JP2007161598A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】(A)デキストラナーゼと、(B)アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタインを0.5〜2.0質量%と、(C)カチオン性殺菌剤を0.01〜0.1質量%とを含有し、(B)/(C)の配合比(質量比)が10〜150であり、かつ25℃における組成物のpHが6.5〜8.5の範囲であることを特徴とする歯磨剤組成物。
【効果】本発明の歯磨剤組成物は、デキストラナーゼの安定性に優れ、起泡性が良く使用感に優れ、更にプラーク形成抑制効果に顕著に優れる。
【選択図】なし

Description

本発明は、製剤中でのデキストラナーゼの安定性に優れ、起泡性が良く、更に優れたプラーク形成抑制効果を有する歯磨剤組成物に関する。
デキストラナーゼは、プラークを分解することで、う蝕予防効果が得られることから口腔用組成物に有効成分として配合されている。一方、口腔用組成物には、使用感、使用性の観点から界面活性剤が配合されており、とりわけ、歯磨剤組成物には研磨剤が多量に配合されていることから、十分な発泡性確保のため主にアニオン性界面活性剤が配合されている。このため、製剤中において酵素であるデキストラナーゼを安定化する技術が不可欠であり、安定化には特定の非アニオン性界面活性剤を配合するのが有用であることが知られている。例えば、カルボン酸型両性界面活性剤(特許文献1)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(特許文献2)、グリセリン脂肪酸エステル(特許文献3)や、脂肪酸ジエタノールアミドなどを配合した例(特許文献4)などが挙げられる。
しかしながら、ノニオン性界面活性剤を多量に配合するとアニオン性界面活性剤による優れた起泡性が低下すると共に、殺菌剤などの他の有効成分の効果を阻害する傾向にあり、これら課題が解決され、デキストラナーゼの安定性が高く、起泡性などの使用感に優れ、かつ優れたプラーク抑制効果が得られる歯磨剤組成物が求められていた。
一方、脂肪酸アミドプロピルベタインとカチオン性殺菌剤を配合した口腔用組成物の例としては、歯面へのカチオン性殺菌剤の滞留性を向上させることにより、プラーク形成を効果的に阻止し得る口腔用組成物(特許文献5)、歯面に付着・沈着した歯の汚れを除去する化学的清掃力が極めて高い口腔用組成物(特許文献6)、カチオン性殺菌剤と結晶セルロースとを含む口腔用組成物(特許文献7)、LPS(リポ蛋白)の活性を阻害し、歯周病の予防又は治療に有効である歯周病抑制用口腔用阻害剤(特許文献8)などがあげられる。
しかしながら、これら文献においては、特定の脂肪酸アミドプロピルベタインとカチオン性殺菌剤とを特定の質量比で組み合わせることにより、デキストラナーゼの安定性が優れ、かつ使用時の泡立ちが良好であり、更に顕著にプラーク形成抑制効果が高まった歯磨組成物が得られることについては全く記載されていない。
特開昭58−225007号公報 特開昭61−176518号公報 特開平03−181413号公報 特開平08−12543号公報 特開平09−12437号公報 特開2000−34213号公報 特開2002−179541号公報 特開2005−104913号公報
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、デキストラナーゼの安定性に優れ、起泡性が良く使用感に優れ、更にプラーク形成抑制効果に顕著に優れた歯磨剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者は、上記事情に鑑み、製剤中でのデキストラナーゼの安定性に優れ、起泡性が良く使用感に優れ、更にプラーク形成抑制効果が顕著に優れる歯磨剤組成物を開発することを目的に鋭意検討を進めた結果、(A)デキストラナーゼを配合した歯磨剤組成物に、(B)アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタインを0.5〜2.0質量%と、(C)カチオン性殺菌剤を0.01〜0.1質量%とを配合し、かつ、(B)/(C)の配合割合を質量比で10〜150の範囲とし、必要に応じてpH調整剤を添加して、25℃における組成物のpHを6.5〜8.5の範囲とすること、更に好ましくはアニオン性界面活性剤を配合しないことにより、デキストラナーゼの安定性が向上し、かつ使用時の泡立ちが良好であり、更に、これら成分の相乗的な作用により顕著にプラーク形成抑制効果が高まることを知見し、本発明をなすに至った。
