JPH1179138A - 自動包装装置 - Google Patents

自動包装装置

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JPH1179138A
JPH1179138A JP9239476A JP23947697A JPH1179138A JP H1179138 A JPH1179138 A JP H1179138A JP 9239476 A JP9239476 A JP 9239476A JP 23947697 A JP23947697 A JP 23947697A JP H1179138 A JPH1179138 A JP H1179138A
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JP
Japan
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packaging
film
tray
unloading
packaged
Prior art date
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JP9239476A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Fujii
則安 藤井
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明が解決しようとする第1の課題は、包装
待機時における節電ができる自動包装装置を得ることに
ある。 【解決手段】フィルム供給部から繰り出されたストレッ
チ性のフィルムを包装部においてトレー(被包装物)の
底部外面に折り込んでトレーを包装し、前記包装部から
包装済みトレーが受け渡される搬出部で前記底部外面に
折り込まれたフィルムを加熱接着して搬出する自動包装
装置を前提とする。搬出部が備える搬出コンベアの内側
に配置された電気ヒータの温度制御を、包装待機時、こ
の待機の時間が所定時間以上になった時に節電モードで
実行して発熱を抑制する制御手段を備える。それによ
り、包装待機時に電気ヒータが不必要に発熱しないよう
にしたことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、百貨店やスーパー
マーケットの食品売り場等で使用され、被包装物例えば
食品等が入れられた皿状の容器(トレー)を、フィルム
を用いて自動的に包装して搬出するトレー包装装置等の
自動包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】トレー包装装置は、トレー搬入部と、フ
ィルム供給部と、トレー包装部と、トレー搬出部とを備
えている。ベルトコンベア等からなるトレー搬入部はそ
こに供給される物品が入ったトレーをトレー包装部に搬
入するものであり、フィルム供給部は例えばストレッチ
性の透明フィルムを繰り出してトレー包装部に供給する
ものである。トレー包装部は、そこに搬送されたトレー
に対してフィルム供給部から繰り出されたフィルムを、
引伸ばして、その幅方向両側及び長手方向両側から夫々
トレーの底部外面に折り込んで、トレーを包装し、この
包装済みトレーをトレー搬出部に受渡すものである。ト
レー搬出部は、包装済みトレーをトレー包装装置の外部
に搬出するとともに、その搬出途中においてトレーを下
側から加熱するようになっている。
【0003】そのために、トレー搬出部は、搬出コンベ
アを加熱する電気ヒータとを有している。なお、搬出コ
ンベヤには無端ベルと式のものと金属ローラ式のものと
が知られている。そして、前記電気ヒータにより昇温さ
れた搬出コンベアで、その上に受け渡された包装済みト
レーを加熱することによって、トレーの底部外面に重ね
合わされているフィルム同志を接着させて、包装状態を
保持させるようになっている。
【0004】ところで、トレー搬出部の搬出コンベア
は、その上にトレー包装部から包装済みトレーが受け渡
されるたびに、回転動作を実行して包装済みトレーを搬
出するが、電気ヒータのワット数は大体900W以上で
あるとともに、このヒータは、自動包装装置の電源が入
っている間中、この包装装置の運転状態に拘りなく、し
たがって、包装並びに包装済みトレーの搬出が行われな
