JP2010274932A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装フィルムの重なり部をヒートシールするヒータの消費電力を抑制できる包装装置を提供する。
【解決手段】被包装物Gをフィルム4’で包装し、そのフィルムの重なり部をヒートシールする為のヒータ10を有する包装装置において、前記ヒータ10からの放熱を抑制する保温部17と、前記ヒータ10又は前記保温部17の移動を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、装置の包装動作時は、前記ヒータ10を、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態(イ)にし、装置の非包装動作時は、前記ヒータ10を、放熱を抑制し得る状態(ロ)にする。
【選択図】図1

Description

本発明は被包装物をフィルムで包装する包装装置に関し、更に詳しくは被包装物を包装するフィルムの重なり部をヒートシール(熱溶着)するヒータを備えた包装装置に関する。
従来のストレッチフィルムを用いた包装装置には、被包装物をフィルムで包装し、そのフィルムの端部を被包装物の底面側に折り込み、その折り込んだフィルム端部の重なり部分をヒートシールするためにヒータが設けられている(例えば、特許文献1参)。
上記ヒータには一般的にサーモスタット等が備わっており、ヒートシールに必要な一定の温度になるよう制御されている。
しかし、このヒータは包装装置が非包装動作状態(装置全体の電源はONで包装待機状態)でも通電状態で外気に晒されており、しかも、この種の包装装置はスーパーマーケット等のバックヤード等、室内温度が低い環境下に設置されて使用されることが多い。何故ならば、スーパーマーケットで販売する生鮮食品(鮮魚、精肉等)は鮮度が重要で、これらを加工包装する作業場所は必然的に室内温度が低く維持されている。
その為に、前記ヒータは低い温度下にさらされて熱が奪われているが、その熱量を補充しながらヒートシールに必要な一定の温度に維持する為に多くの電力を消費している。
又、最近は温暖化防止、二酸化炭素(CO2)排出量の削減等、メーカー側にも前記環境問題の改善に貢献する包装装置の開発等が求められている。
特開2001−97332号公報
本発明は上記従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたもので、包装フィルムの重なり部をヒートシールするヒータの消費電力を抑制できる包装装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成する為に本発明の包装装置は、被包装物をフィルムで包装し、その被包装物を包装するフィルムの重なり部をヒートシールする為のヒータを有する包装装置において、前記ヒータからの放熱を抑制する保温部と、前記ヒータ又は前記保温部の移動を制御する制御手段を備え、前記制御手段により、装置の包装動作時は、前記ヒータを、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にし、装置の非包装動作時は、前記ヒータを、放熱を抑制し得る状態にすることを特徴とする(請求項1)。
前記包装装置は、包装部に張架したフィルムに対して被包装物を突き上げて該被包装物の表面をフィルムで包被し、そのフィルムの端部を被包装物の底面側に折り込んで包装を完了する被包装物突き上げ方式(エレベータ方式)、或いはエレベータ上に支持した被包装物に対して水平に緊張したフィルムを上方より被せ、フィルムの端部を被包装物の底面側に折り込んで包装を完了するフィルム降下方式の何れでもよい。
前記保温部は、ヒータの放熱を抑制できる構成であればよく、例えば、ヒータの表面を覆う平板状の断熱材、或いは移動可能なヒータを収容する断熱材で構成した空間(部屋)など、その形態はヒータとの関係で決定される。