従って、本発明は、(A)デキストラナーゼと、(B)アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタインを0.5〜2.0質量%と、(C)カチオン性殺菌剤を0.01〜0.1質量%とを含有し、(B)/(C)の配合比(質量比)が10〜150であり、かつ25℃における組成物のpHが6.5〜8.5の範囲であることを特徴とする歯磨剤組成物を提供する。
本発明の歯磨剤組成物は、デキストラナーゼの安定性に優れ、起泡性が良く使用感に優れ、更にプラーク形成抑制効果に顕著に優れるもので、う蝕や歯周病の予防又は治療に有用である。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明の歯磨剤組成物は、(A)デキストラナーゼ、(B)アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタイン、(C)カチオン性殺菌剤を含有し、(B)/(C)の配合比、組成物のpHが特定範囲であるものである。
ここで、(A)デキストラナーゼとしては、ケトミウム属、ペニシリウム属、アスペルギルス属、スピカリア属、ラクトバチルス属、セルビブリオ属等に属する公知のデキストラナーゼ生産菌より公知の方法により得られるデキストラナーゼの他、他の微生物より生産されたデキストラナーゼも使用することができ、市販品としては三共株式会社製のものなどを用いることができる。
デキストラナーゼの配合量は、2〜200単位/gであり、特に10〜50単位/gが好ましい。2単位/gより少ないと、十分なプラーク除去効果が得られず、200単位/gより多いと、変色などの為害作用が出る可能性がある。ここで、デキストラナーゼ1単位とは、デキストランを基質として反応を行った場合に、1分間あたりにグルコース1μmolに相当する遊離還元糖を生じるデキストラナーゼの量である。
(B)脂肪酸アミドプロピルベタインとしては、アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタインが用いられ、中でも起泡性において、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインが良好である。
これらの脂肪酸アミドプロピルベタインは、例えばアンヒトール20AB(花王(株))、アンヒトール55AB(花王(株))、ソフタゾリンLSB(川研ファインケミカル(株))、TEGO BETAIN CK(Goldschmidt社)などの商品名で入手可能である。
脂肪酸アミドプロピルベタインの配合量は、組成物全体の0.5〜2.0%(質量%、以下同様。)であり、好ましくは0.7〜1.5%である。配合量が0.5%未満では十分な起泡性が得られず、2.0%を超えると、デキストラナーゼの安定性が悪くなったり、舌への刺激が高まるなどの為害作用を生じる。
(C)カチオン性殺菌剤としては、アルキルピリジニウム塩、ベンジル長鎖アルキル短鎖ジアルキルアンモニウム塩及びその誘導体などの4級アンモニウム塩を含む殺菌効果を有する化合物であれば何れでも良いが、口腔用組成物で一般的に用いられている塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウムが、殺菌力や味などの使用感から好適に用いられる。
なお、これらのカチオン性殺菌剤は、和光純薬工業(株)、関東化学工業(株)、東京化成工業(株)などから入手可能である。
カチオン性殺菌剤の配合量は、組成物全体の0.01〜0.1%であり、好ましくは0.02〜0.05%である。配合量が0.01%未満では十分なプラーク形成抑制効果が得られず、0.1%を超えるとカチオン独特の苦みが強く使用感が悪くなり、デキストラナーゼの安定性も悪くなる。
本発明においては、十分なプラーク形成抑制効果を得るために、(C)カチオン性殺菌剤に対する(B)脂肪酸アミドプロピルベタインの配合比率((B)/(C))が質量比で10〜150であり、好ましくは15〜50、より好ましくは15〜35である。(B)/(C)の比率が10未満の場合では、十分な起泡性が得られず、150を超えると十分なプラーク形成抑制効果が得られない。
