JP3708640B2 - ストレッチ包装機 - Google Patents

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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65BMACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B11/00Wrapping, e.g. partially or wholly enclosing, articles or quantities of material, in strips, sheets or blanks, of flexible material
    • B65B11/54Wrapping by causing the wrapper to embrace one end and all sides of the contents, and closing the wrapper onto the opposite end by forming regular or irregular pleats

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フィルムロールから繰り出されて包装部に水平に張られたフィルムの下方からリフト手段により被包装物を押し上げて該被包装物の上面をフィルムで覆うと共に、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んで包装するストレッチ包装機に関する。
【0002】
【従来の技術】
肉、魚、野菜、果物等の食品の包装に広く用いられているストレッチ包装機は、本体の前面中央部の搬入部に供給された被包装物を該本体内部に搬入して、リフト手段により上方に押し上げることにより、その上方の包装部に水平状態に張られているフィルムに下方から押し付けて、該被包装物の上面をフィルムで覆うと共に、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込むことにより、該被包装物の全体を包装するように構成される。
【0003】
ところで、この種のストレッチ包装機では、皺がなくて見栄えよく、かつ確実な包装を行うため、包装部に供給されたフィルムの前後両側縁を前後のクランプ機構により挟持し、その後、このフィルムの下方からリフト装置により被包装物を押し上げてフィルムを伸張させたうえで被包装物の上面を覆うように構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のストレッチ包装機のように、リフト装置により被包装物を押し上げてフィルムを伸張させながら被包装物の上面を覆う場合、形崩れしにくい硬質トレーや食品等が被包装物であるときには、皺のない良好な包装が得られる反面、例えば形崩れし易い軟質トレーや柔らかく傷つき易い食品等が被包装物であるときには、被包装物でフィルムを伸張させた時にトレーの形状が崩れたり、食品が傷ついたりするため使用できない問題がある。そのため、軟質トレーや柔らかく傷つき易い食品等の被包装物を包装する場合には、形状が崩れたり、傷ついたりすることがないように、フィルムを過度に伸張させないように設定された包装機を用いていた。そのため、硬質トレー用の包装機と軟質トレー用の包装機とを別々に備えなければならない問題があった。
【0005】
そこで、本発明は、被包装物の硬軟に応じて包装時におけるフィルムの被包装物への伸張力を加減できるようにして、1台で硬軟いずれの被包装物についても良好な包装が得られるストレッチ包装機の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は次のような手段を用いることを特徴とする。
【0007】
まず、本願の請求項1に係る発明(以下、第1発明という)は、フィルムロールから繰り出されて包装部に水平に張られたフィルムの下方からリフト手段により被包装物を押し上げて該被包装物の上面をフィルムで覆うと共に、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んで包装するストレッチ包装機において、上記フィルムの先端部を挟持する第1クランプ手段と、フィルムのフィルムロール側を挟持する第2クランプ手段と、該第2クランプ手段よりもフィルムロール側に配置されるフィルム切断手段とを有する共に、上記フィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げ、その後に、第2クランプ手段でフィルムの後端部を挟持し、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断する第1モードと、第1クランプ手段が上記フィルムの先端部を、また第2クランプ手段がフィルムのフィルムロール側をそれぞれ挟持し、その状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断すると共に、リフト手段により被包装物を押し上げ、その後に、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放する第2モードとを設定し、かつ、これらの第1モードと第2モードを選択する選択手段を備えたこと特徴とする。
【0008】
