JPH11125556A - 計量装置および商品処理装置 - Google Patents

計量装置および商品処理装置

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JPH11125556A
JPH11125556A JP30794197A JP30794197A JPH11125556A JP H11125556 A JPH11125556 A JP H11125556A JP 30794197 A JP30794197 A JP 30794197A JP 30794197 A JP30794197 A JP 30794197A JP H11125556 A JPH11125556 A JP H11125556A
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tare
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Naoki Takama
直樹 高間
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Ishida Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 用いるトレーの大きさにかかわらず風袋引き
を自動的に行って計量作業を簡便に行うことができると
共に、風袋引きを失念するおそれのない計量装置を提供
する。 【解決手段】 トレーTに載った商品Mの重量をトレー
Tごと計量し、予めトレーの種類ごとに設定登録された
風袋重量を風袋込みの計量値から減算して商品Mの正味
重量を求める計量装置に関する。トレーTの寸法に関す
る情報を検出し、トレーTごとに登録されたトレーTの
登録寸法情報と検出した検出寸法情報とを比較してトレ
ーTの種類を特定し、該特定したトレーTの種類に基づ
いて風袋重量を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計量装置および計
量装置を備えた商品処理装置に関し、特に風袋引きに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケットの食品等は、トレー
の上に載せられた状態で、トレーごとフィルムで包装さ
れており、商品の正味重量や価格を表示したラベルが前
記フィルムに貼付されている。前記正味重量は、風袋ご
と計量した風袋込みの計量値から風袋重量(トレー重量
または(トレー重量)+(フィルム重量))を減算して
求められる(たとえば、特公平3−48451号参
照)。ここで、従来は、商品の種類ごとに用いるトレー
が決まっており、そのため、商品ごとに風袋重量が定ま
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、消費者
のニーズが多様化し、同一の商品であっても内容量や個
数が異なった商品がある。たとえば、2切入りの「ブリ
切身」と4切入りの「ブリ切身」とを販売する場合があ
る。かかる場合、トレーの大きさも2種類になり、その
ため、計量前にトレーNo. を入力して風袋引きを行う必
要があり、計量作業が面倒になる。
【0004】また、所定の大きさ(種類)のトレーが在
庫切れになる場合もあり、この場合は、用いるトレーの
重量を設定登録する必要があり、やはり計量作業が面倒
になる。さらには、風袋引きの作業を失念する場合もあ
る。
【0005】本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、用いるトレーの大きさにかかわ
らず風袋引きを自動的に行って計量作業を簡便に行うこ
とができると共に、風袋引きを失念するおそれのない計
量装置および商品処理装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本第1発明は、風袋に収容した商品の重量を風袋ご
と計量し、該風袋込みの計量値から風袋重量を減算して
商品の正味重量を求める計量装置において、風袋の寸法
に関する情報を検出し、該風袋の検出寸法情報に基づい
て風袋重量を求めるようにしたことを特徴とする。
【0007】本第1発明では、たとえばトレーの幅W,
奥行Dおよび高さHを検出し、下記の(10)式により、ト
レー重量Wtを求める。 Wt=Ct・{W・D+2H・(W+D)} …(10) 但し、Ct:単位面積当たりのトレーの重さ また、トレーおよび商品をフィルムでラップした後に計
量する場合は、フィルム重量Wfを下記の(11)式により
求める。 Wf=Cf・{2・(W+H)+L} …(11) 但し、Cf:単位長さ当たりのフィルムの重さ L:フィルムの重なり長さ こうして求めた風袋重量Wvを風袋込みの計量値から減
算して、正味重量Wcを求める。
【0008】一方、本第2発明は、風袋に収容した商品
の重量を風袋ごと計量し、予め風袋の種類ごとに設定登
録された風袋重量を風袋込みの計量値から減算して商品
の正味重量を求める計量装置において、風袋の外観に関
する情報を検出し、風袋ごとに登録された風袋の登録外
観情報と検出した検出外観情報とを比較して風袋の種類
を特定し、該特定した風袋の種類に基づいて、前記設定
登録された風袋重量を読み出して風袋重量を求めるよう
にしたことを特徴とする。
【0009】本第2発明によれば、たとえば、特定した
トレーの種類に基づいてトレー重量Wtを読み出して、
該トレー重量Wtを計量値から減算して正味重量Wcを
求める。また、商品をトレーごとフィルムでラップした
後に計量した場合は、トレーの種類ごとにフィルム重量
Wfを予め設定登録しておき、特定したトレーの種類に
基づいて、トレー重量Wtおよびフィルム重量Wfを読
み出して、風袋重量Wv(Wt+Wf)を計量値から減
算して正味重量Wcを求める。
【0010】なお、本第2発明では、必ずしも風袋の大
きさを検出しなくても、撮像装置(CCDカメラ等)で
捉えた風袋の見かけ上の大きさや形状、反射率、色など
を検出しても風袋の種類を特定し得るので、検出対象を
「風袋の外観」とした。一方、前述の第1発明では、風
袋の種類を特定することを要件としていないので、「風
袋の寸法」を検出対象とした。なお、第1発明において
も、風袋の寸法から風袋を特定して、風袋重量Wvを求
めてもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1ないし図6にしたがって説明する。図1および図2は
商品処理装置の一例である計量包装値付装置を示す。ま
ず、該装置の計量・包装の機構について説明する。
【0012】図2において、100は計量コンベヤ、2
00は包装装置である。前記計量コンベヤ100は、商
品Mの風袋込みの重量を計量するロードセルのような重
量検出器101と、重量検出器101の上部に支持され
た一対のプーリ102,102間に掛け渡された複数の
駆動ベルト103を有している。これらの各駆動ベルト
103には、トレー(風袋)Tの端部を押して包装装置
200側に商品Mを送り込む爪状の突起104が固定さ
れている。したがって、載置された商品Mは、重量が計
量された後、搬送面105上を滑りながらトレーTごと
エレベータ機構201上に送り込まれる。
【0013】該エレベータ機構201は、包装ステーシ
ョンSの直下に配置されていると共に、昇降手段208
により上下昇降自在とされている。このエレベータ機構
201は、計量コンベヤ100から商品Mが供給される
と、上昇して商品Mを包装ステーションSまで持ち上げ
る。
【0014】一方、包装動作に先立ち、前記包装ステー
ションSには、張設状態のフィルムFが移送機構20
2,202によって供給されている。このフィルムF
は、商品Mが押し上げられると、商品Mの上面に密着す
る。この状態で、フィルム折込み機構203は、図3の
一対の左右折込板204,204と、後折込板205
と、丸棒状の前折込部材206と、プッシャー207
(図1)によって、フィルムFの前後左右の各側縁部
を、トレーTの底面側に折り込んで商品Mを包装する。
【0015】図1において、本体フレーム20内には、
幅F2(図3)が互いに異なる複数本のフィルムロール
Frが収納されており、何れか1本のフィルムロールF
rを選択して包装ステーションSにフィルムFを巻き出
せるようになっている。包装ステーションSの上方に
は、ラベル貼付機13が配設されている。該ラベル貼付
機13は、ラベルプリンタ12から発行されたラベル
を、図2の包装ステーションSにおいてフィルムFの表
面に貼付する。図1の前記ラベルプリンタ12およびラ
ベル貼付機13は、上方の支持フレーム21によって左
右方向Xおよび図2の奥行方向Yに移動自在に支持され
ていると共に、図示しない貼付ヘッドが鉛直軸線のまわ
りに旋回自在に支持されており、ラベルの貼付位置やラ
ベルの貼付姿勢を選択することができるようになってい
る。
【0016】図2において、計量コンベヤ100の上方
には、超音波距離計1およびCCDカメラ(撮像装置)
2が設けられている。前記超音波距離計1は、所定の周
波数の超音波パルスを下方に向って送波し、商品Mおよ
びトレーTからの反射波を受波して、受波するまでの時
間によって、商品MおよびトレーTまでの最短距離を算
出して、図4のマイコン(マイクロコンピュータ)3に
出力する。該マイコン3、超音波距離計1およびCCD
カメラ2は、トレーTの寸法情報を検出する寸法情報検
出手段(外観情報検出手段)を構成している。前記CC
Dカメラ2は、上方の所定の位置から所定の角度で計量
コンベヤ100上の所定の領域に載せられたトレーT
を、図5(a)のように撮像して、輝度情報(撮像情
報)を出力する。
【0017】図4において、マイコン3には、図示しな
いインターフェイスを介して、前述の超音波距離計1お
よびCCDカメラ2の他に、計量手段106、タッチス
クリーン(入力操作手段)10、ストロークキー部(入
力操作手段)11、ラベルプリンタ12および計量包装
値付制御器14などが接続されている。前記マイコン3
は、CPU4およびメモリ5を備えている。前記CPU
4は、画像処理手段40、寸法補正手段41およびトレ
ー特定手段42を備えている。一方、メモリ5は、商品
情報記憶部50およびトレー情報記憶部51を備えてい
る。
【0018】前記商品情報記憶部50には、図6(a)
の商品の呼出No. に対応して、商品ごとに、品名および
単価などの他に、使用する予定の1個または複数のトレ
ーNo. が記憶されている。なお、品名および単価の情報
はラベルの印字情報として用いられる。
【0019】一方、図6(b)の前記トレー情報記憶部
51には、トレーごとに、トレーの幅(長辺寸法)Wお
よび奥行(矩辺寸法)Dからなるトレーのサイズと、各
種の商品の処理内容が記憶されている。該処理内容とし
ては、風袋引きをするためのトレー重量Wt、トレーの
奥行寸法により定まるフィルムNo.(フィルムの幅)、ト
レーの幅により定まるフィルム長(カット長さ)、トレ
ーの大きさにより定まるラベルの貼付位置および貼付姿
勢がある。なお、前記商品情報記憶部50およびトレー
情報記憶部51の情報は、図1のタッチスクリーン10
およびストロークキー部11から入力して設定登録され
る。
【0020】図4の前記画像処理手段40は、CCDカ
メラ2から入力された輝度情報から、以下に説明する手
法によって、トレーTの見かけ上の平面的なエッジの位
置を検出し、更に、該エッジの位置から、トレーTの見
かけの大きさを算出する。前記メモリ5の第1画像記憶
部52には、トレーTが載っていない状態の計量コンベ
ヤ100の画像が予め記憶されており、一方、第2画像
記憶部53には、図5(a)のトレーTが載った状態の
画像が記憶される。図4の前記画像処理手段40は、前
記第1および第2画像記憶部52,53の輝度の変化か
ら、トレーTにおけるエッジTeの位置を求める。
【0021】一方、図5(a)のCCDカメラ2の撮像
領域Aには、縦横に第1および第2の基準線C1,C2
が設定されており、該両基準線C1,C2と撮像領域A
の端との交点ON と、前記両基準線C1,C2とエッジ
Teの交点PN との間の距離に基づいて、トレーTの見
かけの大きさが算出される。たとえば、トレーTの見か
け上の幅Waは、下記の(1) 式により算出される。 Wa=Wo−(W1 +W2 ) …(1)
【0022】つぎに、トレーTの見かけの寸法から実際
のトレーTの大きさを求める方法について説明する。図
5(b)のように、高さHのトレーを撮像して、トレー
Tの平面的な寸法Wを測定しようとすると、見かけの寸
法Waが測定値となる。ここで、実際のトレーTの平面
的な寸法Wと見かけの寸法Waとは、下記の(2) 式の関
係で表される。 Wa:W=Ha:(Ha−H) …(2) 但し、Ha−H:撮像装置からトレーのエッジTeまで
の距離(高さ) Ha:撮像装置から搬送面105までの距離(高さ) 前記(2) 式からトレーTの実際の寸法Wは、下記の(3)
式で表される。 W=Wa・(Ha−H)/Ha …(3) したがって、撮像装置からトレーのエッジTeまでの距
離(Ha−H)を知ることで、トレーの実際の寸法を知
ることができる。
【0023】図4の前記寸法補正手段41は、前記(3)
式に従って、図5(b)の前記トレーTの見かけの寸法
(幅)Waを、トレーまでの高さ(Ha−H)により補
正して、トレーの大きさW,Dを求める。
【0024】図4の前記トレー特定手段42は、前記検
出および演算によって得たトレーTの大きさ(測定値)
W,Dと、図6(b)に記憶されたトレーの設定登録値
とを比較して、以下の手順で、トレーNo.(トレーの種
類)を特定する。まず、トレー特定手段42は、ストロ
ークキー部11から入力された商品の呼出No. に対応す
るトレーNo. を読み出し、読み出した各トレーNo. のト
レーの幅Wおよび奥行Dについて、各々、測定値と設定
登録値とを比較し、幅Wについての差の絶対値ΔWと、
奥行Dについての差の絶対値ΔDを求める。つづいて、
トレー特定手段42は前記絶対値ΔW+ΔDの和が最も
小さいトレーを特定すべき候補とする。
【0025】つぎに、トレー特定手段42は、前記各絶
対値ΔWおよびΔDが、共に、予め設定した所定の測定
誤差範囲(閾値)ΔA内であるか否かを判別し、共に測
定誤差範囲ΔA内であれば、撮像したトレーが当該トレ
ーNo. のものであると判断する。一方、前記トレー特定
手段42は、各絶対値ΔW,ΔDの一方または双方が所
定の測定誤差範囲ΔAよりも大きい場合は、トレーNo.
を特定せずに、全ての種類のトレーについて前述と同様
の演算を行い、該全ての種類のトレーの中からトレーN
o. を特定する。なお、全てのトレーの中からトレーNo.
を特定できない場合は、トレーを特定しない。
【0026】CPU4は、トレーNo. を特定した場合に
は、図6(b)のトレー情報記憶部51から当該トレー
No. の商品の処理内容を読み出し、計量包装値付制御器
14等に当該処理条件の出力等を行う。CPU4は、特
定されたトレーNo. の風袋重量を計量値から減算して商
品Mの正味重量Wcを算出し、該正味重量Wcの情報を
ラベルプリンタ12に印字させる。また、計量包装値付
制御器14は特定されたトレーNo. のフィルムNo. およ
びフィルム長に基づいて商品Mを包装させる。また、ラ
ベル貼付機13は出力された貼付位置および貼付姿勢に
応じてラベルを貼付する。なお、図4のCPU4は、ト
レーNo. を特定しない場合には、所定の演算式に従っ
て、商品の処理内容を算出し、計量包装値付制御器14
等に当該処理内容の出力等を行う。たとえば、マイコン
3はトレー重量Wtを前述の(10)式によって求め風袋込
みの重量からトレー重量Wtを減算して正味重量Wcを
求める。
【0027】つぎに、前記構成の動作について説明す
る。まず、予め、登録モードに設定して、商品の呼出N
o. 、品名、単価および使用するトレーNo. などを、商
品ごとに、タッチスクリーン10およびストロークキー
部11から設定登録する。また、各トレーNo. ごとに、
トレーの奥行、幅、トレー重量Wt、使用するフィルム
No. 、フィルム長、貼付位置および貼付姿勢などを、タ
ッチスクリーン10およびストロークキー部11から設
定登録する。なお、トレー重量Wtは、計量コンベヤ1
00上に空のトレーTを載せて計量した値を登録できる
ようになっている。
【0028】一方、商品を包装する際には、まず、包装
モードに設定する。次に、オペレータは包装する商品の
呼出No. を入力した後、商品Mを載せたトレーTを計量
コンベヤ100上に載置すると、計量手段106は重量
検出器101からの出力を重量に変換してマイコン3に
出力する。マイコン3は、重量信号が安定(重量検出器
101が安定)した時点で、CCDカメラ2からの輝度
情報を取り込むと共に、超音波距離計1からの高さ情報
を取り込む。
【0029】その後、CPU4は、前述の手法に基づい
てトレーのエッジTeを検出し、該エッジTeからトレ
ーの見かけの寸法を求め、この見かけの寸法を高さ情報
で補正して、トレーの幅Wおよび奥行Dを求め、更に、
トレーを特定する。マイコン3は該特定されたトレーN
o. のトレー重量Wtを前記風袋込みの計量値から減算
して正味重量を求め、該正味重量をタッチスクリーン1
0およびラベルプリンタ12に出力する。ラベルプリン
タ12は該正味重量や商品名をラベルに印字してラベル
を発行する。発行されたラベルは、トレーTと共にスト
レッチ包装された商品に貼付される。
【0030】このように、本装置によれば、トレーの検
出寸法情報と登録寸法情報とを比較してトレーの種類を
特定し、該特定したトレーの種類に基づいてトレー重量
Wtを求めて正味重量を求めるので、1つの商品に複数
種類のトレーを用いる場合にも、トレーNo. を入力する
ことなく、正味重量を求めて、この正味重量を印字する
ことができる。したがって、計量・値付の作業性が向上
する。また、風袋重量Wvを減算する(風袋引きする)
のを失念するおそれもない。
【0031】ところで、トレーを特定しなくても、ある
いは、トレーを特定できなくても、前述の(10)式によ
り、つまり、トレーの大きさと単位面積当たりの重量か
らトレー重量Wtを求めることはできる。しかし、この
場合、トレー重量Wtに誤差が生じるのは避けられな
い。これに対し、本実施形態のように、トレーの種類を
特定することで、予め計量コンベヤ100で計量した正
確なトレー重量Wtを知ることができる。したがって、
正確な正味重量Wcが得られる。
【0032】ところで、商品の種類(品名等)によって
使用するトレーは、予め、ある程度決まっている。ここ
で、前記実施形態では、まず、商品の呼出No. に対応し
たトレーの種類の中からトレーを選択してトレーを特定
する。したがって、商品の呼出No. によって特定される
トレーの候補が予め絞られるので、トレーの特定が正
確、かつ、迅速になる。その結果、迅速に正確な正味重
量Wcが得られる。
【0033】ところで、図6(a)の商品情報記憶部5
0の各商品ごとに登録されたトレー同士の寸法が互いに
近似している場合は、トレーの特定を誤るおそれがあ
る。そこで、同一の商品呼出No. について登録し得るト
レーは、所定以上の寸法差を有していることを条件とし
てもよい。たとえば、トレーの幅Wおよび奥行Dのうち
の少なくとも一方が、同一の商品呼出No. に登録された
他のトレーの幅Wおよび奥行Dに対して所定値以上の寸
法差を有している場合についてのみ当該トレーを当該商
品呼出No. について商品情報記憶部50に記憶(登録)
できることとしてもよい。
【0034】ところで、「うなぎ蒲焼」や「刺し身」な
どの商品には、「タレ」、「ワサビ」、「しょうゆ」な
どの副材が商品と共にトレー内に収容された状態で、計
量・値付が行われる場合がある。この場合、風袋の他に
前記副材の重量も減算する必要があり、一方、副材の量
は、たとえば、「うなぎ」1本入りの場合は30g、「う
なぎ」2本入りの場合は60gというように、商品の量に
応じて変化する。一方、商品の量に応じてトレーの種類
も変化する。そこで、図7(a)のように、予め商品情
報記憶部50に、トレーNo. と共に副材重量を記憶させ
ておき、計量値からトレーおよび副材の重量を減算し
て、正味重量を求めてもよい。
【0035】ところで、前記実施形態では、計量した後
にストレッチ包装を行ったが、図8(a)のように、ス
トレッチ包装後に計量する場合もある。たとえば、図8
(b)のように、計量コンベヤ100の上流に搬入コン
ベヤ110を設け、計量コンベヤ100の下流のコンベ
ヤ120上にラベル貼付機13を設けた包装計量値付装
置においては、搬入コンベヤ110上に包装済の商品を
載せる。該包装計量値付装置においては、風袋重量Wv
として、トレー重量Wtの他にフィルム重量Wfを計量
値から減算して、正味重量Wcを求める必要がある。こ
のような場合には、トレーの大きさ、つまり、トレーの
種類によってフィルムの重量がある程度決まる。そこ
で、図7(b)のように、トレー情報記憶部51にトレ
ー重量Wtの他にフィルム重量WfをトレーNo. ごとに
設定登録しておき、マイコン3がトレーを特定した後
に、風袋込みの計量値から前記トレー重量Wtおよびフ
ィルム重量Wfを減算して正味重量Wcを求め、該正味
重量Wcを印字したラベルを図8(b)のラベル貼付機
13によって貼付する。なお、フィルム重量Wfを減算
する必要がある場合において、トレーを特定できない、
あるいは、トレーを特定しない場合は、マイコン3が前
述の(10),(11) 式によってトレー重量Wtおよびフィル
ム重量Wfを求める。
【0036】なお、本発明は、前記計量包装値付装置や
包装計量値付装置の他に、電子秤単体や計量装置にラベ
ルプリンタを連動させた商品処理装置(特開平6−92
338号参照)にも適用できる。
【0037】また、前記実施形態では、超音波距離計1
とCCDカメラ2を用いてトレーの寸法を検出したが、
本発明では、トレーの寸法検出の機構を限定するもので
はない。たとえば、図1の計量コンベヤ100の上流に
搬入コンベヤを設けた場合(特開平7−257524号
参照)は、図9に示すように、多数の反射型の光電検出
器300を設け、トレーTが搬入コンベヤ上を移動する
間に反射光が入射した検出器300の数からトレーTの
幅Wを算出し、一方、透過型の光電検出器301,30
2を設け、トレーTが搬入コンベヤ100上を移動する
間に、光を遮光した時間と搬送速度からトレーTの奥行
Dを算出してもよい。また、トレーをセンタリングする
センタリング装置を設けた場合や、あるいは、トレーを
後方から押して搬送するプッシャーを設けた場合は、前
記センタリング装置やプッシャーのストロークからトレ
ーの寸法を検出してもよい。また、トレーの高さについ
ても、光電検出器を多数上下に並べて検出してもよい。
さらには、幅Wおよび奥行Dの実寸法を直接検出せず
に、圧電センサやCCDカメラによって捉えたトレーの
見掛け上の平面寸法や面積(寸法に関する情報)等を登
録された見掛け上の平面寸法等と比較することによって
使用トレーを特定し、予め登録された風袋重量を前記特
定されたトレーから読み出すようにしてもよい。
【0038】また、フィルム重量Wfを算出する際に、
商品の盛り付け高さを考慮して、フィルム重量Wfを補
正してもよい。
【0039】また、前記実施形態では、風袋がトレーま
たはトレーとフィルムである場合について説明したが、
たとえば真空パックに用いるような合成樹脂の袋等に商
品が収容されている場合も本発明の範囲に含まれる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本第1発明によれ
ば、風袋の寸法に関する情報を検出し、該検出寸法情報
に基づいて風袋重量を求めるので、風袋が変わる毎に風
袋のNo. などを入力しなくても、風袋込みの重量から風
袋引きを行うことができる。したがって、計量作業が簡
便になると共に、風袋引きを失念するおそれもない。
【0041】また、本第2発明によれば、風袋の外観に
関する情報を検出し、該検出外観情報と登録外観情報と
を比較して風袋の種類を特定し、予め実際に計量して登
録された風袋重量を風袋込みの重量から減算するので、
正確な風袋重量を減算することができる。したがって、
前記第1発明の効果に加えて、より正確な正味重量が得
られるという効果がある。
【0042】また、商品ごとに使用する予定の風袋を予
め設定登録すると共に、風袋を特定する際に、商品の種
類に応じた風袋の種類の中から風袋を優先的に選択して
特定するようにすれば、全ての風袋の種類から風袋を特
定するよりも、風袋の特定を正確かつ迅速に行うことが
できる。したがって、さらに正確な正味重量を迅速に得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる計量包装値付装置
の概略斜視図である。
【図2】同概略の機構を示す断面図である。
【図3】包装方法を示す斜視図である。
【図4】計量包装値付装置の概略構成図である。
【図5】見かけの寸法からトレーの幅および奥行を算出
する方法を説明するための図である。
【図6】商品およびトレー情報記憶部の記憶内容の一例
を示す図表である。
【図7】同変形例を示す図表である。
【図8】他の商品処理装置の概略の機構を示す概念図で
ある。
【図9】トレー寸法の他の検出方法を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
T:トレー(風袋) M:商品 W:トレーの幅 D:トレーの奥行 H:トレーの高さ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 風袋に収容した商品の重量を風袋ごと計
    量し、該風袋込みの計量値から風袋重量を減算して商品
    の正味重量を求める計量装置において、 前記風袋の寸法に関する情報を検出し、該風袋の検出寸
    法情報に基づいて風袋重量を求めるようにしたことを特
    徴とする計量装置。
  2. 【請求項2】 トレーに載った商品の重量をトレーごと
    計量し、該風袋込みの計量値から風袋重量を減算して商
    品の正味重量を求める計量装置において、 前記トレーの寸法に関する情報を検出し、該トレーの検
    出寸法情報に基づいて風袋重量を求めるようにしたこと
    を特徴とする計量装置。
  3. 【請求項3】 風袋に収容した商品の重量を風袋ごと計
    量し、予め風袋の種類ごとに設定登録された風袋重量を
    風袋込みの計量値から減算して商品の正味重量を求める
    計量装置において、 風袋の外観に関する情報を検出し、 風袋ごとに登録された風袋の登録外観情報と前記検出し
    た検出外観情報とを比較して風袋の種類を特定し、 該特定した風袋の種類に基づいて、前記設定登録された
    風袋重量を読み出して風袋重量を求めるようにしたこと
    を特徴とする計量装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 商品ごとに使用する風袋を予め設定登録すると共に、前
    記風袋を特定する際に、商品の種類に応じた風袋の種類
    の中から風袋を優先的に選択して特定するようにした計
    量装置。
  5. 【請求項5】 トレーに載った商品の重量をトレーごと
    計量し、予めトレーの種類ごとに設定登録された風袋重
    量を風袋込みの計量値から減算して商品の正味重量を求
    める計量装置において、 トレーの寸法に関する情報を検出し、 トレーごとに登録されたトレーの登録寸法情報と前記検
    出した検出寸法情報とを比較してトレーの種類を特定
    し、 該特定したトレーの種類に基づいて、前記登録された風
    袋重量を読み出して風袋重量を求めるようにしたことを
    特徴とする計量装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 商品ごとに使用するトレーを予め設定登録すると共に、
    前記トレーを特定する際に、商品の種類に応じたトレー
    の種類の中からトレーを優先的に選択して特定するよう
    にした計量装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    した計量装置を備えた商品処理装置。
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