JP2017056989A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送時の安全性を高めることができる包装装置を提供する。【解決手段】包装装置1は、対象物Wが載置される計量皿12と、対象物Wを包装する包装部10と、計量皿12に載置された対象物Wを包装部10へ搬送する搬送バー13と、駆動部2cにかかる負荷を取得する負荷検出部9cと、負荷検出部9cによって取得された負荷の大きさが基準負荷以上である場合に、駆動部2cが過負荷態であると判定する判定部9dと、を備える。判定部9dは、第1基準値L1及び第1基準値L1とは異なる負荷量である第2基準値L2の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能である。【選択図】図4

Description

本発明は、包装装置に関する。
従来、被包装物が載置される載置部と、被包装物を包装する包装部と、被包装物を載置部から包装部へ搬送する搬送部と、を備え、載置部に載置された被包装物を搬送部によって包装部まで搬送し、被包装物が搬送された位置で包装部によって包装する包装装置が知られている。このような包装装置として、例えば、特許文献1には、搬送部の過負荷を検出する検出部を備え、搬送部における一定以上の負荷を検出部が検出した場合には、その状態を過負荷状態と判定し、搬送部の負荷が軽減されるモードに動作を切り替える包装装置が記載されている。
特開2013−18498号公報
このような包装装置において、搬送部における一定以上の負荷を検出部が検出した場合には、過負荷状態と判定すると共に搬送部の動作を停止させることで、安全性の向上を図ることが一般的に行われている。
しかしながら、従来の包装装置では、搬送部の動作に応じて搬送部にかかる負荷(搬送負荷)が変動するにもかかわらず、その中の最大の負荷を基準にして過負荷状態を判定するための基準負荷が設定されている。したがって、搬送時において基準負荷と搬送負荷との差(余剰負荷)が大きくなる状態、すなわち、搬送部にかかる負荷が基準負荷に達しにくく安全性に劣る状態になるときがある。
そこで、本発明は、搬送時の安全性を高めることを目的とする。
本発明に係る包装装置は、被包装物が載置される載置部と、被包装物を包装する包装部と、載置部に載置された被包装物を包装部へ搬送する搬送部と、搬送部にかかる負荷を取得する検出部と、検出部によって取得された負荷の大きさが基準負荷以上である場合に、搬送部が過負荷態であると判定する判定部と、を備え、判定部は、第1基準値及び第1基準値とは異なる負荷量である第2基準値の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能である。
この包装装置では、第1基準値及び第1基準値とは異なる負荷量である第2基準値の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能であるため、判定部は、基準負荷が一定に設定されている場合に比べて、余剰負荷が適切な大きさとなる。よって、搬送部が過負荷状態であることを適切に判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、基準負荷の調整は、搬送部が被包装物を搬送している間に基準負荷が変化するように基準負荷を設定することを含んでもよい。
この包装装置では、搬送部が被包装物を搬送している間に搬送負荷が変動したとしても、搬送部の動作に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送部が過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、基準負荷の調整は、搬送部による搬送ごとに基準負荷を設定することを含んでもよい。
この包装装置では、搬送部による搬送ごとに搬送負荷が変動したとしても、搬送部の動作に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送部が過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、基準負荷は、搬送部にかかる負荷の大きさを変化させる負荷因子に応じて設定されてもよい。
搬送部にかかる負荷の大きさは、搬送部又は被包装物に関する物理的な因子(負荷因子)に応じて変化する。この包装装置では、搬送部又は被包装物に関する物理的な因子(負荷因子)に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送部が過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、負荷因子は、被包装物の重量であってもよい。
この包装装置では、被包装物の重量に応じて、搬送部にかかる負荷の大きさが変化する。よって、被包装物の重量に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送部が過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、負荷因子は、搬送部の動作内容であってもよい。
この包装装置では、搬送部の動作内容に応じて、搬送部にかかる負荷の大きさが変化する。よって、搬送部の動作内容に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送部が過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
本発明に係る包装装置では、判定部によって搬送部が過負荷状態であると判定された時に、搬送部の動作を停止させる制御部を更に備えてもよい。
この包装装置では、判定部によって搬送部が過負荷状態であると判定された時に、搬送部の動作を停止させるため、搬送時の安全性を一層高めることが可能となる。
本発明によれば、搬送時の安全性を高めることが可能となる。
一実施形態に係る包装装置を示す外観斜視図である。 図1の包装装置の内部を示す概略正面図である。 図2のIII−III線に沿う概略矢視図である。 図1の包装装置の構成を示すブロック図である。 基準負荷の調整の一例を示す図である。 基準負荷の調整の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1〜図3に示されるように、包装装置1は、食料品等の商品G及び該商品Gが載せられたトレーTを含む対象物(被包装物)Wのフィルム包装を行う装置である。包装装置1は、緊張保持させたフィルムFに対して対象物Wを押し上げ、フィルムFの周辺部をトレーTの底面側に折り込むことによって、対象物WをフィルムFで包装する。包装装置1は、フィルム包装機能に加えて、計量機能及びラベル貼付による値付機能を備えている。
包装装置1は、計量搬入機構2と、包装ステーション3と、ロール保持機構4と、フィルム送り出し機構5と、フィルム搬送機構6と、カッター機構7と、シール機構8と、ラベルプリンターLPと、ラベル発行機LIと、制御装置9と、を含む。包装装置1に含まれる各機構は、包装装置1の本体1a及びケーシング1bに収容されている。ケーシング1bは、本体1aの側部に取り付けられる。
なお、本実施形態の説明において、「左右」とは、包装装置1の本体1aの正面に向かって左右を意味する。包装装置1の前後方向における前側を「手前側」と称し、その反対側を「奥側」と称する。フィルムF1,F2とは、フィルムF1及びフィルムF2のうちの任意の一方を意味し、単にフィルムFとも称する。フィルムロールR1,R2との記述は、フィルムロールR1及びフィルムロールR2のうち任意の一方を意味する。「上流」及び「下流」は、フィルムFの搬送方向上流及び搬送方向下流をそれぞれ意味する。
[包装装置1の全体構成]
図3に示されるように、計量搬入機構2は、計量器2aと、搬入ベルト(搬送部)2bと駆動部(搬送部)2cと、計量皿(載置部)12と、搬送バー(搬送部)13と、カメラ14と、を有する。計量器2aは、計量皿12に載置された対象物Wを計量し、対象物Wの重量を示す情報を制御装置9に出力する。
搬入ベルト2bは、一対のローラ間に掛け渡されている。搬入ベルト2bは、駆動部2cによって駆動される。駆動部2cは、例えば、後述の制御装置9に電気的に接続された電動機である。駆動部2cは、その動作又は停止が制御装置9によって制御される。
搬入ベルト2bには、対象物Wの搬送用の搬送バー13が設けられている。搬送バー13は、計量皿12の幅方向に沿って延在し、初期位置においては計量皿12よりも手前側に位置する。搬送バー13は、駆動部2cによる搬入ベルト2bの駆動に従って奥側へと移動し、対象物Wを奥側に押し出す。搬送バー13は、計量皿12に載置された対象物Wを包装部10へ搬送する。
計量皿12は、対象物Wを載置する矩形浅皿状のトレーである。計量皿12は、対象物Wが載置される載置面12aを有する。計量皿12において載置面12aの外側(ここでは、手前側)には、載置面12aに対して隆起する爪部(隆起部)12bが形成されている。爪部12bは、トレーTを計量皿12に載置する際に基準となる部位である。爪部12bは、載置面12aの手前側に対して段差を介して連なるように設けられ、載置面12aの上方に位置する。ここでの爪部12bは、上方から見て、所定間隔で左右方向に沿って複数並ぶように配置されている。
カメラ14は、計量皿12に載置された対象物Wを撮像する撮像部である。カメラ14は、計量皿12の上方に配置されている。図示する例では、カメラ14は、計量皿12の上方の排出台82に下方に向けて設けられ、計量皿12において対象物Wを含む所定領域の画像を撮像画像として撮像する。カメラ14は、撮像した撮像画像に関する画像情報を制御装置9に出力する。カメラ14としては、CCDカメラ又はCMOSカメラが用いられる。
包装ステーション3は、本体1a内に形成される空間である。包装ステーション3は、計量搬入機構2によって計量された対象物Wに一連のフィルム包装処理を施す空間である。包装ステーション3には、リフター機構30と、折り込み機構37とが配置される。リフター機構30及び折り込み機構37は、対象物Wを包装する包装部10を構成する。
リフター機構30は、包装ステーション3の下部に設けられている。リフター機構30は、トレーTの底面を複数の支持部材33で受け、この支持部材33に固定された支持ベース31を電動ボールネジ機構34によって上方に移動させる。これにより、リフター機構30は、トレーTの底面を保持して対象物Wを上方に移動させる。リフター機構30は、フィルム搬送機構6によって緊張保持されたフィルム(ストレッチフィルム)F1,F2に対して、対象物Wを突き上げる。
折り込み機構37は、リフター機構30によって突き上げられた対象物Wの底面側(すなわち、トレーTの底面側)にフィルムF1,F2の周囲の部分を折り込み、フィルムF1,F2で対象物Wを覆う。折り込み機構37は、フィルムF1,F2のフィルム搬送方向両端部を、トレーTの底面側に左右折り込み板76,77によって折り込む。折り込み機構37は、フィルムF1,F2の幅方向奥側の側部を、トレーTの底面側に後折り込み板78によって折り込む。折り込み機構37は、排出プッシャー79aによってトレーTがシール機構8側に排出される際に、フィルムF1,F2の幅方向手前側の側部を、トレーTの底面側に前折り込み棒79によって折り込む。
ロール保持機構4は、図1及び図2に示されるように、ケーシング1bに設置される。ロール保持機構4は、互いに同じ又は異なる種別の2本のフィルムロールR1,R2を保持する構成を有する。各フィルムロールR1,R2には、所定幅のフィルムF1,F2が多重に巻き付けられている。
図2に示されるように、ロール保持機構4は、フィルムロールR1を保持する上側ロール保持部41と、フィルムロールR2を保持する下側ロール保持部42と、上側ロール保持部41及び下側ロール保持部42を選択的に回転させてフィルムロールR1,R2の何れか一方からフィルムF1又はフィルムF2を繰り出させるロール駆動部43と、を含む。
フィルム送り出し機構5は、フィルムロールR1から引き出されたフィルムF1又はフィルムロールR2から引き出されたフィルムF2を、フィルム搬送機構6の一対のフィーダユニット61,62に引き渡す機構である。フィルム送り出し機構5は、ケーシング1bに設置される。
図2及び図3に示されるように、フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5からフィルムFを受け取り、包装ステーション3へとフィルムFを搬送する。また、フィルム搬送機構6は、フィルム送り出し機構5から受け取ったフィルムFを、包装ステーション3の中央部分で緊張保持する。フィルム搬送機構6は、第1フィーダユニット61と、第2フィーダユニット62と、第1フィーダ移動ユニット63と、第2フィーダ移動ユニット64と、を含んで構成されている。
第1及び第2フィーダユニット61,62は、フィルムFの幅方向両側部をベルトで挟む。第1及び第2フィーダユニット61,62の長手方向側部には、フィルムFの幅方向に延びるスライドシャフト66,67が設けられている。第1及び第2フィーダユニット61,62は、スライドシャフト66,67によって支持されている。第1及び第2フィーダユニット61,62は、第1フィーダ移動ユニット63及び第2フィーダ移動ユニット64によって駆動され、スライドシャフト66,67に沿ってフィルム幅方向に移動してフィルムFを搬送する。
図2に示されるように、カッター機構7は、フィルム送り出し機構5がフィルム搬送機構6へフィルムを受け渡した後、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間で張られたフィルムFを切断する。カッター機構7は、フィルム搬送機構6がフィルムFを所定量搬送した後に、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間で張られたフィルムFを切断する。カッター機構7は、フィルム送り出し機構5とフィルム搬送機構6との間に配置され、フィルムFのフィルム幅よりも長い切断刃7aを有する。切断刃7aは、アクチュエータによって上下方向に移動させられる。
シール機構8は、折り込み機構37により折り込まれたフィルムFを熱シールする。シール機構8は、搬送ローラ及び加熱ローラを有し、排出プッシャー79aで押し出された対象物Wを搬送ローラ及び加熱ローラによって搬送しつつヒートシールする。シール機構8は、包装済みの対象物Wを排出台82に向かって排出する。
図1及び図4に示されるように、ラベルプリンターLPは、物品に関する情報をラベルに印字する。物品に関する情報とは、例えば商品名及び値段等である。ラベル発行機LIは、ラベルプリンターLPによって印字されたラベルを、排出された包装済みの商品に貼り付ける。
制御装置9は、本体1aの上部に配置されているコンピュータである。制御装置9は、上記の各機構の作動を制御する。制御装置9は、外部との信号の入出力等を行う入出力インターフェースI/O、処理を行うためのプログラムおよび情報等が記憶されたROM(Read Only Memory)、データを一時的に記憶するRAM(RandomAccess Memory)、HDD(Hard Disk Drive)等の記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路等を有する。制御装置9は、CPUが出力する信号に基づいて、入力データをRAMに記憶し、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたプログラムを実行することで、各機能を実現する。
制御装置9には、表示パネル16及び操作部17が接続されている。表示パネル16は、例えばタッチパネル式のディスプレイであり、ディスプレイには、操作ボタンも表示される。操作部17では、ユーザによる各種の操作及び入力が行われる。
制御装置9は、制御部9aと、記憶部9bと、負荷検出部(検出部)9cと、判定部9dと、フィルム検知部9eと、を備える。制御部9aは、駆動部2cの動作又は停止を制御する。制御部9aは、例えば、記憶部9bに予め記憶された駆動部2cの運転パターンに従って駆動部2cに流れる電流(印加電流)を調節することにより、駆動部2cの動作又は停止を制御する。制御部9aは、判定部9dによって駆動部2cが過負荷状態であると判定された時に、駆動部2cの動作を停止させる。制御部9aは、判定部9dによって駆動部2cが過負荷状態であると判定された時に、例えば駆動部2cに流れる電流を遮断して駆動部2cの動作を停止させる。
記憶部9bには、予め設定された、表示パネル16や操作部17等から入力された、あるいは、外部装置から転送された各種データが記憶されている。各種データには、複数種のフィルムFの性状(厚みや材質、フィルム幅等)に関するデータ、複数種の商品Gの単価データや商品Gの性状に関するデータ、複数種のトレーTの性状(大きさ、形状、材質、風袋重量等)に関するデータ等が含まれる。
また、各種データには、駆動部2cが過負荷状態であることを判定するための負荷量(基準負荷)である第1基準値L1及び第2基準値L2が含まれる。駆動部2cが過負荷状態であるとは、一例として、駆動部2cの印加電流が所定の負荷量(基準値)を超えている状態の連続時間が、一定時間を超えて継続している状態である。駆動部2cの印加電流は、搬送バー13が対象物Wを押し出す力の反作用として搬送バー13にかかる力に応じた駆動部2cの負荷に対応している。第2基準値L2は、第1基準値L1とは異なる負荷量である。第2基準値L2は、第1基準値L1よりも大きくてもよいし、第1基準値L1よりも小さくてもよい。
また、各種データには、駆動部2cの動作内容として、駆動部2cの運転パターンが含まれる。駆動部2cの運転パターンは、一例として、対象物Wの位置又は速度が所望の位置又は速度となるように、搬送バー13に対象物Wを搬送させる駆動部2cの加減速パターンである。駆動部2cの運転パターンは、例えば開始時刻からの経過時間に対する駆動部2cの印加電流として規定されている。なお、対象物Wの位置又は速度が所望の位置又は速度となるように、駆動部2cの印加電流は、適宜増減される。
負荷検出部9cは、駆動部2cにかかる負荷(搬送負荷)を取得する。搬送負荷は、搬送バー13が対象物Wを押す力に応じた負荷である。搬送バー13が対象物Wを押す力は、搬送バー13が対象物Wを計量皿12から包装部10へ押して搬送する間に、計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力と対応する。駆動部2cには、当該摩擦力に対抗して搬送バー13を駆動するための電流が流される。
よって、ここでの負荷検出部9cは、駆動部2cの印加電流の大きさに基づいて搬送負荷の負荷量を取得する。駆動部2cの印加電流は、対象物Wの重量と、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かと、によって変化する。駆動部2cの印加電流の大きさは、駆動部2cに設けられた電流計(不図示)により直接検出してもよく、制御部9aが駆動部2cを制御する際の電流値であってもよい。負荷検出部9cは、取得した負荷に関する負荷情報を、判定部9dに送信する。