また、請求項2に係る発明(以下、第2発明という)は、上記第1発明において、第1クランプ手段をフィルムの繰り出し方向に沿って往復動させる第1駆動手段と、第2クランプ手段をフィルムの繰出方向に沿って往復動させる第2駆動手段とを備える共に、第1モードにおいて、フィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段がフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げるとき、第1クランプ手段と第2クランプ手段とを被包装物に互いに近づけるように移動させ、その後に、第2クランプ手段でフィルムを挟持し、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断するように上記第1、第2クランプ手段、第1、第2駆動手段、リフト手段、フィルム切断手段を制御すること特徴とする。
【0009】
このような構成によれば、第1及び第2発明のいずれによっても、被包装物が硬くて形崩れしにくいものか、或は軟弱で形崩れし易いものかを登録された商品情報に基づいて選択して、被包装物が軟弱な場合には、選択手段で第1モードを選択することにより、フィルムロールから包装部に繰り出されたフィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げることによって、フィルムが引き出されることになる。これにより、被包装物に強い伸張力を与えないようにフィルムで覆い、その後に、第2クランプ手段でフィルムを挟持して、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断し、さらにその切断後、全てのクランプ手段によるフィルムの挟持を解放しながら、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んで、該被包装物の全体を包装することになる。
【0010】
これにより、リフト手段によるフィルムの伸張を抑えられるから、例えば軟弱なトレーの形状を崩したり、柔らかく傷つき易い食品に傷をつけたりすることなく包装することになる。
【0011】
また、被包装物が硬い場合には、上記選択手段で第2モードを選択することにより、包装部に繰り出されたフィルムの先端部を第1クランプ手段が、フィルムのフィルムロール側を第2クランプ手段がそれぞれ挟持し、その状態で第2クランプ手段の後方に位置するフィルム切断手段によりフィルムを切断すると共に、リフト手段により被包装物を押し上げて該被包装物に強く伸張させたフィルムで覆い、その後に、全てのクランプ手段によるフィルムの挟持を解放しながら、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んで、該被包装物の全体を包装することになる。
【0012】
これにより、リフト手段によりフィルムに強い伸張力を与えて例えば形崩れしにくい硬質トレーや食品に対し皺がなくて見栄えよく、かつ確実な包装を行なえる。
【0013】
ところで、フィルムの先端部を第1クランプ手段により固定し、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放してフィルムを繰り出す場合、被包装物とフィルムとの間でずれが生じることが考えられる。
【0014】
そこで、第2発明によれば、第1モードにおいて、第2クランプ手段によるフィルムの後端部の挟持を解放した状態で、フィルムを引き出しながらリフト手段により被包装物を押し上げるとき、第1クランプ手段を被包装物に近づけるように移動させることにより、被包装物に対しその両側からそフィルムの伸張力がそれぞれ作用しないようになり、フィルムが被包装物に対してずれることがなくなる。その上、第1クランプ手段と共に第2クランプ手段についても被包装物に近づけるように移動させることにより、第2クランプ手段の後方に位置するフィルム切断手段によりフィルムを切断するときに、フィルムの被包装物に対する前後方向の折り込み長さを均等に振り分けられる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について説明する。
【0016】
図1、図2に示すように、この実施の形態に係るストレッチ包装機1は、本体2の前面中央部に設けられて包装すべき被包装物を本体2内に搬入する搬入装置10と、その奥に設けられて本体2内に搬入された被包装物を上方に押し上げるリフト装置20と、その上方に設けられて押し上げられた被包装物を包装する包装装置30と該包装装置30の包装部にフィルムAを移送するフィルム供給装置40とを有すると共に、本体2の上部前方には包装された被包装物の排出部80が設けられており、また、本体2の上部後方には、上記包装部に供給される帯状の包装フィルムAのフィルムロールBを支持するロール支持部90が設けられている。
【0017】
また、本体2の上部一側方には処理実績データ等を表示する表示パネル100が設置されていると共に、本体2の上面ないし前面には各種の操作部材101…101が配設されており、これらは図示しない制御装置と接続されている。
【0018】
さらに、図2に示すように、本体2の内部下方には、上記搬入装置10、リフト装置20及び包装装置30の各部を駆動する駆動部110が設けられており、モータ111からチェーン112を介して供給される駆動力を、カム機構、クランク機構、リンク機構等を介して上記各部10,20,30に伝達するようになっている。
【0019】
上記搬入装置10は、本体2の受台2a上に設置された計量器11とウォーキングビーム機構12とを有し、計量器11には計量皿として櫛歯状の物品載置台13が取り付けられ、該台13上に載置された被包装物の重量が測定されるようになっている。
【0020】
