JP2005219779A - 包装装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ストッカーからのシュリンク筒体の一枚ずつの取出しが安定し、かつ、容器に対してミスなく精度ある位置決め状態で確実に装着することができる包装装置を提供する。
【解決手段】扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体を必要枚数だけ重ね合わせて形成された積層体を、横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持するシュリンク筒体の供給機構5と、供給機構に対して進退動自在に配置され、供給機構の最前部に位置するシュリンク筒体を一枚ずつ取出す取出し機構6と、取出されたシュリンク筒体を受け取り、下方向に搬送しながら両側に開く搬送機構7と、搬送機構で送られてきたシュリンク筒体の両側の下辺をつかみ爪57、57でそれぞれつかみ、この一対のつかみ爪が下降動と離反動及びシュリンク筒体の周方向への相反する移動を行い、つかんだシュリンク筒体を下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器Bに装着する挿入機構8とで形成されている。
【選択図】図1

Description

この発明は、熱収縮フィルムやシートを用いて二つ折りの扁平な筒状に形成したシュリンク筒体を、筒状に開いてペットボトルのような容器の胴部に外嵌装着する包装装置に関する。
ペットボトルのような容器には、図24のように、商品名や必要事項を表示するため、熱収縮フィルムやシートを用いて扁平な筒状に形成したシュリンク筒体Aに、予め商品名や必要事項を印刷し、このシュリンク筒体Aを容器Bの胴部に外嵌装着し、加熱によりシュリンク筒体Aを収縮させることで、このシュリンク筒体Aを容器Bに取付けることが行われている。
従来、上記のような、シュリンク筒体を容器の胴部に外嵌装着する作業を自動的に行うための包装装置は、多数枚のシュリンク筒体を横に重ねた状態で収納するストッカーと、このストッカーの前方位置にシリンダで進退動と上下動するよう配置した吸着パッドと、吸着パッドの下降位置の両側に、下部広がりの傾斜状に配置され、シュリンク筒体の吸着パッドが取付けられた一対のエンドレス走行体とで形成されている。
この包装装置により包装を行うには、吸着パッドをシリンダで進退動させ、吸着パッドでストッカーの最前部に位置する一枚のシュリンク筒体を吸引して取出し、吸着パッドを下降させると、エンドレス走行体の停止する吸着パッド間にシュリンク筒体が進入し、エンドレス走行体の吸着パッドがシュリンク筒体を吸着すると共に、シリンダの吸着パッドが吸着を解くことで、シュリンク筒体を持ち替え、両側のエンドレス走行体が走行して両側の吸着パッドが下降することでシュリンク筒体は裾広がりの筒状に開き、直下に待機する容器の胴部にこのシュリンク筒体を外嵌装着し、下降位置で吸着パッドがシュリンク筒体の吸着を解くことになる(特許文献1参照)。
特開平8−217025号公報
ところで、扁平に畳まれたシュリンク筒体Aは、図23(a)に示すように、熱収縮フィルムやシートを用いて二つ折りの扁平な筒状に形成し、一面側の中央部分でその両側を重ねて熱溶着や接着した構造になっており、扁平な折り畳み状態で、上記した二枚に重なる部分aによって中央部分の厚みが他の部位より厚くなる。
このため、図23(b)のように、シュリンク筒体Aを1000枚も重ねると、中央部分と両側では厚みbとcに約40mm近くも差ができ、実際的には横方向維持ができないことになる。
つまり、中央部分と両側で厚みが大きく異なると、シュリンク筒体Aを横に重ねた状態で収納した場合、シュリンク筒体Aが横方向にずれてしまうという現象が発生するため、ストッカーに小枚数しか供給することができないことになり、作業能率を著しく低下させる原因になっている。
また、ストッカーからのシュリンク筒体Aの取出しにおいて、重ねたシュリンク筒体Aをばねで前方に押圧すると、ストッパーに対するシュリンク筒体Aの圧接力が増大し、吸着パッドによるシュリンク筒体Aの取り損ないや二枚同時に取出される事態が発生し、シュリンク筒体Aの一枚ずつの取出し精度が安定しないという問題がある。
更に、一対のエンドレス走行体によるシュリンク筒体の搬送と筒状の開きを、吸着パッドによる吸着によって行うと、シュリンク筒体Aの両端がカッターによる切断加工時に絡んでいるような場合、シュリンク筒体Aを両側に開く場合の抵抗となり、この抵抗によって、吸着パッドによる吸着時にシュリンク筒体Aとの間に瞬間でも隙間ができると、吸着パッドに空気が入って吸着力が低下し、吸着ミスが発生するという問題がある。
また、シュリンク筒体Aの容器に対する装着は、両側の吸着パッドで吸着したシュリンク筒体を下方への搬送と同時に裾広がりに広げて容器に被せて行くが、両側の吸着パッドの吸着に時間差があると、他方の吸着パッドに空気が入り、シュリンク筒体Aが吸着パッドから外れ、容器に対する装着ミスが発生することになる。
また、シュリンク筒体Aは、扁平な折り畳みによって両側に折りくせdが付いており、この折りくせdを避けて必要事項が印刷されているが、このシュリンク筒体Aを角形の容器Bに装着する場合、シュリンク筒体Aを単に容器Bへ挿入するだけでは、シュリンク筒体Aの折りくせdの部分を容器Bの角に合わさないことになり、このため、容器Bに装着した状態でシュリンク筒体Aは周方向の回転に対して安定しないことになり、容器Bに対して印刷が位置ずれを起こすことになる。
