JP2013151473A - 口腔用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い歯石形成抑制効果を奏する、使用感の良好な口腔用組成物を提供する。
【解決手段】(A)シクロペプチド化合物と、(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、高い歯石形成抑制効果を奏する、使用感の良い口腔用組成物に関する。
歯石の形成は、歯周疾患の遠因と考えられ、また、口臭の大きな要因にもなっている。一方で、その除去には術者の多大な労力と患者の苦痛が伴う。更に、頻度の高い歯石除去は健全な歯質の研削に繋がり歯質に大きなダメージを与える。これらのことから歯石形成の予防は、歯科学的に意義が大きい。
近年、歯石成分がリン酸カルシウムの結晶(主にハイドロキシアパタイトや第二リン酸カルシウム)からできていることに着目して、その結晶成長を抑制するという観点から、種々の水溶性縮合リン酸塩(ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ポリリン酸塩などの直鎖の縮合リン酸塩)や亜鉛化合物(クエン酸亜鉛、塩化亜鉛)の応用技術が開発されている(特許文献1、2)。
特開平9−175964号公報 特開昭60−233008号公報 特開2008−74773号公報 特開2008−74774号公報 特開2003−246717号公報 特開2005−298357号公報 特開2000−327591号公報
しかしながら、水溶性縮合リン酸塩や亜鉛化合物による歯石形成抑制効果は、まだ十分とは言えないものであり、一層の効果向上が望まれるが、より高い効果を得るためにこれら縮合リン酸塩や亜鉛化合物を高い濃度で製剤に配合すると、使用感(渋味や苦味など)に問題が起こってしまうという課題があった。
また、水溶性縮合リン酸塩配合の口腔用組成物の使用感の改善のため、グルタミン酸,アスパラギン酸などの酸性アミノ酸を多量に含む大豆、小麦又はゴマ由来のタンパク加水分解物を配合する技術(特許文献3)や、亜鉛化合物配合の口腔用組成物の使用感の改善のため、大豆又は小麦由来のタンパク加水分解物を配合する技術(特許文献4)が提案されてきたが、その使用感はまだ満足のいくものではなかった。
従って、従来の歯石形成抑制技術に代わる、新たな歯石形成抑制技術の開発が望まれている。
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、高い歯石形成抑制効果を奏する、使用感の良好な口腔用組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意研究を重ねた結果、(A)シクロペプチド化合物と、(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを併用することで、高い歯石形成抑制効果を奏すること、よって、(A)成分と(B)成分及び/又は(C)成分とを配合することにより、高い歯石形成抑制効果を奏し、かつ使用感が良好な口腔用組成物を提供できることを知見した。
出願人は、微生物が産出するバイオサーファクタントが歯垢内病原性細菌を静菌、殺菌すること、このバイオサーファクタント又はその誘導体を配合した歯垢形成抑制に有効な口腔用組成物を特許文献5、6に提案した。このようにバイオサーファクタントの歯垢形成抑制は知られているが、本発明者らは、特にシクロペプチド化合物と両性界面活性剤及び/又は水溶性縮合リン酸塩、とりわけシクロペプチド化合物とイミダゾリン型両性界面活性剤及び/又はアミノ酢酸型両性界面活性剤とを併用することによって、歯石形成を抑制する効果が増強して発現し、シクロペプチド化合物単独の場合よりも非常に高い効果を奏することを新たに見出した。更にまた、水溶性縮合リン酸塩の併用により歯石形成抑制効果がより増強することを見出した。また、渋味・苦味がほとんどなく使用感の良い製剤を与えることを見出した。
歯垢は、口腔内細菌とその産生物から構成される菌塊であり、歯面に付着した歯垢が石灰化したものが歯石である。歯垢が唾液中に含まれるカルシウムイオン及びリン酸イオンと反応し、唾液のpHの上昇やある種の細菌又はその代謝物により石灰化し、ハイドロキシアパタイト様の歯石が形成される。本発明の作用機序は明確ではないが、(A)成分と(B)成分及び/又は(C)成分との併用により、これら成分が協同的に作用することによって、カルシウムイオン又はリン酸イオンへの相互作用が変化することにより歯石形成が顕著に抑制され、格別の作用効果を奏するものと推測される。
従って、本発明は下記の口腔用組成物を提供する。
〔1〕
(A)シクロペプチド化合物と、(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
〔2〕
(A)成分のシクロペプチド化合物が、下記構造式(1)で示される化合物である〔1〕記載の口腔用組成物。
Figure 2013151473
(但し、式(1)中、Gluはグルタミン酸、Leuはロイシン、Valはバリン、Aspはアスパラギン酸である。また、Xは、ロイシン、イソロイシン、バリン、グリシン、セリン、アラニン、トレオニン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジン、プロリン、4−ヒドロキシプロリン及びホモセリンからなる群から選ばれるアミノ酸であり、Rは、炭素数9〜13の直鎖状又は分岐状のアルキル基である。)
