JP2000062712A - 包装装置 - Google Patents
包装装置Info
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- JP2000062712A JP2000062712A JP10228952A JP22895298A JP2000062712A JP 2000062712 A JP2000062712 A JP 2000062712A JP 10228952 A JP10228952 A JP 10228952A JP 22895298 A JP22895298 A JP 22895298A JP 2000062712 A JP2000062712 A JP 2000062712A
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- packaging
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は包装すべき物品の種類が変わる毎に
自動的にその物品に応じた包装制御情報を切り替え設定
して操作者による操作を不要にした包装装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 搬入機構Eにより物品を搬入し、予め保
持されたフィルムを包装機構により引出して伸長させて
物品を覆って包装する包装装置において、搬入機構によ
り搬入される物品の寸法を計測する検出手段103、1
05と、物品の軟弱度に応じた動作量をもって包装機構
に物品を包装する動作を行なわせる複数の包装制御情報
を備え且つ検出手段が計測した情報値から物品の軟弱度
を判断して複数の包装制御情報のなかから物品の軟弱度
に応じた包装制御情報を選択して包装機構に包装動作を
行なわせる制御手段112、113とを具備することを
特徴とする。
自動的にその物品に応じた包装制御情報を切り替え設定
して操作者による操作を不要にした包装装置を提供する
ことを課題とする。 【解決手段】 搬入機構Eにより物品を搬入し、予め保
持されたフィルムを包装機構により引出して伸長させて
物品を覆って包装する包装装置において、搬入機構によ
り搬入される物品の寸法を計測する検出手段103、1
05と、物品の軟弱度に応じた動作量をもって包装機構
に物品を包装する動作を行なわせる複数の包装制御情報
を備え且つ検出手段が計測した情報値から物品の軟弱度
を判断して複数の包装制御情報のなかから物品の軟弱度
に応じた包装制御情報を選択して包装機構に包装動作を
行なわせる制御手段112、113とを具備することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品をフィルムを用
いて物品を包装する包装装置に関する。
いて物品を包装する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば生鮮食料などの商品を入れたトレ
イ(物品)を伸長し得るフィルムで包装する装置とし
て、搬入機構により包装すべき物品を搬入し、且つ包装
機構によりロール状に保持されたフィルムを長さ方向に
沿って包装位置まで引出し、包装機構により物品を包装
位置まで移動するとともに、フィルムを幅方向外側に引
伸して物品の底部外面に折り込んで商品を包装し、搬出
機構により包装した物品を搬出するという動作を行う包
装装置が用いられている。
イ(物品)を伸長し得るフィルムで包装する装置とし
て、搬入機構により包装すべき物品を搬入し、且つ包装
機構によりロール状に保持されたフィルムを長さ方向に
沿って包装位置まで引出し、包装機構により物品を包装
位置まで移動するとともに、フィルムを幅方向外側に引
伸して物品の底部外面に折り込んで商品を包装し、搬出
機構により包装した物品を搬出するという動作を行う包
装装置が用いられている。
【0003】従来、この包装装置においては、包装すべ
き物品の寸法に応じてフィルムの引き伸ばし量およびフ
ィルムを離すタイミングを決めて包装動作を行なってい
る。すなわち、包装装置では、物品の搬入口に計測手段
として透過形センサと反射形センサを設けて、搬入機構
により搬入する物品の寸法(長さ、幅および高さ)を計
測している。透過形センサは搬入されるトレイに対して
側方から光を照射して物品寸法の計測を行なう垂直セン
サであり、反射形センサは搬入されるトレイに対して底
面下側から光を照射して物品の寸法の計測を行なう水平
センサである。これは包装装置におけるトレイ搬入部は
構造面の関係から上下側のスペースが狭いために、発光
部と受光部を備えた透過形センサをトレイ搬入部におけ
る上下側のスペースに設けることは困難であり、トレイ
搬入部の左右側方のスペースに設けている。
き物品の寸法に応じてフィルムの引き伸ばし量およびフ
ィルムを離すタイミングを決めて包装動作を行なってい
る。すなわち、包装装置では、物品の搬入口に計測手段
として透過形センサと反射形センサを設けて、搬入機構
により搬入する物品の寸法(長さ、幅および高さ)を計
測している。透過形センサは搬入されるトレイに対して
側方から光を照射して物品寸法の計測を行なう垂直セン
サであり、反射形センサは搬入されるトレイに対して底
面下側から光を照射して物品の寸法の計測を行なう水平
センサである。これは包装装置におけるトレイ搬入部は
構造面の関係から上下側のスペースが狭いために、発光
部と受光部を備えた透過形センサをトレイ搬入部におけ
る上下側のスペースに設けることは困難であり、トレイ
搬入部の左右側方のスペースに設けている。
【0004】また、包装装置では制御手段を備えてお
り、この制御手段では包装機構がフィルムにより物品を
包装する動作を所定の順序に従って順次自動的に行なわ
せるためのプログラムを備えている。そして、この制御
手段は前記各センサが計測した物品の寸法に基づいてフ
ィルムの引き伸ばし量およびフィルムを離すタイミング
を決めて前記包装プログラム(包装制御情報)を実行し
ている。
り、この制御手段では包装機構がフィルムにより物品を
包装する動作を所定の順序に従って順次自動的に行なわ
せるためのプログラムを備えている。そして、この制御
手段は前記各センサが計測した物品の寸法に基づいてフ
ィルムの引き伸ばし量およびフィルムを離すタイミング
を決めて前記包装プログラム(包装制御情報)を実行し
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ストレッチ
フィルムで包装する物品である商品を入れたトレイは、
鮮魚などを入れる発砲スチロールなどからなる相対的に
硬質なトレイ(通常のトレイ)と、苺などを入れる透明
で軟質な樹脂からなる相対的に軟質なトレイ(軟弱トレ
イ)とが有り、これら通常トレイと軟弱トレイとではそ
の軟弱度に応じて包装する際のフィルムの引っ張り度合
いが異なり、その軟弱度に応じた適切な引っ張り強さで
フィルムを引っ張って包装することが必要である。すな
わち、軟弱トレイを包装する際に、通常トレイを包装す
る際にフィルムを引っ張る強さでフィルムを引っ張ると
軟弱トレイがフイルムに強く締め付けられて撓んでしま
う恐れがある。
フィルムで包装する物品である商品を入れたトレイは、
鮮魚などを入れる発砲スチロールなどからなる相対的に
硬質なトレイ(通常のトレイ)と、苺などを入れる透明
で軟質な樹脂からなる相対的に軟質なトレイ(軟弱トレ
イ)とが有り、これら通常トレイと軟弱トレイとではそ
の軟弱度に応じて包装する際のフィルムの引っ張り度合
いが異なり、その軟弱度に応じた適切な引っ張り強さで
フィルムを引っ張って包装することが必要である。すな
わち、軟弱トレイを包装する際に、通常トレイを包装す
る際にフィルムを引っ張る強さでフィルムを引っ張ると
軟弱トレイがフイルムに強く締め付けられて撓んでしま
う恐れがある。
【0006】そこで、包装装置では、前述した包装プロ
グラムを通常トレイを包装するプログラムと軟弱トレイ
を包装するプログラムとに夫々分離して設定して、軟弱
トレイを包装する場合には、通常トレイを包装する場合
に比較してフイルムを引っ張る強さを弱くして軟弱トレ
イがフィルムにより締め付けられて撓むことがないよう
にしている。
グラムを通常トレイを包装するプログラムと軟弱トレイ
を包装するプログラムとに夫々分離して設定して、軟弱
トレイを包装する場合には、通常トレイを包装する場合
に比較してフイルムを引っ張る強さを弱くして軟弱トレ
イがフィルムにより締め付けられて撓むことがないよう
にしている。
【0007】そして、従来の包装装置では、操作者が前
記の通常トレイ用包装プログラムと軟弱トレイ用包装プ
ログラムとを夫々個別に選択して設定する操作手段を設
け、包装すべきトレイの種類(通常トレイまたは軟弱ト
レイ)に応じて、操作者が前記の操作手段を操作して対
応する包装プログラムを呼び出し、その後トレイを搬入
して包装を行ないようにしている。このため、包装すべ
きトレイの種類が変わる毎に、操作者が包装プログラム
をトレイ種類に応じた専用のプログラムに切り替えて設
定する切り替え操作を行なう必要があって操作に人手を
要して大変面倒であった。
記の通常トレイ用包装プログラムと軟弱トレイ用包装プ
ログラムとを夫々個別に選択して設定する操作手段を設
け、包装すべきトレイの種類(通常トレイまたは軟弱ト
レイ)に応じて、操作者が前記の操作手段を操作して対
応する包装プログラムを呼び出し、その後トレイを搬入
