JP3197959B2 - トレーの大きさ検出装置を備えた包装機 - Google Patents

トレーの大きさ検出装置を備えた包装機

Info

Publication number
JP3197959B2
JP3197959B2 JP28383892A JP28383892A JP3197959B2 JP 3197959 B2 JP3197959 B2 JP 3197959B2 JP 28383892 A JP28383892 A JP 28383892A JP 28383892 A JP28383892 A JP 28383892A JP 3197959 B2 JP3197959 B2 JP 3197959B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tray
product
distance
detection
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP28383892A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06115507A (ja
Inventor
直樹 高間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishida Co Ltd filed Critical Ishida Co Ltd
Priority to JP28383892A priority Critical patent/JP3197959B2/ja
Publication of JPH06115507A publication Critical patent/JPH06115507A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3197959B2 publication Critical patent/JP3197959B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パックセンターなど
において、商品を載せたトレーの二次元的な大きさを検
出するトレーの大きさ検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スーパーマーケット向け商品のパックセ
ンターなどにおいては、商品を載せたトレーの大きさを
検出して、トレーと共に商品をフィルムで包装する作業
と、価格などをラベルに印字して、このラベルを当該商
品の包装材に貼り付ける値付作業とを自動的、連続的に
行うようにした包装値付システムが採用されている。
【0003】この種のシステムでは、寸法の異なる複数
種類のトレーを使用する場合がある。このような場合、
トレーの寸法に合せて、フィルムを切断したり、あるい
は、包装のタイミングを設定する。したがって、トレー
の大きさを検出する必要がある。
【0004】このトレーの検出方法として、図12に示
すように、3つの光検出器101,102,103を用
いて、トレーTの平面的な大きさを検出する方法が知ら
れている。図12において、この検出方法は、第1の光
検出器101により、トレーTの搬送方向Yの短辺寸法
L1を検出するとともに、3つの光検出器101〜10
3がトレーTにより遮光されたタイミングと、各光検出
器101〜103が配設されている(光軸の)角度θ
1,θ2や検出器間の距離から、トレーTの長辺寸法L
2を検出するものである。
【0005】この検出方法によれば、3つの検出器によ
り、トレーTの二次元的な大きさを検出でき、多数の光
検出器を用い遮光された検出器の数により寸法を検出す
る方法に比べ検出器の数が少なくなり、また、イメージ
センサを用いる場合と異なり、検出装置が安価になると
いう利点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記先行技術
では、光検出器101〜103間の距離や光軸の角度か
ら、トレーの大きさを検出するので、十分な検出精度を
得るには、各光検出器101〜103の位置、特に角度
θ1,θ2を極めて正確に設定する必要がある。この発
明は、上記従来の欠点に鑑みてなされたもので、検出器
の取付位置や角度が多少不正確であっても、十分な検出
精度の得られるトレーの大きさ検出装置を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明にかかる包装機は、商品を載せたトレーに
対して相対的に移動し、移動方向にほぼ直交する直交方
向から超音波または光を上記トレーに向って発生し、そ