い待機時においても、温度センサからの温度情報に基づ
いて定常温度となるように温度制御されている。こうし
た温度制御により、搬出コンベアの表面温度が、フィル
ムを加熱接着させるのに適する温度に保持(例えば13
0℃)されているから、包装動作の再開に直ちに応じる
ことができる。
【0005】又、ストレッチ性のフィルムを用いて自動
包装する装置において、そのフィルムはトレー搬出部の
下方に設置されたフィルム供給部からフィルムガイド機
構を通ってトレー包装部に繰り出されるが、フィルムガ
イド機構はトレー包装部側に寄せて配置され、これに対
してフィルムは斜め下方から供給されている。そのた
め、フィルム供給部からフィルムガイド機構に至るフィ
ルム部分は、斜めになっていて、トレー搬出部に対しフ
ィルム供給部側程大きく離れる構造となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動包装装置において
は例えば包装する商品の種類を変える等の段取り等に応
じて、長い待機期間を要する場合に多々ある。このよう
な場合でも前記のように電気ヒータが定常温度を維持す
るように温度制御されている従来の構造では、前記定常
温度を維持するために多くの電力を消費しているという
問題がある。
【0007】したがって、本発明が解決しようとする第
1の課題は、包装待機時における節電ができる自動包装
装置を得ることにある。
【0008】しかも、ストレッチ性のフィルムで包装を
する場合に、その引伸ばしはフィルム温度が高い程容易
であるが、従来においては、このフィルムを予熱するた
めの対策は何ら講じられていない。そのため、包装待機
時において低い周囲雰囲気温度に応じて低温になってい
るフィルムを、包装待機時から包装動作を再開する際に
被包装物の大きさに応じた大きさに引伸ばすのに、大き
な引伸ばし力を要することがある。このような引伸ばし
の場合には、フィルムがそれを引伸ばすためのグリッパ
から滑ったり、或いは、フィルムに無理な力が加わって
フィルムが破れたりして引伸ばし不良を生じるおそれが
高まるという問題が考えられる。
【0009】したがって、本発明が解決しようとする第
2の課題は、前記第1の課題を解決しつつ、簡単な構造
でありながらストレッチ性のフィルムを適正な温度条件
で使用できる自動包装装置を得ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、被包
装物をフィルムを用いて包装する包装部から包装済み被
包装物が受け渡される搬出部が、搬出コンベアと、この
コンベアに配置された電気ヒータとを有し、この搬出部
で前記コンベア上の包装済み被包装物の底部外面に折り
込まれている前記フィルムを定常温度で加熱接着して搬
出する自動包装装置を前提とする。
【0011】そして、この請求項1の発明は、前記第1
の課題を解決するために、前記搬出部の待機時、この待
機の時間が所定時間以上になった時に前記電気ヒータの
発熱を中断させる制御手段を備えたものである。
【0012】この請求項1の発明においては、搬出部の
待機時間が所定時間以上になると、制御手段が電気ヒー
タの発熱を中断させる。そのため、先の包装動作から次
の包装動作が行われるまでの待機時間が所定時間以上と
なる場合に、前記所定時間以降の待機中は電気ヒータが
発熱することがなくなって、節電ができる。
【0013】請求項2の発明は、被包装物をストレッチ
性のフィルムを用いて包装する包装部から包装済み被包
装物が受け渡される搬出部が、搬出コンベアと、このコ
ンベアに配置された電気ヒータとを有し、この搬出部で
前記コンベア上の包装済み被包装物の底部外面に折り込
まれている前記フィルムを定常温度で加熱接着して搬出
する自動包装装置を前提とする。
【0014】そして、この請求項2の発明は、前記第2
の課題を解決するために、前記搬出部の待機時、この待
機の時間が所定時間以上になった時に前記電気ヒータの
発熱を抑制してこのヒータが前記定常温度よりも低い設
定温度となるように温度制御する制御手段を備えるとと
もに、前記フィルム供給部から前記包装部に向う前記フ
ィルムを前記搬出部の下側近傍に沿って導くようにした
ものである。
【0015】この請求項2の発明においては、搬出部の
待機時間が所定時間以上になると、制御手段が電気ヒー