して包装を行ないようにしている。このため、包装すべ
きトレイの種類が変わる毎に、操作者が包装プログラム
をトレイ種類に応じた専用のプログラムに切り替えて設
定する切り替え操作を行なう必要があって操作に人手を
要して大変面倒であった。
【0008】また、トレイを形成する合成樹脂によって
は色が黒色になり、その底面部が黒色になるものがあ
る。このような底黒トレイにおいて図13に示すように
トレイAの底面部の寸法(長さ、幅)に比較して上開口
縁の寸法(長さ、幅)が大きく、上開口縁と底面部Aa
との間の側面部Abが急に傾斜している場合には、反射
形センサが光をトレイAの下側から照射してトレイAで
反射した光を受けて寸法を測定する時に、トレイAの傾
斜した側面部Abでの光の反射率が小さく、このためこ
の側面部Abから反射した光が十分に到達できず側面部
Abの寸法を読み取ることが不可能になることがある。
すなわち、反射形センサはトレイAの底面部Aaの寸法
のみを計測して大きな上開口部の寸法を計測できず、実
際のトレイ寸法より小さい寸法を計測結果として読み取
ることになる。そうすると反射形センサが計測したトレ
イ寸法に基づいてフィルムを引き出して包装動作を行な
うと良好な包装を行なうことが困難となる。そこで、包
装装置では、前記の通常トレイ用プログラムとは別に、
プログラム底黒トレイを包装する場合に反射形センサが
読み取った寸法に適宜な大きさを付加して補正して実際
のトレイ寸法とする底黒トレイ用の包装プログラムが個
別に組み込まれている。
は色が黒色になり、その底面部が黒色になるものがあ
る。このような底黒トレイにおいて図13に示すように
トレイAの底面部の寸法(長さ、幅)に比較して上開口
縁の寸法(長さ、幅)が大きく、上開口縁と底面部Aa
との間の側面部Abが急に傾斜している場合には、反射
形センサが光をトレイAの下側から照射してトレイAで
反射した光を受けて寸法を測定する時に、トレイAの傾
斜した側面部Abでの光の反射率が小さく、このためこ
の側面部Abから反射した光が十分に到達できず側面部
Abの寸法を読み取ることが不可能になることがある。
すなわち、反射形センサはトレイAの底面部Aaの寸法
のみを計測して大きな上開口部の寸法を計測できず、実
際のトレイ寸法より小さい寸法を計測結果として読み取
ることになる。そうすると反射形センサが計測したトレ
イ寸法に基づいてフィルムを引き出して包装動作を行な
うと良好な包装を行なうことが困難となる。そこで、包
装装置では、前記の通常トレイ用プログラムとは別に、
プログラム底黒トレイを包装する場合に反射形センサが
読み取った寸法に適宜な大きさを付加して補正して実際
のトレイ寸法とする底黒トレイ用の包装プログラムが個
別に組み込まれている。
【0009】そして、従来の包装装置では、底黒トレイ
を包装する場合に操作者が操作手段を操作してプログラ
ムを底黒トレイ用の包装プログラムを呼び出して切り変
えて設定している。このため、包装すべきトレイの種類
が変わる毎に、操作者が包装プログラムをトレイ材質に
応じた専用のプログラムに切り替えて設定する切り替え
操作を行なう必要があって操作に人手を要して大変面倒
であった。
を包装する場合に操作者が操作手段を操作してプログラ
ムを底黒トレイ用の包装プログラムを呼び出して切り変
えて設定している。このため、包装すべきトレイの種類
が変わる毎に、操作者が包装プログラムをトレイ材質に
応じた専用のプログラムに切り替えて設定する切り替え
操作を行なう必要があって操作に人手を要して大変面倒
であった。
【0010】本発明は前記事情にもとづいてなされたも
ので、包装すべき物品の種類が変わる毎に自動的にその
物品に応じた包装制御情報を切り替え設定して操作者に
よる操作を不要にした包装装置を提供することを課題と
する。
ので、包装すべき物品の種類が変わる毎に自動的にその
物品に応じた包装制御情報を切り替え設定して操作者に
よる操作を不要にした包装装置を提供することを課題と
する。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の包装装
置は、搬入機構により包装すべき物品を搬入し、予め保
持されたフィルムを包装機構により引出して伸長させて
前記物品を覆って包装する包装装置において、前記搬入
機構により搬入される前記物品の寸法を計測する検出手
段と、前記物品の軟弱度に応じた動作量をもって前記包
装機構に前記物品を包装する動作を行なわせる複数の包
装制御情報を備え且つ前記検出手段が計測した情報値か
ら前記物品の軟弱度を判断して前記複数の包装制御情報
のなかから前記物品の軟弱度に応じた包装制御情報を選
択して前記方法機構包装機構に包装動作を行なわせる制
御手段とを具備することを特徴とする。
置は、搬入機構により包装すべき物品を搬入し、予め保
持されたフィルムを包装機構により引出して伸長させて
前記物品を覆って包装する包装装置において、前記搬入
機構により搬入される前記物品の寸法を計測する検出手
段と、前記物品の軟弱度に応じた動作量をもって前記包
装機構に前記物品を包装する動作を行なわせる複数の包
装制御情報を備え且つ前記検出手段が計測した情報値か
ら前記物品の軟弱度を判断して前記複数の包装制御情報
のなかから前記物品の軟弱度に応じた包装制御情報を選
択して前記方法機構包装機構に包装動作を行なわせる制
御手段とを具備することを特徴とする。
【0012】この発明の構成によれば、包装すべき物品
の軟弱度に応じてその軟弱度に応じた包装制御御情報を
自動的に切り替え設定して適切な包装を行なうこおとが
できる。
の軟弱度に応じてその軟弱度に応じた包装制御御情報を
自動的に切り替え設定して適切な包装を行なうこおとが
できる。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の包装
装置において、前記検出手段は透過形センサであり、前
記制御手段は前記透過形センサが計測した前記物品にお
ける光の透過率の大きさにより前記物品の軟弱度を判断
するものであることを特徴とする。
装置において、前記検出手段は透過形センサであり、前
記制御手段は前記透過形センサが計測した前記物品にお
ける光の透過率の大きさにより前記物品の軟弱度を判断
するものであることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、包装すべき物品の軟弱
度を容易且つ確実に判断することができる。
度を容易且つ確実に判断することができる。
【0015】請求項3の発明は、請求項1に記載の包装
装置において、前記制御手段は前記検出手段が計測した
前記物品の寸法を補正するものであることを特徴とす
る。
装置において、前記制御手段は前記検出手段が計測した
前記物品の寸法を補正するものであることを特徴とす
る。
【0016】請求項4の発明は、請求項3に記載の包装
装置において、前記検出手段は反射方形センサであり、
前記制御手段は、前記反射形センサが計測した前記物品
の寸法が予め設定したしきい値より低い時に前記物品の
計測寸法を大きい方に補正するものであるであることを
特徴とする。
装置において、前記検出手段は反射方形センサであり、
前記制御手段は、前記反射形センサが計測した前記物品
の寸法が予め設定したしきい値より低い時に前記物品の
計測寸法を大きい方に補正するものであるであることを
特徴とする。
【0017】これらの発明によれば、包装すべき物品の
種類に応じて検出手段が計測した物品の寸法を補正して
包装を行なう包装制御情報を自動的に切り替え設定でき
る。
種類に応じて検出手段が計測した物品の寸法を補正して
包装を行なう包装制御情報を自動的に切り替え設定でき
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の包装装置における一実施
の形態について図1ないし図11を参照して説明する。
の形態について図1ないし図11を参照して説明する。
【0019】この実施の形態は、物品として商品を入れ
たトレイを対象にし、このトレイをフィルムで包装する
包装装置を用いた包装装置に適用したものである。図1
ないし図6はこの包装装置に用いる包装装置の構成を示
している。図1は包装装置の全体構造を示す斜視図、図
2は包装装置を示す平面図、図3は引出し機構および引
伸ばし機構を示す平面図、図4は図2のZ方向から見た
断面図、図5は図2のY方向から見た断面図、図6は引
出し機構がフィルムを掴んだ状態を拡大して示す断面図
である。
たトレイを対象にし、このトレイをフィルムで包装する
包装装置を用いた包装装置に適用したものである。図1
ないし図6はこの包装装置に用いる包装装置の構成を示
している。図1は包装装置の全体構造を示す斜視図、図
2は包装装置を示す平面図、図3は引出し機構および引
伸ばし機構を示す平面図、図4は図2のZ方向から見た
断面図、図5は図2のY方向から見た断面図、図6は引
出し機構がフィルムを掴んだ状態を拡大して示す断面図
である。
【0020】図1において、11は包装装置の本体フレ
ームである。この本体フレーム11には搬入口11aが
設けられ、搬入ベルトコンベア12が搬入口11aを介
して本体フレーム11外部へ突出して設けてある。この
搬入ベルトコンベア12は、図2、図4および図5を示
すように商品Bを入れたトレイAを載せて本体フレーム
11の搬入口11aを介して内部へ搬入するもので複数
の無端ベルト12aが一対のプーリ12bに支持されて
