JPH1111413A - ストレッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置 - Google Patents

ストレッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置

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JPH1111413A
JPH1111413A JP18043297A JP18043297A JPH1111413A JP H1111413 A JPH1111413 A JP H1111413A JP 18043297 A JP18043297 A JP 18043297A JP 18043297 A JP18043297 A JP 18043297A JP H1111413 A JPH1111413 A JP H1111413A
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JP
Japan
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article
film
stretch film
frame
packaging
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JP18043297A
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English (en)
Inventor
Kazuo Saiki
一男 斎木
Takashi Aoyama
敬 青山
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Fuji Machinery Co Ltd
Original Assignee
Fuji Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サンドイッチの商品価値を低下させることな
く、ストレッチフィルムで良好に包装する。 【解決手段】 ストレッチフィルムFが展張される包装
部Sの下方に、トレー16にサンドイッチ17を挿入し
た物品18を押上げる物品受台装置30が配設される。
また包装部Sの下方に、平面において略四角形状の枠状
に形成された枠体35を備える押上げ部材36が昇降自
在に配設される。物品受台装置30に載置された物品1
8を包装部Sに展張されているストレッチフィルムFに
当接して押上げるのに先立って、前記枠体35が上昇し
てストレッチフィルムFを押上げて引伸ばす。そして、
物品受台装置30の物品18は、枠体35により押上げ
られたストレッチフィルムFに向けて押上げられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ストレッチフィ
ルム包装機において、包装部に展張把持されたストレッ
チフィルムに向けて三角形状のサンドイッチ入りトレー
容器を押上げ供給し、その底部において該フィルムを折
込むサンドイッチの包装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ストレッチフィルム包装機により三角形
状のサンドイッチを包装するものとして、例えば実公平
7−35586号に開示の装置が存在する。この装置で
は、供給品受台に載置されたサンドイッチを、該供給品
受台の上方に予め引出されて展張されているストレッチ
フィルムに向けて上昇する前に、平面コ字状の型形成部
材で該フィルムを予め押上げることで、サンドイッチの
三角頂部にストレッチフィルムからの大きな力が作用し
ないよう構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記サンドイッチの頂
部付近を保護するために、平面コ字状の型形成部材によ
り予めストレッチフィルムの押上げを行なうと、そのコ
字状の隙間となる部分にフィルム押上げ時に中弛み現象
を生じ、フィルム全体が良好に引伸ばされない欠点があ
る。その結果として、ストレッチフィルムに対するサン
ドイッチの押上げ時には、その頂部は潰れることなく比
較的良好に包装されるが、サンドイッチの底面にストレ
ッチフィルムを折込む際に、サンドイッチの傾斜面や、
特にサンドイッチの底面側に位置する鋭角角部が折込ま
れるフィルムの張力に負けて押潰されてしまい、サンド
イッチに損傷を与えずに商品価値を低下させないような
包装を行なうことは期待できなかった。また、サンドイ