そこで、この発明の課題は、ストッカーへの多数枚のシュリンク筒体の装填が可能となり、このストッカーからのシュリンク筒体の一枚ずつの取出しが安定し、かつ、シュリンク筒体を容器に対してミスなく精度ある位置決め状態で確実に装着することができる包装装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するため、請求項1の発明は、扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体を必要枚数だけ重ね合わせて形成された積層体を、横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持し、積層体の直列方向に沿う先端側の定位置に積層体を移動させることができるようにしたシュリンク筒体の供給機構と、前記供給機構の先端側前方に、供給機構に対して進退動自在に配置され、供給機構の最前部に位置するシュリンク筒体を一枚ずつ取出すシュリンク筒体の取出し機構と、前記供給機構と取出し機構の間に位置し、取出し機構によって取出されたシュリンク筒体を取出し機構から受け取り、このシュリンク筒体を下方向に搬送しながら両側に開く搬送機構と、前記搬送機構の下方に一対のつかみ爪が位置し、搬送機構で送られてきたシュリンク筒体の両側の下辺をつかみ爪でそれぞれつかみ、この一対のつかみ爪が下降動と離反動及びシュリンク筒体の周方向への相反する移動を行い、つかんだシュリンク筒体を下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器に装着するシュリンク筒体の挿入機構とで形成されている構成を採用したものである。
請求項2の発明は、上記シュリンク筒体の供給機構が、横方向に向くシュリンク筒体の積層体を移動可能となるよう支持する支持台の両側に、シュリンク筒体の幅方向が収まる間隔を設けて一対のエンドレス体を回動可能に配置し、このエンドレス体の外周に、積層体を横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持するための羽根を一定間隔の配置で突設し、前記支持台に、この支持台の先端側に位置し、最前部に位置するシュリンク筒体を停止させるストッパーと、支持台上に位置する最後部の積層体を介して積層体に先端側に押圧力を加える押圧手段を設けて形成されている構成を採用したものである。
上記した一対のエンドレス体は、フリー回動可能となり、積層体は、例えば100枚程度のシュリンク筒体を重ねたものとし、その両側を羽根の間に収めることにより、横方向に向く状態で積層体は移動可能となるよう支持台上に支持され、各羽根の間に積層体を装填することにより、支持台上に多数枚のシュリンク筒体をストックすることができる。
また、上記押圧手段は、支持台上に前後動が可能となるよう配置した押板と、支持台の下部に設けたコストンばねを可撓帯で連結し、支持台上にある全積層体を前方へ同時に常時一定の圧力で押圧するようになっている。
請求項3の発明は、上記シュリンク筒体の取出し機構が、進退駆動機で進退動するブロア式の吸引ボックスを用い、この吸引ボックスの先端側が二又状に形成されてその間が上記搬送機構の逃がし凹部となり、二又状となる両側先端面にシュリンク筒体の吸引孔が設けられている構成を採用したものである。
上記進退駆動機は、吸引ボックスを水平に移動するようガイドで支持し、モータで回転するエキセン板と吸引ボックスをリンクで連結し、エキセン板の一回転で吸引ボックスが往復動するようになっている。
この吸引ボックスに接続した吸引配管の途中にシャッターが設けられ、前進位置から後退位置の間において、先端の吸引孔に吸引力が生じるようになっている。
請求項4の発明は、上記搬送機構が、上部から下部に向けて搬送面が走行する上下に長い長尺の孔あきエンドレスベルトと、このエンドレスベルトの下半部に位置して互いの搬送面が重なるように配置された短尺の孔あきエンドレスベルトを用い、両エンドレスベルトはそれぞれ内側に、搬送面の孔の部分にシュリンク筒体の吸着力を生じさせる吸引ボックスが設けられ、上記短尺エンドレスベルトは、長尺エンドレスベルトに重なる状態から下部が離反する揺動が可能となり、この短尺エンドレスベルトを開閉手段で揺動させるようにした構成を採用したものである。
上記両エンドレスベルトの孔は、シュリンク筒体の吸着する位置にシュリンク筒体を吸着する範囲に部分的に設けられ、吸引ボックスによる吸引圧力のロスがないようになっている。
また、上記開閉手段は、短尺エンドレスベルトにおける吸引ボックスの上端を揺動可能に軸で支持し、この軸に固定したレバーをカムに当接させ、カムの一回転により、短尺エンドレスベルトを、長尺エンドレスベルトに重なる状態から下部が離反する揺動を与えると共に、離反動時に長尺エンドレスベルトへ重なる状態に戻すことで、シュリンク筒体の両端がカッターによる切断加工時に絡んでいるような場合でも、確実に開くことができるようになっている。
請求項5の発明は、上記シュリンク筒体の挿入機構が、ガイドに沿って接近離反動が自在となるよう両側に平行配置した上下に長い一対の可動部材と、両側の可動部材を接近離反動させる開閉手段と、前記両可動部材のそれぞれに取付けられた上下に長いエンドレス走行体と、前記両エンドレス走行体のそれぞれにこのエンドレス走行体の走行方向と直交する方向に水平移動が可能となるよう取付けたつかみ爪と、両側つかみ爪の移動途中に配置され、下降するつかみ爪を相反する方向に水平移動させるガイド手段とで形成され、前記両側つかみ爪の移動途中で上部待機位置と下部のシュリンク筒体の挿入位置とに、つかみ爪の開き部材が配置されている構成を採用したものである。
上記つかみ爪は、シュリンク筒体の外面を押さえる固定爪と、シュリンク筒体の内面を弾力的に押さえ、固定爪とでシュリンク筒体の下部を挟む可動爪とからなり、この可動爪と連動した揺動ローラを開き部材で押圧することで、可動爪が開き位置になる。
