JP5149091B2 - ラベル装着システム - Google Patents

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本発明は、ラベル装着システムに関し、特に筒状ラベルを容器に装着するためのシステムに関する。
ストレッチラベルやシュリンクラベルなどの筒状ラベルをボトルなどの容器に装着するシステムとして、ラベル供給装置と、ラベル受渡装置と、ラベル装着装置とを具えたラベル装着システムが、例えば下掲の特許文献1において提案されている。
ラベル供給装置は、シート状に折り畳まれた筒状ラベルをラベル受渡装置に供給する装置である。具体的にはラベル供給装置は、複数のラベルセグメントからなるシート状の筒状フィルムをラベルセグメントごとに切断することにより、シート状の筒状ラベルを形成し、形成したシート状の筒状ラベルをラベル受渡装置に引き渡す。
ラベル受渡装置は、筒状ラベルのうちシート状に重なった両面のそれぞれを2つ把持部で吸引することにより、ラベル供給装置から供給された筒状ラベルを把持する。そして、ラベル受渡装置は、把持した筒状ラベルを、ラベル装着装置による容器への装着が実行される位置(装着実行位置)まで移動させる。ラベル受渡装置は、当該筒状ラベルを装着実行位置へ移動させる過程において、装着実行位置での容器への筒状ラベルの装着が可能となるように、当該筒状ラベルの両面を2つの把持部によって引き離す。
ラベル装着装置は、装着実行位置に導かれた筒状ラベルを容器に装着する。容器に装着された筒状ラベルは、熱が与えられることにより変形し、容器の外周面に沿った形状となる。これにより、容器への筒状ラベルの装着が完了する。
特開2006−76629号公報
しかし、上述したラベル装着システムでは、ラベル装着装置によって容器に筒状ラベルを装着するときに、シート状に折り畳まれた筒状ラベルの折り目を、容器の角部に合わせることが困難である。このため、容器に装着された筒状ラベルは、容器の周りを周方向に回ってしまい易く、筒状ラベルの位置が所定の位置からずれてしまうという問題がある。
そこで、上記特許文献1では、シート状の筒状ラベルを折り返すことにより、当該筒状ラベルに追加折り目を形成している。当該追加折り目は、筒状ラベルを容器に装着したときに当該容器の角部に対応するように形成されている。
しかし、折り返しによる追加折り目の形成には、複雑な構成を具えたシステムが必要となる。しかも、折り返しによる追加折り目の形成は、追加折り目の位置に誤差を生じやすい。このため、追加折り目が容器の角部からずれた状態で、筒状ラベルが容器に装着されるおそれがある。よって、特許文献1に記載の技術では、筒状ラベルの位置が所定の位置からずれるという問題が依然として残っている。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成であるにも拘わらず、容器に対して高い精度で筒状ラベルを所定の位置に装着することが可能なラベル装着システムを提供することを目的とする。
本発明の第1態様に係るラベル装着システムは、シート状に折り畳まれた筒状ラベル(L)を供給するラベル供給装置(3)と、該筒状ラベルを容器に装着するラベル装着装置(6)と、該ラベル供給装置から該ラベル装着装置へ該筒状ラベルを受け渡すラベル受渡装置(4)とを具える。該ラベル受渡装置は、前記ラベル供給装置から受け取った筒状ラベルに嵌挿される一対のラベル嵌挿部材(421,422)を具え、該一対のラベル嵌挿部材を互いに離間させることによって該筒状ラベルを押し拡げ、押し拡げられた該筒状ラベルをラベル装着装置に引き渡す。かかるラベル装着システムにおいて、前記ラベル受渡装置は、前記一対のラベル嵌挿部材が嵌挿された筒状ラベルを一方のラベル嵌挿部材(421)との間に挟み込む挟持部材(43)を更に具えると共に、該一対のラベル嵌挿部材は、該挟持部材との間に筒状ラベルを挟んだまま、互いに接近離間することが可能である。前記ラベル受渡装置が前記ラベル供給装置から筒状ラベルを受け取る位置(R3)において、筒状ラベルの幅方向(92)における前記一対のラベル嵌挿部材の中心(C1)が、同方向(92)における筒状ラベルの中心(C2)に対して同方向(92)へ所定の距離だけずれるように、該一対のラベル嵌挿部材が配置されている。そして、筒状ラベルに前記一対のラベル嵌挿部材を嵌挿したときに、該筒状ラベルの一方の折り目(r1)が、該筒状ラベルを挟持する一方のラベル嵌挿部材(421)の角部(421a)の近傍に位置し、該筒状ラベルは、前記挟持部材によって挟持されたまま前記一対のラベル嵌挿部材によって押し拡げられ、前記ラベル装着装置によって該筒状ラベルを容器(B)に装着したときに、少なくとも該一方の折り目(r1)が容器の角部(c1)に対応する。
