JP3071370B2 - 包装装置 - Google Patents
包装装置Info
- Publication number
- JP3071370B2 JP3071370B2 JP6279418A JP27941894A JP3071370B2 JP 3071370 B2 JP3071370 B2 JP 3071370B2 JP 6279418 A JP6279418 A JP 6279418A JP 27941894 A JP27941894 A JP 27941894A JP 3071370 B2 JP3071370 B2 JP 3071370B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- packaging
- section
- unit
- film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Basic Packing Technique (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、皿形の容器(本明細書
ではトレイと称する)に入れられた食品等の物品を、伸
張し得る透明なフィルムを用いて前記トレイごと自動的
に包装する包装装置に関する。
ではトレイと称する)に入れられた食品等の物品を、伸
張し得る透明なフィルムを用いて前記トレイごと自動的
に包装する包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】伸張し得る透明なフィルム、すなわち、
ストレッチフィルムを用いて包装をする包装装置は、ロ
−ル状に巻かれたストレッチフィルムから繰り出された
フィルムの繰出し端部を引っ張って延ばし、この伸張さ
れた繰り出し端部を適当な折り込み手段により、種々の
物品が入ったトレイに対してフィルムの幅方向両側およ
び長手方向両側から夫々トレイの底部外面に折り込むこ
とにより、トレイを自動的に包装するように構成されて
いる。
ストレッチフィルムを用いて包装をする包装装置は、ロ
−ル状に巻かれたストレッチフィルムから繰り出された
フィルムの繰出し端部を引っ張って延ばし、この伸張さ
れた繰り出し端部を適当な折り込み手段により、種々の
物品が入ったトレイに対してフィルムの幅方向両側およ
び長手方向両側から夫々トレイの底部外面に折り込むこ
とにより、トレイを自動的に包装するように構成されて
いる。
【0003】そして、前記トレイはベルトコンベアが設
けられた搬入部から前記ストレッチフィルムで包装され
る包装部つまり上述の包装動作がされる部位に搬送され
るようになっており、この搬入部の後端側には前記トレ
イの大きさを検出するに要する信号を前記トレイの外側
壁に応じて出力する検出するセンサーが前記搬入部の下
側と両側に配設されている。そして、搬入部に搬入され
たトレイの大きさが前記センサーからの出力に基づいて
検出されると、これに基づいて前記ストレッチフィルム
の大きさ等が決定され前記トレイの包装がなされるよう
になっている。また、前記センサーの搬送方向上流側近
傍に位置して前記包装部に異物の侵入を防止するための
シャッター板が設けられ、このシャッター板は常時は搬
入部に設けた搬入口を遮蔽するように閉じており、包装
すべきトレイが搬入される都度開くようになっている。
また、このシャッター板が故意に開放されたときには、
包装動作が停止するようになっている。
けられた搬入部から前記ストレッチフィルムで包装され
る包装部つまり上述の包装動作がされる部位に搬送され
るようになっており、この搬入部の後端側には前記トレ
イの大きさを検出するに要する信号を前記トレイの外側
壁に応じて出力する検出するセンサーが前記搬入部の下
側と両側に配設されている。そして、搬入部に搬入され
たトレイの大きさが前記センサーからの出力に基づいて
検出されると、これに基づいて前記ストレッチフィルム
の大きさ等が決定され前記トレイの包装がなされるよう
になっている。また、前記センサーの搬送方向上流側近
傍に位置して前記包装部に異物の侵入を防止するための
シャッター板が設けられ、このシャッター板は常時は搬
入部に設けた搬入口を遮蔽するように閉じており、包装
すべきトレイが搬入される都度開くようになっている。
また、このシャッター板が故意に開放されたときには、
包装動作が停止するようになっている。
【0004】ところで、前記センサーには一般に発光素
子と受光素子とからなる光センサーが使用されているた
め、前記いずれかの素子が水滴、トレイの外側に付着し
た例えば肉片あるいは塵等により汚れてしまうと搬入さ
れたトレイの大きさを検出するための正常な作動が阻害
され、その結果前記トレイの大きさに応じたストレッチ
フィルムの決定ができなくなってしまうことから、常に
センサーの清掃をすることを要していた。また、この清
掃を定期的に行うようにしたとしても、何等かの事情で
不意に塵等が付着することも発生するため常にセンサー
に塵等が付着していないかどうかに注意を払い続けるこ
とが必要である。
子と受光素子とからなる光センサーが使用されているた
め、前記いずれかの素子が水滴、トレイの外側に付着し
た例えば肉片あるいは塵等により汚れてしまうと搬入さ
れたトレイの大きさを検出するための正常な作動が阻害
され、その結果前記トレイの大きさに応じたストレッチ
フィルムの決定ができなくなってしまうことから、常に
センサーの清掃をすることを要していた。また、この清
掃を定期的に行うようにしたとしても、何等かの事情で
不意に塵等が付着することも発生するため常にセンサー
に塵等が付着していないかどうかに注意を払い続けるこ
とが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
包装装置においては搬入部に搬入された包装すべきトレ
イの大きさを決定するためのトレイの有無を検出するセ
ンサーを正常に作動させるように定期的に清掃をしなけ
ればならないという問題があり、加えて、何等かの事情
により不意に塵の付着等が生じていないかどうか常に留
意し続けなければならないという問題があった。
包装装置においては搬入部に搬入された包装すべきトレ
イの大きさを決定するためのトレイの有無を検出するセ
ンサーを正常に作動させるように定期的に清掃をしなけ
ればならないという問題があり、加えて、何等かの事情
により不意に塵の付着等が生じていないかどうか常に留
意し続けなければならないという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記従来の
問題を解決するものであり、請求項1の発明は、フィル
ム供給部から繰り出されたフィルムを物品が入ったトレ
イに対して前記フィルムの幅方向両側および長手方向両
側から夫々前記トレイの底部外面に折り込んで前記トレ
イを包装する包装手段を配置した包装部と、この包装部