請求項1の発明によると、扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体を必要枚数だけ重ね合わせて形成された積層体を、横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持する供給機構の先端側前方に、最前部に位置するシュリンク筒体を一枚ずつ取出す取出し機構を設け、搬送機構から挿入機構に受け取ったシュリンク筒体を下方向に搬送しながら両側に開き、このシュリンク筒体の両側の下辺をつかみ爪でそれぞれつかみ、つかんだシュリンク筒体を下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器に装着するようにしたので、ストッカーからのシュリンク筒体の一枚ずつの取出しが安定し、かつ、シュリンク筒体を容器に対してミスなく精度ある位置決め状態で確実に装着することができる。
請求項2の発明によると、所定枚数のシュリンク筒体を重ねた積層体を、羽根によって横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持するので、重ね合わせの厚みの変化に関係なく、支持台上に多数枚のシュリンク筒体をストックすることができ、しかも、安定状態でシュリンク筒体を保つことができ、支持台上に多数枚のシュリンク筒体をストックすることで、作業能率の向上が図れる。
また、シュリンク筒体の枚数に関係なく、押圧手段によって、支持台上に支持した積層体に先端側に一定の押圧力を加えることで、ストッパーに対してシュリンク筒体は一定の圧力で圧接することになり、シュリンク筒体の取出しが一枚ずつ安定して行えることになる。
請求項3の発明によると、ブロア式の吸引ボックスを用い、この吸引ボックスの二又状となる両側先端面にシュリンク筒体の吸引孔を設けたので、重ねあわせによる厚みの変化によって生じるシュリンク筒体の曲がりに関係なく、シュリンク筒体を一枚ずつ取出すことができる。
請求項4の発明によると、長尺の孔あきエンドレスベルトと短尺の孔あきエンドレスベルトを用い、両エンドレスベルトの内側に吸引ボックスを設け、短尺エンドレスベルトを、長尺エンドレスベルトに重なる状態から下部が離反するよう揺動させるようにしたので、
シュリンク筒体の吸着による搬送が確実に行え、短尺エンドレスベルトでシュリンク筒体を吸着してからこれを開くことで、シュリンク筒体の端部に少々の絡みがあっても確実に開いて次工程のつかみ爪に供給することかでき、開きミスによるつかみ爪への受け渡しミスの発生を抑えることができる。
請求項5の発明によると、つかみ爪でシュリンク筒体の下辺を挟んで搬送するので、搬送ミスの発生がないと共に、つかみ爪によりシュリンク筒体の広げと同時に、シュリンク筒体を回動させるようにしたので、容器の角部とシュリンク筒体の折り目の位置合わせが行え、容器に装着した状態でシュリンク筒体は周方向の回転に対して安定し、容器に対して印刷の位置ずれ発生を抑えることができる。
扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体を必要枚数だけ重ね合わせて形成された積層体を、横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持し、この積層体を先端側に移動させるシュリンク筒体の供給機構と、供給機構の最前部に位置するシュリンク筒体を一枚ずつ取出すシュリンク筒体の取出し機構と、前記取出し機構によって取出されたシュリンク筒体を取出し機構から受け取り、このシュリンク筒体を下方向に搬送しながら両側に開く搬送機構と、搬送機構で送られてきたシュリンク筒体の両側の下辺をつかみ爪でそれぞれつかみ、この一対のつかみ爪が下降動と離反動及びシュリンク筒体の周方向への相反する移動を行うシュリンク筒体の挿入機構とからなり、挿入機構は、つかんだシュリンク筒体を下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器に装着する。
図1乃至図3は、包装装置の全体的な構造を示し、包装装置は、ペットボトルのような容器Bを一定間隔の配置で起立状態に支持して間歇的に搬送する水平のコンベア1を跨ぐように、枠状の主フレーム2を立設配置し、この主フレーム2のコンベア1よりも上方の位置に、垂直の上部取付け板3と下部取付け板4が固定され、この上部取付け板3と下部取付け板4に装置の主要な構成機構が取付けられている。
包装装置の主要な構成機構は、上部取付け板3に取付けられ、扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体Aを必要枚数重ね合わせて形成された積層体A1を、横方向に向く状態で積層体A1ごとに区切って保持し、積層体A1の直列方向に沿う先端側の定位置に積層体A1を移動させることができるようにしたシュリンク筒体Aの供給機構5と、前記供給機構5の先端側前方に、供給機構5に対して進退動自在に配置され、供給機構5の最前部に位置するシュリンク筒体Aを一枚ずつ取出す取出し機構6と、前記供給機構5と取出し機構6の間に位置し、取出し機構6によって取出されたシュリンク筒体Aを取出し機構6から受け取り、このシュリンク筒体Aを下方向に搬送しながら両側に開く搬送機構7と、下部取付け板4に取り付けられ、前記搬送機構7の下方に位置し、搬送機構7で送られてきたシュリンク筒体Aの両側の下辺をつかみ爪でそれぞれつかみ、この一対のつかみ爪が下降動と離反動及びシュリンク筒体Aの周方向への相反する移動を行い、つかんだシュリンク筒体Aを下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器Bに装着するシュリンク筒体Aの挿入機構8とで構成されている。
