JP2002321809A - 上包み包装機の物品保持移送装置 - Google Patents

上包み包装機の物品保持移送装置

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JP2002321809A
JP2002321809A JP2001128359A JP2001128359A JP2002321809A JP 2002321809 A JP2002321809 A JP 2002321809A JP 2001128359 A JP2001128359 A JP 2001128359A JP 2001128359 A JP2001128359 A JP 2001128359A JP 2002321809 A JP2002321809 A JP 2002321809A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手作業による包装に委ねられていた被包装物
の自動包装を可能とし、被包装物の寸法変更や清掃等の
メンテナンスが容易で、包装シートを位置ずれすること
なく搬送する。 【解決手段】 駆動モータで走行駆動される無端チェン
20,20に、所定間隔で複数の搬送体16が配設され
る。搬送体16に通気孔21,21が形成されると共
に、搬送体16の下面側に各通気孔列に対応して吸引チ
ャンバー23が配設され、フィルムシートfを通気孔2
1,21を介して作用する吸引力により搬送体上面に密
着保持する。搬送体16の略中央に、被包装物11を収
容保持する物品収容部24が設けられる。物品収容部2
4は、搬送体16に着脱交換可能に設けた収容枠部材2
5と、収容枠部材25の底部において、挿入される被包
装物11の収容高さに応じて昇降動可能に設定された底
部支持部材26とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム等の包装
シートによって被包装物を包装する上包み包装機の物品
保持移送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】比較的変形し難い饅頭等の生和菓子は、
従来から角折り包装機と称する上包み包装機によって自
動包装されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば餅饅頭
等の軟弱で変形し易い物品の20μ前後の厚みの薄いフ
ィルムでの包装や、表面が粘着性を有する物品等の全体
をフィルムシートで包み込む包装の自動化は困難で、手
作業による包装に委ねられていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に内在
している前記課題に鑑み、これを好適に解決するべく提
案されたものであって、被包装物の自動包装が可能な新
規な上包み包装機の物品保持移送装置を提供することを
目的とする。また、被包装物の寸法変更や、清掃等のメ
ンテナンスに対応して求められる物品収容部の着脱を簡
単に行なうことができ、従来の各種上包み包装機にも適
用可能な物品保持移送装置を提供することを目的とす
る。更に、被包装物の供給位置まで包装シートを位置ず
れすることなく搬送し得る物品保持移送装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る上包み
包装機の物品保持移送装置は、索体に所定間隔毎に配設
された複数の搬送体と、前記搬送体に配設されて被包装
物を収容保持する物品収容部とを有し、前記物品収容部
は、搬送体に着脱交換可能に設けられて被包装物の寸法
に対応した寸法で中空形成された収容枠部材と、該収容
枠部材の底部において、物品収容部に挿入される被包装
物の収容高さに応じて昇降動可能に設定された底部支持
部材とで構成されることを特徴とする。
【0006】前述した課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の別の発明に係る上包み包装機の
物品保持移送装置は、索体に所定間隔毎に配設されて走
行する複数の搬送体と、前記搬送体に配設されて被包装