構成されている。このプーリ12は図7に示す電動機1
1cにより回転駆動される。
ームである。この本体フレーム11には搬入口11aが
設けられ、搬入ベルトコンベア12が搬入口11aを介
して本体フレーム11外部へ突出して設けてある。この
搬入ベルトコンベア12は、図2、図4および図5を示
すように商品Bを入れたトレイAを載せて本体フレーム
11の搬入口11aを介して内部へ搬入するもので複数
の無端ベルト12aが一対のプーリ12bに支持されて
構成されている。このプーリ12は図7に示す電動機1
1cにより回転駆動される。
【0021】図1、図2および図4を示すように本体フ
レーム11には搬入ベルトコンベア12に対して直角な
方向に沿って搬出ベルトコンベア13が設けられてい
る。すなわち、搬入ベルトコンベア12のトレイ排出側
端部に対して搬出ベルトコンベア13が直角な方向で且
つ上側に位置して設けられる。搬出ベルトコンベア13
は本体フレーム11の内部において包装されたトレイA
を本体フレーム11の外部に搬出するものである。搬出
ベルトコンベア13は、フレーム21に設けられた一対
のプーリ22で無端ベルト23が支持されたもので、こ
れら無端ベルト23で囲まれる領域には電気ヒータ24
が配置されている。搬出ベルトコンベア13はフレーム
1の内部と外部にわたって配置されており、本体フレー
ム11に設けられた回転駆動機構25によりプーリ22
が回転され、このプーリ22の回転により無端ベルト2
3が回転される。
レーム11には搬入ベルトコンベア12に対して直角な
方向に沿って搬出ベルトコンベア13が設けられてい
る。すなわち、搬入ベルトコンベア12のトレイ排出側
端部に対して搬出ベルトコンベア13が直角な方向で且
つ上側に位置して設けられる。搬出ベルトコンベア13
は本体フレーム11の内部において包装されたトレイA
を本体フレーム11の外部に搬出するものである。搬出
ベルトコンベア13は、フレーム21に設けられた一対
のプーリ22で無端ベルト23が支持されたもので、こ
れら無端ベルト23で囲まれる領域には電気ヒータ24
が配置されている。搬出ベルトコンベア13はフレーム
1の内部と外部にわたって配置されており、本体フレー
ム11に設けられた回転駆動機構25によりプーリ22
が回転され、このプーリ22の回転により無端ベルト2
3が回転される。
【0022】なお、一対のフレーム21は本体フレーム
11の内部に向けて延長され、この延長部の先端には後
述する動作を行う折返しローラ26がプーリ22と平行
に設けられ、さらに延長部には折返しローラ26とプー
リ22との間にプーリ22と平行な複数の搬出ローラ2
7が並べて設けられて回転自在に支持されている。折返
しローラ26および各搬出ローラ27は夫々回転駆動機
構25により回転される。
11の内部に向けて延長され、この延長部の先端には後
述する動作を行う折返しローラ26がプーリ22と平行
に設けられ、さらに延長部には折返しローラ26とプー
リ22との間にプーリ22と平行な複数の搬出ローラ2
7が並べて設けられて回転自在に支持されている。折返
しローラ26および各搬出ローラ27は夫々回転駆動機
構25により回転される。
【0023】図1および図4に示すように本体フレーム
11における搬出ベルトコンベア13の下側には、透明
で伸張し得る柔軟なフィルム(ストレッチフィルム)F
が巻回されたリール31が搬出ベルトコンベア13の長
さ方向に対して直角な方向に沿って配置されており、こ
のリール31は本体フレーム11に設けた図示しない部
材により回転自在に支持されている。また本体フレーム
11にはリール31から引出されたフィルムFを導いて
支持することによりバックテンションを付与するバック
テンションローラ32がアーム33に支持されて設けら
れている。
11における搬出ベルトコンベア13の下側には、透明
で伸張し得る柔軟なフィルム(ストレッチフィルム)F
が巻回されたリール31が搬出ベルトコンベア13の長
さ方向に対して直角な方向に沿って配置されており、こ
のリール31は本体フレーム11に設けた図示しない部
材により回転自在に支持されている。また本体フレーム
11にはリール31から引出されたフィルムFを導いて
支持することによりバックテンションを付与するバック
テンションローラ32がアーム33に支持されて設けら
れている。
【0024】また、図4および図6に示すように折返し
ローラ26と複数の搬出ローラ27の下側において、バ
ックテンションローラ32から移動するフィルムFが折
返しローラ26側へ向けて移動する通路には、フィルム
引出し方向下流側(折返しローラ26に近い側)から上
流側へかけて切断機構51およびフィルム保持機構52
が順に並べて設けられている。切断機構51は、可動刃
51aと固定刃51bとの間をフィルムFが通過し、フ
ィルムFで物品Aを包装した後、この物品Aを搬出ベル
トコンベア13に移動させた時点で動作して、物品Aを
包装したフィルムFの部分と、ロール状部分から繰り出
されて切断機構51の手前で待機しているフィルムの未
使用部分とを切断するものである。フィルム保持機構5
2は、切断機構51がフィルムFを切断する時に切断機
構51に対してフィルム引出し方向上流側においてフィ
ルムFの未使用部分を保持固定するものである。
ローラ26と複数の搬出ローラ27の下側において、バ
ックテンションローラ32から移動するフィルムFが折
返しローラ26側へ向けて移動する通路には、フィルム
引出し方向下流側(折返しローラ26に近い側)から上
流側へかけて切断機構51およびフィルム保持機構52
が順に並べて設けられている。切断機構51は、可動刃
51aと固定刃51bとの間をフィルムFが通過し、フ
ィルムFで物品Aを包装した後、この物品Aを搬出ベル
トコンベア13に移動させた時点で動作して、物品Aを
包装したフィルムFの部分と、ロール状部分から繰り出
されて切断機構51の手前で待機しているフィルムの未
使用部分とを切断するものである。フィルム保持機構5
2は、切断機構51がフィルムFを切断する時に切断機
構51に対してフィルム引出し方向上流側においてフィ
ルムFの未使用部分を保持固定するものである。
【0025】図4および図6に示すように搬出ベルトコ
ンベア13の下側には、折返しローラ26に対して接離
可能に設けられた掴みローラ28が設けられている。こ
の掴みローラ28の両端を支持したレバー28aは図示
しないばねで上向きに付勢され、この付勢により折返し
ローラ26に接する位置に保持されている。
ンベア13の下側には、折返しローラ26に対して接離
可能に設けられた掴みローラ28が設けられている。こ
の掴みローラ28の両端を支持したレバー28aは図示
しないばねで上向きに付勢され、この付勢により折返し
ローラ26に接する位置に保持されている。
【0026】一方、図2、図4および図5に示すように
本体フレーム11の内部には、搬入ベルトコンベア12
で搬入されてきたトレイAを搬出ベルトコンベア13の
トレイ搬入側端部より高い位置まで上昇させるリフト機
構14が設けてある。すなわち、このリフト機構14
は、図4および図5に示すように図示しない昇降駆動機
構により昇降される昇降体14a、この昇降体14aの
上端部に設けられた物品支持体14bを有している。昇
降体14aは搬入ベルトコンベア12における複数の無
端ベルト12aの間を通過して昇降できるように複数に
分割されており、物品支持体14bは引伸し機構16
A,16Bにおける掴み体45がフィルムFをトレイA
の底部外面側に折込む時に障害とならないように掴み体
45に押されて倒れるようになっている。
本体フレーム11の内部には、搬入ベルトコンベア12
で搬入されてきたトレイAを搬出ベルトコンベア13の
トレイ搬入側端部より高い位置まで上昇させるリフト機
構14が設けてある。すなわち、このリフト機構14
は、図4および図5に示すように図示しない昇降駆動機
構により昇降される昇降体14a、この昇降体14aの
上端部に設けられた物品支持体14bを有している。昇
降体14aは搬入ベルトコンベア12における複数の無
端ベルト12aの間を通過して昇降できるように複数に
分割されており、物品支持体14bは引伸し機構16
A,16Bにおける掴み体45がフィルムFをトレイA
の底部外面側に折込む時に障害とならないように掴み体
45に押されて倒れるようになっている。
【0027】また、本体フレーム11の内部には、折返
しローラ26および掴みローラ28まで搬送されてきた
フィルムFを先端の端縁部を掴み、フィルムFをリフト
機構14で上昇移動されてきたトレイAを覆う状態に引
出す引出し位置との間を往復移動させる引出し機構15
が設けてある。
しローラ26および掴みローラ28まで搬送されてきた
フィルムFを先端の端縁部を掴み、フィルムFをリフト
機構14で上昇移動されてきたトレイAを覆う状態に引
出す引出し位置との間を往復移動させる引出し機構15
が設けてある。
【0028】図2、図4および図6に示すようにこの引
出し機構15は移動体41を備えている。移動体41は
リフト機構14の上側の箇所に配置され、折返しローラ
26と掴みローラ28とで案内されたフィルムFの先端
の端縁部を掴む掴み位置(トレイ排出側先端位置)と、
掴んだフィルムFをリフト機構14で上昇移動されてき
たトレイAを覆う状態に引出す引出し位置との間を往復
移動するようになっている。移動体41はリフト機構1