ッチの内容物の露出面(上方から下方に向けての傾斜面)
がストレッチフィルムの張力により押され、その内容物
が該フィルムに押出されて密着してしまい、商品価値を
低下させる難点も指摘される。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している課題に鑑み、これを好適に解決するべく提案さ
れたものであって、サンドイッチの商品価値を低下させ
ることなく、ストレッチフィルムで良好にサンドイッチ
の包装が可能なストレッチフィルム包装機におけるサン
ドイッチ包装装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため本発明は、所定寸法の
ストレッチフィルムが展張される包装部に対応して上下
動可能に設けられ、その上昇時に包装部に展張されたス
トレッチフィルムを押上げる押上げ部材と、物品供給装
置から移送されて受台に載置された三角形状のトレーに
同形状のサインドイッチが挿入された物品を、前記押上
げ部材によるフィルム押上げ動作後に前記包装部へ押上
げる物品受台装置と、該受台装置の受台に載置されてい
る物品の底面に対し前記ストレッチフィルムをその前後
左右方向から折込んで包装する折込み装置とを備えたス
トレッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置
において、前記押上げ部材は平面包囲枠状の枠体を備
え、前記枠体における内周縁で囲まれる空所は、前記物
品受台装置の受台に載置された状態で押上げられる物品
および受台が通過可能な寸法に設定され、前記枠体のス
トレッチフィルムに対する上方当接面は、前記トレーに
挿入されたサンドイッチの上側に臨む傾斜面に沿うよう
に傾斜状に設定されていることを特徴とする。
【0006】
【作用】所定寸法のストレッチフィルムが包装部に展張
されると共に、三角形状のトレーに同形状のサンドイッ
チが挿入された物品は、物品供給装置により移送されて
物品受台装置の受台に載置される。物品受台装置の受台
に載置された物品を包装部に展張されているストレッチ
フィルムに当接して押上げるのに先立って、その空所内
を物品および受台が通過可能な平面包囲枠状で、かつフ
ィルム当接面がサンドイッチの傾斜面に沿うように傾斜
状に形成された枠体を備える押上げ部材が上昇して、ス
トレッチフィルムにおける物品を包囲する部分を押上げ
て引伸ばす。物品受台装置の受台に載置された物品は、
押上げ部材により押上げられたストレッチフィルムに向
けて押上げられると共に、押上げ部材はストレッチフィ
ルムを引伸ばした後に、物品受台装置が物品を最上昇位
置に到達させる前に下降する。そして、上方からストレ
ッチフィルムで覆われた物品の底面側に対し、折込み装
置によって前後左右の方向からストレッチフィルムを折
込むことにより包装が完了する。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るストレッチフ
ィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置につき、好
適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら以下説明
する。
【0008】図1は、ストレッチフィルム包装機におけ
るサンドイッチ包装装置の概略構成を示すものであっ
て、図示しない原反ロールから引出されて所定寸法に切
断されたストレッチフィルムFは、フィルム搬送装置1
0の送りベルト11により包装部Sに引出されて展張さ
れるようになっている(図7参照)。この包装部Sには、
フィルム搬送装置10によるフィルム引出し方向と交差
する前後(図1の左右方向)に離間して前押え部材12と
後押え部材13とが配置され、包装部Sに引出されたス
トレッチフィルムFの前後両端縁は、前記送りベルト1
1の下方からこれら押え部材12,13により挟持され
る。また、包装部Sに展張されたストレッチフィルムF
の左右両端縁は、フィルム搬送装置10におけるフィル
ム引出し方向に離間する左右(図1の前後方向)両側方に
設けられた一対の側部押え部材14,14(一方のみ図
示)が、その上方においてこれに対峙するよう機枠(図示
せず)に固定された一対の受圧板15,15に対し当接す
るよう作動することで挟持されるようになっている。
【0009】前記包装部Sの上方には、柔軟な三角形状
のトレー16に同形状のサンドイッチ17を挿入した物
品18の底面側にストレッチフィルムFを折込むフィル