〔3〕
(B)成分が、下記に示す酢酸ベタイン型、イミダゾリン型及びアミノ酸型の両性界面活性剤から選ばれる1種以上である〔1〕又は〔2〕記載の口腔用組成物。
ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、
2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウムラウリル硫酸、
β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ヤシ油アルキルアミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリルβ−アラニン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
〔4〕
(B)成分が、イミダゾリン型両性界面活性剤及び/又はアミノ酢酸型両性界面活性剤である〔1〕、〔2〕又は〔3〕記載の口腔用組成物。
〔5〕
(C)成分が、下記一般式(2)又は(3)で示される直鎖状又は環状の水溶性縮合リン酸塩である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
n+2n3n+1 (2)
(MPO3m (3)
(式中、MはNa又はKを示し、nは2以上の整数、mは3以上の整数である。)
〔6〕
(C)成分が、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩及びヘキサメタリン酸塩から選ばれる1種以上の水溶性縮合リン酸塩である〔5〕記載の口腔用組成物。
〔7〕
(A)成分を0.005〜4質量%、(B)成分を0.001〜3質量%含有し、(A)/(B)が質量比として0.005〜500である〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
〔8〕
(A)成分を0.005〜4質量%、(C)成分を0.01〜5質量%含有し、(A)/(C)が質量比として0.01〜200である〔1〕、〔2〕、〔5〕、〔6〕のいずれかに記載の口腔用組成物。
本発明によれば、高い歯石形成抑制効果を奏し、かつ使用感に優れた口腔用組成物を提供できる。
以下、本発明につき更に詳細に説明すると、本発明は、(A)シクロペプチド化合物と、(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを含有してなることを特徴とするものである。
(A)成分のシクロペプチド化合物は、下記構造式(1)で表される環状ペプタイドである。
Figure 2013151473
上記式(1)中、Gluはグルタミン酸、Leuはロイシン、Valはバリン、Aspはアスパラギン酸である。また、Xは、ロイシン、イソロイシン、バリン、グリシン、セリン、アラニン、トレオニン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジン、プロリン、4−ヒドロキシプロリン及びホモセリンからなる群から選ばれるアミノ酸である。
Rは、炭素数9〜13の直鎖状又は分岐状のアルキル基であり、ノルマルアルキル基、イソアルキル基又はアンテイソアルキル基である。ノルマルアルキル基は直鎖状アルキル基、イソアルキル基は(CH32CH−(CH2n−(nは6〜10の整数)なる構造であり、アンティイソアルキル基はCH3−CH2−CH(CH3)−(CH2m−(mは5〜9の整数)なる構造である。
シクロペプチド化合物は、バチルス ズブチリス IFO3035株、ATCC21332株等のバチルス属微生物を培養し、微生物が産生するリポペプチド化合物を精製することで得ることができる。具体的には特開2000−327591号公報(特許文献7)に記載されている。
(A)成分としては、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、特にXがロイシン、イソロイシン又はバリンであり、また、Rの炭素数が9〜13のイソアルキル基((CH32CH−(CH2n−)であるシクロペプチド化合物が好ましい。とりわけ、Xがロイシン、Rが炭素数12のイソアルキル基((CH32CH−(CH29−)であるものが、効果発現の点でより好ましい。
シクロペプチド化合物は市販品を使用できる。代表例として、Xがロイシン、Rが炭素数12のイソアルキル基(CH32CH−(CH29−であるシクロペプチド化合物のサーファクチンとしては、例えば和光純薬工業株式会社のサーファクチン、シグマ アルドリッチ ジャパン株式会社のサーファクチンなどを使用することができる。
(A)シクロペプチド化合物の配合量は、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、組成全体の0.005〜4%(質量%、以下同様。)が好ましい。配合量が0.005%以上であると、歯石形成抑制効果が優れ、4%以下であると使用感に問題が生じることがなく好適である。
また、(A)シクロペプチド化合物の配合量は、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、特に(B)両性界面活性剤と併用する場合、組成全体の0.005〜2%がより好ましく、0.05〜1%が更に好ましい。
更にまた、(A)シクロペプチド化合物の配合量は、特に(C)水溶性縮合リン酸塩と併用する場合、組成全体の0.005〜4%が好ましく、0.05〜3%がより好ましい。