の反射波を受けることによりトレーまでの距離を検出す
る距離センサと、移動方向算出手段と、直交方向算出手
段とを有するトレーの大きさ検出装置を備えている。上
記移動方向算出手段は、距離センサの検出距離が所定値
以下になったトレー検出開始位置から、検出距離が所定
値以上になったトレー検出終了位置までの移動方向の変
位を算出する。上記直交方向算出手段は、上記検出距離
を基準距離から減算して、トレーにおける上記直交方向
の大きさを算出する。
【0008】
【作用】この発明によれば、距離センサを用いて、トレ
ーの二次元的な大きさを検出するので、3つの光検出器
を用いる場合と異なり、センサの取付位置や角度が多少
不正確であっても、十分な検出精度が得られる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1ないし図9は第1実施例を示す。この実
施例は、包装値付装置に適用したもので、図1に示すよ
うに、包装値付装置は、包装機40の本体41の正面中
央部に送込コンベア42を有している。この送込コンベ
ア42は、図2のロードセルのような重量検出手段49
を有しており、トレーTに載せた商品Mの重量を計量す
る。この送込コンベア42の後方Bには、計量された商
品Mを受け取って、上方の包装ステーションSに押し上
げるリフタ43が設けられている。リフタ43の上方に
は、包装ステーションSにおいて包装する包装機構50
が設けられている。この包装機構50は上記包装ステー
ションSにおいて商品MをトレーTと共にフィルムFに
より包装する。上記包装ステーションSの前方Foに
は、シール装置51が配置されている。シール装置51
はトレーTの底面側に折り込まれたフィルムFを熱シー
ルする。プッシャー52は、包装済の商品Mを後方Bか
ら前方Foへ押して商品Mを上記シール装置51上に排
出する。
【0010】図1の包装機40の本体41の上面には、
コンソールボックス53が設けられている。このコンソ
ールボックス53は、表示器2とキー操作部3とを有す
るとともに、内部に、後述するマイクロコンピュータ3
5(図4参照)を有している。
【0011】このコンソールボックス53の側方には、
値付装置60が配置されている。値付装置60は、図2
の商品Mの価格などを表示したラベルLを商品Mの包装
に貼り付けて値付けするもので、ラベルプリンタ4とラ
ベル貼付装置61とで構成されている。ラベルプリンタ
4は、マイクロコンピュータ35(図4)からの信号に
基づいて、商品Mの重量や価格などをラベルLに印字し
て発行する。ラベル貼付装置61は、ラベルプリンタ4
から発行されたラベルLを、上記包装ステーションSに
おいて、包装された商品Mに貼り付ける。
【0012】つぎに、上記各構成部分について、詳しく
説明する。上記送込コンベア42は、図3の重量検出手
段49の上部に支持されており、一対のプーリ44,4
4間に掛け渡された多数の駆動ベルト45を有してい
る。これらの各駆動ベルト45の間には滑り板46が設
けられており、駆動ベルト45に固定した送り爪45a
が、トレーTの端部を押圧して上記リフタ43側に商品
Mを送り込む。したがって、滑り板46上に載置された
商品Mは、重量が計量された後、ベルト駆動モータ47
の回転で、上記送り爪45aによりトレーTごとリフタ
43上に送り込まれる。
【0013】図2の上記リフタ43は、包装ステーショ
ンSの直下に配置されているとともに、図示しない昇降
手段により上下昇降自在とされている。このリフタ43
は、送込コンベア42から商品Mが搬入されると、上昇
して商品Mを持ち上げ、上記包装ステーションSに保持
されたフィルムFの下面に、商品Mを押し付ける。
【0014】一方、上記包装ステーションSには、フィ
ルムFが長辺方向の両側縁をフィルム搬送ベルト56,
56により挟持された状態で予め供給されている。この
供給されるフィルムFは、図示しないフィルムロールか
ら引き出された後、後述するようにトレーTの長辺寸法
L2(図3)に応じて、フィルムカッタ(図示せず)に
より切断される。切断されたフィルムFは、フィルム搬
送ベルト56,56により前後方向F0 ,Bの両側縁が
挟持されており、上記リフタ43により商品Mが押し上
げられると、商品Mの上面に密着する。この状態で、包
装機構50は、つぎに説明するように、フィルムFの前
後左右の各側縁部を、トレーTの底面側に折り込んで商
品Mを包装する。
【0015】上記包装機構50は、一対の左右折込板5
7,57(図2において一方のみ図示)と、後折込板5
8と、丸棒状の前折込部材59とを備えている。左右折
込板57は、トレーTの左右(図1の左右方向)両側方
から互いに接近するように移動してフィルムFの左右の
側縁部をトレーTの底面側に折り込む。後折込板58
は、トレーTの後方Bから前方Foに移動してフィルム
Fの後方Bの側縁部をトレーTの底面側に折り込む。前
折込部材59は、後折込板58と同期した所定のタイミ
ングで駆動されるプッシャ52による商品Mの排出動作
に伴って、フィルムFの前方Foの側縁部をトレーTの
底面側に折り込む。上記左右折込板57、後折込板58
およびプッシャ52は、図4のアクチュエータ25を構
成する正逆転モータにより駆動され、モータの回転数を
検出することで、折込制御装置24によって、移動スト
ロークが制御される。
【0016】図2の上記ラベルプリンタ4の内部には、
帯状の台紙に多数のラベルLを剥離可能に貼着してなる
ラベルシートLsのロールRが配置されている。このロ
ールRから引き出されたラベルシートLsが、印字ヘッ
ド4aとプラテンローラ4bとの間を通過する間に、ラ
ベルシートLs上のラベルLには、商品Mの重量や価格
などが印字される。ラベルLは、その先端側から図示し
ない剥離棒で剥離されながら排出される。ラベル貼付装
置61は、負圧によりラベルLを吸着する吸着パッド6
2が、実線の位置から二点鎖線で示す位置まで下降し
て、ラベルLを包装済の商品Mに貼付する。なお、吸着
パッド62は、パッド駆動モータ63の正逆回転により
上下動する。
【0017】つぎに、この発明の要部であるトレーの大
きさ検出装置について説明する。図3において、トレー
の大きさ検出装置1は、距離センサ10を備えている。
この距離センサ10は、レール11に摺動自在に取り付
けられており、走査モータ12(図6)の正逆回転によ
り、タイミングベルト13を介してトレーTの長辺方向
L21に移動する。つまり、この距離センサ10は、図
5(a)のように、トレーTに対して相対的に移動し、
長辺方向(移動方向)L21にほぼ直交する上方(直交
方向Z)から超音波をトレーTに向って発生し、その反
射波を受けることにより、トレーTまでの距離を検出す
るものである。
【0018】上記距離センサ10は、反射波の音圧レベ
ルを電圧に変換し、図6の距離信号kを長辺算出手段
(移動方向算出手段(第1の算出手段))21および高
さ算出手段(直交方向算出手段(第2の算出手段))2
2に出力する。一方、上記距離センサ10を走査させる
走査モータ12には、第1の回転数検出器17が設けら
れており、この第1の回転数検出器17は、走査モータ
12の回転を検出して第1のパルス信号p1を長辺算出
手段21の第1カウンタ21aに出力する。
【0019】上記長辺算出手段21に内蔵されたトレー
検出手段21bは、上記距離信号kを受けて、この距離
信号kの電圧レベルが所定値Vref2以上であるとき、つ
まり、距離センサ10の検出距離Dx(図5(b))が
所定値以下であるときに、第1のトレー検出信号a1を
長辺算出手段21の上記第1カウンタ21aおよび高さ
算出手段22に出力する。図5(b)の上記検出距離D
xの所定値は、最も低いトレーTまでの距離よりも若干
大きな距離D2に設定する。図6の上記第1カウンタ2
1aは、上記第1のトレー検出信号a1を受けていると
きに、第1の回転数検出器17からの第1のパルス信号
p1を計数する。したがって、長辺算出手段21は、図
5(b)のように、検出距離Dxが所定値D2以下にな
ったトレー検出開始位置Psから、検出距離Dxが所定
値D2以上になったトレー検出終了位置Peまでの移動
方向の変位(長辺寸法)を算出する。算出した移動方向
の変位(長辺寸法)は、図6の長さ信号cとして、高さ
算出手段22およびトレー特定手段30に出力される。
【0020】上記高さ算出手段22の微分手段22a
は、トレー検出手段21bからのトレー検出信号a1を
受けた後に、距離センサ10からの距離信号kの微分を
開始し、微分値が急激に変化した時に、その瞬間がトレ
ーTのエッジTe(図5(a))を検出したと判断し
て、距離高さ変換手段22bにトレー高さ検出指令信号
bを出力する。なお、このようにして、図5(a)のエ
ッジTeを検出できる理由は、距離センサ10がエッジ
Teの上方に近づくと、図5(b)の検出距離Dxが急
激に一定の傾きで小さくなり、その後、エッジTeの部
分で検出距離Dxがほぼ一定になるからである。
【0021】図6の上記距離高さ変換手段22bは、上
記トレー高さ検出指令信号bを受けたときに、図5
(b)の検出距離Dxを基準距離D1から減算すること
により、トレーTの高さ(トレーTにおける直交方向の
大きさ)Htを算出して、図6のトレー高さ信号htを