被包装物を包装するフィルムの重なり部をヒートシールするヒータと、該ヒータの放熱を抑制する保温部との相対的関係の制御は、保温部又はヒータの何れを移動制御してもよい。
ヒータを移動制御する形態としては、例えば、装置の非包装動作時はヒータを保温部(保温室)に移動して放熱を抑制し、装置の包装動作時はヒータを前記保温部(保温室)より移動させてフィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にする。
前記保温部又はヒータを移動制御してヒータを、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態とヒータの放熱を抑制し得る状態とに切り替えるが、その切り替えは、例えば、次に包装する被包装物が包装の為に包装装置の所定位置に配置されているか否かの検知信号によって行う方法、或いはオペレータがスイッチ等を操作して行う方法等が挙げられる。
上記手段によれば、包装装置として包装動作する時は、保温部はヒータから離間してヒータを、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にするため、何等支障なく被包装物を包装するフィルムの重なり部をヒートシールすることができる。そして、包装装置として包装動作しない時は、保温部でヒータが保温され、該ヒータの放熱が抑制されるため、ヒータの熱が低い外気温によって奪われるのを防止できる。それにより、ヒータの消費電力を抑制できる。
又、包装装置として包装動作しない時、ヒータは保温部で覆われ露出していないため、オペレータが間違ってヒータに触れるのを防止でき、安全性を確保することができる。
前記制御手段は、前記保温部をヒータに対して保温可能な位置と退避位置とへ移動制御する構成とする(請求項2)。
その構成としては、ヒータを所定位置(フィルム包装された被包装部が排出される位置)に固定し、保温部を移動可能とし、該保温部の移動制御によって、装置の包装動作時は、保温部をヒータから離間させて、ヒータをフィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にし、装置の非包装動作時は、前記保温部をヒータの位置へ移動させて、ヒータの放熱を抑制し得る状態にする。
移動する保温部の形態としては、保温(断熱)機能を備えたカバーをヒータに対して上下動、又は水平横移動させる等が挙げられる。
上記手段によれば、包装装置として包装動作する時は、保温部をヒータから離間する位置に移動退避させることで、ヒータをフィルムの重なり部をヒートシールし得る状態に保持でき、何等支障なく被包装物を包装するフィルムの重なり部のヒートシールを行うことができる。又、包装装置として包装動作しない時は、保温部をヒータの位置まで移動することで、該ヒータの放熱を抑制できる保温状態に保持できる。それにより、ヒータの熱が低い外気温によって奪われるのを防止できる。
前記保温部の退避位置への移動は、装置の所定位置に被包装物が載置されたことの検知信号で行われるようにする(請求項3)。
前記検知信号としては、例えば、被包装物を包装装置内部に搬送するプッシャコンベアの始端側に配置される計量部を兼ね備えた商品載置部における計量信号、或いは該商品載置部の手前側近傍に配置される被包装物の横幅を検出する幅検出センサの検出信号等、何れでもよい。
保温部の退避位置とは、包装部で包装された被包装物を排出部へ向けて押圧移動する為に待機する位置で、一般的には包装部と排出部(ヒータ)とを結ぶ線上で、排出部(ヒータ)側とは反対側の側方位置をさす。
上記手段によれば、オペレータが特別にスイッチ等を操作することなく、通常の包装作業の流れの中で、ヒータの放熱を抑制する位置に位置する保温部を、退避位置へ自動的に移動させることができる。即ち、包装済みの被包装物は排出プッシャの押動によって排出部に排出する過程でヒータ上を通過し、包装フィルムの重なり部が該ヒータによってヒートシールされ、排出プッシャによって包装済みの被包装物は排出部に排出される。それにより、排出プッシャはヒータ上に停止し、ヒータは排出プッシャに設けられた保温部で保温状態に保持される。そして、次の包装に供される被包装物が所定位置(商品載置部)に置かれ、その検知信号が出力されるまで前記排出プッシャは退避位置へ移動しない為、前記保温状態を確実に維持する。