上記ウォーキングビーム機構12は、昇降台14と送り台15とを有し、昇降台14は、下面に設けられて下方に延びる支持軸14aが上記本体2の受台2a上に固設されたスリーブ16に嵌合されて、該受台2aに昇降可能に支持されていると共に、該昇降台14の上面には前後方向に延びる左右一対のガイドロッド14b,14b(一方のみ図示)が架設されている。また、上記送り台15は、上記物品載置台13の各櫛歯の間にそれぞれ位置する複数の板部材を連結した構造とされていると共に、その下部に固設された左右一対のブロック部材15a,15a(一方のみ図示)が上記昇降台14のガイドロッド14b,14bに嵌合されて、該昇降台14に前後にスライド可能に支持されている。
【0021】
そして、上記駆動部110から延びる第1リンク部材113が上記昇降台14の支持軸14aに、第2リンク部材114が上記送り台15のブロック部材15aにそれぞれ連結されて、該駆動部110におけるモータ111からの駆動力により昇降台14が昇降されると同時に、該昇降台14上で送り台15が前後に駆動され、これにより、送り台15が、図示のように手前位置で物品載置台13の上面より沈んだ状態から上昇しながら本体2の内方へ前進して、上記載置台13上で重量を測定された被包装物をリフト装置20側に搬入するようになっている。
【0022】
また、上記リフト装置20は、昇降台21上に複数のリフト部材22…22を平行に立設した構成で、上記ウォーキング機構15における送り台15を構成する複数の板部材が各リフト部材22…22間に下方へ沈み込みながら進入することにより、該送り台15上の被包装物をリフト部材22…22上に受け取るようになっている。
【0023】
そして、上記昇降台21の下面に設けられた上下方向に延びる支持軸21aが上記駆動部110の外壁115に取り付けられた複数のローラ23…23に係合保持されて、該昇降台21が昇降可能に支持されていると共に、上記駆動部110から延びる第3リンク部材116が該昇降台21に連結されて、上記モータ111からの駆動力により該昇降台21が昇降され、上記リフト部材22…22上に受け取った被包装物を上方の包装装置30側へ押し上げるようになっている。
【0024】
一方、上記フィルム供給装置40は、上記フィルムロールBから垂下されたフィルムAの先端部を保持するフィルム保持機構41と該保持機構41のフィルム引き出し方向の前方側に設けられて包装時にフィルムAを緊張状態に挟持する後側クランプ機構42とこれら両手段間に配置されてフィルムAを切断するフィルム切断機構43とを一体的に備えた第1フィルム保持ユニット44と、該保持ユニット44のフィルム引き出し方向前方に配置されて、上記フィルム保持機構41に保持されたフィルムAの先端部を受け取り可能とされた前側クランプ機構45を備えた第2フィルム保持ユニット46とを有している。これら、第1及び第2フィルム保持ユニット44,46は、本体2の両側部に架設された左右一対のガイドロッド47,47に前後に移動可能に支持されている。
【0025】
そして、これらの第1及び第2フィルム保持ユニット44,46をベルト48,49を介して前後に駆動する一対の第1及び第2モータ(第1及び第2駆動手段)51,52が備えられて、これらのモータ51,52による上記第1及び第2フィルム保持ユニット44,46の移動によりフィルムAが包装部の前後に張り渡されるようになっている。
【0026】
第2フィルム保持ユニット46の前側クランプ機構45は、図5及び図8に示すようにガイドロッド47,47に摺動自在に支持された前側移動フレーム53と、該フレーム53の上部に設けられた平面櫛歯状の固定挟持歯54と、該固定挟持歯54の下方位置に揺動自在に支持される櫛歯状の可動挟持歯55と、該可動挟持歯55をトグル作用を有するリンク機構56を介し揺動させてフィルムAを挟持または解放させる第1ソレノイド57,57とを有している。また、前側移動フレーム53の一端下部には、上記第2モータ52により前後方向に回転されるベルト49が連結されている。
【0027】
また、第1フィルム保持ユニット44のフィルム保持機構41は、図4及び図8に示すように、ガイドロッド47,47に摺動自在に支持された後側移動フレーム58の後部に配置され、かつ該フレーム58の両側壁58a,58a間に架設される上下一対のローラ61,62と、これらローラ61,62と上記フィルム切断機構43との間に介在される平面櫛歯状で上下一対のフィルム受け部材63,64とを有し、上記ローラ61,62のうち下方ローラ62は、後側移動フレーム58に対し上下動可能に支持されると共に、上方ローラ61の下面に当接するようにスプリング65で付勢されている。これにより、両ローラ61,62で、フィルムAの先端部を挟んで保持すると共に、フィルムAの先端をフィルム受け部材63,64間に支持させるようになっている。
【0028】
また、後側クランプ機構42は、図6及び図8に示すように、後側移動フレーム58の側壁間の上部に固設された側面凹凸状の固定挟持歯66と、該固定挟持歯66の下方位置に上下動自在に支持される側面凹凸状の可動挟持歯67と、該可動挟持歯67をトグル作用を有する押上リンク機構68を介し昇降させてフィルムAを両挟持歯66,67間に挟持または解放させる第2ソレノイド69とを有している。
【0029】
さらに、フィルム切断機構43は、図7及び図8に示すように、フィルム受け部材63,64と上記後側クランプ機構42の両挟持歯66,67との間に介装されるカッタ71と、このカッタ71の基部71aに連結され、該カッタ71をリンク機構72…72を介し昇降させてフィルムAの切断を行う第3ソレノイド73とを有している。また、後側移動フレーム58の他端下部には、図6に示すように上記第1モータ51により前後方向に回転されるベルト48が連結されている。