本発明において、製剤のpHは6.5〜8.5、好ましくは7.0〜8.0であることがデキストラナーゼの安定性確保に重要であり、pHが6.5未満もしはpH8.5を超えると、デキストラナーゼが著しく失活する場合があり、これに伴いプラーク形成抑制効果が低下する。なお、pHの調整は、組成の成り行きによるほか、必要に応じてpH調整剤を使用して調整することができる。pH調整剤としては、例えばリン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムや、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、酢酸、リン酸、ピロリン酸、グリセロリン酸やこれらの各種塩などを挙げることができる。
本発明の歯磨剤組成物は、練歯磨、液状歯磨、液体歯磨、潤製歯磨等の剤型に調製でき、上記必須成分に加えて本発明の効果を損なわない範囲で任意成分としてその他の添加剤を配合できる。例えば研磨剤、粘稠剤、粘結剤、界面活性剤、甘味剤、防腐剤、有効成分、色素、香料等を配合でき、これら成分と水とを混合し、通常の方法で製造できる。
研磨剤としては、第2リン酸カルシウム2水和物、第2リン酸カルシウム無水和物、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、二酸化チタン、結晶性ジルコニウムシリケ−ト、ポリメチルメタアクリレート、不溶性メタリン酸カルシウム、軽質炭酸カルシウム、重質炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、ゼオライト、ケイ酸ジルコニウム、第3リン酸カルシウム、ハイドロキシアパタイト、フルオロアパタイト、カルシウム欠損アパタイト、第3リン酸カルシウム、第4リン酸カルシウム、第8リン酸カルシウム、合成樹脂系研磨剤、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ジルコノシリケートなどが挙げられる。これらの研磨剤の中では、デキストラナーゼの安定性の観点からシリカ系研磨剤及び水酸化アルミニウムから選ばれる研磨剤を用いることが好ましい。これら研磨剤の配合量は、通常、組成物全体の10〜50%である。
粘稠剤としては、グリセリン、ソルビット、プロピレングリコ−ル、分子量200〜6000のポリエチレングリコ−ル、エチレングリコ−ル、還元でんぷん糖化物等の多価アルコールなどの1種を単独で又は2種以上を組み合わせて使用できる。粘稠剤の配合量は、組成物全体の10〜40%が好適である。
粘結剤としては、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル、カルボキシメチルセルロ一ス、ポリビニルアルコール、ヒドロキシエチルセルロ−ス、ポリアクリル酸ナトリウム、キサンタンガム、カ−ボポール、グアガム、ゼラチン、アビセル、それにモンモリロナイト、カオリン、ベントナイト等の無機粘結剤などが挙げられる。粘結剤の配合量は、通常、組成物全体の0.5〜3%である。
界面活性剤としては、構成要件である脂肪酸アミドプロピルベタインに加え、本発明の効果を妨げない範囲でその他の界面活性剤、例えばアニオン性界面活性剤、上記脂肪酸アミドプロピルベタイン以外の両性界面活性剤、ノニオン界面活性剤を添加することができる。例えば、アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸塩、ラウロイルサルコシン塩、ミリスチルサルコシン塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、N−ラウロイルタウリン塩、α−オレフィンスルホン酸塩等、両性界面活性剤としては、N−アシルグルタメート、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキンエチルイミダゾリニウムベタイン、ノニオン界面活性剤として、例えばアルキルグリコシド、ショ糖脂肪酸エステル、アルキロールアマイド、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ラウリン酸デカグリセリル、ポリオキシエチレン硬化ヒマ油等が挙げられる。
なお、本発明では、これら他の界面活性剤としてアニオン性界面活性剤を配合すると、カチオン性殺菌剤の効果を低下させる恐れがあることから、特にアニオン性界面活性剤を配合しないことがより良好である。