又、前記包装装置が、包装済みの被包装物を装置外へ排出するための排出プッシャを有し、且つ、前記ヒータは包装済みの被包装物を装置外へ排出する排出部近傍に配置された装置にあっては、前記保温部を前記排出プッシャに設けるとよい(請求項3)。
前記排出部近傍とは、例えば被包装物をフィルムで包装する包装部から、包装済みの被包装物を排出部へ送り出す経路の途中位置である。
前記排出部は、包装済みの被包装物を他の場所へ搬送する搬送手段(ベルトコンベア、ローラコンベア等)、或いは搬送手段を備えない受け台の何れでもよい。
上記手段によれば、排出プッシャに保温部が設けられているので、保温部を備えるための特別な部材を用意する必要がなく、また、排出プッシャの動きを利用して保温部を移動させることができる。それにより、保温部の移動が容易になり、包装サイクルに影響を与えることがない。
そして、排出プッシャに設ける保温部の取付例としては、例えば排出プッシャの底部に設ける(請求項5)。
具体的には、ヒータの表面を略覆うだけの大きさを有した平板状の断熱材を排出プッシャの底面に略水平に取り付ける。尚、ヒータの表面を覆う面積の大きさは問わないが、該面積が大きければ大きい程、消費電力を抑えることができる。
上記手段によれば、排出プッシャの底部に保温部が備わっているので、包装装置が包装動作しない時は排出プッシャの底部、即ち保温部がヒータの表面を覆うようになるので、ヒータからの放熱を効率的に抑制することができる。
又、前記排出プッシャは、包装済みの被包装物と接する部分に断熱部を設けてもよい(請求項6)。具体的には、包装済みの被包装物を押圧移送する排出プッシャの押圧面に断熱部材を貼着する。
上記手段によれば、フィルムで包装された被包装物が排出プッシャに押されて排出される場合でも、排出プッシャの被包装物と接する押圧面に断熱部が設けてあるので、ヒータの熱で排出プッシャが温められたとしても、被包装物と接する押圧面は熱くならず、従って被包装物を包装するフィルムが熱で溶ける等して、フィルムに穴が開くのを防止できる。
本発明の包装装置は請求項1、2記載の構成により、包装装置として包装動作する時は、保温部はヒータから離間してヒータを、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にするため、何等支障なくフィルムの重なり部のヒートシールを行うことができる。そして、包装装置として包装動作しない時は、保温部でヒータが保温され、該ヒータの放熱が抑制されるため、ヒータの熱が低い外気温によって奪われるのを防止できる。よって、ヒータの消費電力を抑制できる。
又、包装装置として包装動作しない時、ヒータは保温部で覆われ露出していないため、オペレータが間違ってヒータに触れるのを防止でき、安全性を確保することができる。
また、請求項3記載の構成により、オペレータが特別にスイッチ等を操作することなく、通常の包装作業の流れの中で、ヒータの放熱を抑制する位置に位置する保温部を、退避位置へ自動的に移動させることができる。
更に、請求項4記載の構成により、排出プッシャに保温部が設けられているので、保温部を備えるための特別な部材を用意する必要がなく、また、排出プッシャの動きを利用して保温部を移動させることができる。それにより、保温部の移動が容易になり、包装サイクルに影響を与えることがない。
また、請求項5記載の構成により、排出プッシャの底部に保温部が備わっているので、包装装置が包装動作しない時は排出プッシャの底部、即ち保温部がヒータの表面を覆うようになるので、ヒータからの放熱を効率的に抑制することができる。
又、請求項6記載の構成により、ヒータの熱で排出プッシャが温められたとしても、被包装物と接する押圧面は熱くならず、従って被包装物を包装するフィルムが熱で溶ける等して、フィルムに穴が開くのを防止できる。