4により上昇位置に押上げられたトレイAを押して搬出
ベルトコンベア13に送込むとともに、移動体41が掴
み位置に移動した時にトレイAの下方に入り込んでトレ
イAの底面に接するように配置されるプレート42を備
えている。
出し機構15は移動体41を備えている。移動体41は
リフト機構14の上側の箇所に配置され、折返しローラ
26と掴みローラ28とで案内されたフィルムFの先端
の端縁部を掴む掴み位置(トレイ排出側先端位置)と、
掴んだフィルムFをリフト機構14で上昇移動されてき
たトレイAを覆う状態に引出す引出し位置との間を往復
移動するようになっている。移動体41はリフト機構1
4により上昇位置に押上げられたトレイAを押して搬出
ベルトコンベア13に送込むとともに、移動体41が掴
み位置に移動した時にトレイAの下方に入り込んでトレ
イAの底面に接するように配置されるプレート42を備
えている。
【0029】移動体41には、供給されたフィルムFの
端縁部を着脱可能に掴む開閉可能な一対の引出し用掴み
体である上掴み体43(一方の掴み体)と下掴み体44
(他方の掴み体)が設けられている。上掴み体43(一
方の掴み体)は、フィルムFの幅より大なる長さを有す
る横長の形態に形成されており、フィルムFの幅方向
(フィルム引出し方向に対して直角な方向)に沿って配
置されて移動体41に取付けられている。下掴み体44
は、上掴み体43の下側に配置されるもので、金属板に
よりフィルムFの幅より大なる長さを有する横長の形態
に形成されており、上掴み体43の下側においてフィル
ムFの幅方向(フィルム引出し方向に対して直角な方
向)に沿って配置されている。下掴み体44は後端が軸
67により移動体41に支持され、上掴み体43に対し
て開閉する方向(上下方向)に回動自在に支持されてい
る。そして、移動体41は本体フレーム11に設けた図
示しない移動駆動機構により移動され、また下掴み体4
4は本体フレーム11に設けた図示しない開閉駆動機構
により開閉動作(回動動作)される。
端縁部を着脱可能に掴む開閉可能な一対の引出し用掴み
体である上掴み体43(一方の掴み体)と下掴み体44
(他方の掴み体)が設けられている。上掴み体43(一
方の掴み体)は、フィルムFの幅より大なる長さを有す
る横長の形態に形成されており、フィルムFの幅方向
(フィルム引出し方向に対して直角な方向)に沿って配
置されて移動体41に取付けられている。下掴み体44
は、上掴み体43の下側に配置されるもので、金属板に
よりフィルムFの幅より大なる長さを有する横長の形態
に形成されており、上掴み体43の下側においてフィル
ムFの幅方向(フィルム引出し方向に対して直角な方
向)に沿って配置されている。下掴み体44は後端が軸
67により移動体41に支持され、上掴み体43に対し
て開閉する方向(上下方向)に回動自在に支持されてい
る。そして、移動体41は本体フレーム11に設けた図
示しない移動駆動機構により移動され、また下掴み体4
4は本体フレーム11に設けた図示しない開閉駆動機構
により開閉動作(回動動作)される。
【0030】図3ないし図5に示すように本体フレーム
11の内部には、引出し機構15により引出されたフィ
ルムFの両側の側縁部を掴む掴み位置とフィルムFをリ
フト機構14により上昇移動されてきたトレイAを包装
する状態に引伸す引伸し位置との間を往復移動させる対
をなす引伸し機構16A,16Bが設けてある。引伸し
機構16A,16Bはフィルム移動通路を挟んで対向し
て設けられており、両方の機構16A,16Bはフィル
ム移動通路を挟んで対向して配置され、フィルムFの長
さ方向に並ぶ複数の掴み体45を有している。複数の掴
み体45は例えばあひるの嘴形状に似たもので、上掴み
体と下掴み体とを開閉可能にお組み合わせて構成されて
いる。各引伸し機構16A、16Bでは、夫々各掴み体
45は上掴み体と下掴み体の先端がフィルム側に位置す
るように向きを設定し且つフィルム移動通路に対して接
近、離間する方向に沿って配置されてフィルム引出し方
向に並列して設けられている。なお、各掴み体45は適
宜なフレームに取り付けられている。そして、両方の機
構16A,16Bは各掴み体45を取り付けたフレーム
を本体フレーム11に設けた図示しない駆動機構により
本体フレーム11に設けた図示しない駆動機構によりフ
ィルム移動通路の中央部に向けて互いに接近し、またフ
ィルム移動通路の両側へ向けて互いに離間するように移
動され、さらにフィルムFを掴む場合には図示しない駆
動機構により各機構16A,16Bの各掴み体45が閉
塞してフィルムを保持するとともに、フィルムFを放す
場合には図示しない駆動機構により各機構16A,16
Bの各掴み体45を開放してフィルムの保持を解除す
る。
11の内部には、引出し機構15により引出されたフィ
ルムFの両側の側縁部を掴む掴み位置とフィルムFをリ
フト機構14により上昇移動されてきたトレイAを包装
する状態に引伸す引伸し位置との間を往復移動させる対
をなす引伸し機構16A,16Bが設けてある。引伸し
機構16A,16Bはフィルム移動通路を挟んで対向し
て設けられており、両方の機構16A,16Bはフィル
ム移動通路を挟んで対向して配置され、フィルムFの長
さ方向に並ぶ複数の掴み体45を有している。複数の掴
み体45は例えばあひるの嘴形状に似たもので、上掴み
体と下掴み体とを開閉可能にお組み合わせて構成されて
いる。各引伸し機構16A、16Bでは、夫々各掴み体
45は上掴み体と下掴み体の先端がフィルム側に位置す
るように向きを設定し且つフィルム移動通路に対して接
近、離間する方向に沿って配置されてフィルム引出し方
向に並列して設けられている。なお、各掴み体45は適
宜なフレームに取り付けられている。そして、両方の機
構16A,16Bは各掴み体45を取り付けたフレーム
を本体フレーム11に設けた図示しない駆動機構により
本体フレーム11に設けた図示しない駆動機構によりフ
ィルム移動通路の中央部に向けて互いに接近し、またフ
ィルム移動通路の両側へ向けて互いに離間するように移
動され、さらにフィルムFを掴む場合には図示しない駆
動機構により各機構16A,16Bの各掴み体45が閉
塞してフィルムを保持するとともに、フィルムFを放す
場合には図示しない駆動機構により各機構16A,16
Bの各掴み体45を開放してフィルムの保持を解除す
る。
【0031】なお、リフト機構14、引出し機構15お
よび引き伸ばし機構16A、16Bにより包装機構を構
成している。
よび引き伸ばし機構16A、16Bにより包装機構を構
成している。
【0032】次に包装すべき物品の大きさを計測する手
段および前述した各機構を制御する手段について説明す
る。計測手段について図7を参照して説明する。計測手
段は包装装置における搬入口に設けられるもので、図7
は包装装置における搬入口を示している。図7において
101は透過形センサ103の発光部保持体、102は
受光部保持体であり、発光部保持体101は搬入口に設
けた搬入ベルトコンベア12の幅方向一方側に配置さ
れ、他方側には受光部保持体102が発光部保持体10
1と対向して配置されている。発光部保持体101に複
数の発光部103aが並べて設けられ、受光部保持体1
02には複数の受光部103aが発光部保持体101に
設けた複数の発光部103aと夫々対向して上下方向に
並べて設けられており、複数の発光部103aから夫々
水平方向に沿って発せられた光を対向する同一高さの受
光部103bが受けるようになっている。複数の発光部
103aと複数の受光部103bを夫々複数個づつ上下
方向に並べて設けるのは包装すべき物品の垂直断面の寸
法を計測するためである。すなわち、複数の発光部10
3aと複数の受光部103aとで透過形センサ103が
構成されている。垂直センサであるこの透過形センサ1
03は搬入コンベア12により搬送されるトレイAの垂
直断面寸法を計測するもので、トレイAが発光部保持体
101と受光部保持体102との間を通過する時に複数
の発光部103aから発せられて受光部103bに到達
した光のうちトレイAを透過した光は減衰してトレイを
通過せずに減衰しない光に比較して受光量が少なくなる
ので、この光が減衰した部分を読み取ることにより寸法
を計測することができる。
段および前述した各機構を制御する手段について説明す
る。計測手段について図7を参照して説明する。計測手
段は包装装置における搬入口に設けられるもので、図7
は包装装置における搬入口を示している。図7において
101は透過形センサ103の発光部保持体、102は
受光部保持体であり、発光部保持体101は搬入口に設
けた搬入ベルトコンベア12の幅方向一方側に配置さ
れ、他方側には受光部保持体102が発光部保持体10
1と対向して配置されている。発光部保持体101に複
数の発光部103aが並べて設けられ、受光部保持体1
02には複数の受光部103aが発光部保持体101に
設けた複数の発光部103aと夫々対向して上下方向に
並べて設けられており、複数の発光部103aから夫々
水平方向に沿って発せられた光を対向する同一高さの受
光部103bが受けるようになっている。複数の発光部
103aと複数の受光部103bを夫々複数個づつ上下
方向に並べて設けるのは包装すべき物品の垂直断面の寸
法を計測するためである。すなわち、複数の発光部10
3aと複数の受光部103aとで透過形センサ103が
構成されている。垂直センサであるこの透過形センサ1
03は搬入コンベア12により搬送されるトレイAの垂
直断面寸法を計測するもので、トレイAが発光部保持体
101と受光部保持体102との間を通過する時に複数
の発光部103aから発せられて受光部103bに到達
した光のうちトレイAを透過した光は減衰してトレイを
通過せずに減衰しない光に比較して受光量が少なくなる
ので、この光が減衰した部分を読み取ることにより寸法
を計測することができる。
【0033】また、発光部保持体101と受光部保持体
102との間には、搬入コンベア12おけるベルト12
の上部と下部とに挟まれた部分にセンサ保持体104が
水平に設けてあり、この保持体103には水平センサで
ある複数の反射形センサ105が搬入コンベア12の幅
方向に沿って並べて設けてある。この反射形センサ10
5は発光部と受光部を内蔵するもので、発光部から発せ
られた光を物品が反射して受光部で受光することにより
物品の存在を読み取るものである。なお、複数の反射形
センサ105をコンベア幅方向に並べて設けることは、
包装すべき物品の水平断面の寸法を計測するためであ
る。すなわち、複数の反射形センサ105は夫々発光部
から発した光を搬入コンベア12により搬入されるトレ
イAに対して下側から照射し、そのうち一部の光がトレ
イAの底面および側面に当たって反射し、再び該当する
反射形センサ105の受光部に達する。このように反射
した光を受けた反射形センサ105を組み合わせること
によりトレイAの寸法を計測する。
102との間には、搬入コンベア12おけるベルト12
の上部と下部とに挟まれた部分にセンサ保持体104が
水平に設けてあり、この保持体103には水平センサで
ある複数の反射形センサ105が搬入コンベア12の幅
方向に沿って並べて設けてある。この反射形センサ10
5は発光部と受光部を内蔵するもので、発光部から発せ
られた光を物品が反射して受光部で受光することにより
物品の存在を読み取るものである。なお、複数の反射形
センサ105をコンベア幅方向に並べて設けることは、
包装すべき物品の水平断面の寸法を計測するためであ
る。すなわち、複数の反射形センサ105は夫々発光部
から発した光を搬入コンベア12により搬入されるトレ
イAに対して下側から照射し、そのうち一部の光がトレ
イAの底面および側面に当たって反射し、再び該当する
反射形センサ105の受光部に達する。このように反射
した光を受けた反射形センサ105を組み合わせること
によりトレイAの寸法を計測する。
【0034】なお、前記透過形センサ103における各
受光部102aはトレイAを透過した光および透過しな
い光を受けて夫々の状態を表わす信号を出力する。ま
た、反射形センサ105の各受光部はトレイAで反射し
た光を受けた場合にその状態を検出する信号を出力する
情報を出力する。また、包装装置の搬入口には包装スタ
ートスイッチ106が設けられており、トレイAを当接
することにより包装装置の駆動を開始するものである。
受光部102aはトレイAを透過した光および透過しな
い光を受けて夫々の状態を表わす信号を出力する。ま
た、反射形センサ105の各受光部はトレイAで反射し
た光を受けた場合にその状態を検出する信号を出力する
情報を出力する。また、包装装置の搬入口には包装スタ
ートスイッチ106が設けられており、トレイAを当接
することにより包装装置の駆動を開始するものである。
【0035】制御手段について図8を参照して説明す
る。図8は制御手段を示す回路図である。図8において
111は制御手段で、この制御手段111は記憶部11
2と制御部113で構成されている。記憶部112に
は、通常トレイを対象にしてフィルムにより物品を包装
する動作を所定の順序に従って順次自動的に行なわせる
ための包装制御情報である包装プログラムと、軟弱トレ
イを対象にしてフィルムにより物品を包装する動作を所
定の順序に従って順次自動的に行なわせるための包装制
御情報である包装プログラムとが夫々記憶されている。
各包装プログラムは、包装すべき物品の寸法に応じてフ
ィルムの引き伸ばし量およびフィルムを離すタイミング
を決めて包装動作を行なうものである。
る。図8は制御手段を示す回路図である。図8において
111は制御手段で、この制御手段111は記憶部11
2と制御部113で構成されている。記憶部112に
は、通常トレイを対象にしてフィルムにより物品を包装
する動作を所定の順序に従って順次自動的に行なわせる
ための包装制御情報である包装プログラムと、軟弱トレ
イを対象にしてフィルムにより物品を包装する動作を所
定の順序に従って順次自動的に行なわせるための包装制
御情報である包装プログラムとが夫々記憶されている。
各包装プログラムは、包装すべき物品の寸法に応じてフ
ィルムの引き伸ばし量およびフィルムを離すタイミング
を決めて包装動作を行なうものである。
【0036】制御部113は次に述べる作動を行なう。
まず、制御部113は透過形センサ103と反射形セン
サ105からの夫々の検出を受けて、包装すべき物品で
あるトレイAの寸法を読み取る。また、透過形センサ1
03がトレイAの寸法を測定するために発光部103a
から発してトレイAを透過し光を受光部103bで受光
する量(トレイAの光の透過率)を透過形センサ103
から情報として受けとる。そして、通常トレイにおける
光の透過率を基準にし、例えばこの透過率を100(し
きい値)としてこの値を以下の場合には通常トレイと判
断し、この値を超えた場合には軟弱トレイと判断する。
これは、一般に軟弱トレイは通常トレイに比較して軟弱
である透明度が高い合成樹脂材料により形成されている
ので、光の透過率が高いことを利用している。そして、
通常トレイと判断した場合には、記憶部112から通常
トレイ用包装プログラムを選択して呼び出し、この透過
形センサ103と反射形センサ105が計測したトレイ
Aの寸法の大きさに応じてその包装プログラムを実行す
る。また、軟弱トレイと判断した場合には、記憶部11
2から軟弱トレイ用包装プログラムを選択して呼び出
し、この透過形センサ103と反射形センサ105が計
測したトレイAの寸法の大きさに応じてその包装プログ
ラムを実行する。
まず、制御部113は透過形センサ103と反射形セン
サ105からの夫々の検出を受けて、包装すべき物品で
あるトレイAの寸法を読み取る。また、透過形センサ1
03がトレイAの寸法を測定するために発光部103a
から発してトレイAを透過し光を受光部103bで受光
する量(トレイAの光の透過率)を透過形センサ103
から情報として受けとる。そして、通常トレイにおける
光の透過率を基準にし、例えばこの透過率を100(し
きい値)としてこの値を以下の場合には通常トレイと判
断し、この値を超えた場合には軟弱トレイと判断する。
これは、一般に軟弱トレイは通常トレイに比較して軟弱
である透明度が高い合成樹脂材料により形成されている
ので、光の透過率が高いことを利用している。そして、
通常トレイと判断した場合には、記憶部112から通常
トレイ用包装プログラムを選択して呼び出し、この透過
形センサ103と反射形センサ105が計測したトレイ
Aの寸法の大きさに応じてその包装プログラムを実行す
る。また、軟弱トレイと判断した場合には、記憶部11
2から軟弱トレイ用包装プログラムを選択して呼び出
し、この透過形センサ103と反射形センサ105が計
測したトレイAの寸法の大きさに応じてその包装プログ
ラムを実行する。
【0037】さらに、制御部113は反射形センサ10
5からの計測値を受けて、この計測値によりトレイAの
計測寸法が所定のしきい値以下の場合には底黒トレイと
判断する。すなわち、前述したように底黒トレイの反射
率は通常トレイの反射率に比較して低くなり、反射形セ
ンサ105が実際寸法より小さい寸法で計測することを
利用している。このしきい値は、底黒トレイの一般的な
(実際)寸法に基づいて設定する。そして、底黒トレイ
と判断した時には、反射形センサ105が読み取った寸
法に適宜な大きさを付加して補正して実際のトレイ寸法
に近づけるように設定する。そして、通常トレイ用包装
プログラムまたは軟弱トレイ用包装プログラムを用いて
包装を実行する。
5からの計測値を受けて、この計測値によりトレイAの
計測寸法が所定のしきい値以下の場合には底黒トレイと
判断する。すなわち、前述したように底黒トレイの反射
率は通常トレイの反射率に比較して低くなり、反射形セ
ンサ105が実際寸法より小さい寸法で計測することを
利用している。このしきい値は、底黒トレイの一般的な
(実際)寸法に基づいて設定する。そして、底黒トレイ
と判断した時には、反射形センサ105が読み取った寸
法に適宜な大きさを付加して補正して実際のトレイ寸法
に近づけるように設定する。そして、通常トレイ用包装
プログラムまたは軟弱トレイ用包装プログラムを用いて
包装を実行する。
【0038】なお、制御部112は、前述した各コンベ
ア12、13および各機構14,15、16A,1Bか
らなる包装機構Eに対して夫々の駆動を制御する信号を
出力する。
ア12、13および各機構14,15、16A,1Bか
らなる包装機構Eに対して夫々の駆動を制御する信号を
出力する。
【0039】このような構成をなす包装装置においてフ
ィルムFによりトレイAを包装する包装装置について図
9および図10を参照して説明する。図9はフィルムF
をその長さ方向からトレイAを包装する手順を示し、図
10はフィルムFをその幅方向からトレイAを包装する
手順を示している。
ィルムFによりトレイAを包装する包装装置について図
9および図10を参照して説明する。図9はフィルムF
をその長さ方向からトレイAを包装する手順を示し、図
10はフィルムFをその幅方向からトレイAを包装する
手順を示している。
【0040】まず、図9(a)に示されるように搬入ベ
ルトコンベア12には食品などの商品Bが予め収納され
たトレイAが載せられ、このトレイAは電動機12cに
より駆動される搬入ベルトコンベア2の回転により本体
フレーム10の内部に搬入される。この時、引出し機構
15の移動体41および掴み体43、44は折返しロー
ラ26から離れた初期位置に待機しており、掴み体4
3、44は開放状態にある。また、図9にも示すように
切断機構51では可動刃51aが下降位置にあり、固定
刃51bと離間している。
ルトコンベア12には食品などの商品Bが予め収納され
たトレイAが載せられ、このトレイAは電動機12cに
より駆動される搬入ベルトコンベア2の回転により本体
フレーム10の内部に搬入される。この時、引出し機構
15の移動体41および掴み体43、44は折返しロー
ラ26から離れた初期位置に待機しており、掴み体4
3、44は開放状態にある。また、図9にも示すように
切断機構51では可動刃51aが下降位置にあり、固定
刃51bと離間している。
【0041】さらに、フィルムFは保持機構52および
切断機構51における可動刃51aと固定刃51bとの
間を通過して折返しローラ26の直下に引出される。フ
ィルムFは予備折畳み機構34によって幅方向両側部が
長さ方向に連続して折畳まれる。
切断機構51における可動刃51aと固定刃51bとの
間を通過して折返しローラ26の直下に引出される。フ
ィルムFは予備折畳み機構34によって幅方向両側部が
長さ方向に連続して折畳まれる。
【0042】図9(b)に示されるように引出し機構1
5の移動体41が折返しローラ26から離れた初期位置
から搬出ベルトコンベア13に接近する向きに掴み位置
(物品排出位置)まで移動される。これにより移動体4
1により掴み体43、44も一体に移動される。そし
て、移動体41が掴み位置に到達すると、下掴み体44
が開放位置から閉塞位置へ回動して掴み体43、44が
互いに閉じて繰出されているフィルムFFの先端の端縁
部を上下から掴む。この場合、上掴み体43の鞣し豚皮
スエード63の掴み面70と下掴み体44の櫛歯形板6
6の櫛歯66aとでフィルムFの先端縁部を挟んで掴
む。
5の移動体41が折返しローラ26から離れた初期位置
から搬出ベルトコンベア13に接近する向きに掴み位置
(物品排出位置)まで移動される。これにより移動体4
1により掴み体43、44も一体に移動される。そし
て、移動体41が掴み位置に到達すると、下掴み体44
が開放位置から閉塞位置へ回動して掴み体43、44が
互いに閉じて繰出されているフィルムFFの先端の端縁
部を上下から掴む。この場合、上掴み体43の鞣し豚皮
スエード63の掴み面70と下掴み体44の櫛歯形板6
6の櫛歯66aとでフィルムFの先端縁部を挟んで掴
む。
【0043】次に、図9(c)に示されるように移動体
41および掴み体43、44がトレイAの長さに応じた
引出し位置(初期位置)へ移動されてフィルムFが引出
される。すなわち、掴み体43、44は物品を覆う位置
までフィルムAを引出す。これに先出って、掴みローラ
28が折返しローラ26との間にフィルムFの引出し部
(縁部)を挟むので、これらローラ26、28の抵抗に
応じて引出し部は適当な張りをもって引出される。
41および掴み体43、44がトレイAの長さに応じた
引出し位置(初期位置)へ移動されてフィルムFが引出
される。すなわち、掴み体43、44は物品を覆う位置
までフィルムAを引出す。これに先出って、掴みローラ
28が折返しローラ26との間にフィルムFの引出し部
(縁部)を挟むので、これらローラ26、28の抵抗に
応じて引出し部は適当な張りをもって引出される。
【0044】また、この状態においてフィルムFの引出
し部と引伸ばし機構16A、16Bとの関係は図10
(a)に示されており、各引伸ばし機構16A、16B
はフィルムFの引出し部の両側縁から離された初期位置
に配置されている。
し部と引伸ばし機構16A、16Bとの関係は図10
(a)に示されており、各引伸ばし機構16A、16B
はフィルムFの引出し部の両側縁から離された初期位置
に配置されている。
【0045】その後、図10(b)に示されるように各
引伸ばし機構16A、16Bは互いに近付く方向へ向け
て掴み位置まで夫々移動し、この掴み位置で夫々掴み体
45が上掴み体と下掴み体を閉じてフィルムFの引出し
部分の両側縁部を夫々別々に掴む。そして、図10
(c)に示されるように各引伸ばし機構16A、16B
が夫々互いに遠ざかる方向に向けてトレイAの幅に応じ
て引伸ばし位置まで移動される。それにより夫々掴み体
45がフィルムFの引出し部を幅方向両側から引っ張っ
て予備伸張する。
引伸ばし機構16A、16Bは互いに近付く方向へ向け
て掴み位置まで夫々移動し、この掴み位置で夫々掴み体
45が上掴み体と下掴み体を閉じてフィルムFの引出し
部分の両側縁部を夫々別々に掴む。そして、図10
(c)に示されるように各引伸ばし機構16A、16B
が夫々互いに遠ざかる方向に向けてトレイAの幅に応じ
て引伸ばし位置まで移動される。それにより夫々掴み体
45がフィルムFの引出し部を幅方向両側から引っ張っ
て予備伸張する。
【0046】次に、図9(d)および図10(d)に夫
々示されるようにリフト機構14における昇降体14a
が下降位置から上昇動作して予備伸張されたフィルムF
の引出し部をさらに伸張させながら上昇位置までトレイ
Aを押し上げる。なお、リフト機構14は搬入ベルトコ
ンベア12の各無端ベルトの間を通って昇降動作され
る。
々示されるようにリフト機構14における昇降体14a
が下降位置から上昇動作して予備伸張されたフィルムF
の引出し部をさらに伸張させながら上昇位置までトレイ
Aを押し上げる。なお、リフト機構14は搬入ベルトコ
ンベア12の各無端ベルトの間を通って昇降動作され
る。
【0047】図10(e)に示すように各引伸ばし機構
16A、16Bが互いに接近する方向、すなわちフィル
ム移動路の中央部に向けて移動されてトレイAの平らな
底部外面に接するようにトレイAの底部外面の下側に入
り込む。これにより各引伸ばし機構16A、16Bの掴
み体45が掴んだフィルムFの引出し部の幅方向両側縁
を夫々トレイAの底部外面の外面に沿って折り込む。そ
の後、図10(f)に示すように各引伸ばし機構16
A、16Bは互いに離間する方向(フィルム移動路の外
側へ向く方向)へ移動されて初期位置に戻される。この
場合、フィルムFは掴み体43、44により確実に掴ま
れているから外れることがない。
16A、16Bが互いに接近する方向、すなわちフィル
ム移動路の中央部に向けて移動されてトレイAの平らな
底部外面に接するようにトレイAの底部外面の下側に入
り込む。これにより各引伸ばし機構16A、16Bの掴
み体45が掴んだフィルムFの引出し部の幅方向両側縁
を夫々トレイAの底部外面の外面に沿って折り込む。そ
の後、図10(f)に示すように各引伸ばし機構16
A、16Bは互いに離間する方向(フィルム移動路の外
側へ向く方向)へ移動されて初期位置に戻される。この
場合、フィルムFは掴み体43、44により確実に掴ま
れているから外れることがない。
【0048】以上のようにしてフィルムFの引出し部
が、トレイAの幅方向両側からトレイAの底面の下側に
折り込まれる。この折り込みが完了した状態は図10
(f)に示されている。
が、トレイAの幅方向両側からトレイAの底面の下側に
折り込まれる。この折り込みが完了した状態は図10
(f)に示されている。
【0049】図9(e)に示されるように移動体41が
折返しローラ26に向けて移動されて搬出ベルトコンベ
ア13に近付けられる。すなわち、引出し機構15の掴
み体43、44はトレイ排出側最先端位置(フィルム掴
み位置)まで移動される。このため、折返しプレート4
2が移動されてトレイAの底部外面に接するように入り
込む。これにより掴み体43、44が掴んだフィルムF
の先端縁部がトレイAの底部の外面に沿って折込まれ
る。引続き移動体41の移動により押圧プレート42が
トレイAを押して移動させ、折返しローラ26および搬
出ローラ27上に乗り上がらせる。
折返しローラ26に向けて移動されて搬出ベルトコンベ
ア13に近付けられる。すなわち、引出し機構15の掴
み体43、44はトレイ排出側最先端位置(フィルム掴
み位置)まで移動される。このため、折返しプレート4
2が移動されてトレイAの底部外面に接するように入り
込む。これにより掴み体43、44が掴んだフィルムF
の先端縁部がトレイAの底部の外面に沿って折込まれ
る。引続き移動体41の移動により押圧プレート42が
トレイAを押して移動させ、折返しローラ26および搬
出ローラ27上に乗り上がらせる。
【0050】そうすると、図9(f)に示されるように
引出されているフィルムFは折返しローラ26および搬
出ローラ27に巻き付くように引出し方向が反転されて
各ローラ26、27とトレイAの底部外面との間に導入
される。搬出ベルトコンベア13の搬出動作でトレイA
が搬出されるに伴いフィルムFがトレイAの底面に沿っ
て折り込まれる。
引出されているフィルムFは折返しローラ26および搬