上記シュリンク筒体Aの供給機構5は、図4乃至図7に示すように、多数枚のシュリンク筒体Aを保持するためのストッカーであり、上部取付け板3の前面側に水平状態の配置で固定され、横方向に向くシュリンク筒体Aの積層体A1を移動可能となるよう支持する支持台9と、この支持台9の両側に、シュリンク筒体Aの幅方向が収まる間隔を設けて回転可能に配置した一対のエンドレス体10、10と、同じく、シュリンク筒体Aの幅方向が収まる間隔を設けて対向状に配置した一対の誘導側壁11、11と、前記支持台9における先端の両側で、誘導側壁10、10の内側に位置し、最前部に位置するシュリンク筒体Aを停止させる円軸状のストッパー12、12と、支持台9上に位置する最後部の積層体A1を介して全積層体A1に先端側に押圧力を加える押圧手段13を設けて形成されている。
上記した一対のエンドレス体10、10は、支持台9の前後に設けたプーリ14、14間にかけ渡されてフリー回動可能となり、このエンドレス体10、10の外周に、積層体A1を横方向に向く状態で積層体A1ごとに区切って保持するための多数の羽根15が、積層体A1の両側端部の重なり厚みが丁度収まるよう、回動方向に一定間隔の配置で突設されている。
上記積層体A1は、例えば100枚程度のシュリンク筒体Aを重ねたものとし、その両側を前後に位置する羽根15の間に収めることにより、積層体A1は横方向に向く起立状態で移動可能となるよう支持台9上に支持され、各羽根15の間に積層体A1を装填することにより、支持台9上に多数枚のシュリンク筒体Aをストックすることができる。
また、上記押圧手段13は、支持台9上で対向する誘導側壁11、11間に前後動が可能となるよう配置した押板16と、支持台9の下部に設けたコストンばね17を可撓帯18で連結し、最後部の積層体A1に当接させた押板16をコストンばね17で前方に引圧することにより、支持台9上にある全積層体A1をシュリンク筒体Aの枚数の変動に関係なく、前方へ同時に常時一定の圧力で押圧するようになっている。
従って、支持台9上のシュリンク筒体Aは、ストッパー12、12に当接する最前部のものから一枚ずつ取出されるごとに順次前方に移動し、両側のエンドレス体10、10は、シュリンク筒体Aの移動に追従することになる。
上記シュリンク筒体Aの取出し機構6は、図3及び図7と図8のように、供給機構5の先端側前方で支持台9よりも少し高い位置に、供給機構5の中心と一致するようブロア式の吸引ボックス19を配置し、この吸引ボックス19を供給機構5に対して進退駆動機20で進退動させるように形成され、上記吸引ボックス19は先端側が二又状に形成されてその間が前記搬送機構7の通過する逃がし凹部21となり、二又状となる両側先端面にシュリンク筒体Aの吸引孔22が設けられている。
上記吸引ボックス19は、水平に移動するよう上部取付け板3に設けたガイド23で支持され、サーボモータ24で回転するエキセン板25と吸引ボックス19をリンク26で連結し、エキセン板25の一回転で吸引ボックス19が往復動するようになっている。
この吸引ボックス19に接続した吸引配管27の途中に吸引ボックス19の進退動で開閉するシャッター28が設けられ、前進動と後退動時に先端の吸引孔22に吸引力が生じ、後退位置で吸引が解けるようになっている。
上記吸引ボックス19は、最前進位置に移動すると、その先端面に設けた吸引孔22が供給機構5の最前部に位置するシュリンク筒体Aの中心部に対して両側の位置を吸着し、後退動によって一枚のシュリンク筒体Aを供給機構5から取出すことになる。
なお、上記吸引ボックス19を進退動させる手段は、サーボモータ24とエキセン板25に代えて、エアシリンダを用いたり、エアシリンダとリンク機構を組み合わせた構造を採用することができる。
上記搬送機構7は、図7乃至図10に示すように、上部取付け板3の上部で吸引ボックス19よりも高い位置に水平軸29で取付けたプーリ30と、上部取付け板3の下縁よりも下方に突設したブラケットに軸31で取付けた下部プーリ32の間にかけ渡され、供給機構5に向く面がシュリンク筒体Aの吸着搬送面となり、この搬送面が上部から下部に向けて走行する上下に長い長尺の孔あきエンドレスベルト33と、上部取付け板3の下部に水平軸34で取付けたプーリ35と、上部取付け板3の下縁よりも下方に配置した下部プーリ36の間にかけ渡され、上記エンドレスベルト33の下半部に位置して互いの搬送面が重なるように配置された短尺の孔あきエンドレスベルト37を用い、両エンドレスベルト33と37はそれぞれ内側に、搬送面の孔の部分にシュリンク筒体Aの吸着力を生じさせる吸引ボックス38と39が設けられ、上記短尺のエンドレスベルト37は、長尺のエンドレスベルト33に重なる状態から下部が離反する揺動が可能となり、この短尺のエンドレスベルト37を開閉手段40で揺動させるようになっている。
上記長尺のエンドレスベルト33は、供給機構5の中心と一致するよう配置され、その途中が吸引ボックス19の逃がし凹部21内を上下に通過し、シュリンク筒体Aの供給機構5に向く搬送面でシュリンク筒体Aの中央部を吸着し、吸引ボックス19からシュリンク筒体Aを受け取ることになり、この搬送面と上記吸引ボックス19の関係は、図3のように、後退位置にある吸引ボックス19の先端吸引面が搬送面よりも少し後退した位置になるよう設定されている。
上記長尺のエンドレスベルト33の吸引ボックス38は、ベルト33の幅よりも少し狭く、搬送面の略全長にわたる長さを有し、ベルト33の搬送面が摺動する面に多数の吸引孔41が長さ方向に並べて設けられ、ベルト33のシュリンク筒体Aを吸着するタイミング位置に部分的に設けた複数の孔42がこの吸引ボックス38の前面を移動するとき、吸引孔41と連通する孔42にシュリンク筒体Aを吸着する吸引力が発生するようになっている。
