JP2957954B2 - ストレッチフィルム包装機における包装添付品位置決め装置 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機における包装添付品位置決め装置

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JP2957954B2 JP22002096A JP22002096A JP2957954B2 JP 2957954 B2 JP2957954 B2 JP 2957954B2 JP 22002096 A JP22002096 A JP 22002096A JP 22002096 A JP22002096 A JP 22002096A JP 2957954 B2 JP2957954 B2 JP 2957954B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストレッチフィ
ルム包装機において、特に包装添付品としての箸を物品
(主にトレイに収容物を入れたもの)に添付した状態
で、この物品を包装する場合に、箸を物品に位置決めす
る装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平5ー32212号公報や実公平8
ー2081号公報に示す従来の包装機においては、包装
前に、例えば箸が次のようにしてトレイの側面に位置決
めされる。なお、これらの従来公報の内容を説明するに
あたっては、後記する実施形態で示した部品名称におい
て該当するものがあればその部品名称を使用し、その他
の場合には両公報で示された部品名称に近いものを使用
する。
【0003】この場合、箸は平板状のものであって、そ
の長手方向に対し直交する方向で対辺関係にある両幅広
面と、この両幅広面に隣接して対辺関係にある両幅狭面
とを有している。
【0004】リフト機構の物品受台に設けた箸受け部材
にあっては、搬送コンベヤの搬送向きに対向して段差状
切欠き部が形成されている。まず、前記両幅広面のうち
一方の幅広面を搬送コンベヤ上に載せた状態で箸が搬送
コンベヤにより物品受台へ搬送されると、この物品受台
が下動して物品載置位置にある状態で、箸は、前記箸受
け部材の段差状切欠き部に当接して搬送力により90度
起立し、前記両幅狭面のうち一方の幅狭面が下になって
段差状切欠き部に載るとともに両幅広面が立った状態
で、位置決めされる。次に、トレイが搬送コンベヤによ
り物品受台へ搬送され、ストッパに当接して物品受台上
で停止すると、前述したように既に起立状態にある箸
は、一方の幅広面でトレイの外周側面に当てがわれた状
態となる。その後、物品受台がトレイ及び箸とともに包
装位置まで上動すると、前記添付状態にあるトレイ及び
箸は、それらの上側で供給フィルムにより覆われ、この
供給フィルムをそれらの下側に折り込んで包装される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、箸及びトレ
イを同じ搬送コンベヤにより同じ搬送向きで物品受台へ
順次搬送しているので、箸を箸受け部材に確実に載せる
には、箸受け部材の箸載置部分を、搬送コンベヤの搬送
向きに対向させ且つこの搬送向き側へ開放させて形成す
る必要がある。そのため、箸受け部材の箸載置部分の形
状を段差状切欠き部にしなければならない。
【0006】上述したように、箸及びトレイを同じ搬送
コンベヤにより同じ搬送向きで物品受台へ順次搬送して
いる点と、箸受け部材の箸載置部分の形状を段差状切欠
き部にしている点とにより、下記の問題点が生じる。
【0007】箸を搬送コンベヤ上に載せた状態で箸の長
手方向が箸受け部材の段差状切欠き部の延設方向と一致
していなかったり、たとえ一致させて載せても搬送途中
で箸の載置状態が変化して一致しない状態になると、箸
が段差状切欠き部からはみ出してトレイが箸に載り上げ
るおそれがある。その状態のままで包装されると、箸を
トレイの底面に添付した不良状態となり、箸を外周側面
に添付した本来の包装形態を得ることができない。
【0008】本発明は、箸等の包装添付品を物品(トレ
イ等)に添付した状態で包装するに先立って、箸等をト
レイ等の外周側面の近隣に確実に位置決めすることを目
的にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1〜5の発明にか
かるストレッチフィルム包装機は、下記の共通構成を有
している。
【0010】物品載置位置と包装位置との間で上下方向
へ往復移動する物品受台を有するリフト装置と、物品載
置位置にある物品受台に物品を搬送する物品搬送装置
と、この物品搬送装置により搬送された物品を物品受台
上で停止させる物品ストッパとを備えている。そして、
包装部にフィルムを供給するとともに、この物品ストッ
パにより物品受台上に停止された物品が物品受台の移動
に伴い包装位置でこの供給フィルムにより上側から覆わ
れた状態で、この供給フィルムを物品の下側に折り込ん
で物品を包装する。
【0011】さらに、請求項1の発明にかかる上記包装
機の包装添付品位置決め装置は、下記のように構成され
ている。前記リフト装置の物品受台に連動して包装添付
品供給位置と包装位置との間で上下方向へ往復移動する
包装添付品位置決め部材を備えている。この包装添付品
位置決め部材にあっては、包装位置にある物品の外周側
面の近隣で延設した両保持壁とこの両保持壁間の底部と
により囲まれて上側に挿入開口を有する保持溝を設けて
いる。
【0012】包装添付品供給位置にある前記位置決め部
材の保持溝に包装添付品を供給する包装添付品供給装置
を前記物品搬送装置とは別に設けるとともに、前記包装
添付品供給装置から前記保持溝上の挿入開口へ包装添付
品を供給する案内通路を有する案内部を設けている。
【0013】請求項2の発明は、前記請求項1の発明に
下記の構成を追加している。包装添付品は箸であって、
長手方向に対し直交する方向で対辺関係にある両幅広面
と、この両幅広面に隣接して対辺関係にある両幅狭面と
を有している。
【0014】保持溝においては、箸の供給状態で、箸の
両幅狭面のうち一方の幅狭面を底部に対向させるととも
に、箸の両幅広面を両保持壁に対向させるように設定し
ている。
【0015】案内部においては、案内通路に供給された
箸の両幅狭面のうち、前記箸の供給状態で一方の幅狭面
を保持溝の挿入開口へ案内するように設定している。請