本発明に係る包装装置の実施の形態の一例を示す概略図。 包装動作におけるヒータと保温部の位置関係を示す説明図で、(a)は包装部から被包装物を排出プッシャで押し出す状態、(b)は被包装物がヒータ上に載置された状態、(c)は包装済みの被包装物を排出部に押し出し保温部がヒータ上に位置する状態を示す。 図2(c)の平面図。 包装動作における保温部(排出プッシャ)の動作を示すフローチャート図。
以下、本発明に係る包装装置の実施の形態の一例を図面に基づいて説明する。
図1に示す包装装置は、ヒータの放熱を抑制する保温部を排出プッシャに設けた構成を示し、図中、Aはストレッチ包装機、Bはラベル発行部(計量ラベルプリンタ)、Cは前記ラベル発行部Bから発行されたラベルを受け取って包装済みの被包装物に貼付するラベル貼付装置であり、ラベル発行部Bはストレッチ包装機Aにおけるヒータ(ヒートシール部)の側方上部に配置され、ラベル貼付装置Cは前記排出路の上方に配置されている。
ストレッチ包装機Aは、機枠14の前方に被包装物Gを載置する商品載置部13が配置され、該商品載置部13に載せた被包装物Gをプッシャコンベア1により機枠内部に設けたエレベータ2まで搬送する。尚、被包装物Gは容器であるトレイに収容された状態で搬送される場合を例示し、また、商品載置部13は計量部15の計量皿として構成されており、該商品載置部13の手前側近傍には商品Gの横幅を検出する幅検出センサ16aが設けられている。
更に、前記プッシャコンベア1による商品搬送路の途上には、該コンベア1の側方に位置させて被包装物Gの高さを検出する高さ検出センサ16b、及び前記商品載置部13と高さ検出センサ16bとの間に被包装物Gの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ寸法)を計測する長さ検出センサ16cが設けられている。
上記エレベータ2の上方には包装部3が設けられ、その包装部3の側方(プッシャコンベアと直角に交差した方向)にフィルムロール4をセットし、該フィルムロール4から繰り出されるフィルム4’をフィルムフィード機構5により引き出し、所定長さにカットした後に包装部3まで移送する。
上記包装部3には、フィルムフィード機構5の上方に、被包装物Gの上面を覆うフィルム4’の端部を被包装物Gの底部側に折り込む後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’、その左右折り込み部材7,7’の上方に位置して包装済みの被包装物G’を排出する排出プッシャ8、及び排出プッシャ8の移動方向前方位置に前折り込みローラ9が配設されている。
上記フィルムフィード機構5は、フィルムの幅方向の側端部を挟持する上下一対の無端状の弾性ベルト5a,5bと、下側の弾性ベルト5bを上側の弾性ベルト5a側へ圧接するクランプ板5cとで構成され、それらが包装部3を挟んで前後に配置されている。
また、前折り込みローラ9の前方には、被包装物Gの底面側に折り込まれたフィルムの端部の重なり部を加熱して接着し排出するヒータ(ヒートシール部)10とその前部に排出部11が配設され、機枠14上にはコンソール部12が、更に前記ヒータ(ヒートシール部)10の側方上部にラベル発行部(計量ラベルプリンタ)Bが、ヒータ(ヒートシール部)10の上方にはラベル貼付装置Cが設置されている。
前記ヒータ(ヒートシール部)10は、プーリ10a,10bに亘ってガラス繊維等からなる無端状ベルト10cが回転可能に巻回され、その無端状ベルト10cの搬送面(往路側ベルト)の下部に熱板10dが配置されて構成されている。熱板10dは電気的に加熱されヒータ(ヒートシール部)の熱源となる。又、前記熱板10dには温度検出手段として制御手段を構成するサーモスタット(図示省略)に電気的に接続され、一定温度になるように制御されている。即ち、サーモスタットが所定値以上の温度になると通電が遮断され、所定値以下の温度になると通電される。そして、無端状ベルト10cはベルト全体がヒートシール可能な温度に加熱されている。
