JP2023117122A - 包装装置 - Google Patents

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耕亮 平田
Yasuaki Hirata
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Abstract

【課題】本発明の課題は、フィルム折り込み時に傾倒したリフトヘッドが商品に当たることを抑制した包装装置を提供することにある。【解決手段】包装装置10では、第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置(凸面の高さ位置)と第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置(凸面の高さ位置)とを実質的に等しくすることによって、商品が第1ヘッド321だけに載った状態のときに第2ヘッド322が第1ヘッド321に向かって傾倒しても、第2ヘッド322が商品に当たることは抑制される。【選択図】図4

Description

本発明は、包装装置、特に、被包装物に押し当てられたフィルムの周辺部を被包装物の底部側に折り込む包装動作を行う、包装装置に関する。
近年、商品が載置された載置面をフィルムに対して上昇させた後、折り込み部材によって商品の下方にフィルムを折り込ませる包装装置が広く普及している。例えば、特許文献1(特開2011-189956号公報)に開示されている包装装置では、左右一方向に並ぶ複数のリフトヘッドの上に商品が載置され、リフトヘッドがフィルムに対して上昇する。複数のリフトヘッドのうち中央のリフトヘッド以外については、その上側半分が内側に倒れることが可能となっている。左側折り込み部材は、中央のリフトヘッドよりも左側に位置する複数のリフトヘッドの上側半部を内側に倒しながら商品の下側に潜り込んでいく。また、右側折り込み部材は、中央のリフトヘッドよりも右側に位置する複数のリフトヘッドの上側半部を内側に倒しながら商品の下側に潜り込んでいく。これにより、商品の下側にフィルムの左右両端部を折り込むことができる。
上記のような装置においては、円柱状の長物商品(きゅうり、人参など)を包装するため、リフトヘッドの中央を低くして、商品を左右のリフトヘッドで支えると共に、リフトヘッドの商品載置面に複数の窪みを設けて、商品の転がりを防止している。
ところが、円柱状の輪切り商品は複数のリフトヘッドのうち中央のリフトヘッドにだけに載る場合があり、フィルム折り込み時に中央のリフトヘッド以外のリフトヘッドが折り込み部材の進入によって傾倒すると、傾倒したリフトヘッドが、中央の一段低いリフトヘッドに保持された商品に当たり、商品が位置ずれを起こす可能性がある。
本発明の課題は、フィルム折り込み時に傾倒したリフトヘッドが商品に当たることを抑制した包装装置を提供することにある。
第1観点の包装装置は、商品が載置されるリフトヘッドと、包装部とを備える。リフトヘッドは、商品が送り込まれる第1方向と直交する第2方向に複数配列され、且つそれぞれの上面に前記商品の転がりを防止する凹凸面が前記第1方向に沿って形成されている。包装部は、リフトヘッド上の商品をフィルムで覆った後、第2方向に沿って移動する折り込み部材によって商品の下方にフィルムを折り込ませる。複数のリフトヘッドは、第1ヘッドと、第1ヘッドを中心に第2方向に複数配列された第2ヘッドとを含む。第2ヘッドは、第1ヘッドに向けて傾倒可能に構成されている。第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置とは実質的に等しい。
この包装装置では、第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置とを実質的に等しくすることによって、商品が第1ヘッドだけに載った状態のときに第2ヘッドが第1ヘッドに向かって傾倒しても、第2ヘッドが商品に当たることは抑制される。
第2観点の包装装置は、第1観点の包装装置であって、第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置との差が、±2mmの範囲内である。