上記長尺のエンドレスベルト33と短尺のエンドレスベルト37は、各水平軸29、34に固定したプーリとこれに巻回したベルト43を介して、上部取付け板3に取付けたモータ44で駆動され、等速で一体に回動するようになっていると共に、長尺のエンドレスベルト33における吸引ボックス38の下部は、搬送面の誘導縁が短尺のエンドレスベルト37と離反する方向に傾斜し、搬送面の下部もこの傾斜に沿って走行するようになっている。
また、短尺のエンドレスベルト37は、長尺のエンドレスベルト33に重なる面がシュリンク筒体Aの搬送面となり、下部のプーリ36は吸引ボックス39の下端に枢止され、吸引ボックス39は、ベルト37の幅よりも少し狭く、搬送面の略全長にわたる長さを有し、図示省略したが、上記ベルト33と吸引ボックス38と同様、ベルト37の搬送面が摺動する面に多数の吸引孔が長さ方向に並べて設けられ、ベルトのシュリンク筒体Aを吸着するタイミング位置に部分的に設けた複数の孔がこの吸引ボックス39の前面を移動するとき、吸引孔と連通する孔にシュリンク筒体Aを吸着する吸引力が発生するようになっている。
上記吸引ボックス39は、その上端部が、上部取付け板3に取付けた回動軸45でこの回動軸45を支点に揺動自在に支持され、短尺のエンドレスベルト37の途中から下部は吸引ボックス39と一体に揺動するようになっており、この揺動部分は、上記長尺のエンドレスベルト33の下部傾斜部分の長さに該当する。
上記短尺のエンドレスベルト37を揺動させる開閉手段40は、上部取付け板3に取付けたモータ44の軸にカム46を固定し、回動軸45に固定したレバー47の先端ローラ48をばね49の引圧によってカム46に当接させた構造になっている。
このカム46には、短尺エンドレスベルト37を、長尺エンドレスベルト33に重なる状態にする小径部50と、長尺エンドレスベルト33から離反させる大径部51と、小径部50の回転方向始まり端の部分に、長尺エンドレスベルト33に重なる状態から少し開いて元に戻す突起部52とを備え、短尺エンドレスベルト37を長尺エンドレスベルト33から離反させると、短尺エンドレスベルト37と長尺エンドレスベルト33の下部は、図10(b)のように、裾広がりのハ字状の配置となり、短尺エンドレスベルト37と長尺エンドレスベルト33の搬送面間で吸着保持したシュリンク筒体Aを裾広がりに開くことになる。
上記したカム46の一回転により、短尺エンドレスベルト37を、長尺エンドレスベルト33に重なる状態から下部が離反する揺動を与えると共に、離反動時に長尺エンドレスベルト33へ重なる状態に戻すことで、シュリンク筒体Aの両端がカッターによる切断加工時に絡んでいるような場合でも、確実に開くことができることになる。
上記開閉手段40は、図示のようなモータ44によりカム46を回転させる機構以外に、エアシリンダを用いたり、エアシリンダとリンク機構を組み合わせた構造を採用することができる。
上記搬送機構7で送られてきたシュリンク筒体Aを受け取る挿入機構8は、図11乃至図22に示すように、下部取付け板4に設けた水平のガイド53に沿って接近離反動が自在となるよう両側に平行配置した上下に長い一対の可動部材54、54と、両側の可動部材54、54を接近離反動させる開閉手段55と、前記両可動部材54、54のそれぞれに取付けられた上下に長いエンドレス走行体となるチエン56と、前記両チエン56のそれぞれにこのチエン56の走行方向と直交する方向に水平移動が可能となるよう取付けたつかみ爪57と、両側つかみ爪57の上下移動途中に配置され、下降するつかみ爪57を相反する方向に水平移動させるガイド手段58とで形成され、前記両側つかみ爪57の移動途中で上部待機位置と下部のシュリンク筒体の挿入位置とに、つかみ爪57の開き部材59、60が配置されている。
なお、左右両側に位置する上記可動部材54、54とチエン56、つかみ爪57、ガイド手段58、つかみ爪の開き部材59、60は、左右対称状の配置となる共に等しい構造になっているので、同一符号を付すことにより、一方の構造を説明する。
上記可動部材54は、上下に長い前板61と後板62を上下の結合軸63、63で所定間隔に結合して形成され、後板62の上部が下部取付け板4に設けた水平のガイド53に沿って移動自在に支持され、前板61と後板62間の上端部と下端部にそれぞれ架設した回転軸64、65の両端部にスプロケット67、68を固定し、上下のスプロケット67、68間にチエン56が巻回され、このチエン56は前後に一対が対向状の配置となる。
図12のように、上記下部取付け板4の背面側における上記上部回転軸64の後方で同様の高さ位置に、サーボモータ69で回転駆動される中間軸70を水平に架設し、後板62の背面で上部回転軸64の位置に、下部取付け板4に設けた横長の窓孔71から下部取付け板4の背面側に突出し、中間軸70に対して軸方向に移動自在となるよう外嵌する枠体72を固定し、窓孔71から下部取付け板4の背面側に突出させた上部回転軸64の後端に固定した傘歯車73と、枠体72内の中間軸70にこの中間軸70と一体に回転すると共に、枠体72と一体に中間軸70の軸方向へ移動するよう取付けた傘歯車74を噛み合わせ、モータ69による中間軸70の回転が傘歯車73、74を介して上部回転軸64に伝わり、チエン56を回動させるようになっている。
上記チエン56は、両側可動部材54、54において、互いに対向する走行部分が、上から下に向けて等速で走行することになる。
上記した両側の可動部材54、54を接近離反動させる開閉手段55は、上記枠体72の後方位置に固定板75を設け、両側可動部材54、54間の中央後方で中間軸70と同様の高さ位置に、前後方向の軸76を回転可能に枢止し、この軸76の後端に固定したアーム77の先端とサーボモータ78で回転するエキセン板79をリンク80で枢止連結し、軸76の先端側に中央を固定した揺動杆81の中心を挟む一端と一方枠体72を、同他端と他方枠体72をそれぞれ連杆82、82で枢止連結し、サーボモータ78の正逆切換え回動による軸76の回転で、両側の可動部材54、54を平行状態で接近又は離反動させるようになっている。