前記排出プッシャ8の底部には、発泡合成樹脂、例えばポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォーム等の断熱材で構成された保温部17が、該排出プッシャ8の底部一面に設けられている。そして、排出プッシャ8の底部に設けられた保温部17の底面は前記ヒータ(ヒートシール部)10の上面(無端状ベルト10cの表面)に対して擦らないよう僅かな隙間が設けられている。
又、前記排出プッシャ8の押圧面8a(被包装物Gと接触して該被包装物を押圧移送する面)の前面には、前記保温部17を構成する断熱材と同様の断熱材が貼着されて断熱部18が構成されている。これにより金属板で構成された押圧面がヒータ10の熱で熱くなったとしても、包装済みの被包装物Gと接する部分は断熱材からなる断熱部18である為、包装するフィルムに熱で穴が開くのを防止できる。
また、前記排出プッシャ8を移動させる駆動機構(図示省略)には、該排出プッシャ8が待機位置(図1のイ点)に位置することを検知する第1プッシャ位置検出センサ19と、排出プッシャ8が包装済みの被包装物G’を排出部11上に排出する保温位置(即ち、保温部がヒータ10上に位置する)(図1のロ点)に移動したことを検知する第2プッシャ位置検出センサ20が設けられている。これにより、保温部17(排出プッシャ8)の待機位置、保温位置への移動制御が行なわれる。
つまり、前記待機位置は、排出プッシャ8の包装動作としての待機位置と、保温部としての排出プッシャ8がヒータ上から退避する位置との両方を兼ねている。
また、前記保温位置は、排出プッシャ8が被包装物G’を排出部11へ排出するという包装動作の完了を示す位置と、保温部としての排出プッシャ8がヒータ(ヒートシール部)10上に位置し、ヒータ(ヒートシール部)10を保温する位置との両方を兼ねている。尚、例えば、第1プッシャ位置検出センサ19は透過型フォトセンサが使用され、該位置にて排出プッシャ8に付いているフラグがセンサを遮ることで該位置に排出プッシャ8が位置していることを検知し、第2プッシャ位置検出センサ20には例えば反射型フォトセンサが使用されており、排出プッシャ8にて遮られることで排出プッシャ8が該位置に位置していることを検出する。
上記構成のストレッチ包装機Aは、プッシャコンベア1でエレベータ2上に搬送された被包装物Gがエレベータ2の上昇により包装部3に張架されたフィルム4’に対して突き上げられ、被包装物Gの上面を覆ったフィルム4’の端部は、後折り込み部材6と左右折り込み部材7,7’とにより被包装物Gの底面側に折り込まれる。
次に、排出プッシャ8により被包装物Gはヒータ(ヒートシール部)10へ向けて水平に押動され(図2(a)参照)、その押動の途中、前記フィルム4’の前側端部は前折り込みローラ9で被包装物Gの底面側に折り込まれ、その底面側に折り込まれたフィルム端部の重なり部はヒータ(ヒートシール部)10でヒートシールされ、フィルムで包装された被包装物G’が得られる(図2(b)参照)。そして、その包装を完了した被包装物G’は前記排出プッシャ8の押動によってヒータ(ヒートシール部)10上から排出部11上に排出される(図2(c)参照)。この時、保温部17を底部に備えた排出プッシャ8はヒータ(ヒートシール部)10上に位置し、ヒータ(ヒートシール部)10の表面は保温部17で覆われる。これにより、ヒータ(ヒートシール部)10の熱が外気に奪われにくくなり、ヒータ(ヒートシール部)10の温度を一定温度以上に保つことができる。つまり、通電によって一定温度以上に加熱されたヒータが、通電の遮断後、一定温度以下になるまでの時間が長くなるため、再度通電して一定温度以上にする時間は短くなり、消費電力を抑制できる。
以下に包装済みの被包装物G’を排出部11上に排出した時点、即ち、保温部17を底部に備えた排出プッシャ8がヒータ(ヒートシール部)10上に位置した時点をスタートとして、該保温部17の移動を図4のフローチャートに基づいて説明する。
S101…排出プッシャ8が包装済みの被包装物G’をヒータ(ヒートシール部)10上
