JPH0640406A - 板状物品の箱詰め装置 - Google Patents

板状物品の箱詰め装置

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JPH0640406A
JPH0640406A JP21086792A JP21086792A JPH0640406A JP H0640406 A JPH0640406 A JP H0640406A JP 21086792 A JP21086792 A JP 21086792A JP 21086792 A JP21086792 A JP 21086792A JP H0640406 A JPH0640406 A JP H0640406A
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row
conveyor
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Application number
JP21086792A
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English (en)
Inventor
Shintaro Uchikawa
晉太郎 内川
Takuya Yokota
卓也 横田
Arata Koroyasu
新 頃安
Yasuaki Matsui
康明 松井
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KYODO KUMIAI TATSUNO HIGHTECH
Original Assignee
KYODO KUMIAI TATSUNO HIGHTECH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポケットテイッシュや発泡プラスチック板の
ように柔軟な圧縮性の板状物品を自動的に箱詰めする。 【構成】 板状物品Pを厚み方向が搬送方向を向くよう
に直立させ、等間隔に配列して送るようにした配列コン
ベヤ14から段ボール箱Bの1列分の板状物品Pを押出
しコーム21で側方に押出し、この押出された板状物品
Pを1列の整列状態で圧縮用テーブル60上に移送し、
圧縮用テーブル60上の板状物品Pを把持装置83の挟
持爪間に挟持し、側方に設置されている箱受け台70上
の段ボール箱Bに運び、箱受け台70の進退および昇降
により、板状物品Pを多数行、多数列、多段に整列して
箱詰めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚み方向に容易に圧
縮可能な長方形の板状物品の多数枚を複数列、複数行、
複数段に整列して段ボール箱に充填するための箱詰め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ハンカチ程度の大きさのテイッシュペー
パーを2枚重ねて1組とし、これを畳んでA7判程度の
大きさとし、その複数組をプラスチックフィルムで包ん
で衣服のポケットに収納できるようにしたポケットテイ
ッシュが多用されている。このポケットテイッシュは、
上記のようにプラスチックフィルムで包まれた後、1個
ずつベルトコンベヤ上に排出され、1列に並べて運ば
れ、その間に作業員の目視により、枚数の過不足および
外観等が検査され、しかるのちその多数個、例えば50
0個が25行、5列、4段に並べて段ボール箱に充填さ
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、上記のポケットテイッシュのように柔らかく、厚み
方向に圧縮可能で変形し易い板状物品を整列しながら箱
詰めする装置が無かったので、上記の箱詰めを作業員が
手作業で行っていた。この発明は、上記のポケットテイ
ッシュや発泡プラスチック板のように柔軟な圧縮性の板
状物品を自動的に箱詰めすることが可能な箱詰め装置を
提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る板状物品
の箱詰め装置は、上記複数枚の板状物品を厚み方向が水
平方向を向くように向きを揃えて整列させるための整列
手段と、この整列した板状物品を列方向に圧縮し、その
状態で段ボール箱に搬送するための圧縮移載手段とで構
成される。
【0005】上記の整列手段は、板状物品をその厚み方
向が搬送方向を向くように直立させ、かつ等間隔に配列