に前記トレイを搬送する搬送手段が設けられた搬入部
と、この搬入部の後端側の下側および両側に配設され前
記トレイの大きさを検出するためのセンサーと、前記セ
ンサーの搬送方向上流側近傍でかつ搬入部内に位置する
とともに上端部を回動自在に支持され下側縁および両側
縁に前記センサーに摺接する清掃部材が設けられた清掃
手段と、前記トレイの搬入の都度この搬入を開始する開
始信号に応じて前記清掃手段を回動させる駆動手段と、
前記包装部で包装された前記トレイを搬出する搬送手段
が設けられた搬出部とを備えた包装装置としたものであ
る。また、請求項2の発明は、フィルム供給部から繰り
出されたフィルムを物品が入ったトレイに対して前記フ
ィルムの幅方向両側および長手方向両側から夫々前記ト
レイの底部外面に折り込んで前記トレイを包装する包装
手段を配置した包装部と、この包装部に前記トレイを搬
送する搬送手段が設けられた搬入部と、この搬入部の後
端側に設けられた前記包装部に連通する搬入口近傍の下
側および両側に配設され前記トレイの大きさを検出する
ためのセンサーと、前記センサーの搬送方向上流側近傍
でかつ搬入部内に位置するとともに上端部を回動自在に
支持され、前記搬入口を常時遮蔽するシャッターと、こ
のシャッターの下側縁および両側縁に設けられ前記セン
サーに摺接する清掃部材からなる清掃手段と、前記トレ
イの搬入の都度この搬入を開始する開始信号に応じて前
記シャッターとともに清掃手段を回動させる駆動手段
と、前記包装部で包装された前記トレイを搬出する搬送
手段が設けられた搬出部とを備えた包装装置としたもの
である。
問題を解決するものであり、請求項1の発明は、フィル
ム供給部から繰り出されたフィルムを物品が入ったトレ
イに対して前記フィルムの幅方向両側および長手方向両
側から夫々前記トレイの底部外面に折り込んで前記トレ
イを包装する包装手段を配置した包装部と、この包装部
に前記トレイを搬送する搬送手段が設けられた搬入部
と、この搬入部の後端側の下側および両側に配設され前
記トレイの大きさを検出するためのセンサーと、前記セ
ンサーの搬送方向上流側近傍でかつ搬入部内に位置する
とともに上端部を回動自在に支持され下側縁および両側
縁に前記センサーに摺接する清掃部材が設けられた清掃
手段と、前記トレイの搬入の都度この搬入を開始する開
始信号に応じて前記清掃手段を回動させる駆動手段と、
前記包装部で包装された前記トレイを搬出する搬送手段
が設けられた搬出部とを備えた包装装置としたものであ
る。また、請求項2の発明は、フィルム供給部から繰り
出されたフィルムを物品が入ったトレイに対して前記フ
ィルムの幅方向両側および長手方向両側から夫々前記ト
レイの底部外面に折り込んで前記トレイを包装する包装
手段を配置した包装部と、この包装部に前記トレイを搬
送する搬送手段が設けられた搬入部と、この搬入部の後
端側に設けられた前記包装部に連通する搬入口近傍の下
側および両側に配設され前記トレイの大きさを検出する
ためのセンサーと、前記センサーの搬送方向上流側近傍
でかつ搬入部内に位置するとともに上端部を回動自在に
支持され、前記搬入口を常時遮蔽するシャッターと、こ
のシャッターの下側縁および両側縁に設けられ前記セン
サーに摺接する清掃部材からなる清掃手段と、前記トレ
イの搬入の都度この搬入を開始する開始信号に応じて前
記シャッターとともに清掃手段を回動させる駆動手段
と、前記包装部で包装された前記トレイを搬出する搬送
手段が設けられた搬出部とを備えた包装装置としたもの
である。
【0007】
【作用】上記のように請求項1の発明は、トレイの搬入
を開始する開始信号に応じて清掃手段は駆動手段によっ
て回動動作させられることから、搬入部から包装部に搬
入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃手段が
動作し、この動作に伴ってセンサーに摺接する清掃部材
によってセンサーは自動的に清掃されるため、包装作業
中センサーは汚れることはなく作動不良を防止できると
いう作用を有する。 また、請求項2の発明は、搬入部の
後端側に設けられ包装部に連通する搬入口近傍にこの搬
入口を常時は遮蔽するシャッターを設け、このシャッタ
ーの下側縁および両側縁にセンサーに摺接する清掃部材
からなる清掃手段を設け、トレイの搬入を開始する開始
信号に応じて清掃手段が設けられたシャッターは駆動手
段によって回動させられることから、搬入部から包装部
に搬入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃手
段が動作し、この動作に伴って搬入部の後端側に設けら
れ包装部に連通する搬入口近傍に設けたセンサーに摺接
する前記清掃部材によってセンサーは自動的に清掃され
るため、包装作業中センサーは汚れることはなく作動不
良を防止でき、また、包装部への異物の入り込みを防止
するシャッターに清掃部材を設けたることとしたので、
清掃部材を設けるための特別な構成を不要とし、構造を
簡単にできるという作用を有する。
を開始する開始信号に応じて清掃手段は駆動手段によっ
て回動動作させられることから、搬入部から包装部に搬
入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃手段が
動作し、この動作に伴ってセンサーに摺接する清掃部材
によってセンサーは自動的に清掃されるため、包装作業
中センサーは汚れることはなく作動不良を防止できると
いう作用を有する。 また、請求項2の発明は、搬入部の
後端側に設けられ包装部に連通する搬入口近傍にこの搬
入口を常時は遮蔽するシャッターを設け、このシャッタ
ーの下側縁および両側縁にセンサーに摺接する清掃部材
からなる清掃手段を設け、トレイの搬入を開始する開始
信号に応じて清掃手段が設けられたシャッターは駆動手
段によって回動させられることから、搬入部から包装部
に搬入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃手
段が動作し、この動作に伴って搬入部の後端側に設けら
れ包装部に連通する搬入口近傍に設けたセンサーに摺接
する前記清掃部材によってセンサーは自動的に清掃され
るため、包装作業中センサーは汚れることはなく作動不
良を防止でき、また、包装部への異物の入り込みを防止
するシャッターに清掃部材を設けたることとしたので、
清掃部材を設けるための特別な構成を不要とし、構造を
簡単にできるという作用を有する。
【0008】
【実施例】以下、図1〜図6を参照して本発明の一実施
例を説明する。図1に全体の構成が示される包装装置
は、相対向して垂直に配置されるフレ−ム前板1aおよ
びフレ−ム後板1bをこれらに渡る複数の連結桟で連結
してなるフレ−ム1を備え、このフレ−ム1に搬入部と
してのトレイ搬入部2と、搬出部としてのトレイ搬出部
3と、フィルム供給部4とを設けている。さらに、図2
および図3に示されるように包装装置は、トレイ搬出部
