JP2004210349A - 同封物供給装置 - Google Patents
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Abstract
【効果】従来に比べ、効率的に同封物3を容器群2Aに供給することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は同封物供給装置に関し、詳しくは所定数集積された首部を有する容器群に、シート状の同封物を供給する同封物供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、医薬品等の充填された容器をケース内に梱包する際には、この医薬品に関する能書や、この医薬品を服用するためのストロー等のシート状の同封物を共にケース内に梱包する必要がある。
そこで、特許文献1〜3に記載されるような、自動的に上記同封物を容器と共にケース内に梱包するための同封物供給装置が開示されている。
特許文献1は、複数の容器を展開されたケースの上方に載置し、ケースを折り畳んで容器を梱包する間にケースの側面と容器との間に同封物を挿入し、同封物ごとケースを折り畳んで容器とケースの側面で同封物を挟持する同封物供給装置となっている。
また特許文献2,3は、搬送手段上を整列して搬送される容器群に対し、強制的に容器と容器との間に隙間を形成して、この隙間内に同封物を挿入し、同封物が挿入されたら再び上記容器と容器の隙間を無くして、同封物を容器と容器とで挟持させる同封物供給装置となっている。
【0003】
【特許文献1】
実開平3−62051号公報
【特許文献2】
実公昭55−49289号公報
【特許文献3】
特公平6−43210号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1の場合、容器をケースの上に載置し、さらにケースの梱包動作中に同封物をケースと容器との間に挿入する動作を必要とするため、梱包動作が一旦途切れることとなり、効率が悪化するという問題が生じている。
また上記特許文献2,3の場合、容器群を一旦停止させたり、搬送される容器の搬送速度を落とすことによって容器と容器との間に強制的に隙間を形成するようになっているので、高速な処理を行うことができず、効率が悪いという問題が生じている。
以上のような問題に鑑み、本発明は梱包や搬送の妨げとならず、効率的に容器群に対して同封物を供給することの可能な同封物供給装置を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1に係る同封物供給装置は、所定数集積された首部を有する容器群に、シート状の同封物を供給する同封物供給装置において、
容器を複数列の整列状態で搬送する搬送手段と、シート状の同封物を二つ折りにする折り曲げ手段と、二つ折りにされた同封物を把持する把持手段と、同封物を把持した把持手段を移動させて上記同封物を隣接する容器の首部間によって形成される空間に供給させる移動手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
また請求項2に係る同封物供給装置は、所定数集積された首部を有する容器群に、シート状の同封物を供給する同封物供給装置において、
容器を複数列の整列状態で、かつ各列の間に中仕切りを介在させた状態で搬送する搬送手段と、シート状の同封物を二つ折りにする折り曲げ手段と、二つ折りにされた同封物を把持する把持手段と、同封物を把持した把持手段を移動させて上記同封物を上記中仕切りの上方であって隣接する容器間に形成される空間に供給させる移動手段とを備えることを特徴としている。
【0007】
上記請求項1の発明によれば、シート状の同封物を二つ折りにした後、この同封物を隣接する容器の首部間によって形成される空間に供給するので、上記特許文献1のように梱包動作を阻害することはなく、特許文献2,3のように容器と容器の間に強制的に隙間を形成させる必要もない。したがって容器群に同封物を供給する際の上述したような問題が解決され、効率的に同封物を容器群に供給することができる。
