JPH09169307A - 包装装置 - Google Patents

包装装置

Info

Publication number
JPH09169307A
JPH09169307A JP35864196A JP35864196A JPH09169307A JP H09169307 A JPH09169307 A JP H09169307A JP 35864196 A JP35864196 A JP 35864196A JP 35864196 A JP35864196 A JP 35864196A JP H09169307 A JPH09169307 A JP H09169307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
packaged
transport
folding
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP35864196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2846868B2 (ja
Inventor
Masami Nakajima
正身 中島
Kazuhiko Takemura
和彦 竹村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP35864196A priority Critical patent/JP2846868B2/ja
Publication of JPH09169307A publication Critical patent/JPH09169307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2846868B2 publication Critical patent/JP2846868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 緊張被持されたフィルムの下方から被包装品
を押し上げると共に、その底面側にフィルムの周縁部を
折り込むことにより包装する包装装置において、上記フ
ィルムに付与する張力を制御することにより良好な包装
を実現することを課題とする。 【解決手段】 フィルム3の両側縁部を挟持して包装ス
テーション5に搬送する一対の搬送ユニット18,19
の一方をフィルム幅方向に移動させて両ユニット18,
19間の間隔を調整するモータ24やネジ軸22等でな
る間隔調整機構を備えると共に、折り込み機構7により
フィルム3を被包装品の底面側に折り込む際に、該フィ
ルム3の張力が最適状態に維持されるように、上記折り
込み機構7の作動に同期して上記間隔調整機構の作動を
制御する制御装置9を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は包装装置、特に包装
ステーションに緊張保持されたフィルムの下方から被包
装品を押し上げると共に、該フィルムの周縁部を折込部
材により被包装品の底面側に折り込んで包装する包装装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発泡スチロール製のトレーに収納
された生鮮食料品等の被包装品をトレーごとストレッチ
フィルムにより包装するストレッチ包装装置が知られて
いる。この種の包装装置においては、所定の幅を有する
ストレッチフィルムをトレーの大小に応じて所定寸法に
切断すると共に、この所定寸法に切断されたフィルムの
幅方向の両側縁部をそれぞれ一対のフィルム搬送装置に
より挾持して包装ステーションに搬送し、この包装ステ
ーションに搬送されたフィルムの下方よりトレーに収納
された被包装品を押し上げて該被包装品をフィルムに密
着させた状態で、フィルムの周縁部を折込部材によりト
レーの底面側に折り込んで包装するようになっている。
【0003】そして、上記のように折込部材によりフィ
ルムの周縁部をトレーの底面側に折り込んで包装する場
合に、皺や弛みを発生させることなく良好に包装するた
めには、フィルムに所要の張力を与えて緊張状態に保持
する必要がある。そこで、例えば実開昭61−4810
6号公報に開示されているように、フィルムの両側縁部
を挾持して移送する一対の移送装置をフィルムの移送方
向に対して末広状に配設することにより、フィルム搬送
時に該フィルムに所要の張力を与えるように構成したも
のが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にフィルムに所要の張力を与えるために該フィルムの両
側縁部をそれぞれ挾持して移送する一対の移送装置を末