本発明では、(A)シクロペプチド化合物に(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩を併用することで、高い歯石形成抑制効果を奏する。この場合、(B)両性界面活性剤又は(C)水溶性縮合リン酸塩が使用されるが、効果発現の点で(B)両性界面活性剤及び(C)水溶性縮合リン酸塩を組み合わせて用いてもよい。
(B)成分の両性界面活性剤としては、酢酸ベタイン型両性界面活性剤、イミダゾリン型両性界面活性剤、及びアミノ酸型両性界面活性剤を用いることができ、これらから選ばれる1種又は2種以上を使用できる。
酢酸ベタイン型両性界面活性剤としては、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン等が挙げられる。
酢酸ベタイン型両性界面活性剤は、市販品を使用でき、例えば日光ケミカルズ社製のラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名;NIKKOL AM−301)、花王社製のステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン(商品名;アンヒトール86B)、三洋化成工業社製のヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液(商品名;レボン 2000)、三洋化成工業社製のラウリン酸アミドプロピルベタイン(商品名;レボン 2000L)等が挙げられる。
イミダゾリン型両性界面活性剤としては、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウムラウリル硫酸等が挙げられる。イミダゾリン型両性界面活性剤は市販品を使用でき、例えば三洋化成工業社製の2−アルキル−N−カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン(商品名;レボン105)、Rhodia社製のN−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム(商品名;MIRANOL C2M−NP HV)、Rhodia社製のN−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウムラウリル硫酸(商品名;MIRACARE 2MCA/P)等が挙げられる。
アミノ酸型両性界面活性剤としては、β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ヤシ油アルキルアミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリルβ−アラニン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン等が挙げられる。アミノ酸型両性界面活性剤は市販品を使用でき、例えば三洋化成工業社製のβ−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム(商品名;レボン APL)、cognis社製のラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム液(商品名;DERIPHAT 160C)、三洋化成工業社製のN−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム(商品名;レボン101−H)等が挙げられる。
(B)成分としては、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、特にイミダゾリン型両性界面活性剤及び/又はアミノ酢酸型両性界面活性剤が好ましい。
(B)成分の配合量は、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、組成全体の0.001〜3%が好ましく、0.01〜2%がより好ましい。配合量が0.001%以上であることが、歯石形成抑制効果の増強に好適であり、3%以下であると使用感に問題が生じることがなく好適である。
(A)成分と(B)成分との配合比率は特に制限されないが、質量比として(A)/(B)が0.005〜500が好ましい。より好ましくは0.05〜10である。この範囲であると、歯石形成抑制効果がより増強し、また、使用感がより優れる。
(C)成分の水溶性縮合リン酸塩としては、下記一般式(2)又は(3)で示される直鎖状又は環状の水溶性縮合リン酸塩を使用できる。
n+2n3n+1 (2)
(MPO3m (3)
(式中、MはNa又はKを示し、nは2以上の整数、mは3以上の整数である。)
式(2)で示される直鎖状のポリリン酸塩の具体例としては、n=2のピロリン酸ナトリウムやピロリン酸カリウム、n=3のトリポリリン酸ナトリウムやトリポリリン酸カリウム、n=4のテトラポリリン酸ナトリウムやテトラポリリン酸カリウム、高重合度のメタリン酸ナトリウムやメタリン酸カリウムなどが挙げられる。
式(3)で示される環状のポリリン酸塩としては、m=3のトリメタリン酸ナトリウムやトリメタリン酸カリウム、m=4のテトラメタリン酸ナトリウムやテトラメタリン酸カリウム、m=6のヘキサメタリン酸ナトリウムやヘキサメタリン酸カリウムなどが挙げられる。