ム折込み装置19が配置されている。このフィルム折込
み装置19は、前記前押え部材12と対応する前側に固
定された前折込み部材20と、この前折込み部材20に
対し近接離間するように前後方向へ移動可能な後折込み
部材21と、この後折込み部材21の下方左右両端で左
右方向への回動可能に支持された左右の側部折込み部材
22,22(一方のみ図示)とを備え、後折込み部材21
の前後移動に伴って左右の側部折込部材22,22が互
いに開閉可能に連動されるようになっている。そして、
前折込み部材20に対して、後折込み部材21を前進し
つつ左右の両側部込み部材22,22を相互に接近する
ことで、前記物品18の底面でストレッチフィルムFを
折込むよう構成される。
【0010】前記フィルム折込み装置19の上方には、
前後方向へ移動可能に支持された押出し部材23が設け
られ、後折込み部材21と両側部折込み部材22,22
によりストレッチフィルムFが底面側に折込まれた物品
18を、該押出し部材23の前進移動によって後方から
前折込み部材20付近まで移動するよう構成してある。
なお、押出し部材23の上方には、図1に示す如く、上
下方向への平行移動が可能な状態で支持されたスポンジ
等の弾性体からなるベルトコンベヤ24が包装部Sに対
応して設けられる。このベルトコンベヤ24は、押出し
部材23により移動される物品18の上端を軽接触状態
で支持した状態で、押出し部材23の押出し速度と同調
して物品18の上端を排出方向に向けて搬送するべく回
転し、物品18を転倒させないよう構成される。また、
包装部Sの前方に排出コンベヤ25が配設され、押出し
部材23により移動された包装後物品18は、該コンベ
ヤ25を介してヒータ装置70へ搬送され、そこでフィ
ルムの折畳み部が加熱密着されるようになっている。な
お実施例では、この排出コンベヤ25における包装部S
側の先端部が、前折込み部材20として機能するよう構
成される。
【0011】前記包装部Sの下方には、柔軟な三角形状
のトレー16に同形状のサンドイッチ17が挿入された
物品18を搬送する物品供給装置26が配置され、該装
置26によって物品18が包装部Sと対応する物品搬送
終端部まで搬送されるよう構成される。物品供給装置2
6は、前記サンドイッチ17の傾斜面を上側に向けた状
態の物品18を載置して後述する物品受台装置30まで
搬送する搬送ベルト27と、搬送される物品18の横幅
に対応して位置決め設定されて該物品18の側面を案内
する一対の物品供給ガイド28,28とを備えている。
なお、搬送ベルト27に対して物品18は、サンドイッ
チ17の傾斜面が物品移送方向に対して上流側から下流
側に向かうにつれて下方傾斜する向きで載置される。
【0012】前記物品搬送終端部には、傾動可能に配設
された複数の受台29を、物品搬送終端部と包装部Sと
の間を昇降移動させる物品受台装置30が設けられ、図
7に示す如く、最下降位置に臨む受台29に、前記物品
供給装置26から移送された物品18が載置されるよう
になっている。
【0013】図2〜図4に示す如く、前記物品受台装置
30の左右両側に臨み、第1回転軸31に共通的に軸着
された一対の第1レバー32,32の先端部に対して第
1ピン33,33により昇降可能に支持された一対の押
上バー34,34と、第1ピン33,33から上方へ延び
る両押上バー34,34の上端部間に着脱可能に装着さ
れた枠体35とから押上げ部材36が構成される。また
両押上バー34,34の中間部に、第2回転軸37に共
通的に軸着された一対の第2レバー38,38の先端部
が第2ピン39,39を介して連結されて、平行クラン
ク機構が構成されるようになっている。そして、後述す
る作動機構によって第1レバー32,32および第2レ
バー38,38を回動することで、押上げ部材36は昇
降移動される。
【0014】前記押上げ部材36の枠体35は、図4お
よび図5に示す如く、4つの直線辺35cおよび円弧辺
35dから平面において略四角形状の無端枠状に形成さ
れ、枠体35の4つの隅部に位置する各円弧辺35d
は、ストレッチフィルムFを押上げる際に該フィルムF
を損傷させない程度の円弧状に設定されている。また枠
体35における無端状の内周縁で囲まれる空所Gの大き
さは、前記物品18を包囲可能で該物品18を載置した
前記受台29が上昇する際に物品18および受台29の
通過を許容し、かつ物品上昇時の多少の位置ズレにも対
応し得る通過しろを有する寸法に設定される。更に、枠
体35における包装部Sに展張されているストレッチフ
ィルムFに対する無端状の上方当接面(フィルム当接面)