トレー特定手段30に出力する。図5(b)の上記基準
距離D1は、たとえば図5(a)の距離センサ10から
滑り板46までの距離、つまり、図5(b)の基準電圧
Vref1に設定されている。
【0022】また、図6の距離高さ変換手段22bは、
トレー高さ検出指令信号bを受けてから、一定時間が経
過した後の図5(b)の検出距離Diを基準距離D1か
ら減算して、ラベルを貼付するラベル貼付位置P1にお
ける商品Mの高さHmを算出する。算出した高さHm
は、図6の商品高さ信号hmとしてリフタ制御装置26
に出力される。なお、このリフタ制御装置26は、上記
商品高さに基づいて図2のリフタ43のストロークを制
御することで、ラベルの貼付面を一定のレベルまで上昇
させる。
【0023】図3の上記送込コンベア42の近傍には、
反射型の光検出器14と反射板15(図6)が設けられ
ている。この光検出器14は、以下に説明するように、
トレーTの短辺寸法L1を検出するためのものである。
【0024】図6において、上記光検出器14は、反射
板15からの反射光が遮断されたときに、短辺算出手段
23の第2カウンタ23aに第2のトレー検出信号a2
を出力する。一方、上記第2カウンタ23aは、送込コ
ンベア42のベルト駆動モータ47の回転数を検出する
第2の回転数検出器18から、第2のパルス信号p2が
入力される。上記第2カウンタ23aは、上記第2のト
レー検出信号a2を受けているときに、第2の回転数検
出器18からの第2のパルス信号p2を計数する。した
がって、短辺算出手段23は、トレーTの短辺寸法L1
を算出するもので、算出した短辺寸法L1を長さ信号d
としてトレー特定手段30に出力する。
【0025】つぎに、この包装値付装置におけるトレー
および商品を特定するための装置について説明する。図
4において、上記長辺・高さ・短辺算出手段21〜23
は、トレー特定手段30などと共に、マイクロコンピュ
ータ35に内蔵されている。マイクロコンピュータ35
は、トレーマスター31および商品マスター32を有す
る記憶手段33を有している。上記記憶手段33は、各
商品の品名、商品No. 、当該商品を載せるトレーを特定
するための情報および商品の内容を互いに関連づけて記
憶するものである。たとえば、トレーマスター31は、
図7(b)に示すように、各トレーについて、トレーN
o. に対応する長辺・短辺・高さを記憶している。一
方、商品マスター32(図4)は、図7(c)に示すよ
うに、各商品について、商品No. 、品名、トレーNo. お
よび価格を記憶している。なお、各商品について1種類
〜3種類のトレーに盛り付けられる場合があり、盛り付
けるトレーの大きさ(種類)によって、商品の数が異な
り、単価も異なる。
【0026】図4の上記トレー特定手段30は、長辺・
高さ・短辺算出手段21,22,23からの長さ信号
c、トレー高さ信号htおよび長さ信号dを入力とし、
トレーの情報を上記トレーマスター31に記憶されてい
るトレーを特定するための情報と比較して、トレーNo.
を特定する。つまり、トレー特定手段30は、図7
(a)の検知データに基づいて図7(b)のトレーマス
ター31を検索し、トレーNo.を特定する。図4の上記
トレー特定手段30は、特定したトレーNo.をトレー信
号tとして商品特定手段34および上記折込制御装置2
4に出力する。
【0027】一方、上記商品特定手段34は、上記トレ
ー信号tと、キー操作部3からの商品No. または品名を
特定する商品信号mを入力とし、商品マスター32から
商品を検索して、商品を特定する。つまり、商品特定手
段34は、商品No. または品名と図7(b)の特定され
たトレーNo. に基づいて、図7(c)の商品マスター3
2を検索し、該当する商品No. および品名等を図7
(e)の表示器2の画面に表示させるとともに、図4の
ラベルプリンタ4にラベルを発行させる。
【0028】上記折込制御装置24は、特定されたトレ
ーTの包装条件に基づく包装条件信号jを複数のアクチ
ュエータ25に出力し、包装条件に従ってアクチュエー
タ25を作動させる。各アクチュエータ25は、包装条
件信号jに従って、フィルムFのカッタ、図2の左右折
込板57、後方折込板58およびプッシャ52を作動さ
せる。
【0029】つぎに、上記構成の動作について説明す
る。図3のように、トレーTを送込コンベア42上に載
置すると重量検出手段49により載荷検出がなされ、距
離センサ10が、図5(a)に示すように、超音波を下
方に向って発しながら、長辺方向L21に走査する。こ
の走査により、図5(b)のような距離信号kを得、こ
の距離信号kを図6の長辺算出手段21および高さ算出
手段22に出力する。長辺算出手段21は、図5(b)
の検出距離Dxが所定値D2になったトレー検出開始位
置Psから、検出距離が所定値D2以上になったトレー
検出終了位置Peまでの移動方向の変位、つまり、長辺
寸法L2(図5(a))を算出する。一方、高さ算出手
段22(図6)は、上記トレー検出開始後、検出距離D
xの微分値が急激に変化した時にトレーTのエッジTe
を検出したと判断し、基準距離D1から検出距離Dxを
減算して、トレーの高さHtを算出する。また、図6の
高さ算出手段22は、商品高さHmを求める。前述の長
辺寸法L2、トレー高さHtおよび商品高さHmは、長
さ信号c、トレー高さ信号htおよび商品高さ信号hm
として、トレー特定手段30またはリフタ制御装置26
に出力される。
【0030】ここで、図5(a)の基準距離D1自体は
各装置により偏差が生じる。しかし、距離センサ10の
取付後、距離センサ10からの出力レベルで、基準距離
D1を測定することができるから、距離センサ10の取
付レベルに誤差が生じても、トレー高さに測定誤差が発
生しない。また、走査方向L21については、トレーT
の長辺に対し走査方向が多少傾いても、殆ど誤差が生じ
ない。したがって、距離センサ10の取付位置や角度に
多少誤差があっても、トレーの二次元的な大きさを、精
度良く検出することができる。
【0031】ところで、トレーTはその側壁Taが傾斜
している場合が多い。そのため、図12のように、検出
器101〜103をトレーTの側方に設けた場合は、図
5(a)のトレーTの側壁Taの中間部分を検知するこ
とになり、上面の大きさを検出することができない。そ
のため、正確にトレーTを特定できなかったり、さらに
は、包装の正確なストロークやフィルム切断長さなどを
算出できない場合がある。これに対し、この実施例は、
トレーTの上方に距離センサ10を設けて、トレーTの
上面における長辺寸法L2を検出するので、正確にトレ
ーを特定できるとともに、包装のストロークやフィルム
の切断長さを正確に算出することができる。
【0032】上記図3の距離センサ10の走査後、送込
コンベア42の駆動ベルト45が回転駆動して、送り爪
45aによりトレーTが後方Bのリフタ43上に送り込
まれる。この際、反射型の光検出器14の光がトレーT
により遮光され、これに基づいて、図6の短辺算出手段
23がトレーTの短辺寸法L1(図3)を算出し、長さ
信号dをトレー特定手段30に出力する。トレー特定手
段30は、トレーTの各寸法L1,L2,Htに基づ
き、図4のトレーマスター31を検索して、トレーを特
定する。その後、後述するように商品が特定される。
【0033】図2のように、上記商品Mがリフタ43上
に載った後、リフタ43が商品Mを包装ステーションS
まで上昇させる。このリフタ43の上昇ストロークは、
商品高さHmに基づいて、図6のリフタ制御装置26に
より制御され、これにより、ラベルの貼付面が一定に保
持される。この後、図2のラベル貼付装置61の吸着パ
ッド62が一定ストローク下降してラベルLが貼付され
る。
【0034】トレーTが包装ステーションSまで持ち上
げられると、図4の折込制御装置24がトレー特定手段
30により特定されたトレーNo. に対応する包装条件に
従って、アクチュエータ25を制御し、図2の各折込板
7,8およびプッシャ52が、トレーTの大きさに
応じたストロークで作動する。これにより、トレーTの
底面にはフィルムFが折り込まれるとともに、包装済の
商品Mがシール装置51上に排出される。
【0035】つぎに、商品の特定方法、つまり、貼付す
るラベルの内容を特定する方法を、図9のフローチャー
トを用いて説明する。図9において、ステップS1でス
タートすると、ステップS2に進み、前述のようにトレ
ーの各寸法を検出して、ステップS3に進む。ステップ
S3では、図7(a)または図8(a)のような検知デ
ータに基づいて、図7(b)または図8(b)のトレー
マスター31を検索し、トレーNo. を特定する。つづい
て、図9のステップS4に進み、図4の商品特定手段3
4が、キー操作部3から商品No. が既に入力されている
か否かを判断し、未だ入力されていなければ図9のステ
ップS5に進み、既に入力されていればステップS7に
進む。
【0036】ステップS5では、当該トレーNo. で可能
性のある商品を、図4の商品特定手段34が表示器2に
表示させる。つまり、図7(b)のトレーマスター31
で特定したトレーNo. を図7(c)の商品マスター32
から検索し、当該トレーNo.が登録されている商品No.
および品名を図7(d)のように表示する。オペレータ
が、この表示と商品を見て、図9のステップS6でキー
操作部3から商品を選択するとステップS7に進み、図
4の商品特定手段34が商品を特定する。つづいて、図
9のステップS8に進み、図7(e)のように、品名や
商品No. が単価と共に表示される。一方、図9のステッ
プS4で既に商品No. が入力されている場合には、図8
(c)の商品マスター32から商品No. およびトレーN
o. が特定され、図8(d)のように、品名や商品No.
が単価と共に直ちに表示される。なお、この表示内容が
ラベルに印字される。
【0037】このように、この実施例では、トレーの大
きさを検出してトレーNo. を特定し、このトレーNo. を
用いて、商品マスター32を検索することで、商品を特
定するから、トレーNo. を覚えていなくても、さらに
は、商品No. を覚えていなくても、商品を特定すること
ができるから、商品の特定が容易になる。
【0038】また、この実施例では、図5(b)のラベ
ル貼付位置P1の商品高さHmを検出することができる
から、図2の吸着パッド62の下降ストロークを最適値
に設定することができるから、商品Mに与える衝撃力が
著しく小さくなる。
【0039】また、この実施例のように、送込コンベア
42で商品Mの高さHmを検出する場合には、たとえ
ば、高さHmの検出後、ラベル貼付装置61全体を下方
に下げて、そのストロークを小さくすることもできる。
【0040】さらに、トレーTの寸法から、フィルムF
の寸法を切り換えたり、リフタ43の後方のストッパ
(図示せず)を駆動させたりしてもよい。
【0041】ところで、上記実施例では、図5(a)の
ように、トレーTの上方に距離センサ10を設けて、長
辺寸法L2と高さHmを検出したが、この発明では、図
10および図11に示す第2実施例のように、第1の距
離センサ10Aおよび第2の距離センサ10Bを、トレ
ーTの両側方に設けて、長辺寸法L2と短辺寸法L1を
検出してもよい。なお、この実施例の場合、トレーTの
長辺寸法L2は下記の(1)式により求められる。 L2=D1−(Dx1+Dx2) …(1) 但し、 D1:基準距離(距離センサ間の距離) Dx1:第1の距離センサの検出距離 Dx2:第2の距離センサの検出距離
【0042】また、この第2実施例の場合には、トレー
Tが送り爪45aにより矢印方向に搬送されるので、
第1および第2の距離センサ10Aおよび10Bを移動
させる必要はない。なお、商品の高さHm(図5)は、
リフタ43でトレーTを上昇させる際に、光検出器によ
り検出する。
【0043】また、上記各実施例では、距離センサとし
て超音波距離センサを用いたが、この発明では、距離セ
ンサは光を発生してその反射光を検出する距離センサを
用いてもよい。しかし、超音波距離センサを用いると、
肉汁や煮汁などで距離センサが汚れた場合にも検出精度
が低下せず、また、トレーの色が異なっていても正確に
検出できるという利点がある。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、トレーに対して相対的に移動する距離センサを設
け、この距離センサが移動方向にほぼ直交する直交方向
から超音波または光をトレーに向って発生するので、ト
レーの二次元的な大きさを検出できるとともに、3つの
光検出器を用いた場合と異なり、距離センサの取付精度
が多少不正確であっても、十分な精度で、トレーの二次
元的な大きさを検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトレーの大きさ検出装置を備えた包
装値付装置の概略斜視図である。
【図2】同概略断面図である。
【図3】送り込コンベアの概略斜視図である。
【図4】商品特定装置の概略構成図である。
【図5】(a)は大きさ検出装置の側面図、(b)は検
出の原理を示す特性図である。
【図6】大きさ検出装置の概略構成図である。
【図7】商品特定の運用のフローを示す工程図である。
【図8】商品特定の運用フローを示す工程図である。
【図9】商品特定のフローチャートである。
【図10】第2実施例を示す平面図である。
【図11】同側面図である。
【図12】従来例を示す平面図である。
【符号の説明】
10,10A,10B…距離センサ、21…長辺算出手
段(移動方向算出手段(第1の算出手段))、22…高
さ算出手段(直交方向算出手段(第2の算出手段))、
M…商品、T…トレー、L21…移動方向、Z…直交方
向、Dx…検出距離、D1…基準距離、Ps…トレー検
出開始位置、Pe…トレー検出終了位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 11/00 - 11/58 B65D 49/00 - 49/16 B65G 43/00 - 43/10 G01B 11/00 - 11/30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商品を載せたトレーに対して相対的に移
    動し、移動方向にほぼ直交する直交方向から超音波また
    は光を上記トレーに向って発生し、その反射波を受ける
    ことによりトレーまでの距離を検出する距離センサと、 この距離センサの検出距離が所定値以下になったトレー
    検出開始位置から、検出距離が所定値以上になったトレ
    ー検出終了位置までの移動方向の変位を算出する移動方
    向算出手段と、 上記検出距離を基準距離から減算して、トレーにおける
    上記直交方向の大きさを算出する直交方向算出手段とを
    有する トレーの大きさ検出装置を備えた包装機。
JP28383892A 1992-09-28 1992-09-28 トレーの大きさ検出装置を備えた包装機 Expired - Fee Related JP3197959B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28383892A JP3197959B2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トレーの大きさ検出装置を備えた包装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28383892A JP3197959B2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トレーの大きさ検出装置を備えた包装機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001135740A Division JP3498915B2 (ja) 2001-05-07 2001-05-07 計量値付装置および包装値付装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06115507A JPH06115507A (ja) 1994-04-26
JP3197959B2 true JP3197959B2 (ja) 2001-08-13

Family

ID=17670820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28383892A Expired - Fee Related JP3197959B2 (ja) 1992-09-28 1992-09-28 トレーの大きさ検出装置を備えた包装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3197959B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3499524B2 (ja) * 2000-09-26 2004-02-23 株式会社イシダ 包装装置
JP5074052B2 (ja) * 2007-02-13 2012-11-14 有限会社愛和ライト 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06115507A (ja) 1994-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5254189A (en) Labelling method and apparatus therefor
JP3197959B2 (ja) トレーの大きさ検出装置を備えた包装機
JP3579681B2 (ja) 包装値付装置
JP3498915B2 (ja) 計量値付装置および包装値付装置
JP2001114234A (ja) ラベル貼付方法およびその装置
JPH03500040A (ja) パッケージ包装秤量装置
JP4755350B2 (ja) ラベル印字貼付装置
JPH09240644A (ja) 自動計量包装値付け機
JP3437592B2 (ja) 商品の特定装置
US5188687A (en) Label pickup and applicator assembly and method
JP5071066B2 (ja) 包装装置
JP3600612B2 (ja) 商品の特定装置
JP2002145227A (ja) ラベル貼付装置、包装貼付装置、計量値付装置および計量包装値付装置
JP3486082B2 (ja) ラベル貼付装置および商品処理装置
JP3546363B2 (ja) 包装装置及び包装値付装置
EP0456999A2 (en) Weighing-packaging-pricing apparatus
JP6884380B2 (ja) 包装装置
JP3833363B2 (ja) 商品処理装置
JP6875727B2 (ja) 包装装置
JP2842339B2 (ja) ラベル貼付装置
JP2019156410A (ja) 包装装置
JP3953627B2 (ja) 商品処理装置
JP3888499B2 (ja) ストレッチ包装機
JP2514557B2 (ja) ラベルの貼付方法および装置
JPH04289404A (ja) 被搬送物の寸法測定装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees