JP2005104482A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 折込部材がフィルムを商品の底面側に折り込む際の商品のズレを押さえることができ、かつ、フィルムの張力が大きくなり過ぎない包装装置を提供する。
【解決手段】 起倒可能な複数の支持部材81,82を有し、該支持部材上に載せられた商品をフィルムの下面に押し付けるリフタ80と、左右方向Xから支持部材81,82を倒しながらフィルムの周縁部を商品の底面側へと折り込ませる左右折込部材64,65と、前後方向Yから支持部材81,82を倒しながらフィルムの周縁部を商品の底面側へと折り込ませる前後方向折込部材71とを備え、支持部材81,82は第1および第2支持部材を含み、第1支持部材81は、商品を支持している直立状態の上端レベルHsよりも、当該直立状態から倒れていく際の中間状態の上端レベルHrの方が高くなるように変位する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、包装ステーションに押し上げた商品の底面側にフィルムを折り込んで商品を包装する包装装置に関するものである。
一般に、この種の包装装置では、トレーのような容器の底面側にフィルムを折り込むための折込部材を設けている。かかる折込部材によりフィルムを折り込む包装装置として、フィルムを商品の底面側に折り込む際に、商品を支持する複数のポストヘッド(支持部材)が順に倒れるものが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特公平3−69769号公報 (第2頁右欄、図3、図4)
この種の包装装置では、商品の上面に押し付けたフィルムを商品の底面側に折り込むので、商品はポストヘッドに押し付けられている。ここで、後折込部材が前方に移動しながらフィルムの周縁部の後側部分を被包装物の下側に折り込む際に、後折込部材から作用する力により、被包装物が前にずれてしまうおそれがある。かかる商品のズレが大きくなると、商品やフィルムに傷がついたり、フィルムの折込量が不十分になったりする可能性がある。
したがって、本発明の目的は、折込部材がフィルムを商品の底面側に折り込む際の商品のズレを抑えることができ、かつ、フィルムの張力が大きくなり過ぎない包装装置を提供することである。
前記目的を達成するために、本発明は、包装ステーションに張設されたフィルムで商品を包装する包装装置であって、起倒可能な複数の支持部材を有し、該支持部材上に載せられた商品を前記フィルムの下面に押し付けるリフタと、前記商品が前記フィルムに押し付けられた状態において、左右方向から前記支持部材を倒しながら前記商品と前記支持部材との間に入り込み、前記フィルムの周縁部を前記商品の底面側へと折り込ませる左右折込部材と、前記商品が前記フィルムに押し付けられた状態において、前後方向から前記支持部材を倒しながら前記商品と前記支持部材との間に入り込み、前記フィルムの周縁部を前記商品の底面側へと折り込ませる前後方向折込部材とを備え、前記支持部材は第1および第2支持部材を含み、前記第1支持部材は、前記商品を支持している直立状態の上端レベルよりも、当該直立状態から倒れていく際の中間状態の上端レベルの方が高くなるように変位することを特徴とする。
本発明によれば、第1支持部材は、商品を支持している直立状態の上端レベルよりも、当該直立状態から倒れていく際の中間状態の上端レベルの方が高くなるように変位するので、商品の重量および商品の上面に押し付けられたフィルムの張力に抗して、商品を上方に押し上げなければ倒れることができない。したがって、第1支持部材が倒れにくくなるから、折込部材による折り込み動作の際に商品がズレるのを防止できる。
本発明において、前記第1支持部材は、前記中間状態の上端レベルが高くなるように形状および回転中心が設定されているのが好ましい。
この態様によれば、第1支持部材の形状および/または回転中心を変更することで、前記上端レベルの変位量を容易に設定することができる。
本発明においては、前記支持部材を左右に複数列設け、前記第1支持部材は、前記左右折込部材がフィルムを折り込んだときにも前記商品の底面を支持するようにするのが好ましい。