物を収容保持する物品収容部と、前記物品収容部から所
定距離離間して設けられ、該物品収容部を覆うように載
置された包装シートを搬送体上面に吸引保持する吸引部
とから構成したことを特徴とする。
【0007】前述した課題を克服し、所期の目的を好適
に達成するため、本願の更に別の発明に係る上包み包装
機の物品保持移送装置は、索体に所定間隔毎に配設され
て走行する複数の搬送体と、前記搬送体に配設されて被
包装物を収容保持する物品収容部とを有し、前記物品収
容部を覆うように搬送体上に載置された包装シートの上
方から該物品収容部に挿入された被包装物を供給位置か
ら包装位置に向けて搬送するよう構成され、前記物品収
容部は、被包装物の寸法に対応した寸法で中空形成され
た収容枠部材と、物品収容部に挿入される被包装物の収
容高さに応じて昇降動可能に設定された底部支持部材
と、少なくとも前記供給位置において、被包装物の挿入
高さを一時的に上昇するべく底部支持部材を僅かに上昇
させる一時変位手段を有することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る上包み包装機
の物品保持移送装置につき、好適な実施例を挙げて以下
説明する。
【0009】図1は、実施例に係る物品保持移送装置が
配設される上包み包装機の概略構成を示すものであっ
て、該包装機10における饅頭等の被包装物11の搬送
方向上流側の機枠12に、包装材としてのプラスチック
フィルムが巻回された包材ロール14から連続フィルム
Fを引出すと共に所定の長さ毎に切断するフィルム供給
手段13が配設され、得られた所定寸法の方形のフィル
ムシート(包装シート)fが、下方を走行する搬送手段1
5に受け渡し載置されるよう構成される。このフィルム
供給手段13では、フィルムシートfにおける搬送手段
15の搬送方向前側に対応する端部を下方へ垂れ下がり
状に支持し、走行状態の後述する搬送体16の物品収容
部24とフィルムシートfとが位置合わせされた関係と
なるタイミングで、フィルムシートfの他端部の支持を
解除し、これによって該フィルムシートfを搬送体上に
受け渡すようにしてある。なお、前記フィルムとして
は、例えば20μ前後のポリエチレン素材のものが使用
されるが、材質はこれに限定されない。また包装材とし
ては、プラスチックフィルムに限らず、紙等他の材質の
ものを使用し得る。
【0010】図1に示す如く、前記フィルム供給手段1
3の下方には、該供給手段13から受け渡されたフィル
ムシートfを載置保持すると共に、該フィルム上に供給
された被包装物11をフィルムシートfと共に下流側に
搬送する搬送手段15が配設される。この搬送手段15
は、物品搬送方向に所定間隔毎に配設された例えばアル
ミ素材または各種プラスチック素材等からなる板状の複
数の搬送体16から構成され、該搬送体16はチェン−
スプロケットからなる駆動機構によって所定速度で走行
駆動されるよう構成される。すなわち、前記機枠12に
おける幅方向(搬送方向と交差する方向)に離間する一対
の側板12a,12a間の物品搬送方向上流端および下
流端に、図1および図2に示す如く、従動軸17と駆動
軸18とが回転可能に枢支されている。また従動軸17
および駆動軸18に、軸方向に離間して2つのスプロケ
ット19,19が夫々一体回転可能に配設され、搬送方
向で対をなすスプロケット19,19に無端チェン20
からなる索体が夫々巻掛けられている。そして、一対の
無端チェン20,20間に、走行方向に複数の搬送体1
6が所定間隔で架設され、図示しない駆動モータによっ
て無端チェン20,20を走行駆動することで、搬送体
16が所定速度で連続走行するよう構成される。なお、
搬送体16が配設される索体は、チェンに限らずベル
ト、その他のものであってもよく、従ってチェン−スプ
ロケットからなる動力伝達手段に代えて、ベルト−プー
リ等、その他の動力伝達手段を適宜に採用することが可
能である。
【0011】前記搬送体16は、図3に示す如く、平板
状の本体16aにおける幅方向に離間する位置に、該搬
送体16の走行方向に所定間隔で離間してフィルム保持