求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明におい
て、案内部は、案内通路を形成する包装添付品ガイドを
備え、この包装添付品ガイドが物品ストッパを兼用して
いる。
【0016】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2または請求項3の発明に下記の構成を追加している。
物品搬送装置の物品搬送向きと包装添付品供給装置の包
装添付品搬送向きとは、互いに逆向きに設定されてい
る。
【0017】請求項5の発明は、請求項1から請求項4
のうちいずれかの発明に下記の構成を追加している。包
装添付品供給装置は、包装添付品供給位置にある位置決
め部材に包装添付品を一個ずつ供給する包装添付品搬送
コンベヤと、この包装添付品搬送コンベヤに包装添付品
を一個ずつ搬入する包装添付品搬入機構とを備えてい
る。さらに、包装添付品搬入機構から包装添付品搬送コ
ンベヤへ搬入される包装添付品を検知する包装添付品検
知手段と、物品搬送装置から物品受台へ搬送される物品
を検知する物品検知手段とを備えている。
【0018】この包装添付品検知手段が包装添付品を検
知し、かつ、物品検知手段が物品を検知した信号に基づ
き、包装機が始動するとともに、包装添付品位置決め部
材が包装添付品供給位置にほぼ到来したとき、包装添付
品搬送コンベヤが一個の包装添付品を包装添付品位置決
め部材に供給できるタイミングで、包装添付品搬入機構
が包装添付品搬送コンベヤに一個の包装添付品を搬入す
るように制御する駆動制御手段を備えている。
【0019】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
ストレッチフィルム包装機を図面を参照して説明する。
【0020】図1に概略的に示す包装機本体は、機枠1
内の下部に配設された物品受台3を有するリフト装置2
と、このリフト装置2に関連して包装前物品搬入側で機
枠1の内外にわたり配設された物品搬送装置4と、この
リフト装置2の上方で機枠1内の上部に配設されたフィ
ルム供給装置5と、このフィルム供給装置5の直上に配
設されたフィルム折込装置6と、このフィルム折込装置
6の直上及び包装品搬出側(包装前物品搬入側の反対
側)に配設された包装品搬出装置7とを備えている。
【0021】さらに、この包装機本体の各装置2,4,
5,6,7のほか、図1に概略的に示すように、包装品
搬出側で機枠1の内外にわたり包装添付品供給装置8が
配設されているとともに、包装添付品位置決め装置とし
て主要構成をなす包装添付品位置決め部材64及び案内
部70が、前記リフト装置2や物品搬送装置4や包装添
付品供給装置8に関連して付設されている。
【0022】なお、図1において、前記物品搬送装置4
の物品搬送向きAに沿う方向を前後方向とし、この物品
搬送向きAは前側から後側へ向かうものとする。また、
この物品搬送向きAに直交する方向を左右方向とする。
【0023】〔前記包装機本体の各装置2,4,5,
6,7について〕 (図1,3,4,9,10に示す前記リフト装置2)図
示しない四節回転連鎖により昇降棒9が上下方向へ垂直
に延設された状態で上下動可能に支持され、この昇降棒
9の上端部に横杆10が左右方向へ水平に延設された状
態で取着されている。この横杆10には複数の支軸11
が前後方向へ水平に延設された状態で挿着されて互いに
平行に左右方向へ並設されている。
【0024】前記物品受台3は、この各支軸11に立設
された複数の載置台12からなる。この各載置台12は
固定脚13と傾動頭部14,15とを有している。この
固定脚13は、その下端部で各支軸11に対し軸線回り
で回動不能にかつ軸線方向へ移動可能に挿嵌され、各支
軸11の所定位置で移動不能に固定されている。この傾
動頭部14,15は、固定脚13の上端部で傾動可能に
支持され、ばね(図示せず)により付勢されて立設され
た状態で静止している。この傾動頭部14,15の上端
部に載置面14a,15aが形成され、前記静止状態で
この各載置面14a,15aを通る水平面が物品受台3
の物品載置面3aになっている。この傾動頭部14,1
5は、ばね(図示せず)の弾性力に抗して前後方向及び
左右方向またはそのいずれかの方向へ傾動するようにな
っている。
【0025】このリフト装置2の物品受台3は、前記四
節回転連鎖により上下方向へ往復移動し、最下降状態で
ある物品載置位置F(図1,3,4,9参照)と最上昇
状態である包装位置R(図11参照)とを取り得る。
【0026】(図1,3,4,9,10に示す前記物品
搬送装置4)この物品搬送装置4は、ベルトコンベヤ式
のものであって、図1に示すように機枠1外に突出し、
その外端部上に物品供給部16を有している。
【0027】前記リフト装置2付近において、左右両枠
17間に架設された枠板18から複数の支持板19がリ
フト装置2に向けて延設され、この各支持板19の延設
自由端部(後端部)に従動プーリ20が支持されてい
る。この枠板18の前方で左右両枠17間に支持された
駆動プーリ21と前記各従動プーリ20との間には、複
数本の丸ベルト22が掛け渡されて左右方向へ並設され
ている。前記物品載置位置Fにおける物品受台3に対し
て、この各丸ベルト22と各従動プーリ20と各支持板
19とが、各支軸11上の載置台12間に挿入されてい
るとともに、前記各従動プーリ20に巻き掛けられたこ
の各丸ベルト22の搬送終端部22aが、昇降棒9上の
横杆10の上方付近である物品受台3の後端側付近まで
延設されるように設定されている。物品載置位置Fにお
ける物品受台3の各載置面14a,15a(物品載置面
3a)は、図9(b)に示すように、前記各丸ベルト2
2上の物品搬送面Pよりも若干下方に位置している。
【0028】なお、前記駆動プーリ21には前記丸ベル
ト22のほかに複数本の丸ベルト23が掛け渡されて左
右方向へ並設され、前記物品供給部16まで延設されて
いる。
【0029】(図1に示す前記フィルム供給装置5)こ
のフィルム供給装置5は、詳述しないが、丸ベルト式の
ものであって、後側機枠1の内側に取着された固定側搬
送コンベヤ24と、この固定側搬送コンベヤ24に対し
前後方向へ移動して接近離間し得るように支持された可
動側搬送コンベヤ25とを備えている。前記リフト装置
2の物品受台3の上方でこの両搬送コンベヤ24,25
間が包装部Sになっている。図示しない巻取りロールか