この態様によれば、左右折込部材の折り込み動作の際に、第1支持部材が商品を支持しているから、商品の底面が左右折込部材の上面よりも下方に下がらないので、商品に左右折込部材が当たるのを防止できる。
本発明においては、前記支持部材を前後に複数列設け、前記第1支持部材は、前記前後方向折込部材がフィルムを折り込んでいく際に最後に倒れる支持部材を含むようにするのが更に好ましい。
この態様によれば、前後方向折込部材の折り込み動作の際に、第1支持部材が最後まで商品を支持するので、商品が前後方向にズレるのを防止できるから、商品やフィルムが破損したり、フィルムの折込量が不十分になるといった不具合を防止できる。
なお、前後方向折込部材がフィルムを折り込む際、倒れ難い第1支持部材と前後方向折込部材との間でフィルムが強く挟まれ、前後方向折込部材の移動によって過剰な張力がフィルムに作用してフィルムが破れるおそれがある。そのため、第1支持部材以外の第2支持部材は、中間状態の上端レベルが直立状態の上端レベルに対し実質的に変位しないように設定して倒れる際の抵抗を小さくするのが好ましい。このようにすれば、支持部材全体としては大きな抵抗なく倒れるようになるから、前後でフィルムをクランプしている場合にも、フィルムの張力が大きくなり過ぎず、フィルムを損傷するおそれが少なくなる。
本発明においては、前記第1支持部材を複数設け、前記第1支持部材の上端レベルの変位量が、前記複数の第1支持部材相互の間で互いに相違するように設定するのが好ましい。
この態様によれば、商品の種類(サイズ・形状)に応じて、商品のズレを防止するための第1支持部材の本数や配置を適切に設定することができる。
この場合、前記複数の第1支持部材のうち、前記前後方向折込部材によって傾倒する順序が遅いほど、前記上端レベルの変位量を大きく設定するのが好ましい。
このようにすれば、折り込み動作が完了するまで確実に商品がズレるのを防止することができる。
本発明においては、前記複数の支持部材のうち1以上の支持部材を、包装装置を分解しない状態で前記リフタに取り外し自在に装着可能としてもよい。
こうすることで、支持部材の配置変更が可能となる上、メンテナンス性が向上する。
複数の支持部材が、包装装置を分解しない状態で前記リフタに取り外し自在に装着可能とされている場合、第1の商品について用いる支持部材の群を持つ第1モジュールと、第2の商品について用いる支持部材の群を持つ第2モジュールとを備え、商品ごとに前記モジュールを選択的に使用できるようにするのが好ましい。
このようにすれば、複数の支持部材をモジュールごと交換可能とすることで、商品に応じた支持部材の配置変更を容易に行うことができる。
全体構成:
以下、本発明の実施例1にかかる包装装置を図1〜図8に従って説明する。
なお、以下の説明において、図2の商品MはトレーT上に載置されて搬送されていくが、「商品M」とは、トレーT内の内容物を指す場合と、内容物、トレーTおよびフィルムFを含んだ概念で用いる場合とがある。また、商品Mは必ずしもトレーT上に載っている必要はない。
まず、包装装置の一般的な構造および動作について説明する。
図1に示すように、本装置は、商品を正面側2aから搬入して正面側2aに排出する前方排出型の包装装置であって、本体2の正面2aには、供給装置20と、排出部30とが設けられている。本包装装置は、前記排出部30の前方にヒータ75が配置されており、後述するようにフィルムFで包装されたトレーTの底面をオペレータがヒータ75に押し付けてヒートシールする溶着を手作業で行う型式の包装装置である。
図2において、供給装置20上に商品Mが載置されると、供給装置20は、商品Mの載ったトレーTをリフタ80の上方に供給する。リフタ80の各ポスト8ijは、包装機構60の包装ステーションSの直下に配置されていると共に、昇降手段88により上下昇降自在とされている。このリフタ80は、供給装置20から商品Mが供給されると、上昇して商品Mを包装ステーションSまで持ち上げる。
一方、包装動作に先立ち、前記包装ステーションSには、フィルムFが図示しない移送機構により供給され、前後のクランプ54,53により張設されている。この張設されたフィルムFに対してリフタ80に支持された商品Mが押し上げられると、商品MはフィルムFを突き上げた状態でフィルムFによって上方が覆われた状態となる。このように商品Mの上方を覆ったフィルムFの周縁部は、図3の左右折込部材64、65および後折込部材(前後方向折込部材)71などによってトレーTの底部側に折り込まれて、商品Mが包装される。
この折込動作の際には、まず、左右の折込部材64、65が先行して内側に入ってくると共に、少し遅れて左右の押込部材61、62および後折込部材71が内側に入ってくる。前記左右の折込部材64、65は、商品Mの底部を支持できる位置まで内側に入ったところで、その移動を停止する。一方、左右の押込部材61、62は、前記左右の折込部材64、65に続いて内側に移動する。左右の押込部材61、62は内側への移動を続けてフィルムFを商品Mの底部側に押し込む。
後折り込み動作では、まず、後折込部材71が前方に移動し、少し遅れて図2のプッシャー(排出機構の一例)73が前方に移動する。これにより、後折込部材71がフィルムFを商品Mの底面側に折り込むと共に、プッシャー73が商品Mを前方に押して、排出部30にフィルムに包まれた商品Mを排出する。その後、排出部30上に排出された商品Mは、図1のヒータ75に押し付けられ手作業でヒートシールが行われる。
供給装置:
図2の前記供給装置20はいわゆるウォーキングビーム方式で商品Mをリフタ80に搬入するもので、載置部21および搬入部材22を備えている。
図1に示すように、前記載置部21は、オペレータが商品Mを載置するためのもので、搬入方向(前後方向)Yに直交する幅方向(左右方向)Xに多数本(複数本)に分割されている。前記載置部21が分割された隙間には、前記幅方向Xに多数本(複数本)に分割された図2の搬入部材22が配置されている。
リフタ:
図2に示すように、リフタ80は複数のポスト8ijを有している。図4に示すように、前記ポスト8ijは左右および前後に複数列設けられている。後述するように、ポスト8ijは、中央の第1ヘッド(第1支持部材)81(図7)を備える複数の第1ポスト842,843と、第2ヘッド(第2支持部材)82(図6)を備える多数の第2ポスト811〜814,821〜824,831〜834,851〜854,861〜864,871〜874と、中央手前の第3ヘッド(第3支持部材)83を備える1つの第3ポスト841とを含んでいる。
前記第1および第2ポスト8ijは基本的な構造は同じあるため、まず、その共通の構造について説明する。ここでは、第2ポスト811を例にとって構造の説明を行う。
第2ポスト811は、図5および図6に示すように、主として、第2ヘッド82と、固定部25と、左右回動軸23と、前後回動軸24と、左右バネ27と、前後バネ28とから構成されている。
前記第2ヘッド82は、上面がトレーTを載置する載置面82aとなっており、固定部25に対して前後および左右に回動して起倒可能とされている。
前記固定部25は、第2ヘッド82の下方に配置されており、下部が支持ベース85に固定されている。なお、前記支持ベース85は、図4に示すように、左右方向Xに多数本(複数本)に分割されている。
前記左右回動軸23は、図5の矢印A1で示すように、第2ヘッド82が直立状態から左右方向Xの一方向に約90度の角度まで回動して倒れることができるように、前記第2ヘッド82を固定部25に軸支する。
前記前後回動軸24は、図6の矢印A2で示すように、第2ヘッド82が直立状態から前後方向Yの一方向に約90度の角度まで回動して倒れることができるように、前記第2ヘッド82を固定部25に軸支する。
したがって、左右回動軸23と前後回動軸24とは、平面的に直交している。なお、図5および図6に示すように、左右回動軸23の中心23aと前後回動軸24の中心24aとは、互いの高さ位置が寸法Hだけズレて設けられている。
図5および図6に示す左右バネ27は、図5の矢印A1で示すように前記第2ヘッド82が左右方向Xに回動する際に、その回動に抗するバネである。すなわち、左右バネ27は、第2ヘッド82が左右方向Xに倒れたときに、第2ヘッド82を図5の実線で示す直立状態に復帰するようにバネ力を作用させる。この左右バネ27は、たとえばコイルバネであり、前記左右回動軸23の周りに巻き付いている。