3が備えるフィルム折返しロ−ラ5にその下方から接離
されるグリップ用ロ−ラ6と、引出しグリッパ7と、一
対の折返しグリッパ8、9と、リフタ−10と、フィル
ムを切断するカッタ−11とを備えている。
例を説明する。図1に全体の構成が示される包装装置
は、相対向して垂直に配置されるフレ−ム前板1aおよ
びフレ−ム後板1bをこれらに渡る複数の連結桟で連結
してなるフレ−ム1を備え、このフレ−ム1に搬入部と
してのトレイ搬入部2と、搬出部としてのトレイ搬出部
3と、フィルム供給部4とを設けている。さらに、図2
および図3に示されるように包装装置は、トレイ搬出部
3が備えるフィルム折返しロ−ラ5にその下方から接離
されるグリップ用ロ−ラ6と、引出しグリッパ7と、一
対の折返しグリッパ8、9と、リフタ−10と、フィル
ムを切断するカッタ−11とを備えている。
【0009】フレ−ム前板1aに形成された搬入口1c
を貫通して配置されたトレイ搬入部2は、互いに並設さ
れて同期回転する搬送手段としての複数本の無端ベルト
2aを有したベルトコンベア(以下無端ベルトという)
で形成され、その前部はフレ−ム前板1aの前側に位置
されフレーム1から外部に延出され、図示しない後部は
フレ−ム前板1aとフレ−ム後板1bとの間に位置され
ている。このトレイ搬入部2の前部には食品などの物品
Aが予め収納されたトレイB(図5参照)が無端ベルト
2aに載置されて供給され、このトレイBはトレイ搬送
部2の前記無端ベルト2aによりフレ−ム前板1aとフ
レ−ム後板1bとの間に設けられた後述する包装部Dに
搬入される。トレイBは発泡ポリスチレン等の軽量な材
料で平面形状が4角形状に形成されている。
を貫通して配置されたトレイ搬入部2は、互いに並設さ
れて同期回転する搬送手段としての複数本の無端ベルト
2aを有したベルトコンベア(以下無端ベルトという)
で形成され、その前部はフレ−ム前板1aの前側に位置
されフレーム1から外部に延出され、図示しない後部は
フレ−ム前板1aとフレ−ム後板1bとの間に位置され
ている。このトレイ搬入部2の前部には食品などの物品
Aが予め収納されたトレイB(図5参照)が無端ベルト
2aに載置されて供給され、このトレイBはトレイ搬送
部2の前記無端ベルト2aによりフレ−ム前板1aとフ
レ−ム後板1bとの間に設けられた後述する包装部Dに
搬入される。トレイBは発泡ポリスチレン等の軽量な材
料で平面形状が4角形状に形成されている。
【0010】トレイ搬出部3は、フレ−ム前板1aとフ
レ−ム後板1bとの間においてトレイ搬入部2の後部の
真上つまり包装部Dを避けてそこに隣接して配置されて
いるとともに、その一部はフレ−ム1の側方に突出され
ている。図1に示されるようにトレイ搬出部3は、モ−
タ22の動力により駆動される搬出手段としての搬出コ
ンベア23からなり、この搬出コンベア23によって包
装されたトレイBは搬出されるようになっている。
レ−ム後板1bとの間においてトレイ搬入部2の後部の
真上つまり包装部Dを避けてそこに隣接して配置されて
いるとともに、その一部はフレ−ム1の側方に突出され
ている。図1に示されるようにトレイ搬出部3は、モ−
タ22の動力により駆動される搬出手段としての搬出コ
ンベア23からなり、この搬出コンベア23によって包
装されたトレイBは搬出されるようになっている。
【0011】また、トレイ搬出部3の下方に設けられた
フィルム供給部4は、図1に示されるようにストレッチ
フィルムFが巻かれたロ−ルGと、ロールGから繰出さ
れたストレッチフィルムFをガイドするガイドロ−ラ3
2を一端に支持し他端が枢支された回動レバ−33とを
備えている。繰出されたストレッチフィルムFは、ガイ
ドロ−ラ32を経由してトレイ搬出部3におけるフィル
ム折返しロ−ラ5の直下に繰出されるようになってい
る。
フィルム供給部4は、図1に示されるようにストレッチ
フィルムFが巻かれたロ−ルGと、ロールGから繰出さ
れたストレッチフィルムFをガイドするガイドロ−ラ3
2を一端に支持し他端が枢支された回動レバ−33とを
備えている。繰出されたストレッチフィルムFは、ガイ
ドロ−ラ32を経由してトレイ搬出部3におけるフィル
ム折返しロ−ラ5の直下に繰出されるようになってい
る。
【0012】前記構成の包装装置でトレイBを包装する
手順は図2および図3に示されている。まず、図2
(A)に示されるようにトレイ搬入部2の無端ベルト2
aの搬送動作によりフレ−ム1内の所定位置にトレイB
が搬入されると、図2(B)に示されるようにグリップ
用ロ−ラ6がフィルム折返しロ−ラ5から離れた状態
で、引出しグリッパ7がトレイ搬出部3に近寄ってスト
レッチフィルムFの繰出し端を掴む。
手順は図2および図3に示されている。まず、図2
(A)に示されるようにトレイ搬入部2の無端ベルト2
aの搬送動作によりフレ−ム1内の所定位置にトレイB
が搬入されると、図2(B)に示されるようにグリップ
用ロ−ラ6がフィルム折返しロ−ラ5から離れた状態
で、引出しグリッパ7がトレイ搬出部3に近寄ってスト
レッチフィルムFの繰出し端を掴む。
【0013】次に、図2(C)に示されるようにトレイ
Bの大きさに応じて引出しグリッパ7が戻されて、スト
レッチフィルムFが引出される。これに先立って、グリ
ップ用ロ−ラ6がフィルム折返しロ−ラ5との間にスト
レッチフィルムFの繰出し端部を挟むので、これらロ−
ラ5、6の抵抗に応じて引出し端部F1は適当な張りを
もって引出される。また、この状態での引出し端部F1
と折返しグリッパ8、9との関係は図3(A)に示され
ており、折返しグリッパ8、9は引出し端部F1の両側
縁から離された初期位置に配置されている。
Bの大きさに応じて引出しグリッパ7が戻されて、スト
レッチフィルムFが引出される。これに先立って、グリ
ップ用ロ−ラ6がフィルム折返しロ−ラ5との間にスト
レッチフィルムFの繰出し端部を挟むので、これらロ−
ラ5、6の抵抗に応じて引出し端部F1は適当な張りを
もって引出される。また、この状態での引出し端部F1
と折返しグリッパ8、9との関係は図3(A)に示され
ており、折返しグリッパ8、9は引出し端部F1の両側
縁から離された初期位置に配置されている。
【0014】この後、図3(B)に示されるように折返
しグリッパ8、9は、互いに近付く方向に移動して引出
し端部F1の両側縁を夫々別々に掴んでから、図3
(C)に示されるように互いに遠ざかる方向にトレイB
の幅に応じて移動される。それにより、引出し端部F1
が幅方向両側から引っ張られたて予備伸張される。次
に、図2(D)および図3(D)に夫々示されるように
リフタ−10が動作されて、予備伸張された引出し端部
F1をさらに伸張させながらトレイBを押し上げる。な
お、リフタ−10は無端ベルト2a相互の間を通って昇
降動作される。
しグリッパ8、9は、互いに近付く方向に移動して引出
し端部F1の両側縁を夫々別々に掴んでから、図3