【0008】
上記請求項2の発明によれば、シート状の同封物を二つ折りにした後、この同封物を中仕切りの上方であって隣接する容器間に形成される空間に供給するので、上記特許文献1のように梱包動作を阻害することはなく、特許文献2,3のように容器と容器の間に強制的に隙間を形成させる必要もない。したがって容器群に同封物を供給する際の上述したような問題が解決され、効率的に同封物を容器群に供給することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下図示実施例について説明すると、図1、図2は本実施例における同封物供給装置1を示し、この同封物供給装置1は2列5行で搬送される医薬品の容器群2A(図2参照)に同封物3を供給する装置である。なお、本発明では容器2の搬送方向前後を列とし、これに交差する方向を行としている。
そしてこの同封物供給装置1の後工程には図示しないケーサが設けられており、このケーサによって上記容器群2Aと同封物3が図示しないケース内に梱包されるようになっている。
ここで、本実施例における容器2には医薬品が既に充填されており、所定の直径からなる円筒状の胴部2aと、この胴部2aの上端部からキャップ2cにかけて縮径してゆく首部2bとを有している。(図3参照)
また、本実施例では容器2に貼付されたラベル等に傷がつくのを防止するため、容器群2Aの各容器2の間には中仕切り4(図2)が挿入されており、本実施例の中仕切り4は所定の厚さを有する4枚の縦仕切り板4aと1枚の横仕切り板4bとを互いに直角に交差させたものとなっていて、上記中仕切り4の高さは容器2の首部2bよりも下方に位置するようになっている。
そして上記同封物3は容器2に充填された医薬品に関する能書5と、当該医薬品を服用するためのストローを個別包装し、これらを並行に10本分並べてシート状にしたもの(以下シート状ストロー6という)とを重ね合わせたものであり、図に示すように上記能書5とシート状ストロー6の寸法は平面的に見てほぼ同一となっている
【0010】
次に同封物供給装置1の全体の構成について説明すると、図1、図2にはそれぞれ同封物供給装置1を構成する各手段が示してあり、図1には上記能書5を供給する能書供給手段11と、シート状ストロー6を供給するストロー供給手段12と、上記能書5の上にシート状ストロー6を重ね合わせて同封物3を形成する重畳手段13とが示してある。
また上記能書供給手段11と重畳手段13に渡って能書5を搬送する第1チェーンコンベヤ14が設けられており、この第1チェーンコンベヤ14には上記能書供給手段11と重畳手段13との間に、能書5に折れ曲げ部5aを形成して、同封物3を折り曲げやすくするための癖折り手段15が設けられている。
そして図2には容器2を2列5行の容器群2Aに整列させて当該容器群2Aを搬送する搬送手段16と、上記重畳手段13によって形成された同封物3を折り曲げると共に、当該同封物3を上記容器群2Aに供給する供給手段としての同封物供給手段17とが示してある。
【0011】
以下図1に示す各手段から説明すると、上記能書供給手段11は従来公知の技術となっているのでその詳細な説明を省略するが、この能書供給手段11は必要な寸法に折り曲げられた能書5を、その長手方向と上記第1チェーンコンベヤ14の搬送方向とが一致するように第1チェーンコンベヤ14上に供給するようになっている。
そして第1チェーンコンベヤ14は、2本の無端状のチェーン21を並行に備え、このチェーン21は図示しない上流側のスプロケットと、下流側で上記同封物供給手段17に隣接する位置に設けられたスプロケット22との間に掛け渡され、図示しないモータによって連続的に回転するようになっている。
また上記チェーン21には能書供給手段11より載置された能書5と係合する係合部材23が設けられ、当該係合部材23は各チェーン21の円周方向等間隔に設けられると共に、一方のチェーン21に設けられた係合部材23と、もう一方のチェーン21に設けられた係合部材23とが第1チェーンコンベヤ14の搬送方向に位置を合わせて並走するようになっている。