【0030】
このような構成により、図9に示すように、第1フィルム保持ユニット44と第2フィルム保持ユニット46とを接近移動させたとき、前側クランプ機構45の各挟持歯54,55が、後側クランプ機構42における各挟持歯56,67の各凹部66a,67aによって形成される空間部を貫通して、フィルム受け部材63,64の両凹部63a,64a内まで挿入されることになり、該位置で第1ソレノイド57を作動させて上記挟持歯54,55を挟持動作させることにより、フィルム受け部材63,64間に位置するフィルムAの先端部を挟持することが可能となっている。その場合、後側クランプ機構42によるフィルムAの挟持は解放されている。
【0031】
そして、上記前側クランプ機構45でフィルムAの先端部を挟持した後、該クランプ機構45によりフィルムAを引き出す時には、上下ローラ61,62がスプリング125の押圧力に抗し遊転されて該フィルムAの引き出しを許すようになっていると共に、前側クランプ機構45でフィルムAの先端部が挟持された状態のもとで第1フィルム保持ユニット44を包装部30の後端部側に移動させるときにも、上下ローラ61,62がスプリング65の押圧力に抗し遊転されて該第1フィルム保持ユニット44の移動を許すように構成されている。
【0032】
また、上記本体2の後部には、ロール支持部90から垂下されるフィルムAをフィルム保持機構41にセットするためのセットプレート74が設けられている。このセットプレート74は、ロール支持部90から垂下されるフィルムAのフィルム引出し方向後方位置から本体2の前方側に向かって突出し、上記第1フィルム保持ユニット44のフィルムAの垂下位置を越えての後方移動によりフィルム保持機構41及び後側クランプ機構42にセットプレート74の先端部がフィルムAと共に突入して、フィルムAをフィルム保持機構41及び後側クランプ機構42に保持させ得る構造となっている。また、セットプレート74は、不使用時に該プレート74を伝達部材75を介して水平位置から直立の退避位置に揺動させるモータ76が備えられている。
【0033】
また、上記包装装置30には、上記のようにして張り渡されたフィルムAに対してリフト装置20により下方から被包装物が押し付けられた状態で、該フィルムAの周辺部を被包装物の底面側に折り込むための左右一対の横折り込み部材31,31及び後折り込み部材32と、これらによりフィルムAの左右両側と後側とが折り込まれた状態で被包装物を前方の排出部80に押し出すことにより、該フィルムAの前側を被包装物の底面側に折り込ませる排出部材33とが備えられている。
【0034】
これらのうち、一対の横折り込み部材31,31は、本体2の前後部に左右方向延びるように架設された一対のガイドロッド34,34に、後折り込み部材32と排出部材33とは本体2の左右両側部に前後方向に延びるように架設された各一対のガイドロッド35,35,36,36に、それぞれ左右または前後にスライド可能に支持されている。
【0035】
そして、チェーン37を介して左右の横折り込み部材31,31を包装部の左右両側部に互いに離接するように駆動するモータ38が備えられていると共に、上記駆動部110から延びる第4、第5リンク部材117,118が後折り込み部材32及び排出部材33にそれぞれ連結され、駆動部110におけるモータ111からの駆動力により、該後折り込み部材32と排出部材33とが駆動されるようになっている。
【0036】
その場合、上記横折り込み部材31,31は、これの離間位置からさらに所定量離間する方向に移動可能とされている。
【0037】
また、図10に示すように上記横折り込み部材31,31の上部には、これらの横折り込み部材31,31に対し所定の間隔をおいて相対向するガイド部材39,39が設けられ、かつ、これらの横折り込み部材31,31とガイド部材39,39との間に後折り込み部材32を介在させた構成となっている。これにより横折り込み部材31,31によるフィルムAの折り込み時にその折り込み動作を利用して被包装物を上記ガイド部材39,39の上に載せるようにして、後折り込み部材32,32によるフィルム後部の折り込み時に、後折り込み部材32により被包装物を前方に移動させるといったことなくフィルムAの後部を被包装物の底面に折り込めるようになっている。
【0038】
そして、上記横折り込み部材31,31の離間位置における下方位置に、左右一対のサイドクランプ機構121,121が配設され、これらのサイドクランプ機構121,121は、上記リフト装置20における昇降台21の昇降動作に関連して昇降されてフィルムAの左右両側部をそれぞれ挟持するようになっていると共に、その挟持状態のもとで横折り込み部材31,31の離間位置からさらに離間する方向への移動に関連して両サイドクランプ機構121,121は互いに離間する方向に移動されて、フィルムAを左右方向に伸張させるようになっている。
【0039】
このサイドクランプ機構121,121は、図11ないし図14に示すように上記横折り込み部材31,31の離間位置における下方に配設される上側クランプ部材122,122と該クランプ部材122,122の下面に圧接可能に上下移動される下側クランプ部材123,123とを有している。
【0040】