ら引き出された一連のフィルム26は、その前後両端縁
で両搬送コンベヤ24,25の丸ベルトにより挟まれた
状態で前記包装部Sへ向けて搬送され、その搬送途中で
所定長さに切断されて包装部Sに供給される。そして、
包装前において、この供給フィルム26は、その前後両
端縁で押え部材(図示せず)により把持されるようにな
っている。
【0030】(図1に示す前記フィルム折込装置6)こ
のフィルム折込装置6は、詳述しないが、前記固定側搬
送コンベヤ24の上方で後側機枠1の内側に取着された
後折込部材27と、この後折込部材27に対し前後方向
へ移動して接近離間し得るように支持された前折込部材
28と、この前折込部材28の前後移動に伴い左右方向
へ回動する左右両折込部材29とを備えている。この前
後左右各折込部材28,27,29は、図11(a)に
示すように互いに離間した状態で前記包装部Sの周囲に
位置する。そして、包装部Sにおいて、後折込部材27
に前折込部材28が接近して閉じると、図11(b)に
示すように左右両折込部材29が前折込部材28の下側
で互いに閉じる。また、後折込部材27から前折込部材
28が離間して開くと、図11(a)に示すように左右
両折込部材29が前折込部材28の下側で互いに開くよ
うになっている。
【0031】(図1に示す前記包装品搬出装置7)この
包装品搬出装置7は、前記フィルム折込装置6の直上に
配設された搬出スポンジベルト30と、前記フィルム折
込装置6の後折込部材27の一部を構成する搬出丸ベル
ト31と、この搬出丸ベルト31の後側に連続して配設
された搬出ヒータベルト32とを備えている。
【0032】〔図1,2,3〜6に示す前記包装添付品
供給装置8について〕この包装添付品供給装置8は、包
装添付品搬入機構33と包装添付品搬送コンベヤ34と
からなる。この包装添付品搬入機構33は、包装添付品
分離機35を備えている。
【0033】(図2,4〜6に示す前記包装添付品分離
機35)この包装添付品分離機35は、連包箸36(包
装添付品としての各箸37が連続して包装されたもの)
を収納する箱38と、この連包箸36の各箸37を個々
に分離する連包箸分離機39とからなる。そして、分離
された各箸37が包装添付品となる。この箸37は、平
板状割り箸が包装されたものであって、図9(b)や図
12(b)に示すように、長手方向に対し直交する方向
で対辺関係にある両幅広面37aと、この両幅広面37
aに隣接して対辺関係にある両幅狭面37bとを有して
いる。
【0034】なお、図面では、図9(b)を除き、箸3
7の包装状態を省略して表す。また、以後、包装添付品
と表現する場合と、箸と表現する場合とがあるが、それ
らは互いに同一のものを指す。
【0035】(図2,3〜6に示す前記包装添付品搬入
機構33)この包装添付品搬入機構33は、前記包装添
付品分離機35と、その連包箸分離機39の下方に設置
された箸送りコンベヤ40と、この箸送りコンベヤ40
から連続する開閉シャッター41とからなる。
【0036】この箸送りコンベヤ40においては、平ベ
ルト42が駆動プーリ43と従動プーリ44との間に水
平状態で掛け渡されて左右方向へ延設され、この駆動プ
ーリ43に箸送りモータ45の回転がタイミングベルト
46により伝達されるようになっている。
【0037】前記開閉シャッター41においては、この
箸送りコンベヤ40による包装添付品搬入向きC(左右
方向)に対し直交する前後方向の両側で回動軸47が左
右方向へ延設された状態で支持され、この両回動軸47
にシャッター板48の上端縁部が一体回動可能に取着さ
れて左右方向へ延設されている。この両シャッター板4
8は、相対向して両回動軸47から斜め下方へ延設さ
れ、両回動軸47間下方でV状になっている。この両回
動軸47の一端部側で両シャッター板48に隣接して開
閉駆動機構49が設けられている。
【0038】この開閉駆動機構49は、開閉リンク機構
50と開口ソレノイド51とからなる。この開閉リンク
機構50においては、特に図3(b)に示すように、前
記両回動軸47に連動レバー52,53が一体回動可能
に取着されているとともに、この両連動レバー52,5
3間でそれらの先端部に連動リンク54の両端部が回動
可能に連結され、さらに一方の回動軸47に駆動レバー
55が一体回動可能に取着されている。この駆動レバー
55には前記開口ソレノイド51の駆動軸51aがリン
ク51aを介して連結されているとともに、引張りコイ
ルばね56が連結されている。前記開口ソレノイド51
の励磁が解除された状態では、引張りコイルばね56の
弾性力により、前記駆動レバー55と両連動レバー5
2,53と連動リンク54とを介して両回動軸47が回
動し、両シャッター板48がそれらの下端縁部で互いに
突き合わされて閉じる。この開口ソレノイド51が励磁
されて駆動軸51aにより前記駆動レバー55がリンク
51aを介して引張りコイルばね56の弾性力に抗して
引かれると、同様にして両回動軸47が回動し、両シャ
ッター板48がそれらの下端縁部で互いに離間して開
く。
【0039】そして、前記連包箸分離機39から箸送り
コンベヤ40の平ベルト42上に落下した箸37は、そ
の長手方向が包装添付品搬入向きCに沿った状態で、こ
の搬入向きCへ移動して開閉シャッター41の両シャッ
ター板48間上に送られるようになっている。この両シ
ャッター板48間には箸ストッパ48a(図5,6参
照)が両シャッター板48の外側から挿入されている。
前記箸37がこの箸ストッパ48aに当接して両シャッ
ター板48間に載置される際に、箸37の左右方向の位
置決めがされる。また、前記箸ストッパ48aは左右方
向へ位置調節可能であるため、箸37の長さが変わって
も、物品81に対する左右方向の添付位置を調節するこ
とができる。
【0040】(図2,3,4,6に示す前記包装添付品
搬送コンベヤ34)この包装添付品搬送コンベヤ34
は、ベルト式のものであって、前記開閉シャッター41
の両シャッター板48の下方位置と前記物品搬送装置4
の各丸ベルト22の搬送終端部22aとの間に設置され
ている。
【0041】前記物品載置位置Fにある物品受台3付近
において、機枠1から複数の支持板57がリフト装置2
に向けて延設され、この各支持板57の延設自由端部
(前端部)に従動プーリ58が支持されている。また、
この機枠1から両シャッター板48の下方位置へ突出す
る支持枠59に対し駆動プーリ60が支持されている。
