JP2021127126A - 包装装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】受取部が受け取った包装された物品の位置等を所望の範囲に制御可能な包装装置を提供する。【解決手段】包装装置は、物品Oに関する物品情報を取得する情報取得部と、外部から供給される物品Oを受け取る載置部と、載置部から搬送される物品Oを受け取り、包材Wにより包装する包装部と、包装された物品Oを包装部から所定速度で射出する射出部と、射出部よりも装置下流に位置し、射出部から射出された物品Oを、射出部よりも下方で受け取る受取部と、物品情報に基づいて、射出部にて物品Oを受取部に射出するときの所定速度を制御する制御部と、を備える。制御部は、物品情報に基づき特定した物品Oの種類に応じて所定速度を変更する。【選択図】図3
Description
本発明は、包装装置に関する。
生鮮食品等の商品は、通常、トレー、フィルム等の包材によって包装される。下記特許文献1には、トレーを用いず、袋状に成形された包材によって物品を包装可能な包装装置が開示されている。この包装装置は、物品を包材により封止する封止部と、包装された物品を封止部から装置下流へ射出する射出部とを有する。
上述した包装装置の射出部は、物品の種類、大きさ、重さ等にかかわらず、予め入力された設定にしたがって包装された物品を射出する。このため、装置下流へ射出された物品の姿勢、位置等は、物品毎にばらつく傾向にある。この場合、例えば射出された直後の物品に対する各種処理(搬送処理、計量処理等)の実施に不具合が生じる可能性がある。
本発明の一側面の目的は、受取部にて静止した包装された物品の位置等を所望の範囲に制御可能な包装装置の提供である。
本発明の一側面に係る包装装置は、物品に関する物品情報を取得する情報取得部と、外部から供給される物品を受け取る載置部と、載置部から搬送される物品を受け取り、包材により包装する包装部と、包装部にて包装された物品を所定速度で射出する射出部と、射出部よりも装置下流に位置し、射出部から射出された物品を、射出部よりも下方で受け取る受取部と、物品情報に基づいて、射出部にて物品を受取部に射出するときの所定速度を制御する制御部と、を備える。制御部は、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて所定速度を変更する。
この包装装置によれば、制御部は、物品情報に基づいて、射出部にて物品を受取部に射出するときの所定速度を制御する。具体的には、制御部は、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて、射出部から射出される物品の速度(射出速度)を変更する。これにより、物品の種類に応じた適切な射出速度にて、包装された物品は、射出部から受取部へ射出される。このため、射出された物品は、その種類に応じた受取部における適切な位置へ落下するので、受取部にて静止した物品の位置等のばらつきを抑制できる。したがって、上記包装装置を用いることによって、受取部にて静止した物品の位置等を所望の範囲に制御可能である。
射出部は、物品を包装する包材に対する摩擦力が生じる搬送面を有するコンベア装置であり、制御部は、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて、搬送面の駆動速度を変更してもよい。このように射出部に含まれる搬送面の駆動速度を変更することによって、射出部から射出される物品の射出速度を容易に変更できる。
制御部は、取得された物品の重量値と、予め記憶される制御値であって、物品の重量値が小さいほど高い演算結果が得られる前記制御値とを用いて、所定速度を補正してもよい。また、物品の重量値は、情報取得部から入力される、もしくは、載置部及び包装部の少なくとも一方において取得されてもよい。この場合、制御部は、取得された物品の重量値を用いて、射出部による包装された物品の射出速度をより適切に制御できる。
制御部は、物品の重量値に基づいて搬送面の高さを制御してもよい。この場合、物品の重量値に基づいて上記所定速度を補正しなくとも、受取部が受け取った物品の位置等を精度よく制御可能である。
制御部は、取得された物品の柔らかさと、予め記憶される制御値であって、物品が柔らかいほど高い演算結果が得られる前記制御値とを用いて、所定速度を補正してもよい。また、物品の柔らかさは、情報取得部から入力される、もしくは、載置部及び包装部の少なくとも一方において取得されてもよい。この場合、制御部は、取得された物品の柔らかさを用いて、射出部による包装された物品の射出速度をより適切に制御できる。
制御部は、物品の柔らかさに基づいて、搬送面の高さを制御してもよい。この場合、物品の柔らかさに基づいて上記所定速度を補正しなくとも、受取部が受け取った物品の位置等を精度よく制御可能である。
制御部は、物品毎に設定される所定速度を記憶してもよい。この場合、物品情報に基づいて包装される物品が特定されるだけで、所定速度が定まる。したがって、低負荷にて包装される物品に応じた所定速度に変更できる。
物品情報は、外部から入力される物品の入力情報、並びに、載置部及び包装部の少なくとも一方にて取得される物品の情報、の少なくとも一つを含んでもよい。物品情報は、包装部における包装された物品の位置情報を含んでもよいし、載置部に位置する物品の形状、厚さ、及び推定重量の少なくとも一つに関する情報を含んでもよいし、包装部に位置する物品の形状、厚さ、及び推定重量の少なくとも一つに関する情報を含んでもよい。これらの場合、制御部は、射出部による包装された物品の射出速度をより適切に制御できる。
本発明の別の一側面に係る包装装置は、物品に関する物品情報を取得する情報取得部と、外部から供給される物品を受け取る載置部と、載置部から搬送される物品を受け取り、包材により包装する包装部と、包装部にて包装された物品を所定速度で射出する射出部と、射出部よりも装置下流に位置し、射出部から射出された物品を、射出部よりも下方で受け取る受取部と、物品情報に基づいて、射出部にて物品を受取部に射出するときの所定速度を制御する制御部と、載置部が物品を受け取った位置、及び、包装部が載置部から物品を受け取った位置の少なくとも一方を含む位置情報であって、物品情報に含まれる位置情報を検知する検知部と、を備える。
この包装装置によれば、制御部は、物品情報に基づいて、射出部にて物品を受取部に射出するときの所定速度を制御する。具体的には、制御部は、検知部にて検知されると共に物品情報に含まれる位置情報を用いて、射出部から射出される物品の速度(射出速度)を変更する。これにより、検知部の検知結果に応じた適切な射出速度にて、包装された物品は、射出部から受取部へ射出される。このため、射出された物品は、その位置情報に応じた受取部における適切な位置へ落下するので、受取部にて静止した物品の位置等のばらつきを抑制できる。したがって、上記包装装置を用いることによって、受取部にて静止した物品の位置等を所望の範囲に制御可能である。
射出部は、物品を包装する包材に対する摩擦力が生じる搬送面を有するコンベア装置であり、制御部は、物品情報に基づいて搬送面の駆動速度を変更してもよい。このように射出部に含まれる搬送面の駆動速度を変更することによって、射出部から射出される物品の射出速度を容易に変更できる。
受取部は、受け取った物品を計量する計量部を有してもよい。この場合、受取部にて物品の位置等を調整することなく、計量部による物品の計量を良好に実施できる。
上記包装装置は、受取部よりも装置下流に位置し、物品に対応するラベルを貼り付ける貼付部をさらに備えてもよい。この場合、受取部にて物品の位置等を調整することなく、貼付部による物品へのラベルの貼り付けを良好に実施できる。
本発明の一側面によれば、受取部にて静止した包装された物品の位置等を所望の範囲に制御可能な包装装置を提供できる。
以下、図面を参照して、本発明の好適な一実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る包装装置の全体構造を示す斜視図である。図1では、装置筐体のカバーを取り外した状態における包装装置の構造が示される。包装装置1は、外部から供給される物品の包装処理を自動で実施するための装置であり、例えばスーパーマーケットのバックヤード等に設置される。包装装置1は、物品として、トレー等に載置された商品等だけでなく、トレー等に載置されていない商品自体の包装処理も可能である。本実施形態では、包装装置1は、トレー等に載置されていない商品を包装するノントレー包装装置である。また、本実施形態の包装装置1は、物品の包装処理だけでなく、包装された物品の計量処理、値付処理も実施する。処理対象となる物品は、例えば、肉、魚、野菜等の食品である。包装装置1は、表示部2と、操作部3と、包装処理部4と、貼付部5と、制御部6とを備える。
表示部2は、各種設定情報、物品の計量結果、及び計量値に応じた値付け情報等を表示する。表示部2は、例えば液晶ディスプレイである。表示部2は、包装装置1の正面上側に配置される。操作部3は、ユーザからの手動入力操作を受け付けるインターフェイスである。操作部3は、例えばテンキー、キーボード等である。操作部3は、表示部2と同様に包装装置1の正面上側に配置される。ユーザは、表示部2に表示される内容を確認しながら操作部3を操作することによって、各種設定情報、物品に関する情報(物品情報)を入力できる。よって、操作部3は、物品情報を取得する情報取得部の一種と言える。操作部3は、ユーザによる手動入力操作の実施に用いる画像を表示してもよい。この場合、操作部3は、タッチパネル付ディスプレイである。なお、表示部2と操作部3とは、互いに一体化してもよい。なお、物品情報は、包装装置1にて測定対象となり得る物品のデータである。当該データは、例えば、物品の種類、形状、重量値、柔らかさ、硬度、厚さを含む各寸法等に関する情報である。物品情報は、例えば、操作部3を介して外部から入力されると共に制御部6に記憶されるがこれに限られない。物品情報は、包装処理部4等から取得される物品の情報も含み得る。
以下では、包装装置1の正面側から見た左右方向を方向X(第1方向)とし、当該方向Xに交差する方向を方向Y(第2方向)、方向Zとする。本実施形態では、方向X,Y,Zは互いに直交しており、且つ、方向Zは鉛直方向に相当する。このため、方向Zから見た水平方向において、方向Xと方向Yとは、互いに直交している。以下では、方向Zから見ることは、平面視に相当する。
図2は、包装装置の一部構成の概略を示す模式平面図である。図3は、包装装置の別の一部構成の概略を示す模式図である。包装装置1に含まれる包装処理部4は、外部から供給される物品Oの包装処理等を実施する。図1〜図3に示されるように、包装処理部4は、載置部11と、包装部12と、射出部13と、受取部14と、出口部15と、包材収容部16と、包材搬送部17と、包材回収部18とを備える。以下、包装処理部4が備える各構成要件を説明する。
載置部11は、外部から供給される物品Oを最初に受け取る部分であり、包装装置1の正面側(以下、「方向Yの一方側」とする)に位置する。すなわち、載置部11は、包装処理部4において最も装置上流に位置する。載置部11上には、包材収容部16から供給される包材Wが配置される。このため、物品Oが載置部11に載置されるとき、当該物品Oは、載置部11に支持されると共に包材W上に載置される。包材Wは、例えば帯状のプラスチックフィルムである。包材Wは、図3においては太い破線で示されている。
包装部12は、載置部11から搬送される物品Oを受け取り、当該物品Oを包材Wにより包装する部分である。本実施形態では、包装部12は、載置部11から供給される物品Oを包材Wにより包装する。このため、包装部12は、載置部11よりも装置下流に位置しており、具体的には、方向Yにおいて載置部11よりも包装装置1の背面側(以下、「方向Yの他方側」とする)に位置する。したがって、載置部11から包装部12への物品Oの搬送は、方向Yに沿って実施される。当該搬送は、包材搬送部17による包材Wの搬送に伴って実施されている。このため、物品Oは、包材W上に載置されたまま、載置部11から包装部12へ搬送される。包装部12による物品Oの包装処理の詳細は、後述する。
包装部12は、包材Wをシールするシール部21と、包材Wを切断する切断部22と、切断された包材Wを再接続する包材接続部23とを有する。また、包装部12には、射出部13の一部であると共に包装部12に搬送された物品Oを支持する移動機構31(詳細は後述)が配置される。
シール部21は、包装部12にて物品Oを包むように二つ折りにされた包材Wをシールする部分である。シール部21は、例えば、包材Wにおいて二つ折りにされた部分を熱溶着する。シール部21によるシール加工によって、物品Oが、袋状に成形された包材Wによって包装される。以下では、袋状に形成されると共に物品Oを包装する包材Wを、包装袋WB(後述する図4を参照)とも呼称する。
シール部21は、第1シール部分21a〜第6シール部分21fを有する。第1シール部分21aと、第3シール部分21cと、第5シール部分21eとのそれぞれは、包材Wのうち包装部12に位置する部分よりも下側に位置する。第2シール部分21bと、第4シール部分21dと、第6シール部分21fとのそれぞれは、包材Wのうち包装部12に位置する部分よりも上側に位置する。また、第3シール部分21c及び第5シール部分21eは、第1シール部分21aに当接しており、第4シール部分21d及び第6シール部分21fは、第2シール部分21bに当接している。第1シール部分21aと第2シール部分21bとは、方向Zにおいて互いに重なっており、平面視にて方向Xに沿って帯状に延在する。第3シール部分21cと第4シール部分21dとは、方向Zにおいて互いに重なっており、平面視にて方向Yに沿って帯状に延在する。第5シール部分21eと第6シール部分21fとは、方向Zにおいて互いに重なっており、平面視にて方向Yに沿って帯状に延在する。第1シール部分21aと第2シール部分21bとは、方向Yにおいて移動機構31よりも載置部11側に位置する。第3シール部分21cと第4シール部分21dとは、移動機構31よりも方向Xの一方側に位置する。第5シール部分21eと第6シール部分21fとは、移動機構31よりも方向Xの他方側に位置する。よって平面視にて、移動機構31は、第1シール部分21a及び第2シール部分21bよりも装置下流に位置し、方向Xにおいて第3シール部分21cと第5シール部分21eとの間に位置する。
切断部22は、包材Wを方向Xに沿って切断するカッタであり、包装部12のシール部21よりも方向Yの一方側に位置する。すなわち、切断部22は、シール部21よりも装置上流に位置する。切断部22は、例えば方向Zに沿って移動可能に設けられる。本実施形態では、切断部22は包装部12の一部であるが、これに限られない。切断部22は、包装部12に含まれず、単に載置部11と包装部12との間に配置される装置でもよい。
包材接続部23は、切断部22によって分断された包材Wを再接続する部分である。包材接続部23は、例えば包材Wにおいて分断され、且つ、包装袋WBに含まれない部分を熱溶着する。包材接続部23は、方向Yにおいて切断部22よりも載置部11側に位置する。すなわち、包材接続部23は、切断部22よりも装置上流に位置する。包材接続部23は、包材Wのうち包装部12に位置する部分よりも下側に位置する第1接続部分23aと、包材Wのうち包装部12に位置する部分よりも上側に位置する第2接続部分23bとを有する。第1接続部分23aと、第2接続部分23bとは、方向Zにおいて互いに重なり、平面視にて方向Xに沿って帯状に延在する。包材接続部23は、切断部22と同様に、包装部12に含まれなくてもよい。