またこの第1チェーンコンベヤ14の両側には図示しないガイドが設けられ、2本のチェーン21上に載置される能書5が第1チェーンコンベヤ14より落下しないようにしている。
したがって、上記能書供給手段11が能書5を第1チェーンコンベヤ14の2本のチェーン21上に供給すると、上記係合部材23が能書5の上流側の端部に係合し、能書5を下流側へと搬送することとなる。
【0012】
次に上記癖折り手段15について説明すると、この癖折り手段15は第1チェーンコンベヤ14の途中に位置し、円周状に断面凹字型の環状溝26aを有する第1回転部材26と、この第1回転部材26の環状溝26aに係合する断面凸字型の環状突起27aを有する第2回転部材27とを備え、第1回転部材26は図示しないモータによって図示時計回りに回転し、第2回転部材27は能書5の移動に伴って自由に回転するようになっている。
そして第1回転部材26と第2回転部材27の係合する位置は第1チェーンコンベヤ14における能書5の搬送される高さと一致するように設けられており、さらに上記モータは第1回転部材26の回転速度と第1チェーンコンベヤ14上の能書5の速度とが一致するように回転する。
したがって、第1チェーンコンベヤ14上を搬送される能書5が第1回転部材26と第2回転部材27との間に進入すると、この能書5は第1、第2回転部材26、27の環状溝26aと環状突起27aの間に挟まれてV字型に折り曲げられ、さらに能書5が第1回転部材26と第2回転部材27を通過すると、能書5は再びチェーン21上に展開すると共に、再び上記係合部材23に係合されて下流側に搬送されることとなる。
【0013】
次にストロー供給手段12は上記第1チェーンコンベヤ14の上方に位置し、切断されていない連続したシート状ストロー6をロール状に保持する図示しないストローリールと、ストローリールよりシート状ストロー6を引き出す第1、第2バキュームドラム31,32と、連続するシート状ストロー6を10本ずつ切断するためのカッタ33と、10本ずつに切断されたシート状ストロー6をストローと並行に半分に折り畳む折り畳み手段34と、折り曲げられたシート状ストロー6を上記重畳手段13に搬送する排出コンベヤ35とを備えている。
上記第1バキュームドラム31は図示しないモータによって図示時計回りに回転し、その真下に位置する第2バキュームドラム32は図示しないモータによって図示反時計回りに回転するようになっている。
また第1、第2バキュームドラム31,32の表面には無数の通気孔が形成されており、この通気孔は図示しない負圧源と連通して上記シート状ストロー6を吸着するようになっている。
そして、上記第1バキュームドラム31における図示左側の半分では通気孔と負圧源との連通が遮断されるようになっており、一方第2バキュームドラム32では図示右側の半分で通気孔と負圧源との連通が遮断されるようになっている。
【0014】
次に上記カッタ33は第1バキュームドラム31の上方に設けられており、この第1バキュームドラム31に対して2段階に食い込み量を変更できるようになっている。
具体的には、カッタ33は10本のストローが通過するごとに深く食い込んでシート状ストロー6を完全に切断し(切断線6a)、それ以外の時には各ストローの間に浅く食い込んでシート状ストロー6の各ストローの間ににミシン目6bを形成する。
【0015】
また上記折り畳み手段34は上下2段に設けられたコンベヤベルト36,37と、このコンベヤベルト36,37の間に挿入されてシート状ストロー6を折り畳む板状のプッシャ38とを備え、上記コンベヤベルト36,37は上記第2バキュームドラム32より垂れ下がるシート状ストロー6の図示右側に位置するように設けられている。
上記2つのコンベヤベルト36,37は図示しないモータによって作動し、互いに向き合う搬送面の搬送方向がどちらも図示右側に向くようになっている。またこの搬送面同士の距離は上記プッシャ38の厚みにシート状ストロー6の厚みを加算したものとなっている。
そしてプッシャ38は図示しないエアシリンダによって水平に進退動し、上記コンベヤベルト36,37に対しシート状ストロー6の反対側に位置すると共に、その高さは上記第2バキュームドラム32より垂れ下がり、上記カッタ33によって10本ずつに切断されたシート状ストロー6の5本目と6本目の間と同じ高さとなるように設けられている。
また排出コンベヤ35の搬送面はコンベヤベルト37の搬送面よりも若干低い高さに位置し、上記コンベヤベルト36,37によって搬送されるシート状ストロー6をその上面で受け取れるようになっている。
【0016】
以上の構成から、折り畳み手段34の動作について説明すると、第1バキュームドラム31の上方よりシート状ストロー6が供給されると、このシート状ストロー6は第1バキュームドラム31の右方側に吸着されて時計回りに搬送される。
この間、上記カッタ33はストロー10本ごとにシート状ストロー6を切断し、この切断を行う間にミシン目6bを形成するようになっている。
そして、第1バキュームドラム31が回転して切断されたシート状ストロー6が第1バキュームドラム31の下端に達すると、第1バキュームドラム31の通気孔と負圧源とが遮断されるので、シート状ストロー6は第1バキュームドラム31より離脱する。
また第1バキュームドラム31より離脱したシート状ストロー6は、第2バキュームドラム32の左方側に吸着され、第2バキュームドラム32が回転してシート状ストロー6が第2バキュームドラム32の下方に達すると、ここでも第2バキュームドラム32の通気孔と負圧源とが遮断されてシート状ストロー6は第2バキュームドラム32より離脱して垂直方向に垂れ下がる。
さらにシート状ストロー6が上記第2バキュームドラム32より垂れ下がって5本目と6本目のストローの中間位置がプッシャ38の位置に到達すると、プッシャ38が図示右方に移動して10本のストローからなるシート状ストロー6を半分に折り畳みながら2つのコンベヤベルト36,37の間に挿入する。
その後プッシャ38が元の位置に復帰しようとするが、シート状ストロー6は上下のコンベヤベルト36,37によって挟まれているので、シート状ストロー6はプッシャ38によって引きずられることなく、2つに折り畳まれた状態で排出コンベヤ35上へと搬送される。
【0017】
次に、上記重畳手段13は上記ストロー供給手段12の排出コンベヤ35からシート状ストロー6を供給されるスロープ41と、図示しない複数個のスピンドルに掛け渡されたチェーン42と、このチェーン42上に等間隔に設けられた仕切り部材43とを備え、上記チェーン42は上記スピンドルを駆動する図示しないモータによって、図示反時計回りに回転するようになっている。
上記スロープ41はシート状ストロー6をストロー供給手段12から第1チェーンコンベヤ14へと移動させるために設けられており、このスロープ41の下端部と第1チェーンコンベヤ14のチェーン21との間には上記係合部材23が通過可能な程度の間隔が設けられている。
次に仕切り部材43の先端部はスロープ41にほぼ接触する状態を保ったままスロープ41の表面に沿って移動するようになっており、スロープ41上のシート状ストロー6の後端部を押圧することができるようになっている。
また仕切り部材43はスロープ41に沿って移動した後は第1チェーンコンベヤ14と並行して進むようになっていて、このときは上記第1チェーンコンベヤ14の係合部材23と干渉しない高さを移動するように設けられている。
さらに、仕切り部材43の移動する速度と、上記係合部材23の移動する速度とは同じ速度となるように設定され、なおかつ仕切り部材43が第1チェーンコンベヤ14に沿って移動する際には、仕切り部材43のシート状ストロー6を押圧する面と係合部材23の能書5を押圧する面とは同一位置を移動するようになっている。
【0018】
以上のことから、重畳手段13では上記ストロー供給手段12よりスロープ41上にシート状ストロー6が搬送されると、上記仕切り部材43がこのシート状ストロー6の後端部を押圧して当該シート状ストロー6をスロープ41に沿って第1チェーンコンベヤ14へと搬送する。
そしてシート状ストロー6の先端部がスロープ41より第1チェーンコンベヤ14上に落下する際には、係合部材23が能書5を搬送しているので、シート状ストロー6の先端部は能書5の先端部に重合するようになる。
