JP2003261102A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2003261102A
JP2003261102A JP2002055992A JP2002055992A JP2003261102A JP 2003261102 A JP2003261102 A JP 2003261102A JP 2002055992 A JP2002055992 A JP 2002055992A JP 2002055992 A JP2002055992 A JP 2002055992A JP 2003261102 A JP2003261102 A JP 2003261102A
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tray
packaging
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carry
moving
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JP2002055992A
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Norio Kawanishi
紀男 川西
Fumihiro Yamanaka
文浩 山中
Kenji Matsui
建志 松井
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トップシール式の包装装置において包装作業
の能率を向上させる。 【解決手段】 オペレータがトレーTを移動部20に載
置する初期位置P1から包装ステーションSの下方の搬
入位置P2までの間を前記移動部20を往復移動可能と
する案内手段35と、駆動手段32を有し前記案内手段
35に沿って移動部20を搬送する搬送手段とを備え、
包装が完了すると前記搬入位置P2から前記初期位置P
1に前記移動部20を移動させる搬出動作を前記搬送手
段に行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストレッチフィル
ムを用いた、いわゆるトップシール式の包装装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】フィルムを用いて物品を包装する包装装
置には、上部が開口したトレー内に食品等の物品を収容
した状態で、トレーの開口をフィルムで覆い、トレーの
開口周囲部分にフィルムを溶着することで物品の包装を
行うトップシール式の包装装置がある(たとえば、特開
平9−226711号)。かかるトップシール式の包装
装置は、ストレッチフィルムをトレーの底面に折り込む
折り込み式の包装装置に比べ、使用するフィルムの量を
半減させることができる等の利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のトップ
シール式の包装装置では、トレーの搬入搬出用の移動部
をオペレータが手で押し込み、溶着後に手で引き出して
いる。この場合、オペレータは、たとえば、下記の動作
を行う必要がある。 包装完了後に、まず、移動部を左手で引き出し、続い
て、包装済のトレーを右手で移動部から取り出し、カー
ト等に載せる。 商品の入ったトレーをカートから右手で移動部上に載
せた後、移動部を左手で押し込む。 従来は、このような動作を各トレーについて行うので、
包装作業の作業工数が多い。
【0004】特に、ストレッチフィルムを用いたトップ
シール方式の包装機は、折り込み式の包装機等に比べ、
包装自体に要する包装時間が長い。すなわち、フィルム
の周囲部を商品の下面に折り込む折り込み式では、目視
できない程の一瞬の間に包装を行うのに対し、トップシ
ール方式は、フィルムを溶かして、該溶かしたフィルム
をトレーに溶着するので、一般に、折り込み式に比べ包
装時間がはるかに長くなる。ここで、前記従来の構造で
は、移動部を左手で引き出して、包装済のトレーを右手
で取り出すので、移動部を引き出すまでの間、オペレー
タは他の作業を行えず、待機せざるを得ない。したがっ
て、単に載せ替えの作業工数が多いだけでなく、装置が
包装している間の時間を有効に使えないので、包装作業
の能率が低い。
【0005】したがって、本発明の目的は、トップシー
ル式の包装装置において、包装作業の能率を向上させる
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の包装装置は、オペレータがトレーを前記移