判定部9dは、負荷検出部9cによって取得された負荷の大きさが基準負荷以上である場合に、駆動部2cが過負荷状態であると判定する。判定部9dは、第1基準値L1及び第2基準値L2の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能である。基準負荷の調整は、駆動部2cが対象物Wを搬送している間に基準負荷が変化するように基準負荷を設定することを含む。基準負荷の調整は、駆動部2cによる搬送ごとに基準負荷を設定することを含む。基準負荷は、搬送負荷の大きさを変化させる負荷因子に応じて設定される(詳しくは、後述)。判定部9dは、駆動部2cが過負荷状態であるか否かの判定結果を示す情報を制御部9aに送信する。
フィルム検知部9eは、カメラ14で撮像した撮像画像に画像処理を行って、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かを検知する。フィルム検知部9eの当該検知は、一般的な手法を用いることができる。フィルム検知部9eは、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かの検知結果を示す情報を制御部9aに送信する。
このような制御装置9は、記憶部9bの各種データを参照し、計量搬入機構2で計量した対象物Wの重量等に基づいて、対象物Wの価格の算出等を行う。制御装置9は、ラベルプリンターLP及びラベル発行機LIの動作を制御し、対象物Wの重量又は価格等をラベルに印字する。
[包装装置1の動作]
次に、包装装置1の動作を概略説明する。
包装装置1では、ユーザにより計量搬入機構2の計量皿12に対象物Wが載置された場合、対象物Wが計量器2aで計量されると共にカメラ14で撮像される。対象物Wは、搬送バー13によって搬送されて、リフター機構30の支持部材33上に押し出される。この搬送バー13による搬送の際、搬送負荷の負荷量が基準負荷を超えた場合には、搬送バー13は制御部9aによって緊急停止される。
一方、フィルム送り出し機構5によってフィルム搬送機構6へとフィルムF1,F2が受け渡され、フィルムF1,F2がカッター機構7で切断されて1枚の長方形状のフィルムF1,F2となる。フィルムF1,F2は、リフター機構30の上方まで両フィーダユニット61,62によって運ばれ、その幅方向両側部が緊張保持される。
緊張保持されたフィルムF1,F2に対してリフター機構30によって対象物Wが押し上げられ、対象物Wを覆うようにフィルムF1,F2が伸張される。折り込み機構37によってフィルムF1,F2の周囲がトレーTの下側に折り込まれる。排出プッシャー79aによって対象物Wがシール機構8側に押し出される。そして、シール機構8によってフィルムF1,F2が熱シールされた後、排出台82上に排出される。
なお、ラベル貼付を含む処理を実行する場合には、計量値に基づいて算出される商品Gの値段や重量等がラベルプリンターLPによってラベルに印字され、当該ラベルがラベル発行機LIによりフィルムF1,F2に貼付される。
[基準負荷の調整]
次に、図5及び図6を参照して、基準負荷の調整について説明する。図5は、基準負荷の調整の一例を示す図である。図6は、基準負荷の調整の他の例を示す図である。
図5及び図6において、横軸は、搬送バー13が初期位置から移動し始めた時刻(以下、単に「時刻0」という)からの経過時間である。また、縦軸は、搬送負荷の負荷量(例えば駆動部2cの印加電流)である。図5及び図6において、太実線Pは、重量Mの対象物Wを搬送する場合の経時的な負荷変化を示している。細実線Qは、重量Mの対象物Wを搬送する場合の経時的な負荷変化を示している。重量Mは、重量Mよりも重い重量である。また、図5において、破線Rは、フィルムF1,F2で包装された重量Mの対象物Wを搬送する場合の経時的な負荷変化を示している。
駆動部2cには、搬送バー13が対象物Wを押す力に応じた負荷がかかる。搬送バー13が対象物Wを押す力は、搬送バー13が対象物Wを計量皿12から包装部10へ押して搬送する間に、計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力と対応する。よって、搬送負荷の負荷量は、当該摩擦力に応じて経時的に変化する。
計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力は、対象物Wの重量に応じて変化する。すなわち、搬送負荷の大きさは、対象物Wに関する物理的な因子(負荷因子)の一つである対象物Wの重量に応じて変化する。また、計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力は、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かに応じて変化する。すなわち、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かは、搬送負荷の大きさを変化させる負荷因子の一つである。
また、駆動部2cには、駆動部2cの動作内容(運転パターン)に応じて負荷がかかる。駆動部2cには、当該駆動部2cの慣性重量等に応じて負荷がかかる。よって、搬送負荷の負荷量は、駆動部2cの動作内容に応じて経時的に変化する。すなわち、駆動部2cの動作内容は、搬送負荷の大きさを変化させる負荷因子の一つである。
図5及び図6において、時刻0から時刻tまでの期間では、載置されて静止していた対象物Wが動き出す。時刻tから時刻tまでの期間では、動き出した対象物Wが加速されると共に、包装部10に向かって搬送される。時刻tから時刻tまでの期間では、対象物Wが略一定速度で包装部10に向かって搬送される。時刻tの後、時刻tにおいて、対象物Wは包装部10に到達する。
まず、図5を参照して、搬送バー13が対象物Wを搬送している間に基準負荷が変化するように基準負荷を設定する例について説明する。図5に示されるように、搬送負荷は、太実線P、細実線Q、及び破線Rのいずれについても、時刻0からの経過時間に対して変動(増減)している。この搬送負荷の変動は、一例として、負荷因子としての駆動部2cの動作内容に応じて駆動部2cの印加電流の大きさが変動することに対応している。
そこで、判定部9dでは、駆動部2cが対象物Wを搬送している間に基準負荷が段階的に変化するように、基準負荷パターンTh、基準負荷パターンTh及び基準負荷パターンThが設定される。基準負荷パターンTh〜Thは、共に、駆動部2cの動作内容に応じて基準負荷を変化させる。これにより、搬送バー13が対象物Wを搬送している間に搬送負荷が変動したとしても、駆動部2cの動作内容に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送バー13の動作を停止させることができる。
また、搬送負荷の増減傾向は、太実線P、細実線Q、及び破線Rのいずれについても、時刻0からの経過時間に対してほぼ同様の増減傾向を示している。しかし、ここでの搬送負荷の大きさは、太実線P、細実線Q、及び破線Rごとに異なっている。この搬送負荷の大きさの相違は、一例として、計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力が変動することに対応している。具体的には、負荷因子としての対象物Wの重量と、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かと、の少なくともいずれか一方に応じて、搬送負荷の大きさが相違している。
例えば、対象物Wの重量が大きいほど計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力が大きくなることから、重量Mの対象物Wを搬送する場合における搬送負荷(太実線P)よりも、重量Mの対象物Wを搬送する場合における搬送負荷(細実線Q)のほうが大きい傾向がある。また例えば、フィルムF1,F2で包装されていない対象物WよりもフィルムF1,F2で包装された対象物Wのほうが計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力が大きくなることから、重量Mの対象物Wを搬送する場合における搬送負荷(細実線Q)よりも、フィルムF1,F2で包装された重量Mの対象物Wを搬送する場合における搬送負荷(破線R)のほうが大きい傾向がある。
そこで、判定部9dでは、対象物Wの重量に応じて基準負荷が変化するように、基準負荷パターンTh〜Thが設定される。対象物Wの重量は、計量搬入機構2の計量器2aから出力された対象物Wの重量を示す情報が用いられる。重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷は、重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷よりも大きい。例えば、基準負荷パターンThの基準負荷は、時刻tから時刻tまでの期間において基準負荷パターンThの基準負荷よりも大きく設定される。これにより、駆動部2cの搬送負荷が対象物Wの重量によって異なるとしても(例えば時刻tにおける搬送負荷)、対象物Wの重量に応じた適切な基準負荷を用いて、搬送バー13の動作を停止させることができる。
また、判定部9dでは、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かに応じて基準負荷が変化するように、基準負荷パターンTh〜Thが設定される。対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かは、フィルム検知部9eによって検出される。フィルムF1,F2で包装された重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷は、重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷よりも大きい。例えば、基準負荷パターンThの基準負荷は、時刻tから時刻tまでの期間において基準負荷パターンThの基準負荷よりも大きく設定される。これにより、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かによって駆動部2cの搬送負荷が異なるとしても(例えば時刻tから時刻tまでの期間における搬送負荷)、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かに応じた適切な基準負荷を用いて、搬送バー13の動作を停止させることができる。
続いて、図6を参照して、搬送バー13による搬送ごとに基準負荷を設定する例について説明する。包装装置1では、搬送バー13による搬送ごとに、計量皿12に載置される対象物Wの重量が変動する場合がある。例えば、搬送バー13による搬送ごとに、重量Mの対象物Wと重量Mの対象物Wとを交互に包装装置1で包装する場合を想定する。この場合、上述したように、対象物Wの重量が大きいほど計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力が大きくなることから、駆動部2cの搬送負荷は、搬送バー13による搬送ごとに交互に変動する。
そこで、図6に示されるように、判定部9dでは、搬送バー13による搬送ごとに基準負荷が変化するように、基準負荷パターンTh,Thが設定される。特に、判定部9dでは、搬送バー13による搬送ごとに交互に変動する対象物Wの重量に応じて基準負荷が変化するように、基準負荷パターンTh,Thが設定される。具体的には、重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷は、重量Mの対象物Wを搬送する場合における基準負荷パターンThの基準負荷よりも大きい。これにより、搬送バー13による搬送ごとに駆動部2cの搬送負荷が変動したとしても、駆動部2cの動作に応じた適切な基準負荷を用いることとなる。なお、図6の例では、説明を容易とするために、基準負荷が一定であるように基準負荷パターンTh,Thを設定したが、図5の例のように、搬送バー13が対象物Wを搬送している間に基準負荷が変化するように基準負荷を設定してもよい。
[作用及び効果]
以上に説明したように、本実施形態に係る包装装置1では、判定部9dは、第1基準値L1及び第1基準値L1とは異なる負荷量である第2基準値L2の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能である。ここで、従来の包装装置では、搬送部の動作に応じて搬送部にかかる負荷(搬送負荷)が変動するにもかかわらず、その中の最大の負荷を基準にして過負荷状態を判定するための基準負荷が設定されている。したがって、搬送時において基準負荷と搬送負荷との差(余剰負荷)が大きくなる状態、すなわち、搬送部にかかる負荷が基準負荷に達しにくく安全性に劣る状態になるときがある。
この点、この包装装置1では、第1基準値L1及び第1基準値L1とは異なる負荷量である第2基準値L2の少なくとも2段階に基準負荷の調整が可能であるため、判定部9dは、基準負荷が一定に設定されている場合に比べて、余剰負荷が適切な大きさとなる。よって、駆動部2cが過負荷状態であることを適切に判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性を高めることが可能となる。
また、この包装装置1では、搬送バー13が対象物Wを搬送している間に搬送負荷が変動したとしても、駆動部2cの動作に応じた適切な基準負荷パターンTh〜Thを用いて、駆動部2cが過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性を高めることが可能となる。
また、この包装装置1では、搬送バー13による搬送ごとに搬送負荷が変動したとしても、駆動部2cの動作に応じた適切な基準負荷を用いて、駆動部2cが過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性をより確実に高めることが可能となる。
また、駆動部2cにかかる負荷の大きさは、駆動部2c又は対象物Wに関する物理的な因子(負荷因子)に応じて変化する。この包装装置1では、駆動部2c又は対象物Wに関する物理的な因子(負荷因子)に応じた適切な基準負荷を用いて、駆動部2cが過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性をより確実に高めることが可能となる。
また、この包装装置1では、対象物Wの重量に応じて、駆動部2cにかかる負荷の大きさが変化する。よって、対象物Wの重量に応じた適切な基準負荷を用いて、駆動部2cが過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性をより確実に高めることが可能となる。
また、この包装装置1では、駆動部2cの動作内容に応じて、駆動部2cにかかる負荷の大きさが変化する。よって、駆動部2cの動作内容に応じた適切な基準負荷を用いて、駆動部2cが過負荷状態であることを判定することができるようになる。その結果、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性をより確実に高めることが可能となる。
また、この包装装置1では、判定部9dによって駆動部2cが過負荷状態であると判定された時に、制御部9aによって駆動部2cの動作が停止される。そのため、搬送バー13によって対象物Wを搬送する際の安全性を一層高めることが可能となる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態においては、判定部9dは、一例として、駆動部2cの印加電流が所定の負荷量(基準負荷)を超えている状態の連続時間が、一定時間を超えて継続した場合に駆動部2cが過負荷状態であると判定したが、例えば、駆動部2cの印加電流が所定の負荷量を超えている状態の積算時間が、一定時間を超えて継続した場合に駆動部2cが過負荷状態であると判定してもよい。また、判定部9dは、駆動部2cの印加電流が所定の負荷量に達したときに駆動部2cが過負荷状態であると判定してもよい。
また、駆動部2cの運転パターンは、開始時刻(図5及び図6における時刻0)からの経過時間に対する駆動部2cの印加電流として規定したが、例えば、搬送バー13の初期位置からの変位量に対する駆動部2cの印加電流として規定してもよい。
また、駆動部2cの負荷としては、駆動部2cの印加電流に限定されない。駆動部2cの負荷としては、例えば、駆動部2cを駆動する電力、駆動部2cが出力するトルク、又は所定の運転パターンに対する駆動部2cの追従性等であってもよい。
上記実施形態では、フィルム検知部9eは、カメラ14で撮像した撮像画像に基づいて、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かを検知したが、搬送バー13と対象物Wとが接触した際の駆動部2cの搬送負荷の変動から、計量皿12の載置面12aと対象物Wとの間で生じる摩擦力を推定することにより、対象物WがフィルムF1,F2で包装されているか否かを検知してもよい。
1…包装装置、2…計量搬入機構、2a…計量器、2b…搬入ベルト(搬送部)、2c…駆動部(搬送部)、9a…制御部、9c…負荷検出部(検出部)、9d…判定部、10…包装部、12…計量皿(載置部)、13…搬送バー(搬送部)、L1…第1基準値、L2…第2基準値、Th〜Th…基準負荷パターン(基準負荷)、W…対象物(被包装物)。

Claims (7)

  1. 被包装物が載置される載置部と、
    前記被包装物を包装する包装部と、
    前記載置部に載置された前記被包装物を前記包装部へ搬送する搬送部と、
    前記搬送部にかかる負荷を取得する検出部と、
    前記検出部によって取得された前記負荷の大きさが基準負荷以上である場合に、前記搬送部が過負荷状態であると判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、第1基準値及び前記第1基準値とは異なる負荷量である第2基準値の少なくとも2段階に前記基準負荷の調整が可能である、包装装置。
  2. 前記基準負荷の調整は、前記搬送部が前記被包装物を搬送している間に前記基準負荷が変化するように前記基準負荷を設定することを含む、請求項1記載の包装装置。
  3. 前記基準負荷の調整は、前記搬送部による搬送ごとに前記基準負荷を設定することを含む、請求項1又は2記載の包装装置。
  4. 前記基準負荷は、前記搬送部にかかる負荷の大きさを変化させる負荷因子に応じて設定される、請求項1〜3の何れか一項記載の包装装置。
  5. 前記負荷因子は、前記被包装物の重量である、請求項4記載の包装装置。
  6. 前記負荷因子は、前記搬送部の動作内容である、請求項4又は5記載の包装装置。
  7. 前記判定部によって前記搬送部が前記過負荷状態であると判定された時に、前記搬送部の動作を停止させる制御部を更に備える、請求項1〜6の何れか一項記載の包装装置。
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