JP2003095208A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

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JP2003095208A
JP2003095208A JP2001283727A JP2001283727A JP2003095208A JP 2003095208 A JP2003095208 A JP 2003095208A JP 2001283727 A JP2001283727 A JP 2001283727A JP 2001283727 A JP2001283727 A JP 2001283727A JP 2003095208 A JP2003095208 A JP 2003095208A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 性状の異なる多種の被包装物が包装対象とな
る場合であっても、それぞれの被包装物に適したヒート
シールが為される包装装置を提供する。 【解決手段】 包装装置は、緊張保持させたフィルムに
下方からトレーTを含む被包装物を押し上げ、フィルム
の周縁部をトレーTの下側に折り込んで熱シールする。
この包装装置は、加熱ローラ112と、押さえローラ1
06と、制御部とを備えている。加熱ローラ112は、
トレーTの下側に折り込まれたフィルムに対して、熱を
加える。押さえローラ106は、被包装物を加熱ローラ
112に押しつける。制御部は、押さえローラ106が
被包装物を加熱ローラ112に押しつける力の大きさ、
押さえローラ106が被包装物を加熱ローラ112に押
しつける時間の長さ、および加熱ローラ112の温度の
うち少なくとも1つのパラメータを、被包装物の性状に
応じて変える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、包装装置、特に、
緊張保持させたフィルムに下方から被包装物を押し上げ
フィルムの周縁部を被包装物の下側に折り込んで熱シー
ルする包装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡スチロールなどを使ったトレ
ーに収納された生鮮食料品等の被包装物をストレッチフ
ィルムによって包装する装置が、ストレッチ包装装置と
して知られている。このストレッチ包装装置では、所定
の幅を有するストレッチフィルムをトレーの大小に応じ
て所定長さ寸法に切断するとともに、フィルムの幅方向
の両側縁部を上下のベルト等から成る一対のフィーダに
より保持しながらフィルムを包装ステーションに搬送
し、包装ステーションでフィルム包装を施す。包装ステ
ーションでは、搬送されてきて緊張保持されているフィ
ルムに対してトレーに収納された商品(以下、被包装物
という。)を押し上げ、被包装物をフィルムに密着させ
た状態でフィルムの周縁部をトレーの下側に折り込む。
これにより、被包装物がストレッチフィルムに包まれる
ので、その後トレーの下に折り込まれたフィルムをヒー
トシールして包装を完了させる。
【0003】このようなストレッチ包装装置において、
最近では、包装ステーションにおける包装動作中に商品
を上から押さえつける押さえ部材を設けることがある。
本願出願人が以前に行った特許出願(特願2000−1
02847号)では、この押さえ部材が、緊張保持した
フィルムへの被包装物の押し上げ時などにおいて被包装
物が転倒することを抑える役割を果たすとともに、フィ
ルムのヒートシールを安定させる役割も果たしている
(上記特許出願の段落番号[0018]〜[0020]
を参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような押さえ部
材を備えた包装装置では、押さえ部材により被包装物が
下方に押さえつけられることで、トレーの下に折り込ま
れたフィルムがヒートローラに強く押し当たるようにな
り、フィルムのヒートシールが安定するようになってい
る。
【0005】しかし、上記の包装装置では一律に同程度
の押しつけ力が押さえ部材から被包装物に作用している
にすぎず、一定の効果は出るが、押さえ部材が個々の被
包装物に適した作用を発生させているとは言えない。し
たがって、多種の被包装物を扱い、被包装物の種類毎に
ヒートシールの最適な条件が異なるような状態のときに
は、一定の押しつけ力が作用する上記の包装装置では、
被包装物によって十分なヒートシールが為されないこと
も起こり得る。
【0006】本発明の課題は、性状の異なる多種の被包
装物が包装対象となる場合であっても、それぞれの被包
装物に適したヒートシール(熱シール)が為される包装
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る包装装置
は、緊張保持させたフィルムに下方から被包装物を押し
上げ、フィルムの周縁部を被包装物の下側に折り込んで
熱シールする包装装置であって、熱供給部材と、押圧力
供給部材と、制御部とを備えている。熱供給部材は、被
包装物の下側に折り込まれたフィルムに対して、熱を加
える。押圧力供給部材は、被包装物を熱供給部材に押し
つける。制御部は、押圧力供給部材が被包装物を熱供給
部材に押しつける力の大きさ、押圧力供給部材が被包装
物を熱供給部材に押しつける時間の長さ、および熱供給
部材の温度のうち少なくとも1つのパラメータを、被包
装物の性状に応じて変える。
【0008】ここでは、被包装物の下側に折り込まれた
フィルムに対し、熱供給部材から熱を加え、被包装物を
熱供給部材に押しつける押圧力供給部材から被包装物に
押しつけ力を加えることによって、熱シールを行ってい
る。このため、熱供給部材の温度、押圧力供給部材が被
包装物を押す力の大きさ、および押圧力供給部材が被包
装物を押す時間の長さが、熱シール後のシール状態を左
右するパラメータとなる。そして、ここでは、これらの
パラメータのうち少なくとも1つを、被包装物の性状に
応じて変える制御を行っている。被包装物の性状の具体
例としては、被包装物の温度等の性質、被包装物の全体
形状などが挙げられる。また、商品をトレーに入れた状
態のものが被包装物として包装の対象となる場合には、
トレーの形状や大きさ、トレーの重量、トレーの材質な
ども被包装物の性状に含まれる。
【0009】このように、本請求項の包装装置では被包
装物の性状に応じて3つのパラメータの少なくとも1つ
を変えるように制御しているので、性状の異なる多種の
被包装物が包装対象となる場合であっても、それぞれの
被包装物に適した熱シールが為されるようになる。
【0010】請求項2に係る包装装置は、請求項1に記
載の包装装置であって、制御部は、被包装物の重量に応
じてパラメータを変える。ここでは、被包装物の重量が
大きいときには、自重により被包装物と熱供給部材との
熱シール時の圧着度合いが大きくなることに配慮して、
押圧力供給部材が被包装物を押す力を小さくしたり、熱
供給部材の温度を下げたり、押圧力供給部材が被包装物
を押す時間を短くしたりして、熱シールの過剰を抑える
ことができる。また、被包装物の重量が小さい場合に
は、自重が少ない分だけ押圧力供給部材が被包装物を押
す力を大きくして、不十分な熱シールとならないように
することが可能である。
【0011】なお、被包装物の重量については、外部入
力されたデータを用いてもよいし、計量機構を備えた包
装装置(いわゆる自動計量包装装置)であれば自己計測
した計量データを用いることもできる。
【0012】請求項3に係る包装装置は、請求項1又は
2に記載の包装装置であって、制御部は、被包装物の温
度に応じてパラメータを変える。ここでは、例えば被包
装物が冷凍品であるときには、押圧力供給部材が被包装
物を押す力を大きくしたり、押圧力供給部材が被包装物
を押す時間を長くしたりして、不十分な熱シールとなる
ことを抑えることができる。
【0013】なお、被包装物の温度については、外部入
力されたデータを用いてもよいし、温度計測器を備えた
包装装置であれば計測データを用いることもできる。請
求項4に係る包装装置は、請求項1から3のいずれかに
記載の包装装置であって、記憶部をさらに備えている。
記憶部は、入力された被包装物の性状に関するデータを
記憶する。そして、制御部は、記憶部にあるデータを基
にパラメータを変える。
【0014】ここでは、入力された被包装物の性状に関
するデータを記憶部に記憶しておき、そのデータを用い
て制御部がパラメータを変えている。したがって、包装
装置が有する計測機能では計測が難しい被包装物の性
状、例えば、被包装物がトレーに盛られた刺身であるか
否かといった被包装物の性状をも考慮して、被包装物に
適した熱シールを行うことが可能となる。被包装物が刺
身の場合には、押圧力供給部材が被包装物を押す力を大
きくすると商品価値が損なわれる恐れがあるため、押圧
力供給部材が被包装物を押す時間を長くしたり熱供給部
材の温度を高くしたりすることで熱シールの強化を行う
ようにすることが望ましい。
【0015】請求項5に係る包装装置は、請求項1から
3のいずれかに記載の包装装置であって、記憶部をさら
に備えている。記憶部は、入力された被包装物の性状に
関するデータおよび入力されたフィルムの性状に関する
データを記憶する。また、制御部は、記憶部にあるデー
タを基に、被包装物の性状およびフィルムの性状に応じ
てパラメータを変える。
【0016】ここでは、入力された被包装物の性状に関
するデータを記憶部に記憶しておき、そのデータを用い
て制御部がパラメータを変えている。したがって、包装
装置が有する計測機能では計測が難しい被包装物の性
状、例えば、被包装物がトレーに盛られた刺身であるか
否かといった被包装物の性状をも考慮して、被包装物に
適した熱シールを行うことが可能となる。
【0017】また、ここでは、被包装物の性状に加え、
熱シールの仕上がり具合に影響を与えるフィルムの性状
の影響も考慮して、制御部がパラメータを変えている。
したがって、熱シールがより適切に行われるようにな
る。
【0018】請求項6に係る包装装置は、請求項1から
5のいずれかに記載の包装装置であって、熱供給部材
は、複数の発熱体を有している。そして、制御部は、被
包装物の性状に応じて、複数の発熱体のうち作動させる
ものを選択する。
【0019】ここでは、被包装物が小さい場合であって
複数の発熱体全てを作動させる必要がない場合に、選択
的に幾つかの発熱体を作動させるだけで適切な熱シール
を行うことが可能となる。また、被包装物の形状によっ
て被包装物の下側に折り込まれるフィルムの周縁部の配
置がある程度決まってくるが、それに合わせて必要な発
熱体だけを作動させるようにすることで、省エネルギー
を達成することもできるようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態に係るフィル
ム横送り型のストレッチ包装装置を図1に示す。この包
装装置1は、緊張保持させたストレッチフィルムFに対
してトレーTに載せた生鮮食料品等の商品Gを押し上
げ、フィルムFの周辺部をトレーTの下側に折り込むこ
とによってフィルム包装を行う装置である。また、この
包装装置1は、フィルム包装機能に加えて、計量機能や
ラベル貼付による値付け機能を兼ね備えている。なお、
商品GがトレーTに収容されない状態で包装される場合
もある。
【0021】<装置の全体概略>図1および図2に示す
ように、包装装置1は、計量搬入機構2と、包装ステー
ション3と、ロール支持機構4と、フィルム送り出し機
構5と、フィルム搬送機構6と、折り込み機構7と、押
さえ機構81と、加熱機構82とを備えている。
【0022】計量搬入機構2は、本体1aの正面中央部
に設けられている。包装ステーション3は、本体1a内
に形成される空間である。ロール支持機構4は、本体1
aの両側部に配設されており、それぞれフィルムロール
Rを保持する。フィルム送り出し機構5は、フィルムロ
ールRから引き出されたフィルムFを上方に送り出す。
フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5からフ
ィルムFを受け取り、包装ステーション3へとフィルム
Fを搬送する。折り込み機構7は、包装ステーション3
に搬送されたフィルムFによって、被包装物を包装す
る。加熱機構82は、折り込み機構7により被包装物の
下側に折り込まれたフィルムFに対して、熱を加えてヒ
ートシールを施す。
【0023】また、本体1aの上部には、表示パネル9
4、操作キー95などを備えたコンピュータから成る制
御部9が配置されている。この制御部9は、上記の各機
構の作動を制御するとともに、計量搬入機構2により計
量された商品Gの重量を示す信号に基づいて商品Gの価
格の算出等を行い、商品Gの重量や価格等をラベルに印
字するラベルプリンター10やラベル発行機11の作動
を制御している。表示パネル94は、タッチパネル式の
ディスプレイであり、パネル上に操作ボタンも配され
る。また、コンピュータ内には記憶部96も収められて
おり、記憶部96には、表示パネル94や操作キー95
などから入力された、あるいは外部の装置から転送され
たフィルムFに関するデータおよび被包装物に関するデ
ータが記憶されている。
【0024】なお、この包装装置1で使用するフィルム
ロールRは、所定の幅寸法とされたストレッチフィルム
Fが多重に巻き付けられているものである。<計量搬入
機構>計量搬入機構2は、トレーTに収納された食品等
の商品Gの重量を計量する計量器と、一対のローラ間に
張設された複数の搬入ベルトとを有している。搬入ベル
トには搬送用の突起が設けられており、計量器上(搬入
ベルト上方)に商品Gを収容したトレーTを図3に示す
ように載置すれば、商品Gの重量が計量器により計量さ
れた後、トレーTが搬入ベルトの突起に押されて、包装
ステーション3のリフター機構30(後述)の支持部材
33上に送られる(図8および図9参照)。
【0025】<包装ステーション>包装ステーション3
は、本体1a内にあって、計量が終わったトレーT内の
商品Gに一連のフィルム包装処理を施す空間である。こ
の包装ステーション3では、フィルム搬送機構6によっ
てストレッチフィルムFが張られ、張られたフィルムF
に対してリフター機構30がトレーTおよび商品Gを突
き上げる(図10参照)。そして、折り込み機構7がフ
ィルムFを突き上げた状態のトレーTの下側へとフィル
ムFの周囲の部分を折り込むことによって、トレーTお
よび商品GがフィルムFで覆われた状態となる。
【0026】この包装ステーション3の下部には、トレ
ーTの底面を保持してトレーTおよび商品Gを上方に移
動させるためのリフター機構30が設けられている。リ
フター機構30は、図3に示すように、支持ベース31
と、支持ベース31上に固定された複数の支持バー32
と、各支持バー32の上端部にそれぞれ回動自在に支持
されトレーTの底面を受ける支持部材33とを有してい
る。また、リフター機構30は、支持ベース31を上下
移動させる電動ボールネジ機構34を下部に備えてい
る。
【0027】なお、各支持バー32は、その中央部分に
前後左右に折れ曲がるヒンジを備えており、後述する左
右折り込み板76,77や後折り込み板78がトレーT
の下部に入ってくるときに一時的に転倒するようにされ
ている。
【0028】また、包装ステーション3の上部には、リ
フター機構30によってトレーTおよび商品Gが突き上
げられて止まったときにトレーTや商品Gが姿勢を崩し
て転倒することを抑える役割を果たす押さえ機構81が
配置されている。この押さえ機構81は、排出プッシャ
ー79aによってトレーTを排出台83に押し出しなが
らトレーTの下に折り込まれたフィルムFを加熱ローラ
112によってヒートシールする際に商品Gおよびトレ
ーTを加熱ローラ112に押しつける役割も果たすた
め、詳しい構成は後述する。
【0029】<ロール支持機構>フィルムロールRを支
持するロール支持機構4は、図2に示すように、本体1
aの両側部に概ね対称に設けられている。ロール支持機
構4は、主としてロールバー4aから構成されている。
【0030】ロールバー4aは、フィルムロールRを挿
通させ、ホルダー等でフィルムロールRを保持すること
ができる。また、ロールバー4aは、それぞれ本体1a
に回転自在に支持されており、1つのフィルムロール駆
動モータ4bによって駆動されるようになっている。フ
ィルムロール駆動モータ4bは正逆回転が可能であり、
正回転時に一方のロール支持機構4を、逆回転時に他方
のロール支持機構4を駆動する。
【0031】<フィルム送り出し機構>フィルム送り出
し機構5は、フィルムロールRから引き出されたフィル
ムFを後述するフィルム搬送機構6の一対のフィーダユ
ニット61,62に受け渡すための機構である。このフ
ィルム送り出し機構5は、図2に示すように、主とし
て、繰り出しローラ51と、繰り出しローラ51を回す
繰り出しモータ52と、フィルム差し込み板ユニット5
3と、フィルム差し込み板ユニット53を上下移動させ
るフィルム差し込み板駆動モータ54とから構成されて
いる。
【0032】繰り出しローラ51は、ロール支持機構4
に保持されたフィルムロールRの斜め上方、フィルムロ
ールRよりも外側に配置されるローラであって、フィル
ムロールRの長手方向に沿って延びている。この繰り出
しローラ51は、ベルトを介して繰り出しモータ52と
連結されており、繰り出しモータ52の作動によって回
転する。
【0033】フィルム差し込み板ユニット53は、主と
して2枚の板部材57,58から構成されており、図2
に示すように、ロール支持機構4に支持されたフィルム
ロールRの上方に配置されている。
【0034】フィルム差し込み板駆動モータ54は、上
記のフィルム差し込み板ユニット53を上下に移動させ
るために配備されており、リンク機構を介してフィルム
差し込み板ユニット53を上下移動させる。
【0035】<フィルム搬送機構>フィルム搬送機構6
は、フィルムロールRから上記フィルム送り出し機構5
によって繰り出されたフィルムFを受け取って、包装ス
テーション3の中央部分に搬送し、さらにフィルムFを
緊張保持する。このフィルム搬送機構6は、主として、
第1フィーダユニット61と、第2フィーダユニット6
2と、第1フィーダ移動ユニット63と、第2フィーダ
移動ユニット64と、フィーダ駆動ユニット65とから
構成されている。
【0036】第1フィーダユニット61は装置1の正面
から見て手前側に、第2フィーダユニット62は装置1
の正面から見て向こう側に配置されている(図3および
図4参照)。これらの第1および第2フィーダユニット
61,62は、横送りされるフィルムFの両側部(手前
側および向こう側の側部)を上下のベルトで挟み、フィ
ーダ駆動ユニット65の作動によってフィルムFを搬送
する。
【0037】また、第1フィーダユニット61は第1フ
ィーダ移動ユニット63の作動により、第2フィーダユ
ニット62は第2フィーダ移動ユニット64の作動によ
って、それぞれフィルム幅方向(図3および図4の左右
方向)に移動するように構成されている。それぞれのフ
ィーダユニット61,62は、フィルム幅方向に沿って
延びるスライドシャフト66,67によって、2カ所で
フィルム幅方向に移動自在に支持されている。
【0038】なお、図示していないが、第1および第2
フィーダユニット61,62は、複数のクランプを有し
ている。これらのクランプは、ソレノイドによって作動
し、フィルムFの保持および保持の解除を行う。
【0039】<カッター機構>また、フィルム搬送機構
6のフィルム搬送方向前側には、カッター機構69が配
備されている。カッター機構69は、フィルム送り出し
機構5からフィルム搬送機構6へと受け渡されたフィル
ムFがフィルム搬送機構6で所定量だけ搬送された後
に、両機構5,6間においてフィルムFを切断するため
に設けられている。カッター機構69は、フィルム幅よ
りも長い切断刃69aを有し、この切断刃69aをアク
チュエータで移動させることによりフィルムFを切断す
る。
【0040】なお、カッター機構69も、正面右側のフ
ィルムロールRからフィルムFが繰り出されるときのた
めのものと、正面左側のフィルムロールRからフィルム
Fが繰り出されるときのためのものとの2セットが配備
されている(図2参照)。
【0041】<折り込み機構>折り込み機構7は、図2
および図3に示すように、主として、左右折り込み板7
6,77と、後折り込み板78と、前折り込み棒79と
から構成されている。
【0042】左右折り込み板76,77は、フィルムF
のフィルム搬送方向両端部をトレーTの下側に折り込む
もので、図示しないモータおよびタイミングベルトによ
って水平移動が可能である。
【0043】後折り込み板78は、フィルムFの第2フ
ィーダユニット62側の側部をトレーTの下側に折り込
むもので、図示しないモータおよびタイミングベルトに
よって水平移動が可能である。
【0044】前折り込み棒79は、トレーTを排出台8
3に向けて押し出す排出プッシャー79aによるトレー
Tの排出時に、フィルムFの第1フィーダユニット61
側の側部がトレーTの下側に折り込まれるように配置さ
れている。
【0045】排出プッシャー79aは、図2に示すよう
に、後述する押さえ機構81の押さえローラ106や押
さえプレート104と干渉しないよう、左右に2分割さ
れている。
【0046】<押さえ機構>押さえ機構81は、図5に
示すように、サーボモータ(若しくはトルクモータ)1
01、ギア部材102、2つのアーム103、押さえプ
レート104、連結部材105、複数の押さえローラ1
06、第1固定部材107、第2固定部材108、第3
固定部材109などから構成されている。
【0047】サーボモータ101の回転軸に、ギア部材
102が装着される。ギア部材102のギアは、一方の
アーム103の端部に形成されている円弧状ギア103
aに噛み合う。アーム103は、それぞれ2本の板部材
により構成されており、一端が第3固定部材109に、
他端が押さえプレート104の中央付近にピン連結され
ている。第2および第3固定部材108,109は、ア
ーム103の一端を第1固定部材107に固定するとと
もに、ギア部材102の先端を回転自在に支持する。第
1固定部材107およびサーボモータ101は、包装装
置1の骨組みフレームに固定される。押さえプレート1
04は、アーム103により、常に概ね水平面に平行と
なるように保持されている。そして、サーボモータ10
1の駆動によってアーム103が回動すると、それに従
って押さえプレート104の高さ位置が変わる。押さえ
ローラ106は、シリコンを原材料とするスポンジ状の
ローラであり、連結部材105を介して押さえプレート
104の先端に回転自在に支持されている。また、押さ
えローラ106は、図3や図11に示すように、平面的
に後述する加熱ローラ112の概ね直上に位置してい
る。
【0048】この押さえ機構81は、前述のように、排
出プッシャー79aによってトレーTを排出台83に押
し出しながらトレーTの下に折り込まれたフィルムFを
加熱機構82によってヒートシールする際に、商品Gお
よびトレーTを加熱ローラ112に押しつける役割を果
たす。このときには、後述する制御部9からの指令によ
り、商品GやトレーT、フィルムFの性状に合った押し
つけ力および押しつけ時間となるようにサーボモータ1
01が駆動され、アーム103から押さえプレート10
4に下向きの力が働いて押さえローラ106から商品G
およびトレーTに押しつけ力が作用する。
【0049】なお、前述のように押さえ機構81はリフ
ター機構30によってトレーTおよび商品Gが突き上げ
られて止まったときにトレーTや商品Gが姿勢を崩して
転倒することを抑える役割を果たすが、このときにはサ
ーボモータ101は駆動せず、押さえプレート104等
の自重によって商品GおよびトレーTが下方に押さえつ
けられる。
【0050】<加熱機構>加熱機構82は、図6に示す
ように、搬送ローラ111、加熱ローラ112、ヒータ
113、ローラ支持部材114、ヒータ支持部材11
5、温度センサ116などから構成されている。搬送ロ
ーラ111は、2本の加熱ローラ112の前後に複数本
が配置されている。左右一対のローラ支持部材114
は、各ローラ111,112の両端を回転自在に支持し
ている。また、加熱ローラ112は、筒状に形成されて
おり、その内部に円柱状の電気式ヒータ113が挿入さ
れている。ヒータ113は、いわゆるカートリッジヒー
タであり、加熱ローラ112と接触しておらず、両端が
ヒータ支持部材115に固定されている。これらのヒー
タ113の一端には電極119が設けられており、この
電極119から通電を行うことによってヒータ113内
の発熱コイルが発熱する。
【0051】また、加熱ローラ112には、その外表面
の温度を検出する温度センサ36が接触している。この
温度センサ36は、加熱ローラ112の温度を制御部9
へと送る。
【0052】<制御部>本体1aの上部に配される制御
部9は、図7に示すように構成されており、各機構2,
5,6,30,7,81,82,10,11の各動作を
制御する。制御部9は、CPU91、ROM92、RA
M93、タッチパネル式の表示パネル94、操作キー9
5などを有しており、また各種データが保存される記憶
部96とつながっている。主電源スイッチ16、ヒータ
電源スイッチ17、非常停止スイッチ19などからの入
力も、制御部9に伝達される。
【0053】記憶部96には、フィルムデータファイル
96aと、商品データファイル96bと、トレーデータ
ファイル96cとが収納されている。フィルムデータフ
ァイル96aには、複数種類のフィルムFの性状に関す
るデータが、フィルムFの種類ごとに記憶されている。
商品データファイル96bには、商品Gの単価データや
商品Gの性状に関するデータが、商品Gの種類ごとに記
憶されている。トレーデータファイル96cには、トレ
ーTの性状に関するデータが、トレーTの種類ごとに記
憶されている。
【0054】具体的には、フィルムデータファイル96
aには、フィルムNo.ごとに、フィルムFの厚みや材
質、フィルム幅などのデータが記憶されている。商品デ
ータファイル96bには、商品の呼び出しNo.ごと
に、商品Gが冷凍食品であるか否かなどのデータ、商品
Gの単価データ、使用される1つの又は複数のトレーT
のトレーNo.などのデータが記憶されている。トレー
データファイル96cには、トレーNo.ごとに、トレ
ーTの大きさ、形状、材質、風袋重量(トレー重量ある
いはトレー重量にフィルム重量を加えたもの)などのデ
ータが記憶されている。
【0055】<包装装置の動作概略>次に、上記のよう
な構成を持つ包装装置1の動作を簡単に説明する。本装
置1では、オペレータが商品Gを収容したトレーTを計
量搬入機構2の計量器上に載せると、計量値が安定して
計量が完了するのを待って、搬入ベルトが動き出す。こ
の搬入ベルトの動きに従って搬入ベルトに固定されてい
る突起が移動し、商品Gを載せたトレーTをリフター機
構30の支持部材33上に押し出す(図9参照)。
【0056】一方、フィルムロールRからフィルム送り
出し機構5によりフィルム搬送機構6へと受け渡された
フィルムFは、カッター機構69の切断刃69aにより
切断され1枚の長方形状のフィルムFになって、リフタ
ー機構30の上方まで両フィーダユニット61,62に
よって運ばれている。そして、リフター機構30の上方
において、各クランプの作動によりフィルムFの周囲を
強く保持された状態となっている。
【0057】そして、このように周囲、特に両側部を強
く保持されたフィルムFに対して、リフター機構30が
商品GおよびトレーTを押し上げる(図10参照)。す
ると、周囲を強く保持されているフィルムFは商品Gお
よびトレーTの上部を覆うように伸張する。
【0058】この状態において、後折り込み板78およ
び左右折り込み板76,77がトレーTの下側に水平移
動すると、適当なタイミングで正面側(図10の左側)
にあるクランプ以外のクランプがフィルムFの保持を解
除して、フィルムFの周囲3辺がトレーTの下側に折り
込まれる。そして、排出プッシャー79aがトレーTを
排出台83側に押し出すと、折り込まれていなかった正
面側のフィルムFの1辺が前折り込み棒79に当たり、
排出台83側へのトレーTの移動にしたがってトレーT
の下側に折り込まれていく(図11参照)。なお、正面
側にあるクランプは、このときにフィルムFの保持が解
除される。また、この移動中に、トレーTの下側に折り
込まれたフィルムFがヒートシールされ、図12に示す
位置に排出されたときには、商品GおよびトレーT全体
をフィルムFが覆った包装完了の状態となる。
【0059】さらに、ラベル貼付を含む処理を選択して
いる場合には、計量値に基づいて算出される商品の値段
や重量などがラベルプリンター10によりラベルに印字
され、そのラベルがラベル発行機11により包装済みの
商品GおよびトレーTに貼付される。
【0060】<包装排出動作における押さえ機構の動き
>上記のように、排出プッシャー79aがトレーTを排
出台83側に押し出すときに、トレーTの下側に折り込
まれたフィルムFがヒートシールされる。このヒートシ
ール時の動作を、押さえ機構81の動きを含め、以下に
詳述する。
【0061】図10に示すようにリフター機構30が商
品GおよびトレーTを押し上げるときには、押さえ機構
81のサーボモータ101は駆動されておらず、押さえ
プレート104は、商品Gの上面に対して押さえプレー
ト104等の自重だけを負荷する。
【0062】そして、図11に示すように、トレーTが
排出プッシャー79aによって排出台83側に押し出さ
れていく途中で、トレーTは加熱機構82の加熱ローラ
112の上を通る。このとき、トレーTの下側に折り込
まれたフィルムFが加熱ローラ112から熱を受けてヒ
ートシールされる。また、トレーTが加熱ローラ112
の上を通っているときには、サーボモータ101に対
し、所定の出力で、所定の時間帯だけ駆動するように制
御部9から指令が出される。これにより、トレーTに入
った商品Gが下に押しつけられ、間接的にトレーTの下
側に折り込まれたフィルムFが加熱ローラ112とトレ
ーTとの間で強く挟まれる状態となり、フィルムFが強
く加熱ローラ112に押圧されるようになる。
【0063】<押さえ機構のサーボモータの出力制御>
このように、ヒートシール時におけるフィルムFへの押
圧力は、商品GおよびトレーTと押さえプレート104
等の自重に加えて、所定時間の間はサーボモータ101
が発する力が補助的に加わるようになっている。ここ
で、ヒートシールの具合を調整することができるパラメ
ータとして、サーボモータ101を駆動する時間(以
下、モータ駆動時間という。)と、サーボモータ101
の出力(以下、モータ出力という。)とを挙げることが
できる。
【0064】これらのモータ駆動時間およびモータ出力
は、制御部9が、記憶部96にある商品GやトレーT、
フィルムFの性状データおよび計量搬入機構2により計
測された商品Gの重量データを基にして決定する。
【0065】具体的には、商品Gが冷凍食品の場合、ト
レーTも冷えているため、ヒートシール不足になる恐れ
がある。このような場合には、サーボモータ101のモ
ータ出力を大きくするとともに、トレーTの先端が加熱
ローラ112に載り始めてからトレーTの後端が加熱ロ
ーラ112から外れるまでの間、サーボモータ101を
駆動し続ける制御が採られる。
【0066】また、重量が同じであってもトレーTの平
面サイズが大きい場合には押さえ機構81のモータ出力
を大きくしたほうが望ましく、フィルムFの材質によっ
てもモータ出力やモータ駆動時間を調整制御することが
望ましい。
【0067】さらに、トレーTの下面においてフィルム
Fがどのように折り重なっているのかをフィルムFのサ
イズやトレーTの形状から判断し、例えばフィルムFの
折り重なり部分が前後に離れている場合には、トレーT
の先端が加熱ローラ112に載り始めたときとトレーT
の後端が加熱ローラ112から外れる直前とに分けてモ
ータ出力を大きくする制御を行うことも考えられる。
【0068】<本実施形態の包装装置の特徴>包装装置
1では、商品GおよびトレーTを加熱ローラ112に押
しつける押さえ機構81のモータ出力やモータ駆動時間
を調整することによってヒートシールの最適化を図って
いる。具体的には、モータ出力やモータ駆動時間といっ
たヒートシールの具合を左右するパラメータを、商品
G、トレーT、およびフィルムFの性状に応じて決定し
ている。したがって、ここでは、商品G、トレーT、お
よびフィルムFの性状に応じた最適なヒートシールが為
される。
【0069】<本実施形態の包装装置の変形例> (A)上記の包装装置1では、商品Gが冷凍食品である
か否かのデータが被包装物データファイル96bに記憶
されているので、そのデータを基にして押さえ機構81
のサーボモータ101のモータ出力やモータ駆動時間を
制御しているが、商品Gの温度を計測する温度計を設置
し、商品Gの実際の温度を基にしてモータ出力やモータ
駆動時間を制御させることも可能である。
【0070】また、反対に、上記の包装装置1では計量
搬入機構2が計測した商品Gの重量を基に押さえ機構8
1のサーボモータ101のモータ出力やモータ駆動時間
を制御しているが、計量機構を備えていない包装装置の
場合には、外部入力された重量データを基にモータ出力
やモータ駆動時間を制御させればよい。
【0071】(B)上記の包装装置1では、加熱機構8
2が冷却機能を有していないため、ヒートシールの具合
を左右するパラメータの1つである加熱ローラ112の
温度を制御対象として含めておらず、制御部9は、単に
加熱ローラ112が一定の温度になるよう、温度センサ
116からのデータを監視して電極119に必要な電力
を供給させている。
【0072】しかし、加熱機構82に冷却機能を付加
し、レスポンスよく加熱ローラ112の温度を下げるこ
とを可能とすれば、モータ出力やモータ駆動時間を調整
しても所望のシール状態が得られないような場合に、温
度の調整制御をすることができるようになる。
【0073】このようにして、制御部9が押さえ機構8
1のモータ出力およびモータ駆動時間と加熱ローラ11
2の温度との3つのパラメータを調整することができれ
ば、さらに被包装物(商品GおよびトレーT)やフィル
ムFの性状に合ったヒートシールを実現することが可能
となる。
【0074】例えば、冷凍の商品Gの場合に、商品Gを
保護するために加熱ローラ112の温度を下げつつ、ヒ
ートシール不良を起こさないようにモータ出力を上げて
モータ駆動時間を長くする制御を採ることができる。
【0075】また、商品Gが刺身である場合には、モー
タ出力を上げて押さえローラ106から商品Gに作用す
る押しつけ力を大きくすると、商品価値が損なわれる恐
れがある。このような場合には、モータ出力を下げて
(あるいは0にして)商品Gを保護しつつ、モータ駆動
時間を長くするとともに加熱ローラ112の温度を上げ
ることでヒートシールの強化を行うようにすることが考
えられる。
【0076】(C)上記の加熱機構82において、ヒー
タ113を長手方向に複数個に分割(例えば5分割)
し、それぞれの分割ヒータの温度を別々に制御できるよ
うにすると、以下のような省エネルギー効果を得ること
ができる。
【0077】図13に、ヒータを5分割し、分割ヒータ
113a〜113eによりヒータを構成しているものを
示す。ここでは、ヒータの長手方向(排出プッシャー7
9aによる排出方向に直交する方向)に5つの分割ヒー
タ113a〜113eが並べられており、それぞれが制
御部9からの指令によって発熱する。
【0078】このようにヒータを構成すると、加熱ロー
ラ112は、必要な部分だけが加熱され、不必要な部分
が直接加熱されることがなくなる。例えば、図13に示
す大きなトレーT1に載った商品を包装する場合には全
ての分割ヒータ113a〜113eを加熱するように制
御し、図13に示す小さなトレーT2に載った商品を包
装する場合には両端の分割ヒータ113a,113eを
発熱させずに分割ヒータ113b,113c,113d
だけを発熱させる制御を行うことが考えられる。小さな
トレーT2の場合には、加熱ローラ112のうち分割ヒ
ータ113a,113eを覆う部分はトレーT2の下面
に接することがないからである。
【0079】また、トレーTの形状によってトレーTの
下側に折り込まれるフィルムFの周縁部の配置がある程
度決まってくるが、それに合わせて必要な分割ヒータ
(例えば、フィルムFがトレーT2の下面の両端付近で
折り重なる場合には、分割ヒータ113b,113d)
だけを発熱させるようにすることで、エネルギーを節約
することができる。
【0080】上記のように、ヒータを分割して各分割ヒ
ータ113a〜113eを別々に制御すると、ヒータ全
体の加熱面積をトレー形状等に合わせて適切に調整して
いることになり、加熱ローラ112の不必要な部分の加
熱による無駄なエネルギーの消費が抑えられるようにな
る。
【0081】(D)商品GやトレーTの選択は、表示パ
ネル94や操作キー95から商品Gの呼び出しNo.や
トレーNo.を手入力することによって行ってもよい
が、商品GやトレーTの種類を自動的に判別するように
してもよい。
【0082】具体的には、計量搬入機構2やその近傍に
センサやCCDカメラを設けて、商品GやトレーTの大
きさ、形状、色などを計測し、その計測結果を基にして
商品GやトレーTの種類を判別させるようにすることが
考えられる(例えば、特開平11−125556号公報
参照)。
【0083】
【発明の効果】本発明では、被包装物の下側に折り込ま
れたフィルムに対し、熱供給部材からの熱と押圧力供給
部材からの押しつけ力とを加えることで熱シールを行う
ため、熱供給部材の温度、押圧力供給部材が被包装物を
押す力の大きさ、および押圧力供給部材が被包装物を押
す時間の長さが、熱シール後のシール状態を左右するパ
ラメータとなる。そして、ここでは、これらのパラメー
タのうち少なくとも1つを、被包装物の性状に応じて変
える制御を行っている。これにより、性状の異なる多種
の被包装物が包装対象となる場合であっても、それぞれ
の被包装物に適した熱シールが為されるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である包装装置の外観斜視
図。
【図2】包装装置内部の正面概略図。
【図3】図2のIII-III矢視概略図。
【図4】図3のIV-IV矢視概略図。
【図5】押さえ機構の部品構成図。
【図6】加熱機構の平面図。
【図7】制御部のブロック構成図。
【図8】包装装置の動作説明図。
【図9】包装装置の動作説明図。
【図10】包装装置の動作説明図。
【図11】包装装置の動作説明図。
【図12】包装装置の動作説明図。
【図13】ヒータを分割する場合の概略図。
【符号の説明】
1 包装装置 9 制御部 81 押さえ機構 82 加熱機構 96 記憶部 96a フィルムデータファイル 96b 被包装物データファイル 106 押さえローラ(押圧力供給部材) 112 加熱ローラ(熱供給部材) 113 ヒータ 113a〜113e 分割ヒータ F フィルム G 商品 T トレー
フロントページの続き (72)発明者 坂田 利行 滋賀県栗太郡栗東町下鈎959番地の1 株 式会社イシダ滋賀事業所内 Fターム(参考) 3E051 AA08 AB06 BA12 CA10 CB05 DA05 DA10 EA05 FB02 FC02 HA08 HC03 HE01 JA02 KA03 KB04 LA04 LA10 LB05

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緊張保持させたフィルムに下方から被包装
    物を押し上げ、前記フィルムの周縁部を前記被包装物の
    下側に折り込んで熱シールする包装装置であって、 前記被包装物の下側に折り込まれたフィルムに対して熱
    を加える熱供給部材と、 前記被包装物を前記熱供給部材に押しつける押圧力供給
    部材と、 前記押圧力供給部材が前記被包装物を前記熱供給部材に
    押しつける力の大きさ、前記押圧力供給部材が前記被包
    装物を前記熱供給部材に押しつける時間の長さ、および
    前記熱供給部材の温度のうち少なくとも1つのパラメー
    タを、前記被包装物の性状に応じて変える制御部と、を
    備えた包装装置。
  2. 【請求項2】前記制御部は、前記被包装物の重量に応じ
    て、前記パラメータを変える、請求項1に記載の包装装
    置。
  3. 【請求項3】前記制御部は、前記被包装物の温度に応じ
    て、前記パラメータを変える、請求項1又は2に記載の
    包装装置。
  4. 【請求項4】入力された前記被包装物の性状に関するデ
    ータを記憶する記憶部をさらに備え、 前記制御部は、前記記憶部にある前記データを基に、前
    記パラメータを変える、請求項1から3のいずれかに記
    載の包装装置。
  5. 【請求項5】入力された前記被包装物の性状に関するデ
    ータおよび入力された前記フィルムの性状に関するデー
    タを記憶する記憶部をさらに備え、 前記制御部は、前記記憶部にある前記データを基に、前
    記被包装物の性状および前記フィルムの性状に応じて前
    記パラメータを変える、請求項1から3のいずれかに記
    載の包装装置。
  6. 【請求項6】前記熱供給部材は、複数の発熱体を有して
    おり、 前記制御部は、前記被包装物の性状に応じて、前記複数
    の発熱体のうち作動させるものを選択する、請求項1か
    ら5のいずれかに記載の包装装置。
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