出ローラ27に巻き付くように引出し方向が反転されて
各ローラ26、27とトレイAの底部外面との間に導入
される。搬出ベルトコンベア13の搬出動作でトレイA
が搬出されるに伴いフィルムFがトレイAの底面に沿っ
て折り込まれる。
【0051】次に図9(g)に示されるように切断機構
51および保持機構52が動作してトレイAを包装した
フィルムFの部分と、切断機構51より引出し方向上流
側に位置する未使用で待機しているフィルムFの部分と
を切断する。このようにしてフィルムFの引出し部の後
端がトレイAの下側において切断され、切断されたフィ
ルムAの引出し部は折り返しローラ26によってトレイ
Aの底部外面に導かれる。これによってトレイAの包装
が終了する。引出し機構15の下掴み体44は下向きに
開放して両方の掴み体43、44がフィルムFを掴んで
いる状態を解放する。
51および保持機構52が動作してトレイAを包装した
フィルムFの部分と、切断機構51より引出し方向上流
側に位置する未使用で待機しているフィルムFの部分と
を切断する。このようにしてフィルムFの引出し部の後
端がトレイAの下側において切断され、切断されたフィ
ルムAの引出し部は折り返しローラ26によってトレイ
Aの底部外面に導かれる。これによってトレイAの包装
が終了する。引出し機構15の下掴み体44は下向きに
開放して両方の掴み体43、44がフィルムFを掴んで
いる状態を解放する。
【0052】次いで、図9(h)に示すようにトレイA
は、折返しローラ26および搬出ローラ27により搬出
ベルトコンベア13へ搬送され、さらに回転する搬出ベ
ルトコンベア13の無端ベルト23により搬出される。
この場合、トレイAは搬出ベルトコンベア13に設けた
ヒータ24により下側から加熱される。それによりトレ
イAの底部外面において互いに重なるフィルムAの部分
が溶着されて、トレイAにおけるフィルムFによる包装
が崩れることを防止できる。
は、折返しローラ26および搬出ローラ27により搬出
ベルトコンベア13へ搬送され、さらに回転する搬出ベ
ルトコンベア13の無端ベルト23により搬出される。
この場合、トレイAは搬出ベルトコンベア13に設けた
ヒータ24により下側から加熱される。それによりトレ
イAの底部外面において互いに重なるフィルムAの部分
が溶着されて、トレイAにおけるフィルムFによる包装
が崩れることを防止できる。
【0053】さらに、引出し機構15の掴み体43、4
4は上向きに回動して両方の掴み体43、44で、前述
したように切断されているフィルムFの端縁部を掴み、
以降同様な動作を繰り返して包装を行う。
4は上向きに回動して両方の掴み体43、44で、前述
したように切断されているフィルムFの端縁部を掴み、
以降同様な動作を繰り返して包装を行う。
【0054】次にこのように包装を行なう場合における
計測手段および制御手段の作動について説明する。ま
ず、図7に示すようにトレイAを搬入コンベア12に載
せて開始スイッチ106を押すと、包装装置が開始され
て搬入コンベア12が駆動して、トレイAが搬送されて
透過形センサ103および反射形センサ105を通過す
る。透過形センサ105では、トレイAが発光部保持体
101と受光部保持体102との間を通過する時に複数
の発光部103aから発せられて受光部103bに光の
うちトレイ(物品)を透過した光は減衰してトレイを通
過せずに減衰しない光に比較して受光量が少なくなるの
で、この光が減衰した部分を読み取ることによりトレイ
Aの寸法を垂直面に沿って計測する。また、複数の反射
形センサ105は夫々発光部から発した光を搬入コンベ
ア12により搬入されるトレイAに対して下側から照射
し、トレイAの外面に当たって反射した光を受けた反射
形センサ105を組み合わせることによりトレイAの寸
法を水平面に沿って計測する。これら各センサ103,
105によるトレイAの寸法を計測した情報は制御部1
12に出力する。
計測手段および制御手段の作動について説明する。ま
ず、図7に示すようにトレイAを搬入コンベア12に載
せて開始スイッチ106を押すと、包装装置が開始され
て搬入コンベア12が駆動して、トレイAが搬送されて
透過形センサ103および反射形センサ105を通過す
る。透過形センサ105では、トレイAが発光部保持体
101と受光部保持体102との間を通過する時に複数
の発光部103aから発せられて受光部103bに光の
うちトレイ(物品)を透過した光は減衰してトレイを通
過せずに減衰しない光に比較して受光量が少なくなるの
で、この光が減衰した部分を読み取ることによりトレイ
Aの寸法を垂直面に沿って計測する。また、複数の反射
形センサ105は夫々発光部から発した光を搬入コンベ
ア12により搬入されるトレイAに対して下側から照射
し、トレイAの外面に当たって反射した光を受けた反射
形センサ105を組み合わせることによりトレイAの寸
法を水平面に沿って計測する。これら各センサ103,
105によるトレイAの寸法を計測した情報は制御部1
12に出力する。
【0055】ここで、搬送するトレイAが通常トレイの
場合と軟弱トレイの場合に応じて包装プログラムを選択
する場合について図11を参照して説明する。図11は
この動作を示すフローチャートである。まず、透過形セ
ンサ103がトレイAの寸法を計測する時におけるトレ
イAを通過した光の透過量(トレイの光透過率)を制御
部113に出力し(S1)、この透過率を予め設定した
しきい値(100)と比較する(S2)。この比較で透
過率がしきい値以下の場合にはトレイAの透明度が低く
通常のトレイであると判断し(S3)、記憶部112か
ら通常トレイ用包装プログラムを呼び出し、この包装プ
ログラムに基づいて包装を実行する(S4)。この場
合、各センサ103,105が計測したトレイAの寸法
に基づいてフィルムの引出し量、フィルム引出し時の開
放タイミングなどを設定して寸法に応じた包装を行な
う。
場合と軟弱トレイの場合に応じて包装プログラムを選択
する場合について図11を参照して説明する。図11は
この動作を示すフローチャートである。まず、透過形セ
ンサ103がトレイAの寸法を計測する時におけるトレ
イAを通過した光の透過量(トレイの光透過率)を制御
部113に出力し(S1)、この透過率を予め設定した
しきい値(100)と比較する(S2)。この比較で透
過率がしきい値以下の場合にはトレイAの透明度が低く
通常のトレイであると判断し(S3)、記憶部112か
ら通常トレイ用包装プログラムを呼び出し、この包装プ
ログラムに基づいて包装を実行する(S4)。この場
合、各センサ103,105が計測したトレイAの寸法
に基づいてフィルムの引出し量、フィルム引出し時の開
放タイミングなどを設定して寸法に応じた包装を行な
う。
【0056】また、前記の比較で透過率がしきい値を超
えている場合にはトレイAの透明度が高く軟弱な樹脂で
形成されている軟弱トレイであると判断し(S5)、記
憶部112から軟弱トレイ用包装プログラムを呼び出
し、この包装プログラムに基づいて包装を実行する(S
6)。この場合、各センサ103,105が計測したト
レイAの寸法に基づいてフィルムの引出し量、フィルム
引出し時の開放タイミングなどを設定して寸法に応じた
包装を行なう。
えている場合にはトレイAの透明度が高く軟弱な樹脂で
形成されている軟弱トレイであると判断し(S5)、記
憶部112から軟弱トレイ用包装プログラムを呼び出
し、この包装プログラムに基づいて包装を実行する(S
6)。この場合、各センサ103,105が計測したト
レイAの寸法に基づいてフィルムの引出し量、フィルム
引出し時の開放タイミングなどを設定して寸法に応じた
包装を行なう。
【0057】このようにトレイAの寸法を計測する透過
形センサ103の計測値を用いてトレイAの軟弱度を判
断して包装プログラムを通常トレイ用と軟弱トレイ用と
に切り替えることにより、トレイAの軟弱度に応じて包
装プログラムを適切なものに自動的に切り替えることが
できる。
形センサ103の計測値を用いてトレイAの軟弱度を判
断して包装プログラムを通常トレイ用と軟弱トレイ用と
に切り替えることにより、トレイAの軟弱度に応じて包
装プログラムを適切なものに自動的に切り替えることが
できる。
【0058】トレイAが底黒トレイである場合について
図12を参照して説明する。図12はこの動作を示すフ
ローチャートである。まず、例えば反射形センサ105
が搬送されるトレイAに対して下側から光を照射してト
レイAの寸法を計測して、この計測寸法を制御部113
に出力し(S11)、制御部113では反射形センサ1
05からの計測値を受けて、この計測寸法が所定のしき
い値(例えば20)と比較する(S12)。制御部11
3はこの計測寸法がしきい値より超えている場合にはト
レイAが底黒トレイでなく反射形センサ105がトレイ
Aをその実際の寸法どおりの計測を行なうことができる
と判断し(S13)、計測値をそのままトレイAの寸法
(長さ、幅、高さ)として設定して(S14)、通常ト
レイ用または軟弱トレイ用の包装プログラムにより包装
を実行する(S15)。また、反射形センサ105によ
る計測値をしきい値と比較し(S12)、計測値がしき
い値以下の場合にはトレイAが底黒トレイで反射形セン
サ105がトレイAをその実際の寸法より小さく計測し
てしまうと判断し(S16)、計測値(長さ、幅、高
さ)に夫々に適宜な値を付加して実際のトレイの寸法に
近づけるように補正し(S17)、その後通常トレイ用