の側面形状は、前記物品供給装置26の物品移送方向に
対して上流側から下流側に向かうにつれて下方傾斜する
と共に、物品18におけるサンドイッチ17の傾斜面に
沿った傾斜状に形成される。そして枠体35は、包装部
Sに展張されたストレッチフィルムFを押上げて該フィ
ルムFを物品18の傾斜形状に合わせて引伸ばす最上昇
位置(図3,図8参照)と、物品18が物品供給装置26
により物品受台装置30に載置される際に干渉しない高
さ位置に設定された最下降位置(図2,図7参照)との間
を昇降するよう設定されている。
【0015】ここで、前記枠体35におけるフィルム当
接面の傾斜角度に関しては、サンドイッチ17における
傾斜面の傾斜角度よりもなだらかな角度に設定され、物
品18が物品受台装置30により最上昇位置に押上げら
れたときの物品傾斜下端部の位置に対して、枠体35に
よるフィルム押上げ量がそれよりも高い位置まで押上げ
られていることが好ましい。また図6に示す如く、物品
18が物品受台装置30により最上昇位置に押上げられ
たときの物品傾斜上端部の高さに対して、枠体35が最
上昇位置まで押上げられたときの枠体35における傾斜
上端縁35aのフィルム当接面の高さが略一致する位置
に臨み、そのときの枠体35における傾斜下端縁35b
のフィルム当接面が物品18の傾斜下端部よりも僅かに
上方に位置していることが最も好ましい。但し、枠体3
5の最上昇位置は、物品18が物品受台装置30により
最上昇位置まで押上げられたときの物品傾斜上端部に対
して、該上端部が位置する垂直平面内に臨んで対応する
枠体35のフィルム当接面が、物品18の高さ寸法の約
8割の位置から僅かに高い位置までの間に臨む範囲であ
ればよい。なお、実施例では物品18が最上昇位置に到
来する前に、最上昇位置まで上昇した枠体35が下降を
開始するよう設定されているが、図3および図6では説
明の便宜上、枠体35と物品18とが何れも最上昇位置
に臨んでいる状態で図示してある。
【0016】前記枠体35の傾斜下端部には、図2に示
す如く、その最下降位置において物品供給装置26から
移送されて物品受台装置30の受台29に載置される物
品18の前端が当接する弾性変形可能な樹脂材料からな
る物品ストッパ40が垂設され、物品18を受台29の
所定位置に載置させるようになっている。また、物品ス
トッパ40は枠体35と一体的に昇降し、枠体35の上
昇後に物品受台載置30により物品18が押上げられる
際に、受台29に対して物品18が位置ズレして枠体3
5における空所Gの外方にはみ出すのを規制する規制手
段としても機能する。なお、物品ストッパ40の垂下寸
法は、枠体35が最下降位置から上昇を開始した後に上
昇が開始される前記物品18の位置ズレを継続して規制
し得る長に設定されている。前記押上げ部材36の最下
降位置は、前記押上バー34が下降して機枠に固定され
た規制部材41に当接することにより設定され、このと
きに前記枠体35が前記の最下降位置に臨むよう位置決
めされる。
【0017】前記押上げ部材36は、図2に示す高さ調
節手段71によって、枠体35の最上昇位置を調節可能
に構成されている。すなわち、前記第1レバー32の第
1回転軸31には、これと一体的に回動可能な高さ調節
手段71を構成する連結杆42が設けられ、該連結杆4
2の開放端には、前後方向に延設される雄ねじ棒43の
前端が回転可能に取付けられている。また、前後方向に
傾動可能な駆動レバー44の上端に回動可能に取付けら
れた雌ねじ部材45に、前記雄ねじ棒43が螺入されて
いる。前記雄ねじ棒43の後端に連結部材46が取着さ
れると共に、該雄ねじ棒43には前後への位置調節可能
にストッパ47が螺合され、該連結部材46とストッパ
47間において、前記駆動レバー44の雌ねじ部材45
が位置調整されるよう構成される。駆動レバー44に
は、図示しない駆動源により回転駆動されるカム48に
当接するカムフォロワ49が取付けられており、カム4
8を回転することで、駆動レバー44、雄ねじ棒43、
連結杆42、および一対の第1レバー32,32を介し
て押上げ部材36が昇降するよう構成されている。
【0018】前記連結部材46には後方に開口する凹部
(図示せず)が形成され、ガイド筒50に固定されたスラ
イド軸51の前端が連結部材46の凹部内に遊嵌状態で
支持されるようになっている。なお、スライド軸51に
突設した支持ピン52が連結部材46に形成した前後方
向に延在する左右両側の長溝46a,46a(一方のみ図
示)に夫々挿通されており、これによってガイド筒50