用の通気孔(吸引部)21が夫々上下に貫通するよう形成
される。また、搬送体16における物品搬送路(被包装
物11を搬送する上側の走路)の下面側には、走行方向
に並ぶ各通気孔列に対応して、吸引源としての吸引ブロ
ワ22に接続する吸引チャンバー23(図4参照)が、前
記フィルム供給手段13で垂れ下がり状に支持されてい
るフィルムシートfの下端部を保持可能な位置から、フ
ィルム絞り込み・封止位置(包装位置)までの間に設定さ
れる物品供給領域(供給位置)に亘って延在するよう夫々
配設される。そして、フィルム供給手段13から受け渡
されたフィルムシートfを、搬送体16の通気孔21,
21を介して作用する吸引力によって本体16aの上面
に密着保持した状態で下流側に搬送するよう構成され
る。
【0012】前記搬送体16の本体16aにおける前記
幅方向に離間する通気孔列の間に臨む略中央に、被包装
物11を収容保持する物品収容部24が設けられてい
る。この物品収容部24は、図5に示す如く、搬送体1
6に着脱交換可能に設けられ、被包装物11の外形の寸
法に対応する寸法で中空形成された略円筒形状の収容枠
部材25と、該収容枠部材25の底部において、物品収
容部24に挿入される被包装物11の収容高さに応じて
昇降動可能に設定された底部支持部材26とを基本的に
備える。
【0013】すなわち、図5に示す如く、前記本体16
aの略中央に円形の通孔16bが形成されると共に、該
本体16aの底面に、通孔16bを囲繞する外形が略円
形で縦断面凹形状をなす受け部材27が配設され、この
受け部材27および通孔16b内に亘り、前記収容枠部
材25が上方から着脱可能に装着され、該収容枠部材2
5の内部に、フィルムシートfと共に被包装物11が表
裏反転状態で収容される略円柱状の中空部28が上方に
開口するよう形成される。そして、被包装物11の外側
形状や寸法が変更されたときには、対応する形状、寸法
の中空部28が形成された収容枠部材25と交換するこ
とで対応し得るようになっている。また収容枠部材25
の内周面には、その着脱操作に際して手指やその他工具
等を引っ掛けて抜き取るための引っ掛け凹部25aを周
設してある。なお、この引っ掛け凹部25aは、中空部
28に対する被包装物11の挿入・放出を阻害するもの
でなく、手指や工具等を引っ掛け得るものであれば、1
以上の穴また溝部等であってもよい。前記物品収容部2
4を構成する収容枠部材25、底部支持部材26、受け
部材27の各構成部材は、例えばポリエチレン等からな
るエンジニアリングプラスチック、その他の合成樹脂材
で構成される。
【0014】前記受け部材27に対して収容枠部材25
は、複数(実施例では収容枠部材25を挟んで対向する
位置で2基)の係合手段29によって脱落が防止された
状態で係合保持されるよう構成される。この係合手段2
9は、収容枠部材25の外周面に周設された係合溝30
と、受け部材27に配設されて係合溝30に嵌合するよ
うバネ等によって進退自在な例えばボールプランジャー
等の係合部材31とから構成され、収容枠部材25を受
け部材27の内部に挿入したときに、係合溝30に係合
部材31が嵌合して該収容枠部材25は位置決め保持さ
れる。
【0015】前記受け部材27の底部略中央には、収容
枠部材25の内径より小さな内径の貫通孔27aが形成
され、該貫通孔27aに前記底部支持部材26が上下動
可能に挿通されている。この底部支持部材26の中空部
28内に臨む上端に、該中空部28に挿入される被包装
物11が載置される円盤状の載置台32が、中空部28
内を昇降動可能に配設される。また載置台32の上面、
すなわち被包装物11が載置される面には、該被包装物
11の対応する載置面(物品収容部24へ挿入する際の
下面で包装製品の上面)の形状に対応した凹部32aが
凹設されている。ちなみに実施例では、饅頭等のように
円弧面を呈する被包装物11が表裏反転状態で物品収容
部24の中空部28に挿入されるのに対応して、該凹部
32aは円弧状面に形成してある。
【0016】前記載置台32の外形寸法は、前記貫通孔
27aの内径寸法より大きく設定されると共に、受け部