動部に載置する初期位置から包装ステーションの下方の
搬入位置までの間を前記移動部を往復移動可能とする案
内手段と、駆動手段を有し前記案内手段に沿って移動部
を搬送する搬送手段とを備え、包装が完了すると前記搬
入位置から前記初期位置に前記移動部を移動させる搬出
動作を前記搬送手段に行わせる。
【0007】包装装置が包装動作を行っている間にオペ
レータは、次に載せるトレーを右手で持って待ち構え
る。包装後に移動部が押し出されてくると、左手で包装
済のトレーを移動部から取り出し、右手でトレーを移動
部に載せ、続いて移動部を空いた右手で押し込む。この
ように、移動部の搬出を自動化することにより、1つの
一連の動作を行うことで、包装作業を行うことができ
る。すなわち、従来行っていた移動部の引出動作を単に
機械化しただけではなく、包装中および移動部が搬出さ
れてくる間に、次のトレーをカートから取り出すなど他
の作業を行うことができる。したがって、包装作業の能
率が著しく向上する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
したがって説明する。図1〜図6は第1実施形態を示
す。 概略構造:図1に示すように、本包装装置は、物品Mの
載ったトレーTを正面側1fから搬入して正面側1fに
排出する前方排出型の包装装置であって、正面1fには
トレーTを載置するための載置台20が設けられてい
る。
【0009】オペレータが初期位置P1の載置台20上
にトレーTを載置した後、後述するように、該載置台2
0を本装置内の搬入位置P2に押し込む。前記搬入位置
P2において、前記載置台20の下方には、リフト機構
6によって昇降される昇降台68が設けられている。こ
の昇降台68は、前記載置台20が搬入位置P2に押し
込まれると、上昇して前記載置台20をトレーTと共に
包装ステーションSまで持ち上げる。なお、前記リフト
機構6と昇降台68とでリフタが構成されている。
【0010】一方、包装動作に先立ち、前記包装ステー
ションSには、張設状態のフィルムFがフィルム供給機
構5によって供給されている。このフィルムFは、たと
えば、ストレッチフィルムなどの伸縮性を有するフィル
ムからなり、図5(b)に示すように、トレーTが押し
上げられるとトレーTの上面に当接する。この状態で、
発熱ローラ3が下降し、図3(b)に示すように、トレ
ーTの開口部周囲Tfに沿って回転することで、フィル
ムFを該トレーTの開口部に溶着して密封すると同時
に、フィルムFの余剰部分を溶断する。その後、図1の
前記リフタ6,68によってトレーTが前記搬入位置P
2まで下降し、後述する搬送手段によって、正面側1f
の初期位置P1に搬出される。
【0011】つぎに、要部について説明する。 案内手段:図2は前記トレーTの搬送方法を示す部分断
面図である。図2(a)に示すように、前記載置台20
は、略L字型のスライダ21上に搭載されている。前記
載置台20およびスライダ21は、移動部22を構成し
ている。前記スライダ21は、レール(案内手段)35
上に摺動自在に設けられており、該レール35に沿って
搬送方向Xを往復移動可能な状態である。したがって、
前記載置台20は前記スライダ21によって、初期位置
P1から、図2(b)に示す前記搬入位置P2までの間
を往復移動可能である。
【0012】搬送手段:本包装装置本体1aには、前記
搬送方向Xに一対のプーリ31が設けられており、該プ
ーリ31間にはベルト30が掛け渡されている。前記ベ
ルト30にはプッシャー33が固定されており、前記ベ
ルト30がモータ(駆動手段)32によって駆動される
ことにより、前記プッシャー33は搬送方向Xに移動可
能である。
【0013】図2(b),(c)に示すように、前記プ
ッシャー33が搬出方向X2(図2における左方向)に
移動することにより、該プッシャー33が前記スライダ
21の後端部21bに当接し、該スライダ21を搬出方
向X2に押し出す。前記スライダ21の移動により、前
記載置台20が搬入位置P2から初期位置P1に搬送さ
れる。したがって、ベルト30、プーリ31およびプッ
シャー33は前記レール35に沿って移動部22水平方
向に搬送する搬送手段を構成している。
【0014】前記搬送後、前記ベルト30を逆回転させ
ると、プッシャー33がスライダ21から離れて搬入方
向X1に進み、図2(a)に示すように、該プッシャー
33が右端の待機位置Aに移動される。したがって、前
記載置台20を初期位置P1から搬入位置P2に移動さ