から排出部11上に押し出し、保温部17がヒータ(ヒートシール部)10上
に位置する(図2(c)参照)。
保温部17はヒータ(ヒートシール部)10の表面を覆い、該ヒータの熱が外
気によって奪われるのを防止し、保温状態を形成する。
S102…次に包装する被包装物Gがプッシャコンベア1の始端部に配置した商品載置部
13に置かれているか否かを判定する。具体的には、商品載置部13に組み込
まれた計量部15からの計量信号の有無によって判定される。被包装物Gが置
かれ計量信号が出力された場合(YES)はS103へ進み、計量信号の出力が
ない場合(NO)はS101に戻って前記保温状態を維持する。つまり、次の被
包装物Gが装置に供給される(装置の包装動作時)まで保温部17(排出プッ
シャ8)はヒータ(ヒートシール部)10上に位置する。
S103…保温部17(排出プッシャ8)はヒータ(ヒートシール部)10上から待機位
置(図1のイ点)へ移動(後退)し、次に包装される被包装物Gの押動排出の
ために待機する。後退時の停止位置は第1プッシャ位置検出センサ19の検知
信号による駆動機構の制御によって行なわれる。
S104…前記した一連の包装動作(被包装物の突き上げ→フィルム端部の折り込み)が
行われる。
S105…左右側及び後側のフィルム端部の折り込みが完了した被包装物G’は排出プッ
シャ8でヒータ(ヒートシール部)10上に押圧移動され、折り込まれたフィ
ルム端部の重なり部が前記ヒータ(ヒートシール部)10の熱でヒートシール
され、第2プッシャ位置検出センサ20が遮られる位置まで排出プッシャ8が
移動し、排出プッシャ8で被包装物G’が排出部11上に排出される。被包装
物G’を排出部11上に排出した排出プッシャ8は、ヒータ(ヒートシール部
)10上に位置し(S101)、図4の動作が繰り返し実行される。
上記動作は、保温部17を排出プッシャ8に設けた場合であるが、保温部17を排出プッシャ8以外に別途独立して設けた場合、例えば、保温部(カバー)をヒータ(ヒートシール部)10の上方に上下動可能に配置した場合、包装済みの被包装物のヒートシール完了(排出プッシャ8が第2プッシャ位置検出センサ20で検知)から所定時間、例えば、1分間、被包装物Gが商品載置部13に置かれたことが検知されない時に、前記保温部(カバー)をヒータ(ヒートシール部)10上に降下させてヒータ(ヒートシール部)10を覆い、放熱を防止しヒータ(ヒートシール部)10を保温するようにしてもよい。尚、この場合、排出プッシャ8は包装済みの被包装物を排出部11に排出後、直ぐに後退して待機位置(図1のイ点)に戻り、保温部(カバー)の降下の妨げとならないようにする。
また、排出プッシャ8は包装済みの被包装物G’を排出部11上に排出し、次の被包装物Gが商品載置部13に載置されそれが検知されるまでは保温部17はヒータ(ヒートシール部)10上に位置しているが、その場合、排出プッシャ8の先端部はヒータ(ヒートシール部)10より前方の排出部11内に位置するようにする。これにより、排出プッシャ8の先端(押圧面)は前記ヒータ(ヒートシール部)10の範囲内に位置しないので、該先端部にはヒータの熱が伝わりにくくなる。従って、包装装置が駆動した場合、包装済みの被包装物G’が排出プッシャ8の押圧面と当接しても、該排出プッシャ8の先端部(押圧面)は熱くなっていない為、接触によって包装フィルムに穴が開くのを防止できる。勿論、前記したように押圧面に断熱材等を貼付して断熱部18を形成した場合は、前記穴開き防止を確実に行うことができる。
本発明は図示した実施の形態に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
(1)実施の形態では、保温部17を排出プッシャ8の底部に設け、該排出プッシャ8の移動を利用してヒータ(ヒートシール部)10の保温を行う構成を示したが、保温部を排出プッシャとは独立してヒータ(ヒートシール部)10の上方に配置し、包装装置の包装動作時はヒータ(ヒートシール部)10の上方へ退避させ、包装装置の非包装動作時は降下してヒータ(ヒートシール部)10を覆い、放熱を抑制し保温するようにしてもよい。尚、包装装置にラベル貼付機構が装備されている場合は、該ラベル貼付機構の動きを妨げない位置に保温部を配置する。