(C)に示されるように互いに遠ざかる方向にトレイB
の幅に応じて移動される。それにより、引出し端部F1
が幅方向両側から引っ張られたて予備伸張される。次
に、図2(D)および図3(D)に夫々示されるように
リフタ−10が動作されて、予備伸張された引出し端部
F1をさらに伸張させながらトレイBを押し上げる。な
お、リフタ−10は無端ベルト2a相互の間を通って昇
降動作される。
【0015】次に、図3(E)に示されるように折返し
グリッパ8、9が、互いに近付く方向に移動されて夫々
トレイBの平らな底部B1の外面に接するように入り込
み、これらが掴んだ引出し端部F1の両側縁を夫々トレ
イBの底部B1の外面に沿って折り込んでから、折返し
グリッパ8、9は開かれて初期位置に戻される。以上の
ようにしてストレッチフィルムFの引出し端部F1が、
トレイBの幅方向両側から、トレイBの底部B1の外面
に折り込まれる。この折り込みが完了した状態は図3
(F)に示されている。
グリッパ8、9が、互いに近付く方向に移動されて夫々
トレイBの平らな底部B1の外面に接するように入り込
み、これらが掴んだ引出し端部F1の両側縁を夫々トレ
イBの底部B1の外面に沿って折り込んでから、折返し
グリッパ8、9は開かれて初期位置に戻される。以上の
ようにしてストレッチフィルムFの引出し端部F1が、
トレイBの幅方向両側から、トレイBの底部B1の外面
に折り込まれる。この折り込みが完了した状態は図3
(F)に示されている。
【0016】なお、この折り込み動作に伴って、折返し
グリッパ8、9と干渉するリフタ−10の一部は、折返
しグリッパ8、9に押されて倒れるとともに、初期位置
への折返しグリッパ8、9の復帰に伴いばねの力で起立
される。
グリッパ8、9と干渉するリフタ−10の一部は、折返
しグリッパ8、9に押されて倒れるとともに、初期位置
への折返しグリッパ8、9の復帰に伴いばねの力で起立
される。
【0017】次に、図2(E)に示されるように引出し
グリッパ7が再びトレイ搬出部3に近付けられるから、
まず、このグリッパ7と一体の図示しない折り込み板が
トレイBの底部B1の外面に接するように入り込み、こ
れが掴んだ引出し端部F1の引出し方向側が、トレイB
の底部B1の外面に沿って折り込まれる。これに引き続
く引出しグリッパ7の移動に伴い、引出しグリッパ7に
設けた押し板7aを介してトレイBは、トレイ搬出部3
に載置される。
グリッパ7が再びトレイ搬出部3に近付けられるから、
まず、このグリッパ7と一体の図示しない折り込み板が
トレイBの底部B1の外面に接するように入り込み、こ
れが掴んだ引出し端部F1の引出し方向側が、トレイB
の底部B1の外面に沿って折り込まれる。これに引き続
く引出しグリッパ7の移動に伴い、引出しグリッパ7に
設けた押し板7aを介してトレイBは、トレイ搬出部3
に載置される。
【0018】そうすると、次に、トレイ搬出部3の搬出
ベルト23の搬出動作でトレイBが搬出されるに伴い、
図2(F)に示されるようにストレッチフィルムFが繰
出されながらトレイBの底部B1の外面に沿って折り込
まれる。以上のようにしてストレッチフィルムFの繰出
し端部が、トレイBの長手方向両側から、トレイBの底
部B1の外面に折り込まれる。
ベルト23の搬出動作でトレイBが搬出されるに伴い、
図2(F)に示されるようにストレッチフィルムFが繰
出されながらトレイBの底部B1の外面に沿って折り込
まれる。以上のようにしてストレッチフィルムFの繰出
し端部が、トレイBの長手方向両側から、トレイBの底
部B1の外面に折り込まれる。
【0019】最後に、図2(G)に示されるようにカッ
タ−11が動作されて、ストレッチフィルムFの繰出し
端部が、トレイBの下側において切断される。それによ
って、トレイBの包装が完了される。また、こうして包
装されたトレイBは、次に、図2(H)に示されるよう
にトレイ搬出部3の搬出コンベア23上を通る際に、図
示しない電気ヒ−タにより下側から加熱される。それに
よりトレイBの底部B1外面において互いに重なりあっ
たストレッチフィルムFが密着されるので、前記包装状
態が崩れることを防止できる。なお、図2(H)の工程
は図2(B)の工程と等しく、そして、前記初回の包装
以降は図2(B)〜図2(H)の工程が繰り返される。
タ−11が動作されて、ストレッチフィルムFの繰出し
端部が、トレイBの下側において切断される。それによ
って、トレイBの包装が完了される。また、こうして包
装されたトレイBは、次に、図2(H)に示されるよう
にトレイ搬出部3の搬出コンベア23上を通る際に、図
示しない電気ヒ−タにより下側から加熱される。それに
よりトレイBの底部B1外面において互いに重なりあっ
たストレッチフィルムFが密着されるので、前記包装状
態が崩れることを防止できる。なお、図2(H)の工程
は図2(B)の工程と等しく、そして、前記初回の包装
以降は図2(B)〜図2(H)の工程が繰り返される。
【0020】そして、前記トレイを包装する前述の折り
返しローラ5、グリップ用ローラ6、引出しグリッパ
7、折り返しグリッパ8および9、リフター10等は包
装手段を構成しこの包装手段が配設される部位は包装部
Dを構成している。
返しローラ5、グリップ用ローラ6、引出しグリッパ
7、折り返しグリッパ8および9、リフター10等は包
装手段を構成しこの包装手段が配設される部位は包装部
Dを構成している。
【0021】つぎに、前記トレイ搬入部2に設けられ無
端ベルト2aによってこのトレイ搬入部2から前記包装
部Dに搬入されるトレイBの大きさを決定するために、
このトレイBが検出位置に有るか否を検出するセンサー
とこのセンサーを清掃する構成について説明する。
端ベルト2aによってこのトレイ搬入部2から前記包装
部Dに搬入されるトレイBの大きさを決定するために、
このトレイBが検出位置に有るか否を検出するセンサー
とこのセンサーを清掃する構成について説明する。
【0022】図4および5に示すように、トレイ搬入部
2の前方側は前記フレーム前板1aから外部に露出する
よう延出して配置され、前記無端ベルト2aが配設され
た部位の図4において右側には側壁40が形成されてい
る。また、前記フレーム前板1aの搬入方向上流側に近
接した両側側壁41および42には互いに対向して配設
された発光素子43と受光素子44とからなるセンサー
45が設けられている。そして、一方の側壁41に設け
られた複数の発光素子43は縦方向に一列に互いに所定
間隔離間して配設され、また、他方の側壁42に設けら
れた受光素子44は前記発光素子43のそれぞれと対向
させて一列に配設されている。前記発光素子43と受光
素子44は前記無端ベルト2aによって搬送され両素子
43と44の対向位置を通過する際にトレイBの高さを
検出して、この信号を出力するものである。つまり、前
記トレイBが前記両素子43および44の間を通過する
際、前記トレイBが存在する領域はこのトレイBによっ