さらにこのまま仕切り部材43がこのシート状ストロー6の後端部を押圧してゆくと、シート状ストロー6はそのまま能書5の上面に落下し、このとき仕切り部材43のシート状ストロー6を押圧する面と係合部材23の能書5を押圧する面とは同一位置であるので、シート状ストロー6がスロープより落下すると、シート状ストロー6の後端部は上記係合部材23に係合されるようになる。
このように、重畳手段13によって能書5とシート状ストロー6とは重合されて上記同封物3とされ、図2に記載される同封物供給手段17へと搬送されることとなり、第1チェーンコンベヤ14から第2チェーンコンベヤ51へと受け渡される。
【0019】
次に以下図2に示す各手段を説明すると、最初に本実施例における搬送手段16は容器群2Aを搬送するコンベヤベルトであって、第1チェーンコンベヤ14と並行に設けられると共に、容器群2Aを図示左方の下流側に向けて連続的に搬送するようになっている。
この搬送手段16の上流側には、上記中仕切り4を供給する図示しない中仕切り供給手段が設けられ、搬送手段16の下流側には、上記容器群2A、中仕切り4、同封物3をひとつのケースに梱包する図示しないケーシング手段が設けられている。
また上記搬送手段16の両側には容器2を2列で搬送するためのガイド46が設けられ、このガイド46は搬送手段16の上流側で広がっていて、その中央部で中仕切り4が搬送され、その両側に5本の容器2が1列で搬送されるようになっている。
そして搬送手段16で搬送される容器群2Aの搬送ピッチは、上記第1、第2チェーンコンベヤ14,51によって搬送される同封物3のピッチと同一であり、容器群2Aの搬送速度についても上記第1、第2チェーンコンベヤ14,51によって搬送される同封物3の搬送速度と同一となっている。
【0020】
中仕切り供給手段は上述したような4枚の縦仕切り板4aと1枚の横仕切り板4bとからなる中仕切り4を搬送手段16上に供給し、供給された中仕切り4は中仕切りガイド47で案内されて送られる。
また容器2は5本ずつ1列で中仕切りガイド47の両側を搬送され、各列の先頭の容器2が上記中仕切り4の先頭の縦仕切り板4aよりも下流に位置し、なおかつ2本目以降の容器2がそれぞれ各縦仕切り板4aの上流側に位置するように送られる。
このため、上記中仕切り4と容器2とが搬送手段16上を互いに下流側に搬送されると、ガイド46が狭くなるとともに中仕切りガイド47は途切れるので、容器2は先頭から順次中仕切り4の各仕切り内に収容されて上記容器群2Aが形成されることになる。
また、中仕切り4に収容された容器2と容器2との間にはそれぞれ縦仕切り板4aおよび横仕切り板4bが介在しているため、各容器2の胴部2a間には各仕切り板4a,4bの厚さに応じた間隙が形成され、さらにその上方には胴部2aより小径の首部2b間に空間が形成されている。
【0021】
次に、図2に示すように上記同封物供給手段17は第1チェーンコンベヤ14から同封物3を受け取る第2チェーンコンベヤ51と、移動手段52(図3参照)によって移動して同封物3の表面に当接する当接部材53と、同封物3の端部を持ち上げて同封物3を2つに折り曲げる折り曲げ手段を構成する折り曲げ部材54と、上記当接部材53と共に移動し、折り曲げられた同封物3の重なりあう端部側を把持する把持手段としてのフラップ55とを備えている。
第2チェーンコンベヤ51は上流側と下流側に1つずつ設けられたスプロケット56,57と、これらスプロケット56,57に掛け渡されたチェーン58とを備え、上流側のスプロケット56は上記第1チェーンコンベヤ14の一対のチェーン21の間に位置しており、第1チェーンコンベヤ14の下流位置で第2チェーンコンベヤ51がラップしている。
そして上記チェーン58には上記第1チェーンコンベヤ14の係合部材23と同形の係合部材59が設けられ、その配置間隔は第1チェーンコンベヤ14の係合部材23と同間隔となっている。