は、連結部材46に対して前後方向への移動および揺動
が可能で、かつ連結部材46と周方向へ一体回転可能に
構成されている。すなわち、連結部材46の部分にて雄
ねじ棒43とガイド筒50とが屈曲を許容されるように
なっている。
【0019】前記ガイド筒50には、その長さ方向(前
後方向)の略全体に延在するガイド溝50aが左右両側
に形成される(一方のみ図示)と共に、ガイド筒50内に
遊挿された調整軸53の前端部に設けたスライドピン5
4が両ガイド溝50a,50aに挿通されて、ガイド溝
50aの長さ範囲内にてガイド筒50が調整軸53に沿
って移動し得るよう構成してある。また、調整軸53の
後端部側は機枠55に回転可能に支持されると共に、機
枠55の外側に突出する端部にハンドル56が取付けら
れている。そして、高さ調節手段71のハンドル56を
正逆方向に回転することにより、雌ねじ部材45が雄ね
じ棒43上を移動して駆動レバー44の前後位置が調節
され、これによって押上げ部材36(枠体35)の最上昇
位置を調整し得るようになっている。
【0020】ここで、前記枠体35の最上昇位置は、押
上げ部材36が最下降位置に臨んでいる状態での初期位
置における駆動レバー44の前方への傾動量に比例して
低くなる。なぜなら、駆動レバー44が最も前方に傾動
するのは、カム48の頂点とカムフォロワ49とが当接
したときであり、その最傾動位置は常に一定である。よ
って、駆動レバー44は前記初期位置において前方に位
置するほど、カム48の回転に伴う前方への傾動量は小
さなものとなる。そして、駆動レバー44の後方への傾
動量に応じて雄ねじ棒43の前方への移動量が増加し
て、押上バー34,34の上昇量も多くなる。従って、
物品18の高さが低い場合は、ハンドル56を回転して
駆動レバー44を前方へ移動させ、また物品18の高さ
が高い場合には、ハンドル56を逆方向に回転して駆動
レバー44を後方へ移動させれば、押上げ部材36にお
ける枠体35の最上昇位置が調整される。
【0021】一方、前記枠体35の最下降位置は、押上
バー34の下端が前記規制部材41に当接する位置に設
定されているので、枠体35の上方への移動量が変更さ
れても常に一定の高さに保たれる。このように、ハンド
ル56にて駆動レバー44の前後位置を適宜変更するこ
とにより、異なるサイズのサンドイッチ17を包装する
に際して物品18の高さに合わせて枠体35の最上昇位
置を調節できるから、ストレッチフィルムFの伸張度合
いを最適なものとして物品18を包装することができ
る。
【0022】
【実施例の作用】次に、前述した実施例に係るストレッ
チフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置の作用
につき説明する。
【0023】前記物品供給装置26の搬送ベルト27上
に物品(トレー16にサンドイッチ17が挿入されたも
の)18が、前記サンドイッチ17の傾斜面が上側に臨
む状態で載せられると、該物品18は下流側の物品搬送
終端部に向けて搬送され、下降してきた物品受台装置3
0の受台29上に載置される(図7)。このとき、押上げ
部材36は既に最下降位置に臨み、押上げ部材36の傾
斜下端部に設けられた物品ストッパ40により物品18
は、受台29上の所定位置に位置決めされて載置され
る。なお、前記フィルム折込み装置19では、前記後折
込み部材21が後退位置まで移動して待機している。
【0024】前記物品供給装置26の所定位置に設けら
れた物品供給検出センサ(図示せず)により物品18の供
給が検出されると前記フィルム搬送装置10が駆動さ
れ、原反ロールから引出されて所定寸法に切断されたス
トレッチフィルムFは、包装部Sに引出されて展張され
る。そして、包装部Sに展張されたストレッチフィルム
Fの前後両端縁および左右両側縁は、前後の押え部材1
2,13と左右の側部押え部材14,14の上動により挟
持される。
【0025】その後、前記駆動源によりカム48を回転
することで、駆動レバー44、雄ねじ棒43、連結杆4
2、および一対の第1レバー32,32を介して押上げ
部材36が上昇し、図8に示す如く、包装部Sのストレ
ッチフィルムFは枠体35で押上げられて伸張される。
この枠体35は、物品18を包囲する枠状を呈している
ので、ストレッチフィルムFは物品18を包囲する部分
の全体が引伸ばされる。また枠体35の最上昇位置は、
物品18が物品受台装置30により最上昇位置に押上げ
られたときの物品傾斜上端部の高さに対して、枠体35
における傾斜上端縁35aのフィルム当接面の高さが略