せる搬入動作においては、オペレータが前記スライダ2
1を手で押して移動させる。一方、トレーTの包装が完
了すると、前記搬送手段によって、前記搬入位置P2か
ら初期位置P1に載置台20を移動させる搬出動作が行
われる。
【0015】前記モータ32は、たとえば、トルクリミ
ッタ付きのモータが採用されている。トルクリミッタ
は、負荷が一定の値以上に作用した場合に、前記モータ
32のトルクを遮断するものであり、たとえば、ボール
とボールポケットや、ローラとローラポケットを有する
機械式のトルク遮断機構などを用いることができる。し
たがって、スライダ21の搬出時において、スライダ2
1がオペレータに当接した場合には、該スライダ21の
駆動トルクが遮断されることにより、搬出動作が実質的
に停止し、オペレータに不快感を与えるのを防止するこ
とができる。
【0016】位置検出器S1〜S3:前記装置本体1a
には、スライダ21およびプッシャー33の位置を検出
するための第1〜第3位置検出器S1〜S3が設けられ
ている。前記位置検出器S1〜S3は、たとえば、反射
型の光検出器からなり、以下のようにスライダ21およ
びプッシャー33の検出を行う。
【0017】前記第1位置検出器S1は、スライダ21
が初期位置P1であるか否かの検出を行う。前記第2位
置検出器S2は、スライダ21が搬入位置P2であるか
否かの検出を行う。前記第3位置検出器S3は、プッシ
ャー33が前記待機位置Aに位置しているか否かの検出
を行う。
【0018】保持手段40,41:図3(a)の平面図
に示すように、前記載置台20と共に搬入位置P2に搬
入された溶着前のトレーTの底面の中心Toは、搬入位
置P2の中央(包装ステーションSの中央で、かつ、ロ
ーラ旋回機構8の回転中心)Oにセンタリング(位置決
め)されると共に、姿勢が保持手段により保持され、当
該姿勢を保持された状態で包装動作が行われる。以下
に、前記トレーTの姿勢を保持する保持手段について説
明する。
【0019】図4(a)に示すように、前記載置台20
の上部には、トレーTの両側面の前後左右を挟持するこ
とにより該トレーTの姿勢を保持する第1および第2保
持手段40,41が設けられている。図4(b),
(c)に示すように、前記第1保持手段40は、回転自
在なコロ40aを備えている。前記コロ40aの周囲に
は、鋸状の歯が設けられている。図4(a)に示す第2
保持手段41は、トレーTに接する先端部が鋸状に加工
されている。
【0020】オペレータにより、載置台20が初期位置
P1から搬入位置P2方向に移動を開始されると、第1
保持手段40が互いに近接する方向に移動してトレーT
を搬送方向Xに保持すると共に、第2保持手段41が互
いに近接する方向に移動してトレーTを左右方向Yに保
持する。
【0021】すなわち、まず前記コロ40aによってト
レーTが搬送方向Xの中心に移動されると共に、該コロ
40aの鋸状の歯がトレーTに食い込み、該トレーTを
保持する。その後、第2保持手段41がトレーTに当接
し、トレーTの中心が左右方向Yにズレていた場合に
は、該トレーTが第2保持手段41によって左右方向Y
の中心に向って押される。第2保持手段41によって押
されることより、第1保持手段40のコロが回転してト
レーTが左右方向Yに移動し、トレーTが左右方向Yの
中心に位置決めされる。
【0022】シール手段:図1に示す前記発熱ローラ3
は、内部にヒータ(図示せず)を有する円筒状の部材か
らなり、ローラ移動機構7およびローラ旋回機構8と共
にシール手段を構成している。前記ローラ移動機構7
は、発熱ローラ3を上下方向に移動させるためのリンク
機構72と、発熱ローラ3を回転自在に軸支するローラ
支持部71とを有している。前記ローラ旋回機構8は、
発熱ローラ3を包装時に旋回させる機構であり、ローラ
支持部71は該ローラ旋回機構8の回転軸81に対して
放射状に設けられている。なお、発熱ローラ3はトレー
Tの上面に対して傾斜した状態でローラ支持部71に支
持されている。
【0023】図5(a)〜(c)に示すように、前記発
熱ローラ3は前記包装動作時において、下降した後、図
3(a)の平面図に示すように、回転軸81を中心に所
定角度(約100°)回転する。すなわち、発熱ローラ
3は、図3(b)に示すように、トレーTの開口部周囲
Tfに沿って回転し、該開口部周囲TfにフィルムFを
溶着すると同時に溶断して、トレーTの開口部を密封す
る。なお、発熱ローラ3がトレーTの開口部周囲Tfに
沿ってスムーズに回転できるように、前述のように、図
3(a)に示す前記回転軸81の回転中心Oと、前記搬