第3観点の包装装置は、第1観点または第2観点の包装装置であって、第2へッドが第1ヘッドに向けて傾倒したとき、第2ヘッドは前記第1ヘッドと干渉しない。
この包装装置では、第2へッドが傾倒しても第1ヘッドに届かないので、商品が第1ヘッドだけに載った状態のときでも、第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置とを実質的に等しくすることによって、第2ヘッドが第1ヘッドに向かって傾倒しても、第2ヘッドが商品に当たることは抑制される。
第4観点の包装装置は、第1観点から第3観点のいずれか1つの包装装置であって、包装対象となる商品が円柱状の野菜である。
この包装装置では、円柱状の野菜、例えば大根、蓮根、山芋等の輪切り商品が第1ヘッドだけに載った状態のときでも、第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置とを実質的に等しくすることによって、第2ヘッドが第1ヘッドに向かって傾倒しても、第2ヘッドが円柱状の輪切り商品に当たることが抑制される。
第5観点の包装装置は、第1観点から第4観点のいずれか1つの包装装置であって、第1方向において隣接する2つの凸面は、少なくとも円柱状の野菜を支持する間隔を有している。
本発明に係る包装装置では、第1ヘッドの凸面の高さ位置と第2ヘッドの凸面の高さ位置とを実質的に等しくすることによって、商品が第1ヘッドだけに載った状態のときに第2ヘッドが第1ヘッドに向かって傾倒しても、第2ヘッドが商品に当たることは抑制される。
包装装置の概略側面図。 包装装置の概略正面図(図1のS-S矢視図)。 フィルムの左右折り込み動作を示す図(フィルムの搬送段階)。 フィルムの左右折り込み動作を示す図(フィルムのプリストレッチ段階)。 フィルムの左右折り込み動作を示す図(商品押し上げ段階)。 フィルムの左右折り込み動作を示す図(フォルムの折り込み段階)。 リフトヘッドの斜視図。 第1ヘッドの斜視図。 第2ヘッドの斜視図。 従来タイプIのリフトヘッドを第2ヘッド側から第1ヘッドに向かって視た側面図。 図7Aのリフトヘッドの概略正面図。 従来タイプIIのリフトヘッドを第2ヘッド側から第1ヘッドに向かって視た側面図。 図8Aのリフトヘッドの概略正面図。 本実施形態に係るタイプIIIのリフトヘッドを第2ヘッド側から第1ヘッドに向かって視た側面図。 図9Aのリフトヘッドの概略正面図。
(1)包装装置の全体構成
図1および図2は、それぞれ本発明の一実施形態に係る包装装置の概略の側面図および正面図である。
図1および図2において、包装装置10は、青果などをトレー無しで包装し、或いは、ソフトトレーに収容された青果等の食品(商品)を包装する。但し、通常の発泡トレーに載せられた商品であっても包装が可能である。
包装装置10は、本体フレーム15、商品搬送機構20、リフト機構30、フィルム搬送機構40、フィルム保持機構50、フィルム左右押込機構60、左右折り込み機構66、および前後折り込み機構70を備えている。
オペレータの手によって商品Gがフォーク状の計量皿21を備えた計量器29に載荷される。計量器29が商品Gの計量を完了すると、商品搬送機構20が作動して、商品搬送機構20の複数の支持板21aがフォーク状の計量皿21の間から上昇することによって、計量皿21上の商品Gを持ち上げ、続いて、支持板21aは、Y方向に水平移動する。そして、リフト機構30の上方に到達すると、支持板21aは、下降して、支持板21a上の商品Gをリフト機構30のリフトヘッド32上に載置する。
図3A~図3Dは、フィルムFの左右折り込み動作を示す図である。図3Aにおいて、フィルムFがリフト機構30の上方に搬送される。図3Bにおいて、フィルムFは、前後左右の端部が把持された状態でプリストレッチされる。
図3Cにおいて、プリストレッチされたフィルムFに対して、リフトヘッド32に支持された商品Gが押し上げられる。商品GはフィルムFを突き上げた状態でフィルムFによって上方および側方が覆われた状態となる。
図3Dにおいて、商品Gの上方および側方を覆ったフィルムFの周辺部は、左折り込み板64、右折り込み板65および後折り込み板71(図1参照)によって商品Gの底部側に折り込まれる。