または軟弱トレイ用包装プログラムにより包装を実行す
る(S15)。
図12を参照して説明する。図12はこの動作を示すフ
ローチャートである。まず、例えば反射形センサ105
が搬送されるトレイAに対して下側から光を照射してト
レイAの寸法を計測して、この計測寸法を制御部113
に出力し(S11)、制御部113では反射形センサ1
05からの計測値を受けて、この計測寸法が所定のしき
い値(例えば20)と比較する(S12)。制御部11
3はこの計測寸法がしきい値より超えている場合にはト
レイAが底黒トレイでなく反射形センサ105がトレイ
Aをその実際の寸法どおりの計測を行なうことができる
と判断し(S13)、計測値をそのままトレイAの寸法
(長さ、幅、高さ)として設定して(S14)、通常ト
レイ用または軟弱トレイ用の包装プログラムにより包装
を実行する(S15)。また、反射形センサ105によ
る計測値をしきい値と比較し(S12)、計測値がしき
い値以下の場合にはトレイAが底黒トレイで反射形セン
サ105がトレイAをその実際の寸法より小さく計測し
てしまうと判断し(S16)、計測値(長さ、幅、高
さ)に夫々に適宜な値を付加して実際のトレイの寸法に
近づけるように補正し(S17)、その後通常トレイ用
または軟弱トレイ用包装プログラムにより包装を実行す
る(S15)。
【0059】このようにトレイAの寸法を計測する反射
形センサ105の計測値を用いてトレイAが底黒トレイ
であるか、否かを判断して、底黒トレイの場合には寸法
を附加して実際の寸法に近づけるように自動的に補正し
て包装できる。
形センサ105の計測値を用いてトレイAが底黒トレイ
であるか、否かを判断して、底黒トレイの場合には寸法
を附加して実際の寸法に近づけるように自動的に補正し
て包装できる。
【0060】なお、本発明は前述した実施の形態に限定
されず、種々変形して実施することができる。例えば包
装すべき物品としては商品を載せたトレイを対象にして
いるが、これに限定されず広く種々の物品を対象にする
ことができる。
されず、種々変形して実施することができる。例えば包
装すべき物品としては商品を載せたトレイを対象にして
いるが、これに限定されず広く種々の物品を対象にする
ことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の包
装装置によれば、包装すべき物品の寸法を計測するセン
サの計測値を利用して包装すべき物品の軟弱度を判断
し、その物品の軟弱度に応じてその軟弱度に応じた包装
制御情報を自動的に切り替え設定して適切な包装を行な
うことができる。
装装置によれば、包装すべき物品の寸法を計測するセン
サの計測値を利用して包装すべき物品の軟弱度を判断
し、その物品の軟弱度に応じてその軟弱度に応じた包装
制御情報を自動的に切り替え設定して適切な包装を行な
うことができる。
【0062】請求項2の発明の包装装置によれば、包装
すべき物品の軟弱度を容易且つ確実に判断することがで
きる。
すべき物品の軟弱度を容易且つ確実に判断することがで
きる。
【0063】請求項3および請求項4の発明によれば、
包装すべき物品の種類に応じて検出手段が計測した物品
の寸法を補正して包装を行なう包装制御情報を自動的に
切り替え設定でき適切な包装を行なうことができる。
包装すべき物品の種類に応じて検出手段が計測した物品
の寸法を補正して包装を行なう包装制御情報を自動的に
切り替え設定でき適切な包装を行なうことができる。
【0064】従って、本願の発明は包装すべき物品の種
類が変わる毎に自動的にその物品に応じた包装制御情報
を切り替え設定して操作者による操作を不要にした包装
装置を得ることができる。
類が変わる毎に自動的にその物品に応じた包装制御情報
を切り替え設定して操作者による操作を不要にした包装
装置を得ることができる。
【図1】本発明の包装装置における一実施の形態に用い
る包装装置を示す斜視図。
る包装装置を示す斜視図。
【図2】同実施の形態の包装装置を示す平面図。
【図3】同実施の形態の包装装置を示す平面図。
【図4】同実施の形態の包装装置を示す断面図。
【図5】同実施の形態の包装装置を示す断面図。
【図6】同実施の形態の包装装置において引出し機構が
フィルムを掴んだ状態を示す断面図。
フィルムを掴んだ状態を示す断面図。
【図7】同実施の形態の包装装置における物品供給口を
示す説明図。
示す説明図。
【図8】同実施の形態の包装装置に設ける制御手段を示
す回路図。
す回路図。
【図9】同実施の形態の包装装置における包装動作を示
す説明図。
す説明図。
【図10】同実施の形態の包装装置における包装動作を
示す説明図。
示す説明図。
【図11】同実施の形態の包装装置に設ける制御手段の
動作を示すフローチャート。
動作を示すフローチャート。
【図12】同実施の形態の包装装置に設ける制御手段の
動作を示すフローチャート。
動作を示すフローチャート。
【図13】包装すべきトレイを示す図。
11…本体フレーム、
12…搬入ベルトコンベア、
13…搬出ベルトコンベア、
14…リフト機構、
15…引出し機構、
16A…引伸し機構、
16B…引伸し機構、
26…折返しローラ、
27…搬出ローラ、
103…透過形センサ、
105…反射形センサ、
111…制御手段、
112…記憶部、
113…制御部、
A…トレイ、
B…商品。
Claims (4)
- 【請求項1】 搬入機構により包装すべき物品を搬入
し、予め保持されたフィルムを包装機構により引出して
伸長させて前記物品を覆って包装する包装装置におい
て、 前記搬入機構により搬入される前記物品の寸法を計測す
る検出手段と、前記物品の軟弱度に応じた動作量をもっ
て前記包装機構に前記物品を包装する動作を行なわせる
複数の包装制御情報を備え且つ前記検出手段が計測した
情報値から前記物品の軟弱度を判断して前記複数の包装
制御情報のなかから前記物品の軟弱度に応じた包装制御
情報を選択して前記包装機構に包装動作を行なわせる制
御手段とを具備することを特徴とする包装装置。 - 【請求項2】 前記検出手段は透過形センサであり、前
記制御手段は前記透過形センサが計測した前記物品にお
ける光の透過率の大きさにより前記物品の軟弱度を判断
するものであることを特徴とする請求項1に記載の包装
装置。 - 【請求項3】 前記制御手段は前記検出手段が計測した
前記物品の寸法を補正するものであることを特徴とする
請求項1に記載の包装装置。 - 【請求項4】 前記検出手段は反射形センサであり、前
記制御手段は、前記反射形センサが計測した前記物品の
寸法が予め設定したしきい値より小さい時に前記物品の
計測寸法を大きい方に補正するものであるであることを
特徴とする請求項3記載の包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228952A JP2000062712A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10228952A JP2000062712A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 包装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000062712A true JP2000062712A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16884437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10228952A Pending JP2000062712A (ja) | 1998-08-13 | 1998-08-13 | 包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000062712A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005119711A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Ishida Co Ltd | 包装装置 |
KR101257103B1 (ko) * | 2011-08-24 | 2013-04-22 | (주)포스코엠텍 | 포장방법 |
JP2014210597A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社寺岡精工 | 包装装置、及び包装システム |
-
1998
- 1998-08-13 JP JP10228952A patent/JP2000062712A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005119711A (ja) * | 2003-10-17 | 2005-05-12 | Ishida Co Ltd | 包装装置 |
KR101257103B1 (ko) * | 2011-08-24 | 2013-04-22 | (주)포스코엠텍 | 포장방법 |
JP2014210597A (ja) * | 2013-04-18 | 2014-11-13 | 株式会社寺岡精工 | 包装装置、及び包装システム |
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