図5および図6に示す前後バネ28は、図6の矢印A2で示すように前記第2ヘッド82が前後方向Yに回動する際に、その回動に抗するバネである。すなわち、前後バネ28は、第2ヘッド82が前後方向Yに倒れたときに、第2ヘッド82を図6の実線で示す直立状態に復帰するようにバネ力を作用させる。この前後バネ28は、たとえばコイルバネであり、前記前後回動軸24の周りに巻き付いている。
第1支持部材:
つぎに、本発明の要部である図4の第1ポスト842,843について説明する。
第1ポスト842,843(図4)は、前記複数のポスト8ijのうち左右方向Xの中央列に設けられた3本のポスト841〜843のうちの2本であり、図7に示す第1ヘッド81を備えている。図7(a)に示すように、前記第1ヘッド81の第1載置面81aは、図7(a)の二点鎖線で示す第2ヘッド82の第2載置面82aに比べて略平坦な形状とされている。
ここで、前記第1載置面81aが略平坦な面とされていることで、前記回転中心24aから前記第1載置面81aの外周縁部81bまでの距離L2は、前記回転中心24aから前記第1載置面81aまでの距離L1よりも大きくなる。したがって、図7(b)に示すように、第1ヘッド81は、直立状態の上端レベルHsよりも、当該直立状態から倒れていく際の中間状態の上端レベルHrの方が若干Δh高くなるように変位する。
後に詳述するように、かかる構成の第1ポスト842,843を設けることによって、後折込部材71がフィルムを折り込む際の商品のズレを抑制し、かつ、後折込部材71がフィルムを折り込む際にフィルムに過剰な張力がかかるのを抑制することができる。
なお、前記第1ポスト842,843(図4)は、図5の左右回動軸23に図示しないストッパが装着されており、これにより、左右には起倒せずに前方に向ってのみ倒れるようになっている。
また、図4の中央列の最も前方に配置された第3ポスト841については、図7の前記第1ヘッド81と概ね同様の形状の第3ヘッド83を備えているが、該第3ヘッド83は前後および左右のいずれにも倒れないように固定されている。また、図8に示すように、第3ヘッド83の第3載置面83aは、直立状態の第1ヘッド81の第1載置面81aよりも低いレベルに設定されている。
また、図7(a)の二点鎖線で示すように、第2ポスト811等の第2ヘッド82の第2載置面82aは、回転中心24aまでの距離が概ね等距離の略曲面状に形成されているので、第2ポスト811等の中間状態の上端レベルは直立状態の上端レベルHsに対し実質的に変位しないか、あるいは、下方に変位する。
つぎに、各ポスト8ijの動作について詳しく説明する。
複数のポスト8ijに支持されたトレーTが、図2に示す状態まで押し上げられると、左右折込部材64,65が左右折り込み動作を始め、少し遅れて後折込部材71が後折り込み動作を始める。
前記左右折り込み動作においては、左右折込部材64,65が、図4の第2ポスト811〜814,821〜824,831〜834,851〜854,861〜864,871〜874を中央(内側)に向って倒しながら、図4の二点鎖線で示す位置まで移動する。中央列に設けられた第1ポスト842,843および第3ポスト841は、左右折込部材64,65が届かない範囲にあるため、左右折込部材64,65がフィルムを折り込んだときにも、図8のように商品Mの底面を支持する。
一方、図8の前記後折り込み動作においては、後折込部材71が、後側から順に第1ポスト843,842を倒しながら前方に向って移動してフィルムFをトレーTの底面側に折り込む。この後折り込み動作の際に、以下に説明するように、商品Mの位置が前方にズレるおそれがある。
図8に示すように、第1ポスト843の第1ヘッド81は後折込部材71に押されることで前方に倒れるが、この際、後折込部材71にまだ押されていない他のポスト842が破線矢印Aで示すように前方に倒れるおそれがある。これは、後折込部材71により引っ張られるフィルムFの張力が、破線矢印Bで示すように、トレーTを前方に押し出すように加えられ、当該張力に抗しきれずに他のポスト842の第1ヘッド81が倒れるおそれがあるためである。他のポスト842が倒れると、トレーTの位置が前方に大きくズレることになる。