折り込み動作の際には、左右折り込み板64,65が商品Gの底部の左右端近傍に入り込み、リフト機構30のリフトヘッド32とともに商品Gの底部を支える。
(2)各部の構成
(2-1)商品搬送機構20
商品搬送機構20は、図1に示すように、商品Gを搬送する第1方向(Y方向)と直交する第2方向(左右方向)に並べられた複数の支持板21aによって商品Gを支持するように構成されている。各支持板21aは、フォーク状の計量皿21の各フォークの間、並びに、リフト機構30の各リフトヘッド32の間で上下に移動できるように、互いに左右方向に所定の間隔を保って配置されている。
計量皿21の下方には、計量皿21に載せられた商品Gの重量を計測する計量器29が配置され、それと接触しない位置に、商品搬送機構20の各支持板21aを計量器29からリフト機構30まで矩形を描くように移動させる図示しない往復運動機構が配置されている。
具体的には、各支持板21aは、計量皿21のレベルより下方で待機し、計量器29による商品Gの計量が完了すると、各支持板21aが計量皿21のレベルよりも一段高いレベルまで上昇して、計量皿21上の商品Gを持ち上げ、その状態で第1方向(Y方向)へ移動する。
第1方向(Y方向)に移動した各支持板21aがリフトヘッド32に到達すると、各支持板21aは、各リフトヘッド32の間で下降して、支持板21a上の商品Gをリフトヘッド32上に載せ換える。続いてリフトヘッド32のレベルより一段低いレベルまで下降すると、その状態を保ったまま、前方の初期位置まで戻って停止する。そのため、複数の支持板21aは、計量皿21の各フォークの間と、複数のリフトヘッド32の間とに入り込んで上下方向と第1方向(前後方向)に移動するように構成されている。これにより、計量皿21に載置された商品Gは、リフト機構30のリフトヘッド32上に送り込まれる。
(2-2)リフト機構30
リフト機構30は、商品搬送機構20から送られてきた商品Gの底部を支持し、その商品Gを上方に持ち上げる。また、リフト機構30は、フィルムFの周辺部が商品Gの底部側に折り込まれる際にも、商品Gの底部を支持する。
図2に示すように、リフト機構30は、X方向に配列された複数のリフトヘッド32と、複数のリフトヘッド32を支持する支持部31とを含んでいる。
複数のリフトヘッド32に商品Gが搭載されると、図3Cに示されるように、リフトヘッド32が上昇して、リフトヘッド32上の商品GがフィルムFを突き上げる。商品GがフィルムFを突き上げると、フィルムロールRからフィルムFが繰り出される。
また、リフト機構30は、商品Gが送り込まれる第1方向(Y方向)と直交する第2方向(X方向)に並ぶ複数のリフトヘッド32のうち、中央のリフトヘッド以外のリフトヘッド32の上側半分が内側に倒れるようになっている。
図3Dに示されるように、左折り込み板64は、中央のリフトヘッド32よりも左側に位置する複数のリフトヘッド32の上側半部を内側に倒しながら商品Gの下側に潜り込んでいく。また、右折り込み板65は、中央のリフトヘッド32よりも右側に位置する複数のリフトヘッド32の上側半部を内側に倒しながら商品Gの下側に潜り込んでいく。
これにより、商品Gが複数のリフトヘッド32で支持されている場合であっても、商品Gの下側にフィルムFのX方向の両端部を折り込むことができる。
(2-3)フィルム搬送機構40
フィルム搬送機構40は、フィルムFをリフト機構30の上方に搬送した後、フィルムFをフィルム保持機構50により引っ張って保持させる機構である。
フィルム搬送機構40は、ロール保持部41と、前クランプ54とを含む。ロール保持部41は、前後に離間する一対のフリーローラでフィルムロールRを回転自在に支持するようになっている。前クランプ54は、第1方向(後方)に移動して後クランプ53が保持するフィルムFの先端部を掴み、それを第1方向の前方へ引き出す。そのため、前クランプ54は、下方のタイミングベルトに連結され、Y方向(前後方向)に移動可能に構成されている。
(2-4)フィルム保持機構50
フィルム保持機構50は、フィルム搬送機構40の前クランプ54と後クランプ53、それらと直交する方向に配置された左クランプ51、および右クランプ52を含む。
