JPH072210A - 物品充填時の物品倒れ防止装置 - Google Patents

物品充填時の物品倒れ防止装置

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JPH072210A
JPH072210A JP17122793A JP17122793A JPH072210A JP H072210 A JPH072210 A JP H072210A JP 17122793 A JP17122793 A JP 17122793A JP 17122793 A JP17122793 A JP 17122793A JP H072210 A JPH072210 A JP H072210A
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flap
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JP17122793A
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Kazuo Nakajima
一雄 中島
Taketoshi Kobayashi
丈俊 小林
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Shibuya Corp
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Shibuya Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ケース4を搬送するケース搬送コンベヤと、
物品2を搬送する物品搬送コンベヤ5と、物品搬送コン
ベヤ5上の物品2をケース4上に押し出す押出装置を備
えた物品箱詰装置において、押出装置の前方に配置さ
れ、ケース4を物品充填側が低くなるように傾斜させる
傾斜装置17を設けた物品充填時の物品倒れ防止装置。 【効果】 物品箱詰装置において、収納物品である例え
ば容器の充填時に、容器がフラップ折り目部に引っかけ
て転倒するのを無くしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、完成されたケースによ
る物品箱詰装置あるいは半完成ケースによるラップラウ
ンドケーサにおける物品充填時の物品倒れ防止装置に関
し、高速度で移送されてくる物品をケースに充填する場
合、ケースあるいはケースとなるブランクシート上に供
給される物品が、開口部のフラップ折り目部に引っかか
り転倒しないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術として、ケーサのサイドフラッ
プ折込装置で、固定ガイドの搬送方向後方端部に、箱搬
送コンベヤに同期して作動される可動ガイドを搬送方向
に往復動可能に設け、箱部材の搬送中に、該可動ガイド
で前方サイドフラップを搬送方向後方側に折込ませ、該
可動ガイドを上記前方サイドフラップの折込み状態を維
持して箱部材に同期して前進させるとともに、フラップ
折込部材で後方サイドフラップを上記前方サイドフラッ
プ上に重合させて折曲げさせ、かつ上記可動ガイドを前
方サイドフラップと後方サイドフラップとの間から前方
に引抜いて上記後方サイドフラップを固定ガイドで支持
させるようにしたもの(実公平5−9295号公報参
照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記で
示されている従来技術は、グループ化された容器をU字
状のブランクシート上に供給するもので、デザイン或い
はその他の理由から、後方サイドフラップが前方サイド
フラップの外側となるように折り込むことはできるが、
U字状のブランクシートの容器充填側のフラップ折り目
部に容器が引っかかることは防止できない。さらに、こ
のグループ化された容器を支持部材と押し出し部材で強
引に供給するとケースのフラップ部を損傷させたり、破
れてしまうという問題点があった。本発明は、これらの
事情に鑑み、支持部材を設けずに、ケースを物品充填側
が低くなるように傾斜させる傾斜装置で傾斜させてフラ
ップ部と底部分が浮き上がるのを防止すると同時に、物
品の転倒防止を図った物品充填時の物品倒れ防止装置を
提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、ケースを搬送するケース搬送コンベヤ
と、物品を搬送する物品搬送コンベヤと、物品搬送コン
ベヤ上の物品をケース上に押し出す押出装置を備えた物
品箱詰装置において、押出装置の前方に配置され、ケー
スを物品充填側が低くなるように傾斜させる傾斜装置を