て発光素子43からの光が遮断され受光素子44によっ
て受光されず、存在しない領域では発光素子43からの
光は遮断されずに受光素子44によって受光されること
から、例えば受光している素子44あるいは受光しない
素子44の出力状態によって図示しない演算手段により
演算し、トレイBの高さが算出される。
2の前方側は前記フレーム前板1aから外部に露出する
よう延出して配置され、前記無端ベルト2aが配設され
た部位の図4において右側には側壁40が形成されてい
る。また、前記フレーム前板1aの搬入方向上流側に近
接した両側側壁41および42には互いに対向して配設
された発光素子43と受光素子44とからなるセンサー
45が設けられている。そして、一方の側壁41に設け
られた複数の発光素子43は縦方向に一列に互いに所定
間隔離間して配設され、また、他方の側壁42に設けら
れた受光素子44は前記発光素子43のそれぞれと対向
させて一列に配設されている。前記発光素子43と受光
素子44は前記無端ベルト2aによって搬送され両素子
43と44の対向位置を通過する際にトレイBの高さを
検出して、この信号を出力するものである。つまり、前
記トレイBが前記両素子43および44の間を通過する
際、前記トレイBが存在する領域はこのトレイBによっ
て発光素子43からの光が遮断され受光素子44によっ
て受光されず、存在しない領域では発光素子43からの
光は遮断されずに受光素子44によって受光されること
から、例えば受光している素子44あるいは受光しない
素子44の出力状態によって図示しない演算手段により
演算し、トレイBの高さが算出される。
【0023】また、前記トレイ搬入部2の前記無端ベル
ト2aの下側に位置してこの無端ベルト2aと直交する
方向に一列に配置され互いに対をなす図示しない発光素
子と受光素子とからなるセンサー46が配設されてる。
そして、前記発光素子と受光素子との対は複数個設けら
れ各対は互いに所定間隔離間させるとともに前記互いに
離間している無端ベルト2aの間に配設されており、こ
のセンサー46は前記無端ベルト2aによって搬送され
前記センサー46の位置を通過する際にトレイBの縦
(奥行き)および横(幅)を検出して、この信号を出力
するものである。つまり、前記トレイBの縦方向(図5
において紙面と直交する方向)は前記センサー46の検
出位置を通過する際、前記トレイBが存在する領域では
このトレイBによって図示しない発光素子からの光が遮
断され同じく図示しない受光素子によって受光されず、
存在しない領域では発光素子からの光は遮断されずに受
光素子によって受光されることから、これら受光してい
る素子あるいは受光しない素子の出力状態によって図示
しない演算手段により演算しトレイBの横方向の大きさ
が算出される。また、トレイの横方向(図5において左
右方向)は、例えば搬入されてきたトレイBの侵入方向
先端部をセンサー46が経過したことを検出(発光素子
からの光がトレイBの下面で反射ししてこの反射光が受
光素子で受光されることにより検出される)したのち後
端部を検出(発光素子からの光はトレイBが存在しない
ため反射されず受光素子は受光しないことなりこれによ
り後端部を検出する)するまでの時間を計時し、この計
時時間と無端ベルト2a搬送速度とから図示しない演算
手段により横方向の大きさを算出する。
ト2aの下側に位置してこの無端ベルト2aと直交する
方向に一列に配置され互いに対をなす図示しない発光素
子と受光素子とからなるセンサー46が配設されてる。
そして、前記発光素子と受光素子との対は複数個設けら
れ各対は互いに所定間隔離間させるとともに前記互いに
離間している無端ベルト2aの間に配設されており、こ
のセンサー46は前記無端ベルト2aによって搬送され
前記センサー46の位置を通過する際にトレイBの縦
(奥行き)および横(幅)を検出して、この信号を出力
するものである。つまり、前記トレイBの縦方向(図5
において紙面と直交する方向)は前記センサー46の検
出位置を通過する際、前記トレイBが存在する領域では
このトレイBによって図示しない発光素子からの光が遮
断され同じく図示しない受光素子によって受光されず、
存在しない領域では発光素子からの光は遮断されずに受
光素子によって受光されることから、これら受光してい
る素子あるいは受光しない素子の出力状態によって図示
しない演算手段により演算しトレイBの横方向の大きさ
が算出される。また、トレイの横方向(図5において左
右方向)は、例えば搬入されてきたトレイBの侵入方向
先端部をセンサー46が経過したことを検出(発光素子
からの光がトレイBの下面で反射ししてこの反射光が受
光素子で受光されることにより検出される)したのち後
端部を検出(発光素子からの光はトレイBが存在しない
ため反射されず受光素子は受光しないことなりこれによ
り後端部を検出する)するまでの時間を計時し、この計
時時間と無端ベルト2a搬送速度とから図示しない演算
手段により横方向の大きさを算出する。
【0024】そして、トレイBの高さ方向、縦方向およ
び横方向の大きさからトレイBの全体の大きさが決定さ
れ、前記包装部DにおけるストレッチフィルムFの所定
の大きさが決定され、この決定に基づいて選択されたス
トレッチフィルムFによってトレイBは上述の手順によ
り包装され、ついで搬出部3に搬出される。
び横方向の大きさからトレイBの全体の大きさが決定さ
れ、前記包装部DにおけるストレッチフィルムFの所定
の大きさが決定され、この決定に基づいて選択されたス
トレッチフィルムFによってトレイBは上述の手順によ
り包装され、ついで搬出部3に搬出される。
【0025】また、前記側壁40には搬入するトレイを
軽く当て押圧することにより動作する常開型のスイッチ
47が設けられており、このスイッチが動作したとき後
述するシャッター板を回動させる図示しないモーターあ
るいは電磁石等からなる駆動手段がシャッター板を開く
ように動作するようになっている。
軽く当て押圧することにより動作する常開型のスイッチ
47が設けられており、このスイッチが動作したとき後
述するシャッター板を回動させる図示しないモーターあ
るいは電磁石等からなる駆動手段がシャッター板を開く
ように動作するようになっている。
【0026】そして、前記センサー45および46の搬
送方向上流側でかつ前記両センサー45、46の近傍に
は前記フレーム前板1aの搬入口1cを開閉するシャッ
ター板48が設けられている。このシャッター板48は
前記包装部Dに異物が入り込むことを防止するもので、
図6に示すように半透明の合成樹脂からなる遮蔽板49
とこの遮蔽板49の上端部が取り付けられるとともに回
転軸50を有する取付板51とから構成され、前記回転
軸50の両端は前記側壁41および42に形成した軸孔
52aおよび52bに回動自在に軸支されている。ま
た、前記遮蔽板49の両側の側縁は前記側壁41および
42の壁面と僅かな間隙を形成するようにまた下側の側