(2)実施の形態は保温部(排出プッシャ)が移動する例を示したが、逆にヒータ(ヒートシール部)を移動させて保温するようにしてもよい。例えば、装置内に保温部を配置固定し、その保温部に対してヒータ(ヒートシール部)を出没移動させるようにしてもよい。
(3)実施の形態では、ヒータ(ヒートシール部)10は、平板状の熱板と無端状のベルトからなる平板ベルトタイプを示しているが、ローラタイプのヒータであってもよい。
(4)実施の形態では、保温部を備えた排出プッシャが保温位置から退避位置への移動を商品載置部の検知信号(計量部の計量信号)で移動する例を示したが、計量部の計量信号に限らず、商品載置部の手前側近傍に配置される被包装物の横幅を検出する幅検出センサの検出信号、或いはプッシャコンベアによる商品搬送路の側方に配置した被包装物Gの高さを検出する高さ検出センサ、又は被包装物Gの奥行き寸法(搬送方向に沿った長さ寸法)を計測する長さ検出センサの検出信号等を用いてもよい。
(5)実施の形態では、被包装物Gが排出プッシャ8により排出される過程で該被包装物の底部がヒートシールされる構造を示したが、包装された物をオペレータが手で取り、例えば、装置手前に配置されているヒートシール部に包装された物の底部を押し当てるような構造の包装装置に本発明を利用し、非包装動作時と包装動作時で、該ヒートシール部を保温部で覆う、或いは覆わないように制御するようにしてもよい。
(6)本発明はあくまで非包装動作時にヒータを、放熱を抑制し得る状態にするので、例えば、包装装置としては非動作であるが上記実施の形態でのラベル発行部のみ動作しラベルだけを発行する場合は、上記実施の形態で示したように、ヒータ上部を覆うように保温部が保温位置に位置し続けるようにしてもよい。
(7)ヒータ(ヒートシール部)の側面と底面とを断熱材で覆い、上面の断熱材が保温、退避位置に移動可能なようにしてもよい。
A…ストレッチ包装機 G…被包装物
3…包装部 4’…フィルム
8…排出プッシャ 10…ヒータ(ヒートシール部)
11…排出部 13…商品載置部
17…保温部 18…断熱部

Claims (6)

  1. 被包装物をフィルムで包装し、その被包装物を包装するフィルムの重なり部をヒートシールする為のヒータを有する包装装置において、
    前記ヒータからの放熱を抑制する保温部と、
    前記ヒータ又は前記保温部の移動を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段により、装置の包装動作時は、前記ヒータを、フィルムの重なり部をヒートシールし得る状態にし、装置の非包装動作時は、前記ヒータを、放熱を抑制し得る状態にすることを特徴とする包装装置。
  2. 前記制御手段は、前記保温部を前記ヒータに対して保温可能な位置と退避位置とへ移動制御することを特徴とする請求項1記載の包装装置。
  3. 前記保温部の退避位置への移動は、装置の所定位置に載置された被包装物の検知信号で行われることを特徴とする請求項2記載の包装装置。
  4. 前記包装装置は包装済みの被包装物を装置外へ排出するための排出プッシャを有し、前記ヒータは包装済みの被包装物を装置外へ排出する排出部近傍に配置され、前記保温部は前記排出プッシャに設けられていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項記載の包装装置。
  5. 前記保温部は、前記排出プッシャの底部に設けられていることを特徴とする請求項4記載の包装装置。
  6. 前記排出プッシャは、包装済みの被包装物と接する部分に断熱部を設けたことを特徴とする請求項4又は5記載の包装装置。
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