JPH1111412A - ストレッチフィルム包装機における物品供給押上げ装置 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機における物品供給押上げ装置

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JPH1111412A
JPH1111412A JP18738797A JP18738797A JPH1111412A JP H1111412 A JPH1111412 A JP H1111412A JP 18738797 A JP18738797 A JP 18738797A JP 18738797 A JP18738797 A JP 18738797A JP H1111412 A JPH1111412 A JP H1111412A
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JP
Japan
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article
film
folding
stretch film
placing
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Application number
JP18738797A
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English (en)
Inventor
Kazuo Saiki
一男 斎木
Takashi Aoyama
敬 青山
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Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品でフィルムを押上げる際のフィルムの引
伸ばし抵抗に負けて、物品載置部材が傾動することなく
良好な包装を達成する。 【解決手段】 ストレッチフィルムFが展張される包装
部Sの下方に、物品18を押上げる物品受台装置32が
配設される。物品受台装置32は、複数の物品載置部材
30,31を傾動自在に備える。後部物品載置部材31
は、後折込み部材21によるフィルム折込み方向である
後方から前方に向けてのみ傾動可能に枢支される。後部
物品載置部材31の傾動支点から後方に延出する載置領
域の長さが、傾動支点から載置面までの高さの略1/2
から2/3に設定される。後部物品載置部材31に載置
される物品18の後端は、物品位置保証部材36によっ
て傾動支点から載置面までの高さの略1/2から3/4
の長さ範囲に臨むよう規制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、包装部に展張把
持されたストレッチフィルムに向けて物品を押上げ供給
し、その底部において該フィルムを折込むストレッチフ
ィルム包装機における物品供給押上げ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ストレッチフィルムで物品を包装する包
装装置として、例えば特公平5−58967号に開示の
装置が存在する。この装置では、ストレッチフィルムが
展張される包装部の下方に、物品供給装置で移送されて
きた物品が載置される物品受台装置を備え、該物品受台
装置により物品をストレッチフィルムに向けて上昇さ
せ、該物品でフィルムを押上げた状態で、包装部に配設
されているフィルム折込み装置の各折込み部材が開状態
から物品の底面を掬い受けるように閉じることで、該フ
ィルムを物品の底部に折込むよう構成されている。
【0003】前記物品受台装置には、フィルム折込み装
置によるストレッチフィルムの折込みを確実に行なうた
めに、物品を支持する複数の載置台が傾動可能に配設さ
れている。各載置台は、ばねの弾性力により常には起立
状態で静止してその上端の載置面が略同一平面上に保持
されると共に、各載置台はフィルム折込み部材の折込み
方向へばねの弾性力に抗して傾動し得るようになってい
る。すなわち、載置台の載置面に支持された物品でスト
レッチフィルムを押上げた状態で、前記各折込み部材が
開状態から物品の底面を掬い受けるように閉じる際に、
各載置台が各折込み部材との当接により起立状態から傾
動されることで、折込み部材によるフィルム折込みを確
実に行ない得るよう構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記物品を載置台で支
持してストレッチフィルムを押上げる際に、例えば三角
形状のサンドイッチ入りトレー容器等の如く高さが物品
幅に対して一方向に突出している物品や背の高い物品等
では、物品によるフィルム押上げ量が多くなる。すなわ
ち、フィルム展張位置からストレッチフィルムが多く上
昇されるため、該フィルムの引伸ばし時の抵抗によっ