そこで、本装置では、前記中央列のポスト842,843を第1ポストとすることによって、前記トレーTの位置ズレを抑制している。すなわち、図8において、第1ポスト842は、倒れる際の中間状態の上端レベルHrが直立状態の上端レベルHsよりも若干Δh高くなるように第1ヘッド81の形状および回転中心24aが設定されている。そのため、第1ヘッド81が倒れる際には、該第1ヘッド81により支持されているトレーTの位置エネルギーが変化するので、第1ヘッド81を倒すには、この位置エネルギーの変化に抗するエネルギー(外力)を与えてやる必要があるから、第1ヘッド81が倒れ難くなる。特に、前記後折込部材71がフィルムを折り込んでいく際に、最後に倒されるポスト842を第1ポストとすることで、商品Mの前方へのズレ防止の確実性が高まる。
なお、前記後折込部材71は、中央列の最も前方に位置する第3ポスト841を倒す位置までは移動されないので、前記第3ポスト841は左右折込部材64,65および後折込部材71のいずれによっても倒されない。そのため、前記第3ポスト841の第3ヘッド83は前後方向Yおよび左右方向Yのいずれにも倒れないように固定されている。このように、固定された第3ポスト841によってトレーTを最後まで支持することで、トレーTが前方にズレるのをより確実に防止できる。
ただし、第3ポストは必ずしも設ける必要はなく、ポスト841を第1ポストとしてもよい。
ところで、図8において、フィルムFの前端および後端はクランプ53,54(図2)により把持されており、前記第1ポスト843は倒れ難くされている。そのため、後折込部材71の移動によって、後折込部材71と第1ポスト843との間でフィルムFが強く挟まれてフィルムFに過剰な張力が作用しフィルムFが破れるおそれがある。
そこで、本装置では、中央列の第1ポスト842,843および第3ポスト841以外のポスト811〜814,821〜824,831〜834,851〜854,861〜864,871〜874を第2ポストにしている。すなわち、第2ポスト811等の中間状態の上端レベルは直立状態の上端レベルHsに対し実質的に変位しないので、ポスト全体としては大きな抵抗なく倒れることができる。したがって、後折込部材71と第2ポスト811等との間でフィルムFが強く挟まれないので、フィルムFに過剰な張力が作用するのを防止でき、その結果、フィルムの破損防止を図ることができる。
このように、複数あるポスト8ijのうち、一部のポスト842,843のみを倒れ難い第1ポストとすることによって、後折込部材71がフィルムFを商品Mの底面側に折り込む際の商品Mのズレを抑える効果と、フィルムの張力が大きくなり過ぎないという効果の2つの効果を実現することができる。
ところで、前記第1ポスト842,843の上端レベルHrの変位量(高くなる度合)Δhは、複数の第1ポスト842,843相互の間で互いに相違するように設定してもよい。たとえば、前記第1ポスト842,843のうち、前記後折込部材71によって傾倒される順序が遅い第1ポスト842の上端レベルHrの変位量Δhが、先に傾倒される第1ポスト843の上端レベルHrの変位量Δhよりも大きくなるように設定する。
このように、前記後折込部材71によって傾倒される順序が遅いほど、上端レベルHrの変位量Δhが大きくなるように設定すれば、折り込み動作が完了するまで確実に商品のズレを防止することができる。
図9は実施例3を示す。この実施例では、複数のポスト8ijのうち1以上のポストが、本包装装置を分解しない状態で前記リフタ80に対し取り外し自在に装着されている。たとえば、図9(a)に示すように、リフタ80の支持ベース85に対し、各ポスト8ijが、それぞれ、脱着可能とされている。かかる構造とすることでポスト8ijの配置変更が可能となり、また、メンテナンス性も向上する。また、ポスト8ij全体でなく、第1および第2ヘッド81,82のみを固定部25(図5)に対し脱着可能としてもよい。
また、実施例3の変形例として、第1の商品について用いるポスト8ijの群を持つ第1モジュールと、第2の商品について用いるポスト8ijの群を持つ第2モジュールとを備え、商品ごとに前記モジュールを選択的に使用できるようにしてもよい。たとえば、図9(b)に示すように、各ポスト8ijが固定された支持ベース85を含めて1つのモジュール87とし、該モジュール87をリフタ80に脱着可能とする。
かかる構成とした場合、ポスト8ijの配置が互いに異なる複数のモジュール87を予め用意しておき、包装する商品に応じてこれらのモジュールを交換することで選択的に使用することができる。こうすれば、商品に応じたポスト8ijの配置変更を容易に行うことができる。
ところで、前記左右折込部材64,65および後折込部材71による折り込み動作の際には、ヘッド81,82がトレーTの底面を擦りながら倒れていく(図8参照)。このとき、ヘッド81,82の上面(載置面81a,82a)の摩擦が大きいと、ヘッド81,82が倒れる際に大きな抵抗が生じ、トレーを傷つけたりフィルムを破るおそれがある。また、ヘッド81,82の上面の滑りが悪いと、トレーTの搬入の際に、奥行の短いトレーや重心が安定していないトレーなどは転倒するおそれがある。
そのため、ヘッド81,82は滑り易い(摩擦の小さい)材料(たとえば、ポリアセタール,ナイロン,ポリエチレンなど)で形成するのが好ましいが、これらの材料は一般的に硬度が高く、折込部材64,65,71が当たった際の打撃音が大きくなるという欠点がある。また、滑り易い材料であっても、硬度を下げて軟質に成型すると滑り性能(特にフィルムに対して)が低下することが知られている。
かかる問題を解消するために、本装置では、ヘッド81,82を、滑り易い材料および軟質の材料の2種類の材料により形成してもよい。たとえば、図10の断面図に示すように、トレーTが載置される載置面81a,82aを滑り易い材料E1により形成し、一方、ヘッド81,82の側面を軟質の材料E2により形成してもよい。
このように、性質の異なる2種類の材料を組み合わせて用いることで、トレーやフィルムの破損を防止すると共にトレーの搬入を良好に行うことができ、かつ、打撃音を抑えた静粛なヘッド81,82を提供することができる。
ところで、本装置のように、左右折込部材64,65の下方に後折込部材71を備え、かつ、トレー(被包装物)を排出しながら前側のフィルムの折り込みを行う包装装置では、前記後折込部材71がトレーの底面に達してフィルムの折り込みを始めた直後にリフト80を降下させてもよい。
かかるタイミングでリフタ80を降下させれば、後折込部材71による折り込み動作が始まる直前までリフタ80および左右折込部材64,65で商品を保持できるから、トレーの幅・縦横比にかかわらず左右方向XのフィルムFの折込量を一定にできる。つまり、折込部材の形状に特別な加工を施さなくても、フィルムの左右方向Xと前後方向Yの折線位置がトレーの角付近にできるため、見栄え良く包装することができる。
また、後折込部材71がフィルムの折り込みを始めた後は、トレーを左右折込部材64,65および後折込部材71の双方で保持できるから、リフタ80を降下させても支障がない。しかも、後折込部材71による折り込み完了の前にリフタ80を降下させることによって、後折り込み動作の際のトレーとヘッド81,82との間の抵抗によるトレーの変形や、ヘッド81,82にフィルムが引っ掛かるおそれを低減することができる。
以上のとおり、図面を参照しながら好適な実施例を説明したが、当業者であれば、本明細書を見て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定するであろう。
たとえば、押込部材を設ける必要はない。また、押込部材に代えてエアー等でフィルムを押し込んでもよい。
また、供給装置20はリフタ上に搭載してもよい。さらに、供給装置20に計量器を設けて商品の重さを計ってもよい。また、フィルムのヒートシールを手作業でなく自動で行う包装装置にも本発明を適用し得る。
また、第1および第2ポストの配置や本数は、前記各実施例に限定されるものではなく、商品の種類(サイズや形状など)に応じて、適宜設定され得る。また、第1ポストの配置やその変位量の設定は、前記各実施例に限定されず、商品の種類(サイズや形状など)に応じて、適宜設定することができる。
さらに、包装装置は前方排出型のものに限定されず、後方排出型の包装装置に本発明を適用してもよい。
したがって、そのような変更および修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のものと解釈される。
本発明は、包装ステーションに張設されたフィルムに向けて商品を押し上げて包装する包装装置に適用することができる。
本発明の実施例1にかかる包装装置を示す概略斜視図である。 同包装装置の包装機構を示す概略側面図である。 同包装方法を示す概略斜視図である。 ポストの配置を示す概略平面図である。 ポストの構造の一例を示す正面図である。 ポストの構造の一例を示す側面図である。 第1ヘッドを示す側面図である。 ポストの動作を示す概略側面図である。 実施例3にかかるリフタを示す概略側面図である。 実施例4にかかるヘッドの構造を示す断面図である。
符号の説明
81:第1ヘッド(第1支持部材)
82:第2ヘッド(第2支持部材)
24a:回転中心
64,65:左右折込部材
71:後折込部材(前後方向折込部材)
80:リフタ
87:モジュール
F:フィルム
Hs:直立状態の上端レベル
Hr:中間状態の上端レベル
Δh:変位量
M:商品
X:左右方向
Y:前後方向
S:包装ステーション

Claims (8)

  1. 包装ステーションに張設されたフィルムで商品を包装する包装装置であって、
    起倒可能な複数の支持部材を有し、該支持部材上に載せられた商品を前記フィルムの下面に押し付けるリフタと、
    前記商品が前記フィルムに押し付けられた状態において、左右方向から前記支持部材を倒しながら前記商品と前記支持部材との間に入り込み、前記フィルムの周縁部を前記商品の底面側へと折り込ませる左右折込部材と、
    前記商品が前記フィルムに押し付けられた状態において、前後方向から前記支持部材を倒しながら前記商品と前記支持部材との間に入り込み、前記フィルムの周縁部を前記商品の底面側へと折り込ませる前後方向折込部材と、
    を備え、
    前記支持部材は第1および第2支持部材を含み、
    前記第1支持部材は、前記商品を支持している直立状態の上端レベルよりも、当該直立状態から倒れていく際の中間状態の上端レベルの方が高くなるように変位する包装装置。
  2. 請求項1において、前記第1支持部材は、前記中間状態の上端レベルが高くなるように形状および回転中心が設定されている包装装置。
  3. 請求項1もしくは2において、前記支持部材は左右に複数列設けられており、前記第1支持部材は、前記左右折込部材がフィルムを折り込んだときにも前記商品の底面を支持する包装装置。
  4. 請求項1,2もしくは3において、前記支持部材は前後に複数列設けられており、前記第1支持部材は、前記前後方向折込部材がフィルムを折り込んでいく際に最後に倒れる支持部材を含む包装装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、前記第1支持部材が複数設けられており、前記第1支持部材の上端レベルの変位量が、前記複数の第1支持部材相互の間で互いに相違している包装装置。
  6. 請求項5において、前記第1支持部材のうち、前記前後方向折込部材によって傾倒する順序が遅いほど、前記上端レベルの変位量が大きく設定されている包装装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれか1項において、前記複数の支持部材のうち1以上の支持部材が、包装装置を分解しない状態で前記リフタに取り外し自在に装着されている包装装置。
  8. 請求項7において、第1の商品について用いる支持部材の群を持つ第1モジュールと、第2の商品について用いる支持部材の群を持つ第2モジュールとを備え、商品ごとに前記モジュールを選択的に使用できるようにした包装装置。
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