JP3591850B2 - 物品充填時の物品倒れ防止装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、物品箱詰装置における物品充填時の物品倒れ防止装置に関し、高速度で移送されてくる物品を箱に充填する場合、箱となるU字状のブランクシート上に供給される物品が、フラップ折り目部に引っかかり転倒しないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術としては、ケーサのサイドフラップ折込装置で、固定ガイドの搬送方向後方端部に、箱搬送コンベヤに同期して作動される可動ガイドを搬送方向に往復動可能に設け、箱部材の搬送中に、該可動ガイドで前方サイドフラップを搬送方向後方側に折込ませ、該可動ガイドを上記前方サイドフラップの折込み状態を維持して箱部材に同期して前進させるとともに、フラップ折込部材で後方サイドフラップを上記前方サイドフラップ上に重合させて折曲げさせ、かつ上記可動ガイドを前方サイドフラップと後方サイドフラップとの間から前方に引抜いて上記後方サイドフラップを固定ガイドで支持させるようにしたもの(実公平5−9295号公報参照)が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記で示されている従来技術は、グループ化された容器をU字状のブランクシート上に供給するもので、デザイン或いはその他の理由から、後方サイドフラップが前方サイドフラップの外側となるように折り込むことはできるが、容器充填側のブランクシートのフラップ折り目部に容器が引っかかることは防止できない。さらに、このグループ化された容器を支持部材と押し出し部材で強引に供給するとブランクシートのフラップ部を損傷させたり、破れてしまうという問題点があった。
本発明は、これらの事情に鑑み、U字状のブランクシートによって形成される側壁部を押え装置で押えることによりU字状のブランクシートの底部分が浮き上がるのを防止すると同時に、物品の転倒防止を図った物品充填時の物品倒れ防止装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記課題を解決するために、ブランクシートをU字状で搬送する箱搬送コンベヤと、物品を搬送する物品搬送コンベヤと、物品搬送コンベヤ上の物品をブランクシート上に押し出す押出部材とを備えた物品箱詰装置において、箱搬送コンベヤ上に昇降可能に設けられ、物品のブランクシート上への移送時に、ブランクシートによって形成された蓋部が連結されていない側壁の上端部に対して浮き上がるのを押さえるように作用する押え装置を設けた物品充填時の物品倒れ防止装置という技術手段を採用した。
【0005】
【作用】
本発明は、以上の技術手段を採用した結果、U字状のブランクシート上へ物品を充填載置する時、U字状のブランクシートのフラップ折り目部に引っかからないように、U字状のブランクシートで形成された蓋部が連結されていない側の短い立った状態の側壁の上部から、エヤシリンダ等からなる昇降押え装置で押え、ブランクシート全体、特にフラップ折り目部が浮き上がらないようにしたものである。
【0006】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を添付図面で詳細に説明する。
先ず、図4に基づいて、実際発生する現象を説明すると、押出部材1で収納物品である容器2を矢印Aの方向に押し込む。この時、U字状のブランクシート4のフラップ折り目部3の部分で容器が引っかかって転倒する場合がある。これは、U字状のブランクシート4が軽いのと相俟って、フラップ折り目部3があるために、容器の底部角部が引っかかって転倒するものである。このような現象を解除するために本発明はなされた。
ここで、その詳細を図1〜図3に基づいて説明する。先ず図1において横5列縦2列にグルーピングされた容器2は、物品搬送コンベヤ5によりその前後を一対のガイド部材6で挟持された状態で搬送されるとともに、物品搬送コンベヤ5の一側に設けた容器押出装置9の押出部材1によって前記一対のガイド部材6内から搬送方向と直交する方向に押し出される。
前記容器2が押出される側には、前記物品搬送コンベヤ5に隣接させて受渡しコンベヤ7を配設するとともに、その受渡しコンベヤ7に隣接させて箱搬送コンベヤ8を配設している。前記各コンベヤ7,8はそれぞれ前記ガイド部材6と同一速度で走行され、前記受渡しコンベヤ7はガイド部材6内から押出される容器2の両側を案内する各一対のガイド部材6を備えている。
他方、前記箱搬送コンベヤ8は前記容器2を収容する箱部材であるブランクシート4を搬送しており、したがって前記押出部材1によってガイド部材6間から押出された容器2は、前記ガイド部材6を介して箱部材であるブランクシート4内に収容される。
前記箱搬送コンベヤ8によって搬送される箱部材であるブランクシート4は、図2に示すように、一列に順次連続して形成された後方側壁10、底部11、前方側壁12、蓋部13および差込部14を備えるとともに、後方側壁10の両側に形成した後方サイドフラップ15、前方側壁12の両側に形成した前方サイドフラップ16、底部11の両側に形成した下フラップ17および蓋部13の両側に形成した上フラップ18を備えている。
そして前記箱部材であるブランクシート4は、前記底部11に対し前方側壁12および後方側壁10を上方に折り曲げることによってコ字形に成形されており、かつ前記箱搬送コンベヤ8に所定間隔毎に設けた後に詳述するクランプ機構19(図3参照)に把持されて、前記前方側壁12を搬送方向前方側として搬送される。
ところで、前記箱搬送コンベヤ8の上流端位置には箱部材のブランクシート4の供給装置20を設けてあり、この供給装置20は、箱部材のブランクシート4に成形される前の平面状のブランクシート4をコ字形に折り曲げて、箱部材を成形しながら前記クランプ機構19に供給するようになっている。
すなわちこの供給装置20は、図示しないが、多数の平板状のブランクシート4を積層収容するマガジンと、このマガジンに積層収容されたブランクシート4の前記底部11を吸着する吸着作動部材とを備えており、この前記吸着作動部材により前記底部11を吸着してそのブランクシート4をマガジンから下方に引出すとともに、前記底部11の幅よりも広く配設した一対の折り曲げ部材の間にその底部11を通過させるようになっている。
すると、前記平板状のブランクシート4は、前記一対の折り曲げ部材により後方側壁10と前方側壁12とが底部11に対して上方に折り曲げられることになり、したがって平板状のブランクシート4はコ字形の箱部材に成形されながら、前記クランプ機構19に供給されてこれにより把持される。前記クランプ機構19によって把持された箱部材の両側の下フラップ17は、クランプ機構19による搬送に伴い、それぞれ固定ガイド21によって下方に折曲げられ、かつその固定ガイド21によってその状態に維持されたまま搬送される。なお、前記各固定ガイド21の手前位置に、各下フラップ17を下方に折り曲げる折り曲げ手段を設けてもよい。前記下フラップ17が固定ガイド21によって下方に折曲げられたまま搬送されると、次に、一側の後方サイドフラップ15と前方サイドフラップ16との間に前記受渡しコンベヤ7の一対のガイド部材6が図示しないスプロケットの周囲を搬送されて下方からその間に挿入され、次に前記押出部材1によって押出された容器2がそのガイド部材6に案内されてブランクシート4からなる箱部材内に挿入される。
これに対し、前記容器2の挿入側とは反対側の後方サイドフラップ15と前方サイドフラップ16は、サイドフラップ折込装置22によって、前方サイドフラップ16が内側、後方サイドフラップ15が外側となるように重合されて折り込まれ、固定ガイド23によってその状態に維持されて搬送される。前記箱部材内に容器2が完全に収容されると、その収容側の後方サイドフラップ15と前方サイドフラップ16も前記と同一構成を有するサイドフラップ折込装置22によって同様な状態で折り込まれ、やはり固定ガイド23によってその状態に維持されたまま搬送される。ブランクシート4が左右両側壁を折り曲げ箱部材に形成された状態で、物品搬送コンベヤ5によって収納物品である容器2が供給収納される部位まで搬送されてくる。この状態を示したのが図3である。この左右両側壁を折り曲げ形成されたブランクシート4がクランプ機構19によってクランプされている。該クランプ機構19は、平行に配設した一対の無端状チェーン24に取付けた固定クランパ25と、この一対の無端状チェーン24の内側に配設した一対の無端状チェーン26に取付けた可動クランパ27とを備えており、前記固定クランパ25をブランクシート4の搬送方向前方側に位置させて、そのブランクシート4の蓋部分を備えた前方側壁12を、また可動クランパ27を後方側に位置させて後方側壁10をそれぞれ支持させることができるようにしている。
前記可動クランパ27は、その下方部分に設けた支持軸28を介して無端状チェーン26間に揺動可能に取付けてあり、かつ可動クランパ27の下端部に設けたカムフォロア29をフレームに取付けたカム部材30に転動可能に載置している。この状態で容器2をブランクシート4の底部上に挿入する際、ブランクシート4のフラップ折り目部3に容器2が引っかかり転倒する。これを防止するために、ケーサのフレームに取り付けられたエアシリンダ等の押え装置31によって、後方側壁10の上端部を押さえる。これによりブランクシート4の浮き上がりを防止して、容器2の挿入時に容器2の転倒を防ぐものである。また、ブランクシート4の浮き上がりをバランスよく防止するのにバネ部材で製作した前方側壁12を抑える抑え部材32が設けられている。
なお押え装置31の作動をブランクシート4の搬送と同期させて自動制御することができるようにすることはいうまでもない。また、物品箱詰装置として、連続式、間欠式の両方に応用することができる。
【0007】
【発明の効果】
本発明は、以上の構成を採用した結果、次の効果を得ることができる。
(1)物品箱詰装置において収納物品である例えは容器の充填時にフラップ折り目部に引っかかって転倒するのを無くしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す全体の概略平面図である。
【図2】本発明のブランクシートから成る箱部材を示す斜視図である。
【図3】本発明の一実施例に関する物品倒れ防止装置を示す概略正面図である。
【図4】本発明の物品充填側のフラップ折り目部に引っかかる現象を説明するための概略側面図である。
【符号の説明】
1‥‥押出部材 2‥‥容器
3‥‥フラップ折り目部 4‥‥ブランクシート
5‥‥物品搬送コンベヤ 6‥‥ガイド部材
7‥‥受渡しコンベヤ 8‥‥箱搬送コンベヤ
9‥‥容器押出装置 10‥‥後方側壁
11‥‥底部 12‥‥前方側壁
13‥‥蓋部 14‥‥差込部
15‥‥後方サイドフラップ 16‥‥前方サイドフラップ
17・・・・下フラップ 18・・・・上フラップ
19・・・・クランプ機構 20・・・・供給装置
21・・・・固定ガイド 22・・・・サイドフラップ折込装置
23・・・・固定ガイド 24・・・・無端状チェーン
25・・・・固定クランパ 26・・・・無端状チェーン
27・・・・可動クランパ 28・・・・支持軸
29・・・・カムフォロア 30・・・・カム部材
31・・・・押え装置 32・・・・抑え部材
Claims (1)
- ブランクシートをU字状で搬送する箱搬送コンベヤと、物品を搬送する物品搬送コンベヤと、物品搬送コンベヤ上の物品をブランクシート上に押し出す押出部材とを備えた物品箱詰装置において、箱搬送コンベヤ上に昇降可能に設けられ、物品のブランクシート上への移送時に、ブランクシートによって形成された蓋部が連結されていない側壁の上端部に対して浮き上がるのを押さえるように作用する押え装置を設けたことを特徴とする物品充填時の物品倒れ防止装置。
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1993
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