入位置P2におけるトレーTの平面的な中心位置To
は、ほぼ等しくなるように設定されている。
【0024】本包装装置の動作:オペレータが、図2
(a)に示す初期位置P1の載置台20上にトレーTを
載置した後、スライダ21に設けた把手21aを持ち、
スライダ21を搬入方向X1に押し込むと、図5(a)
に示すように、前記載置台20が二点鎖線で示す搬入位
置P2に移動される。なお、前記移動中に前記保持手段
40,41(図4)によってトレーTの側面が保持され
る。
【0025】前記オペレータによるスライダ21の押し
込みにより、前記載置台20が図2(b)に示す搬入位
置P2まで移動すると、前記第2位置検出器S2が前記
スライダ21を検出する。前記検出後、載置台20が前
記昇降台68(図1)によって上方に押し上げられ、搬
入位置P2から上昇を開始する。
【0026】一方、図1の前記フィルム供給機構5によ
ってフィルムFが巻き出され、前記クランプ2によって
該フィルムFがクランプされると共に、両クランプ2が
互いに外側に向って移動して、いわゆるプリストレッチ
動作が行われる。
【0027】図5(b)に示すように、前記載置台20
の上昇により、フィルムFにトレーTが当接すると共
に、前記包装ステーションSまで該トレーTが上昇す
る。前記上昇時において、トレーTの上昇に伴い前記ク
ランプ2,2が互いに内側に移動し、フィルムFの張り
具合(ストレッチ量)が調整される。
【0028】前記トレーTが包装ステーションSまで上
昇した状態において、図5(c)に示すローラ移動機構
7が、前記トレーTの長さ、幅および高さに応じて発熱
ローラ3を下降させ、発熱ローラ3が該トレーTの開口
部周囲Tf(図3(b))に当接すると共に、ローラ旋
回機構8が該発熱ローラ3を回転させ、該発熱ローラ3
がフィルムFを開口部周囲Tfに溶着させて密封すると
同時にフィルムFの余剰部分を溶断する。
【0029】前記溶断後、図6(a)に示す前記クラン
プ2,2が互いに外側に向けて移動し、前記溶断によっ
て開けられたフィルムFの孔を広げると共に、載置台2
0が下降して、図6(b)に示すように、トレーTを前
記搬入位置P2まで下降させる。
【0030】前記トレーTの搬入位置P2への下降後、
前記搬送手段によって、図2(c)のスライダ21が搬
出方向X2に移動されることにより、載置台20が初期
位置P1に搬出される。一方、前記搬出中に前記保持手
段40,41によるトレーTの保持が解除される。オペ
レータは、前記トレーTの包装中に、次の商品Mを片手
で持って待機しており、包装済のトレーTが排出される
と、空いた手で当該包装済の商品Mを取り出しながら、
他方の手で次の商品Mを載置台20上に載置する。
【0031】このように、包装が完了すると載置台20
が初期位置P1に自動的に搬出されるので、載置台20
の搬出を迅速に行えるから、トレーTの載せ替え作業が
簡便となり、包装のサイクルタイムを短縮することがで
きる。特に、搬出動作の時間だけでなく、従来有効に利
用できていなかった包装中の時間に、載せ替え作業の準
備など他の作業を行うことができるから、包装作業の効
率が著しく向上する。また、搬出動作時にはトレーTの
包装が完了しているので、自動でトレーTを搬送しても
物品(内容物)がトレーTから零れ落ちたりするおそれ
もない。
【0032】また、包装後の載置台20の搬出動作を自
動化して作業の効率向上を図る一方で、包装前の搬入動
作をオペレータが手で慎重に押して行うことにより、包
装前のトレーTから物品が零れ落ちるのを防止できる。
【0033】図2(c)に示すように、前記載置台20
が初期位置P1に搬出されると、前記第1位置検出器S
1が前記スライダ21の端部を検出し、前記ベルト30
が逆回転を開始する。前記逆回転により、プッシャー3
3がスライダ21から離れ、図2(a)の搬送方向X1
(図2における右方向)に進み、前記待機位置Aで停止
する。かかるプッシャー33の移動により、前記第3位
置検出器S3が待機位置Aにおいてプッシャー33を検
出し、つぎの包装動作に備える。
【0034】第2実施形態:図7は第2実施形態を示
す。本第2実施形態では、前記第1実施形態で説明した
トレーTの自動搬出に加えて、トレーTの搬入も自動で
行う。すなわち、搬送手段がトレーTの搬入動作と搬出
動作を共に行う。本実施形態では、たとえば、図2のプ
ッシャー33をスライダ21の後端部に固定し、ベルト
30を正逆方向に回転させることで、トレーTの搬入や
搬出を行う。
【0035】前記トレーTの搬入および排出スピードを