上記開閉手段55は、サーボモータ78とエキセン板79及びリンク80等を用いた構造に代えて、エアシリンダを用いたり、エアシリンダとリンク機構を組み合わせた構造を採用することができる。
上記挿入機構8は、平面的にみて、両側に位置する可動部材54、54間の中央が搬送機構7における短尺エンドレスベルト37と長尺エンドレスベルト33の搬送面間の直下に位置し、両可動部材54、54の上端部が短尺エンドレスベルト37と長尺エンドレスベルト33の下部両側に位置するような配置になっている。
図17のように、上記した一対のチエン56間に、可動軸83とこの可動軸83に対してチエン56の回動方向の前方位置にガイド軸84を架設し、可動軸83には、一方の端部に突設したアーム85の先端に可動軸83と平行する揺動ローラ86を枢止し、この可動軸84の下部外周に突条87が突設されている。
上記ガイド軸84に、先端の二又部88が可動軸83に外嵌する二又部材89が、ガイド軸84と可動軸83の軸方向に移動自在に装着され、二又部材89は一方のチエン56との間に張設したばね90で常時一方のチエン56側に移動する弾性が付勢され、この二又部材89の正面につかみ爪57と背面に円軸状の突起91が設けられている。
上記つかみ爪57は、二又部材89の正面に後端が固定され、この正面から直角に外方へ突出し、先端が上向きに屈曲して爪先92となり、爪先92でシュリンク筒体Aの外面を押さえる固定爪93と、上向きコ字状となり、その中間部を固定爪93に軸94で揺動可能となるよう枢止され、先端側の上向きの爪先96が固定爪93の爪先92よりもこの爪先92切り欠き部分から外方に突出し、固定爪93の爪先92との間に縮設したばね95で、爪先96が固定爪93の爪先92に対して常時閉じる方向の回動弾性が付勢され、爪先96でシュリンク筒体Aの内面を弾力的に押さえる可動爪97とからなり、ばね95の弾性によって前記固定爪93の爪先92と可動爪97の爪先96でシュリンク筒体Aの下部を挟むようになっている。
上記二又部材89には、可動爪97の後端上部と可動軸83の突条87の間に、伝達軸98が軸方向に移動可能となるよう保持され、揺動ローラ86がフリーの状態では、可動爪97の爪先96が固定爪93の爪先92に対して閉じ、この可動爪97で伝達軸98を介して可動軸83の突条87が後方に押され、可動軸83に設けた揺動ローラ86はチエン56に対して外方に突出した位相となっている。
また、上記揺動ローラ86をチエン56に対して内側に押し込むと、可動軸83が軸心を中心に一体に回転し、その突条87が伝達軸98を介して可動爪97の後端上部を押し、可動爪97は軸94を支点に図19の半時計方向に回動し、可動爪97の爪先96が固定爪93の爪先92に対して下方に回動して開き、シュリンク筒体Aの下部の挟持を解くことになる。
両側のつかみ爪57を下降動時に相反する方向へ水平移動させるガイド手段58は、図18のように、可動部材54となる前板61と後板62の間に、昇降動する二又部材89の突起91が摺動する上部ガイド板99と下部ガイド板100を配置して形成されている。
上記上部ガイド板99は、上部回転軸64と上部結合軸63に取付けられ、上半部が垂直部で上部結合軸63から下の下半部が一方のチエン56側に屈曲する傾斜部101となり、下部ガイド板100は、下部回転軸65と下部結合軸63に、上記傾斜部101の下端から垂直になるよう取付けられ、チエン56の回動によって移動するつかみ爪57は、ばね90による移動弾性により、二又部材89の突起91が上部ガイド板99と下部ガイド板100の一面側を摺動することにより、チエン56の上半部を回動するとき、一方チエン56に対して離反した位置を移動し、また、チエン56の下半部を回動するとき、一方チエン56側に接近移動することになる。
上記両側の可動部材54、54におけるつかみ爪57と57の平面的な配置は、図20のように、搬送路の上半部を移動するとき、装置の前後に対して互いに離反する配置となり、搬送路の下半部を移動するときは、図21のように、互いに相反する前後方向に移動して位相が逆になり、これに両側の可動部材54、54の離反動が加わることによって、両側のつかみ爪57と57で下部が挟まれて保持されたシュリンク筒体Aは、下降動と共に開かれながら周方向に回動が与えられ、両側の折り目部分が直下に待機する容器Bの角部に位置合わせされることになる。
上記両側つかみ爪57、57の搬送路の移動途中で、両側つかみ爪57、57の、シュリンク筒体Aを受け取るための上部待機位置と、下部の容器Bに対するシュリンク筒体Aの挿入位置とに配置されているつかみ爪57、57の開き部材59、60は、通過する揺動ローラ86をチエン56に接近する方向に移動させるものであり、可動部材54における前板61の上端部と下端部の位置に固定され、断面L字状に形成され、上部の開き部材59は、搬送機構7で送られてきたシュリンク筒体Aの受け取り位置に停止するつかみ爪57の揺動ローラ86を起立方向に移動させ、可動爪97を開き位置にすることになっている。
また、下部の開き部材60は、容器Bにシュリンク筒体Aを挿入した位置において、つかみ爪57の揺動ローラ86を起立方向に移動させ、可動爪97を開き位置にすることになっている。
従って、両側つかみ爪57、57は、開き部材59と60のない位置を移動するとき、可動爪97が閉じた状態となり、シュリンク筒体Aを挟んで搬送することができることになる。
なお、容器Bにシュリンク筒体Aを挿入した位置において、つかみ爪57の可動爪97を開き位置にすることができるよう、容器Bにおける胴部の途中には、可動爪97の爪先96の開きを逃がすための凹溝Cが周設してある。
次に、上述した包装装置を用いた包装方法説明する。
図5のように、シュリンク筒体Aの供給機構5に、扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体Aを必要枚数重ね合わせて形成された積層体A1を、横方向に向く状態で、両側エンドレス走行体10、10の前後の羽根15間に納めることで、積層体A1ごとに区切って供給し、図1のように、取出し機構6の吸引ボックス19が後退位置に待機し、前記供給機構5と取出し機構6の間に上部が位置する搬送機構7は、長尺のエンドレスベルト33に設けた複数の孔42が吸引ボックス38の前面に位置して供給機構5と対面し、搬送機構7の下方に位置する挿入機構8は、両側の可動部材54、54が互いに接近し、コンベア1で送られてきた容器Bは、両可動部材54と54の間に停止して待機している。
先ず、取出し機構6の吸引ボックス19が前進動と後退動を行い、前進動で供給機構5の最前部に位置するシュリンク筒体Aを一枚吸着して後退位置に戻ると、シュリンク筒体Aの中央部が搬送機構7における長尺のエンドレスベルト33の上部に重なり、長尺のエンドレスベルト33に設けた複数の孔42によって吸着保持され、吸引ボックス19の吸引力が解かれることで、シュリンク筒体Aは吸引ボックス19から長尺のエンドレスベルト33に受け渡される。
次に、搬送機構7の長尺のエンドレスベルト33と短尺のエンドレスベルト37が回動し、シュリンク筒体Aは長尺のエンドレスベルト33によって下方に送られ、下方の位置において、シュリンク筒体Aは長尺のエンドレスベルト33と短尺のエンドレスベルト37で挟まれて中央部の両面が吸引され、長尺のエンドレスベルト33と短尺のエンドレスベルト37で更に下方に送られる状態で、短尺のエンドレスベルト37の下部が開閉手段40の作動により、長尺のエンドレスベルト33から離反するよう回動することで、シュリンク筒体Aは、裾広がり状となって開き、図11や図19(a)のように、挿入機構8において上昇位置に開き状態で待機する一対のつかみ爪57、57の爪先92と96間に、長尺のエンドレスベルト33と短尺のエンドレスベルト37の下端から突出したその下辺が進入する。
つかみ爪57、57の爪先92と96にシュリンク筒体Aの下辺が進入すると、搬送機構7は停止してシュリンク筒体Aの吸引を解き、挿入機構8はチエン56が回動し、つかみ爪57、57が下降動して揺動ローラ86が上部の開き部材59から外れることで、つかみ爪57、57の爪先92と96が閉じ、図19(b)と図20のように、シュリンク筒体Aの下辺を挟持し、搬送機構7から受け取ったシュリンク筒体Aをチエン56の回動によって下方に搬送する。
両側のつかみ爪57、57が下降動すると、両側の可動部材54と54が開閉手段55の作動により離反動するため、図21のように、シュリンク筒体Aは両側に開き、直下に待機する容器Bと同軸心状の筒状になり、つかみ爪57、57の下降により、このシュリンク筒体Aは直下に待機する容器Bに対して外嵌状になって行く。
上記つかみ爪57、57の下降が後半になると、このつかみ爪57と57はガイド手段58によって平面的に相反する方向に移動し、シュリンク筒体Aを平面的に回動させることでその折りくせdの位置が、容器Bの角部に位置するように位置合わせが行われ、つかみ爪57、57が更に下降してシュリンク筒体Aの下辺が凹溝Cに臨むと、揺動ローラ86が下部の開き部材60に進入して可動爪97の爪先96が開の位置となり、つかみ爪57、57はシュリンク筒体Aの挟持を解いた状態で、更に下降することでシュリンク筒体Aから離れ、容器Bに対してシュリンク筒体Aを定位置に装着した状態となり、この後、容器Bはコンベア1の移動で加熱部に送られ、図24のように、熱収縮したシュリンク筒体Aを胴部に巻着させた仕上がり姿になる。
上記のように、この包装装置は、供給機構5に装填したシュリンク筒体Aを取出し機構6の吸引ボックス19で一枚ずつ取出し、このシュリンク筒体Aを搬送機構7で受け取って下方に搬送し、下部で裾広がり状となって開いたシュリンク筒体Aの下辺を開き状態で待機する一対のつかみ爪57、57の爪先92と96間に進入させ、挿入機構8は、つかみ爪57、57の爪先92と96が閉じてシュリンク筒体Aの下辺を挟持し、チエン56の回動によって搬送機構7から受け取ったシュリンク筒体Aを下方に搬送し、シュリンク筒体Aを両側に開きながら平面的に回動させることで、その折りくせdの位置を容器Bの角部に位置するように位置合わせし、容器Bに対してシュリンク筒体Aを定位置に装着する動作を反復することになる。
なお、実施例では、シュリンク筒体Aの折りくせdが容器Bの角にくるよう、一対のつかみ爪57、57を左右に移動させているが、シュリンク筒体Aに施した印刷の位置関係とか、容器Bが丸のペットボトルの場合は、つかみ爪57、57を左右に移動させずに下降動だけさせて、シュリンク筒体Aを容器Bに装着させるようにすることができる。
この発明に係る包装装置の全体構造を示す正面図 同上の側面図 同上の平面図 シュリンク筒体の供給機構を示す斜視図 シュリンク筒体の供給機構を示す平面図 シュリンク筒体の供給機構を示す縦断正面図 この発明に係る包装装置の上部構造を示す拡大正面図 同上の拡大した側面図 同上下部の斜視図 (a)は搬送機構の下部が閉じた状態を示す縦断正面図、(b)は搬送機構の下部が開いた状態を示す縦断正面図 包装装置の下半部の挿入機構を示す拡大した正面図 同上の横断平面図 シュリンク筒体を容器に装着した状態を示す一部切り欠き正面図 挿入機構の閉じた状態を示す拡大した縦断面図 挿入機構の開いた状態を示す拡大した縦断面図 つかみ爪の取付け構造を示す拡大した横断平面図 挿入機構の下部構造を示す斜視図 挿入機構のガイド手段を示す斜視図 (a)はつかみ爪の開状態を示す拡大した縦断正面図、(b)は同閉じた状態を示す拡大した縦断正面図 (a)はつかみ爪によるシュリンク筒体の受け取り状態を示す平面図、(b)は同縦断正面図 (a)は挿入機構におけるつかみ爪によるシュリンク筒体の搬送途中の状態を示す平面図、(b)は同縦断正面図 シュリンク筒体を容器に挿入した状態を示す平面図、(b)は同縦断正面図 (a)はシュリンク筒体の斜視図、(b)はシュリンク筒体を1000枚重ねたときの厚みの変化を示す平面的な説明図 容器にシュリンク筒体を装着してこれを熱収縮させた状態の斜視図
符号の説明
1 コンベア
2 主フレーム
3 上部取付け板
4 下部取付け板
5 供給機構
6 取出し機構
7 搬送機構
8 挿入機構
9 支持台
10 エンドレス体
11 誘導側壁
12 ストッパー
13 押圧手段
14 プーリ
15 羽根
16 押板
17 コストンばね
18 可撓帯
19 吸引ボックス
20 進退駆動機
21 逃がし凹部
22 吸引孔
23 ガイド
24 サーボモータ
25 エキセン板
26 リンク
27 吸引配管
28 シャッター
29 水平軸
30 プーリ
31 軸
32 下部プーリ
33 孔あきエンドレスベルト
34 水平軸
35 プーリ
36 下部プーリ
37 孔あきエンドレスベルト
38 吸引ボックス
39 吸引ボックス
40 開閉手段
41 吸引孔
42 孔
43 ベルト
44 モータ
45 回動軸
46 カム
47 レバー
48 先端ローラ
49 ばね
50 小径部
51 大径部
52 突起部
53 ガイド
54 可動部材
55 開閉手段
56 チエン
57 つかみ爪
58 ガイド手段
59 開き部材
60 開き部材
61 前板
62 後板
63 結合軸
64 回転軸
65 回転軸
66 スプロケット
67 スプロケット
68 スプロケット
69 サーボモータ
70 中間軸
71 窓孔
72 枠体
73 傘歯車
74 傘歯車
75 固定板
76 軸
77 アーム
78 サーボモータ
79 エキセン板
80 リンク
81 揺動杆
82 連杆
83 可動軸
84 ガイド軸
85 アーム
86 揺動ローラ
87 突条
88 二又部
89 二又部材
90 ばね
91 突起
92 爪先
93 固定爪
94 軸
95 ばね
96 爪先
97 可動爪
98 伝達軸
99 上部ガイド板
100 下部ガイド板
101 傾斜部
A シュリンク筒体
B 容器

Claims (5)

  1. 扁平な二つ折りにしたシュリンク筒体を必要枚数だけ重ね合わせて形成された積層体を、横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持し、積層体の直列方向に沿う先端側の定位置に積層体を移動させることができるようにしたシュリンク筒体の供給機構と、前記供給機構の先端側前方に、供給機構に対して進退動自在に配置され、供給機構の最前部に位置するシュリンク筒体を一枚ずつ取出すシュリンク筒体の取出し機構と、前記供給機構と取出し機構の間に位置し、取出し機構によって取出されたシュリンク筒体を取出し機構から受け取り、このシュリンク筒体を下方向に搬送しながら両側に開く搬送機構と、前記搬送機構の下方に一対のつかみ爪が位置し、搬送機構で送られてきたシュリンク筒体の両側の下辺をつかみ爪でそれぞれつかみ、この一対のつかみ爪が下降動と離反動及びシュリンク筒体の周方向への相反する移動を行い、つかんだシュリンク筒体を下降させながら筒状に開いて直下に待機する容器に装着するシュリンク筒体の挿入機構とで形成されている包装装置。
  2. 上記シュリンク筒体の供給機構が、横方向に向くシュリンク筒体の積層体を移動可能となるよう支持する支持台の両側に、シュリンク筒体の幅方向が収まる間隔を設けて一対のエンドレス体を回動可能に配置し、このエンドレス体の外周に、積層体を横方向に向く状態で積層体ごとに区切って保持するための羽根を一定間隔の配置で突設し、前記支持台に、この支持台の先端側に位置し、最前部に位置するシュリンク筒体を停止させるストッパーと、支持台上に位置する最後部の積層体を介して積層体に先端側に押圧力を加える押圧手段を設けて形成されている請求項1に記載の包装装置。
  3. 上記シュリンク筒体の取出し機構が、進退駆動機で進退動するブロア式の吸引ボックスを用い、この吸引ボックスの先端側が二又状に形成されてその間が上記搬送機構の逃がし凹部となり、二又状となる両側先端面にシュリンク筒体の吸引孔が設けられている請求項1に記載の包装装置。
  4. 上記搬送機構が、上部から下部に向けて搬送面が走行する上下に長い長尺の孔あきエンドレスベルトと、このエンドレスベルトの下半部に位置して互いの搬送面が重なるように配置された短尺の孔あきエンドレスベルトを用い、両エンドレスベルトはそれぞれ内側に、搬送面の孔の部分にシュリンク筒体の吸着力を生じさせる吸引ボックスが設けられ、上記短尺エンドレスベルトは、長尺エンドレスベルトに重なる状態から下部が離反する揺動が可能となり、この短尺エンドレスベルトを開閉手段で揺動させるようにした請求項1に記載の包装装置。
  5. 上記シュリンク筒体の挿入機構が、ガイドに沿って接近離反動が自在となるよう両側に平行配置した上下に長い一対の可動部材と、両側の可動部材を接近離反動させる開閉手段と、前記両可動部材のそれぞれに取付けられた上下に長いエンドレス走行体と、前記両エンドレス走行体のそれぞれにこのエンドレス走行体の走行方向と直交する方向に水平移動が可能となるよう取付けたつかみ爪と、両側つかみ爪の移動途中に配置され、下降するつかみ爪を相反する方向に水平移動させるガイド手段とで形成され、前記両側つかみ爪の移動途中で上部待機位置と下部のシュリンク筒体の挿入位置とに、つかみ爪の開き部材が配置されている請求項1に記載の包装装置。
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