また上記スプロケット56は図示しないモータによって回転し、第2チェーンコンベヤ51の搬送速度と第1チェーンコンベヤ14の搬送速度とが同一に設定され、さらに上記第1チェーンコンベヤ14と第2チェーンコンベヤ51のラップする区間では係合部材23、59が一直線に整列して移動するようになっている(図1参照)。
したがって第1チェーンコンベヤ14上を搬送される同封物3が第1チェーンコンベヤ14の下流に差し掛かると、第2チェーンコンベヤ51の係合部材59が第1チェーンコンベヤ14の搬送面からせり出して当該同封物3に係合し、さらに同封物3が第1チェーンコンベヤ14の下流端に達すると、係合部材23は第2チェーンコンベヤ51の搬送面より埋没して、係合部材59が同封物3と係合して第2チェーンコンベヤ51の下流に向けて搬送する。
【0022】
次に上記折り曲げ部材54は第2チェーンコンベヤ51の両側に設けられた2本の断面円形の部材であり、この折り曲げ部材54の上流部は上記第1チェーンコンベヤ14のスプロケット22のすぐ下流側にまで達し、その高さは第1チェーンコンベヤ14の搬送面と同じ高さとなっている。
そして折り曲げ部材54は第2チェーンコンベヤ51に沿って下流側となるにしたがって、その高さは第2チェーンコンベヤ51の搬送面に対して斜めに高くなり、さらに上記折り曲げ部材54の幅は第2チェーンコンベヤ51に沿って下流側となるにしたがって狭くなるように設けられている。
【0023】
次に図3を用いて移動手段52について説明すると、移動手段52は2本のベース61と、各ベース61に回転自在に設けられた回転軸62と、各回転軸62の上下に設けられたスプロケット63A、63Bとを備え、2つの回転軸62における各スプロケット63A、63Bの間にはそれぞれチェーン64が掛け渡されている。
また上記回転軸62のうちいずれか一方の回転軸62には図示しないモータが設けられ、上記チェーン64を図2の図示時計回りに回転させるようになっている。
さらに、上記一対のチェーン64には上下方向に2本1組のスライドガイド65が設けられ、このスライドガイド65は上記第1、第2チェーンコンベヤ14、51上を搬送される同封物3と同一のピッチで等間隔に複数設けられている。
また各スライドガイド65には昇降可能に昇降ブロック66が設けられ、この昇降ブロック66の内側にはカムフォロア67が設けられている。このカムフォロア67はチェーン64の内周側に設けられたレールカム68と噛合し、レールカム68の高さに応じて昇降ブロック66を昇降させるようになっている。
そして上記昇降ブロック66にはそれぞれアーム69が設けられ、このアーム69の下方には同封物3に上方から当接する板状の当接部材53と、当接部材53を挟むように開閉する2枚のフラップ55とが備えられている。
このような構成を有する移動手段52は、第2チェーンコンベヤ51の上方では当接部材53とフラップ55とを同封物3の移動に追従させてこれと同方向に移動させるようになっている。
また搬送手段16の上方では、移動手段52は当接部材53とフラップ55とを容器群2Aの移動に追従させてこれと同方向に移動させ、かつ下降させてフラップ55で把持した同封物3を所定の容器群2Aに供給させるようになっている。
【0024】
上記フラップ55は当接部材53の上部に開閉自在に軸支されており、この軸支部には共に歯車55aが設けられ、一方のフラップ55の開度と他方のフラップ55の開度が一定となるようになっている。
また一方のフラップ55の外側には、図示しないエア供給源によって伸縮するエアシリンダ70が設けられ、このエアシリンダ70は上記アーム69に揺動自在に設けられている。
そしてこのエアシリンダ70を縮退させると、このエアシリンダ70の接続されたフラップ55が開き、これと同時に上記歯車55aが噛合することにより、もう一方のフラップ55も開くようになっている。
【0025】
そしてこの把持手段を備えた同封物供給手段17による供給動作を図2の(a)〜(h)の各状態について説明する。本実施例では上記回転軸62はモータによって連続的に回転しており、(a)〜(h)で間欠的に停止しているものではない。