広状に配設した場合には、フィルムに作用する張力が該
フィルムの移送方向において不均一となり、このため、
フィルムに作用する張力が過大となったり、不足するこ
とになる。そして、フィルムに作用する張力が大き過ぎ
る場合には、このフィルムの下方より被包装品が収納さ
れたトレーを押し上げたときに該トレーの周辺部が湾曲
したり、あるいは折込部材による折り込み時にフィルム
が破れたりする虞があり、また、フィルムに作用する張
力が不足すると、当然のことながら包装時にフィルムの
表面に皺や弛みが発生することになって、良好に包装す
ることができないことになる。
【0005】一方、この種のストレッチ包装装置におい
ては、フィルム搬送装置により挾持されたフィルムの幅
方向の側縁部を折込部材により被包装品、もしくは該被
包装品が収納されたトレーの底面側に折り込む際に、上
記フィルム搬送装置によるフィルム側縁部のクランプ解
除が早過ぎると該フィルムに弛みが生じて良好に包装す
ることができず、また、該フィルム搬送装置によるクラ
ンプ解除が遅れた場合には、折込部材の折り込み動作に
伴って必要以上の張力がフィルムに作用することになっ
て、トレーの周辺部が湾曲したり、あるいはフィルムが
破れたりすることになっていた。
【0006】そこで、本発明は、フィルム搬送機構によ
り包装ステーションに搬送されたフィルムの下方から被
包装品を押し上げると共に、該フィルムの周縁部を折込
部材により被包装品の底面側に折り込んでストレッチ包
装する包装装置において、上記フィルムに所要の張力を
付与すると共に、特に折込部材によるフィルム折り込み
時に、該フィルムに作用する張力を常に最適状態に維持
し得るようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0008】まず、本願の請求項1に係る発明(以下、
第1発明という)は、包装ステーションに緊張保持され
たフィルムの下方から被包装品を押し上げると共に、該
フィルムの周縁部を折込部材により被包装品の底面側に
折り込んで包装する包装装置において、上記フィルムを
包装ステーションに搬送するフィルム搬送機構を、フィ
ルムの幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持して包装ステー
ションに搬送する一対の搬送ユニットと、該一対の搬送
ユニットによるフィルムの搬送開始から上記折込部材に
よるフィルムの折り込み開始までの間に該一対の搬送ユ
ニットの少なくとも一方をフィルムの幅方向に移動させ
て両搬送ユニット間の間隔を調整する間隔調整機構とで
構成すると共に、上記一対の搬送ユニットに挾持された
フィルムの両側縁部が折込部材により被包装品の底面側
に折り込まれる際に該フィルムの張力が最適状態に維持
されるように、折込部材の作動に同期させて上記間隔調
整機構の作動を制御する制御手段を備えたことを特徴と
する。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2発明という)は、上記第1発明の構成に加えて、フ
ィルムの搬送開始から折り込み開始までの間における搬
送ユニットのフィルム幅方向の移動量を被包装品に応じ
て予め登録しておく登録手段を設け、被包装品を指定す
ることにより上記搬送ユニットの移動量がその被包装品
に応じた移動量となるように間隔調整機構を作動させる
ように構成したことを特徴とする。
【0010】上記の構成により、まず第1発明によれ
ば、フィルムを包装ステーションに搬送するフィルム搬
送機構が、フィルムの幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持
して包装ステーションに移送する一対の搬送ユニット
と、該一対の搬送ユニットの少なくとも一方をフィルム
の幅方向に移動させて両搬送ユニット間の間隔を調整す
る間隔調整機構とで構成されているので、該間隔調整機
構によりフィルムの幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持す
る一対の搬送ユニット間の間隔を調整することにより、
折込部材によるフィルムの折り込み開始までの間にフィ
ルムに所要の張力を付与することが可能となって、被包
装品がフィルムの皺や弛みを発生させることなく良好に
包装されることになる。
【0011】そして、特に本発明によれば、上記一対の
搬送ユニットに挾持されたフィルムの幅方向の側縁部が
折込部材により被包装品の底面側に折り込まれる際に、
制御手段により折込部材の作動に同期させて間隔調整機
構の作動が制御され、これによりフィルムの張力が最適
状態に維持されることになるので、フィルムに弛みが生