フィルム保持機構50は、リフト機構30により商品Gが押し上げられるときに、フィルムFの周辺部を把持するとともに、商品Gが押し上げられて、フィルムFにテンションが掛ったときに、内側に移動して、テンションを調整する役割を果たすようになっている。
(2-5)フィルム左右押込機構60
フィルム左右押込機構60は、左押込部材61および右押込部材62を含む。左押込部材61および右押込部材62は、モータ駆動により左右に移動することができる。
また、左押込部材61および右押込部材62は、昇降する左クランプ51および右クランプ52との間でフィルムFを挟み込むことによってフィルムFを把持するようになっている。
(2-6)左右折り込み機構66
左右折り込み機構66は、左折り込み板64および右折り込み板65を含む。左折り込み板64および右折り込み板65は、モータ駆動によって左右に移動することができる。
左折り込み板64および右折り込み板65は、左押込部材61および右押込部材62の上方に配置され、後折り込み板71によるフィルム折り込み動作時に、商品Gを下方から支える。
(2-7)前後折り込み機構70
前後折り込み機構70は、後折り込み板71と熱シール手段(図示せず)を含む。後折り込み板71は、高さ方向において、左押込部材61および右押込部材62と、左折り込み板64および右折り込み板65と、の間に配置されている。後折り込み板71は、商品Gの底部側に後ろからフィルムFを折り込むとともに、フィルムFの熱シールに必要な押圧力をフィルムFに与える。後折り込み板71は、モータ駆動により前後に移動することができる。
(3)リフトヘッド32の詳細
図4は、リフトヘッド32の斜視図である。図3において、リフトヘッド32は、中央の第1ヘッド321と、その両サイドの複数の第2ヘッド322とを含み、それらの上面には、商品Gの転がりを防止する凹凸面が第1方向(Y方向)に沿って形成されている。各リフトヘッド32は、商品Gが送り込まれる第1方向(Y方向)に伸びており、その中の中央の第1ヘッド321は、第1方向と直交する第2方向の中央に配置され、その両サイドにおいて、複数の第2ヘッド322が第2方向(-X方向およびX方向)に配列されている。
第1ヘッド321と隣接する第2ヘッド322との間隔は、互いに隣接する第2ヘッド322同士の間隔と等しい。
(3-1)第1ヘッド321
図5は、第1ヘッド321の斜視図である。図5において、第1ヘッド321は、X方向に離間した一対の中央支持部34a、Y方向に離間した一対の側部34bおよびこれらを固定する1つの固定部34cを有している。
(3-1-1)中央支持部34a
一対の中央支持部34aは、図5に示すようにY方向に延びる第1ヘッド321の仮想中心線Lyに対して対称に配置されている。
中央支持部34aの上面を成す第1面35は凹凸面であり、第1面35のY方向の中央に凹部35bが位置するように凸部35aと凹部35bとが交互に形成されている。
また、中央の凹部35bから視てY方向に凸部35a、端部35cが順に並ぶように配置されており、同様に、中央の凹部35bから視て-Y方向にも凸部35a、端部35cが順に並ぶように配置されている。
端部35cは、第1面35の両端に位置する。端部35cの上面の高さ位置は、凸部35aの頂点の高さ位置よりも低く、凹部35bの底面の高さ位置よりも高い。
(3-1-2)側部34b
一対の側部34bは、図5に示すようにX方向に延びる仮想中心線Lxに対して対称に、且つ中央支持部34aを-Y方向およびY方向から挟むように配置されている。
側部34bの上面は、当該上面に載った円柱状の商品が中央支持部34a側へ転がるように、中央支持部34aに向かって傾斜している。
(3-1-3)固定部34c
固定部34cは、一対の中央支持部34aおよび一対の側部34bを固定する。固定部34cは、支持部31に取付けられている。
(3-2)第2ヘッド322
図6は、第2ヘッド322の斜視図である。図6において、第2ヘッド322は、支持部36a、固定部36b、ピン36cおよび捩じりコイルバネ36dを有している。
(3-2-1)支持部36a
支持部36aの上面を成す第2面37は、第1方向(Y方向)に沿って形成された凹凸面であり、第2面37のY方向の中央に凹37b部が位置するように凸部37aと凹部37bとが交互に形成されている。
中央の凹部37bから視てY方向に凸部37a、凹部37b、凸部37a、凹部37b、凸部37cが順に並ぶように配置されており、同様に、中央の凹部35bから視て-Y方向にも凸部37a、凹部37b、凸部37a、凹部37b、凸部37cが順に並ぶように配置されている。両端の凸部37cは、他の凸部37aに比べて上面がY方向に長い。
(3-2-2)固定部36b、ピン36cおよび捩じりコイルバネ36d
支持部36aは、ピン36cを介して固定部36bに回転可能に連結されている。ピン36cには捩じりコイルバネ36dが挿通されている。捩じりコイルバネ36dの一端は支持部36aに接し、他端は固定部36bに接して、支持部36aを起立状態に保持するように作用する。
支持部36aは、通常は図6の姿勢を維持しているが、支持部36aが第1ヘッド321の方向に押されたとき、支持部36aは捩じりコイルバネ36dのバネ力に抗してピン36c周りに回転することができる。
それゆえ、左折り込み板64および右折り込み板65が移動する際に、支持部36aに当たっても、支持部36aが傾倒することによって、左折り込み板64および右折り込み板65の動作が阻害されることはない。
また、第1ヘッド321と第1ヘッド321に隣接する第2ヘッドとの間隔については、左折り込み板64および右折り込み板65が支持部36aに当たって支持部36aが傾倒しても、支持部36aが第1ヘッド321と衝突しない間隔に設定されている。
(3-3)第1ヘッド321の上面および第2ヘッド322の上面の高さ位置の関係
第1ヘッド321の上面および第2ヘッド322の上面の高さ位置に関しては、I)中央支持部34aの第1面35に凹凸を設けずに、中央支持部34aの高さレベルを、第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置よりも低くしたタイプと、II)第1面35全体の高さ位置を第2ヘッド322の凸部37aとほぼ同じ高さ位置にする、若しくは少し高くするタイプについて試作を試みた。
(3-3-1)タイプIの場合
図7Aは、タイプIのリフトヘッド32を第2ヘッド322側から第1ヘッド321に向かって視た側面図である。図7Bは、図7Aのリフトヘッド32の概略正面図である。
図7Aおよび図7Bにおいて、第1ヘッド321の第1面35は第2ヘッド322の第2面37よりも低いので、第2ヘッド322に隠れて見えない。商品Gが、第1ヘッド321の左右に位置する第2ヘッド322間に跨るような円柱状の長い商品の場合には、商品Gは第2ヘッド322の凹部37bで支持されるため、安定する。
また、タイプIでは、第1ヘッド321の第1面35の高さレベルが、第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置よりも低く設定されているため、リンゴなどの丸い果物をリフトヘッド32に載せたときでも、当該丸い果物が中央支持部34aに移動して姿勢が安定するという効果が認められる。
しかしながら、図7Bに示すような、商品Gが輪切りにされた大根のような円柱状の商品で且つ長さが短いものは、第1ヘッド321に隣接する第2ヘッド322間の距離よりも短いため、商品Gは、第1ヘッド321の中央支持部34aだけで支持された状態となる。このときに、左折り込み板64および右折り込み板65の移動によって第2ヘッド322が倒れてくると、第2ヘッド322の凸部37aが円柱状の輪切り商品Gの端面に当たり、商品Gの姿勢が崩れたり、商品Gが飛ばされたりすることがある。
(3-3-2)タイプIIの場合
図8Aは、タイプIIのリフトヘッド32を第2ヘッド322側から第1ヘッド321に向かって視た側面図である。図8Bは、図8Aのリフトヘッド32の概略正面図である。
図8Aおよび図8Bにおいて、第1ヘッド321の第1面35を第2ヘッド322の凸部37aと同じ高さ位置にし、若しくは少し高くしている。
タイプIIでは、第2ヘッド322が倒れても、第2ヘッド322の凸部37aが商品Gの端面に当たらなくなったが、第1面35に載った円柱状の輪切り商品Gが転がりやすく姿勢が安定しない。
(3-3-3)本実施形態の場合
そこで、タイプIおよび従来タイプIIの試作結果を踏まえて、本発明に係る実施形態であるタイプIIIでは、第1ヘッド321の第1面35にも、第2ヘッド322の第2面37の凹凸面とほぼ同位相の凹凸面を設け、第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置と、第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置とを実質的に等しくした。
図9Aは、本実施形態に係るタイプIIIのリフトヘッド32を第2ヘッド322側から第1ヘッド321に向かって視た側面図である。図9Bは、図9Aのリフトヘッド32の概略正面図である。
図9Aおよび図9Bにおいて、円柱状の輪切り商品Gが第1ヘッド321の凹部に収まるので、第2ヘッド322に届かない短い輪切り商品Gであっても、転がることなく安定する。
ここで、凸部35aの高さ位置とは、凸部35aの凸面の高さ位置であり、第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置とは、凸部37aの凸面の高さ位置である。
実質的に等しいとは、具体的には、第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置と、第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置との差が例えば±2mm以内である。この範囲内であれば、例えばスパーマーケット等で販売される種々の輪切り商品に対し、問題なく使用することができた。すなわち、第1ヘッド321のみに円柱状の輪切り商品が載った状態で、第2ヘッド322が傾倒しても、第2ヘッド322の凸部37aが円柱状の輪切り商品Gの端面に当たる問題は回避された。
(4)包装装置10の動作
包装装置10の動作のうち、フィルムFを左右から商品Gの底部側に折り込む動作について、詳細に説明する。
(4-1)左右からの折り込み動作および押し込み動作
図3Aに示すように、リフト機構30の上方にフィルムFが搬送されてくると、左クランプ51および右クランプ52が上昇して左押込部材61および右押込部材62との間でフィルムFの左右部分を把持する。このとき、フィルムFの前後部分についても、図1に示す前クランプ54および後クランプ53によって把持されている。
次に、図3Bに示すように、左押込部材61および右押込部材62およびそれらに追随する左クランプ51および右クランプ52が外側に開き、フィルムFが左右方向にプリストレッチされる。このときには、フィルムFが前後方向にもプリストレッチされる。
さらに、図3Cに示すように、プリストレッチされて皺がなくなったフィルムFに対し、リフト機構30がリフトヘッド32を介して商品Gを上昇させ、商品GによってフィルムFが突き上げられた状態を作る。このとき、商品Gは、フィルムFを突き上げた状態で、フィルムFによって上方および側方が覆われた状態となる。
商品GがフィルムFを突き上げた状態になると、左折り込み板64および右折り込み板65が先行して内側に入ってきてフィルムを折り込むとともに、少し遅れて左押込部材61および右押込部材62および後折り込み板71も内側に入ってくる。
そして、図3Dに示すように、左折り込み板64および右折り込み板65は、商品Gの底部を支持できる位置まで内側に入ったところで、その移動を停止する。左折り込み板64および右折り込み板65が内側に入ってくると、第2ヘッド322の支持部36aは、外側のものから順番に左折り込み板64および右折り込み板65に押され、ピン36cを中心に回動して内側に倒れる。
左押込部材61および右押込部材62およびそれらに追随する左クランプ51および右クランプ52は、左折り込み板64および右折り込み板65の移動によりフィルムFに過剰な張力が作用しないように左折り込み板64および右折り込み板65に続いて内側に移動するとともに、適当な位置で左右のクランプ51,52を下降させてフィルムFの左右部分の把持を解除する。
(4-2)後折り込み動作
上記の左右折り込み動作の後、商品Gは、中央支持部34a、支持部36aおよび左折り込み板64および右折り込み板65によって支持されている状態にある。
後折り込み動作では、まず後折り込み板71が前方に移動し、少し遅れて後クランプ53が前方に移動する。この後、後クランプ53は、フィルムFに過剰な張力が作用しないように、後折り込み板71の動きに合わせて前方に移動していく。
後折り込み板71は、フィルムFの後端部を商品Gの下側に折り込むとともに、商品Gの下方においてフィルムFを挟み込んで熱シールする。
(5)特徴
(5-1)
包装装置10では、第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置(凸面の高さ位置)と第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置(凸面の高さ位置)とを実質的に等しくすることによって、商品が第1ヘッド321だけに載った状態のときに第2ヘッド322が第1ヘッド321に向かって傾倒しても、第2ヘッド322が商品に当たることは抑制される。
(5-2)
第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置と第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置との差が、±2mmの範囲内である。
(5-3)
第2へッド321が第1ヘッド321に向けて傾倒したとき、第2ヘッド322は第1ヘッド321と干渉しない。
(5-4)
包装装置10では、円柱状の野菜、例えば大根、蓮根、山芋等の輪切り商品が第1ヘッド321だけに載った状態のときでも、第1ヘッド321の凸部35aの高さ位置と第2ヘッド322の凸部37aの高さ位置とを実質的に等しくすることによって、第2ヘッド322が第1ヘッド321に向かって傾倒しても、第2ヘッド322が円柱状の輪切り商品Gに当たることが抑制される。
(5-5)
包装装置10では、商品が送り込まれる方向において隣接する2つの凸部は、少なくとも円柱状の野菜を支持する間隔を有している。この場合の円柱状の野菜は、例えばキュウリである。
10 包装装置
30 リフト機構
32 リフトヘッド
321 第1ヘッド
322 第2ヘッド
35a 凸部(凹凸面)
35b 凹部(凹凸面)
37a 凸部(凹凸面)
37b 凹部(凹凸面)
50 フィルム保持機構(包装部)
60 フィルム左右押込機構(包装部)
66 左右折り込み機構(包装部)
70 前後折り込み機構(包装部)
F フィルム
G 商品
特開2011-189956号公報

Claims (5)

  1. 商品が送り込まれる第1方向と直交する第2方向に複数配列され、且つそれぞれの上面に前記商品の転がりを防止する凹凸面が前記第1方向に沿って形成されたリフトヘッドと、
    前記リフトヘッド上の前記商品をフィルムで覆った後、前記第2方向に沿って移動する折り込み部材によって前記商品の下方に前記フィルムを折り込ませる包装部と、
    を備え、
    前記複数のリフトヘッドは、
    第1ヘッドと、
    前記第1ヘッドを中心に前記第2方向に複数配列された第2ヘッドと、
    を含み、
    前記第2ヘッドは、前記第1ヘッドに向けて傾倒可能に構成されており、
    前記第1ヘッドの凸面の高さ位置と前記第2ヘッドの凸面の高さ位置とが実質的に等しい、
    包装装置。
  2. 前記第1ヘッドの前記凸面の高さ位置と前記第2ヘッドの前記凸面の高さ位置との差が、±2mmの範囲内である、
    請求項1に記載の包装装置。
  3. 前記第2へッドが前記第1ヘッドに向けて傾倒したとき、前記第2ヘッドは前記第1ヘッドと干渉しない、
    請求項1または請求項2に記載の包装装置。
  4. 包装対象となる前記商品は、円柱状の野菜である、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の包装装置。
  5. 前記第1方向において隣接する二つの前記凸面は、少なくとも円柱状の野菜を支持する間隔を有している、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の包装装置。
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