当接部材53およびフラップ55が(a)に位置するとき、上記移動手段52のレールカム68はカムフォロア67を下方に移動させて、当該当接部材53が能書5に形成された折れ曲げ部5aの上方位置でシート状ストロー6に当接する。
またこの(a)の状態では、上記エアシリンダ70は縮退してフラップ55は開いた状態となっている。
次に(a)から(b)にかけてレールカム68は水平に設けられていて、(b)の位置まで上記昇降ブロック66は水平に移動し、当接部材53は移動手段52によって第2チェーンコンベヤ51を搬送される同封物3に対して等速で追従移動する。
【0026】
ここで図4に示すように、(a)から(b)に移行する間に、上記折り曲げ部材54の高さが第2チェーンコンベヤ51の搬送面に対して斜めに高くなり、またその幅も狭くなるので、折り曲げ部材54は同封物3の各端部を押し上げ、同封物3がV字型に折り曲がり始める(図4(a’)参照)。
このとき、同封物3には癖折り手段15によって折れ曲げ部5aが形成され、なおかつ当接部材53が高さを変えずに能書5の折れ曲げ部5aの上方に位置しているので、同封物3自体は当接部材53に当接して上昇するのを規制され、当接部材53を支点に二つ折りにされる。
そして(b)に到達すると、折り曲げ部材54の高さがさらに高くなると共にその幅も狭くなるので、同封物3は折れ曲げ部5aを支点にして2つに完全に折れ曲がり、同封物3のうちシート状ストロー6が当接部材53の側面に接触するようになる。
このようにして、能書5上に重ね合わせられていたシート状ストロー6は、二つ折りにされるのに伴って能書5に折り込まれ、これら同封物3は一体として短冊状に形成される。
同封物3が二つ折りにされたら、上記エアシリンダ70が伸長してこれに接続されたフラップ55が閉じ、それと同時にもう一方のフラップ55も歯車55aの噛合によって閉じるので、二つ折りにされて重なりあう同封物3の端部が上方から把持される。
【0027】
そして(b)から(c)にかけて、上記レールカム68は上方に昇降ブロック66を移動させて同封物3を把持したフラップ55を上昇させ、その後レールカム68はその高さを(e)まで保つようになっている。また(c)から(e)にかけては上記フラップ55は何ら作動せず、同封物3はフラップ55と当接部材53との間で把持された状態を保ち、180度回転して向きを変え、搬送手段16の上方を容器群2Aと同方向に移動されるようになる。
次に(e)から(f)かけて、レールカム68は下方に昇降ブロック66を移動させて同封物3を下降させつつ、同封物3は移動手段52によって搬送手段16に搬送される容器群2Aに等速で追従移動するようになっている。
そして(f)の状態は図3の左方側の図に示してあり、この(f)に到達すると、同封物3は、フラップ55で把持された端部側を上方に向けた状態で、フラップ55の下降に伴なって、移動する容器群2Aにおける隣接する容器2の首部間によって形成される空間、すなわち本実施例においては、整列状態の容器2の首部2bの列間の間隙に、能書5の折れ曲げ部5a側から供給され、隣接する容器2の胴部2aから縮径してゆく首部2bによって支持される。
このとき、同封物3の端部が容器2のキャップ2cよりも上方に突出していても良く、後工程であるケーサによって容器2と同封物3がケース内に梱包されるときに、その突出部はケースの蓋部によって容器2の首部2bと首部2bの間の空間やその上方の空間に折り畳まれて収容されるので、特には問題とはならない。
この様に、本実施例では、シート状ストロー6を二つ折りにされた能書5に折り込み、折り曲げられた同封物3の重なり合う端部側を把持し、この端部側を上方に向けて容器2の首部2b間に供給するので、ストローやスプーン等かさばる同封物3をスムーズに容器群2Aに供給できる。また容器2間の空間を利用して同封させることで、ケースへの梱包の際に別途収容空間を設ける必要もない。
【0028】
そして(f)の状態となったら、エアシリンダ70が縮退してフラップ55を開くとともに、上記レールカム68は(g)に向けて昇降ブロック66を上方に移動させるようになっている。