上記した他の界面活性剤の配合量は、組成物全体の0〜3%とすることができ、本発明の(B)成分である脂肪酸アミドプロピルベタインを含めた界面活性剤の総配合量は、組成物全体の0.5〜5%が好適である。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、アスパラテーム、ステビオサイド、ステビアエキス、パラメトキシシンナミックアルデヒド、ネオヘスペリジルジヒドロカルコン、ぺリラルチン等、防腐剤としては、ブチルパラベン、エチルパラベン等のパラベン類、パラオキシ安息香酸エステル、安息香酸ナトリウム等が挙げられる。
各種有効成分としては、フッ化ナトリウム、フッ化カリウム、フッ化第1錫、フッ化ストロンチウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ素化合物、正リン酸のカリウム塩、ナトリウム塩等の水溶性リン酸化合物、トラネキサム酸、イプシロン−アミノカプロン酸、アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、ヒノキチオール、アスコルビン酸、塩化ナトリウム、酢酸dl−トコフェロール、ジヒドロコレステロール、α−ビサボロール、トリクロサン、イソプロピルメチルフェノール、アズレン、グリチルレチン、グリチルレチン酸、銅クロロフィリンナトリウム、クロロフィル、グリセロホスフェートなどのキレート性リン酸化合物、グルコン酸銅等の銅化合物、乳酸アルミニウム、塩化ストロンチウム、硝酸カリウム、ベルベリン、ヒドロキサム酸及びその誘導体、ピロリン酸ナトリウム、トリポリリン酸ナトリウム、ゼオライト、メトキシエチレン、無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、エピジヒドロコレステリン、塩化ベンゼトニウム、塩化ナトリウム、ジヒドロコレステロール、トリクロロカルバニリド、クエン酸亜鉛、トウキ軟エキス、オウバクエキス、カミッレ、チョウジ、ローズマリー、オウゴン、ベニバナ等の抽出物などが挙げられる。有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
香料は、ペパーミント油、スペアミント油、アニス油、ユーカリ油、ウィンターグリーン油、カシア油、クローブ油、タイム油、セージ油、レモン油、オレンジ油、ハッカ油、カルダモン油、コリアンダー油、マンダリン油、ライム油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローレル油、カモミル油、キャラウェイ油、マジョラム油、ベイ油、レモングラス油、オリガナム油、パインニードル油、ネロリ油、ローズ油、ジャスミン油、イリスコンクリート、アブソリュートペパーミント、アブソリュートローズ、オレンジフラワー等の天然香料及び、これら天然香料の加工処理(前溜部カット、後溜部カット、分留、液液抽出、エッセンス化、粉末香料化等)した香料、及び、メントール、カルボン、アネトール、シネオール、サリチル酸メチル、シンナミックアルデヒド、オイゲノール、3−l−メントキシプロパン−1.2−ジオール、チモール、リナロール、リナリールアセテート、リモネン、メントン、メンチルアセテート、N−置換−パラメンタン−3−カルボキサミド、ピネン、オクチルアルデヒド、シトラール、プレゴン、カルビールアセテート、アニスアルデヒド、エチルアセテート、エチルブチレート、アリルシクロヘキサンプロピオネート、メチルアンスラニレート、エチルメチルフェニルグリシデート、バニリン、ウンデカラクトン、ヘキサナール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブタノール、イソアミルアルコール、ヘキセノール、ジメチルサルファイド、シクロテン、フルフラール、トリメチルピラジン、エチルラクテート、メチルラクテート、エチルチオアセテート等の単品香料、更に、ストロベリーフレーバー、アップルフレーバー、バナナフレーバー、パイナップルフレーバー、グレープフレーバー、マンゴーフレ−バー、バターフレーバー、ミルクフレーバー、フルーツミックスフレーバー、トロピカルフルーツフレーバー等の調合香料等、歯磨組成物に用いられる公知の香料素材を使用することができ、実施例の香料に限定されない。