タの発熱を抑制させる。そのため、先の包装動作から次
の包装動作が行われるまでの待機時間が所定時間以上と
なる場合に、前記所定時間以降の待機中は電気ヒータが
必要以上に発熱することがなくなって、節電ができる。
その上、前記のように待機時の全期間において定常温度
ないしは設定温度となるように温度制御される電気ヒー
タは、その周囲に放熱するので、搬出部の下側に放出さ
れる熱を利用し格別な保温手段を設けることなく、スト
レッチ性のフィルムを予熱して、このフィルムの温度を
前記待機時において高く保持できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図8を参照して本発
明の第1の実施の形態を説明する。
【0017】図1の斜視図に示す自動包装装置としての
第1の実施の形態に係るトレー包装装置1は、図2から
図6に示されるようにトレー搬入手段をなす搬入部11
と、トレー包装手段をなす包装部12と、トレー搬出手
段をなす搬出部13と、フィルム供給部14と、検出手
段としての水平センサアレイ31と、垂直センサアレイ
32と、図7に示す制御手段71とを備えている。
【0018】図1に示されるようにトレー包装装置1の
前フレーム1aの上部には、その前面に露出して操作パ
ネル2が取付けられている。このパネル2には、トレー
包装装置1についての各種の運転上の指示や各種の設定
等を行うための操作釦3が設けられているとともに、液
晶表示装置等の表示部4が設けられている。操作釦3の
中には節電モード解除スイッチ3aも含まれている。表
示部4には、例えば設定時においては設定内容が表示さ
れ、包装中においては包装個数等が表示されるようにな
っている。なお、図1中5は包装部12を上方から覆っ
て着脱可能に設けられたカバーである。
【0019】搬入部11は、図1に示すトレー包装装置
1の前フレーム1aに形成されたトレー搬入口1bを前
後方向に貫通して水平に配置されている。この搬入部1
1は、図2、図3、および図5に示されるように左右方
向(幅方向)に間隔を存して配置されるとともにステッ
ピングモータ15の動力により同期回転される複数のベ
ルト16aを有した搬入ベルトコンベア16を備え、そ
の前部は前フレーム1aの前側外方に位置され、後部は
前フレーム1aとトレー包装装置1の後フレーム1c
(図3参照)との間に位置されている。
【0020】搬入部11の前部はトレー供給部として使
用され、そこには被包装物、例えば図2に示されるよう
に生鮮食品等の包装すべき物品Aを入れたトレー17が
使用者により供給される。トレー17は上面が開放され
た浅いまたは深い皿状のものである。
【0021】搬入部11がその幅方向一端に有する壁例
えば正面から見て右側の垂直壁35は、トレー17を供
給する際の基準となる壁であり、この壁35には図2、
図5に示されるように起動スイッチとしての供給スイッ
チ36が設けられている。このスイッチ36は押圧式の
ものであって、かなり広い面積を有しており、そこにト
レー17の側面が押し当てられることにより、この供給
スイッチ36がオンされる。それにより、前記モータ1
5が駆動されて搬入ベルトコンベア16が搬送動作を開
始し、トレー17が包装部12に向けて搬送されるよう
になっている。搬入部11の後部は前後両フレーム1
a、1c間に設けられた包装部12に位置されており、
この包装部12には搬入部11により搬入されるトレー
17が供給される。
【0022】包装部12は、この包装部12に位置決め
されたトレー17を搬入部11の後部から上方に持ち上
げた状態で、後述の搬出部13の下方に設けられたフィ
ルム供給部14(図4参照)から繰り出される伸縮し得
る透明なストレッチ性のフィルムFを、計測されたトレ
ー17の大きさに応じて引き出すとともにその幅方向に
伸張させてから、トレー17に対してフィルムFの幅方
向両側および長手方向両側から夫々トレー17の底部外
面に折り込んで物品Aごとトレー17を自動包装するも
のである。
【0023】この自動包装動作をする包装部12は公知
であるが、図5および図6を参照して説明する。トレー
包装装置1の前後両フレーム1a、1c間には、フィル
ムFの先端縁を挟んで引き出すフロントグリッパ61
と、引き出されたフィルムFの幅方向両側縁を個別に掴
んでこのフィルムFを引き伸ばす一対のサイドグリッパ