て、包装部からの物品の排出方向後部側において物品後
端部を支持している載置台が起立状態から前方へ傾動さ
れてしまい、物品が転倒することがあった。また、載置
台が傾動することに起因して物品の底面が、フィルム折
込み部材による折込みラインより下方までしか持上げら
れなくなり、フィルム折込み時に各折込み部材が物品に
当接して潰してしまう問題を招く。
【0005】なお、前記ばねの弾性力を強く設定し、物
品でストレッチフィルムを押上げる際のフィルムの引伸
ばし抵抗に負けて載置台が傾動しないようにすることが
考えられる。しかしこの場合には、フィルム折込みに際
してフィルム折込み部材が載置台に当接したときに、該
載置台が円滑に傾動しなくなり、これによってフィルム
の折込みが良好に行なわれなくなってしまう。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、背の高い物品を包装する場合であっ
ても、該物品でフィルムを押上げる際のフィルムの引伸
ばし抵抗に負けて物品載置部材が傾動することなく良好
な包装を達成し得るストレッチフィルム包装機における
物品供給押上げ装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、所定寸法の
ストレッチフィルムが展張される包装部に対応して設け
られ、物品供給装置から移送されて載置された物品を前
記包装部へ押上げる物品受台装置と、該受台装置に載置
されている物品の底面に対し前記ストレッチフィルムを
その前後左右方向から折込んで包装する折込み装置とを
備え、前記物品受台装置には、前記物品を載置面で支持
する複数の物品載置部材がフィルム折込み方向に傾動可
能に配設されているストレッチフィルム包装機におい
て、前記物品受台装置における包装部からの物品排出方
向後方に位置し、前記物品の排出方向後端部が載置され
る後部物品載置部材は、後方から前方に向けてのみ傾動
可能に設定されると共に、後部物品載置部材における傾
動支点から後方に延出する載置領域の長さが、傾動支点
から載置面までの高さの略1/2から2/3に設定さ
れ、前記後部物品載置部材に載置されて傾動支点より後
方に臨む物品における底面の後端が、傾動支点から載置
面までの高さの略1/2から3/4の長さ範囲に臨む規
定載置状態で、前記ストレッチフィルムに当接されて押
上げられるよう物品を位置規制する規制部材を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】
【作用】所定寸法のストレッチフィルムが包装部に展張
されると共に、物品供給装置により移送される物品は、
包装部と対応する下方位置に臨む物品受台装置の物品載
置部材に載置される。物品受台装置における後部物品載
置部材の傾動支点から後方に延出する載置領域の長さ
が、傾動支点から載置面までの高さの略1/2から2/
3に設定されると共に、この後部物品載置部材に載置さ
れる物品の後端は、規制部材によって傾動支点から載置
面までの高さの略1/2から3/4の長さ範囲に臨むよ
う規制されることで、後部物品載置部材は起立状態で安
定的に保持される。そして、この状態でストレッチフィ
ルムに向けて物品を上昇すると、該フィルムの引伸ばし
抵抗に負けて後部物品載置部材が傾動することなく、物
品底面はフィルム折込み装置による折込みラインの上方
に確実に持上げられる。すなわち、フィルム折込み時に
折込み装置が物品に当接することはなく、当該物品の良
好な包装が達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るストレッチフ
ィルム包装機における物品供給押上げ装置につき、好適
な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明す
る。
【0010】図1は、ストレッチフィルム包装機の概略
構成を示すものであって、図示しない原反ロールから引
出されて所定寸法に切断されたストレッチフィルムF
は、フィルム搬送装置10の送りベルト11により包装
部Sに引出されて展張されるようになっている。この包
装部Sには、フィルム搬送装置10によるフィルム引出
し方向と交差する前後(図1の左右方向)に離間して前押
え部材12と後押え部材13とが配置され、包装部Sに
引出されたストレッチフィルムFの前後両端縁は、前記
送りベルト11の下方からこれら押え部材12,13に
より挟持される。また、包装部Sに展張されたストレッ
チフィルムFの左右両端縁は、フィルム搬送装置10に
おけるフィルム引出し方向に離間する左右(図1の前後
方向)両側方に設けられた一対の側部押え部材14,14
(一方のみ図示)が、その上方においてこれに対峙するよ
う機枠(図示せず)に固定された一対の受圧板15,15
に対し当接するよう作動することで挟持されるようにな
っている。
【0011】前記包装部Sの上方には、柔軟な三角形状
のトレー16に同形状のサンドイッチ17を挿入した物
品18の底面側にストレッチフィルムFを折込むフィル
ム折込み装置19が配置されている。このフィルム折込
み装置19は、前記前押え部材12と対応する前側に固
定された前折込み部材20と、この前折込み部材20に
対し近接離間するように前後方向へ移動可能な後折込み
部材21と、この後折込み部材21の下方左右両端で左
右方向への回動可能に支持された左右の側部折込み部材
22,22(一方のみ図示)とを備え、後折込み部材21
の前後移動に伴って左右の側部折込部材22,22が互
いに開閉可能に連動されるようになっている。そして、
前折込み部材20に対して、後折込み部材21を前進し
つつ左右の両側部込み部材22,22を相互に接近する
ことで、前記物品18の底面でストレッチフィルムFを
折込むよう構成される。
【0012】前記フィルム折込み装置19の上方には、
前後方向へ移動可能に支持された押出し部材23が設け
られ、後折込み部材21と両側部折込み部材22,22
によりストレッチフィルムFが底面側に折込まれた物品
18を、該押出し部材23の前進移動によって後方から
前折込み部材20付近まで移動するよう構成してある。
なお、押出し部材23の上方には、図1に示す如く、上
下方向への平行移動が可能な状態で支持されたスポンジ
等の弾性体からなるベルトコンベヤ24が包装部Sに対
応して設けられる。このベルトコンベヤ24は、押出し
部材23により移動される物品18の上端を軽接触状態
で支持した状態で、押出し部材23の押出し速度と同調
して物品18の上端を排出方向に向けて搬送するべく回
転し、物品18を転倒させないよう構成される。また、
包装部Sの前方に排出コンベヤ25が配設され、押出し
部材23により移動された包装後物品18は、該コンベ
ヤ25を介してヒータ装置29へ搬送され、そこでフィ
ルムの折畳み部が加熱密着されるようになっている。な
お実施例では、この排出コンベヤ25における包装部S
側の先端部が、前折込み部材20として機能するよう構
成される。
【0013】前記包装部Sの下方には、前記物品18を
搬送する物品供給装置26が配置され、該装置26によ
って物品18が包装部Sと対応する物品搬送終端部まで
搬送されるよう構成される。物品供給装置26は、前記
サンドイッチ17の傾斜面を上側に向けた状態の物品1
8を載置して後述する物品受台装置32まで搬送する搬
送ベルト27と、搬送される物品18の横幅に対応して
位置決め設定されて該物品18の側面を案内する一対の
物品供給ガイド28,28とを備えている(図4参照)。
なお、搬送ベルト27に対して物品18は、サンドイッ
チ17の傾斜面が物品移送方向に対して上流側から下流
側に向かうにつれて下方傾斜する向きで載置される。
【0014】前記物品搬送終端部には、前記物品供給装
置26から移送された物品18を受取って、該物品18
を物品搬送終端部と包装部Sとの間を昇降移動させる物
品受台装置32が設けられている。この物品受台装置3
2は、図6に示す如く、図示しない昇降機構によって昇
降される支持部材38に第1取付体39と第2取付体4
0とが配設され、物品搬送方向下流側の第1取付体39
に第1ホルダ41を介して2個の前部物品載置部材30
が傾動可能に配設されると共に、物品搬送方向上流側の
第2取付体40に第2ホルダ42を介して1個の後部物
品載置部材31が傾動可能に配設され、最下降位置に臨
む物品載置部材30,31の載置面30a,31a上に、
前記物品供給装置26から移送された物品18が載置さ
れるようになっている(図2参照)。また図4に示す如
く、前記包装部Sからの物品排出方向前方に臨んで物品
18の幅方向(包装部Sでの左右方向)に離間する2個の
前部物品載置部材30,30は、第1ホルダ41に対し
て前記フィルム折込み装置19における後折込み部材2
1および左右の側部折込み部材22,22によるフィル
ム折込み方向(前後および左右方向)に傾動可能に枢支さ
れると共に、常には第1ホルダ41との間に取付けられ
たばね33によって起立状態で静止するよう設定されて
いる。また包装部Sからの物品排出方向後方に臨んで物
品18の幅方向略中央に位置する1個の後部物品載置部
材31は、第2ホルダ42に対して後折込み部材21に
よるフィルム折込み方向である後方から前方に向けての
み傾動可能に枢支されると共に、常には第2ホルダ42
との間に取付けられたばね34によって起立状態で静止
するよう設定される。そして、この起立状態では、3個
の物品載置部材30,30,31の載置面30a,30a,
31aが略同一平面上に臨み、物品供給装置26から移
送される物品18が円滑に載置されるよう構成してあ
る。
【0015】前記後部物品載置部材31に関して、図5
に示す如く、その起立状態での載置面31aにおける傾
動支点Cを通る垂線と交わる位置から該部材31の後端
部までの載置領域E(傾動支点Cから後方に延出する領
域)の長さL2が、傾動支点Cから載置面31aまでの高
さL1の略1/2から2/3に設定されている。そし
て、このように載置領域Eを設定することで、後述する
物品18の規定載置状態と相俟って、物品18がストレ
ッチフィルムFに当接して押上げる際に、該フィルムF
の引伸ばし抵抗に負けて後部物品載置部材31が第2ホ
ルダ42に対して前方に傾動するのを防止し得るように
なっている。
【0016】前記物品搬送終端部には、適宜の昇降機構
(図示せず)により昇降移動される押上げ部材35が配設
され、この押上げ部材35は、前記物品載置部材30,
31が上昇する際に物品18および物品載置部材30,
31の通過を許容する空所を画成した枠状に形成されて
いる(図4参照)。そしてこの押上げ部材35は、物品1
8が物品受台装置32により上昇されてストレッチフィ
ルムFに当接されるのに先立って、該フィルムFを押上
げて引伸ばすべく機能する。また押上げ部材35は、物
品受台装置32を構成する支持部材38,第1および第
2取付体39,40、第1および第2ホルダ41,42と
干渉しないよう設定してある。
【0017】前記押上げ部材35の前面部には、図2に
示す如く、その最下降位置において物品供給装置26か
ら移送されて物品受台装置32の物品載置部材30,3
1に載置される物品18の前端が当接する弾性変形可能
な樹脂材料からなる規制部材としての物品位置保証部材
36が垂設され、物品18を物品載置部材30,31の
所定位置に載置させるようになっている。また、物品位
置保証部材36は押上げ部材35と一体的に昇降し、押
上げ部材35の上昇後に物品受台載置32により物品1
8が押上げられて前記ストレッチフィルムFに当接され
るまでの間に、前記後部物品載置部材31に載置されて
傾動支点Cより後方に臨む物品18における底面の後端
18aが、傾動支点Cから載置面31aまでの前記高さ
1の略1/2から3/4の長さ範囲に臨む規定載置状
態となるよう物品18を位置合わせするべく機能する。
なお、物品位置保証部材36の垂下寸法は、押上げ部材
35が最下降位置から上昇を開始した後に上昇が開始さ
れる前記物品18の位置合わせを行ない得る長さに設定
されている。
【0018】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るストレッ
チフィルム包装機における物品供給押上げ装置の作用に
つき説明する。
【0019】前記物品供給装置26の搬送ベルト27上
に物品18が載せられると、該物品18は下流側の物品
搬送終端部に向けて搬送され、下降してきた物品受台装
置32における物品載置部材30,31の載置面30a,
31a上に載置される。このとき、押上げ部材35は既
に最下降位置に臨み、押上げ部材35の前端部に設けら
れた物品位置保証部材36により物品18は、物品載置
部材30,31上の所定位置に位置決めされて載置され
る。なお、前記フィルム折込み装置19では、前記後折
込み部材21が後退位置まで移動して待機している。
【0020】前記物品供給装置26の所定位置に設けら
れた物品供給検出センサ(図示せず)により物品18の供
給が検出されると前記フィルム搬送装置10が駆動さ
れ、原反ロールから引出されて所定寸法に切断されたス
トレッチフィルムFは、包装部Sに引出されて展張され
る。そして、包装部Sに展張されたストレッチフィルム
Fの前後両端縁および左右両側縁は、前後の押え部材1
2,13と左右の側部押え部材14,14の上動により挟
持される。
【0021】前記物品受台装置32により物品18が上
昇されるのに先立ち、前記押上げ部材35が上昇して包
装部SのストレッチフィルムFは押上げられて伸張され
る。次いで、前記押上げ部材35が下降する際に、前記
物品受台装置32の物品載置部材30,31が押上げ部
材35における空所の内部を通過するように上昇して物
品18がストレッチフィルムFに接触すると共に、該物
品18がその上方からストレッチフィルムFで覆われる
(図3参照)。このとき、物品載置部材30,31に載置
されている物品18は、前記物品位置保証部材36によ
って後端18aが後部物品載置部材31に対して前述し
た規定載置状態に位置合わせされた位置でストレッチフ
ィルムFを押上げる。また後部物品載置部材31の載置
領域Eの長さL2は、前記傾動支点Cから載置面31a
までの高さL1の略1/2から2/3に設定されている
ので、物品18がストレッチフィルムFに当接して押上
げる際に、該フィルムFの引伸ばし抵抗に負けて後部物
品載置部材31が第2ホルダ42に対して前方へ傾動す
るのは防止される。
【0022】前記物品受台装置32が最上昇位置まで上
昇すると、後退位置にある後折込み部材21の前進と共
に左右の側部折込み部材22,22の物品18の底面側
への移動により物品底面へのフィルムFの折込みを開始
し、後折込み部材21と左右の側部折込み部材22,2
2とのフィルム折込み動作と同期して、後押え部材13
によるフィルム後端縁の挟持が解除されると共に左右の
側部押え部材14,14によるフィルム左右両側縁の挟
持が解除される。また、後折込み部材21および左右の
側部折込み部材22,22により物品底面への折込みが
完了するまでは前押え部材12による挟持を維持する。
なお、前記押上げ部材35は、前記フィルム折込み装置
19によるフィルム折込み動作が開始される前に、各折
込み部材21,22,22と干渉しない位置まで下降して
いる。
【0023】前記押出し部材23が前進して物品18を
押出すタイミングに合わせて前押え部材12によるスト
レッチフィルムFの挟持が解除されると共に、前記ベル
トコンベヤ24が回転される。そして、物品18はベル
トコンベヤ24に対し上端が軽接触した状態で押出し部
材23の前進により前方へ搬送され、該押出し部材23
と同調して回転するベルトコンベヤ24により上方から
支えられて振れを防止されながら、後折込み部材21上
から前折込み部材20上に移送される。その移送途中
で、物品18の底面においてストレッチフィルムFが前
折込み部材20により前方からも折込まれ、後方からの
折込みに左右両方向からの折込みが重なると共に、更に
前方からの折込みが重なって物品18の底面側で折りた
たみ部となる。次に、後折込み部材21が後退すると共
に、その後退に伴い左右の側部折込み部材22,22が
互いに開き、また押出し部材23も後退する。そして包
装後物品18は、排出コンベヤ25を介してヒータ装置
29へ搬送され、そこで折りたたみ部が加熱密着されて
一工程が終了する。
【0024】実施例の物品供給押上げ装置では、後部物
品載置部材31における傾動支点Cより後方の載置領域
Eの長さL2を、傾動支点Cから載置面31aまでの高
さL1の略1/2から2/3に設定すると共に、物品1
8がストレッチフィルムFに当接されて押上げる際の該
物品18の後端18aを、前記高さL1の略1/2から
3/4の長さ範囲に臨むよう設定したので、物品18に
よりストレッチフィルムFが引伸ばされる際の抵抗に負
けて後部物品載置部材31が前方へ傾動するのは確実に
防止される。すなわち、物品受台装置32により持上げ
られる物品18の底面は、前記フィルム折込み装置19
における各折込み部材21,22,22の折込みラインよ
り上方に確実に押上げられるから、該折込み部材21,
22,22が物品18に当接して潰すことなく、良好な
包装製品を得ることができる。また、後部物品載置部材
31を起立状態に保持するばね34の弾性力を強くする
必要はないから、後折込み部材21が当接したときには
円滑に傾動して該部材21によるフィルム折込みを円滑
に行なし得る。なお、前記載置領域Eの長さL2および
後部物品載置部材31に対する物品後端18aの載置位
置に関しては、実際に行なった試験から前述した設定値
の場合が最も良好な結果が得られることが確認されてい
る。
【0025】
【変形例】本願は前述した実施例の構成に限定されるも
のでなく、その他の構成を適宜採用することができる。
例えば、図6に示す如く、物品搬送終端部に規制部材と
して機能する物品ストッパ37を配設し、物品供給装置
26から移送されて物品受台装置32の物品載置部材3
0,31に載置される物品18を、その後端18aが後
部物品載置部材31の傾動支点Cから載置面31aまで
の高さL1の略1/2から3/4の長さ範囲に臨むよう
に停止させるようにしてもよい。また後部物品載置部材
の載置面に関しては、実施例では平坦形状としたが、傾
動支点を中心とする円弧状としてもよい。更に、実施例
では三角サンドイッチを包装する場合につき説明した
が、本願はこれに限定されるものでなく、カップ状の容
器に品物を収容した背の高い物品一般の包装に採用可能
である。
【0026】また実施例では物品供給装置による物品搬
送方向と包装部での物品排出方向とが同一方向となる場
合につき説明したが、包装部での物品排出方向を物品搬
送方向とは逆方向となるよう設定してもよい。そしてこ
の場合は、物品搬送方向下流側に臨む物品後端が物品供
給保証部材や物品ストッパにより規制されて、物品受台
装置の定位置に位置決めされる。なお、物品供給保証部
材は、昇降移動する押上げ部材に配設されるものに限ら
ず、装置の機枠に固定されて所定長さで垂下する構成を
採用することができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るストレ
ッチフィルム包装機における物品供給押上げ装置によれ
ば、ストレッチフィルムの引伸ばし抵抗に負けて後部物
品載置部材が傾動することなく物品を支持し続けるの
で、物品押上げ時におけるフィルム当接後の物品の転倒
や、フィルム折込み時の物品の損傷を有効に防止するこ
とができ、良好な包装製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係る物品供給押上げ装
置が採用されるストレッチフィルム包装機の概略構成を
示す側面図である。
【図2】実施例に係る物品供給押上げ装置を最下降位置
に臨ませた状態で示す要部側面図である。
【図3】実施例に係る物品供給押上げ装置を最上昇位置
に臨ませた状態で示す要部側面図である。
【図4】実施例に係る物品供給押上げ装置の平面図であ
る。
【図5】実施例に係る後部物品載置部材の要部説明図で
ある。
【図6】実施例に係る規制部材の変形例を示す要部説明
図である。
【符号の説明】
18 物品 18a 後端 19 フィルム折込み装置 26 物品供給
装置 30 前部物品載置部材 30a 載置面 31 後部物品載置部材 31a 載置面 32 物品受台装置 36 物品供給保証部材(規制部材) 37 物品スト
ッパ(規制部材) C 後部物品載置部材の傾動支点 E 後部物品載
置部材の載置領域 F ストレッチフィルム S 包装部 L1 傾動支点から載置面までの高さ寸法 L2 載置領域の長さ寸法

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法のストレッチフィルム(F)が展
    張される包装部(S)に対応して設けられ、物品供給装置
    (26)から移送されて載置された物品(18)を前記包装部
    (S)へ押上げる物品受台装置(32)と、該受台装置(32)に
    載置されている物品(18)の底面に対し前記ストレッチフ
    ィルム(F)をその前後左右方向から折込んで包装する折
    込み装置(19)とを備え、前記物品受台装置(32)には、前
    記物品(18)を載置面(30a,31a)で支持する複数の物品載
    置部材(30,31)がフィルム折込み方向に傾動可能に配設
    されているストレッチフィルム包装機において、 前記物品受台装置(32)における包装部(S)からの物品排
    出方向後方に位置し、前記物品(18)の排出方向後端部が
    載置される後部物品載置部材(31)は、後方から前方に向
    けてのみ傾動可能に設定されると共に、後部物品載置部
    材(31)における傾動支点(C)から後方に延出する載置領
    域(E)の長さ(L2)が、傾動支点(C)から載置面(31a)まで
    の高さ(L1)の略1/2から2/3に設定され、 前記後部物品載置部材(31)に載置されて傾動支点(C)よ
    り後方に臨む物品(18)における底面の後端(18a)が、傾
    動支点(C)から載置面(31a)までの高さ(L1)の略1/2か
    ら3/4の長さ範囲に臨む規定載置状態で、前記ストレ
    ッチフィルム(F)に当接されて押上げられるよう物品(1
    8)を位置規制する規制部材(36)を備えることを特徴とす
    るストレッチフィルム包装機における物品供給押上げ装
    置。
  2. 【請求項2】 前記規制部材は、前記物品(18)が物品受
    台装置(32)により上昇されてストレッチフィルム(F)に
    当接されるまでの間に、前記後部物品載置部材(31)に対
    する前記規定載置状態となるよう物品(18)を位置合わせ
    する物品位置保証部材(36)である請求項1記載のストレ
    ッチフィルム包装機における物品供給押上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記規制部材は、前記物品(18)が物品受
    台装置(32)に載置される際に、前記後部物品載置部材(3
    1)に対する前記規定載置状態となるよう物品(18)を停止
    させる物品ストッパ(37)である請求項1記載のストレッ
    チフィルム包装機における物品供給押上げ装置。
JP18738797A 1997-06-27 1997-06-27 ストレッチフィルム包装機における物品供給押上げ装置 Pending JPH1111412A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9901788B2 (en) 2011-11-30 2018-02-27 Nike, Inc. Golf club head or other ball striking device
US9943733B2 (en) 2011-11-30 2018-04-17 Nike, Inc. Golf clubs and golf club heads
US10046211B2 (en) 2014-05-29 2018-08-14 Nike, Inc. Golf clubs and golf club heads

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US9901788B2 (en) 2011-11-30 2018-02-27 Nike, Inc. Golf club head or other ball striking device
US9943733B2 (en) 2011-11-30 2018-04-17 Nike, Inc. Golf clubs and golf club heads
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