一致する位置まで押上げられると共に、そのときの枠体
35の傾斜下端縁35bのフィルム当接面が物品18の
傾斜下端部よりも僅かに上方の位置となるよう設定され
ている(図6参照)。従って、物品18が最上昇位置まで
押上げられたときの傾斜縁近傍までストレッチフィルム
Fが押上げられて、該フィルムFが充分に引伸ばされ
る。
【0026】次いで、前記押上げ部材36の枠体35が
下降する際に、図9および図10に示す如く、前記物品
受台装置30の受台29が枠体35における空所Gの内
部を通過するように上昇して物品18がストレッチフィ
ルムFに接触すると共に、該物品18がその上方からス
トレッチフィルムFで覆われる。その後、後退位置にあ
る後折込み部材21の前進と共に左右の側部折込み部材
22,22の物品18の底面側への移動により物品底面
へのフィルムFの折込みを開始し(図11参照)、後折込
み部材21と左右の側部折込み部材22,22とのフィ
ルム折込み動作と同期して、後押え部材13によるフィ
ルム後端縁の挟持が解除されると共に左右の側部押え部
材14,14によるフィルム左右両側縁の挟持が解除さ
れる。また、後折込み部材21および左右の側部折込み
部材22,22により物品底面への折込みが完了するま
では前押え部材12による挟持を維持する。なお、前記
枠体35は、前記フィルム折込み装置19によるフィル
ム折込み動作が開始される前に、各折込み部材21,2
2,22と干渉しない位置まで下降している。
【0027】前記押出し部材23が前進して物品18を
押出すタイミングに合わせて前押え部材12によるスト
レッチフィルムFの挟持が解除されると共に、前記ベル
トコンベヤ24が回転される。そして、物品18はベル
トコンベヤ24に対し上端が軽接触した状態で押出し部
材23の前進により前方へ搬送され、該押出し部材23
と同調して回転するベルトコンベヤ24により上方から
支えられて振れを防止されながら、後折込み部材21上
から前折込み部材20上に移送される。その移送途中
で、物品18の底面においてストレッチフィルムFが前
折込み部材20により前方からも折込まれ、後方からの
折込みに左右両方向からの折込みが重なると共に、更に
前方からの折込みが重なって物品18の底面側で折りた
たみ部となる。次に、後折込み部材21が後退すると共
に、その後退に伴い左右の側部折込み部材22,22が
互いに開き、また押出し部材23も後退する。そして包
装後物品18は、排出コンベヤ25を介してヒータ装置
70へ搬送され、そこで折りたたみ部が加熱密着されて
一工程が終了する。
【0028】実施例のサンドイッチ包装装置では、物品
18が物品受台装置30により上昇されてストレッチフ
ィルムFに当接されるのに先立って、物品18を包囲可
能な枠状に形成された枠体35で該フィルムFを押上げ
て引伸ばすようにしている。すなわち、ストレッチフィ
ルムFにおける物品18を上方から覆う部分の全体的な
引伸ばしが行なわれ、物品18のストレッチフィルムF
への押上げ時、並びに該フィルムFの物品18底面側へ
の折込み時において、ストレッチフィルムFの張力によ
り物品18を押潰すことなく、良好な包装製品を得るこ
とができる。しかも、枠体35のフィルム当接面はサン
ドイッチ17の傾斜面に沿うように傾斜状に設定されて
いるから、ストレッチフィルムFを不必要に引伸ばして
弛みやしわ等を生じさせることもない。また、異なるサ
イズのサンドイッチ17を包装するに際しては、前記高
さ調節手段71によって物品18の高さに合わせて枠体
35の最上昇位置を調節することで、ストレッチフィル
ムFの伸張度合いを常に最適なものとして物品18を包
装することができる。
【0029】
【変形例】本願は前述した実施例の構成に限定されるも
のでなく、その他の構成を適宜採用することができる。
例えば、実施例の枠体35は平面略四角形状でフィルム
当接面が無端状に形成されているが、図12に示す如
く、物品18を包囲的に囲むストレッチフィルムFの四
方を支持する略L形状に形成された4つの辺部59から
枠体60を構成し、各直線状辺の中間部に、該辺の長さ
の約3分の1以下の長さ寸法に設定した隙間58を形成
するようにしてもよい。そして、このように寸法設定さ
れた隙間58をフィルム当接面に有する変形例に係る枠
体60を用いることによっても、物品18の包装に際
し、ストレッチフィルムFを包囲的に支持して押上げる
ので、該フィルムFの引伸ばし不足で包装不良が発生す
るような中弛みを生ずるのは防止される。なお、前記隙
間58は、少なくともストレッチフィルムFとの当接面