62が設けられている。フロントグリッパ61は、搬出
部13に対して接離する方向にガイドレール63に沿っ
て移動されるもので、このグリッパ61の開閉するフィ
ルム掴み部61aの内面には、掴んだフィルムFを引っ
張る際にフィルムFが引き抜けることがないようにする
ためのグリップゴム(図示しない)が設けられている。
【0024】一対のサイドグリッパ62は、駆動機構6
4によりフィルムFの引き出し経路に対して直角な方向
に沿って互いに接近する向き、および互いに離間する向
きにに移動される。これらグリッパ62は開閉するフィ
ルム掴み部62aを複数備えて並設され、各掴み部62
aの少なくとも一方の内面には、挟んだフィルムFを引
伸ばす際にフィルムFが引き抜けることがないようにす
るためのグリップゴム65が夫々設けられている。な
お、図5中66は、昇降体67と、これに支持された可
動支持体68と、昇降体67を昇降させる駆動機構69
とからなるリフタであって、包装部12の一部をなして
前記搬入部11の後部に配置されている。可動支持体6
8は、通常時ばねの力で自立状態を維持し、サイドグリ
ッパ62で側方から押された時に傾倒して、サイドグリ
ッパ62によるフィルムFの折り込み動作を妨げないよ
うになっている。
【0025】フィルムFはフロントグリッパ61の往復
移動により可動支持体68の上方に位置されるように引
き出され、次いで、フィルムFの幅方向両側の縁が一対
のサイドグリッパ62で挟まれた後、これらサイドグリ
ッパ61が後退することにより図6に示されるように引
き出されたフィルムFが予備的に伸張される。この状態
で、搬入部11から可動支持体68上に搬入されたトレ
ー17が、リフタ66の上昇動作により上昇されて、引
き出されているフィルムFを更に伸張させながら押し上
げられる。次に、一対のサイドグリッパ62が互いに接
近されてトレー17の底部外面の下側に入り込んで、フ
ィルムFをその幅方向両側からトレー17の底部外面に
折り込んだ後、フィルムFのグリップを解除し互いに離
れるように後退して初期位置に戻される。この後、フロ
ントグリッパ61が搬出部13方向に移動されて、トレ
ー17の底部外面の下側に入り込んで、フィルムFをそ
の長手方向片側からトレー17の底部外面に折り込むと
ともに、トレー17を搬出部13上に乗り上がるように
押し込んだ後、フィルムFのグリップを解除して後退し
初期位置に戻される。それにより、フィルムFが搬出部
13において、これに乗り上げられるトレー17の底部
外面の下側に折り込まれる。こうして、フィルムFがそ
の長手方向両側からトレー17の底部外面に折り込ま
れ、以上の自動包装動作により包装が完了する。
【0026】図4に示されるようにフィルム供給部14
は、フィルムFが巻かれたロール18と、このロール1
8から繰り出されたフィルムFをガイドする第1ガイド
ローラ19aを一端に支持し、他端が枢支された下部レ
バー20aと、これらの上方に配置されたフィルムガイ
ド機構21と、この機構21に向けてフィルムFをガイ
ドする第2ガイドローラ19bを一端に支持し、他端が
フィルムガイド機構21に支持された上部レバー20b
とを備えている。ロール18から引き出されたフィルム
Fは、ガイドローラ19a、19bを経由してフィルム
ガイド機構21にこれを挿通するようにセットされて、
包装部12のフロントグリッパ61の移動によって包装
部12のリフタ66上に引き出されるようになってい
る。しかも、第2ガイドローラ19bからフィルムガイ
ド機構21に至るフィルム部分は、搬出部13の下面に
接近して搬出部13の下側に沿うように導かれている。
したがって、前記フィルム部分は搬出部13にその下側
から対向されている。また、フィルムガイド機構21は
カッタ22を有しており、前記包装完了直後でのカッタ
22の上昇動作により引き出されたフィルムFが切断さ
れるようになっている。
【0027】搬出部13は、図3に示されるように前後
両フレーム1a、1c間において搬入部11に対して包
装部12を介して直角に連続されるように包装部12に
連続して設けられている。この搬出部13は、互いに平
行な一対の支持フレーム25と、これらの間に回転自在
に支持された搬出コンベア26と、このコンベア26の
包装部12側に位置して支持フレーム25間に回転自在