上側クランプ部材122は、図11に示すようにフィルムAを押さえる上側クランプ板124を有し、該クランプ板124の一端部には、摺動部材125が設けられ、該摺動部材125を介してガイドロッド34にスライド可能に支持されており、一方、他端部の上面には、該クランプ板124の上面に固定される枠部材126を介して外側方に突出するスライド杆127が固設され、該スライド杆127を介して本体2側に設けられるブラケット128にスライド可能に支持されている。そして、スライド杆127の軸上で、枠部材126とブラケット128との間にはスプリング129が介装されて、スプリング129により上側クランプ板124が横折り込み部材31,31の離間位置下方で、上記スライド杆127がブラケット128から包装部30の中間部側に最大押し出された位置に位置するように付勢されている。また、上側クランプ板124,124には、係合溝124aが設けられていると共に、摺動部材125,125には、上記離間位置にて横折り込み部材31,31の外側面と当接する当接部125a,125aが設けられ、横折り込み部材31,31の離間位置からさらに離間する方向への移動に伴い、上側クランプ板124,124も離間方向に追従して移動するようになっている。
【0041】
一方、下側クランプ部材123,123は、下側クランプ板131と、該クランプ板131を上部に揺動可能に支持する昇降板132とを有し、下側クランプ板131には、上側クランプ板124の係合溝124aに係合する係止片131aが上方に突設されている。昇降板132は、本体2に固設された箱形の取付部材133に枢支軸134を介して揺動可能に支持される支持部材135の前壁135aに上下移動可能に支持されている。また、昇降板132の支持部材135との対向側面には、上下に延びる一対のガイドレール部132a,132aが形成され、また、支持部材135の前面には、上方に突出する前壁135aと該前壁135aの両側から前方に延び、上記枢支軸134に枢支される一対の支持片135b,135bとを備えている。該前壁135aには、上記ガイドレール部132a,132aに遊挿される複数のガイドローラ136…136が設けられ、これらのガイドローラ136…136を介して昇降板132が支持部材135の前面に沿って上下移動可能に支持されている。また、支持部材135の遊端側下部には、ブラケット137が固定され、該ブラケット137と取付部材133との間にはスプリング138が介装され、支持部材135が水平姿勢を保つように付勢させていると共に、昇降板132の下部と支持部材135との間にもスプリング139が介装されて、昇降板132が支持部材135に対して上昇するように付勢されている。なお、符号141は、ブラケット137の上面と当接して支持部材135の遊端部の取付部材133側への最終揺動位置を決めるための調整ボルトで、取付部材133に固定されたナット142に螺合されている。
【0042】
また、上記昇降板132の本体前方側の下部には係合ローラ143が設けられる一方、上記リフト装置20の昇降台21の前部側両側部には上記係合ローラ143と係合する逆L形の係合部材24,24が設けられて、昇降台21が下降するとき、その下降行程の後期に係合部材24が上記係合ローラ143と係合して昇降板132をスプリング139に抗して下方に引き下げ、また、昇降台21が上昇するとき、その上昇行程の初期に、係合部材24の上昇に伴って昇降板132がスプリング139により引き上げられ、下側クランプ板131が上側クランプ板124に対接して、フィルムAの左右両側部をそれぞれ挟持するようになっている。
【0043】
そして、図13に示すようにこの挟持状態のもとで、上記横折り込み部材31,31をその離間位置からさらに所定量離間する方向に移動させることにより、上記サイドクランプ機構121,121も枢支軸134,134を中心として、フィルム伸張位置へ揺動されて、フィルムAを左右方向に伸張するようになっている。
【0044】
さらに、上記横折り込み部材31,31を接近方向に移動させてフィルムAの左右両側縁を被包装物の底面側に折り込む際に、所定のタイミングで上記昇降板132,132を所定量下方に押し下げて上側クランプ板124と下側クランプ板131とによるフィルムAの挟持を解放する解放機構144,144が備えられている。この解放機構144,144は、支持部材135の下部に支持片145を介して上下方向に揺動可能に支持された押下げ杆146と、支持部材135のブラケット137内側部に固設され、上記押下げ杆146を揺動させる第4ソレノイド147と、昇降板132の支持部材135との対向面下部に設けられる係合片148とで構成されている。
【0045】
そして、解放機構144の第4ソレノイド147は、上記横折り込み部材31,31が離間位置からさらに離間した伸張位置から近接方向に移動して、フィルムAの両側部を折り込むときのタイミングに合せてソレノイド147,147が作動される。
【0046】
このような構成により、昇降板132,132がフィルムAを挟持する上昇位置に位置し、かつ横折り込み部材31,31が離間位置から近接方向に移動して、フィルムAの両側部を折り込むとき、図14に示すように所定のタイミングでソレノイド147を作動して押下げ杆146を下方に揺動させることにより、該押下げ杆146で上記係合片148を押し下げ、これにより昇降板132を下方に押し下げて、上側クランプ板124と下側クランプ板131とによるフィルムの挟持及び係止片131aと係合溝124aとの係合を解放するようになっている。
【0047】
一方、この包装機には、図15に示すように、上記駆動用のモータ111、横折り込み用のモータ38,第1及び第2モータ51,52、第1〜第3ソレノイド57,69,73、147、セットプレート74のフィルムセット用のモータ76の制御を行うコントロールユニット150が備えられている。
【0048】
そして、このコントロールユニット150には、上記フィルムAの前端部を前側クランプ機構45が挟持し、後側クランプ機構42によるフィルムAの後端部の挟持を解放した状態で、リフト装置20により被包装物を押し上げると共に、後側クランプ機構42を包装部のフィルム繰り出し方向中間部に近づくように移動させ、その後に、後側クランプ機構42でフィルムAの後端部を挟持し、その挟持状態でフィルム切断機構43によりフィルムAを切断する第1モードと、上記フィルムAの前端部を前側クランプ機構45が、フィルムAのフィルムロール側を後側クランプ機構42がそれぞれ挟持し、その状態で、フィルム切断機構43によりフィルムを切断すると共に、リフト装置20により被包装物を押し上げ、その後に、後側クランプ機構42によるフィルムAの挟持を解放する第2モードとが記憶されたメモリ151が備えられている。さらに、このメモリ151には、包装される被包装物、つまり被包装物の商品コード毎に、使用されるトレーが硬いトレーまたは軟質トレーのいずれであるかが記憶されている。これにより、被包装物の搬入装置10への投入前に、例えば作業者が操作部材101のキーを操作することにより、該被包装物の商品コードが上記コントロールユニット150に入力され、コントロールユニット150は、その入力されたコード記号から硬いトレーであるか軟質トレーであるかを読み出し、その読み出した結果に基づいてメモリー151に予め記憶された第1モードと第2モードとのうちのいずれかを選択し、選択したモードに基づいた所定のタイミングに従って、上記駆動用のモータ111、横折り込み用のモータ38、第1及び第2モータ51,52、フィルムセット用のモータ76に対するそれぞれのモータ駆動信号と、第1〜第4ソレノイド57,69,73、147に対する作動信号とをそれぞれ出力するようになっている。
【0049】
また、この包装機1の本体2の一方の側部2bには、本体2の前部中央に位置する搬入装置10の一側方において、本体2の上部の包装装置30の側端部の下方に位置するように、ラベルプリンタ(図示せず)が内蔵されており、制御装置からの出力信号に基づいて被包装物の重量や価格などをラベルに印字して発行するようになっている。
【0050】
次に、このストレッチ包装機の作用を説明する。
【0051】
まず、所定の操作部材101を用いて次に処理する被包装物のコードを入力すると、制御装置の動作として、該被包装物についての単価や風袋重量、さらにはその他の情報が記憶装置から呼び出される。その後、被包装物を図2に示す搬入装置10における物品載置台13上に載置すると、計量器11によりその物品の重量が計量されて、上記制御装置により、その重量と上記の単価や風袋重量等からその被包装物の価格が算出される。
【0052】
そして、重量の計量が終了すれば、駆動部110におけるモータ111が作動することにより、該搬入装置10におけるウォーキングビーム機構12の昇降台14が昇降すると同時に、該昇降台14上で送り台15が前方に移動することにより、該送り台15が上記載置台13上の被包装物を持ち上げて本体2の内部に搬入し、リフト装置20における複数のリフト部材22…22上に受け渡す。また、このリフト部材22…22上に受け渡された被包装物は、上記駆動部110からの駆動力によってリフト装置20の全体が上昇することにより、本体2の上方の包装装置30側に押し上げられる。
【0053】
また、包装装置30の包装部には、フィルム供給装置40によりフィルムAが移送される。その場合、予めセットプレート74を介してフィルムロールBから引き出されたフィルムAの前端部を保持し、かつ包装部の後端部に位置する第1フィルム保持ユニット44と、包装部の前端部に位置する第2フィルム保持ユニット46とが、第1及び第2モータ51,52の作動により、包装部の中間部に移動される。そして、この中間部にて、上述したように前側クランプ機構45がフィルム保持機構41に保持されたフィルムAの先端部を挟持し、第1及び第2モータ51,52の作動により、上記第1フィルム保持ユニット44が包装部の後端部に、また第2フィルム保持ユニット46が包装部の前端部にそれぞれ戻るように移動されて、所定量のフィルムAの引き出しを行うことになる。このとき、上記第1フィルム保持ユニット44が先に包装部の後端部に移動して停止し、前側クランプ機構45のフィルム引き出し途中にて後側クランプ機構42が作動してフィルムAを挟持し、その後の前側クランプ機構45のフィルム引き出しによりフィルムAを伸張すると共に包装部の前端部で停止する。また、上記リフト装置20の上昇に連動して上述したように左右のサイドクランプ部材121,121が作動して、上記フィルムAの左右両側部が挟持され、その状態で上記リフト装置20により被包装物がさらに上昇して、フィルムAに下方から押し付けられることにより、該被包装物の上面がフィルムAで覆われる。
【0054】
次に、モータ38により左右の横折り込み部材31,31が互いに接近するように移動して、フィルムAの両側部が被包装物の底面側に折り込まれると共に、駆動部110からの駆動力により後折り込み部材32及び排出部材33が前方へ駆動され、フィルムAの後部が被包装物の底面側に折り込まれ、かつ、被包装物の前方への排出に伴って該フィルムAの前部も折り込まれ、その上で該被包装物が排出部80に送り出されることになる。
【0055】
そして、以上の包装動作において、上記被包装物の搬入装置10への投入前に、例えば作業者がキー等の操作部材101を操作したとき、該被包装物の商品コードが上記コントロールユニット150に入力される。そして、コントロールユニット150は、その入力されたコード記号から例えば被包装物に使用されているトレーが硬質トレーであるか軟質トレーであるかを読み出し、読み出した結果が軟質トレーである場合には、メモリ151に記憶された第1モードに基づいて、また、硬質トレーである場合には、メモリ151に記憶された第1モードに基づいて前後のクランプ機構42,45、フィルム切断機構43、第1及び第2モータ51,52をそれぞれ次にように制御することになる。