縁も同様に前記無端ベルト2aと僅かな間隙を形成する
ように外径寸法を定めて形成されている。そして、前記
遮蔽板49の前記両側の側縁には清掃部材としての例え
ば比較的柔らかい毛等からなるブラシ毛54が設けられ
ており、このブラシ毛54は前記遮蔽板49つまりシャ
ッター板48の開閉動作に伴って前記センサー45の発
行素子43および受光素子44の表面につまり図示しな
い両素子を覆う透明なカバーの表面に摺接するようにな
っており、したがって、このブラシ毛54で摺接される
ことにより前記両素子43、44の表面は包装作業中に
おいては常時清掃されることになり、塵等の付着による
正常動作が阻害されることはない。また、前記遮蔽板4
9の下側の側縁にも同様に清掃部材としての例えば比較
的柔らかい毛等からなるブラシ毛55が設けられてお
り、このブラシ毛55は前記遮蔽板49つまりシャッタ
ー板48の開閉動作に伴って前記センサー46の発行素
子および受光素子の表面つまり図示しない両素子を覆う
透明なカバーの表面に摺接するようになっており、した
がって、このブラシ毛55に摺接されることにより前記
センサー46の両素子の表面は包装作業中は常時清掃さ
れることになり、同様に塵等の付着による正常動作が阻
害されることはない。
送方向上流側でかつ前記両センサー45、46の近傍に
は前記フレーム前板1aの搬入口1cを開閉するシャッ
ター板48が設けられている。このシャッター板48は
前記包装部Dに異物が入り込むことを防止するもので、
図6に示すように半透明の合成樹脂からなる遮蔽板49
とこの遮蔽板49の上端部が取り付けられるとともに回
転軸50を有する取付板51とから構成され、前記回転
軸50の両端は前記側壁41および42に形成した軸孔
52aおよび52bに回動自在に軸支されている。ま
た、前記遮蔽板49の両側の側縁は前記側壁41および
42の壁面と僅かな間隙を形成するようにまた下側の側
縁も同様に前記無端ベルト2aと僅かな間隙を形成する
ように外径寸法を定めて形成されている。そして、前記
遮蔽板49の前記両側の側縁には清掃部材としての例え
ば比較的柔らかい毛等からなるブラシ毛54が設けられ
ており、このブラシ毛54は前記遮蔽板49つまりシャ
ッター板48の開閉動作に伴って前記センサー45の発
行素子43および受光素子44の表面につまり図示しな
い両素子を覆う透明なカバーの表面に摺接するようにな
っており、したがって、このブラシ毛54で摺接される
ことにより前記両素子43、44の表面は包装作業中に
おいては常時清掃されることになり、塵等の付着による
正常動作が阻害されることはない。また、前記遮蔽板4
9の下側の側縁にも同様に清掃部材としての例えば比較
的柔らかい毛等からなるブラシ毛55が設けられてお
り、このブラシ毛55は前記遮蔽板49つまりシャッタ
ー板48の開閉動作に伴って前記センサー46の発行素
子および受光素子の表面つまり図示しない両素子を覆う
透明なカバーの表面に摺接するようになっており、した
がって、このブラシ毛55に摺接されることにより前記
センサー46の両素子の表面は包装作業中は常時清掃さ
れることになり、同様に塵等の付着による正常動作が阻
害されることはない。
【0027】つぎに、包装装置の包装作業に伴って前記
センサー45、46が清掃される動作について説明す
る。包装装置は包装作業の状態になっているときは前記
トレイ搬入部2の無端ベルト2aは図示しないモーター
によって搬送方向に向けて動作している。この状態でま
ず、包装すべきトレイBを前記スイッチ47に軽く当て
押圧し、このスイッチ47を動作させるとともにトレイ
Bを無端ベルト2aの上に載置する。前記スイッチ47
はトレイの押圧動作により閉成し、このスイッチ47の
閉成に伴って図示しない駆動手段によって前記シャッタ
ー板48はトレイBの通過を許容するように図5の2点
鎖線で示す位置まで回動する。そして、前記無端ベルト
2aに載置されたトレイBはこの無端ベルト2aによっ
て包装部に向けて搬送されるが、その搬送中にセンサー
45および46によってトレイBの有無によって検出さ
れた出力に基づいて図示しない演算手段によってトレイ
Bの大きさが算出決定され、この大きさに応じたストレ
ッチフィルムFによってトレイBは包装された後、搬出
部3から搬出される。
センサー45、46が清掃される動作について説明す
る。包装装置は包装作業の状態になっているときは前記
トレイ搬入部2の無端ベルト2aは図示しないモーター
によって搬送方向に向けて動作している。この状態でま
ず、包装すべきトレイBを前記スイッチ47に軽く当て
押圧し、このスイッチ47を動作させるとともにトレイ
Bを無端ベルト2aの上に載置する。前記スイッチ47
はトレイの押圧動作により閉成し、このスイッチ47の
閉成に伴って図示しない駆動手段によって前記シャッタ
ー板48はトレイBの通過を許容するように図5の2点
鎖線で示す位置まで回動する。そして、前記無端ベルト
2aに載置されたトレイBはこの無端ベルト2aによっ
て包装部に向けて搬送されるが、その搬送中にセンサー
45および46によってトレイBの有無によって検出さ
れた出力に基づいて図示しない演算手段によってトレイ
Bの大きさが算出決定され、この大きさに応じたストレ
ッチフィルムFによってトレイBは包装された後、搬出
部3から搬出される。
【0028】また、前記シャッター板48は前記トレイ
Bがセンサー45、46の位置を通過した後もとの位置
に復帰して前記搬入口1cを遮蔽つまり閉じて、つぎの
スイッチ47の閉成動作がされるまでこの遮蔽状態を保
持し、包装部への異物が入り込むことを防止する。そし
て、つぎの包装すべきトレイBによって前記スイッチ4
7を押圧した後このトレイBが無端ベルト2aに載置さ
れると、上述の動作が繰り返されることになる。また、
前記シャッター板48を所定時間つまりトレイBがセン
サー45、46の位置を通過するまでの時間開放状態に
保持することは、図示しないタイマー手段によって前記
図示しないモーターあるいは電磁石等からなる駆動手段
を制御することによって行うものである。なお、この駆
動手段の制御は包装装置を制御するプログラム中に開閉
制御ステップを組み込んで行うこともできる。
Bがセンサー45、46の位置を通過した後もとの位置
に復帰して前記搬入口1cを遮蔽つまり閉じて、つぎの
スイッチ47の閉成動作がされるまでこの遮蔽状態を保
持し、包装部への異物が入り込むことを防止する。そし
て、つぎの包装すべきトレイBによって前記スイッチ4
7を押圧した後このトレイBが無端ベルト2aに載置さ
れると、上述の動作が繰り返されることになる。また、
前記シャッター板48を所定時間つまりトレイBがセン
サー45、46の位置を通過するまでの時間開放状態に
保持することは、図示しないタイマー手段によって前記
図示しないモーターあるいは電磁石等からなる駆動手段
を制御することによって行うものである。なお、この駆