に支持された複数本の搬出ローラ27と、これら搬出コ
ンベア26および各搬出ローラ27を回転させるモータ
28と、電気ヒータ29とを備えている。
【0028】図3および図4に示されるように搬出コン
ベア26は、支持フレーム25の中間位置に架設された
駆動ローラ26aと、包装部12から最も離れた支持フ
レーム25の端部に架設された被動ローラ26bと、こ
れら両ローラ26a、26bにわたって掛け渡された耐
熱性材料からなる無端状の搬出コンベアベルト26cと
で形成され、駆動ローラ26aにはモータ28の出力軸
28aが連結されている。また、出力軸28aと各搬出
ローラ27とは夫々チェン伝動機構30を介して連結さ
れている。したがって、ベルト式の搬出コンベア26と
各搬出ローラ27とは同期して駆動される。搬出部13
は、その搬出ローラ27をトレー包装装置1の内部に位
置させるとともに、水平ベルト式搬出コンベア26をト
レー包装装置1の外部に突出させて設けられる。モータ
28にはステッピングモータが使用される。
【0029】電気ヒータ29は、平板状の放熱盤と、こ
の内部に蛇行状に埋め込まれて抵抗発熱する900W以
上のワット数のヒータ線と、前記放熱盤に取付けられた
サーミスタ等の搬出部温度センサ33(図7参照)等を
有してなり、搬出コンベアベルト26cの内側、つま
り、駆動ローラ26aと被動ローラ26bとの間に配置
されている。この電気ヒータ29は、トレー包装装置1
の電源の投入と同時に通電されて発熱し、その温度上昇
により周囲に熱を放出するものであり、前記装置1が包
装モードにある時は、定常温度例えば搬出コンベアベル
ト26cの上部ベルト部分が約130℃の高温度を維持
するように温度制御される。それにより、自動包装され
て搬出部13にその搬出ローラ27を経由して受け渡さ
れた包装済みトレー17aが搬出コンベアベルト26c
上に載置されている間、トレー17を包んだフィルムF
が電気ヒータ29で加熱されて、トレー17の底部外面
に折り込まれたフィルム部分が接着されて適正な包装状
態が保持されるようになっている。
【0030】これとともに、電気ヒータ29は前記装置
1が節電モードにある時には、前記定常温度よりも低い
設定温度を維持するように温度制御されるものである。
なお、前記定常温度及び設定温度は、前記操作釦3を用
いて使用者において任意に設定できるようになってい
る。
【0031】図1、図2に示されるように前記トレー搬
入口1bには、これを開閉する扉6が防塵および安全の
ために取付けられている。この扉6は、その上端部を図
示しないステッピングモータの動力で回転される枢軸7
に支持されている。そして、扉6は、前記供給スイッチ
36がオンされることに伴って駆動されるステッピング
モータの動力で、図2中実線で示す垂れ下がり姿勢から
2点鎖線で示す前記後フレーム1c側へ回動変位されて
トレー搬入口1bを開放し、この開放状態を一定時間保
持した後に、閉められるものである。
【0032】前記搬入部11には例えば閉じ状態の扉6
の後側近傍に位置して搬入されるトレー17を検出する
前記各センサアレイ31、32が設けられている。
【0033】水平センサアレイ31は、トレー17の幅
および奥行き寸法をこのトレー17の下側から検出する
とともに、トレー包装個数を検出する検出手段として用
いられている。このセンサアレイ31は、発光ダイオー
ド製の発光素子とフォトトランジスタ製の受光素子とを
一組とする複数の反射型センサ31a(一つのみ図示)
を前記幅方向に定常間隔で並設して形成されていて、搬
入ベルトコンベア16の内側を通って搬入部11をその
幅方向に横断して配置されている。各センサ31aは、
搬入ベルトコンベア16の各ベルト16a間に露出され
て、これらベルト16aに遮られることなくトレー17
の底面と対向し得るようになっている。透過型センサを
なす垂直センサアレイ32は、トレー17の高さ(な
お、内部の物品Aがトレー17の開口より突出している
場合には、この突出高さを含む。)を検出するものであ
り、図2に一方のみしか図示しないが搬入部11の幅方
向両端に夫々垂直に立って設けられている。一方の垂直
センサアレイには上下方向に一定間隔で発光ダイオード
製の発光素子32aが複数設けられている。前記垂直セ
ンサアレイ32と対向する他方の図示しない垂直センサ
アレイには前記発光素子32aから水平に発光された光
を受光するためのフォトトランジスタ製の複数の受光素
子が上下方向に一定間隔で設けられている。
【0034】図7中符号71は制御手段であり、これは
CPU等からなる制御部72と、ROMおよびRAMを
有した記憶部73とを備えている。制御部72と記憶部
73とは双方向バスを介して接続されている。制御手段
71は、これに接続された搬入部11、包装部12、搬
出部13、フィルム供給部14、操作パネル2等の動作
を制御して、トレー包装装置1全体の制御をつかさどる
ようになっている。制御部72には、検出手段としての
水平センサアレイ31とともに垂直センサアレイ32、
並びに搬出部温度センサ33その他の図示しない各種の
センサ等が双方向バス等を介して接続されているととも
に、前記表示部4が双方向バスを介して接続されてい
る。
【0035】記憶部73のROMには制御部72を介し
て実行されるトレー包装装置1の全般の動作についての
制御プログラムが記憶され、その中には、搬出部13の
ヒータ制御プログラムが含まれており、このプログラム
は図8に示されている。
【0036】このヒータ制御プログラムを以下説明す
る。
【0037】このプログラムは、トレー包装装置1の電
源が投入されることによりスタートし、最初のステップ
81では、搬入部11上に供給されてトレー17を介し
て供給スイッチ36が押されてオンされたかどうかを判
断する。この判断がYESである場合には、ステップ8
2に進んでトレー包装装置1は既述のような自動的な包
装動作を内容とする包装モードを実行する。この包装動
作が実行された後には、次のステップ83に進む。又、
最初のステップ81において包装すべきトレー17の供
給がない場合には、このステップ82での判断はNOと
なる。言い換えれば、制御手段71が、このトレー包装
装置1は包装動作が可能な状態ではあっても、包装動作
をしていない状態、つまり、待機状態にあると判断する
ものである。この場合もステップ83に進む。
【0038】ステップ83では節電開始時間Tが設定さ
れる。節電開始時間Tは、先の包装が行われてから次の
包装が行なわれるまでの待機時間の内、待機開始時点か
らある経過時間に相当する時間である。この時間Tは前
記操作パネル2において操作釦3を介して使用者等によ
り予め任意に指定されたものであって、それをステップ
83では読み込んで記憶させるようになっている。
【0039】次の、ステップ84では包装待機時間に入
ってから節電開始時間Tが経過したかどうかを判断する
(節電開始時間判定手段)。この判断がNOである場合
には、ステップ85に進んで、搬出部温度センサ33の
検出温度に基づいて電気ヒータ29は定常温度に温度制
御される。このステップ84での処理が終わると、ステ
ップ81に戻って再びトレー17の供給の有無が判断さ
れる。
【0040】前記ステップ81〜85のルーチンは、ト
レー17が前記節電開始時間T内で次から次に供給され
ている限り実行され、このルーチンにより包装モードが
実行される。この包装モードにおいて搬出部13の電気
ヒータ29は、の定常温度、例えば搬出コンベアベルト
26cの表面温度が130℃となる温度を維持するよう
に図示しないデューテー比制御手段による通電率のデュ
ーテー比制御で温度制御される。
【0041】又、前記待機時間の開始から節電開始時間
Tが経過してステップ84の判断がYESになると、ス
テップ86に進んで、搬出部温度センサ33の検出温度
に基づいて搬出部13の電気ヒータ29を節電モードで
温度制御する(節電モード制御手段)とともに、この節
電モードで電気ヒータ29の温度制御をしている旨を操
作パネル2の表示部4に表示させる。本実施形態におけ
る節電モードでの温度制御は、操作パネル2での操作に
より予め指定された通電率にしたがうデューテー比制御
により実行される。なお、前記130℃の定常温度を保
証するデューテー比制御を100とした場合、その約8
0%通電率のデューテー比制御を行なう節電モードでは
120℃に温度制御され、同様に約60%通電率のデュ
ーテー比制御を行なう節電モードでは110℃の温度制
御される。
【0042】このように搬出部13の待機時間が所定時
間(前記節電開始時間T)以上になると、制御手段71
がデューテー比制御により電気ヒータ29の発熱を低く