射出部13は、包装された物品Oを包装部12から方向Xに所定速度にて射出する部分であり、方向Zに沿って昇降可能である。射出部13は、包装部12から受取部14に向かって物品Oを射出するコンベア装置であり、物品Oを包装する包材W(すなわち、包装袋WB)に対する摩擦力が生じる搬送面を有する。当該搬送面の駆動速度は、例えば、制御部6によって制御される。本実施形態では、射出部13は、包装された物品Oの下側に位置する移動機構31及び複数のローラ32を有するコンベア装置であるが、これに限られない。コンベア装置は、単一種類のコンベアから構成されてもよいし、複数種類のコンベアから構成されてもよい。なお、物品Oの射出速度は、物品Oが射出部13から射出されるときの初速度とする。物品Oが射出部13から射出されるときは、例えば、物品Oの少なくとも一部が方向Zにおいて射出部13に重ならなくなったとき、もしくは、物品Oの全体が方向Zにおいて射出部13に重ならなくなったときである。これらの場合、包装袋WBが方向Zにおいて射出部13に重なってもよい。
移動機構31は、物品Oを包装部12から射出(排出)させるように、物品Oを方向Xに沿って移動させる駆動装置である。本実施形態では、移動機構31は、方向Zに沿って移動可能に設けられるベルトコンベアである。移動機構31内の駆動装置(モータ)の回転速度、減速比、移動機構31のサイズ等に基づいて、移動機構31の搬送面の速度を算出できる。移動機構31にて包材Wに接触する部分は、射出部13の搬送面の一部に相当する。移動機構31の動作は、物品Oに関する物品情報を利用した制御部6によって制御される。移動機構31による物品Oの搬送速度は、例えば、物品情報に基づいた制御部6の制御によって調整される。方向Zにおける移動機構31の高さもまた、制御部6によって調整されてもよい。
複数のローラ32は、移動機構31から移動した包装された物品Oを、射出部13から受取部14に射出するための駆動装置であり、方向Xに沿って配列される。本実施形態では、各ローラ32は、移動機構31に連動して駆動する。また、各ローラ32は、移動機構31と同時もしくは異なるタイミングにて昇降する。本実施形態では、移動機構31と各ローラ32との高さが常に同一になるように、各ローラ32は、移動機構31に同期して昇降する。各ローラ32の回転速度は、物品Oに関する物品情報を利用した制御部6によって制御される。各ローラ32は、例えば樹脂ローラである。この場合、例えば金属ローラ等を用いる場合よりも、物品O(より正確には包装袋WB)とローラ32との摩擦力を大きくできるので、ローラ32の空回りを防止できる。樹脂ローラは、少なくともローラ表面が樹脂製であればよい。また、金属ローラは、例えばその表面が滑らかな金属表面であるローラである。なお、ローラ32による物品Oの搬送速度は、移動機構31による物品Oの搬送速度と同一でもよいし、異なってもよい。
受取部14は、射出部13から射出された物品Oを、射出部13よりも下方にて受け取る部分であり、方向Xにおいて射出部13よりも装置下流に位置する。受取部14は、物品Oの包装袋WBに対する摩擦力を利用することによって、物品Oの受取部14からの飛び出しが防止もしくは抑制される。
図4は、受取部の概略斜視図である。図4に示されるように、受取部14は、搬送部41と、第1ガイド部42と、第2ガイド部43と、第3ガイド部44とを有する。搬送部41は、射出部13から物品Oを受け取ると共に当該物品Oを出口部15へ搬送する装置であり、例えばベルトコンベアである。搬送部41は、受け取った物品Oを方向Yの一方側へ搬送する。搬送部41の表面には、粗面加工がなされてもよい。この場合、当該表面と物品Oとの摩擦力を大きくできる。
第1ガイド部42は、射出部13から射出された直後における物品Oを包装する包装袋WBの位置を誘導する部材である。第1ガイド部42は、方向Y及び方向Zに延在する板状部材の加工物である。本実施形態では、第1ガイド部42は、搬送部41上に位置する包装袋WBのうち物品Oの周囲に位置する囲繞部に含まれ、方向Xにおいて物品Oと第1ガイド部42との間に位置する特定領域WB1を誘導する部材である。第1ガイド部42は、方向Xにおいて搬送部41を介して射出部13の反対側に位置すると共に、切断部22よりも方向Yの他方側に位置する。第1ガイド部42は、基部42aと、壁部42bと、先端部42cと、第1折曲部42dと、第2折曲部42eとを有する。基部42aは、搬送部41から突出する部分であり、方向Xにおいて搬送部41から遠ざかるように、斜め上向きに延在する。本実施形態では、基部42aは、方向Yから見て傾斜面をなすように、斜め上向きに連続的に延在する。基部42aは、方向Yから見て湾曲面を呈してもよい。この場合、基部42aは、方向Yから見て凹状湾曲面を呈してもよいし、凸状湾曲面を呈してもよい。
壁部42bは、基部42aの上端から延在する部分であり、第1折曲部42dを介して基部42aにつながっている。壁部42bは、基部42aよりも方向Zに沿うように延在する。換言すると、方向Yから見て、壁部42bは、基部42aよりも急峻であればよく、斜め上向きに延在してもよいし、方向Zに完全に沿って延在してもよい。例えば、方向Yから見て、方向Xと壁部とがなす角度は、90°以下であって、方向Xと基部とがなす角度の2倍以上であればよい。本実施形態では、壁部42bは、方向Zに沿って延在する。例えば、第1折曲部42dにて板状部材を屈曲することによって、基部42aと壁部42bとが形成される。このため、基部42aと壁部42bとは、第1折曲部42dを介して連続的につながっている。壁部42bは、受取部14から飛び出そうとする物品Oに対するストッパとしても機能し得る。本実施形態において、方向Zに沿った壁部42bの寸法は、基部42aの寸法、及び先端部42cの寸法よりも長いが、これに限られない。
先端部42cは、方向Xにおいて搬送部41から遠ざかるように、壁部42bの上端から斜め上向きに延在する部分である。先端部42cは、第2折曲部42eを介して壁部42bにつながっている。例えば、第2折曲部42eにて板状部材を屈曲することによって、壁部42bと先端部42cとが形成される。このため、壁部42bと先端部42cとは、第2折曲部42eを介して連続的につながっている。本実施形態において、方向Zに沿った壁部42bの寸法は、基部42aの寸法、及び先端部42cの寸法よりも長いが、これに限られない。
第2ガイド部43は、第1ガイド部42と同様の機能を奏する部材であり、方向Y及び方向Zに延在する板状部材の加工物である。第2ガイド部43は、搬送部41にて搬送される物品Oの包装袋WBにおける特定領域WB1の位置を誘導する部材でもある。第2ガイド部43は、第1ガイド部42よりも方向Xにおいて包装部12から離れ、且つ、第1ガイド部42よりも方向Yの一方側に位置する。よって、第2ガイド部43は、第1ガイド部42よりも装置下流に位置する。第2ガイド部43は、搬送部41より方向X及び方向Yに延在する基部43aと、基部43aの先端から斜め上向きに延在する延在部43bと、折曲部43cを有する。
基部43aは、方向Yにおいて第1ガイド部42側から出口部15側へ延在する板状部分である。基部43aの先端は、方向Xにおいて第1ガイド部42よりも包装部12に対して離れている。このため、延在部43bは、方向Xにおいて第1ガイド部42よりも包装部12に対して離れた位置に設けられる。延在部43bは、方向Xにおいて搬送部41から遠ざかるように延在する。延在部43bは、方向Yから見て傾斜面をなすように、斜め上向きに連続的に延在する。延在部43bは、方向Yから見て湾曲面をなしてもよい。延在部43bは、折曲部43cを介して基部43aにつながっている。
第3ガイド部44は、搬送部41にて搬送される物品Oの包装袋WBの位置を誘導する部材であり、方向Y及び方向Zに延在する板状部材の加工物である。搬送部41にて物品Oが搬送されるとき、包装袋WBの一部が第3ガイド部44上に乗り上げるように誘導される。第3ガイド部44は、切断部22よりも方向Yの一方側に位置し、方向Xにおいて包装部12と搬送部41との間に位置する。本実施形態では、第3ガイド部44は、搬送部41上に位置する包装袋WBの囲繞部のうち、方向Xにおいて物品Oと包装部12との間に位置する領域WB2を誘導する部材である。第3ガイド部44は、第1誘導部分44aと、第2誘導部分44bと、誘導接続部分44cとを有する。
第1誘導部分44aは、第3ガイド部44において少なくとも方向Yの他方側に位置する部分であり、方向Yの一方側に向かうにつれて斜め上向きに延在する部分である。換言すると、第1誘導部分44aは、方向Yにおいて出口部15に近づくほど斜め上向きに延在する。本実施形態では、第1誘導部分44aは、方向Xから見て傾斜面をなすように、斜め上向きに連続的に延在する。第1誘導部分44aは、方向Xから見て湾曲面を呈してもよい。この場合、第1誘導部分44aは、方向Xから見て凹状湾曲面を呈してもよいし、凸状湾曲面を呈してもよい。このため、包装袋WBの一部は、第1誘導部分44a上に乗り上げることによって、上方に誘導される。よって、第1誘導部分44aは、包材誘導部分の一つと言える。一方、第2誘導部分44bは、第3ガイド部44において少なくとも方向Yの一方側に位置する部分であり、方向Yの一方側に向かうにつれて斜め下向きに延在する部分である。換言すると、第2誘導部分44bは、方向Yにおいて出口部15に近づくほど斜め下向きに延在する。本実施形態では、第2誘導部分44bは、方向Xから見て傾斜面をなすように、斜め下向きに連続的に延在する。第2誘導部分44bは、方向Xから見て湾曲面を呈してもよい。この場合、第2誘導部分44bは、方向Xから見て凹状湾曲面を呈してもよいし、凸状湾曲面を呈してもよい。誘導接続部分44cは、方向Yにおいて第1誘導部分44aと第2誘導部分44bとの間に位置する。
本実施形態では、受取部14は、受け取った物品Oを計量する計量部(図示せず)を有する。当該計量部は、例えば、受取部14上の物品Oの重量と、受取部14に含まれる各構成要素(本実施形態では、搬送部41と、第1ガイド部42と、第2ガイド部43と、第3ガイド部44)の重量との合計重量を計量する。
図1に戻って、出口部15は、包装された物品Oが最終的に到達する部分であり、受取部14よりも方向Yの一方側に位置する。本実施形態では、出口部15は、受取部14よりも装置下流であって、方向Xにおいて載置部11に並ぶように位置する。出口部15は、複数のローラ51と、ストッパ52とを有する。複数のローラ51は、搬送部41から搬送された物品Oをストッパ52に向かわせる従動部材であり、方向Yに沿って配列される。ストッパ52は、搬送された物品Oが突き当たる板状部材であり、方向X及び方向Zに沿って延在する。
包材収容部16は、巻回された包材Wが収容される部分であり、方向Zにおいて載置部11よりも下側に位置する。図3に示されるように、包材収容部16に収容される包材Wは、載置部11上を介して包材回収部18まで引き出されている。包材搬送部17は、包材Wを搬送する部分であり、方向Zにおいて駆動自在である第1搬送ユニット61、方向Yにおいて駆動自在である第2搬送ユニット62、及びローラ63〜67を有する。第1搬送ユニット61は、方向Zにおいて載置部11及び包装部12よりも下側に位置している。一方、第2搬送ユニット62は方向Zにおいて載置部11及び包装部12よりも上側であって、方向Yにおいて載置部11と包装部12との間に位置している。包材搬送部17による包材Wの搬送によって、載置部11にて包材W上に載置される物品Oが、包装部12に搬送される。包材搬送部17の動作の説明については、後述する。包材回収部18は、包材Wのうち包装袋WBとして利用されなかった箇所を回収する部分であり、方向Yにおいて載置部11と包装部12との間に位置する。包材回収部18は、方向Zにおいて切断部22及び包材接続部23よりも上側に位置する。
貼付部5は、受取部14上に位置し、物品Oに対応するラベルを包装袋WBに貼り付ける。貼付部5は、ラベルを発行するラベルプリンタ71と、当該ラベルを物品O(より詳しくは、物品Oの包装袋WB)に貼り付ける貼付アーム72とを有する。ラベルプリンタ71から発行されるラベルには、例えば、物品Oの計量値、値付け情報等が印刷される。貼付アーム72は、ラベルプリンタ71から発行されるラベルを受け取り、当該ラベルを物品Oに貼り付ける。本実施形態では、貼付アーム72の少なくとも一部が方向Zに沿って駆動可能に構成される。当該一部が上昇してラベルを受け取り、且つ、当該一部が下降して受け取ったラベルを物品Oに押し付ける。
制御部6は、表示部2における画像表示処理、操作部3における入力処理、包装処理部4における物品Oの包装処理、貼付部5における物品Oへのラベル貼付処理等を制御する部分であり、例えば操作部3内に組み込まれる。制御部6は、例えば、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体、CPU(Central Processing Unit)、及び通信回路などを有する。制御部6のROMには、例えば、各種処理を実施するためのプログラム、各種情報等が記憶される。制御部6における各種処理は、CPU及び主記憶部等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませて実行することにより、実施される。制御部6による包装処理の制御は、例えば、物品Oが該当する種類の特定処理の制御、包装部12によるシール処理の制御、切断部22による切断処理の制御、射出部13による物品Oの射出処理の制御、受取部14の搬送部41による搬送処理の制御、包材搬送部17による包材Wの搬送処理の制御等を含む。射出部13による物品Oの射出処理の制御は、例えば、物品情報に基づいて、射出部13にて物品Oを受取部14に射出するときの射出速度(所定速度)の制御も含む。この物品Oの射出速度は、例えば、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて変更される。本実施形態では、射出部13に含まれる移動機構31及びローラ32の少なくとも一方の動作を物品情報に基づいて制御することにより、物品Oの射出速度が制御される。移動機構31の動作は、例えば、移動機構31の駆動速度である。ローラ32の動作は、例えば、ローラ32の回転速度である。よって、物品Oの射出速度の制御は、例えば、移動機構31の駆動速度と、ローラ32の回転速度との少なくとも一方を物品情報に基づいて制御することによって、実施できる。本実施形態では、物品Oの射出速度の制御は、物品情報に基づいた移動機構31及びローラ32の動作と、移動機構31及びローラ32の高さとを制御することにより、実施する。
図5は、制御部の機能構成を示すブロック図である。図5に示されるように、制御部6は、情報入力部81と、包装制御部82と、射出制御部83と、計量制御部84と、ラベル制御部85と、記憶部86とを有する。
情報入力部81は、包装装置1の各種処理を実施するための設定情報、包装装置1による包装処理を実施するための上記物品情報等が入力される部分である。上記設定情報は、例えば操作部3等を介した外部から入力される入力情報である。本実施形態では、上記物品情報は、情報取得部である操作部3から入力される物品Oの重量値と、受取部14の計量部から取得される物品Oの重量値とを少なくとも含む。よって、情報入力部81は、制御部6において、情報取得部から入力される物品Oの重量値を取得する部分である。
包装制御部82は、包装処理部4における物品Oの包装処理を制御する部分の一つであり、包装部12と包材搬送部17との動作を制御する。包装制御部82は、予め入力される設定情報に基づいて、包材搬送部17による包材Wの搬送タイミング、搬送速度等を制御する。
射出制御部83は、包装処理部4における物品Oの包装処理を制御する部分の一つであり、射出部13の動作を制御する。射出制御部83は、例えば、予め入力される設定情報と、物品情報とに基づいて、射出部13の搬送面の駆動速度を制御する。これにより、射出部13の移動機構31及びローラ32によって搬送される物品Oの搬送速度が調整され、結果として物品Oの射出速度が制御される。よって、射出制御部83は、射出部13から射出される物品Oの射出速度を制御する部分とも言える。本実施形態では、射出制御部83は、上記物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて上記射出速度(あるいは、上記搬送面の駆動速度、もしくは物品Oの搬送速度)を制御する。
射出制御部83は、例えば、記憶部86に予め記憶される制御値と、取得された物品Oの重量値を含む物品情報とに基づいて、射出部13による物品Oの射出速度を補正する。制御値は、例えば、物品情報に含まれる物品Oの重量値を変数とした関数であり、物品の種類毎に異なり得る。当該制御値は、物品Oの重量値が小さいほど高い演算結果が得られる。また、上記制御値の演算結果が高いほど、物品Oの射出速度が大きくなる。よって、本実施形態では、物品Oの重量が小さいほど、射出部13による物品Oの射出速度が大きくなる。また、物品Oの重量が小さいほど、射出部13の搬送面の駆動速度、及び射出部13における物品Oの搬送速度も大きくなる。物品Oの射出速度は、物品情報が更新される度に変更されてもよい。例えば、物品の種類が変更される度に上記搬送速度が変更されてもよいし、物品の重量値が変更される度に上記搬送速度が変更されてもよい。物品Oの射出速度は、例えば予め設定される標準速度から±50%の範囲にて変動し得る。標準速度は、包装装置1の構成により変化するが、例えば800mm/s以上1000mm/s以下である。なお、射出制御部83は、取得された物品Oの重量値に基づいて、物品Oを射出するときの射出部13の高さを設定してもよい。この場合、射出制御部83は、取得された物品Oの重量値に基づいて、射出部13による物品Oの射出速度を補正しなくてもよい。
計量制御部84は、受取部14の計量部の計量処理を制御する部分である。計量制御部84は、例えば、情報入力部81から送信される物品Oの情報と、予め入力された受取部14の重量値とに基づいて、物品O及び包装袋WBの合計重量値を演算する。計量制御部84は、予め入力された包装袋WBの重量値を用いて、物品Oの重量値を演算してもよい。
ラベル制御部85は、貼付部5のラベル発行処理及びラベル貼り付け処理を制御する部分である。ラベル制御部85は、例えば情報入力部81から送信される物品情報、計量制御部84にて演算された物品Oの重量値、記憶部86に予め記憶される情報等に基づいて、ラベルに印刷される内容を生成する。
記憶部86は、例えばハードディスク(HD)、ソリッドステートドライブ(SSD)などの記憶媒体である。記憶部86には、例えば、情報入力部81から送信される各情報、計量制御部84による物品Oの重量値の演算結果等が記憶される。記憶部86は、例えば予め入力された物品O、包装袋WB等の情報(プリセット情報)を記憶する。当該プリセット情報は、上記設定情報、上記物品情報等の少なくとも一部も含む。
次に、図6〜図9を参照しながら、包装処理部4における物品Oの包装処理の一例を説明する。図6〜図9は、包装処理部4における物品Oの包装処理を説明するための図である。なお、図3にも示されるように、物品Oの包装処理の開始時において、包材Wは、包材収容部16、ローラ63、載置部11、ローラ64、第1搬送ユニット61、ローラ65、第2搬送ユニット62、ローラ67、包材回収部18の順に当接する経路にて、架け渡されている。
まず、図6に示されるように、第2搬送ユニット62が方向Yにおいて包装部12側へ移動する。このとき、第1搬送ユニット61が上昇する。第1搬送ユニット61の移動後、包材収容部16からの包材Wの引き出しを実施する。これにより、物品Oは、包材Wの搬送に伴って、第1搬送ユニット61を越えて包装部12側へ移動する。物品Oは、包装部12内であって移動機構31上に配置される。
次に、図7に示されるように、移動機構31が下降すると共に、第1搬送ユニット61が下降する。このとき、包材Wは、包材収容部16から必要量だけ引き出される。これにより、物品Oを移動させることなく、次回の包装処理にて利用される包材Wの一部を準備する。
次に、図8に示されるように、第2搬送ユニット62は、方向Yにおいて載置部11側へ移動し、ローラ66,67の間に配置される。これにより、物品Oは、折り返された包材Wによって挟まれる。本実施形態では、第2搬送ユニット62は、物品Oに接触しないように、方向Zにおいて変位しつつ、方向Yに沿って移動する。第2搬送ユニット62の移動後、シール部21の第2シール部分21b、第4シール部分21d及び第6シール部分21fと、切断部22と、包材接続部23の第2接続部分23bと、ローラ66とが、下降する。これにより、折り返された包材Wの一部はシール部21によって挟まれ、当該一部とは異なる他の一部は、包材接続部23によって挟まれる。折り返された包材Wにおいて、上記他の一部は、上記一部よりも方向Yにおいて載置部11側に位置する。切断部22は、方向Yにおいて上記一部と上記他の一部との間に位置しており、包材Wよりも上側に位置する。
続いて、切断部22をさらに下降させることによって、包材Wの上記一部と上記他の一部との間を切断する。また、上記一部をシール部21によってシールすると共に、上記他の一部を包材接続部23によって接続する。そして、図9に示されるように、シール部21の第2シール部分21b、第4シール部分21d及び第6シール部分21fと、切断部22と、包材接続部23の第2接続部分23bと、ローラ66とが、上昇する。以上により、物品Oを包装する包装袋WBが形成されることによって、包装処理が終了する。また、分断された包材W同士が包材接続部23によって再接続されるので、包材Wを変更することなく連続して上記包装処理を実施できる。
上記包装処理の終了後、包装袋WBによって包装される物品Oは、上昇した射出部13の動作により、受取部14に向かって射出される。制御部6により制御された射出速度にて射出された物品Oは、受取部14に到達する。このとき、物品O(より正確には、包装袋WB)と受取部14の搬送部41における表面との摩擦力によって、物品Oは、搬送部41上における所望の位置もしくはその近傍にて静止する。例えば、物品Oの中心もしくはその近傍が、搬送部41における方向Yに沿った中心線上もしくはその近傍に位置したとき、物品Oが搬送部41上における所望の位置もしくはその近傍に静止されると判断される。物品Oの中心の近傍は、例えば、方向Zから見て物品Oの中心から方向Xもしくは方向Yに沿って数cmずれた位置である。搬送部41における方向Yに沿った中心線の近傍は、例えば、方向Zから見て当該中心線から方向Xに沿って数cmずれた位置である。加えて、搬送部41上における物品Oの姿勢は、所望の範囲に制御される。例えば、方向Zから見て、搬送部41上における物品Oの姿勢が、載置部11上に載置される物品Oの姿勢から周方向にて15°以下ずれている場合、物品Oの姿勢が所望の範囲に制御されたと判断される。
続いて、物品Oは、搬送部41によって出口部15へ搬送される。例えば、搬送部41による搬送中に、貼付部5が物品Oにラベルを貼り付ける。物品Oが搬送部41上における所望の位置もしくはその近傍に静止しており、且つ、物品Oの姿勢が所望の範囲に制御されているので、上記ラベルは、予め設定された箇所に貼り付けられる。ラベルが貼り付けられた物品が出口部15のストッパ52に到達することにより、包装及び値付けがされた物品Oを回収できる。
以上に説明した本実施形態に係る包装装置1によれば、制御部6は、情報取得部である操作部3により取得される物品情報に基づいて、射出部13にて物品Oを受取部14に射出するときの射出速度を制御する。具体的には、制御部6は、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて、射出部13から射出される物品Oの射出速度を変更する。これにより、物品の種類に応じた適切な射出速度にて、包装された物品Oは、射出部13から受取部14へ射出される。このため、射出された物品Oは、その種類に応じた受取部14における適切な位置へ落下するので、受取部14にて静止した物品の位置等のばらつきを抑制できる。したがって、包装装置1を用いることによって、受取部14にて静止した物品Oの位置等を所望の範囲に制御可能である。これにより、受取部14にて実施される物品Oへの処理、及び/又は受取部14よりも装置下流にて実施される物品Oへの処理の精度を向上できる。
本実施形態では、射出部13は、物品Oを包装する包材Wに対する摩擦力が生じる搬送面を有するコンベア装置であり、制御部6は、物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて、上記搬送面の駆動速度を変更してもよい。このように射出部13に含まれる搬送面の駆動速度を変更することによって、射出部13から射出される物品Oの射出速度を容易に変更できる。
本実施形態では、制御部6は、取得された物品Oの重量値と、予め記憶される制御値であって、物品Oの重量値が小さいほど高い演算結果が得られる上記制御値とを用いて、所定速度を補正する。射出部13においては、搬送面との摩擦力にて物品Oが受取部14に向かって移動する。一般に搬送面に接触する物品Oの重量値が小さいほど、当該物品Oを包装する包材W(包装袋WB)と、搬送面との間に発生する摩擦力が小さくなる。このため、物品Oの重量値が小さいほど、射出部13から物品Oが射出するためのエネルギーが伝達しにくくなる。したがって、射出される物品Oの重量値に応じて射出速度を補正することによって、軽い物品であっても、適切な射出速度にて射出部13から受取部14へ当該物品を射出できる。なお、本実施形態では、物品Oの重量値は、情報取得部から入力される。
本実施形態では、制御部6は、物品Oの重量値に基づいて搬送面の高さを制御してもよい。この場合、物品Oの重量値に応じて射出速度を補正しなくとも、受取部14が受け取った物品Oの位置等を精度よく制御可能である。なお、搬送面の高さは、例えば包装部12における第1シール部分21aの高さを基準高さとして調整される。
本実施形態では、物品情報は、外部から入力される物品Oの入力情報を含み、当該入力情報には物品Oの重量値が含まれる。この場合、物品Oが包装部12にて包装されるまでに、射出部13による物品Oの射出速度を設定できる。したがって、包装装置1による物品Oの包装開始から出口部15への搬送までの時間を短縮化できる。
本実施形態では、受取部14は、受け取った物品Oを計量する計量部を有する。この場合、受取部14にて物品Oの姿勢等を調整することなく、上記計量部による物品Oの計量を良好に実施できる。
本実施形態では、包装装置1は、受取部14よりも装置下流に位置し、物品Oに対応するラベルを貼り付ける貼付部5を備える。この場合、受取部14にて物品Oの姿勢等を調整することなく、貼付部5による物品O(もしくは、物品Oを包装する包装袋WB)へのラベルの貼り付けを良好に実施できる。
以下では、上記実施形態の各変形例について説明する。以下の各変形例において、上記実施形態と重複する箇所の説明は省略する。したがって以下では、上記実施形態と異なる箇所を主に説明する。
(第1変形例)
図10は、第1変形例に係る包装装置の一部構成の概略を示す模式平面図である。図10に示されるように、第1変形例に係る包装装置1は、包装部12Aが載置部11から物品Oを受け取った位置を含む位置情報であって、物品情報に含まれる当該位置情報を検知する検知部91を有する。第1変形例では、検知部91は、包装部12Aよりも方向Yの他方側であって、方向Zにおいて移動機構31よりも上方に位置する検知装置である。検知部91によって検知される領域DRは、少なくとも包装部12Aの全体を含むが、これに限られない。検知部91は、例えば、包装部12A内もしくは包装部12Aの近傍に設けられるカメラ、計量装置、センサ等を有する。第1変形例では、検知部91は、領域DRを撮像するカメラを有する。検知部91は、包装部12A内の移動機構31に載置される物品Oを撮像し、当該撮像データから物品Oの位置情報を検知する。検知部91は、上記撮像データから、物品Oの形状、推定重量等に関する情報を取得してもよい。これらの情報は、物品情報の一つとして情報入力部81に送信される。
図10は、第1変形例に係る包装装置の一部構成の概略を示す模式平面図である。図10に示されるように、第1変形例に係る包装装置1は、包装部12Aが載置部11から物品Oを受け取った位置を含む位置情報であって、物品情報に含まれる当該位置情報を検知する検知部91を有する。第1変形例では、検知部91は、包装部12Aよりも方向Yの他方側であって、方向Zにおいて移動機構31よりも上方に位置する検知装置である。検知部91によって検知される領域DRは、少なくとも包装部12Aの全体を含むが、これに限られない。検知部91は、例えば、包装部12A内もしくは包装部12Aの近傍に設けられるカメラ、計量装置、センサ等を有する。第1変形例では、検知部91は、領域DRを撮像するカメラを有する。検知部91は、包装部12A内の移動機構31に載置される物品Oを撮像し、当該撮像データから物品Oの位置情報を検知する。検知部91は、上記撮像データから、物品Oの形状、推定重量等に関する情報を取得してもよい。これらの情報は、物品情報の一つとして情報入力部81に送信される。
例えば、移動機構31の所定の位置を基準点としたとき、検知部91は、移動機構31に載置される物品Oの中心と、上記基準点とのずれを算出する。ここでは、方向Xにおける物品Oの上記中心と、上記基準点とのずれを算出する。この場合、検知部91は、当該ずれを物品Oの位置情報として情報入力部81に送信する。続いて、情報入力部81は、物品情報に上記位置情報を含ませる。そして、射出制御部83は、上記位置情報を含む物品情報に基づいて、射出部13から射出される物品Oの速度を変更する。すなわち、第1変形例では、包装部12Aにおける物品Oの位置情報は、物品Oの射出速度の演算(もしくは射出部13の搬送面の駆動速度の演算)に用いられる。
ここで、例えば射出部13における搬送面の駆動速度を一定とした場合、移動機構31上に配置される物品Oの中心が方向Xにおいて上記基準点よりも受取部14に近いほど、物品Oが射出部13から受ける力が小さい。この場合、受取部14における物品Oの落下位置は、方向Xにおいて射出部13に近い傾向にある。このため第1変形例では、物品Oの上記中心が、方向Xにおいて上記基準点よりも受取部14に近いほど、物品Oの射出速度を高くする(すなわち、射出部13における搬送面の駆動速度を高くする)。
以上に説明した第1変形例に係る包装装置1は、上記実施形態と同様に、物品情報に基づいて、射出部13にて物品Oを受取部14に射出するときの射出速度を制御する。具体的には、制御部6は、検知部91にて検知されると共に物品情報に含まれる位置情報を用いて、射出部13から射出される物品の速度(射出速度)を変更する。このため、射出された物品Oは、その位置情報に応じた受取部14における適切な位置へ落下するので、受取部14にて静止した物品Oの位置等のばらつきを抑制できる。したがって、第1変形例に係る包装装置1を用いることによって、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
加えて第1変形例では、射出部13にて射出される前の物品Oの重量を、計量もしくは推定できる。このため、物品Oが包装されるまでに、射出部13による物品Oの射出準備を完了できるので、物品Oの包装開始から完了までの時間を短縮化できる。
上記第1変形例では、包装部12Aに位置する物品Oに関する情報(物品情報、特に物品Oの位置情報)を検知部91にて検知しているが、これに限られない。例えば、包装装置1は、検知部91に加えて、もしくは検知部91に代えて、載置部11が物品Oを受け取った位置を含む位置情報を検知する他の検知部を有してもよい。すなわち、当該包装装置1は、検知部91に加えて上記他の検知部を有してもよいし、検知部91の代わりに上記他の検知部を有してもよい。上記他の検知部は、検知部91と同様の機能及び構成を有し、例えば、載置部11の近傍に設けられる。この場合、制御部6は、検知部91が検知する物品Oの位置情報、及び/又は上記他の検知部が検知する物品Oの位置情報を含む物品情報に基づいて、物品Oの射出速度を変更してもよい。
上記第1変形例では、検知部91はカメラであるがこれに限られない。例えば、検知部91は、上記カメラに加えて、包装部12の近傍に設けられる他のカメラ及び/又はセンサ等を有してもよい。すなわち、検知部91は、複数の検知装置を備え得る。この場合、検知部91は、例えば包装部12に位置する物品Oの厚さ等に関する物品情報を検知できる。なお、上記他の検知部もまた、複数の検知装置を備え得る。この場合、上記他の検知部は、例えば載置部11に位置する物品Oの厚さ等に関する物品情報を検知できる。
(第2変形例)
第2変形例に係る包装装置1では、情報入力部81には、物品Oの重量値に加えて、もしくは、当該重量値の代わりに、物品情報として物品Oの柔らかさが入力される。第2変形例では、物品Oの柔らかさは、情報取得部である操作部3を介することによって入力される。第2変形例では、射出制御部83は、取得された物品Oの柔らかさと、記憶部86に予め記憶され、物品Oが柔らかいほど高い演算結果が得られる制御値とを用いて、物品Oの射出速度を補正する。上記制御値の演算結果が高いほど、物品Oの射出速度が大きくなる。よって、第2変形例では、物品Oが柔らかいほど、射出部13による物品Oの射出速度が大きくなる。また、物品Oが柔らかいほど、射出部13の搬送面の駆動速度、及び射出部13における物品Oの搬送速度も大きくなる。物品Oの射出速度は、物品情報が更新される度に変更されてもよい。例えば、物品の種類が変更される度に上記搬送速度が変更されてもよいし、物品の柔らかさが変更される度に上記搬送速度が変更されてもよい。第2変形例では、物品Oの柔らかさに基づいて、射出部13の搬送面の高さを制御してもよい。
第2変形例に係る包装装置1では、情報入力部81には、物品Oの重量値に加えて、もしくは、当該重量値の代わりに、物品情報として物品Oの柔らかさが入力される。第2変形例では、物品Oの柔らかさは、情報取得部である操作部3を介することによって入力される。第2変形例では、射出制御部83は、取得された物品Oの柔らかさと、記憶部86に予め記憶され、物品Oが柔らかいほど高い演算結果が得られる制御値とを用いて、物品Oの射出速度を補正する。上記制御値の演算結果が高いほど、物品Oの射出速度が大きくなる。よって、第2変形例では、物品Oが柔らかいほど、射出部13による物品Oの射出速度が大きくなる。また、物品Oが柔らかいほど、射出部13の搬送面の駆動速度、及び射出部13における物品Oの搬送速度も大きくなる。物品Oの射出速度は、物品情報が更新される度に変更されてもよい。例えば、物品の種類が変更される度に上記搬送速度が変更されてもよいし、物品の柔らかさが変更される度に上記搬送速度が変更されてもよい。第2変形例では、物品Oの柔らかさに基づいて、射出部13の搬送面の高さを制御してもよい。
第2変形例において、物品Oの柔らかさは、例えばビッカース硬さを基準としたパラメータとしてもよいし、方向Zから見た単位面積辺りの物品Oの重量を基準としたパラメータとしてもよいし、物品Oの厚さを基準としたパラメータとしてもよい。もしくは、物品Oの柔らかさは、例えば、作業者によって物品の種類毎に定められた設定範囲でもよい。この場合、作業者は、例えば物品の種類毎に、「硬い」、「普通」、「柔らかい」のいずれかを設定してもよい。
通常、柔らかい物品ほど垂れ下がりやすい傾向にある。ここで、受取部14は射出部13よりも下方に位置するので、柔らかい物品Oほど、射出部13にて射出されてから受取部14に接触するまでの時間が短い傾向にある。よって、柔らかい物品Oほど、受取部14との摩擦力が発生するタイミングが想定よりも早くなり、受取部14における所望の範囲にて物品Oが静止しない傾向にある。これに対して、以上に説明した第2変形例に係る包装装置1の制御部6は、物品情報に含まれる物品Oの柔らかさを用いて、射出部13から射出される物品の速度(射出速度)を変更する。このため、射出された物品Oは、その柔らかさに応じた受取部14における適切な位置へ落下するので、受取部14にて静止した物品Oの位置等のばらつきを抑制できる。したがって、第2変形例に係る包装装置1を用いることによって、上記実施形態と同様の作用効果が奏される。
以上、本発明に係る各実施形態及び各変形例について説明したが、本発明は、上記実施形態及び上記各変形例に限定されない。例えば、上記実施形態及び上記各変形例は、適宜組み合わされてもよい。例えば、上記実施形態に上記第1変形例を組みあわせてもよい。この場合、例えば、検知部が検知した包装部に位置する物品の重量値などを用いて、物品の射出速度を補正してもよい。例えば、物品の重量値は、載置部及び包装部の少なくとも一方において取得されてもよい。また、物品の射出速度は、物品の重量値及び位置情報に基づいて補正されてもよい。もしくは、第2変形例に第1変形例を組みあわせてもよい。この場合、例えば、検知部が検知した載置部上の物品の柔らかさなどを用いて、物品の射出速度を補正してもよい。例えば、物品の柔らかさは、載置部及び包装部の少なくとも一方において取得されてもよい。また、物品の射出速度は、物品の柔らかさ及び位置情報に基づいて補正されてもよい。なお、物品の射出速度は、物品の重量値、柔らかさ及び位置情報に基づいて補正されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、制御値を用いて物品の射出速度を補正しているが、これに限られない。例えば、記憶部には、予め物品毎に設定される射出速度が記憶されてもよい。この場合、複雑な演算にて射出速度を補正することなく、適切な射出速度にて物品を射出できる。記憶部には、予め物品ごとに設定される射出部の搬送面の駆動速度(もしくは、物品の搬送速度)が記憶されてもよい。
上記実施形態及び上記変形例では、受取部が計量部を有するが、これに限られない。計量部は、受取部に含まれなくてもよい。この場合、包装装置が備える計量部は、例えば、受取部を少なくとも支持し、受取部に含まれる各構成要素、及び受取部14上の物品Oの合計重量を計量してもよい。この場合においても、計量部は、第1ガイド部等に接触する物品の重量を精度よく計量できる。
上記実施形態及び上記変形例では、制御値は、例えば、物品情報に含まれる物品の重量値を変数とした関数であるが、これに限られない。当該制御値は、学習によって自動設定される学習パラメータでもよい。この場合、外部から入力される情報、及び、包装部等から取得される情報等が蓄積され、蓄積された当該情報に基づいて学習パラメータが更新される。
上記実施形態及び上記変形例では、物品の中心もしくはその近傍が、搬送部における方向Yに沿った中心線上もしくはその近傍に位置したとき、物品が搬送部上における所望の位置もしくはその近傍に静止されると判断されるが、これに限られない。包装される物品の形状、もしくは、当該物品の包装袋の形状によっては、上記判断は適宜変更され得る。例えば、包装袋の中心もしくはその近傍が、搬送部における方向Yに沿った中心線上もしくはその近傍に位置したとき、物品が搬送部上における所望の位置もしくはその近傍に静止されると判断されてもよい。もしくは、物品の所定位置もしくはその近傍が、搬送部における方向Yに沿った中心線上もしくはその近傍に位置したとき、物品が搬送部上における所望の位置もしくはその近傍に静止されると判断されてもよい。
上記実施形態では、射出部は、移動機構及び複数のローラを有するコンベア装置であるが、これに限られない。射出部は、例えば移動機構のみを有してもよいし、複数のローラのみを有してもよい。また、方向Zにおける射出部の高さは、受取部以上であればよい。射出部に含まれる移動機構はベルトコンベア等の搬送装置であるが、これに限られない。移動機構は、包装部から受取部に向かって物品を射出する機能を有する装置であればよい。
1…包装装置、2…表示部、3…操作部(情報取得部)、4…包装処理部、5…貼付部、6…制御部、11…載置部、12,12A…包装部、13…射出部、14…受取部、15…出口部、16…包材収容部、17…包材搬送部、18…包材回収部、21…シール部、22…切断部、23…包材接続部、31…移動機構、32…ローラ、41…搬送部、42…第1ガイド部、42a…基部、42b…壁部、42c…先端部、42d…第1折曲部(折曲部)、42e…第2折曲部、43…第2ガイド部、43a…基部、43b…延在部、43c…折曲部、44…第3ガイド部、44a…第1誘導部分、44b…第2誘導部分、51…ローラ、52…ストッパ、61…第1搬送ユニット、62…第2搬送ユニット、63〜67…ローラ、71…ラベルプリンタ、72…貼付アーム、81…情報入力部、82…包装制御部、83…射出制御部、84…計量制御部、85…ラベル制御部、86…記憶部、91…検知部、O…物品、W…包材、WB…包装袋、WB1…特定領域、WB2…領域。
Claims (17)
- 物品に関する物品情報を取得する情報取得部と、
外部から供給される前記物品を受け取る載置部と、
前記載置部から搬送される前記物品を受け取り、包材により包装する包装部と、
前記包装部にて包装された前記物品を所定速度で射出する射出部と、
前記射出部よりも装置下流に位置し、前記射出部から射出された前記物品を、前記射出部よりも下方で受け取る受取部と、
前記物品情報に基づいて、前記射出部にて前記物品を前記受取部に射出するときの前記所定速度を制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、前記物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて前記所定速度を変更する、包装装置。 - 前記射出部は、前記物品を包装する前記包材に対する摩擦力が生じる搬送面を有するコンベア装置であり、
前記制御部は、前記物品情報に基づき特定した物品の種類に応じて、前記搬送面の駆動速度を変更する、請求項1に記載の包装装置。 - 前記制御部は、取得された前記物品の重量値と、予め記憶される制御値であって、物品の重量値が小さいほど高い演算結果が得られる前記制御値とを用いて、前記所定速度を補正する、請求項2に記載の包装装置。
- 前記物品の前記重量値は、前記情報取得部から入力される、もしくは、前記載置部及び前記包装部の少なくとも一方において取得される、請求項3に記載の包装装置。
- 前記制御部は、前記物品の前記重量値に基づいて前記搬送面の高さを制御する、請求項3又は4に記載の包装装置。
- 前記制御部は、取得された前記物品の柔らかさと、予め記憶される制御値であって、物品が柔らかいほど高い演算結果が得られる前記制御値とを用いて、前記所定速度を補正する、請求項2に記載の包装装置。
- 前記物品の前記柔らかさは、前記情報取得部から入力される、もしくは、前記載置部及び前記包装部の少なくとも一方において取得される、請求項6に記載の包装装置。
- 前記制御部は、前記物品の前記柔らかさに基づいて前記搬送面の高さを制御する、請求項6又は7に記載の包装装置。
- 前記制御部は、物品毎に設定される前記所定速度を記憶する、請求項1又は2に記載の包装装置。
- 前記物品情報は、外部から入力される前記物品の入力情報、並びに、前記載置部及び前記包装部の少なくとも一方にて取得される情報、の少なくとも一つを含む、請求項1〜9のいずれか一項に記載の包装装置。
- 前記物品情報は、前記包装部における包装された前記物品の位置情報を含む、請求項10に記載の包装装置。
- 前記物品情報は、前記載置部に位置する前記物品の形状、厚さ、及び推定重量の少なくとも一つに関する情報を含む、請求項10又は11に記載の包装装置。
- 前記物品情報は、前記包装部に位置する前記物品の形状、厚さ、及び推定重量の少なくとも一つに関する情報を含む、請求項10〜12のいずれか一項に記載の包装装置。
- 物品に関する物品情報を取得する情報取得部と、
外部から供給される前記物品を受け取る載置部と、
前記載置部から搬送される前記物品を受け取り、包材により包装する包装部と、
前記包装部にて包装された前記物品を所定速度で射出する射出部と、
前記射出部よりも装置下流に位置し、前記射出部から射出された前記物品を、前記射出部よりも下方で受け取る受取部と、
前記物品情報に基づいて、前記射出部にて前記物品を前記受取部に射出するときの前記所定速度を制御する制御部と、
前記載置部が前記物品を受け取った位置、及び、前記包装部が前記載置部から前記物品を受け取った位置の少なくとも一方を含む位置情報であって、前記物品情報に含まれる前記位置情報を検知する検知部と、
を備える、包装装置。 - 前記射出部は、前記物品を包装する前記包材に対する摩擦力が生じる搬送面を有するコンベア装置であり、
前記制御部は、前記物品情報に基づいて前記搬送面の駆動速度を変更する、請求項14に記載の包装装置。 - 前記受取部は、受け取った前記物品を計量する計量部を有する、請求項1〜15のいずれか一項に記載の包装装置。
- 前記受取部よりも装置下流に位置し、前記物品に対応するラベルを包装された前記物品に貼り付ける貼付部をさらに備える、請求項1〜16のいずれか一項に記載の包装装置。
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JP2020021009A JP2021127126A (ja) | 2020-02-10 | 2020-02-10 | 包装装置 |
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JP2020021009A Pending JP2021127126A (ja) | 2020-02-10 | 2020-02-10 | 包装装置 |
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2020
- 2020-02-10 JP JP2020021009A patent/JP2021127126A/ja active Pending
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