これらの水溶性縮合リン酸塩は、1種を単独で又は2種以上を混合して使用し得るが、これらの中では、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩、ヘキサメタリン酸塩が好ましい。
(C)成分の配合量は、歯石形成抑制効果及び使用感の点から、組成全体の0.01〜5%が好ましく、0.1〜3%がより好ましい。配合量が0.01%以上であることが、歯石形成抑制効果の増強に好適であり、5%以下であると使用感に問題が生じることがないので好適である。
(A)成分と(C)成分との配合比率は特に制限されないが、質量比として(A)/(C)が0.01〜200が好ましい。より好ましくは0.03〜15である。この範囲であると、歯石形成抑制効果がより増強し、また、使用感がより優れる。
また、(B)両性界面活性剤及び(C)水溶性縮合リン酸塩を配合する場合は、それぞれの配合量の範囲内で配合して両成分を併用することができる。
本発明の口腔用組成物は、練歯磨、潤製歯磨、液体歯磨等の歯磨剤、洗口剤、ゲル剤、軟膏剤、口中清涼剤、うがい用錠剤、口腔用パスタ、チューインガム、歯肉マッサージクリーム等の各種剤型に調製することができ、特に練歯磨等の歯磨剤、洗口剤(マウスウォッシュ)として好適である。これら製剤は、上記必須成分に加えて、必要によりその剤型に応じたその他の公知成分を、本発明の効果を損ねない範囲で配合することができ、また通常の方法で調製することができる。
例えば歯磨剤の場合には、各種研磨剤、湿潤剤、粘結剤、界面活性剤、甘味料、香料、着色剤、防腐剤、pH調整剤、その他の有効成分などを配合できる。また、洗口剤の場合には湿潤剤、粘結剤、界面活性剤、甘味料、香料、着色剤、防腐剤、pH調整剤、アルコール、油性成分、その他の有効成分などを本発明の効果を妨げない範囲で配合できる。
研磨剤としては、沈降性シリカ、シリカゲル、アルミノシリケート、ゼオライト、ジルコノシリケート、第2リン酸カルシウム・2水和物及び無水物、ピロリン酸カルシウム、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、炭酸マグネシウム、第3リン酸マグネシウム、不溶性メタリン酸ナトリウム、不溶性メタリン酸カリウム、酸化チタン、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂系研磨剤等が挙げられる(配合量;通常、組成全体の5〜50%)。
湿潤剤としては、ソルビトール、キシリトール、マルチトール、ラクチトール、エリスリトール、パラチノース、トレハロース等の糖アルコール、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコールが挙げられる(配合量;通常、組成全体の10〜50%)。
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロースなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエステル等のアルギン酸誘導体、グアガム、キサンタンガム、アラビアガム等のガム類、カラギーナン、ゼラチン、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤等が挙げられる(配合量;通常、組成全体の0.1〜5%)。
界面活性剤としては、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、及びカチオン性界面活性剤を配合し得る。
アニオン性界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキル硫酸ナトリウム、N−ラウロイルサルコシンナトリウム、N−ミリストイルサルコシンナトリウム等のN−アシルサルコシンナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグリセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム、N−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等のN−アシルグルタミン酸塩、N−メチル−N−アシルタウリンナトリウム、N−メチル−N−アシルアラニンナトリウム、α−オレフィンスルフォン酸ナトリウムなどが挙げられる。
非イオン性界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステルなどの糖アルコール脂肪酸エステル類、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル等の多価アルコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油などのエーテル型の界面活性剤、ラウリン酸ジエタノールアミド等の脂肪酸アルカノールアミド類が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、アルキルアンモニウム、アルキルベンジルアンモニウム塩等が挙げられる。
これら界面活性剤を配合する場合、その配合量は組成全体の5%以下が望ましく、特に0.001〜5%が好ましい。
香料成分としては、通常添加される公知の香料、例えばメントール、カルボン、リモネン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネオール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインターグリーン油、丁字油、ユーカリ油等の香料が挙げられる。