また、配合量も特に限定されないが、上記の香料素材は、製剤組成中に0.000001〜1%使用するのが好ましい。また、上記香料素材を使用した賦香用香料としては、製剤組成中に0.1〜2.0%使用するのが好ましい。
着色剤としては、赤色2号、赤色3号、赤色225号、赤色226号、黄色4号、黄色5号、黄色205号、青色1号、青色2号、青色201号、青色204号、緑色3号が例示される。なお、これら成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で通常量とすることができる。
以下、実験例、実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例に制限されるものではない。なお、以下の例において配合量はいずれも質量%である。
〔実験例〕
表1,2に示した組成で、デキストラナーゼ、脂肪酸アミドプロピルベタイン、カチオン性殺菌剤を配合し、製剤pHが6.5〜8.5となる歯磨剤組成物を下記方法で調製し、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブに50g充填し、下記方法でデキストラナーゼ安定性、プラーク形成の抑制効果、起泡性を評価した。
試験歯磨剤組成物の調製:
歯磨剤組成物の調製は、精製水にカチオン性殺菌剤、サッカリンナトリウム、ソルビット液等の水溶性物質及び必要に応じてpH調整剤を溶解させた後、アルギン酸ナトリウムなどの粘結剤を分散させたプロピレングリコール液を加え攪拌した。その後、香料、研磨剤、デキストラナーゼ、脂肪酸アミドプロピルベタインの順に加え、更に減圧下(40mmHg)で攪拌し、歯磨剤組成物を得た。なお、製造にはユニミキサー(FM−SR−25,POWEREX CORPORATION社)を用いた。
これらの歯磨剤組成物の調製には、デキストラナーゼ(三共(株))、ラウリン酸アミドプロピルベタイン(アンヒトール20AB(花王(株))、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン(TEGO BETAINN CK D,Goldschmidt社)、塩化セチルピリジニウム(和光純薬工業(株))、塩化ベンザルコニウム(和光純薬工業(株))を用いた。アンヒトール20ABは30%水溶液であるが、実施例及び比較例のラウリン酸アミドプロピルベタイン配合量は純分換算した値を示した。その他、アルギン酸ナトリウム、キサンタンガム、ポリアクリル酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ソルビット、水酸化アルミニウム、無水ケイ酸、プロピレングリコール、サッカリンナトリウム、フッ化ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、水は化粧品原料基準規格品を用いた。ソルビットについては、70%水溶液品を用い歯磨剤組成物を調製しており、70%水溶液の配合量を示した。
pHの測定は、予め25℃に恒温にした歯磨サンプルをプラスチック容器に入れ、校正の終了したpH電極を歯磨に直接挿入し、3分後の読み値を本サンプルのpHとした。なお、pH測定には下記の装置を使用した。
pHメーター:MP220(メトラートレド社製)
pH電極:Type InLab410
(1)デキストラナーゼ残存率(デキストラナーゼ安定性)の評価法
歯磨組成物を最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブ(LDPE55/PET12/LDPE20/白LDPE60/EMAA20/AL10/EMAA30/LDPE20/LLDPE30(大日本印刷社(株)製))に50g充填し、45℃で2週間保存した後、歯磨製剤0.6gを0.1Mリン酸緩衝液15mlで懸濁し、その遠心上清を被検液とした。この被検液1mlを1%デキストラン溶液2mlに加え、35℃の恒温槽で正確に10分間反応させ、生じた還元糖量をソモギーネルソン法を用いて測定した。デキストラナーゼ1単位は、1分間あたりにグルコース1μmolに相当する遊離還元糖を生じるデキストラナーゼの量とし、繰り返し3回の平均値を以下の基準で評価した。使用したラミネートチューブの層構成における略号と名称は、LDPE:低密度ポリエチレン、白LDPE:白色低密度ポリエチレン、LLDPE:直鎖状低密度ポリエチレン、AL:アルミニウム、EAA:エチレン・アクリル酸の共重合体樹脂、PET:ポリエチレンテレフタレート、EMAA:エチレン・メタクリル酸の共重合体樹脂であり、略号に続く数字は各層の厚み(μm)を示したものである。