図7に例示する。図7(a)に示すように、たとえば、
搬入時の最大速度(トップスピード)を搬出時の最大ス
ピードよりも小さくしたり、図7(b)に示すように、
最大速度や停止に到るまでの加減速度を搬出時よりも小
さく設定する。これらによって、搬入動作時における載
置台20の平均速度は、搬出動作における載置台20の
平均速度よりも小さな値に設定される。
【0036】トレーTを載せた載置台を装置内に搬入す
るトリガーとしては、たとえば、装置本体に所定のスイ
ッチを設け、トレーTを載置台20にセットした後、当
該スイッチを押すことにより、搬入が開始されるように
する。また、スライダ21を若干押し込むことにより、
プッシャーによる搬入が開始されるようにしてもよい。
その他の構成は、第1実施形態と同様であり、同一部分
または相当部分に同一符号を付して、その詳しい説明お
よび図示を省略する。なお、2種類以上の搬入速度を備
え、商品に応じて当該搬入速度を切り換えて行うように
してもよい。
【0037】なお、前述の第1および第2実施形態で説
明した搬入、搬出の方法に、手動を加え、2以上のモー
ドを有することで各搬送方法を商品に応じて切り換えて
行うようにしてもよい。複数のモードを持つ装置として
は、たとえば、以下の(a)〜(c)の装置が考えられ
る。 (a)第1モード:手動で搬入,自動で搬出、第2モー
ド:手動で搬入、手動で搬出 (b)第1モード:自動で搬入,自動で搬出、第2モー
ド:手動で搬入、手動で搬出 (c)第1モード:自動で搬入,自動で搬出、第2モー
ド:手動で搬入、自動で搬出
【0038】以上のとおり、図面を参照しながら好適な
実施形態を説明したが、当業者であれば、本明細書を見
て、自明な範囲で種々の変更および修正を容易に想定す
るであろう。たとえば、本発明は、計量機やプリンタを
備えていてもよい。また、包装装置としては、前述の実
施形態で示したトップシール式の包装の他に、いわゆる
折込式の包装装置についても同様に適用し得る。また、
前記トルクリミッタは、モータ以外に設けてもよく、た
とえば、プーリに設けてもよい。前記実施形態では、ト
ルクリミッタによって排出動作を停止させるようにした
が、前記トルクリミッタの代わりに、たとえば、光学式
の検出器を設け、オペレータの手や衣服などを検出した
場合に、移動部の搬出動作を停止させてもよい。また、
停止させる代わりに、移動部の搬出速度を減速させても
よい。また、ストレッチ性のない(伸縮性の少ない)フ
ィルムを用いてもよい。したがって、そのような変更お
よび修正は、請求の範囲から定まる本発明の範囲内のも
のと解釈される。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装装置
によれば、包装が完了すると移動部が初期位置に搬出さ
れるので、移動部の搬出を自動で迅速に行えるから、ト
レーの載せ替え作業が簡便となり、包装のサイクルタイ
ムを短縮することができる。特に、搬出動作の時間だけ
でなく、従来有効に利用できていなかった包装中の時間
に、載せ替え作業の準備など他の作業を行うことができ
るから、包装作業の効率が著しく向上する。
【0040】一方、移動部を手で押して移動させること
で、搬入動作を行えるように設定すれば、搬入動作をゆ
っくりと丁寧に行うことで、煮汁などが包装前のトレー
から零れ落ちるのを防止できる。
【0041】また、前記搬出動作に加えて、搬入動作も
自動化する場合には、該搬入動作における移動部の平均
速度を、搬出動作における平均速度よりも小さな値に設
定することにより、トレーから内容物が零れ落ちるのを
防止することができる。
【0042】さらに、前記搬出動作時に搬出動作の妨げ
となる状態が発生すると、前記搬出動作を中止するか、
あるいは、搬出速度を減速するようにすれば、オペレー
タに移動部が強く当接することによる不快感を防止する
ことができる。
【0043】特に、トルクリミッタにより搬出動作を制
限すれば、前記不快感を防止し得ると共に、検出器など
を設けて電気制御を行うのに比べ、装置の構成が著しく
簡素になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる包装装置を示す
概略側面図である。
【図2】搬入・搬出の動作を示す側面断面図である。
【図3】包装方法を示す概略平面図および概略側面図で
ある。
【図4】保持手段を示す斜視図、部分平面図および部分
側面図である。
【図5】包装動作を示す概略側面図である。
【図6】包装動作を示す概略側面図である。