動手段の制御は包装装置を制御するプログラム中に開閉
制御ステップを組み込んで行うこともできる。
【0029】そして、前記包装すべきトレイBが搬入部
から包装部に搬送される都度、前記シャッター板48は
図示しない駆動手段によって前記搬入口1cを開閉する
ように回動動作するが、この回動動作に伴って前記ブラ
シ毛54および55はそれぞれ前記センサー45および
46の発行素子および受光素子の表面を摺接して清掃す
ることになり、両センサー45、46は包装作業中常に
清掃される。したがって両センサー45、46の汚れに
起因するトレイBの大きさの決定ミスを防止できる。ま
た、両センサー45、46の清掃は包装動作中に自動的
になされるため、従来のように定期的あるいは不定期に
清掃をしなければならないという問題は解消できる。
から包装部に搬送される都度、前記シャッター板48は
図示しない駆動手段によって前記搬入口1cを開閉する
ように回動動作するが、この回動動作に伴って前記ブラ
シ毛54および55はそれぞれ前記センサー45および
46の発行素子および受光素子の表面を摺接して清掃す
ることになり、両センサー45、46は包装作業中常に
清掃される。したがって両センサー45、46の汚れに
起因するトレイBの大きさの決定ミスを防止できる。ま
た、両センサー45、46の清掃は包装動作中に自動的
になされるため、従来のように定期的あるいは不定期に
清掃をしなければならないという問題は解消できる。
【0030】なお、前記シャッター板48は、スイッチ
47の押圧操作により開放したとき以外に、故意または
何らかの事情により開放されたときには、図示しないセ
ンサーによりこの開放を検出し包装動作を停止する。
47の押圧操作により開放したとき以外に、故意または
何らかの事情により開放されたときには、図示しないセ
ンサーによりこの開放を検出し包装動作を停止する。
【0031】また、上記実施例では、包装部への異物の
入り込みを防止するシャッター板48に清掃部材として
のブラシ毛54、55を設けることとしたので、清掃部
材を設けるための特別の構成を必要とすることがなく、
構造簡単でかつ安価にできるという利点がある。しか
し、前記清掃部材は上記実施例の利点を犠牲にするなら
ばあるいはシャッター板を用いないような場合には上記
実施例におけるシャッター板48の位置に清掃部材を設
けた揺動部材を設けてこの揺動部材をトレイの搬送の都
度揺動させるようにしてもよい。
入り込みを防止するシャッター板48に清掃部材として
のブラシ毛54、55を設けることとしたので、清掃部
材を設けるための特別の構成を必要とすることがなく、
構造簡単でかつ安価にできるという利点がある。しか
し、前記清掃部材は上記実施例の利点を犠牲にするなら
ばあるいはシャッター板を用いないような場合には上記
実施例におけるシャッター板48の位置に清掃部材を設
けた揺動部材を設けてこの揺動部材をトレイの搬送の都
度揺動させるようにしてもよい。
【0032】また、上記実施例では、清掃部材をブラシ
毛としたがこれはいわゆるスポンジ等の部材を用いるな
ど適宜選定できる。
毛としたがこれはいわゆるスポンジ等の部材を用いるな
ど適宜選定できる。
【0033】
【発明の効果】上記のように請求項1の発明は、トレイ
の搬入を開始する開始信号に応じて清掃手段は駆動手段
によって回動動作させられることから、搬入部から包装
部に搬入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃
手段が動作し、この動作に伴ってセンサーに摺接する清
掃部材によってセンサーは自動的に清掃されるため、包
装作業中センサーは汚れることはなく作動不良を防止で
き、また、センサーを清掃するという煩わしさを解消で
きる。また、請求項2の発明は、搬入部の後端側に設け
られ包装部に連通する搬入口近傍にこの搬入口を常時は
遮蔽するシャッターを設け、このシャッターの下側縁お
よび両側縁にセンサーに摺接する清掃部材からなる清掃
手段を設け、トレイの搬入を開始する開始信号に応じて
清掃手段が設けられたシャッターは駆動手段によって回
動させられることから、搬入部から包装部に搬入される
トレイの前記搬入部への供給の都度清掃手段が動作し、
この動作に伴って搬入部の後端側に設けられ包装部に連
通する搬入口近傍に設けたセンサーに摺接する前記清掃
部材によってセンサーは自動的に清掃されるため、包装
作業中センサーは汚れることはなく作動不良を防止で
き、また、包装部への異物の入り込みを防止するシャッ
ターに清掃部材を設けたることとしたので、清掃部材を
設けるための特別な構成を不要とし、構造を簡単にでき
る。
の搬入を開始する開始信号に応じて清掃手段は駆動手段
によって回動動作させられることから、搬入部から包装
部に搬入されるトレイの前記搬入部への供給の都度清掃
手段が動作し、この動作に伴ってセンサーに摺接する清
掃部材によってセンサーは自動的に清掃されるため、包
装作業中センサーは汚れることはなく作動不良を防止で
き、また、センサーを清掃するという煩わしさを解消で
きる。また、請求項2の発明は、搬入部の後端側に設け
られ包装部に連通する搬入口近傍にこの搬入口を常時は
遮蔽するシャッターを設け、このシャッターの下側縁お
よび両側縁にセンサーに摺接する清掃部材からなる清掃
手段を設け、トレイの搬入を開始する開始信号に応じて
清掃手段が設けられたシャッターは駆動手段によって回
動させられることから、搬入部から包装部に搬入される
トレイの前記搬入部への供給の都度清掃手段が動作し、
この動作に伴って搬入部の後端側に設けられ包装部に連
通する搬入口近傍に設けたセンサーに摺接する前記清掃
部材によってセンサーは自動的に清掃されるため、包装
作業中センサーは汚れることはなく作動不良を防止で
き、また、包装部への異物の入り込みを防止するシャッ
ターに清掃部材を設けたることとしたので、清掃部材を
設けるための特別な構成を不要とし、構造を簡単にでき
る。
【図1】本発明の一実施例に係る包装装置の構成を示す
斜視図。
斜視図。
【図2】(A)〜(H)は同実施例に係る包装装置によ
るフィルム長手方向の包装手順を工程順に示す図。
るフィルム長手方向の包装手順を工程順に示す図。
【図3】(A)〜(F)は同実施例に係る包装装置によ
るフィルム幅方向の包装手順を工程順に示す図。
るフィルム幅方向の包装手順を工程順に示す図。
【図4】同実施例に係る包装装置の搬入部の部分斜視
図。
図。
【図5】同実施例に係る包装装置の搬入部の部分断面
図。
図。
【図6】同実施例に係る包装装置のシャッター板の斜視
図。
図。
2 搬入部 2a 無端ベルト(搬送手段) 3 搬出部 23 搬出ベルト(搬出手段) 4 フィルム供給部 45 センサー 46 センサー 48 シャッター板(清掃手段) 54 ブラシ毛(清掃部材) 55 ブラシ毛(清掃部材) B トレイ D 包装部 F フィルム