【0056】
つまり、読み出した結果が軟質トレーTである場合には、図16に示すように、フィルムAがその前後を前側クランプ機構45と後側クランプ機構42とにより挟持された状態で水平に張り渡された後、上記リフト装置20におけるリフト部材22が上昇して軟質トレーTがフィルムAに当たる前に、後側クランプ機構42によるフィルムAのフィルムロール側の挟持を解放させる。これにより、図17に示すようにフィルムAの前端部が前側クランプ機構45に挟持され、後側クランプ機構42によるフィルムAの挟持が解放された状態のもとで、リフト装置20により軟質トレーTを押し上げることにより、フィルムAをフィルムロールBから引き出して軟質トレーTに強い伸張力を与えないようにしてフィルムAで覆うことになる。このとき、第1及び第2モータ51,52を作動して第2フィルム保持ユニット46と第1フィルム保持ユニット44とを互いに軟質トレーTに近づくように移動させる。そして、その移動後、図18に示すように後側クランプ機構42がフィルムAを挟持し、該クランプ機構42の後方に位置するフィルム切断機構43のカッタ71によりフィルムAを切断することになる。
【0057】
これにより、フィルムAが引き出されたときに前側クランプ機構45を軟質トレーTに近づくように移動させることにより、フィルムAが軟質トレーTに対してずれたりするのを阻止することができ、また、前側クランプ機構45の軟質トレーT側への移動と共に第1フィルム保持ユニット44についても軟質トレーTに近づくように移動させることにより、フィルムAの軟質トレーTに対する前後方向の折り込み長さを均等に振り分けることが可能となり、フィルムAの長さを必要用最小限に抑えてフィルム無駄をなくすることができる。さらに、その切断後、全てのクランプ機構を解放しながらフィルムAの周辺部を軟質トレーの底面側に折り込むことにより、軟質トレーの形状を崩したりすることなく包装することになる。
【0058】
また、コントロールユニット150は、コード記号から読み出した結果が硬質トレーT′である場合には、メモリ151に記憶された第2モードに基づいて、次にように、前後のクランプ機構42,45、フィルム切断機構43、第1及び第2モータ51,52をそれぞれ次にように制御することになる。
【0059】
つまり、第2モードでは、図19に示すように前側クランプ機構45と後側クランプ機構42とでフィルムAの前端部とフィルムロール側とをそれぞれ挟持して包装部に水平に張り渡された後、その前後のクランプ機構42,45による挟持状態で後側クランプ機構42の後方に位置するフィルム切断機構43によりフィルムAを切断し、その切断後リフト装置20のリフト部材22により硬質トレーT′を押し上げて強く伸張させたフィルムで硬質トレーT′を覆うことになる。そして、その後に、全てのクランプ機構によるフィルムAの挟持を解放しながら、該フィルムAの周辺部を硬質トレーT′の底面側に折り込んで、該硬質トレーT′の全体を包装することになる。
【0060】
これにより、リフト装置20によりフィルムAに強い伸張力を与えて硬質トレーT′に対し皺がなくて見栄えよく、かつ確実な包装を行なえる。
【0061】
以上の実施の形態では、操作部材101の操作による商品コードの入力に関連させてコントローラユニット150で第1モードと第2モードとの選択を自動的に行うようにしたが、この他、例えば被包装物のリフト装置20への搬送経路にトレーが硬質トレーであるか軟質トレーあるかを判別するセンサを設けて、該センサからコントロールユニット150に入力される検出信号に基づいて第1モードと第2モードと切換えを行うようにしてもよいし、さらには、第1モードと第2モードとの切換スイッチ等を操作部材101近くに設けて、該スイッチを作業者が手動操作により切換えることにより選択するようにしてもよい。
【0062】
また、上記した実施の形態では、フィルムを搬送する方向が、本体2の前後方向であるものについて説明したけれども、この他、例えばフィルムを搬送する方向が、本体2の左右方向であるものについても前後方向の場合と同様に適用できることは勿論である。
【0063】
【発明の効果】
このような構成によれば、第1及び第2発明のいずれによっても、被包装物が硬くて形崩れしにくいものか、或は軟弱で形崩れし易いものかを登録された商品情報に基づいて選択して、被包装物が軟弱な場合には、選択手段で第1モードを選択することにより、フィルムロールから包装部に繰り出されたフィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げることによって、フィルムが引き出されることになり、これにより被包装物に強い伸張力を与えないようにフィルムで覆うことが可能となる。そして、その後に、第2クランプ手段でフィルムを挟持して、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断し、さらにその切断後、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込むことにより、例えば軟弱なトレーの形状を崩したり、柔らかく傷つき易い食品に傷をつけたりすることなく包装することができる。
【0064】