甘味剤としては、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラルチン、ソーマチン等が挙げられる。
有効成分としては、例えば、デキストラナーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアーゼ、溶菌酵素、スーパーオキシドディムスターゼ(SOD)等の酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウム等のアルカリ金属モノフルオロフォスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第一錫等のフッ化物、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化デカリニウム、塩酸クロルヘキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、トリクロサン、ポピドンヨード、イソプロピルメチルフェノール、ヒノキチオール等の殺菌成分、トラネキサム酸、イプシロンアミノカプロン酸、アラントイン、ジヒドロコレスタノール、グリチルリチン酸類、グリセロフォスフェート、クロロフィル、塩化ナトリウム、キシリトール、塩化亜鉛、水溶性無機リン酸化合物、ビタミンA、ビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE等のビタミン類及びそれらの誘導体などを1種又は2種以上配合することができる。なお、これら有効成分の配合量は、本発明の効果を妨げない範囲で有効量とすることができる。
本発明の口腔用組成物は、pH調整剤を用いて、pH5〜9に調整・維持することが好ましく、より好ましいpHは6〜8である。
pH調整剤としては、塩酸、リン酸、ホウ酸等の無機酸、乳酸、クエン酸等の有機酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムや、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリラウリルアミンなどのアルキルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、トリプロパノールアミン、トリイソプロパノールアミン、エチルジエタノールアミン、トロメタモールなどのアルカノールアミン、N−メチルピペリジン等の各種アミン類、リン酸水素カリウム、リン酸水素ナトリム等のリン酸塩、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウム等の有機塩類などが挙げられる。pH調整剤の量は、設定pHにより適宜選択することができる。
以下、実施例及び比較例を示し、本発明を具体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではない。なお、下記の例において、%は特に断らない限りいずれも質量%を示す。
[実施例、比較例]
表1〜4に示す薬剤を蒸留水に溶解した試験溶液を調製し、下記方法で評価した。結果を表1〜4に示す。
(I)歯石形成抑制効果の評価方法
特開平9−175968号公報に記載の方法に従い、インビトロ(in vitro)における歯石形成抑制効果評価法として、ハイドロキシアパタイト結晶の生成に対する抑制作用を下記方法で評価した。
各成分を表に示す濃度で含む4mMリン酸ナトリウム溶液24mlに、4mM塩化カルシウム溶液1mlを加え、析出した不定形のリン酸カルシウムが転移してハイドロキシアパタイト結晶を生成するまでの時間に及ぼす効果を測定した。評価は、下記反応式1−(b)に示すハイドロキシアパタイトへの転移反応で消費されたOHイオンを補給するために滴下された0.1規定水酸化ナトリウム溶液の経時変化を測定することにより行った。なお、コントロールとしては、シクロペプチド化合物、両性界面活性剤及び水溶性縮合リン酸塩の代わりに蒸留水を添加したリン酸ナトリウム溶液を用いた。
下記反応式1にカルシウムイオンとリン酸イオンからハイドロキシアパタイトの生成する反応を示した。反応式1−(a)は不定形のリン酸カルシウムの生成反応であり、下記反応式1−(b)は不定形のリン酸カルシウムからハイドロキシアパタイト結晶への転移反応である。カルシウムイオンとリン酸イオンが接触すると、瞬時に式1−(a)の反応が起こり、引き続いて式1−(b)の転移反応が徐々に進行する。これらはいずれも反応の進行とともにOHイオンが消費され、溶液は酸性に変化していく。このOHイオンの消費量は、溶液のpHを常に一定に保つために外部より加えられる水酸化ナトリウム溶液の添加量をモニターすることにより知ることができる。即ち、式1−(a)の反応後、式1−(b)の反応が始まるまでの時間(以後、THAPと記載する)が長いほど、ハイドロキシアパタイト結晶の生成が抑えられている。
反応式1:
Ca2++H2PO4 -+OH-+H2O→CaHPO4・2H2O…(a)
10CaHPO4・2H2O+4OH-
Ca10(PO46(OH)2+4H2PO4+22H2O…(b)
ハイドロキシアパタイト形成抑制値を次式で算出し、下記の判定基準によりハイドロキシアパタイト形成抑制作用を歯石形成抑制効果として判定した。
ハイドロキシアパタイト形成抑制値=(S−R)/R
R;コントロールのTHAP(分) S;サンプルのTHAP(分)
歯石形成抑制効果の判定基準
◎:ハイドロキシアパタイト形成抑制値が20以上
○:ハイドロキシアパタイト形成抑制値が10以上20未満
△:ハイドロキシアパタイト形成抑制値が1以上10未満
×:ハイドロキシアパタイト形成抑制値が1未満
(II)使用感の評価方法
表1〜4に示す薬剤を蒸留水に溶解した試験溶液について、被験者5名によって、渋味・苦味の強さを下記基準により評価し、被験者5名の平均値により下記判定基準により判定を行った。結果を表1〜4に示す。
使用感の評価基準
5:渋味・苦味を全く感じない。
4:渋味・苦味を殆ど感じない。
3:渋味・苦味をわずかに感じるが、問題ないレベルである。
2:渋味・苦味を感じる。
1:渋味・苦味を強く感じる。
使用感の判定基準
◎:平均値が4点以上
○:平均値が3点以上4点未満
△:平均値が1点以上3点未満
×:平均値が0点以上1点未満
Figure 2013151473
Figure 2013151473
Figure 2013151473
Figure 2013151473
使用原料の詳細を示す(以下、同様。)。
*1 サーファクチン;和光純薬工業社製(サーファクチン)
*2 2−アルキル−N−カルボキシメチルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン;三洋化成工業社製(レボン105)
*3 β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム;三洋化成工業社製(レボン APL)
*4 ピロリン酸ナトリウム;太平洋化学産業株式会社製
*5 トリポリリン酸ナトリウム;太平洋化学産業株式会社製
*6 ヘキサメタリン酸ナトリウム;太平洋化学産業株式会社製
表1〜4の結果から、(A)シクロペプチド化合物と(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを配合することにより、(A)成分の歯石形成抑制効果が増強し、かつ使用感に優れることがわかった。
次に、上記と同様に(A)、(B)、(C)成分を配合し、下記組成の口腔用組成物を調製した。いずれの口腔用組成物も歯石形成抑制効果が高く、かつ使用感に優れていた。
〔実施例32〕歯磨剤
水酸化アルミニウム 45.0
ゲル化性シリカ 2.0
ソルビット(70%水溶液) 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
ショ糖モノパルミテート 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
サッカリンナトリウム 0.2
エタノール 0.1
安息香酸ナトリウム 0.1
チモール 0.05
(B)2−アルキル−N−カルボキシメチル−
N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン*2 0.1
(A)サーファクチン*1 0.5
リンゴ酸ナトリウム 1.0
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
(pH=7.4)
(A)/(B)=5
〔実施例33〕歯磨剤
水酸化アルミニウム 45.0
ゲル化性シリカ 2.0
ソルビット(70%水溶液) 25.0
カルボキシメチルセルロースナトリウム 1.0
ショ糖モノパルミテート 1.0
ラウリル硫酸ナトリウム 1.0
サッカリンナトリウム 0.2
エタノール 0.1
安息香酸ナトリウム 0.1
チモール 0.05
(C)トリポリリン酸ナトリウム*5 0.1
(A)サーファクチン*1 1.0
キシリトール 5.0
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
(pH=7.6)
(A)/(C)=10
〔実施例34〕マウスウォッシュ
エタノール 18.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 2.0
グリセリン 10.0
パルミトイルサルコシンナトリウム 0.1
クエン酸 0.01
クエン酸3ナトリウム 0.3
塩化セチルピリジニウム 0.05
(B)β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム*3 0.05
(A)サーファクチン*1 0.3
ファルネソール 0.05
酒石酸ナトリウム 1.0
香料 0.5
0.1%緑色201号 0.8
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
(pH=6.8)
(A)/(B)=6
〔実施例35〕マウスウォッシュ
エタノール 20.0
ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油 2.0
グリセリン 10.0
パルミトイルサルコシンナトリウム 0.1
クエン酸 0.01
クエン酸3ナトリウム 0.3
塩化セチルピリジニウム 0.05
(C)ピロリン酸ナトリウム*4 3.0
(A)サーファクチン*1 0.5
ファルネソール 0.05
酒石酸ナトリウム 1.0
香料 0.5
0.1%緑色201号 0.8
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
(pH=7.0)
(A)/(C)=0.17
〔実施例36〕口腔用パスタ
ヒドロキシエチルセルロース 3.0
カラギーナン 1.0
ソルビット(70%水溶液) 40.0
ショ糖パルミチン酸モノエステル 2.0
ラウロイルサルコシンナトリウム 0.3
乳酸アルミニウム 0.8
サッカリンナトリウム 0.1
トレハロリピッド 0.02
酒石酸ナトリウム 1.0
(B)ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 0.5
(三洋化成工業社製、レボン 2000)
(C)トリポリリン酸ナトリウム*5 1.0
(A)サーファクチン*1 0.5
香料 1.0
塩酸又は水酸化ナトリウム 適量
水 バランス
計 100.0%
(pH=7.6)
(A)/(B)=1、(A)/(C)=0.5
〔実施例37〕チューインガム
ガムベース 20.0
砂糖 15.0
イソマルトース 20.0
パラチノース 10.0
キシリトール 10.0
コーンシロップ 12.0
水飴 11.14
トレハロリピッド 0.1
(B)ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン 0.05
(日光ケミカルズ社製、NIKKOL AM−301)
(C)ヘキサメタリン酸ナトリウム*6 0.1
(A)サーファクチン*1 0.05
リンゴ酸ナトリウム 1.0
チモール 0.05
ビオゾール 0.05
香料 0.6
計 100.0%
(pH=7.0)
(A)/(B)=1、(A)/(C)=0.5

Claims (8)

  1. (A)シクロペプチド化合物と、(B)両性界面活性剤及び/又は(C)水溶性縮合リン酸塩とを含有してなることを特徴とする口腔用組成物。
  2. (A)成分のシクロペプチド化合物が、下記構造式(1)で示される化合物である請求項1記載の口腔用組成物。
    Figure 2013151473
    (但し、式(1)中、Gluはグルタミン酸、Leuはロイシン、Valはバリン、Aspはアスパラギン酸である。また、Xは、ロイシン、イソロイシン、バリン、グリシン、セリン、アラニン、トレオニン、アスパラギン、グルタミン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン、アルギニン、システイン、メチオニン、フェニルアラニン、チロシン、トリプトファン、ヒスチジン、プロリン、4−ヒドロキシプロリン及びホモセリンからなる群から選ばれるアミノ酸であり、Rは、炭素数9〜13の直鎖状又は分岐状のアルキル基である。)
  3. (B)成分が、下記に示す酢酸ベタイン型、イミダゾリン型及びアミノ酸型の両性界面活性剤から選ばれる1種以上である請求項1又は2記載の口腔用組成物。
    ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ステアリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、
    2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウム、ヤシ油脂肪酸アシルL−アルギニンエチル・DL−ピロリドンカルボン酸塩、N−ヤシ油脂肪酸アシル−N−カルボキシメトキシエチル−N−カルボキシメチルエチレンジアミン二ナトリウムラウリル硫酸、
    β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム、ラウリルアミノジプロピオン酸ナトリウム、N−ラウロイル−N’−カルボキシメチル−N’−ヒドロキシエチルエチレンジアミンナトリウム、ヤシ油アルキルアミノプロピオン酸ナトリウム、N−ラウリルβ−アラニン、N−ステアリルβ−アラニン、塩酸アルキルジアミノエチルグリシン
  4. (B)成分が、イミダゾリン型両性界面活性剤及び/又はアミノ酢酸型両性界面活性剤である請求項1、2又は3記載の口腔用組成物。
  5. (C)成分が、下記一般式(2)又は(3)で示される直鎖状又は環状の水溶性縮合リン酸塩である請求項1乃至4のいずれか1項記載の口腔用組成物。
    n+2n3n+1 (2)
    (MPO3m (3)
    (式中、MはNa又はKを示し、nは2以上の整数、mは3以上の整数である。)
  6. (C)成分が、ピロリン酸塩、トリポリリン酸塩及びヘキサメタリン酸塩から選ばれる1種以上の水溶性縮合リン酸塩である請求項5記載の口腔用組成物。
  7. (A)成分を0.005〜4質量%、(B)成分を0.001〜3質量%含有し、(A)/(B)が質量比として0.005〜500である請求項1〜4のいずれか1項記載の口腔用組成物。
  8. (A)成分を0.005〜4質量%、(C)成分を0.01〜5質量%含有し、(A)/(C)が質量比として0.01〜200である請求項1、2、5、6のいずれか1項記載の口腔用組成物。
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JP2016108302A (ja) * 2014-12-10 2016-06-20 ライオン株式会社 液体口腔用組成物
JP2017119639A (ja) * 2015-12-28 2017-07-06 花王株式会社 Trpv4活性化剤
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