【図7】第2実施形態にかかる移動部の移動速度の変化
を示す特性図である。
【符号の説明】
20:載置台 21:スライダ 22:移動部 30:ベルト(搬送手段) 31:プーリ(搬送手段) 33:プッシャー(搬送手段) 40:第1保持手段 41:第2保持手段 F:フィルム P1:初期位置 P2:搬入位置 T:トレー Tf:開口部周囲 S:包装ステーション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松井 建志 滋賀県栗東市下鈎959番地1 株式会社イ シダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E049 AA05 AB03 DA01 DB01 EA04 EB04 3E094 AA04 CA10 DA01 EA06 FA02 FA13 GA05 GA11 GA22 HA01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トレーの開口部をフィルムで覆って包装
    する包装装置であって、 トレーの保持手段を持つ移動部と、 オペレータがトレーを前記移動部に載置する初期位置か
    ら包装ステーションの下方の搬入位置までの間を前記移
    動部を往復移動可能とする案内手段と、 駆動手段を有し前記案内手段に沿って移動部を搬送する
    搬送手段とを備え、 包装が完了すると前記搬入位置から前記初期位置に前記
    移動部を移動させる搬出動作を前記搬送手段に行わせる
    ようにした包装装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記移動部を前記初期位置から前記搬入位置に移動させ
    る搬入動作時においては、前記移動部を手で押して移動
    させることができるようにした包装装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 前記搬送手段は、所定のトリガーにより前記移動部を前
    記初期位置から前記搬入位置に向って移動させる搬入動
    作を行うことが可能で、 前記搬入動作における移動部の平均速度が、前記搬出動
    作における移動部の平均速度よりも小さな値に設定され
    ている包装装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2もしくは3において、 前記搬出動作時に該搬出動作の妨げとなる状態が発生す
    ると、前記搬出動作を中止するか、あるいは、搬出速度
    を減速させるようにした包装装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2もしくは3において、 前記搬送手段における動力伝達部材と、前記駆動手段と
    の間にトルクリミッタを設けた包装装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項におい
    て、 前記包装装置は、物品が載置されたトレーの開口部をフ
    ィルムで覆い、当該フィルムを前記トレーの開口部周囲
    に溶着させることでトレーの開口部をフィルムで密封
    し、該フィルムの余剰部分を除去する包装装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項におい
    て、 前記移動部は、前記案内手段により案内された状態で前
    記搬送手段によって前記搬入位置から前記初期位置まで
    搬送されるスライダと、該スライダ上に搭載された載置
    台とを備え、 前記載置台は前記保持手段を持っており、 前記搬入位置において前記スライダから前記載置台を受
    け取って、上方の包装ステーションに前記載置台を押し
    上げるリフタを更に備えた包装装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007331817A (ja) * 2006-06-16 2007-12-27 Showa Seiki Kk マイクロプレート用シーラー
JP2014504997A (ja) * 2011-02-11 2014-02-27 イシダ ヨーロッパ リミテッド 容器シーリング装置
JP2014231367A (ja) * 2013-05-28 2014-12-11 株式会社寺岡精工 包装装置

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