じたり、あるいは折込部材の折り込み動作に伴って必要
以上の張力がフィルムに作用してフィルムが破れたりす
るといったことが防止されて、被包装品を良好に包装す
ることができるようになる。
【0012】また、第2発明によれば、折込部材による
フィルムの折り込み開始までの間における搬送ユニット
のフィルム幅方向の移動量を被包装品に応じて予め登録
しておく登録手段を設けたから、被包装品の種類、特に
被包装品の盛り高さやトレーの寸法等に応じて上記移動
量を変更する時に、その変更が被包装品を指定する操作
だけで容易に行われることになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1、図2に示すように、包装装置1は、
その本体1aの正面中央部に設けられた計量機構2と、
同じく本体1aの側部に配設されて、所定の幅寸法とさ
れたストレッチフィルム3が多重に巻き付けられてなる
フィルムロール3aを回転自在に支持するロール支持機
構4と、該ロール支持機構4より繰り出されたフィルム
3の幅方向の両側部をそれぞれ挾持して、上記計量機構
2の上方に位置する本体1a内に形成された包装ステー
ション5に搬送するフィルム搬送機構6(図2参照)
と、上記包装ステーション5に搬送されたフィルム3に
より生鮮食料品等の被包装品を包装する折り込み機構7
(図2参照)と、上記包装ステーション5の前方におけ
る計量機構2の上方に配設されて、折り込み機構7によ
り包装された被包装品の底面側に折り込まれたフィルム
3を熱シールするシール機構8とを有する。
【0015】また、上記本体1aの上面部には、表示部
9aと操作部9bとが備えられて上記各機構2,6,
7,8の作動を制御すると共に、上記計量機構2により
計量された被包装品の重量を示す信号に基づいて該被包
装品の価格の算出等を行う制御装置9と、該制御装置9
からの出力信号に基づいて被包装品の重量や価格等をラ
ベルに印字するラベルプリンタ10及びこれに一体のラ
ベル発行機11が配設されている。
【0016】ここで、上記フィルムロール3aを回転自
在に支持するロール支持機構4について説明すると、こ
のロール支持機構4は、図2に示すように、本体1aの
所定位置に取付ブラケット12を介して一端が回転自在
に支持されたロールバー13と、このロールバー13の
他端に固設されて上記フィルムロール3aを挿通させ得
る径とされ、且つ該フィルムロール3aの幅方向の一方
の端部を支持する固定ホルダー14と、上記ロールバー
13上をその軸方向に移動可能とされ、且つ上記フィル
ムロール3aの幅方向の他方の端部を支持する大径のフ
ランジ部15aが一体的に形成された可動ホルダー15
と、該可動ホルダー15と固定ホルダー14との間に装
着されて可動ホルダー15を固定ホルダー14側に接近
させる方向に付勢するコイルスプリング16とを有す
る。
【0017】さらに、上記固定ホルダー14には、板バ
ネ(図示せず)等により付勢されて該固定ホルダー14
の外周面より一部が突出するストッパー部材17が設け
られており、該ストッパー部材17が、フィルムロール
3aの挿通時には該フィルムロール3aの内周面により
押圧されて固定ホルダー14の内部に移動退避すると共
に、フィルムロール3aの挿通後においては、該ストッ
パー部材17の一部が固定ホルダー14の外周面より突
出してフィルムロール3aの一方の端部を係止するよう
になっている。
【0018】従って、図2に示すように、上記固定ホル
ダー14側よりフィルムロール3aを挿通した場合に
は、そのフィルムロール3aの幅に応じて可動ホルダー
15がロールバー13に沿って移動すると共に、上記固
定ホルダー14に設けられたストッパー部材17により
フィルムロール3aの一方の端部が係止されることにな
り、これにより上記固定ホルダー14と可動ホルダー1
5との間でフィルムロール3aの両端部を挾持して、該
フィルムロール3aを装着状態に保持し得るようになっ
ている。
【0019】次に、上記フィルム搬送機構6の構成につ
いて説明すると、この搬送機構6は、図2〜図4に示す
ように、上記ロール支持機構4に回転自在に支持された
フィルムロール3aの一方の端部(図2における左側の
端部)の上方位置に配設されて、該フィルムロール3a
より繰り出されたフィルム3の幅方向の一方の側縁部を
挾持して上記包装ステーション5に向けて搬送する固定
側搬送ユニット18と、同じく上記フィルムロール3a
の他方の端部(図2における右側の端部)の上方位置に
配設されて、該フィルムロール3aより繰り出されたフ
ィルム3の幅方向の他方の側縁部を挾持して上記包装ス
テーション5に向けて搬送する可動側搬送ユニット19
とを有する。
【0020】この可動側搬送ユニット19のフレーム1
9aの下面には、取付ブラケット20,20を介して一
対のスライド部材21,21が固設されており、これら
の各スライド部材21,21が本体1aに回転自在に支
持された一対のネジ軸22,22にそれぞれ螺合されて
いると共に、各ネジ軸22,22の一端に固設されたス
プロケット23,23と駆動モータ24の回転軸24a
の端部に固設されたスプロケット25とがチェーン機構
26により連結されている。
【0021】そして、上記駆動モータ24により各ネジ
軸22,22をそれぞれ所定方向に回転させることによ
り、上記一対のスライド部材21,21が各ネジ軸2
2,22に沿ってスライドし、これにより可動側搬送ユ
ニット19の全体がネジ軸22,22の軸心方向に移動
されることになって、該可動側搬送ユニット19と上記
固定側搬送ユニット18との間の間隔を適宜に調整し得
るようになっている。また、固定側搬送ユニット18
は、上記各ネジ軸22,22の端部に支持された状態で
本体1a側に固定されている。
【0022】なお、上記固定側搬送ユニット18と可動
側搬送ユニット19とはそれぞれ同様の構成とされてお
り、従って、次に可動側搬送ユニット19の構成につい
て説明し、固定側搬送ユニット18の構成についてはそ
の説明を省略する。
【0023】即ち、図3に示すように、上記可動側搬送
ユニット19は、そのフレーム19aの上部の両側部に
回転自在に支持された一対のプーリ27,27間にフィ
ルム3の搬送方向(図において矢印Aで示す)に沿って
張設されたタイミングベルトでなる上部搬送ベルト28
と、同じくフレーム19aの両側部に回転自在に支持さ
れた一対のプーリ29,29間に上記上部搬送ベルト2
8の下方において該ベルト28に平行するように張設さ
れた平ベルトもしくはタイミングベルトでなる下部搬送
ベルト30とを有し、一方のプーリ29が駆動モータ2
9aにより回転されることにより、各搬送ベルト28,
29が所定方向に移動されるようになっている。
【0024】また、上記下部搬送ベルト30の下方に
は、その張設方向に沿って複数のクランプ部材31…3
1が配設されており、これらの各クランプ部材31は、
フレーム19aに揺動自在に支持された複数の揺動レバ
ー32…32の上部に取り付けられていると共に、各揺
動レバー32…32の下端にはバー部材33,33が支
持されており、各バー部材33,33の一端がフレーム
19aの所定位置に配設されたソレノイド34,34に
連結レバー35,35を介してそれぞれ連結されてい
る。
【0025】そして、図示のように、各クランプ部材3
1により下部搬送ベルト30を押し上げて、該搬送ベル
ト30を上部搬送ベルト28に密着させたクランプ状態
から上記ソレノイド34,34を駆動すれば、各連結レ
バー35,35を介してバー部材33,33がフィルム
3の送り方向(矢印A方向)に移動し、これに伴って各
揺動レバー32が所定方向に揺動することになって、各
クランプ部材31が上記下部搬送ベルト30より離反し
た非クランプ状態とすることができるようになってい
る。また、上記のように下部搬送ベルト30を上部搬送
ベルト28に密着させたクランプ状態においては、両搬
送ベルト28,30間でフィルム3を確実に挾持して、
該両ベルト28,30の移動に伴って所定寸法に切断さ
れたフィルム3を搬送ステーション5に搬送するように
なっている。
【0026】また、可動側搬送ユニット19における一
側部、即ちフィルム3の導入側の端部には、上記フィル
ムロール3aより繰り出されたフィルム3を上記上部、
下部搬送ベルト28,30の始端側に搬入するための駆
動モータ36により所定方向に回転される一対の送りロ
ーラ37,38と、上記可動側搬送ユニット19の一側
部における本体1a側に支軸39を中心として実線で示
す状態と鎖線で示す状態との間で回動自在に支持され、
且つ上記送りローラ38との間でフィルム3を挾持する
押圧ローラ40と、上記下部搬送ベルト30との間でフ
ィルム3を挾持する搬入ベルト41とが設けられた搬入
機構42が配設されている。
【0027】さらに、上記各送りローラ37,38間に
はソレノイド43により駆動されてフィルム3の幅方向
にミシン目を形成するカッター44が配設されていると
共に、上記搬入機構42における搬入ベルト41の下方
には、ソレノイド45により駆動されて搬入ベルト41
との間でフィルム3の幅方向の両側部をクランプするク
ランプ部材46が設けられている。
【0028】また、搬入ベルト41は、搬入機構42の
フレームに図示しないスプリングを介して上下動可能に
取り付けられて、図3に鎖線で示すように、上記搬入機
構42を上方に回動させて搬入ベルト41を浮かせた状
態で、フィルムロール3aより引き出したフィルム3の
長手方向(送り方向)の端部を一対の送りローラ37,
38上に導くと共に、上記搬入機構42を、実線で示す
ように、回動させて押圧ローラ40と送りローラ38と
を対接させることにより、フィルム3の端部が搬送され
て、その端部が上部、下部搬送ベルト28,30側に受
け渡されることなる。
【0029】そして、上記一対の送りローラ37,38
によりフィルム3を所定量繰り出して、一旦フィルム3
の送りを停止すると共に、このとき上記カッター44に
よりフィルム3の幅方向にミシン目を形成し、その後、
再びフィルム3を搬送し、上記カッター44により形成
されたミシン目がクランプ部材46の直下流側に位置し
た状態で該クランプ部材46によりフィルム3の幅方向
の両側部をクランプすると共に、上記各搬送ベルト2
8,30を駆動させれば、フィルム3がミシン目より切
断され、所定長さに切断されたフィルム3の幅方向の一
方の側部が上記各搬送ベルト28,30間に挾持されて
包装ステーション5に搬送されることになる。
【0030】なお、上記フィルム3の他方の側部は、可
動側搬送ユニット19と同様の構成とされた固定側搬送
ユニット18により挾持されて包装ステーション5に搬
送されるようになっている。
【0031】そして、図4に示すように、上記フィルム
搬送機構6を構成する固定側搬送ユニット18と可動側
搬送ユニット19とにより包装ステーション5に搬送さ
れたフィルム3の下方には、トレー(イ)に収納された
生鮮食料品等の被包装品(ロ)を計量機構2より受け取
って上記包装ステーション5に押し上げるリフター機構
60が配設されていると共に、上記フィルム3の直上部
には、該フィルム3により上記被包装品(ロ)をトレー
(イ)ごと包装する折り込み機構7が配設されている。
【0032】上記計量機構2は、トレー(イ)に収納さ
れた被包装品(ロ)の重量を計量する計量器47と、該
計量器47の上面に取り付けられたブラケット48に支
持された一対のローラ49,49間に張設された複数の
搬入ベルト50…50とを有し、各搬入ベルト50…5
0には、トレー(イ)の端部を押圧して上記リフター機
構60側に搬送する突起50aがそれぞれ固設されてお
り、上記各搬入ベルト50上にトレー(イ)に収納され
た被包装品(ロ)を載置すれば、該被包装品(ロ)の重
量が計量器47により計量されると共に、トレー(イ)
が搬入ベルト50の駆動に伴って突起50aにより押圧
され、上記リフター機構60側に搬送されるようになっ
ている。
【0033】また、このリフター機構60は、ベース6
1上に固設された複数の支持バー62…62と、各支持
バー62の上端部にそれぞれ回動自在に支持されて上記
トレー(イ)の底面を受支する支持部材63とを有し、
上記ベース61が、図1に示すように、本体1aの側部
下方に配設されて駆動手段(図示せず)によって駆動さ
れるカム部材64によりリンク機構65等を介して所定
のストロークで昇降され、上記各支持部材63の上部に
受支したトレー(イ)を、図4に鎖線で示すように、フ
ィルム3の下方より押し上げるようになっている。これ
により、被包装品(ロ)の上面が、固定側搬送ユニット
18及び可動側搬送ユニット19における各搬送ベルト
28,30により幅方向の両端部が挾持されたフィルム
3の下面に密着されるようになっている。
【0034】なお、図4に示すように、上記リフター機
構60における複数の支持バー62…62のうち、前端
部及び後端部に位置する各支持バー62はそれぞれブラ
ケット62aを介してベース61上に支持されており、
これらの支持バー62をトレー(イ)の寸法に応じて適
宜に転倒させることにより、ベース61の上昇時におけ
る前端部もしくは後端部の支持バー62と他の配設部と
の干渉を防止するようになっている。
【0035】そして、上記のように固定側搬送ユニット
18および可動側搬送ユニット19における各搬送ベル
ト28,30により幅方向の両端部が挾持されたフィル
ム3の周縁部が折り込み機構7によりトレー(イ)の底
面側に折り込まれるようになっている。
【0036】この折り込み機構7は、図4に示すよう
に、フィルム3の搬送方向の両側縁部をトレー(イ)の
底面側に折り込む左右一対の折り込み板66,66(一
方のみ図示)と、可動側搬送ユニット19により挾持さ
れたフィルム3の幅方向の一方の側縁部を前方に向けて
折り込む後折り込み板67と、トレー(イ)をヒータ機
構8側に向けて排出する排出プッシャ68による該トレ
ー(イ)の排出時に、フィルム3の幅方向の他方の側縁
部を後方に向けて折り込む折り込みバー69とを有す
る。
【0037】そして、上記左右の折り込み板66,66
が、所定の駆動モータ(図示せず)により駆動されるタ
イミングベルト70,70(一方のみ図示)を介して駆
動され、また、後ろ折り込み板68が駆動モータ71に
より駆動されるタイミングベルト72を介して駆動さ
れ、さらに上記プッシャ68が上記タイミングベルト7
2と対向して配設され、且つ所定の駆動モータ(図示せ
ず)により駆動されるタイミングベルト(図示せず)を
介して駆動されるように構成されている。
【0038】なお、図1、図4に示すように、上記包装
ステーション5の上部には、被包装品(ロ)の上面部に
当接して該被包装品(ロ)の浮き上がりを防止するため
の一対の押さえ部材73,73が回動自在に支持されて
いる。
【0039】そして、図5に示すように、上記制御装置
9には、計量機構2からの被包装品(ロ)の重量を示す
信号が入力されると共に、この制御装置9からは、上記
フィルム搬送機構6、折り込み機構7、シール機構8、
ラベルプリンタ10、駆動モータ24,29a、搬入機
構42及びリフター機構60等の作動を制御する制御信
号が出力されるようになっている。
【0040】次に、本実施の形態の作用を、図6〜図9
に基づいて説明する。
【0041】まず、図9に示すように、搬入機構42の
駆動モータ36(図3参照)によりフィルム3が一定寸
法繰り出されたのち、一旦送りが停止されて、カッター
44によりミシン目が形成される。このミシン目が形成
されたフィルム3は、搬送ベルト28,29間に挾持さ
れて搬送されると共に、クランプ部材46によってクラ
ンプされた部位から切断され、一定寸法とされたフィル
ム3が、図6に示すように、搬送機構6における固定側
搬送ユニット18と可動側搬送ユニット19とにより挾
持されて包装ステーション5に搬送されることになる。
そして、可動側搬送ユニット19が駆動モータ24の作
動に伴って実線で示す原点位置よりフィルム3の幅増大
方向にΔLだけ移動され、これによりフィルム3に所定
の張力が付与されることになる。
【0042】次いで、図7に示すように、リフター機構
60によりトレー(イ)に収納された被包装品(ロ)が
押し上られて、該被包装品(ロ)が上記のように所要の
張力が付与されたフィルム3の下面に皺や弛みをのない
状態で密着される。その後、図8に示すように、後折り
込み板67が前進し、該折り込み板67の前端部が可動
側搬送ユニット19に挾持されたフィルム3の幅方向の
側縁部に当接する。そして、この状態よりさらに後折り
込み板67が前進するとき、可動側搬送ユニット19が
鎖線で示すように原点位置に復帰されることになり、こ
れによりフィルム3に弛みを発生させることなく、しか
も該フィルム3に過大な張力を作用させることなく、フ
ィルム3が折り込まれることになる。
【0043】その場合に、鎖線で示すように、後折り込
み板67が前進してフィルム3の側縁部をトレー(イ)
の底面側に折り込む際に、図9に点線で示すように、駆
動モータ24の逆回転時間を延長してΔL量がマイナス
量となるようにして、図8に鎖線で示すように、可動側
搬送ユニット19を原点位置よりさらに前進させてもよ
く、この場合には、特に後折り込み板67によりフィル
ム3の側縁部がトレー(イ)の底面側に折り込まれる際
にフィルム3に過大な張力が作用することが防止され、
この張力が常に最適状態に維持されることになって、ト
レー(イ)の周辺部が下方に湾曲したり、あるいはフィ
ルム3が破れたりすることなく良好に包装することがで
きるようになる。
【0044】なお、図9に点線で示すように、駆動モー
タ24の正転方向への作動時間を延長して、可動側搬送
ユニット19のフィルム3の幅増大方向への移動量ΔL
を増加させてフィルム3に付与する張力を可変調整する
ことも可能である。また、このΔL量は被包装品(ロ)
の盛り高さ、もしくはトレー(イ)の寸法や強度等に応
じて予め設定されて制御装置9内に登録されており、該
制御装置9における操作部9bを操作することにより、
被包装品(ロ)やトレー(イ)に応じた所定のΔL量と
なるように上記可動側搬送ユニット19の作動が制御さ
れるようになっている。
【0045】また、本実施の形態においては、ロール支
持機構4が異なったフィルム幅のフィルム3を支持し得
るようになっているが、このフィルム3の幅の変化に対
応させて上記可動側搬送ユニット19を移動させること
により、フィルム3の幅方向の一方の側縁部を挾持する
ことができるようになっている。この場合、フィルム3
の幅を検出するセンサを設け、このセンサにより検出さ
れるフィルム3の幅に応じて可動側搬送ユニット19の
移動量を自動的に調整し得るように構成することも可能
である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、フィル
ムを包装ステーションに搬送するフィルム搬送機構が、
フィルムの幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持して包装ス
テーションに搬送する一対の搬送ユニットと、該一対の
搬送ユニットの少なくとも一方をフィルムの幅方向に移
動させて両搬送ユニット間の間隔を調整する間隔調整機
構とで構成されているので、該間隔調整機構によりフィ
ルムの幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持する一対の搬送
ユニット間の間隔を調整することにより、折込部材によ
るフィルムの折り込み開始までの間にフィルムに所要の
張力を付与することが可能となって、被包装品がフィル
ムの皺や弛みを発生させることなく、良好に包装される
ことになる。
【0047】そして、特に本発明によれば、上記一対の
搬送ユニットに挾持されたフィルムの幅方向の側縁部が
折込部材により被包装品の底面側に折り込まれる際に、
制御手段により折込部材の作動に同期させて間隔調整機
構の作動が制御されることにより、フィルムの張力が最
適状態に維持されることになり、これにより該フィルム
に弛みが生じたり、あるいは折込部材の折り込み動作に
伴って必要以上の張力がフィルムに作用して該フィルム
が破れたりするといったことが確実に防止され、被包装
品が良好に包装されることになる。
【0048】また、第2発明によれば、折込部材による
フィルムの折り込み開始までの間における搬送ユニット
のフィルム幅方向の移動量を被包装品に応じて予め登録
しておく登録手段が設けられているから、被包装品の種
類、特に被包装品の盛り高さやトレーの寸法等に応じて
上記移動量を変更する時に、その変更が被包装品を指定
する操作だけで容易に行われることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る包装装置の正面図
である。
【図2】 同包装装置の一部断面側面図である。
【図3】 図2におけるa−a切断線に沿って見たフィ
ルム搬送機構の構成を示す拡大断面図である。
【図4】 図1におけるb−b切断線に沿って見た要部
拡大断面図である。
【図5】 同包装装置の制御システムを示すブロック図
である。
【図6】 同包装装置のフィルム供給時の状態を示す概
略説明図である。
【図7】 同じく被包装品の押し上げ時の状態を示す概
略説明図である。
【図8】 同じくフィルム折り込み時の状態を示す概略
説明図である。
【図9】 包装装置の作動状態を示すタイムチャートで
ある。
【符号の説明】
1 包装装置 3 フィルム 5 包装ステーション 6 フィルム搬送機構 9 登録手段、制御手段(制御装置) 9b 操作手段(操作部) 18,19 搬送ユニット 22,24 間隔調整機構(ネジ軸、駆動モータ) 67 折込部材(後折り込み板)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装ステーションに緊張保持されたフィ
    ルムの下方から被包装品を押し上げると共に、該フィル
    ムの周縁部を折込部材により被包装品の底面側に折り込
    んで包装する包装装置であって、上記フィルムを包装ス
    テーションに搬送するフィルム搬送機構が、フィルムの
    幅方向の両側縁部をそれぞれ挾持して包装ステーション
    に搬送する一対の搬送ユニットと、該一対の搬送ユニッ
    トによるフィルムの搬送開始から上記折込部材によるフ
    ィルムの折り込み開始までの間に該一対の搬送ユニット
    の少なくとも一方をフィルムの幅方向に移動させて両搬
    送ユニット間の間隔を調整する間隔調整機構とで構成さ
    れていると共に、上記一対の搬送ユニットに挾持された
    フィルムの両側縁部が折込部材により被包装品の底面側
    に折り込まれる際に該フィルムの張力が最適状態に維持
    されるように折込部材の作動に同期させて上記間隔調整
    機構の作動を制御する制御手段が備えられていることを
    特徴とする包装装置。
  2. 【請求項2】 フィルムの搬送開始から折り込み開始ま
    での間における搬送ユニットのフィルム幅方向の移動量
    を被包装品に応じて予め登録しておく登録手段が設けら
    れ、被包装品を指定することにより上記搬送ユニットの
    移動量がその被包装品に応じた移動量となるように間隔
    調整機構が作動するように構成されている請求項1に記
    載の包装装置。
JP35864196A 1996-12-28 1996-12-28 包装装置 Expired - Lifetime JP2846868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35864196A JP2846868B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 包装装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35864196A JP2846868B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09169307A true JPH09169307A (ja) 1997-06-30
JP2846868B2 JP2846868B2 (ja) 1999-01-13

Family

ID=18460365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35864196A Expired - Lifetime JP2846868B2 (ja) 1996-12-28 1996-12-28 包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2846868B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11171123A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Teraoka Seiko Co Ltd ストレッチフィルム包装機
JP2002362510A (ja) * 2002-05-27 2002-12-18 Teraoka Seiko Co Ltd ストレッチフィルム包装機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11171123A (ja) * 1997-12-09 1999-06-29 Teraoka Seiko Co Ltd ストレッチフィルム包装機
JP2002362510A (ja) * 2002-05-27 2002-12-18 Teraoka Seiko Co Ltd ストレッチフィルム包装機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2846868B2 (ja) 1999-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3452693B2 (ja) 包装機におけるフィルム供給装置
JP2846868B2 (ja) 包装装置
JP2857619B2 (ja) 包装装置
JPH0748488Y2 (ja) 包装機のフイルム供給制御装置
JP2932971B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP3473425B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2001097309A (ja) 包装装置
JP3301373B2 (ja) ストレッチ包装機
JP3455525B2 (ja) 包装機
JP2003063502A (ja) 包装機
JP2790098B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JP3484244B2 (ja) 包装装置
JP3385956B2 (ja) ストレッチ包装機
JPH063767Y2 (ja) ストレッチ包装装置におけるフィルム切断装置
JP2549100Y2 (ja) 包装装置におけるフイルム供給装置
JP2001106202A (ja) 包装装置のフィルム送り機構
JP2551934Y2 (ja) 包装装置におけるフイルム折り込み装置
JPH0858733A (ja) 包装機におけるフィルム供給装置
JPH0549524B2 (ja)
JP2907093B2 (ja) ストレッチフィルム包装機
JPH0672406A (ja) 包装装置
JPS6160410A (ja) 包装機の折り込み機構
JP2511134Y2 (ja) 包装装置
JPH10230911A (ja) ストレッチフィルム包装機におけるフィルム引出し装置
JP2001335007A (ja) ストレッチフィルム包装機

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101030

EXPY Cancellation because of completion of term