抑制するので、先の包装動作から次の包装動作が行われ
るまでの待機時間が前記T時間以上となる場合に、前記
T時間以降の待機中は電気ヒータ29が必要以上に発熱
することがない。そのため、節電ができる しかも、このような節電に伴い搬出コンベアベルト26
cに与える熱量が低下するので、待機時に搬出コンベア
ベルト26cが最も高い定常温度で加熱され続けること
がなくなって、このベルト26cに対する熱負荷を低減
できベルト寿命を向上できる点で有利である。
【0043】更に、前記のように電気ヒータは29は包
装待機時の全期間において定常温度(130℃)ないし
は設定温度(120℃又は110℃)となるように温度
制御されて、発熱を停止することがなく、その周囲に熱
を放出している。そして、フィルム供給部14から包装
部12に向うフィルムFは搬出部13の下側近傍に沿っ
て導かれている。そのため、節電モードで発熱を抑制し
つつ継続している電気ヒータ29から搬出コンベアベル
ト26cの下部ベルト部分を介して二次的に放出される
輻射熱によって、前記待機時においてもストレッチ性の
フィルムFを、暖める予熱ができる。このようにフィル
ムFの温度を前記待機時において周囲雰囲気温度よりも
高く保持するために搬出部13の下側に放出される熱を
利用したので、格別な保温手段を設けることなく、簡単
な構造で実現できる。
【0044】前記節電モードに入った後は、次のステッ
プ87により使用者が節電モード解除スイッチ3aをオ
ンしたかどうかが判断される(節電モード解除手段)。
このステップ87の判断がNO場合、言い換えれば、節
電モードが継続しているかどうかの判断が繰り返され
る。また、前記解除スイッチ3aがオンされてステップ
87の判断がYESになると、前記ステップ85に戻
る。それにより、節電モードが解除され、次の包装に備
えて電気ヒータ29が定常温度を維持するように温度制
御されるものであり、その処理が終わると、ステップ8
1に戻って再びトレー17の供給の有無が判断される。
【0045】したがって、次に自動包装が再開される場
合には、既述のように搬出部13で予熱されて温度が高
められているストレッチ性のフィルムFで包装をするこ
とができる。そのため、フィルムFを適正な温度条件で
使用することができる。それにより、包装動作における
フィルムFの引伸ばしが容易で、トレー17の大きさに
応じた大きさにフィルムFを引伸ばすのに、さほど大き
な引伸ばし力を要しないので、フィルムFがサイドグリ
ッパ62から滑ったり、或いは、フィルムFに無理な力
が加わりフィルムFが破れたりして、引伸ばし不良を生
じるおそれが少ないものであり、包装不良が防止され
る。
【0046】又、前記第1の実施の形態に本発明は制約
されない。例えば前記ステップ86からなる節電モード
制御手段は、電気ヒータ29が設定温度となるように制
御することに代えて、電気ヒータ29への通電を中断さ
せてその発熱を一時的に停止させるように通電率をデュ
ーテー比制御等により制御する構成として実施しても良
い。このようにして実施する場合には、第1の実施の形
態に係る自動包装装置よりも大きな節電効果を得ること
ができる。それとともに、待機時における搬出ベルトコ
ンベア26cに対する熱負荷についても、第1の実施の
形態に係る自動包装装置よりもより小さくできる。
【0047】なお、本発明は、複数本の金属ローラを並
設し、このローラを電気ヒータで加熱してフィルムを加
熱接着するローラ式搬送コンベアを備えたトレー包装装
置にも適用でき、又、トレー以外の被包装物を自動包装
する包装装置にも適用できる。
【0048】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0049】請求項1に記載の発明によれば、被包装物
の底部外面に折り込まれたフィルムを加熱接着するため
の搬出部の待機時間が所定時間以上となる場合に、前記
所定時間以降の待機中は搬出部の電気ヒータが発熱する
ことがないから、包装待機時における節電ができる。
【0050】請求項2に記載の発明によれば、被包装物
の底部外面に折り込まれたストレッチ性のフィルムを加
熱接着するための搬出部の待機時間が所定時間以上とな
る場合に、前記所定時間以降の待機中は搬出部の電気ヒ
ータが必要以上に発熱することがないから、包装待機時