フロントページの続き (72)発明者 高田 幸博 東京都目黒区中目黒2丁目6番13号 株 式会社テック目黒事務所内 (56)参考文献 特開 平6−298211(JP,A) 特開 平6−115507(JP,A) 特開 平1−308710(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65B 49/00 - 49/16
Claims (2)
- 【請求項1】 フィルム供給部から繰り出されたフィル
ムを物品が入ったトレイに対して前記フィルムの幅方向
両側および長手方向両側から夫々前記トレイの底部外面
に折り込んで前記トレイを包装する包装手段を配置した
包装部と、この包装部に前記トレイを搬送する搬送手段
が設けられた搬入部と、この搬入部の後端側の下側およ
び両側に配設され前記トレイの大きさを検出するための
センサーと、前記センサーの搬送方向上流側近傍でかつ
搬入部内に位置するとともに上端部を回動自在に支持さ
れ下側縁および両側縁に前記センサーに摺接する清掃部
材が設けられた清掃手段と、前記トレイの搬入の都度こ
の搬入を開始する開始信号に応じて前記清掃手段を回動
させる駆動手段と、前記包装部で包装された前記トレイ
を搬出する搬送手段が設けられた搬出部とを備えたこと
を特徴とする包装装置。 - 【請求項2】 フィルム供給部から繰り出されたフィル
ムを物品が入ったトレイに対して前記フィルムの幅方向
両側および長手方向両側から夫々前記トレイの底部外面
に折り込んで前記トレイを包装する包装手段を配置した
包装部と、この包装部に前記トレイを搬送する搬送手段
が設けられた搬入部と、この搬入部の後端側に設けられ
た前記包装部に連通する搬入口近傍の下側および両側に
配設され前記トレイの大きさを検出するためのセンサー
と、前記センサーの搬送方向上流側近傍でかつ搬入部内
に位置するとともに上端部を回動自在に支持され、前記
搬入口を常時遮蔽するシャッターと、このシャッターの
下側縁および両側縁に設けられ前記センサーに摺接する
清掃部材からなる清掃手段と、前記トレイの搬入の都度
この搬入を開始する開始信号に応じて前記シャッターと
ともに清掃手段を回動させる駆動手段と、前記包装部で
包装された前記トレイを搬出する搬送手段が設けられた
搬出部とを備えたことを特徴とする包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279418A JP3071370B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6279418A JP3071370B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 包装装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133218A JPH08133218A (ja) | 1996-05-28 |
JP3071370B2 true JP3071370B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=17610816
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6279418A Expired - Fee Related JP3071370B2 (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3071370B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN113716883A (zh) * | 2021-08-27 | 2021-11-30 | 山东长青纳米材料有限公司 | 一种用于石灰窑的石灰石上料斗限位开关 |
CN117259217B (zh) * | 2023-11-23 | 2024-01-26 | 南昌理工学院 | 一种自动化快递分拣装置 |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP6279418A patent/JP3071370B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08133218A (ja) | 1996-05-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH08337217A (ja) | 包装材補給装置 | |
JP3071370B2 (ja) | 包装装置 | |
JP3847916B2 (ja) | 新聞紙のフイルム包装機 | |
JP3281625B2 (ja) | 包装装置 | |
WO2021149276A1 (ja) | 包装装置 | |
JP3301374B2 (ja) | ストレッチ包装機 | |
JP3181245B2 (ja) | 包装機におけるテープ貼着装置 | |
US3431701A (en) | Article-wrapping machine | |
JPH11278420A (ja) | 自動包装装置 | |
JP2522824Y2 (ja) | 包装機 | |
JP2709181B2 (ja) | 包装機における包装品搬出方向選択装置 | |
JP3071371B2 (ja) | 包装装置 | |
JP4039116B2 (ja) | ストレッチフィルム包装機 | |
KR102701523B1 (ko) | 포장박스의 비닐 포장지 자동 포장장치 | |
FR2679868A1 (fr) | Dispositif pour la fabrication d'emballages thermoformes en continu. | |
JP2957954B2 (ja) | ストレッチフィルム包装機における包装添付品位置決め装置 | |
JP2000062712A (ja) | 包装装置 | |
JP3480388B2 (ja) | 幅寄せ搬送装置 | |
JPH11278419A (ja) | 自動包装装置 | |
JPH10236412A (ja) | トレー包装装置 | |
JP2542353B2 (ja) | 計量包装値付装置 | |
JPH0649542Y2 (ja) | 包装機の搬出装置 | |
JPH09226711A (ja) | ストレッチフィルム包装機 | |
JPH0422776B2 (ja) | ||
JPH1179147A (ja) | 包装済みのトレイを搬出するトレイ搬出部を備えた包装装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080526 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090526 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |