甘味が強くなりすぎてしまうことがある。
なお、ラフィノースの配合量は0.1〜20%、特に1〜15%、とりわけ1〜10%が好適である。メリビオースの配合量は0.1〜30%、特に1〜20%、とりわけ1〜10%が好適である。
本発明では、(A)グリセロリン酸カルシウム及び(B)モノフルオロリン酸ナトリウムの配合量の総和に対する、(C)ラフィノース及び/又はメリビオースの配合量の総和((C)/((A)+(B)))が質量比で1以上、特に2〜20、とりわけ2〜15であることが好ましく、このような割合で配合することにより、より高い再石灰化効果が発揮される上に、渋味・苦味も十分に抑制される。
なお、アネトールを含有しない場合は(C)/((A)+(B))が2以上、特に5〜20、とりわけ5〜15、アネトールを含有する場合は(C)/((A)+(B))が1以上、特に2〜20、とりわけ2〜10であることが好適である。
本発明組成物には、更に、(D)アネトールを配合することが好ましく、これら成分の配合により、より優れた再石灰化効果及び渋味・苦味の抑制効果が得られる。
アネトール(trans−1−メトキシ−4−(プロパ−1−エン−1−イル)ベンゼン)は、アニス油(50〜80%のアネトールを含む)の主成分であり、水に不溶であるが、界面活性剤及び/又はアルコールに溶ける香料である。
本発明においてアネトールとしては、和光純薬株式会社から試薬として市販されているアネトールを使用しても良いし、アニス油(例えば、香栄興業株式会社製)をそのまま使用しても良い。
アネトールの配合量は、組成物全体の0.01〜2.0%、特に0.1〜1.0%、とりわけ0.2〜1.0%が好ましい。配合量が0.01%未満の場合は渋味・苦味抑制効果が十分発揮されない場合があり、2.0%を超えると口腔用組成物の香味が強くなりすぎてしまう場合がある。
アネトールは水に溶解しないことから、アネトールを配合する場合は(E)界面活性剤及び/又はアルコールが併用して配合される。この場合、界面活性剤を単独で、あるいはアルコールを単独で配合してもよいし、界面活性剤及びアルコールを併用して配合してもよく、剤型等に応じて適宜選択される。例えば、歯磨組成物に対しては界面活性剤及びアルコール類、洗口剤組成物にはアルコール単独、あるいは界面活性剤及び/又はアルコールを併用して配合される。
界面活性剤としては、陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤及び両性イオン界面活性剤から選ばれる1種又は2種以上を配合し得る。
陰イオン界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のN−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム、ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム等が用いられる。
非イオン界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル等のポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミド等の脂肪酸ジエタノールアミド、ソルビタン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステル等が用いられる。
両性イオン界面活性剤としては、N−ラウリルジアミノエチルグリシン、N−ミリスチルジアミノエチルグリシン等のN−アルキルジアミノエチルグリシン、N−アルキル−N−カルボキシメチルアンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチルイミダゾリンベタインナトリウム、N−アルキル−ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルジメチルアミノ酢酸ベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム等の1種又は2種以上を配合することが可能である。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のN−アシルザルコシン酸ナトリウムなどの陰イオン界面活性剤、エチレンオキサイドの平均付加モル数が20〜100モルのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリエチレングリコール型の非イオン界面活性剤が好ましい。
これら界面活性剤を配合する場合、その配合量は、組成物全体の0.1〜10%、特に0.2〜5%が好ましい。
アルコールとしては、アネトールに対して可溶化力のある一価アルコール及び/又は多価アルコールが配合できる。例えばエタノール、イソプロパノール、ブタノール、プロパノール等の炭素数2〜4の一価アルコール、グリセリン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ヘキシレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンタンジオール、ポリエチレングリコール200〜400等の多価アルコールなどを挙げることができ、これらの1種又は2種以上を配合することが可能である。中でもエタノール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール200,300,400が好ましい。
アルコールを配合する場合、その配合量は、組成物全体の1〜40%、特に2〜20%が好ましい。
なお、界面活性剤及び/又はアルコールを配合する場合、総配合量は組成物全体の0.1〜50%、特に0.5〜40%が好ましい。
本発明にかかわる口腔用組成物は、固体、固形物、液体、液状、ゲル状、ペースト状、ガム等の各種形態にすることができ、練歯磨、液体歯磨、液状歯磨、潤製歯磨等の歯磨剤、洗口剤、マウスウォッシュ、口中清涼剤等の各種剤型に調製でき、特に練歯磨として好適である。その製造法も剤型に応じた常法を採用することができ、また、その目的、組成物の剤型等に応じて、上記成分に加えてその他の成分として、更に適宜な任意成分を配合することができる。具体的には、洗口剤、歯磨剤、口中清涼剤の場合は粘結剤、甘味料、香料、着色剤、防腐剤、有効成分等、歯磨剤には更に研磨剤、粘稠剤等を本発明の効果を妨げない範囲で通常量で用いることができる。
具体的に歯磨剤の場合には、研磨剤として例えば沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケート等のシリカ系研磨剤、第2リン酸カルシウム2水和物及び無水和物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、合成樹脂系研磨剤等が好適に用いられる。これら研磨剤の配合量は、組成物全体の2〜40%、特に10〜30%が好ましい。
歯磨剤の場合、粘稠剤としてソルビット等の糖アルコール、ポリエチレングリコール1000〜20000などを配合することが可能であり、その配合量は組成物全体の1〜50%、特に2〜40%が好ましい。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、カラギーナン、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、カーボポール、グアガム、モンモリロナイト、ゼラチン等の1種又は2種以上を配合することが可能である。粘結剤の配合量は、剤型により調整できるが、練歯磨には0.1〜5%、液体歯磨や洗口剤等の液体剤型には0〜5%配合することができる。
甘味剤としては、ラフィノース、メリビオース以外の甘味剤、例えばサッカリンナトリウム、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、マンニトール、パラチノース、還元パラチノース(パラチニット)、ソーマチン、アスパルテーム、アセスルファムK、シクラメートナトリウム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスベリジルジヒドロカルコン、ペリラルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒド、トレハロース、パラチノース、パラチニット、大豆オリゴ糖、乳果オリゴ糖、キシロオリゴ糖、L−アスパルチルーL−フェニルアラニンメチルエステル、スクラロース、グリチルリチン等の1種又は2種以上を、本発明の効果を妨げない範囲で配合可能である。
防腐剤としては、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸、安息香酸塩等の1種又は2種以上を配合することが可能である。
着色剤としては、青色1号、黄色4号、緑色3号等が挙げられる。
また、通常口腔用組成物に配合できる種々の有機酸を使用でき、有機酸としては、例えば、クエン酸、イソクエン酸、リンゴ酸、酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタール酸、マレイン酸、フマル酸、アコニット酸、乳酸、酒石酸、ピルビン酸、アスコルビン酸、グリコール酸又はこれらの塩等を挙げることができる。これらの中では、特にクエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸又はこれらの塩が好適であり、1種又は2種以上を配合することが可能である。
薬用成分としては、モノフルオロリン酸ナトリウム、グリセロリン酸カルシウムに加えて、他の有効成分、例えばアズレンスルホン酸ナトリウム、ε−アミノカプロン酸、アラントイン、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アラントインジヒドロキシアルミニウム、エピジヒドロコレステリン、ジヒドロコレステロール、塩化ナトリウム、グリチルリチン酸、グリチルリチン酸二アンモニウム、グリチルリチン酸二ナトリウム、グリチルリチン酸三ナトリウム、グリチルリチン酸二カリウム、グリチルリチン酸モノアンモニウム、β−グリチルレチン酸、イソプロピルメチルフェノール、塩化セチルピリジニウム、塩化デカリニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、塩酸クロルヘキシジン、トリクロサン、アスコルビン酸、アスコルビン酸ナトリウム、塩酸ピリドキシン、酢酸dl−α−トコフェロール、ニコチン酸dl−α−トコフェロール、ゼオライト、ピロリン酸二水素二ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、無水ピロリン酸ナトリウム、リン酸一水素ナトリウム、リン酸三ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化スズ、ポリビニルピロリドン、ポリビニルピロリドンK25、ポリビニルピロリドンK30、ポリビニルピロリドンK90、塩化リゾチーム、銅クロロフィリンナトリウム、ヒノキチオール、トラネキサム酸、デキストラナーゼ、乳酸アルミニウム、硝酸カリウム、プロテアーゼ等を目的に応じて配合し得る。上記薬用成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる(配合量通常0.001〜5%)。
香料としては、アネトール、アニス油以外に、ペパーミント油、スペアミント油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、グレープフルーツ油、スウィーティー油、柚油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1,2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレーバー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、口腔用組成物に用いられる公知の香料素材を組み合わせて使用することができる。
以下、実験例及び実施例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量の%はいずれも質量%である。
〔実験例〕
薬剤を配合した試験溶液について、下記方法で再石灰化効果、渋味・苦味の強さを評価した。
〈再石灰化効果の評価〉
押野一志 他 口腔衛生会誌54:2−8,2004に記載の方法に従い、以下の実験を行った。
脱灰試料の調製:
牛歯のエナメル質部分を硬組織切断機MICRO CUTTER(MC−201 マルトー)で十字に分割して、1歯から4個のエナメル質ブロックを作製し、合計100個を選定(1群5個)した。これらのブロックのエナメル質表面を鏡面研磨し、約4×4mmのウィンドウ(Window)が露出するようにネイルエナメルを用いて被覆した。表1に示す組成の脱灰溶液10mlに1ブロックずつ浸漬し、37℃にて3日間静置して、人工的な表層化脱灰病変を形成させた。100個のうち5個のサンプルは、比較の為、ベースライン(脱灰処理のみ)として使用した。
再石灰化処理:
表2に示す組成の試験溶液を蒸留水で3倍希釈した(試験溶液:蒸留水(質量比)=1:2)液10mlに、上記脱灰試料(各群5エナメル質ブロック)を、1日2回(9時及び18時頃)、1ブロックずつ室温で5分間浸漬した。浸漬後の脱灰試料は、Window面を歯ブラシ(PCクリニカライオンハブラシ スタンダード ライオン(株)製)で約10ストローク刷掃後、水道水の流水下で約30秒間洗浄し、その後は1ブロックずつ、表1に示す組成の再石灰化溶液10mlに浸漬して37℃に保持した。この再石灰化溶液は、スクロース摂取30分後のプラークフルイド組成に類似させて、MFPase活性を有する酸性フォスファターゼ(P−3627 コムギ由来)を添加したものであり、1日2回調製して交換した。この一連の操作は14日間継続した。
Transverse Microradiography(TMR)によるミネラル損失量の測定:
脱灰後及び再石灰化処理後の試料を脱水し、レジン(Rigolac 70F、Rigolac 2004;応研商事株式会社)を用いて包埋し硬化させた。MICRO CUTTER(MC−201 マルトー)にて切断後、研磨し、Window部を通る厚さ約110μmの切片を作製した。各切片及び検量線用のアルミニウムステップをフォトプレート上に並べ、電流3mA、電圧10kV、照射時間10分の条件で、X線を照射し、微大撮影X線写真(TMR画像)を得た。画像解析装置(PIAS−V、PIAS社)を用いて、TMR画像のエナメル質表面から深層に向かうミネラル密度を解析した。バックグラウンドと健全エナメル質のミネラル密度をそれぞれ0及び100%とし、これらのミネラル濃度プロファイルから、研磨切片試料のミネラル損失量(ΔZ;vol%・μm)を測定算出した(各群n=5で測定した平均値)。ミネラル損失量が少ないほど、脱灰量が少なく再石灰化効果が高いことを示す。
Figure 0004985975
〈官能評価方法〉
表2に示す薬剤を蒸留水に溶解した試験溶液について、被験者10名(男性8名、女性2名)によって、渋味・苦味の強さを官能評価し、次に示す評価基準に従い評価した。なお、コントロールとして蒸留水を用い、蒸留水の渋味・苦味の強さを5点として各薬剤を官能評価した。結果は被験者10名の評点の平均値で示した。
評価基準
5:渋味・苦味が全くない
4:渋味・苦味がほとんどなく問題のないレベルである
3:渋味・苦味がわずかにある
2:渋味・苦味がやや強くある
1:渋味・苦味が強くある
Figure 0004985975
アネトール:和光純薬(株)
l−カルボン:シグマアルドリッチジャパン(株)
l−メントール:和光純薬(株)
トレハロース:林原商事(株)「トレハ」
マルトース:林原商事(株)「ファイントース」
表2の結果から、グリセロリン酸カルシウムとモノフルオロリン酸ナトリウムと、ラフィノース及び/又はメリビオースとを組み合わせて配合すると、再石灰化効果が高くなり、かつ、グリセロリン酸カルシウム及びモノフルオロリン酸ナトリウム由来の渋味・苦味が改善されることが確認された(実験例)。これらに対して、本発明の必須要件のいずれかを欠く場合は、再石灰化効果が向上せず、渋味・苦味が改善されなかった(比較実験例)。比較実験例2、4の結果から明らかなように、トレハロース、マルトースにはグリセロリン酸カルシウム、モノフルオロリン酸ナトリウム由来の渋味・苦味を改善する効果はほとんど認められなかった。
更に、アネトールを配合することにより、より再石灰化効果に優れ、う蝕の低減及び予防効果に優れ、かつ良好な使用感を兼ね備えた口腔用組成物を提供できることが確認された(実験例9)。
次に、実施例を示して本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔実施例1〕練歯磨
シリカ 20.0%
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
グリセロリン酸カルシウム 0.5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
ラフィノース 5.0
エリスリトール 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
N−ラウロイルザルコシン酸ナトリウム 0.1
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
フッ化ナトリウム 0.21
香料 0.8
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例2〕練歯磨
水酸化アルミニウム 42.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
グリセロリン酸カルシウム 0.4
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.8
ラフィノース 5.0
メリビオース 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
香料 1.0
アネトール 0.1
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例3〕練歯磨
重質炭酸カルシウム 25.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
グリセロリン酸カルシウム 2.0
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.3
メリビオース 25
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例4〕練歯磨
シリカ 15.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
グリセロリン酸カルシウム 1.2
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.08
ラフィノース 15.0
パラチノース 2.5
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
香料 1.0
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例5〕練歯磨
第二リン酸カルシウム 40.0%
プロピレングリコール 3.0
70%ソルビット 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.2
グリセロリン酸カルシウム 3.0
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.35
ラフィノース 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
ブチルパラベン 0.02
香料 1.0
アネトール 0.3
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例6〕練歯磨
シリカ 20.0%
プロピレングリコール 3.0
グリセリン 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.4
グリセロリン酸カルシウム 0.5
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.76
ラフィノース 5.0
メリビオース 2.0
エリスリトール 2.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.2
サッカリンナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
フッ化ナトリウム 0.21
香料 0.8
l−メントール 0.1
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例7〕洗口剤
グリセリン 5.0%
エタノール 8.0
グリセロリン酸カルシウム 1.2
モノフルオロリン酸ナトリウム 1.2
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(100E.O.) 0.8
ラフィノース 3.0
メリビオース 12.0
エリスリトール 5.0
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.3
安息香酸ナトリウム 0.5
香料 0.2
アネトール 0.2
精製水 残部
計 100.0%
〔実施例8〕口中清涼剤
グリセリン 13.0%
エタノール 40.0
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(60E.O.) 3.0
グリセロリン酸カルシウム 0.2
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.6
ラフィノース 1.0
還元パラチノース 1.5
キシリトール 2.0
クエン酸ナトリウム 0.1
クエン酸 0.03
香料 0.4
l−メントール 0.5
精製水 残部
計 100.0%
これら実施例の口腔用組成物は、いずれも表層化脱灰の再石灰化作用に優れ、グリセロリン酸カルシウムとモノフルオロリン酸ナトリウムの渋味・苦味抑制効果にも優れ、使用感が良好であった。

Claims (2)

  1. (A)グリセロリン酸カルシウムと、(B)モノフルオロリン酸ナトリウムと、(C)ラフィノース及び/又はメリビオースとを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
  2. 更に、(D)アネトールと、(E)界面活性剤及び/又はアルコールとを含有することを特徴とする請求項1記載の口腔用組成物。
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