デキストラナーゼ安定性の評点基準
◎:デキストラナーゼ残存率90%以上
○:デキストラナーゼ残存率80%以上90%未満
△:デキストラナーゼ残存率60%以上80%未満
×:デキストラナーゼ残存率60%未満
(2)歯磨時の泡立ちの評価
専門家パネラー10人を用いた官能試験により評価した。歯ブラシ上に約1.5cmの試験歯磨剤組成物を乗せ、通常歯を磨く方法で使用してもらった。使用中の口腔内での歯磨剤組成物の泡立ちについて、以下の基準で評価した。
4点:泡立ち量が十分にあり、使用感に優れる。
3点:泡立ち量が適度にあり、使用感は満足できる。
2点:泡立ち量が少なく、使用感がやや劣る。
1点:泡立ちが殆どなく、使用感が悪い。
10名の評価結果を平均し、以下の基準で◎及び○の泡立ちが確保されるものを良好な歯磨時の泡立ちが得られる歯磨剤組成物であると判断した。
◎:口腔内での泡立ちが3.5点以上4.0点以下
○:口腔内での泡立ちが3.0点以上3.5点未満
△:口腔内での泡立ちが2.0点以上3.0点未満
×:口腔内での泡立ちが1.0点以上2.0点未満
(3)プラーク形成抑制効果の評価法
歯磨剤組成物を人工唾液(最終濃度が50mM KCl,1mM KH2PO4,1mM CaCl2,0.1mMMgCl2となるようにし、KOHでpHを7.0に調整し、蒸留水で1Lにする)で4倍希釈した遠心上清を試料サンプル液とし、直径7mm×高さ3.5mmのハイドロキシアパタイト(HA)板を37℃、3分間浸漬した。試料サンプル液からHA板を取り出し、ストレプトコッカス ミュータンス(S.mutans) 10449菌を約1×107個/mlを添加した、1%サッカロースを含む液体培地(BHI)へ移し、37℃、6時間、嫌気培養した。HAP板を蒸留水で3回洗浄し、歯垢染色液で3分間染色後、蒸留水で3回洗い、風乾させた。HAP表面を色差計にて測定し、Δa値をプラーク形成量の指標として測定した。
繰り返し3回の平均値を求め、以下の判断基準で○以上の結果となるものをプラーク形成抑制効果が高いと判断した。
◎:Δa値が0以上15未満
○:Δa値が15以上30未満
△:Δa値が30以上45未満
×:Δa値が45以上
Figure 2007161598
Figure 2007161598
香料については、表3に示す香料A〜香料Iまでを作製し、配合した。
Figure 2007161598

また、フレーバー1〜6の組成は、表4〜9に示す通りである。
Figure 2007161598
Figure 2007161598
Figure 2007161598
Figure 2007161598
Figure 2007161598
Figure 2007161598
上記結果から、本発明の必須要件の何れかを満たさない歯磨組成物(比較例)は、デキストラナーゼ安定性、歯磨時の泡立ち及びプラークの形成抑制効果の何れかに劣るのに対して、本発明組成物(実施例)は、これら全てにおいて良好(○以上)であった。
[実施例10]練歯磨
(A)デキストラナーゼ(13,000単位/g) 0.1%
(B)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 0.8
(C)塩化セチルピリジニウム 0.05
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 0.5
キサンタンガム 0.8
ポリアクリル酸ナトリウム 0.7
シリカ 18
70%ソルビット液 40
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 4
DL−アラニン 0.5
パラオキシ安息香酸メチル 0.06
パラオキシ安息香酸ブチル 0.01
酸化チタン 0.3
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
香料A 1.3
水 残量
計 100.0%
(B)/(D)=16
上記の歯磨剤組成物を調製し(pH=7.4,25℃)、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブに50g充填した。上記実施例1と同様にして評価を行ったところ、デキストラナーゼ安定性(◎)、歯磨時の泡立ち(◎)、プラーク形成抑制効果(◎)であった。