における節電ができる。その上、前記待機時の全期間に
わたって搬出部の下側に放出される熱を利用し格別な保
温手段を設けることなく、ストレッチ性のフィルムを予
熱するので、簡単な構造でありながらストレッチ性のフ
ィルムを適正な温度条件で使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るトレー包装装
置全体の構成を示す斜視図。
【図2】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の搬入
部の構成を示す略断面図。
【図3】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の搬入
部、包装部、搬出部の位置関係を示す平面図。
【図4】図3中Z−Z線に沿って示す搬出部とフィルム
供給部との位置関係を示す断面図。
【図5】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の包装
部の構成を示す断面図。
【図6】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の包装
部でフィルムが引き伸ばされた状態を示す平面図。
【図7】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の電気
的構成を示すブロック図。
【図8】第1の実施の形態に係るトレー包装装置の動作
を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…トレー包装装置(包装装置)、 2…操作パネル、 3a…節電モード解除スイッチ、 11…搬入部、 12…包装部、 13…搬出部、 14…フィルム供給部、 F…フィルム、 17…トレー(被包装物)、 19b…第2ガイドローラ、 21…フィルムガイド機構、 26…搬出コンベア、 26c…搬出コンベアベルト、 28…モータ、 29…電気ヒータ、 71…制御手段、 72…制御部、 73…記憶部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルム供給部と、この供給部から繰り出
    されたフィルムを被包装物の底部外面に折り込んで前記
    被包装物を包装する包装部と、この包装部から受渡され
    る包装済み被包装物を搬出する搬出部とを備え、前記搬
    出部が、搬出コンベアを有するとともに、このコンベア
    に配置されて前記搬出コンベアを加熱する電気ヒータを
    有し、このヒータにより定常温度に昇温された前記搬出
    コンベアで前記底部外面に折り込まれて重なり合った前
    記フィルムを加熱接着して前記被包装物を搬出する自動
    包装装置において、 前記搬出部の待機時、この待機の時間が所定時間以上に
    なった時に前記電気ヒータの発熱を中断させる制御手段
    を備えたことを特徴とする自動包装装置。
  2. 【請求項2】フィルム供給部と、この供給部から繰り出
    されたストレッチ性のフィルムを引伸ばして被包装物の
    底部外面に折り込んで前記被包装物を包装する包装部
    と、この包装部から受渡される包装済み被包装物を搬出
    する搬出部とを備え、前記搬出部が、搬出コンベアを有
    するとともに、このコンベアに配置されて前記搬出コン
    ベアを加熱する電気ヒータを有し、このヒータにより定
    常温度に昇温された前記搬出コンベアで前記底部外面に
    折り込まれて重なり合った前記フィルムを加熱接着して
    前記被包装物を搬出する自動包装装置において、 前記搬出部の待機時、この待機の時間が所定時間以上に
    なった時に前記電気ヒータの発熱を抑制してこのヒータ
    が前記定常温度より低い設定温度となるように温度制御
    する制御手段を備えるとともに、前記フィルム供給部か
    ら前記包装部に向う前記フィルムを前記搬出部の下側近
    傍に沿って導くようにしたことを特徴とする自動包装装
    置。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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