すると、同封物3がフラップ55によって把持される状態が解消されるので、当接部材53が上昇するとこの当接部材53は同封物3の間から離脱し、同封物3は上記空間に取り残されることとなる。
そして(g)から(h)にかけてはレールカム68は水平に昇降ブロックを移動させ、次に(h)から(a)となるときに再びレールカム68は昇降ブロック66を下方に移動させ、この間に180度回転して向きを変えることで、当接部材53を第2チェーンコンベヤ51を搬送される同封物3の上方に位置させるようになっている。
【0029】
なお、上記実施例では容器2の縮径してゆく首部2bによって同封物3を支持するようにしているが、中仕切り4の厚さによっては、胴部2aの範囲を含む隣接する容器間の空間に、中仕切り4の上面に支持させるようにして供給することも可能である。
また、折り込む同封物はストローに限定されるものではなく、一方とは異なる他の能書等の紙片であっても良く、複数の同封物を一度に供給することができるものである。
【0030】
【発明の効果】
容器群に同封物を供給する際に梱包動作が一旦途切れたり、容器群を一旦停止させて容器と容器との間に強制的に隙間を形成するような動作が不要となるので、効率的に同封物を容器群に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例における同封物供給装置1の一部を示し、特に能書供給手段11、ストロー供給手段12、重畳手段13を示す斜視図。
【図2】上記同封物供給装置1の一部を示し、特に搬送手段16、同封物供給手段17を示す斜視図。
【図3】上記同封物供給手段17を示す側面図。
【図4】上記同封物供給手段17における同封物3の折り曲げの様子を示す参考図。
【符号の説明】
1 同封物供給装置 2 容器
3 同封物 4 中仕切り
5 能書 6 シート状ストロー
11 能書供給手段 12 ストロー供給手段
13 重畳手段 14 第1チェーンコンベヤ
15 癖折り手段 16 搬送手段
17 同封物供給手段 52 移動手段
53 当接部材 54 折り曲げ部材
55 フラップ
Claims (5)
- 所定数集積された首部を有する容器群に、シート状の同封物を供給する同封物供給装置において、
容器を複数列の整列状態で搬送する搬送手段と、シート状の同封物を二つ折りにする折り曲げ手段と、二つ折りにされた同封物を把持する把持手段と、同封物を把持した把持手段を移動させて上記同封物を隣接する容器の首部間によって形成される空間に供給させる移動手段とを備えることを特徴とする同封物供給装置。 - 所定数集積された首部を有する容器群に、シート状の同封物を供給する同封物供給装置において、
容器を複数列の整列状態で、かつ各列の間に中仕切りを介在させた状態で搬送する搬送手段と、シート状の同封物を二つ折りにする折り曲げ手段と、二つ折りにされた同封物を把持する把持手段と、同封物を把持した把持手段を移動させて上記同封物を上記中仕切りの上方であって隣接する容器間に形成される空間に供給させる移動手段とを備えることを特徴とする同封物供給装置。 - 上記折り曲げ手段は、少なくとも2つのシート状の同封物を重ね合わせた状態で、当該同封物の一方を他方に折り込んで短冊状に成形することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の同封物供給装置。
- 上記搬送手段は容器を所定の速度で連続的に搬送し、上記移動手段は搬送手段上を搬送される容器に追従して同封物を移動させるとともに、上方から把持手段を下降させて同封物を上記空間に供給させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の同封物供給装置。
- 上記把持手段は折り曲げ手段によって折り曲げられた同封物の重なりあう端部側を把持すると共に、この把持された端部側を上方に向けた状態で同封物を上記空間に供給することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の同封物供給装置。
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