[実施例11]練歯磨
(A)デキストラナーゼ(13,000単位/g) 0.2%
(B)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 0.9
(C)塩化ベンザルコニウム 0.05
キサンタンガム 0.8
アルギン酸ナトリウム 0.5
N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシ
エチルイミダゾリニウムベタイン(30%水溶液) 0.5
ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 0.2
水酸化アルミニウム 40
70%ソルビット液 30
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 3
香料A 1.4
トリクロサン 0.1
ε−アミノカプロン酸 0.03
フッ化ナトリウム 0.21
水 残量
計 100.0%
(B)/(D)=18
上記の歯磨組成物を調製し(pH=7.8,25℃)、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブに50g充填した。上記と同様に評価を行ったところ、デキストラナーゼ安定性(◎)、歯磨時の泡立ち(◎)、プラーク形成抑制効果(◎)であった。
[実施例12]練歯磨
(A)デキストラナーゼ(13,000単位/g) 0.1%
(B)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 0.6
(C)塩化ベンザルコニウム 0.01
(C)塩化ベンゼトニウム 0.01
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 0.8
塩化リゾチーム 0.2
キサンタンガム 1.0
シリカ 20
ヒドロキシエチルセルロース 1
ポリエチレングリコール4000 0.45
70%ソルビット液 25
キシリトール 5
イソプロピルメチルフェノール 0.05
サッカリンナトリウム 0.1
プロピレングリコール 3
香料A 1.3
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
トラネキサム酸 0.05
グリチルリチン酸ジカリウム 0.1
水 残量
計 100.0%
(B)/(D)=30
上記の歯磨組成物を調製し(pH=7.3,25℃)、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブに50g充填した。上記と同様にして評価を行ったところ、デキストラナーゼ安定性(◎)、歯磨時の泡立ち(○)、プラーク形成抑制効果(◎)であった。
[実施例13]練歯磨
(A)デキストラナーゼ(13,000単位/g) 0.2質量%
(B)ラウリン酸アミドプロピルベタイン 0.8
(C)塩化セチルピリジニウム 0.05
ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマシ油 0.6
ラウリル硫酸ナトリウム 0.4
キサンタンガム 0.8
アルギン酸ナトリウム 0.4
水酸化アルミニウム 40
ゼラチン 0.5
70%ソルビット液 25
サッカリンナトリウム 0.2
プロピレングリコール 3
モノフルオロリン酸ナトリウム 0.7
塩化セチルピリジニウム 0.05
ε−アミノカプロン酸 0.05
香料A 1.3
水 残量
計 100.0%
(B)/(D)=16
上記の歯磨組成物を調製し(pH=7.5,25℃)、最内層が直鎖状低密度ポリエチレンからなる直径26mmのラミネートチューブに50g充填した。上記と同様にして評価を行ったところ、デキストラナーゼ安定性(○)、歯磨時の泡立ち(◎)、プラーク形成抑制効果(○)であった。

Claims (2)

  1. (A)デキストラナーゼと、(B)アルキル鎖長が炭素数12〜14の脂肪酸アミドプロピルベタインを0.5〜2.0質量%と、(C)カチオン性殺菌剤を0.01〜0.1質量%とを含有し、(B)/(C)の配合比(質量比)が10〜150であり、かつ25℃における組成物のpHが6.5〜8.5の範囲であることを特徴とする歯磨剤組成物。
  2. アニオン性界面活性剤を含有しない請求項1記載の歯磨剤組成物。
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