材27の下方に突出する底部支持部材26の底面に、該
受け部材26の底面に当接可能なストッパ39が着脱可
能に配設されており、当該底部支持部材26は、載置台
32とストッパ39とによって受け部材27に対して所
定高さの上下動を許容された状態で脱落しないよう構成
される。なお、被包装物11の寸法や形状等が変更され
た時や、清掃や洗浄等のメンテナンス時には、ストッパ
39を底部支持部材26から取外すことで、該底部支持
部材26を搬送体16から取外すことができる。また底
部支持部材26の底部には、後述するガイドレール35
に案内されて該支持部材26を上下動させる案内部材と
してのローラ34が、取付具33を介して回動可能に枢
支されている。
【0017】前記搬送体16が走行する物品搬送路の下
方位置に、図1に示す如く、前記ローラ34が上面を転
動するガイドレール35が物品搬送方向に沿って配設さ
れ、このガイドレール35の高さ位置によって、搬送体
16が物品搬送路を走行する際の前記底部支持部材26
における載置台32の中空部28内での高さ位置が設定
される。このガイドレール35は、前記機枠12に対し
て昇降動可能に配設され、該機枠12に設けられた例え
ばネジ軸−ナット部材等からなる高さ調節手段36の操
作ハンドルを回転する等によって高さ位置の調節を行な
うことで、物品収容部24の中空部28に挿入されて載
置台32に載置されている被包装物11の上端が、搬送
体16の上面と略同一位置となる定位置に底部支持部材
26を保持するよう設定してある(図5(b)参照)。
【0018】前記ガイドレール35における少なくとも
物品供給領域に臨む上面には、図1および図5(a)に示
す如く、前述した定位置より僅かに上昇した仮支持位置
に底部支持部材26を保持して、物品収容部24に挿入
された被包装物11の上端を搬送体16の上面より僅か
に突出した位置となるようにする一時変位手段としての
段部35aが設けられている。そして、搬送体16が後
述する絞り・封止手段37までに至る間に底部支持部材
26を前述の定位置まで下降することで、人手にて物品
収容部24に傾いて挿入された被包装物11の姿勢を修
正し、被包装物11が傾いた状態のままで絞り込みや封
止等の後処理がなされて包装不良となるのを抑制するよ
うになっている。なお、段部35aの始端および終端に
はスロープが設けられ、ローラ34の乗り移りが円滑に
行なわれるよう構成される。
【0019】前記物品供給領域より下流側の機枠12の
上部には、前記搬送体16によって被包装物11と共に
搬送されるフィルムシートfの物品収容部24から外方
に延出するフィルム縁部を被包装物11の上面に沿って
絞り込むと共に、その絞り込み重合部を溶着シールする
絞り・封止手段37が配設されている。また前記搬送体
16による物品搬送終端には、該搬送体16の物品収容
部24に収容されている被包装物11を外部へ放出する
放出手段38が配設される。この放出手段38は、図2
に示す如く、前記駆動軸18における両スプロケット1
9,19の間に臨む位置に配設された放出カムで構成さ
れ、該カム38に前記底部支持部材26に配設されたロ
ーラ34が当接して転動することで、該底部支持部材2
6が中空部28の開口部側に向けて移動して被包装物1
1を物品収容部外へ強制的に押し出すよう構成される。
これにより、包装が完了した被包装物11は、表裏が反
転した姿勢で排出コンベヤ(図示せず)に放出されるよう
になっている。
【0020】
【実施例の作用】次に、実施例に係る上包み包装機の物
品保持移送装置の作用につき説明する。上包み包装機1
0の運転を開始すると、前記フィルム供給手段13によ
り包材ロール14から連続フィルムFが引出されて所定
の長さ毎に切断され、得られたフィルムシートfは、搬
送方向前側の端部がフィルム供給手段13の下方を走行
している搬送体16の上面に対して垂れ下がり状に支持
される。このフィルム下端部には、搬送体16における
通気孔21,21を介して作用する吸引力によって搬送
体16による引張作用が働く。そして、走行している搬
送体16の物品収容部24とフィルムシートfとが位置
合わせされるタイミングにおいて、フィルム供給手段1
3による他端部の支持が解除され、該フィルムシートf
が搬送体16上に物品収容部24の上部開口を覆うよう
に受け渡されて載置される。このフィルムシートfは、
物品収容部24を挟む両側の通気孔21,21を介して
作用する吸引力によって搬送体上面に密着保持され、位
置ずれするのは防止される。
【0021】前記フィルムシートfが載置保持された搬
送体16の物品収容部24における中空部28に対し、
前記物品供給領域において該フィルムシートfの上方か
ら表裏反転状態(饅頭の円弧面が下向きとなる姿勢)の被
包装物11を挿入する。これにより、物品収容部24の
中空部28に挿入された被包装物11は上面を除く中空
部28に沿う面がフィルムシートfで包まれると共に、
該フィルムシートfの縁部は中空部28から外方に所定
長さだけ延出する。このとき、前記底部支持部材26は
ローラ34がガイドレール35の段部35aを転動して
仮支持位置に保持されており、図5(a)に示す如く、物
品収容部24の中空部28に挿入された被包装物11の
上端は、搬送体16の上面より僅かに突出する位置に保
持される。そして、搬送体16によりフィルムシートf
と共に下流側に搬送される被包装物11が、前記絞り・
封止手段37によるフィルム絞り込み・封止位置に到来
するまでに、前記ローラ34は段部35aから離脱して
定位置まで下降し、これによって被包装物11は、その
上端が搬送体16の上面と略同一の位置まで下降する
(図5(b)参照)。すなわち、人手にて物品収容部24に
傾いて挿入された被包装物11の姿勢を修正することが
でき、被包装物11が傾いた状態のままで絞り込み・封
止処理がなされて包装不良となるのは防止される。また
被包装物11が載置される前記載置台32の上面に、該
被包装物11の載置面に対応した凹部32aが形成され
ているから、中空部28内に被包装物11が安定して収
容される。
【0022】前記被包装物11が収容されている搬送体
16が、前記フィルム絞り込み・封止位置に到来するタ
イミングで、前記絞り・封止手段37が作動し、物品収
容部24の中空部外に延出するフィルムシートfの縁部
を被包装物11の上面に沿って絞り込むと共に、そのフ
ィルム絞り込み重合部を溶着シールして封止する。そし
て、包装された被包装物11を搬送する搬送体16が搬
送終端部に到来し、前記底部支持部材26のローラ34
が放出カム38上を転動することにより、該底部支持部
材26が物品収容部24の開口部側に向けて移動するこ
とで被包装物11が強制的に押し出される。この場合
に、被包装物11は表側が上向きとなる姿勢で排出コン
ベヤに放出されて系外に排出される。
【0023】このように、被包装物11を搬送体16の
物品収容部24に収容した状態でフィルムシートfの絞
り込み・封止処理を行なうので、被包装物11が軟弱な
物品であっても、該包装物11を変形させることなく連
続包装することができる。また、前記物品収容部24を
構成する収容枠部材25は搬送体16に対して着脱可能
に構成してあるから、被包装物11の寸法や形状等が変
更された場合は、該収容枠部材25を交換することで対
応し得る。また被包装物11のカス等が付着した場合
に、収容枠部材25のみを取外して外部で簡単に清掃や
洗浄を行なうことができ、メンテナンス性が向上すると
共に作業時間を短縮し得る。更に、前記ガイドレール3
5を高さ調節手段36により位置調節することで、寸法
変更された被包装物11の物品収容部24内での収容高
さ位置を簡単に変えることができる。
【0024】
【変更例】実施例では、連続フィルムから所定寸法毎に
切断した包装シートを搬送体の上面に受け渡すようにし
たが、予め切断された包装シートを使用するようにして
もよい。実施例では搬送体の本体とは別体で受け部材を
構成したが、該受け部材を本体に一体に形成してもよ
く、また搬送体と収容枠部材とを係合保持する係合手段
の係合溝と係合部材との配設関係は、実施例とは逆で係
合溝を搬送体に設けると共に収容枠部材に係合部材を設
けてもよく、更にその配設数も限定されない。なお、実
施例ではフィルム縁部を絞り込み・封止処理する包装機
に物品保持移送装置を採用した場合で説明したが、フィ
ルム縁部を折り畳み・封止処理する形態の包装機等にも
採用できる。
【0025】また実施例では、底部支持部材を一時的に
上昇させる一時変位手段として、ガイドレールに一体的
に設けた段部の場合で説明したが、底部支持部材を上昇
させる領域に別のレール部材を配設し、該レール部材を
昇降動する構成の一時変位手段を採用することができ
る。更に、案内部材はローラに限定されるものでなく、
ボールベアリング等、その他転動することなく摺動する
各種部材等、ガイドレールに沿って案内されるものであ
ればよい。なお、ガイドレールの高さ調節手段は、操作
ハンドを人手にて操作するのに替えて、シリンダやモー
タ等の駆動手段により自動調節が可能なものを採用し得
る。
【0026】
【発明の効果】以上に説明した如く、本発明の請求項
1、請求項2または請求項3に係る物品保持移送装置に
よれば、物品収容部に被包装物を収容保持した状態で包
装シートによる包装を行ない得るから、従来人手に頼っ
ていた饅頭等の軟弱な物品を変形させることなく自動包
装することができ、また薄手のフィルムであっても良好
に包装し得る。また請求項1に係る物品保持移送装置で
は、収容枠部材は搬送体に対して着脱可能であるから、
被包装物の寸法や形状等が変更された場合の交換や清掃
等のメンスナンスを短時間で容易に行ない得る。更に、
請求項2に係る物品保持移送装置では、搬送体上面に吸
引部で包装シートを吸引保持するから、該シートが搬送
中に位置ずれするのは防止される。更にまた、請求項3
に係る物品保持移送装置によれば、底部支持部材を一時
的に上昇させておくことで、被包装物を物品収容部に挿
入した後に、その姿勢を修正して自動挿入することがで
きる。
【0027】請求項4に係る物品保持移送装置によれ
ば、搬送体に対して収容枠部材を係合手段により確実に
取付け得ると共に、該収容枠部材を引っ掛け凹部を介し
て簡単に取外すことができる。また請求項5に係る物品
保持移送装置によれば、物品収容部が被包装物の寸法に
対応する寸法に形成されると共に、該被包装物が載置さ
れる載置台を被包装物の載置面に対応する形状に形成し
てあるから、被包装物を安定して収容保持した状態で搬
送し得る。
【0028】請求項6に係る物品保持移送装置によれ
ば、ガイドレールに沿って案内される案内部材によって
底部支持部材の高さを安定して維持し得る。また請求項
7に係る物品保持移送装置によれば、物品搬送終端部に
おいて物品収容部から被包装物を放出手段により確実に
放出することができる。更に、請求項8に係る物品保持
移送装置によれば、高さ調節手段によりガイドレールの
位置調節を行なうことで、底部支持部材の位置調節を行
ない得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る上包み包装機の全体を示す概略側
面図である。
【図2】実施例に係る物品保持移送装置を示す要部概略
平面図である。
【図3】実施例に係る搬送体を示す概略平面図である。
【図4】実施例に係る物品保持移送装置を示す要部概略
縦断面図である。
【図5】実施例に係る搬送体を底部支持部材が仮支持位
置および定位置の各状態で示す概略縦断面図である。
【符号の説明】
11 被包装物 16 搬送体 20 無端チェン(索体) 21 通気孔(吸引部) 24 物品収容部 25 収容枠部材 25a 引っ掛け凹部 26 底部支持部材 28 中空部 29 係合手段 30 係合溝 31 係合部材 32 載置台 34 ローラ(案内部材) 35 ガイドレール 35a 段部(一時変位手段) 36 高さ調節手段 38 放出カム(放出手段) f フィルムシート(包装シート)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 索体(20)に所定間隔毎に配設された複数
    の搬送体(16)と、 前記搬送体(16)に配設されて被包装物(11)を収容保持す
    る物品収容部(24)とを有し、 前記物品収容部(24)は、搬送体(16)に着脱交換可能に設
    けられて被包装物(11)の寸法に対応した寸法で中空形成
    された収容枠部材(25)と、該収容枠部材(25)の底部にお
    いて、物品収容部(24)に挿入される被包装物(11)の収容
    高さに応じて昇降動可能に設定された底部支持部材(26)
    とで構成されることを特徴とする上包み包装機の物品保
    持移送装置。
  2. 【請求項2】 索体(20)に所定間隔毎に配設されて走行
    する複数の搬送体(16)と、 前記搬送体(16)に配設されて被包装物(11)を収容保持す
    る物品収容部(24)と、 前記物品収容部(24)から所定距離離間して設けられ、該
    物品収容部(24)を覆うように載置された包装シート(f)
    を搬送体上面に吸引保持する吸引部(21)とから構成した
    ことを特徴とする上包み包装機の物品保持移送装置。
  3. 【請求項3】 索体(20)に所定間隔毎に配設されて走行
    する複数の搬送体(16)と、 前記搬送体(16)に配設されて被包装物(11)を収容保持す
    る物品収容部(24)とを有し、 前記物品収容部(24)を覆うように搬送体上に載置された
    包装シート(f)の上方から該物品収容部(24)に挿入され
    た被包装物(11)を供給位置から包装位置に向けて搬送す
    るよう構成され、 前記物品収容部(24)は、被包装物(11)の寸法に対応した
    寸法で中空形成された収容枠部材(25)と、物品収容部(2
    4)に挿入される被包装物(11)の収容高さに応じて昇降動
    可能に設定された底部支持部材(26)とを有し、 少なくとも前記供給位置において、被包装物(11)の挿入
    高さを一時的に上昇するべく底部支持部材(26)を僅かに
    上昇させる一時変位手段(35a)を備えることを特徴とす
    る上包み包装機の物品保持移送装置。
  4. 【請求項4】 前記搬送体(16)と収容枠部材(25)は係合
    手段(29)によって着脱交換可能に係合されるよう構成さ
    れ、該係合手段(29)は、搬送体(16)または収容枠部材(2
    5)の何れか一方に設けられた係合溝(30)と、他方に設け
    られて係合溝(30)に嵌合するよう進退自在に設定された
    係合部材(31)とを備え、また収容枠部材(25)の内周面に
    は着脱操作用の引っ掛け凹部(25a)が形成されている請
    求項1記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
  5. 【請求項5】 前記物品収容部(24)は、被包装物(11)の
    寸法に対応する寸法で中空に形成される収容枠部材(25)
    と、該枠部材(25)の中空部(28)を昇降動可能に設定さ
    れ、被包装物(11)の載置面に対応した形状に凹設された
    載置台(32)を有する底部支持部材(26)とで構成される請
    求項2記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
  6. 【請求項6】 前記底部支持部材(26)を所定の高さに維
    持するためのガイドレール(35)と、底部支持部材(26)に
    配設されてガイドレール(35)に沿って案内される案内部
    材(34)とを有する請求項1,3または5の何れかに記載
    の上包み包装機の物品保持移送装置。
  7. 【請求項7】 前記搬送体(16)の物品搬送終端部におい
    て底部支持部材(26)を物品収容部(24)の開口部側に向け
    て移動して被包装物(11)を物品収容部(24)外へ放出する
    放出手段(38)が設けられている請求項1,3,5または6
    の何れかに記載の上包み包装機の物品保持移送装置。
  8. 【請求項8】 前記ガイドレール(35)の高さ位置を調節
    する高さ調節手段(36)が設けられている請求項6記載の
    上包み包装機の物品保持移送装置。
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