に設けられていればよく、各辺部59の下縁部が繋がっ
ている形状を採用することも可能である。また、前記隙
間58の長さ寸法に関しては、実際に行なった試験から
前述したように直線状辺の長さの約3分の1以下であれ
ば、フィルムの良好な引伸ばしを行ない得ることが確認
されている。
【0030】前記押上げ部材や受台の昇降手段として
は、シリンダやソレノイド等のリニアアクチュエータを
採用することができる。また押上げ部材や受台は、実施
例のようなレバーによる揺動方向に限らず、前記リニア
アクチュエータやラック&ピニオン方式、その他の手段
により水平方向に変位することなく直線上に昇降させる
構成を採用し得る。更に実施例では、枠体に配設され
て、物品受台載置により押上げられる物品が枠体におけ
る空所の外方にはみ出すのを規制するべく機能する物品
ストッパで、物品供給装置から移送されて物品受台装置
の受台に載置される物品の位置決めを行なうよう構成し
たが、受台に載置される際の物品の位置決めを行なうス
トッパを別途設けるようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るストレ
ッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置によ
れば、トレーにサンドイッチを挿入した物品が物品受台
装置により上昇されてストレッチフィルムに当接される
のに先立って該フィルムを押上げる枠体で、物品の外周
縁に沿うよう包囲的にストレッチフィルムを支持すると
共に、物品が最上昇位置まで押上げられた時の傾斜縁よ
りも上方まで押上げて該フィルムを充分に引伸ばすこと
ができる。すなわち、ストレッチフィルムの全体的な引
伸ばしが行なわれ、物品のストレッチフィルムへの押上
げ時、並びに該フィルムの物品底面側への折込み時にお
いても、フィルムの張力により物品におけるサンドイッ
チの傾斜面や角部等を押潰すことなく、良好な包装製品
を得ることができる。
【0032】また、サンドイッチの内容物の露出面(傾
斜面)がストレッチフィルムの張力により押され、その
内容物が該フィルムに押出されて密着してしまうことも
なく、極めて商品価値の高い包装製品を製造し得る利点
がある。更に、異なるサイズのサンドイッチを包装する
に際しては、高さ調節手段によって物品の高さに合わせ
て枠体の最上昇位置を調節することで、ストレッチフィ
ルムの伸張度合いを常に最適なものとして物品を包装す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るストレッチフィル
ム包装機におけるサンドイッチ包装装置の概略構成を示
す側面図である。
【図2】実施例に係るサンドイッチ包装装置の押上げ部
材を最下降位置に臨ませた状態で示す要部側面図であ
る。
【図3】実施例に係るサンドイッチ包装装置の押上げ部
材を最上昇位置に臨ませた状態で示す要部側面図であ
る。
【図4】実施例に係るサンドイッチ包装装置の要部平面
図である。
【図5】実施例に係る押上げ部材の枠体を示す斜視図で
ある。
【図6】実施例に係る押上げ部材における最上昇位置に
臨む枠体と物品との関係を示す説明図である。
【図7】実施例に係るサンドイッチ包装装置による物品
の包装工程を示す工程図である。
【図8】実施例に係るサンドイッチ包装装置による物品
の包装工程を示す工程図である。
【図9】実施例に係るサンドイッチ包装装置による物品
の包装工程を示す工程図である。
【図10】実施例に係るサンドイッチ包装装置による物
品の包装工程を示す工程図である。
【図11】実施例に係るサンドイッチ包装装置による物
品の包装工程を示す工程図である。
【図12】実施例に係る押上げ部材の枠体の変更例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
16 トレー 17 サンドイ
ッチ 18 物品 19 フィルム
折込み装置 26 物品供給装置 29 受台 30 物品受台装置 35 枠体 35a 傾斜上端縁 35b 傾斜下
端縁 36 押上げ部材 40 物品スト
ッパ 58 隙間 71 高さ調節
手段 F ストレッチフィルム G 空所 S 包装部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定寸法のストレッチフィルム(F)が展
    張される包装部(S)に対応して上下動可能に設けられ、
    その上昇時に包装部(S)に展張されたストレッチフィル
    ム(F)を押上げる押上げ部材(36)と、物品供給装置(26)
    から移送されて受台(29)に載置された三角形状のトレー
    (16)に同形状のサインドイッチ(17)が挿入された物品(1
    8)を、前記押上げ部材(36)によるフィルム押上げ動作後
    に前記包装部(S)へ押上げる物品受台装置(30)と、該受
    台装置(30)の受台(29)に載置されている物品(18)の底面
    に対し前記ストレッチフィルム(F)をその前後左右方向
    から折込んで包装する折込み装置(19)とを備えたストレ
    ッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置にお
    いて、 前記押上げ部材(36)は平面包囲枠状の枠体(35)を備え、 前記枠体(35)における内周縁で囲まれる空所(G)は、前
    記物品受台装置(30)の受台(29)に載置された状態で押上
    げられる物品(18)および受台(29)が通過可能な寸法に設
    定され、 前記枠体(35)のストレッチフィルム(F)に対する上方当
    接面は、前記トレー(16)に挿入されたサンドイッチ(17)
    の上側に臨む傾斜面に沿うように傾斜状に設定されてい
    ることを特徴とするストレッチフィルム包装機における
    サンドイッチ包装装置。
  2. 【請求項2】 前記枠体(35)のフィルム当接面は、該枠
    体(35)を最上昇位置まで上昇させた際に、枠体(35)にお
    ける前記物品(18)の傾斜下端部と対応する傾斜下端縁(3
    5b)のフィルム当接面により、前記物品受台装置(30)で
    最上昇位置まで押上げられた物品(18)の傾斜下端部より
    僅かに高い位置までストレッチフィルム(F)を押上げ可
    能な傾斜角度に設定されている請求項1記載のストレッ
    チフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置。
  3. 【請求項3】 前記枠体(35)の最上昇位置は、前記物品
    (18)が物品受台装置(30)により最上昇位置まで押上げら
    れたときの物品傾斜上端部に対して、該上端部が位置す
    る垂直平面内に臨んで対応する枠体(35)のフィルム当接
    面が、物品(18)の高さ寸法の約8割の位置から僅かに高
    い位置までの間に臨むように設定される請求項1または
    2記載のストレッチフィルム包装機におけるサンドイッ
    チ包装装置。
  4. 【請求項4】 前記枠体(35)のフィルム当接面は、無端
    状に形成さている請求項1〜3の何れかに記載のストレ
    ッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装置。
  5. 【請求項5】 前記枠体(35)のフィルム当接面は、スト
    レッチフィルム(F)を押上げる際に中弛みが発生しない
    ような隙間(58)を有する請求項1〜3の何れかに記載の
    ストレッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装
    置。
  6. 【請求項6】 前記枠体(35)には、物品(18)が物品供給
    装置(26)から受台(29)に載置される際に、該受台(29)の
    定位置に載置されるように物品(18)を規制すると共に、
    該物品(18)が物品受台装置(30)で上昇される際に、枠体
    (35)の前記空所(G)から外方に移動するのを防止するよ
    う機能する物品ストッパ(40)が設けられている請求項1
    〜5の何れかに記載のストレッチフィルム包装機におけ
    るサンドイッチ包装装置。
  7. 【請求項7】 前記枠体(35)の最上昇位置は、前記物品
    (18)の高さ寸法に応じて高さ調節手段(71)により調節し
    得るよう構成されている請求項1〜6の何れかに記載の
    ストレッチフィルム包装機におけるサンドイッチ包装装
    置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITPR20110081A1 (it) * 2011-09-20 2013-03-21 Corte Parma Alimentare S R L Prodotto alimentare e metodo di realizzazione del prodotto alimentare

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