設けた物品充填時の物品倒れ防止装置という技術手段を
採用した。
【0005】
【作用】本発明は、以上の技術手段を採用した結果、ケ
ース内へ物品を充填載置する時、ケースの開口部のフラ
ップ折り目部に引っかからないようにケースの一端部を
上下動させる、エヤシリンダ等からなる傾斜装置で傾斜
させ、ケース全体、特に開口部のフラップ折り目部が充
填する物品に対して浮き上がらないように下げたもので
ある。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に
説明する。先ず、図4に基づいて、実際発生する現象を
説明すると、押出装置1で収納物品である容器2を矢印
Aの方向に押し込む。この時、完成ケース、半完成ケー
ス4の開口部のフラップ折り目部3の部分で容器2が引
っかかって転倒する場合がある。これは、完成ケース、
半完成ケース4が軽いのと相俟って、フラップ折り目部
3があるために、容器2の底部角部が引っかかって転倒
するものである。このような現象を解除するために本発
明はなされた。ここで、その詳細を図1に基づいて説明
する。5は多数の容器2を連続的に搬送する搬送コンベ
ヤで、この搬送コンベヤ5の両側に一対のガイド部材を
設けると共に、搬送コンベヤ5の先端部においては、一
対のガイド部材の間に、容器2を複数列に整列させるた
めの復数本のガイド部材が設けられている。前記搬送コ
ンベヤ5の前方には容器2の底面を支持案内する渡し板
6を設けてあり、この渡し板6の前端部にストッパ部材
7を配設して、このストッパ部材7により搬送コンベヤ
5から、渡し板6上に押し出された先頭の容器2を停止
させることができる。前記渡し板6の前方には、完成ケ
ース、半完成ケース4の底先端部分8が位置するように
なっており、この完成ケース、半完成ケース4は適宣の
手段で案内供給されるようになっている。この際、渡し
板6の前端部には、略連結した状態で、完成ケース、半
完成ケース4のブランクシートのフラップ先端を支持す
る左右一対のガイド部材9に供給され支持されているの
で、搬送コンベヤ5から渡し板6上に押し出された先頭
の容器2がブランクシートの底部に押し進められながら
載置される。前記完成ケース、半完成ケース4は、グル
ーピングした所要本数の容器2を丁度収容できる大きさ
となっている。前記搬送コンベヤ5の前方部両側には、
その搬送コンベヤ5に沿ってスライドレール10を配設
し、このスライドレール10に移動枠11を往復自在に
設けている。この移動枠11は図示しない駆動源により
リンク部材を介して往復駆動されるようになっている。
移動枠11には、この移動枠11が後退端となった際に
停止されている最前列の容器2に当設する容器支持部材
12を固定すると共に、図示実施例ではその最前列の容
器2から第5列目の容器2の背面に挿入される櫛歯状の
押し出し部材13を設けている。この押し出し部材13
は第1シリンダ装置14によって移動枠11に昇降自在
となっており押し出し部材13と容器支持部材12との
間で所要本数の容器2を挟持できるようにしている。そ
して、この実施例では、半完成ケース4であるブランク
シートの底先端部分8上に供給される容器2が引っかか
って転倒するのを防止するために、搬送コンベヤ5側に
位置するブランクシートの底先端部分8が下方に傾斜す
るように昇降テーブル15の前方にブランクシート支持
部材16を上下動させるシリンダ装置等からなる上下動
装置17が設けられている。次に半完成ケース4である
ブランクシートの底部分上に供給された容器2を押し下
げるトッププッシャ18は第2シリンダ装置19によっ
て昇降されるようになっている。そしてこのトッププッ
シャ18の下方にはブランクシートの底部分を支持する
昇降テーブル15を設けてあり、この昇降テーブル15
は図示しない駆動源によりトッププッシャ18による容
器2の押し下げに応動して降下するようになっている。
以上の構成において、図1に示す状態では、容器2はス
トッパ部材7によって停止されると共に、所要本数の容
器2が容器支持部材12と押し出し部材13間に挟持さ
れている。またこの時、半完成ケース4であるブランク
シートが図示位置に供給されている。この状態から、ト
ッププッシャ18が第2シリンダ装置19によって上昇
されると、これによりトッププッシャ18に設けたスト
ッパ部材7による容器2の制動が解除されるが、押し出
し部材13より後方の容器2はその押し出し部材13に
よる制動が継続され、容器はこの時点で停止されてい
る。前記トッププッシャ18およびストッパ部材7が上
方に逃げると、図示しない駆動源によりリンク部材を介
して移動枠11が搬送コンベヤ5の搬送速度より速い速
度で前進される。この際、半完成ケース4であるブラン
クシートの先端部が下がって傾斜した状態に、上下動装
置17によって位置されているので、フラップ折り目部
3に容器2が引っかかって転倒することなく円滑に、容
器支持部材12と押し出し部材13間で挟持した所要本
数の容器2を、半完成ケース4であるブランクシートの
底部分上に供給されて停止する。この停止状態になる
と、次に第2シリンダ装置19によりトッププッシャ1
8が降下され、このトッププッシャ18と昇降テーブル
15とで容器2を挟持した状態でその容器2を押し下げ
る。これによりブランクシートの前後方向の側壁部分は
ガイド部材9を介して上方に折り曲げられ、箱を形成す
るようになる。この後適宣の手段により、最初の状態に
復帰し、以後同様な作動が繰り返されることになる。以
上ラップランドケーサ(押し込み式)の場合について説
明したが、基本的には、完成ケースの開口部から容器を
押し込み充填する場合にも適用することができる。ま
た、半完成ケースのブランクシートを傾斜させる手段と
してシリンダ装置を採用したが、これをカム装置等に変
換して採用することも可能である。次に、図2に示した
ものは連続式のラップラウンドケーサに応用した他の実
施例である。物品例えば容器2を連続的に搬送する物品
搬送コンベヤ21で搬送されてくる容器2を適宜の押出
装置1で押し出す。この物品搬送コンベヤ21の前方に
は容器2の底面を支持案内する渡し板6が設けられてい
る。該渡し板6の前方にはケース4の底先端部8が位置
するようにケース搬送コンベヤ22によりケース4が搬
送されてくる。そして、このケース搬送コンベヤ22で
搬送されてきたケース4は、予め高低差がつくように傾
斜されたケースガイド20を昇降させてケース4を図示
のように容器2挿入側を下げた状態に支持できるように
したものである。また、図3に示したものは、図2に示
した実施例のうち、傾斜したケースガイド20に換え
て、第3シリンダ装置23で適宜の高低差がつけられる
ように上下動できるようにしたものである。その他は図
2で示した実施例と同一のものであるので説明は省略す
る。なお、このケースガイド20の高低差をつけるの
は、最初の容器2がケース4に乗り移る時のみ作動させ
るだけでも良いことはいうまでもない。そして、ケース
に容器を充填する手段が連続式、問欠式に関連同期させ
て、ケースに傾斜を持たすように連動させることはいう
までもない。
【0007】
【発明の効果】本発明は、以上の構成を採用した結果、
次の効果を得ることができる。 (1)連続式、間欠式物品箱詰装置において収納物品で
ある例えば容器の充填時に、容器がフラップ折り目部に
引っかかって転倒するのを無くしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に関する物品倒れ防止装置
を示す概略正面図である。
【図2】本発明のケース傾斜装置の第2実施例に関する
概略正面図である。
【図3】本発明のケース傾斜装置の第3実施例に関する
概略正面図である。
【図4】本発明の物品充填側のフラップ折り目部に物品
が引っかかる現象を説明するための概略側面図である。
【符号の説明】
1‥‥押出装置 2‥‥容器 3‥‥フラップ折り目部 4‥‥完成ケー
ス、半完成ケース 5‥‥搬送コンベヤ 6‥‥渡し板 7‥‥ストッパ部材 8‥‥底先端部分 9‥‥ガイド部材 10‥‥スライドレ
ール 11‥‥移動枠 12‥‥容器支持
部材 13‥‥押し出し部材 14‥‥第1シリ
ンダ装置 15‥‥昇降テーブル 16‥‥ブランク
シート支持部材 17‥‥上下動装置 18‥‥トッププ
ッシャ 19‥‥第2シリンダ装置 20‥‥ケースガ
イド 21‥‥物品搬送コンベヤ 22‥‥ケース搬
送コンベヤ 23‥‥第3シリンダ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースを搬送するケース搬送コンベヤ
    と、物品を搬送する物品搬送コンベヤと、物品搬送コン
    ベヤ上の物品をケース上に押し出す押出装置を備えた物
    品箱詰装置において、押出装置の前方に配置され、ケー
    スを物品充填側が低くなるように傾斜させる傾斜装置を
    設けたことを特徴とする物品充填時の物品倒れ防止装
    置。
JP17122793A 1993-06-17 1993-06-17 物品充填時の物品倒れ防止装置 Expired - Fee Related JP3320150B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020117279A (ja) * 2019-01-24 2020-08-06 澁谷工業株式会社 箱詰め装置

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