また、被包装物が硬い場合には、上記選択手段で第2モードを選択することにより、包装部に繰り出されたフィルムの先端部を第1クランプ手段が、フィルムのフィルムロール側を第2クランプ手段がそれぞれ挟持し、その状態で第2クランプ手段の後方に位置するフィルム切断手段によりフィルムを切断すると共に、リフト手段により被包装物を押し上げて該被包装物に強く伸張させたフィルムで覆うことが可能となる。そして、その後に、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放し、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んむことにより、リフト手段によりフィルムに強い伸張力を与えて例えば形崩れしにくい硬質トレーや食品に対し皺がなくて見栄えよく、かつ確実な包装を行なうことができる。
【0065】
また、第2発明によれば、第1モードにおいて、第2クランプ手段によるフィルムの後端部の挟持を解放した状態で、フィルムを引き出しながらリフト手段により被包装物を押し上げるとき、第1クランプ手段を被包装物に近づけるように移動させるようにしたから、被包装物に対しその両側からフィルムの伸張力がそれぞれ作用しないようになり、フィルムが被包装物に対してずれることを防止できる。その上、第1クランプ手段と共に第2クランプ手段についても被包装物に近づけるように移動させることにより、第2クランプ手段の後方に位置するフィルム切断手段によりフィルムを切断するときに、被包装物に対するフィルムの前後方向の折り込み長さを均等に振り分けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るストレッチ包装機の全体斜視図である。
【図2】 同包装機の内部構造を示す側面図である。
【図3】 同じく内部構造を示す一部省略正面図である。
【図4】 図3のア−ア線から見た第1フィルム保持ユニットと第2フィルム保持ユニットとの概略平面図である。
【図5】 図4のイ−イ線断面図である。
【図6】 図4のウ−ウ線断面図である。
【図7】 図4のエ−エ線断面図である。
【図8】 図4のオ−オ線断面図である。
【図9】 後側クランプ機構から前側クランプ機構へのフィルムの受渡し状態を示す縦断面図である。
【図10】 横及び後折り込み部材の配置状態を示す概略平面図である。
【図11】 図10のカ−カ線断面図である。
【図12】 下側クランプ部材の側面図である。
【図13】 サイドクランプ機構によるフィルムの左右伸張状態を示す説明図である。
【図14】 サイドクランプ機構によるフィルムの解放状態を示す説明図である。
【図15】 フィルム供給装置の制御システム図である。
【図16】 フィルムを包装部に張り渡した後軟質トレーを上昇させる途中の状態を示す説明図である。
【図17】 軟質トレーが上昇位置に位置した状態を示す説明図である。
【図18】 同じくフィルムを切断する状態を示す説明図である。
【図19】 フィルムを包装部に張り渡した後硬質トレーを上昇させる途中の状態を示す説明図である。
【図20】 硬質トレーが上昇位置に位置した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ストレッチ包装機
20 リフト手段(リフト装置)
42 第2クランプ手段(後側クランプ機構)
43 フィルム切断手段(フィルム切断機構)
45 第1クランプ手段(前側クランプ機構)
150 選択手段(コントロールユニット)
A フィルム
B フィルムロール

Claims (2)

  1. フィルムロールから繰り出されて包装部に水平に張られたフィルムの下方からリフト手段により被包装物を押し上げて該被包装物の上面をフィルムで覆うと共に、該フィルムの周辺部を被包装物の底面側に折り込んで包装するストレッチ包装機であって、上記フィルムの先端部を挟持する第1クランプ手段と、フィルムのフィルムロール側を挟持する第2クランプ手段と、該第2クランプ手段よりもフィルムロール側に配置されるフィルム切断手段とを有する共に、上記フィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げ、その後に、第2クランプ手段でフィルムの後端部を挟持し、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断する第1モードと、第1クランプ手段が上記フィルムの先端部を、また第2クランプ手段がフィルムのフィルムロール側をそれぞれ挟持し、その状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断すると共に、リフト手段により被包装物を押し上げ、その後に、第2クランプ手段によるフィルムの挟持を解放する第2モードとが設定されており、かつ、これらの第1モードと第2モードを選択する選択手段が備えられていること特徴とするストレッチ包装機。
  2. 第1クランプ手段をフィルムの繰り出し方向に沿って往復動させる第1駆動手段と、第2クランプ手段をフィルムの繰出方向に沿って往復動させる第2駆動手段とが備えられている共に、第1モードにおいて、フィルムの先端部を第1クランプ手段が挟持し、第2クランプ手段がフィルムの挟持を解放した状態で、リフト手段により被包装物を押し上げるとき、第1クランプ手段と第2クランプ手段とを被包装物に互いに近づけるように移動させ、その後に、第2クランプ手段でフィルムを挟持し、その挟持状態でフィルム切断手段によりフィルムを切断するように上記第1、第2クランプ手段、第1、第2駆動手段、リフト手段、フィルム切断手段を制御すること特徴とする請求項1に記載のストレッチ包装機。
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