して送るようにした配列コンベヤと、該配列コンベヤか
ら段ボール箱の1列分に相当する板状物品を側方に押出
すための押出し装置と、この押出された板状物品を1列
の整列状態で表面が平坦な圧縮用テーブル上に移送する
ための移送装置とで構成することができる。また、上記
の圧縮移載手段は、1列分の板状物品を列方向に対向す
る一対の挟持爪で圧縮、挟持するための把持装置と、該
把持装置を昇降させるための昇降装置と、この昇降装置
を側方に位置する段ボール箱の上方に移動させるための
摺動装置とで構成することができる。なお、上記の段ボ
ール箱は、該段ボール箱に充填されるべき板状物品の列
方向に対して直角の行方向に摺動自在で、かつ上下に昇
降自在の箱受け台上に載置されることが好ましい。
【0006】
【作用】複数枚の板状物品、例えば段ボール箱に充填さ
れるべき板状物品の1列分に相当する板状物品をその厚
み方向が水平方向を向くように、整列手段によって向き
を揃えて整列させ、この整列した板状物品を圧縮移載手
段によって上記の列方向に圧縮し、かつ圧縮状態で段ボ
ール箱に搬送すると、段ボール箱に多数個の板状物品が
1列分ずつ搬送される。そして、この間に段ボール箱を
水平に列間隔ずつ移動させたり、上下方向に段間隔ずつ
昇降させたりすることにより、上記の板状物品が整列さ
れて順に充填される。また、2列分、3列分の板状物品
を整列し、これを圧縮して搬送した場合は、板状物品が
2列分ずつまたは3列分ずつ段ボール箱に充填される。
【0007】なお、段ボール箱を水平または上下に移動
する代わりに、板状物品の搬送方向や搬送距離を変更し
てもよく、この場合は箱詰めの所要時間が短縮される。
また、段ボール箱を、該段ボール箱に充填されるべき板
状物品の列方向に対して直角の行方向に摺動自在で、か
つ上下に昇降自在の箱受け台上に載置した場合は、板状
物品の搬送方向や搬送距離を変更する必要がない。
【0008】
【実施例】図1において、10は供給用コンベヤであ
り、A7版程度の大きさに畳まれた複数枚のテイッシュ
ペーパーをプラステイックフィルムで包装するようにし
た包装装置(図示されていない)の出口側から前上がり
の傾斜状に設置され(図2参照)、上記の包装装置から
排出されたポケットテイッシュすなわち板状物品Pが、
その長さ方向を供給用コンベヤ10の走行方向に向けて
搬送される。この供給用コンベヤ10の出口端上方に押
さえローラ11(図2参照)が設けられる一方、上記出
口端の前方に前下がりの渡り板12および水平方向の配
列コンベヤ14が順に配設され、上記渡り板12の上に
板状物品Pの有無を検出するための物品検出器13が設
けられる。なお、図1において13aおよび13bは、
それぞれ上記の物品検出器13を構成する光源および光
電素子である。
【0009】上記の配列コンベヤ14は、上記の板状物
品Pをその厚み方向が搬送方向を向くように直立させ、
かつ等間隔に配列して送るようにしたものであり、図2
に示すように、紙面手前側および紙背側の無端チエーン
15、15と、該無端チエーン15、15の各リンクを
接続する平板16と、該平板16に垂直に立設したフィ
ン17とからなり、上記渡り板12の下方を下から上向
きに走行する際に前後2枚のフィン17、17間が開い
て上記の板状物品Pが1個ずつ挿入され、この板状物品
Pが上記の物品検出器13で検出されないときは、次の
物品Pの供給があるまで、配列コンベヤ14が一時的に
停止する。なお、上記平板16の上面にプラスチックフ
ィルム製のカバー18が貼付けられ、その自由端を湾曲
して前側のフィン17の基部に重ねることにより、平板
16と前方のフィン17との間の隙間が覆われる。
【0010】図1において、上記配列コンベヤ14の左
側に多数のくし歯21aを下向きに形成した押出しコー
ム21が設けられる。この押出しコーム21は、図3お
よび図4に示すように、垂直な板状に形成され、その下
半部に上記のくし歯21aが配列コンベヤ14の隣接す
る2枚のフィン17、17の間隙を通過する幅に形成さ
れ、その上端に後向きのフランジ21bが形成されてい
る。そして、上記の押出しコーム21の後方(図3の上
方)に押出し用エアシリンダ22が設置され、そのピス
トンロッド22aの先端に水平バー23の中央部が接続
され、この水平バー23の両端に立設された昇降用エア
シリンダ24、24の各ピストンロッド24a、24a
の上端に上記フランジ21bの下面が接続され、上記配
列コンベヤ14上の1列分の板状物品Pを右方に押出す
ための押出し装置20を構成している。なお、上記水平
バー23の両端には、上記押出し用エアシリンダ22の
両側の摺動ガイド25、25で案内される摺動ロッド2
6、26の各一端が接続される。
【0011】上記の配列コンベヤ14を挟んで押出しコ
ーム21の反対側に(図3および図4参照)、1列分の
板状物品Pを1列に並べて置くことが可能な揺動テーブ
ル27および整列テーブル32がそれぞれ配列コンベヤ
14の平板16表面と同じ高さに設けられる。整列テー
ブル32は、フレーム(図示されていない)に固定した
不動のものであるが、揺動テーブル27は、図4に示す
ように、整列テーブル32との隣接部下面の水平支軸2
8によって上下揺動自在に支持され、下向きに突設した
アーム29の先端が左右方向の揺動用エアシリンダ30
のピストンロッド30aの先端に連結され、この揺動用
エアシリンダ30の作動により、実線の水平位置と鎖線
の垂直位置との間を揺動する。なお、上記の揺動テーブ
ル27上には(図4参照)、プラスチックフィルム製の
カバー31が整列テーブル32の上面に延びるように貼
付けられ、揺動テーブル27と整列テーブル32との間
の隙間を覆っている。
【0012】図1において、上記整列テーブル32の右
側に整列テーブル32と平行にロッドレスシリンダ33
が設置され、このロッドレスシリンダ33の摺動ブロッ
ク34に上記整列テーブル32の上方へ幅方向に延びる
プッシュアーム35が固定され、このプッシュアーム3
5の基部に該プッシュアーム35と直角の前向きに突設
した支持アーム36に配列コンベヤ14と平行に前方へ
延びる支持ガイド37が片持ち状に固定される。この支
持ガイド37は、配列コンベヤ14上の板状物品Pが押
出しコーム21によって整列テーブル32上に押出され
(図4参照)、揺動用エアシリンダ30の作動により揺
動テーブル27が起立し、かつ押出しコーム21が昇降
用エアシリンダ24の作動で上昇したのち、上記の起立
した揺動テーブル27との間で1列分の板状物品Pを保
持するものであり、この状態で上記ロッドレスシリンダ
33が作動することにより、上記1列分の板状物品Pが
プッシュアーム35により前方に押し進められる。
【0013】図1に示すように、上記の揺動テーブル2
7および整列テーブル32の前方には、該揺動テーブル
27および整列テーブル32の前方から右方に向かう布
ベルト製の変向コンベヤ50が設けられ、この変向コン
ベヤ50の縁部に上記の揺動テーブル27および整列テ
ーブル32の先端が乗るようになっている。そして、上
記の整列テーブル32および変向コンベヤ50の上方に
整列テーブル32と平行な左右2本の下部ガイドロッド
41、41(図4参照)が支架され、この下部ガイドロ
ッド41、41に下部ブロック42を介して下向きの抑
え板43(図5参照)が摺動自在に取付けられ、整列テ
ーブル32または変向コンベヤ50の上に1列分の板状
物品Pが置かれているとき、前端(プッシュアーム35
の反対側端部)に位置する板状物品Pの上部を係止す
る。
【0014】上記2本の下部ガイドロッド41、41の
中間上方に上部ガイドロッド44が平行に支架され、こ
の上部ガイドロッド44に上部ブロック45を介して下
向きの戻しアーム46が摺動自在に取付けられ、この戻
しアーム46に、上記の下部ガイドロッド41と上部ガ
イドロッド44との中間にこれらと平行に設置された戻
し用エアシリンダ47(図5参照)のピストンロッド4
7aが接続される。この戻しアーム46は、プッシュア
ーム35によって上記1列分の板状物品Pが変向コンベ
ヤ50上に移され、先端の板状物品Pに押されて変向コ
ンベヤ50上に移動した抑え板43を整列テーブル32
側に復帰させるためのものであり、上記プッシュアーム
35が最初の位置に復帰し、かつ上記の板状物品Pが変
向コンベヤ50の回転に伴って抑え板43およびプッシ
ュアーム35の間から脱出したのち、上記の戻し用エア
シリンダ47の駆動により後退する。
【0015】上記1列分の板状物品Pが整列テーブル3
2から変向コンベヤ50上に移され、プッシュアーム3
5が最初の位置に復帰した後、後端(整列テーブル32
側端部)の板状物品Pが後側(整列テーブル32側)に
倒れるのを防止するため、上記変向コンベヤ50の整列
テーブル32側上方に昇降抑え板48(図4および図5
参照)が昇降自在に設けられる。この昇降抑え板48
は、上記変向コンベヤ50の上方に設置された斜め下向
きの抑え用エアシリンダ49(図4参照)のピストンロ
ッド49aの先端に固定され、上記抑え用エアシリンダ
49の作動に伴って斜めに昇降し、下降時に上記後端の
板状物品Pの上端部を係止する。
【0016】上記変向コンベヤ50の上方には、上記の
起立状態の揺動テーブル27を延長する方向の固定ガイ
ド51(図1および図5参照)が設置される。また、変
向コンベヤ50の進行方向に対して左右の縁部上方に前
後一対のガイドプーリ52、52が水平に設けられ、こ
の前後のガイドプーリ52、52に無端のロープベルト
53が巻掛けられ、該ロープベルト53の外側部分と上
記変向コンベヤ50の上面との間に駆動プーリ54が介
設され、変向コンベヤ50の回転に伴って駆動プーリ5
4が変向コンベヤ50との摩擦接触により回転し、左右
のロープベルト53、53の対向部が変向コンベヤ50
と等しい速度で同じ方向に移動しながら1列分の板状物
品Pを挟んで案内するためのガイドを構成する。また、
上記変向コンベヤ50の搬送部の下面に支え板55が設
置される。
【0017】上記変向コンベヤ50の排出端前方に(図
1、図6および図7参照)、上記排出端の下方に支点5
6a、56aを有する左右一対の揺動レバー56、56
が揺動自在に設けられ、この左右の揺動レバー56、5
6の先端部が1枚の案内支持板57で接続され、この案
内支持板57上に左右一対の側面ガイド板58、58が
上記1列分の板状物品Pの長さとほぼ等しい間隔で立設
される。そして、上記揺動レバー56の先端とその後方
のフレーム(図示されていない)間に引張りコイルスプ
リング59が張られ、揺動レバー56を後上方に付勢す
る。
【0018】上記案内支持板57の下方に上記変向コン
ベヤ50の排出端下方から案内支持板57の前方に延び
る圧縮用テーブル60が水平に設置される。この圧縮用
テーブル60は、案内支持板57を上記引張りコイルス
プリング59の張力に抗して圧縮用テーブル60上に引
き下げたとき、案内支持板57の先端よりも前方の圧縮
用テーブル60上に上記1列分の板状物品Pを置くこと
ができる程度の広さを有し、この圧縮用テーブル60の
先端は、上向きに曲げられ、フランジ60aが形成され
ている。そして、圧縮用テーブル60の下方に取出し用
エアシリンダ61がピストンロッド61aを変向コンベ
ヤ50側に向けて設置され、そのピストンロッド61a
の先端にL字形アーム62を介して上記圧縮用テーブル
60上方のプッシュバー63(図7参照)が固定され
る。
【0019】上記圧縮用テーブル60の側方(図1の上
方)に段ボール箱Bを乗せて固定できる箱受け台70が
長さ方向を上記変向コンベヤ50の走行方向と平行に向
けて設置される。この箱受け台70は(図8参照)、昇
降装置71によって高さを任意に設定することができる
昇降テーブル72上に摺動自在に設けられている。すな
わち、昇降テーブル72上にブラケット73を介して紙
面に垂直な方向に固定された左右の案内シャフト74に
箱受け台70の下面の摺動ブロック75が摺動自在に嵌
合し、箱受け台70の下面中央に固定したナット76に
モータ駆動のネジシャフト77が嵌合し、このネジシャ
フト77の回転により箱受け台70が上記変向コンベヤ
50と平行に移動する。
【0020】図8において、上記の圧縮用テーブル60
および箱受け台70の上方に、これらをまたぐ方向の移
載用ロッドレスシリンダ81が水平に設けられ、この移
載用ロッドレスシリンダ81上の摺動用ブロック81a
に上下方向の昇降用ロッドレスシリンダ82が垂下状に
固定され、この昇降用ロッドレスシリンダ82の昇降ブ
ロック82aに上記圧縮用テーブル60上の1列分の板
状物品Pを圧縮、挟持するための把持装置83が固定さ
れる。なお、上記の昇降用ロッドレスシリンダ82およ
び昇降ブロック82aは、把持装置83を昇降させるた
めの昇降装置を構成し、また移載用ロッドレスシリンダ
81および摺動用ブロック81aは、昇降装置82、8
2aを圧縮テーブル60および段ボール箱Bの各上方間
で水平に往復させるための摺動装置を構成している。
【0021】上記の把持装置83は、前記の圧縮用テー
ブル60上に置かれた1列の板状物品Pと平行になるよ
うに上記昇降ブロック82aに固定された把持用ロッド
レスシリンダ84を備えており、その一端側下面にブラ
ケット85を介して下向きの固定アーム86aが固定さ
れ、この固定アーム86aの下端に2本の挟持爪87a
が下向きに突設されると共に、把持用ロッドレスシリン
ダ84の摺動ブロック84aの方向に突出する2本の押
さえ爪88aが設けられる。なお、上記の挟持爪87a
は、圧縮用テーブル60上に置かれた板状物品Pの高さ
(この実施例では板状物品Pの幅)よりも若干長い寸法
を有し、かつ下端が内側に若干傾斜するように作られ
る。
【0022】また、上記ブラケット85の反対側に位置
する摺動ブロック84aには、上記の固定アーム86
a、挟持爪87aおよび押さえ爪88aに対向する摺動
アーム86b、挟持爪87bおよび押さえ爪88bが固
定される。ただし、固定側の押さえ爪88aおよび摺動
側の押さえ爪88bは、摺動ブロック84aが内側に摺
動した際、互いに干渉しないように前後にずらして固定
される(図1および図7参照)。
【0023】上記の構造において、図1に示す供給用コ
ンベヤ10によって送られた板状物品Pが供給用コンベ
ヤ10の端部および押さえローラ11(図2参照)の間
から排出されると、この板状物品Pは、渡り板12の上
を通る際に物品検出器13で検出され、配列コンベヤ1
4の前後2枚のフィン17、17間に縦に投入され、配
列コンベヤ14が1ピッチだけ前送りされる。ただし、
上記板状物品Pが物品検出器13で検出されない場合
は、次の板状物品Pが検出されて投入されるまで配列コ
ンベヤ14が停止する。その結果、配列コンベヤ14の
各フィン17間には、多数個の板状物品Pが1個ずつ連
続して挿入される。
【0024】上記配列コンベヤ14に所定個数(図1に
示す段ボール箱Bの上下方向の1列に並ぶ個数)の板状
物品Pが配列されると、この配列コンベヤ14が一端停
止し、図1において左側で待機中の押出しコーム21が
押出し用エアシリンダ22(図3参照)に駆動されて図
1の右方に前進し、配列コンベヤ14上の所定個数の板
状物品Pを整列テーブル32上まで押出し、この押出し
の完了と同時に整列テーブル32下方の揺動用エアシリ
ンダ30(図4参照)が駆動されて揺動テーブル27が
水平位置から起立し、その結果、上記1列分の板状物品
Pの下半部が上記の起立した揺動テーブル27、整列テ
ーブル32の右側の支持ガイド37、後側のプッシュア
ーム35および前側の抑え板43で囲まれ、上記の整列
状態に支持される。なお、上記の支持ガイド37および
プッシュアーム35は、ロッドレスシリンダ33の摺動
ブロック34に固定されている。
【0025】次いで、上記の押出しコーム21が昇降用
エアシリンダ24(図4参照)に駆動されて上昇し、上
記板状物品Pの列の上方に脱出した後、配列コンベヤ1
4の左側に後退し、更に下降して復帰する。そして、こ
の間に整列テーブル32の右側のロッドレスシリンダ3
3が駆動され、支持ガイド37およびプッシュアーム3
5が変向コンベヤ50の方に前進し、プッシュアーム3
5によって上記の板状物品Pおよびその前端の抑え板4
3が変向コンベヤ50上に押し進められる。このとき、
板状物品Pの左側面は、起立状態の揺動テーブル27お
よび変向コンベヤ50上の固定ガイド51によって案内
される。
【0026】上記1列分の板状物品Pが変向コンベヤ5
0上に移動すると、変向コンベヤ50の整列テーブル3
2側上方に位置する抑え用エアシリンダ49(図4参
照)が駆動されて昇降抑え板48が斜めに下降して上記
の1列に並ぶ板状物品Pの後端上部を係止し、しかるの
ち上記のロッドレスシリンダ33が反対向き(図1の下
方)に駆動され、上記の支持ガイド37およびプッシュ
アーム35が元に戻される。続いて、上記の変向コンベ
ヤ50が駆動され、上記の板状物品Pが列の両端を変向
コンベヤ50上のロープベルト53、53で支持されな
がら図1の右方に送られる。そして、上記の板状物品P
が変向コンベヤ50の端部に達し、上下揺動自在の案内
支持板57の側面ガイド板58、58間に排出される
と、この案内支持板57が板状物品Pの重量で下降し、
案内支持板57の下面が圧縮用テーブル60に接して停
止する。
【0027】案内支持板57が下降すると、圧縮用テー
ブル60の下方の取出し用エアシリンダ61が作動し、
そのピストンロッド61aか引っ込められ、プッシュバ
ー63が圧縮用テーブル60上を前進して上記の板状物
品Pをフランジ60a側に移送し、この圧縮用テーブル
60の端部上で待機中の固定側の挟持爪87aと可動側
の挟持爪87bとの間に進入させる。なお、この間に抑
え用エアシリンダ49および戻し用エアシリンダ47が
駆動され、抑え用エアシリンダ49によって昇降抑え板
48が、また戻し用エアシリンダ47によって戻しアー
ム46を介して抑え板43がそれぞれ元に戻される。
【0028】上記の固定側挟持爪87aおよび可動側挟
持爪87b間に1列の板状物品Pが進入すると、把持用
ロッドレスシリンダ84が駆動され、摺動ブロック84
aが摺動し、摺動アーム86bの下端の挟持爪87bお
よび押さえ爪88bがそれぞれ固定側に移動し、固定側
の挟持爪87aと摺動側の挟持爪87bとの間に上記の
板状物品Pを圧縮、挟持し、この板状物品Pの上面が押
さえ爪88a、88bで押さえられる。このとき、挟持
爪87a、87bの下端が若干上向きに傾斜しているた
め、板状物品Pがポケットテイッシュのようにプラスチ
ックフィルムで包まれ、滑り易い場合にも、下に脱落す
ることがなく、かつ上記の挟持に伴って列の中央の板状
物品Pが上方に押出されて脱落することもない。
【0029】上記1列分の板状物品Pが把持装置83で
把持されると、昇降用ロッドレスシリンダ82が駆動さ
れて上記把持装置83が上昇し、ストロークの上端に達
したのち、移載用ロッドレスシリンダ81が駆動されて
上記把持装置83が段ボール箱Bの上方に送られ、次い
で昇降用ロッドレスシリンダ82の駆動により把持装置
83が下降し、下端の挟持爪87a、87b間に挟持さ
れている板状物品Pが段ボール箱Bの中に進入し、上記
の挟持爪87a、87bを開くことにより、上記の板状
物品Pが段ボール箱B内に1列の整列状態で降ろされ
る。しかるのち、上記の把持装置83が圧縮用テーブル
60上に戻され、2列目の板状物品Pの移載を開始し、
この間に箱受け台70は、板状物品Pの列間隔だけ送ら
れる。
【0030】上記の実施例において、図1に示す配列コ
ンベヤ14の右側に変向コンベヤ50を平行移動し、配
列コンベヤ14上の板状物品Pを変向コンベヤ50上に
直接押出すようにしてもよい。また、供給用コンベヤ1
0で板状物品Pを搬送する場合、板状物品Pの長さ方向
を上記コンベヤ10の幅方向に向けて搬送することによ
り、板状物品Pを90度横転させるための案内支持板5
7を省略し、変向コンベヤ50上で上記の板状物品Pを
挟持するようにしてもよい。また、図1において、圧縮
用テーブル60の右側に段ボール箱Bを置き、かつ圧縮
用テーブル60の端部のフランジ60aを昇降自在のス
トッパに変更することにより、板状物品Pを持ち上げる
ことなくほぼ水平に移動して段ボール箱に充填すること
ができ、その際に案内支持板57を省略して圧縮用テー
ブル60の高さを変向コンベヤ50の上面と同じにした
り、また段ボール箱Bをその圧縮用テーブル60側が低
くなるように傾斜させたりすることができる。
【0031】
【発明の効果】この発明は、上記のとおり、複数枚の板
状物品を厚み方向が水平方向を向くように向きを揃えて
整列させるための整列手段と、この整列した板状物品を
列方向に圧縮し、その状態で段ボール箱に搬送するため
の圧縮移載手段とを備えているので、上記板状物品の整
列枚数を適宜に設定することにより、ポケットテイッシ
ュのように圧縮容易な板状物品を段ボール箱に多数行、
多数列、多段に整列しながら自動的に箱詰めすることが
できる。
【0032】そして、請求項2に記載した発明は、上記
の整列手段を配列コンベヤ、押出し装置および移送装置
で構成し、配列コンベヤによって所定個数の板状物品を
その厚み方向が搬送方向を向くように直立させて等間隔
に配列し、この配列コンベヤから段ボール箱の1列分に
相当する板状物品を側方に押出し、この押出された板状
物品を1列の整列状態で平坦な圧縮用テーブル上に移送
するものであるから、1列分の板状物品を正確に計数し
て圧縮用テーブル上に直立させて整列させることがで
き、その圧縮移載が容易になる。
【0033】また、請求項3に記載した発明は、上記の
圧縮移載手段を把持装置、昇降装置および摺動装置によ
って構成し、1列分の板状物品を上記把持装置の一対の
挟持爪で圧縮、挟持し、該把持装置を昇降装置で垂直に
昇降させ、この昇降装置を摺動装置によって側方に位置
する段ボール箱の上方に移動させることができるので、
深さのある段ボール箱に対して多数の板状物品を多段に
箱詰めすることが容易である。
【0034】また、請求項4に記載した発明は、段ボー
ル箱に充填されるべき板状物品の列方向に対して直角の
行方向に摺動自在で、かつ上下に昇降自在の箱受け台上
に段ボール箱を載置するようにしたものであるから、板
状物品の搬送方向や搬送距離を変更する必要がなく、箱
受け台を固定して圧縮移載手段の段ボール箱に対する停
止位置を制御する場合に比して構造を簡単にすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の全体平面図である。
【図2】配列コンベヤ入口部の側面図である。
【図3】配列コンベヤの平面図である。
【図4】配列コンベヤおよび整列テーブルの横断面図で
ある。
【図5】変向コンベヤの横断面図である。
【図6】変向コンベヤ排出部の縦断面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】圧縮用テーブルおよび箱受け台の断面図であ
る。
【符号の説明】
P:板状物品 B:段ボール箱 10:供給用コンベヤ 14:配列コンベヤ 17:フィン 20:押出し装置 21:押出しコーム 22:押出し用エアシリンダ 24:昇降用エアシリンダ 27:揺動テーブル 32:整列テーブル 35:プッシュアーム 37:支持ガイド 43:抑え板 46:戻しアーム 48:昇降抑え板 50:変向コンベヤ 51:固定ガイド 57:案内支持板 60:圧縮用テーブル 63:プッシュバー 70:箱受け台 72:昇降テーブル 75:摺動ブロック 81:移載用ロッドレスシリンダ 82:昇降用ロッドレスシリンダ 83:把持装置 84:把持用ロッドレスシリンダ 87a、87b:挟持爪 88a、88b:押さえ爪

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 厚み方向に容易に圧縮可能な長方形の板
    状物品の多数枚を複数列、複数行、複数段に整列して段
    ボール箱に充填するための箱詰め装置であり、上記複数
    枚の板状物品を厚み方向が水平方向を向くように向きを
    揃えて整列させるための整列手段と、この整列した板状
    物品を列方向に圧縮し、その状態で段ボール箱に搬送す
    るための圧縮移載手段とを備えた板状物品の箱詰め装
    置。
  2. 【請求項2】 整列手段が板状物品をその厚み方向が搬
    送方向を向くように直立させ、かつ等間隔に配列して送
    るようにした配列コンベヤと、該配列コンベヤから段ボ
    ール箱の1列分に相当する板状物品を側方に押出すため
    の押出し装置と、この押出された板状物品を1列の整列
    状態で表面が平坦な圧縮用テーブル上に移送するための
    移送装置とからなる請求項1に記載された板状物品の箱
    詰め装置。
  3. 【請求項3】 圧縮移載手段が、1列分の板状物品を列
    方向に対向する一対の挟持爪で圧縮、挟持するための把
    持装置と、該把持装置を昇降させるための昇降装置と、
    この昇降装置を側方に位置する段ボール箱の上方に移動
    させるための摺動装置とからなる請求項1または2に記
    載された板状物品の箱詰め装置。
  4. 【請求項4】 段ボール箱が該段ボール箱に充填される
    べき板状物品の列方向に対して直角の行方向に摺動自在
    で、かつ上下に昇降自在の箱受け台に載置されている請
    求項1〜3のいずれかに記載された板状物品の箱詰め装
    置。
JP21086792A 1992-07-14 1992-07-14 板状物品の箱詰め装置 Pending JPH0640406A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007217004A (ja) * 2006-02-15 2007-08-30 Mayekawa Mfg Co Ltd 寿司等の弁当容器盛付方法及び装置
JP2019131277A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 富士電機株式会社 搬送装置及び搬送方法
JP2019131276A (ja) * 2018-02-02 2019-08-08 富士電機株式会社 搬送装置及び搬送方法
US10836523B2 (en) * 2018-02-27 2020-11-17 The Challenge Printing Co. Tray filling apparatus for leaflets

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