この従動プーリ58と駆動プーリ60との間には複数本
の丸ベルト61が各中間プーリ58a及び中間プーリ6
0aを介して掛け渡されて左右方向へ並設されている。
この駆動プーリ60に箸供給モータ62の回転が丸ベル
ト63により伝達されるようになっている。
【0042】前記各従動プーリ58に巻き掛けられたこ
の各丸ベルト61の搬送終端部61aは、物品載置位置
F(図1,3,4,9参照)にあるリフト装置2の物品
受台3の後端側付近まで延設されている。この物品載置
位置Fにある物品受台3においてその各載置台12の載
置面14a,15a(物品載置面3a)、並びに、物品
搬送装置4において各丸ベルト22上の物品搬送面P
は、図9(b)に示すように、前記各丸ベルト61上の
包装添付品搬送面Qよりも下方に位置している。物品搬
送装置4の物品搬送向きAと包装添付品搬送コンベヤ3
4の包装添付品搬送向きBとは、互いに所定角度(18
0度)をなす逆向きに設定されている。
【0043】〔包装添付品位置決め装置としての主要構
成について〕 (図1,3〜4及び図9,10に示す包装添付品位置決
め部材64)この包装添付品位置決め部材64は、前記
リフト装置2の後側で左右方向中央部にある両支軸11
の後端部に固定されて立設され、物品受台3よりも上方
へ延設された上端部に保持溝65を有している。この保
持溝65は、左右方向へ延設された前後両保持壁66,
67と、この前後両保持壁66,67間の底部68とに
より囲まれて、上側に挿入開口69を有している。図9
(b)に示すように、この前後両保持壁66,67のう
ち、後保持壁67の上端縁が前保持壁66の上端縁より
も高さ差Hだけ上方に位置しており、この後保持壁67
の上端縁に対向する前保持壁66の上端縁上方が開放さ
れている。なお、この高さ差Hをなくして、この前後両
保持壁66,67を同一高さにしてもよい。この保持溝
65の延設方向(左右方向)は、物品搬送装置4の物品
搬送向きAに対し直交している。この保持溝65の底部
68の内面はV字状をなし、その最低位部が物品受台3
の各載置面14a,15a(物品載置面3a)と同じ水
平面上に位置している。図9(b)に示すように、この
保持溝65の挿入開口69においてその前後方向幅寸法
Wは、前記箸37の両幅広面37aの幅寸法よりも狭
く、かつ、その両幅狭面37bの幅寸法よりも広くなっ
ている。この物品受台3の後端側で左右方向中央部にあ
る両載置台12の傾動頭部14にのみこの保持溝65が
隣接し、同じく後端側で左右方向両側部にある各載置台
12の傾動頭部15においてはその載置面15aが保持
溝65の延設方向上まで延設されている。
【0044】そして、この包装添付品位置決め部材64
は、前記リフト装置2の物品受台3と一体的に連動して
上下方向へ往復移動し、最下降状態である包装添付品供
給位置F(図1,3,4,9参照)と最上昇状態である
包装位置R(図11参照)とを取り得る。
【0045】(図1,3,4及び図9,10に示す案内
部70)前記物品載置位置Fにある物品受台3付近にお
いて機枠1にブラケット71が取着され、このブラケッ
ト71の延設自由端部(前端部)上に複数の棒72が固
定されて左右方向へ並設さている。各棒72は上方へ屈
曲され、その上端部に包装添付品ガイド73が形成され
ている。各包装添付品ガイド73は、物品載置位置Fに
おける物品受台3の後端側で左右方向へ並設された各載
置台12間を通り、前記包装添付品位置決め部材64の
保持溝65の左右方向両側で各載置台12の載置面14
a,15a(物品載置面3a)の上方へ突出していると
ともに、この保持溝65の延設方向付近(前保持壁66
の延設方向上)に位置している。各包装添付品ガイド7
3の上端部は前記包装添付品搬送コンベヤ34の各丸ベ
ルト61の搬送終端部61a側へ若干折曲され、この各
包装添付品ガイド73と各搬送終端部61aとの間に案
内通路74が形成されている。案内通路74を形成する
各丸ベルト61の搬送終端部61aは後保持壁67の左
右両側に位置して円弧状に湾曲され、この各搬送終端部
61aを結ぶ円弧状搬送面が保持溝65へ円滑に連続し
ている。この各案内通路74は保持溝65の延設方向の
上方に位置している。
【0046】前記包装添付品ガイド73においては、物
品載置位置Fにある物品受台3の載置面14a,15a
(物品載置面3a)よりも上方で、物品搬送向きAに面
する前側に、物品停止面73aが形成されている。そし
て、この包装添付品ガイド73が物品ストッパを兼用
し、この物品停止面73aが物品搬送装置4の物品搬送
終端部になっている。また、この包装添付品ガイド73
において包装添付品搬送向きBに面する側の後方で前記
各丸ベルト61の搬送終端部61aが配置され、前述し
たようにこの各搬送終端部61aと包装添付品ガイド7
3(物品ストッパ)との間に前記案内通路74が形成さ
れているとともに、この案内通路74の下方に前記保持
溝65が配置されている。 〔図7に示すコントローラ75に関連する電気的構成つ
いて〕図1に示すように、前記物品搬送装置4の物品供
給部16において物品検知手段としての物品検知センサ
76(光電式スイッチの投光部及び受光部)が設けら
れ、コントローラ75(駆動制御手段)に接続されてい
る。図8(a)に示すように、この物品供給部16に物
品81を載せると、物品検知センサ76が物品81を検
知し、この検知信号がコントローラ75に入力される。
【0047】図5に示すように、前記包装添付品搬入機
構33の開閉シャッター41において、両シャッター板
48に貫通孔48bが相対向して形成され、この両シャ
ッター板48の外側で両貫通孔48bに面して包装添付
品検知手段としての包装添付品検知センサ77(光電式
スイッチの投光部及び受光部)が設けられ、コントロー
ラ75に接続されている。図8(a)に示すように、こ
の両シャッター板48間に包装添付品として前記箸37
が搬入されると、包装添付品検知センサ77が箸37を
検知し、この検知信号がコントローラ75に入力され
る。
【0048】前記機枠1内の下部にメインモータ78
(図7参照)が設置されて、コントローラ75に接続さ
れている。駆動系は図示しないが、前記リフト装置2に
おいては、その昇降棒9を上下動可能に支持する四節回
転連鎖がこのメインモータ78により駆動される。ま
た、図1に示す前記物品搬送装置4やフィルム折込装置
6や包装品搬出装置7もこのメインモータ78により駆
動される。そのほか、図1に示す前記フィルム供給装置
5においては、フィルム供給モータ79(図7参照)が
設けられ、コントローラ75に接続されている。さら
に、前記包装添付品搬入機構33における連包箸分離機
39や箸送りモータ45や開口ソレノイド51や箸供給
モータ62も、コントローラ75に接続されている。
【0049】そして、コントローラ75は、前記物品検
知センサ76や包装添付品検知センサ77等からの入力
信号に基づき、前記各モータ78,79,45,62や
連包箸分離機39や開口ソレノイド51等を、後述する
ように駆動制御するようになっている。
【0050】〔前記物品81に対する箸37の位置決め
を中心とする包装作用について〕前記連包箸分離機39
により分離された一個の箸37は、前記包装添付品搬入
機構33の箸送りコンベヤ40において箸送りモータ4
5により回転する平ベルト42上に落下し、包装添付品
搬入機構33の開閉シャッター41において開口ソレノ
イド51の励磁解除により閉じている両シャッター板4
8間上に送られる。このとき、両シャッター板48の貫
通孔48aを通る包装添付品検知センサ77の光を箸3
7が横切り、包装添付品検知センサ77の検知信号がコ
ントローラ75に送られる。そして、図8(a)に示す
ように、一個の箸37が両シャッター板48間上で待機
する。この待機状態では、箸37の長手方向が包装添付
品搬送コンベヤ34の包装添付品搬送向きBに対し直交
している。
【0051】一方、図8(a)に示すように前記物品搬
送装置4の物品供給部16に一個の物品81を載せる
と、物品検知センサ76の検知信号がコントローラ75
に送られる。なお、この物品81は、トレイ内に収容物
を入れたもの、例えば弁当である。
【0052】この包装添付品検知センサ77の検知信号
及び物品検知センサ76の検知信号に基づき、コントロ
ーラ75からメインモータ78に駆動信号が出力される
と、包装機が始動して1サイクルが開始される。
【0053】この始動に伴い物品搬送装置4の各丸ベル
ト22,23が回転し、物品供給部16にある一個の物
品81が物品受台3に向けて搬送されるとともに、包装
位置Rにあったリフト装置2の物品受台3と包装添付品
位置決め部材64とが下動する。
【0054】その後、所定時間遅延してコントローラ7
5から開口ソレノイド51に開放信号が出力されると、
開口ソレノイド51を励磁し、両シャッター板48を開
く。従って、図8(b)に示すように、両シャッター板
48間上で待機する一個の箸37が両シャッター板48
間から落下し、前記包装添付品搬送コンベヤ34におい
て箸供給モータ62により回転する各丸ベルト61上に
載る。その載置状態では、箸37の長手方向が包装添付
品搬送向きBに対し直交しているとともに、箸37の両
幅広面37aのうち一方の幅広面37aが各丸ベルト6
1上に面している。そして、一個の箸37は、前記案内
部70及び包装添付品位置決め部材64に向けて搬送さ
れる。なお、両シャッター板48が包装機の始動後に所
定時間遅延してから開くのは、包装添付品位置決め部材
64が最下降状態で物品供給位置F(図1,3,4,9
参照)になるタイミングに合わせるためであり、包装添
付品搬送コンベヤ34の搬送速度によっては、その遅延
の必要はない。
【0055】両シャッター板48から箸37を包装添付
品搬送コンベヤ34に搬入した後、所定時間遅延してコ
ントローラ75から開口ソレノイド51に閉鎖信号が出
力され、開口ソレノイド51の励磁が解除されて両シャ
ッター板48が閉じるとともに、連包箸分離機39へ信
号が出力され、前述した場合と同様に、再び一個の箸3
7が両シャッター板48間上に送られて待機する。
【0056】次の包装サイクルが始まるまでにこの待機
が完了するように、箸送りコンベヤ40の送り速度が設
定されている。この時、前述したように、物品搬送装置
4により搬送された一個の物品81は、最下降状態の物
品載置位置Fにある物品受台3の上方で、図9に示すよ
うに物品ストッパとしての包装添付品ガイド73の物品
停止面73aに当接して停止する。その停止状態では、
前記包装添付品位置決め部材64も下動して包装添付品
供給位置Fにあり、物品81の外周側面81aの近隣後
側でこの包装添付品位置決め部材64の保持溝65がこ
の外周側面81aに沿って位置する。
【0057】前述したように、包装添付品搬送コンベヤ
34により搬送された一個の箸37は、前記案内部70
で案内通路74に供給され、箸37の両幅狭面37bの
うち包装添付品搬送向きB側にある一方の幅狭面37b
が保持溝65の挿入開口69へ案内されながら、保持溝
65に供給される。従って、保持溝65においては、図
9に示す箸37の供給状態で、箸37の両幅狭面37b
のうち包装添付品搬送向きB側にあった一方の幅狭面3
7bが底部68に対向するとともに、箸37の両幅広面
37aが前後両保持壁66,67に対向する。すなわ
ち、箸37の幅広面37aが前記物品81の外周側面8
1aに対向した状態になる。また、保持溝65の延設方
向に沿う箸37の長手方向の両側が保持溝65から左右
方向へ突出し、物品受台3の後端側にある各載置台12
の載置面15aに支持される(図4参照)。なお、詳述
すれば、箸37の包装材(図9参照)が保持溝65のV
字状底部68に入り、この保持溝65から突出する箸3
7の左右両側の包装材が各載置台12の載置面15aに
支持される。
【0058】前述した物品81及び箸37の供給に同調
して、前記フイルム供給装置5により包装部Sにフイル
ム26が供給され、この供給フイルム26の前後両端縁
が挟持される(図1参照)。
【0059】その後、物品受台3が物品81を載せて包
装添付品位置決め部材64とともに上動すると、前記供
給フイルム26に対しその下側から物品81の上側が当
接する。そして、図11(a)に示すように、物品受台
3が最上昇状態で包装位置Rに至ると、物品81の上側
が供給フイルム26により覆われるとともに、前記包装
品搬出装置7の搬出スポンジベルト30の下側に当接す
る。また、保持溝65から左右方向へ突出する箸37の
長手方向の両側は、物品受台3の後端側にある各載置台
12の載置面15a上に載って支えられる。
【0060】次に、前記フィルム折込装置6において、
前後左右各折込部材28,27,29が包装部Sで互い
に開いた状態から、前折込部材28が後折込部材27に
接近して左右両折込部材29が互いに閉じると、図11
(b)に示すように、物品受台3の各載置台12の傾動
頭部14が前折込部材28及び左右両折込部材29との
当接により傾動しながら、この各折込部材28,29が
物品81の下側にくい込む。そして、このくい込み時に
供給フイルム26の前端縁に対する挟持が解除されなが
ら、供給フイルム26が物品81に対しその前側及び左
右両側から折り込まれる。包装位置Rにおける物品受台
3の物品載置面3aが前折込部材28の上面よりやや上
方に位置するように設定されているため、この折り込み
時に、物品受台3上の物品81が前折込部材28上に移
し換えられる。折り込み動作が終了に近づくと、物品受
台3及び包装添付品位置決め部材64が下動し始める。
左右両折込部材29で左右両側から折り込まれた供給フ
ィルム26により箸37の左右端部が支持され、折り込
み動作の終了とともに、箸37も前折込部材28上に移
し換えられる。
【0061】その後、包装品搬出装置7において、搬出
スポンジベルト30や搬出丸ベルト31や搬出ヒータベ
ルト32が回転すると、包装途中の状態にある前記物品
81が搬出される。その搬出途中で、供給フイルム26
の後端縁に対する挟持が解除されながら、後折込部材2
7により供給フイルム26が物品81に対しその後側か
らも折り込まれるとともに、包装添付品位置決め部材6
4の保持溝65から抜けた箸37に物品81の外周側面
81aが接近し、この箸37が供給フイルム26により
包み込まれるようにして物品81の外周側面81aに当
てがわれる。そして、図12(a)に示すように、物品
81に対する供給フイルム26の包装が完了する。
【0062】前述したように箸37はすでに両シャッタ
ー板48間上で待機しているので、前述した動作中、物
品受台3が包装位置Rに至った時に物品81を物品搬送
装置4の物品供給部16に載せると、次の包装サイクル
に移り、前述した動作と同様な動作を繰り返す。
【0063】本実施形態は下記(イ)〜(リ)の特徴を
有する。 (イ) 包装添付品供給位置Fにある位置決め部材64
の保持溝65に包装添付品としての箸37を供給する包
装添付品供給装置8の包装添付品搬送コンベヤ34を、
物品搬送装置4とは別に設けている。そのため、箸37
が物品搬送装置4上に載ることはない。従って、従来技
術の場合と異なり物品81が物品搬送装置4上で箸37
に載り上げることはなくなる。
【0064】(ロ) 上記(イ)に示すように包装添付
品搬送コンベヤ34を物品搬送装置4とは別に設けたの
で、包装添付品位置決め部材64の形状を下記のように
設定することができる。すなわち、包装添付品位置決め
部材64にあっては、物品81の外周側面81aの近隣
で延設した両保持壁66,67とこの両保持壁66,6
7間の底部68とにより囲まれて上側に挿入開口69を
有する保持溝65を設けている。従って、この挿入開口
69から保持溝65に供給された包装添付品としての箸
37においては、その動きが両保持壁66,67や底部
68により規制されて確実に位置決めされる。
【0065】(ハ) 包装添付品供給装置8の包装添付
品搬送コンベヤ34から保持溝65上の挿入開口69へ
包装添付品としての箸37を供給する案内通路74を有
する案内部70を設けている。従って、箸37を保持溝
65に確実に供給することができる。
【0066】(ニ) 保持溝65においては、箸37の
供給状態で、箸37の両幅狭面37bのうち一方の幅狭
面37bを底部68に対向させるとともに、箸37の両
幅広面37aを両保持壁66,67に対向させるように
設定している。また、案内部70においては、案内通路
74に供給された箸37の両幅狭面37bのうち、前記
箸37の供給状態で底部68に対向する一方の幅狭面3
7bを保持溝65の挿入開口69へ案内するように設定
している。従って、箸37の幅広面37aが物品81の
外周側面81aに面した起立状態で、箸37を保持溝6
5に確実に供給することができる。なお、案内部70の
案内通路74において、各丸ベルト61の搬送終端部6
1aが円弧状に湾曲し、この各搬送終端部61aを結ぶ
円弧状搬送面が保持溝65に円滑に連続しているので、
箸37を保持溝65に前記起立状態で供給し易い。
【0067】(ホ) 上記(ロ)に関連して、箸37を
保持溝65に供給したとき両保持壁66,67間で支え
るので、物品81(トレイ)の形状に関係なく、箸37
を上記(ニ)の状態で確実に保持することができる。ち
なみに、前記従来技術では、箸受け部材の段差状切欠き
部がトレイ側へ開放されているので、この段差状切欠き
部に起立状態で位置決めされた箸がトレイ側へ倒れ易
い。
【0068】(ヘ) 包装添付品位置決め部材64の保
持溝65と案内部70の包装添付品ガイド73(物品ス
トッパ)及び案内通路74との関係等は、いずれも、箸
37を保持溝65に確実に供給するための工夫である。
例えば、箸37が包装添付品搬送コンベヤ34上に載っ
た状態で箸37の長手方向が保持溝65の延設方向と一
致していなかったり、たとえ一致させて載せても搬送途
中で箸37の載置状態が変化して一致しない状態になっ
ても、箸37を案内通路74により保持溝65へ確実に
導くことができる。
【0069】(ト) 案内部70の包装添付品ガイド7
3が物品ストッパを兼用しているので、部品点数が減っ
て構造が簡単になる。 (チ) 包装添付品検知センサ77が包装添付品として
の箸37を検知し、かつ、物品検知センサ76が物品8
1を検知した信号に基づく、コントローラ75からの指
令により、メインモータ78が駆動されて包装機が始動
する。従って、箸37が物品81に必ず添付された状態
で包装される。
【0070】また、コントローラ75による駆動制御に
より、包装添付品搬送コンベヤ34が一個の箸37を包
装添付品位置決め部材64に供給できるタイミングで、
包装添付品搬入機構33が包装添付品搬送コンベヤ34
に一個の箸37を搬入する。従って、箸37を一個ずつ
保持溝65に確実に挿入することができる。
【0071】(リ) 物品載置位置Fと包装位置Rとの
間で上下方向へ往復移動するリフト装置2の物品受台3
と一体的に連動して包装添付品供給位置Fと包装位置R
との間で上下方向へ往復移動する包装添付品位置決め部
材64を備えている。そのため、包装添付品位置決め部
材64上の箸37と物品受台3上の物品81との位置関
係を保持したまま、それらが同時に包装部Sへ上昇し
て、前記包装作用に移行する。従って、箸37を物品8
1の外周側面81aに対し正確に当てがって包装するこ
とができる。
【0072】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記(イ)〜(リ)のように構成してもよい。 (イ) 前記実施形態では、リフト装置2の物品受台3
が上昇してその上の物品81に対しフィルム26が折り
込まれるとき、フィルム折込装置6の左右両折込部材2
9が包装添付品位置決め部材64に当たらないように、
包装添付品位置決め部材64が物品受台3の後側で左右
方向中央部に立設されている。この場合には、包装添付
品位置決め部材64の保持溝65に供給された箸37に
おいて、保持溝65から突出する長手方向両側が物品受
台3の載置台12の載置面15aによって支えられるの
で、箸37の安定性を維持することができる。
【0073】しかし、この左右両折込部材29の形状を
変更して包装添付品位置決め部材64との干渉を避けれ
ば、包装添付品位置決め部材64の保持溝65を物品受
台3の後側で左右方向へさらに延設することも可能であ
る。従って、箸37の安定性をより一層維持することが
できる。
【0074】(ロ) 上記(イ)に関連するが、包装添
付品位置決め部材64の左右方向の寸法や箸37の長手
方向の寸法によっては、包装添付品位置決め部材64の
保持溝65だけで箸37を保持できる場合がある。その
ような場合には、物品受台3の後端側で包装添付品位置
決め部材64の左右方向両側部に隣接する各載置台12
の傾動頭部15において、その前後方向長さを短くし、
その載置面15aの後端を包装添付品ガイド73よりも
前側に位置させる。
【0075】(ハ) 前記実施形態では、リフト装置2
の物品受台3に包装添付品位置決め部材64が取着され
て一体的に上下動する。従って、部品点数が減って構造
が簡単になる。この構成に代えて、包装添付品位置決め
部材64を物品受台3に対し別駆動で設け、それらが連
動して上下動するように変更する。
【0076】(ニ) 上記(ロ)及び(ハ)に示したよ
うに、箸37を包装添付品位置決め部材64の保持溝6
5だけで保持するとともに、包装添付品位置決め部材6
4を別駆動にすれば、包装添付品位置決め部材64の包
装添付品供給位置Fは任意であり、保持溝65の最低位
部が物品受台3の物品載置面3aと同じ水平面上になく
てもよいし、物品81の近隣になくてもよい。ただし、
この場合には、物品受台3が包装位置Rにある時、包装
添付品位置決め部材64も物品81の近隣で包装位置R
にあるように、物品受台3と連動する。
【0077】(ホ) 前記実施形態では案内部70の包
装添付品ガイド73が物品ストッパを兼用しているが、
これらを別々に設ける。 (ヘ) 前記実施形態では、包装添付品供給装置8の包
装添付品搬送コンベヤ34としてベルト式のものを採用
している。そのほか、往復動プッシャー式やシュート式
のものに変更する。その意味で、包装添付品搬送コンベ
ヤ34を広義に解釈する。
【0078】また、連包箸分離機39から分離された一
個の箸37を直接またはシュート等で包装添付品搬送コ
ンベヤ34に載置する。この場合、包装添付品検知セン
サ77を連包箸分離機39に設置する。
【0079】さらに、包装添付品分離機35としては、
予め包装された箸あるいは未包装の箸を貯留しておき、
それを一個分離して取り出す方式のものを採用する。要
は、包装添付品搬入機構33としては、包装添付品搬送
コンベヤ34上に箸37を一個ずつ載置できるものであ
ればよく、その構成は問わない。
【0080】(ト) 前記実施形態では、物品搬送装置
4の物品搬送向きAと包装添付品搬送コンベヤ34の包
装添付品搬送向きBとは、互いに所定角度(180度)
をなす逆向きに設定されている。そのほか、この包装添
付品搬送向きBを物品搬送向きAに対し所定角度(例え
ば135度)で傾斜させたり、この物品搬送向きAに対
する包装添付品搬送向きBの所定角度を90度にして直
交させたりする。これらの場合には、包装添付品位置決
め部材64の保持溝65に対する箸37の供給方向が前
記実施形態と異なる。
【0081】(チ) 箸37としては、前記実施形態の
ように包装されたものばかりではなく、未包装のものも
含む。また、箸37以外の包装添付品にも応用すること
ができる。
【0082】(リ) 包装機の適宜回転軸にエンコーダ
等のパルス発信器を付設し、このパルス発信器からのパ
ルス数に基づき、リフト装置2の物品受台3や包装添付
品位置決め部材64の動作位置と対応させたタイミング
で、開閉シャッター41を開放または閉鎖する。
【0083】
【発明の効果】本発明にかかるストレッチフィルム包装
機の包装添付品位置決め装置によれば、箸等の包装添付
品を物品(トレイ等)に添付した状態で包装するに先立
って、箸等をトレイ等の外周側面の近隣に確実に位置決
めすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかるストレッチフィルム包装
機を示す概略部分断面図である。
【図2】 上記包装機において包装添付品供給装置を示
す斜視図である。
【図3】 (a)は包装添付品位置決め装置を示す図1
の部分拡大断面図であり、(b)は後記図5のXーX線
部分拡大断面図である。
【図4】 物品受台と物品搬送装置と包装添付品供給装
置の包装添付品搬送コンベヤとを示す図3(a)の部分
平面図である。
【図5】 包装添付品供給装置の包装添付品搬入機構を
示す図3(a)の部分平面図である。
【図6】 包装添付品供給装置を示す図3(a)の部分
左側面図である。
【図7】 概略的電気ブロック回路図である。
【図8】 物品及び包装添付品をリフト装置に供給する
作用を示す部分断面図である。
【図9】 (a)は図8の状態から物品及び包装添付品
をリフト装置に供給し終えた状態を示す部分断面図であ
り、(b)は(a)の部分拡大図である。
【図10】 図9(a)の部分拡大平面図である。
【図11】 リフト装置上の物品及び包装添付品を包装
する作用を示す部分断面図である。
【図12】 (a)は図11(b)の状態から物品及び
包装添付品を包装し終えた状態を示す部分断面図であ
り、(b)は包装した物品及び包装添付品を示す断面図
である。
【符号の説明】
2…リフト装置、3…物品受台、4…物品搬送装置、5
…フィルム供給装置、6…フィルム折込装置、7…包装
品搬出装置、8…包装添付品供給装置、26…フィル
ム、33…包装添付品搬入機構、34…包装添付品搬送
コンベヤ、37…包装添付品としての箸、37a…箸幅
広面、37b…箸幅狭面、64…包装添付品位置決め部
材、65…保持溝、66,67…保持壁、68…底部、
69…挿入開口、70…案内部、73…包装添付品ガイ
ド(物品ストッパ)、74…案内通路、75…駆動制御
手段としてのコントローラ、76…物品検知手段として
の物品検知センサ、77…包装添付品検知手段としての
包装添付品検知センサ、81…物品、81a…外周側
面、S…包装部、A…物品搬送向き、B…包装添付品搬
送向き、F…物品載置位置または包装添付品供給位置、
R…包装位置。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−32212(JP,A) 特開 平5−221411(JP,A) 実公 平8−2081(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 49/00 - 49/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品載置位置(F)と包装位置(R)と
    の間で上下方向へ往復移動する物品受台(3)を有する
    リフト装置(2)と、 物品載置位置(F)にある物品受台(3)に物品(8
    1)を搬送する物品搬送装置(4)と、 この物品搬送装置(4)により搬送された物品(81)
    を物品受台(3)上で停止させる物品ストッパ(73)
    とを備え、 包装部(S)にフィルム(26)を供給するとともに、
    この物品ストッパ(73)により物品受台(3)上に停
    止された物品(81)が物品受台(3)の移動に伴い包
    装位置(R)でこの供給フィルム(26)により上側か
    ら覆われた状態で、この供給フィルム(26)を物品
    (81)の下側に折り込んで物品(81)を包装するス
    トレッチフィルム包装機において、 前記リフト装置(2)の物品受台(3)に連動して包装
    添付品供給位置(F)と包装位置(R)との間で上下方
    向へ往復移動する包装添付品位置決め部材(64)を備
    え、この包装添付品位置決め部材(64)にあっては、
    包装位置(R)にある物品(81)の外周側面(81
    a)の近隣で延設した両保持壁(66,67)とこの両
    保持壁(66,67)間の底部(68)とにより囲まれ
    て上側に挿入開口(69)を有する保持溝(65)を設
    け、 包装添付品供給位置(F)にある前記位置決め部材(6
    4)の保持溝(65)に包装添付品(37)を供給する
    包装添付品供給装置(8)を前記物品搬送装置(4)と
    は別に設けるとともに、 前記包装添付品供給装置(8)から前記保持溝(65)
    上の挿入開口(69)へ包装添付品(37)を供給する
    案内通路(74)を有する案内部(70)を設けたこと
    を特徴とするストレッチフィルム包装機における包装添
    付品位置決め装置。
  2. 【請求項2】 包装添付品(37)は箸であって、長手
    方向に対し直交する方向で対辺関係にある両幅広面(3
    7a)と、この両幅広面(37a)に隣接して対辺関係
    にある両幅狭面(37b)とを有し、 保持溝(65)においては、箸(37)の供給状態で、
    箸(37)の両幅狭面(37b)のうち一方の幅狭面
    (37b)を底部(68)に対向させるとともに、箸
    (37)の両幅広面(37a)を両保持壁(66,6
    7)に対向させるように設定し、 案内部(70)においては、案内通路(74)に供給さ
    れた箸(37)の両幅狭面(37b)のうち、前記箸
    (37)の供給状態で底部(68)に対向する一方の幅
    狭面(37b)を保持溝(65)の挿入開口(69)へ
    案内するように設定したことを特徴とする請求項1に記
    載のストレッチフィルム包装機における包装添付品位置
    決め装置。
  3. 【請求項3】 案内部(70)は、案内通路(74)を
    形成する包装添付品ガイド(73)を備え、この包装添
    付品ガイド(73)が物品ストッパを兼用していること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載のストレッ
    チフィルム包装機における包装添付品位置決め装置。
  4. 【請求項4】 物品搬送装置(4)の物品搬送向き
    (A)と包装添付品供給装置(8)の包装添付品搬送向
    き(B)とは、互いに逆向きに設定されていることを特
    徴とする請求項1または請求項2または請求項3に記載
    のストレッチフィルム包装機における包装添付品位置決
    め装置。
  5. 【請求項5】 包装添付品供給装置(8)は、包装添付
    品供給位置(F)にある位置決め部材(64)に包装添
    付品(37)を一個ずつ供給する包装添付品搬送コンベ
    ヤ(34)と、この包装添付品搬送コンベヤ(34)に
    包装添付品(37)を一個ずつ搬入する包装添付品搬入
    機構(33)とを備え、 さらに、包装添付品搬入機構(33)から包装添付品搬
    送コンベヤ(34)へ搬入される包装添付品(37)を
    検知する包装添付品検知手段(77)と、物品搬送装置
    (4)から物品受台(3)へ搬送される物品(81)を
    検知する物品検知手段(76)とを備え、 この包装添付品検知手段(77)が包装添付品(37)
    を検知し、かつ、物品検知手段(76)が物品(81)
    を検知した信号に基づき、包装機が始動するとともに、
    包装添付品位置決め部材(64)が包装添付品供給位置
    (F)にほぼ到来したとき、包装添付品搬送コンベヤ
    (34)が一個の包装添付品(37)を包装添付品位置
    決め部材(64)に供給できるタイミングで、包装添付
    品搬入機構(33)が包装添付品搬送コンベヤ(34)
    に一個の包装添付品(37)を搬入するように制御する
    駆動制御手段(75)を備えたことを特徴とする請求項
    1から請求項4のうちいずれかの請求項に記載のストレ
    ッチフィルム包装機における包装添付品位置決め装置。
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