本発明の第1態様に係るラベル装着システムによれば、筒状ラベルに一対のラベル嵌挿部材を嵌挿したときに、該筒状ラベルの一方の折り目が一方のラベル嵌挿部材の角部の近傍に位置するので、容器に筒状ラベルを装着するときに、容器の角部(形状の丸いものも含む)がラベル嵌挿部材の角部に対応するように容器を配置するだけで、装着された筒状ラベルの少なくとも一方の折り目は、容器の角部に対応することとなる。また、一対のラベル嵌挿部材を互いに離間させることによって、筒状ラベルは、容器への装着が可能な状態に押し拡げられるが、少なくとも押し拡げる過程において、挟持部材によって筒状ラベルをラベル嵌挿部材との間に挟んでおくことにより、筒状ラベルの折り目がラベル嵌挿部材の角部から離れてしまうことが回避される。
本発明の第2態様に係るラベル装着システムは、上記第1態様に係るラベル装着システムであって、前記ラベル受渡装置(4)によって該ラベル供給装置(3)から該ラベル装着装置(6)へ筒状ラベル(L)が受け渡される過程において、前記一対のラベル嵌挿部材(421,422)が嵌挿されている筒状ラベルを該一対のラベル嵌挿部材に向かって押し込む押し込み装置(5)を更に具える。
本発明の第2態様に係るラベル装着システムによれば、筒状ラベルに一対のラベル嵌挿部材が嵌挿されたときに、一方の折り目はラベル嵌挿部材の角部の近傍に位置するが、押し込み装置によって筒状ラベルを一対のラベル嵌挿部材に向かって押し込むことにより、該一方の折り目は一対のラベル嵌挿部材の角部に合致する。
具体的には次のとおりである。シート状に折り畳まれた筒状ラベルを拡げると、折り目において筒状ラベルを縮める方向に反発力が働き、筒状ラベルはシート状の状態に戻ろうとする。このため、変形された筒状ラベルの折り目がラベル嵌挿部材の角部からずれていると、折り目は上記反発力によってラベル嵌挿部材の角部に合致しようとする。しかし、ラベル嵌挿部材と筒状ラベルとの間に生じる摩擦が、当該反発力を打ち消そうとするため、ずれたままとなってしまう。このような状況において、押し込み装置による筒状ラベルの押し込みは、折り目をラベル嵌挿部材の角部に合致させるためのきっかけとなる。
よって、容器に装着された筒状ラベルの少なくとも一方の折り目は、高い精度で、容器の角部に合致するようになる。
本発明の第3態様に係るラベル装着システムは、上記第2態様に係るラベル装着システムであって、前記ラベル受渡装置(4)には前記一対のラベル嵌挿部材(421,422)及び前記挟持部材(43)が3組配設されていると共に、該ラベル受渡装置は、所定の回転軌道に沿って該3組を移動させるための回転部材(41)を具える。前記ラベル受渡装置は、前記回転部材を回転させることによって、前記ラベル供給装置(3)からの筒状ラベル(L)の受け取り位置(R3)、前記押し込み装置(5)による筒状ラベルの押し込み位置(R4)、前記ラベル装着装置(6)への筒状ラベルの引き渡し位置(R2)のそれぞれに順次、前記3組を移動させることが可能であると共に、該受け取り位置、押し込み位置、及び引き渡し位置のそれぞれに該3組を同時に配置することができる。そして、ラベル装着システムは、該受け取り位置、押し込み位置、及び引き渡し位置のそれぞれに前記3組が同時に配置されたときに、該受け取り位置での前記ラベル受渡装置による筒状ラベルの受け取り、該押し込み位置での前記押し込み装置による筒状ラベルの押し込み、及び前記引き渡し位置での該ラベル装着装置への筒状ラベルの引き渡しを並行して実行することが可能である。
本発明の第3態様に係るラベル装着システムによれば、筒状ラベルの受け取り、押し込み、及び引き渡しの実行前には、挟持部材による筒状ラベルの挟み込みを解除する必要があるが、受け取り、押し込み、及び引き渡しを並行して実行することにより、上記3組のそれぞれに属する挟持部材の挟み込みを、同じタイミングで解除することが可能となる。よって、挟持部材を動かすための制御が簡略化される。
しかも、筒状ラベルの引き渡しに並行して、筒状ラベルの受け取り及び押し込みを実行することにより、筒状ラベルの装着が実行された後、筒状ラベルの受け取り又は押し込みの実行を待つことなく、次の筒状ラベルの装着の実行に移ることができる。よって、ラベル装着システムにおけて筒状ラベルの装着効率が高まる。
本発明に係るラベル装着システムによれば、簡易な構成であるにも拘わらず、容器に対して高い精度で筒状ラベルを所定の位置に装着することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態につき、図面に沿って具体的に説明する。
1.ラベル装着システム
本発明の実施の形態に係るラベル装着システムは、シート状に折り畳まれた筒状ラベルLを容器Bに装着するためのシステムであり、図1に示されるように、容器供給装置1、容器把持装置2、ラベル供給装置3、ラベル受渡装置4、押し込み装置5、ラベル装着装置6、ラベルポジショナ81、ラベル検出器82、容器搬出装置7、及び未排出容器検出器83から構成されている。以下、各構成要素について説明する。
<容器供給装置1>
容器供給装置1は、筒状ラベルLの装着対象である容器Bを供給するための装置であり、図2に示されるように、供給コンベア11、押圧制御シリンダ12、容器ストッパ13、容器供給プッシャ14、及び容器供給シュート15から構成されている。
供給コンベア11は、コンベアベルト上に載置された容器Bを、容器把持装置2への供給が実行される位置(供給実行位置)R0まで搬送する。このとき、容器Bは、コンベアベルト上に横に寝かせて載置されており、容器Bの縦方向が搬送方向90に垂直な方向901に沿うように配置されている。しかも、容器Bのキャップ部は容器把持装置2側に向けられている。
押圧制御シリンダ12は、供給コンベア11による容器Bの搬送経路の途中、具体的には供給実行位置R0から容器数本分(5〜7本分)だけ上流に遡った位置に配置されており、自身の上流から搬送されてくる容器Bの押圧力を制御している。具体的には、押圧制御シリンダ12は、容器Bの押圧力を受け止めることにより、自身の下流に搬送される容器Bに対する上流からの圧力を低減している。
容器ストッパ13は、供給実行位置R0と押圧制御シリンダ12との間、具体的には供給実行位置R0から上流に遡ったすぐの位置に配置されており、自身の上流から搬送されてくる容器Bを所定のタイミングで制止する。具体的には、容器ストッパ13は、供給実行位置R0に容器Bが配置された時点で、上流から搬送されてくる容器を制止する。そして、容器ストッパ13は、供給実行位置R0に容器Bがない状態となってから容器の制止を解除し、次の容器Bを供給実行位置R0へ導く。
容器供給プッシャ14は、供給実行位置R0を通って垂直な方向901に沿ったスライドが可能であり、垂直な方向901へスライドすることにより、供給実行位置R0に配置されている容器Bの底を押すことができる。よって、供給実行位置R0に配置されている容器Bは、容器供給プッシャ14に押されることにより、キャップ部を容器把持装置2の方に向けたまま、容器把持装置2による把持が実行される位置(把持実行位置)R1へ移動する。なお、容器供給プッシャ14は、把持実行位置R1にて後述するチャック22が開くタイミングで、容器Bを把持実行位置R1へ移動させる。
容器供給シュート15は、把持実行位置R1に導かれた容器Bを保持するための装置であり、所定のタイミングで上下に移動する。具体的には、把持実行位置R1にてチャック22が開くタイミングで容器供給シュート15は上昇し、それ以外のときには容器供給シュート15は下降する。これにより、チャック22による容器Bの把持を行うタイミングのときにだけ容器Bを把持実行位置R1に配置することができ、以って当該タイミングと異なるタイミングで容器Bが供給されたときのチャック22の破損などを防止することができる。
<容器把持装置2>
容器把持装置2は、容器Bを把持すると共に把持した容器Bを移動させる装置であり、図2に示されるように、回転板21、複数のチャック22、チャック開閉シリンダ23、及び容器位置決め台24から構成されている。
回転板21は、回転軸211を中心とした回転が自在であり、回転板21には複数のチャック22が固定されている。当該複数のチャック22は、回転軸211を中心として等間隔で円陣に配置されている。そして、回転板21は、360°をチャック22の数で割った角度θずつ回転する。これにより、複数のチャック22は、把持実行位置R1へと順に導かれる共に、後述する装着実行位置R2などの他の位置へと順に移動させられる。
複数のチャック22はいずれも、互いの距離が可変であって互いに接近する方向に付勢された一対の把持部221,222を有している。チャック22は、付勢された一対の把持部221,222によって容器Bを挟むことにより、容器Bを把持する。
チャック開閉シリンダ23は、把持実行位置R1にあるチャック22の開閉を実行するためのシリンダであり、上下に移動する。具体的には、チャック開閉シリンダ23は、上昇することにより把持部221,222の付勢力に対する反発力を把持部221,222に生じ、把持部221,222を離間させる(チャック開)。他方、チャック開閉シリンダ23は、下降することにより付勢力に対する反発を解除し、把持部221,222を付勢力によって接近させる(チャック閉)。
チャック開閉シリンダ23を用いたチャック22による容器Bの把持は、次のように行われる。まず、チャック開閉シリンダ23が上昇することより、把持部221,222が離間してチャック22が開く。チャック22が開くタイミングで、容器供給シュート15が上昇すると共に、容器供給プッシャ14がスライドすることにより、容器Bが把持実行位置R1に導かれる。その後、チャック開閉シリンダ23が下降することにより、把持部221,222が接近してチャック22が閉じると共に、把持部221,222によって容器Bのキャップ部が挟まれる。これにより、容器Bはチャック22により把持される。
なお、チャック22は、容器Bを次のような体勢で把持する。すなわち、チャック22が装着実行位置R2に移動して、後述する離間した一対のラベル嵌挿部材421,422に容器Bが対向したときに、図6(c)に示されるように、ラベル嵌挿部材421,422の角部421a,421b,422a,422bのそれぞれに、断面形状が四角形である容器Bの角部(形状の丸いものも含む)c1,c2,c3,c4が対応するように、チャック22は容器Bを把持する。
容器把持装置2は、把持実行位置R1にてチャック22によって容器Bを把持した後、回転板21を回転させることにより、容器Bへの筒状ラベルLの装着が実行される位置(装着実行位置)R2へとチャック22を把持実行位置R1から移動させる。図2では、回転板21が角度2θだけ回転することにより、把持実行位置R1から装着実行位置R2へとチャック22が移動する。
容器位置決め台24は、装着実行位置R2において容器Bの位置を決めるための台である。容器Bは、そのキャップ部がチャック22によって把持されるため、容器供給シュート15によって容器Bが支えられていない場合には、容器Bの底部が、チャック22によって把持されているキャップ部よりも下側にずれるおそれがある。容器位置決め台24は、載置された容器Bの底部がキャップ部と同じ高さ位置となるように、すなわち載置された容器Bの縦方向が水平となるように、配置されている。
また、チャック22と、後述する一対のラベル嵌挿部材421,422とは、同じ高さ位置に配置されているので、容器位置決め台24に載置された容器Bは、その底部が一対のラベル嵌挿部材421と対向することとなる。
<ラベル供給装置3>
ラベル供給装置3は、シート状に折り畳まれた筒状ラベルLを供給する装置であり、図3に示されるように、フィルム搬送部31、フィルム内挿部32、フィルムカット部33から構成されている。
フィルム搬送部31は、複数のラベルセグメントからなるシート状の筒状フィルムFをラベル受渡装置4へ向けて搬送する。筒状フィルムFは原反リール(図示せず)に巻かれており、フィルム搬送部31は、原反リールから繰り出される筒状フィルムFを、適度な張力を保ちながらラベル受渡装置4へ向けて搬送する。
フィルム内挿部32は、フィルム搬送部31によって搬送されてくる筒状フィルムFに内挿されるように配置されている。筒状フィルムFにフィルム内挿部32を内挿することにより、シート状に折り畳まれている筒状フィルムFはフィルム内挿部32の分だけ膨らむ。これにより、ラベル受渡装置4を構成する一対のラベル嵌挿部材421,422が、筒状フィルムFに嵌挿されやすくなる。なお、一対のラベル嵌挿部材421,422の詳細については後述する。
フィルムカット部33は、筒状フィルムFをラベルセグメントごとに切断する。フィルムカット部33による切断は、具体的には次のように行われる。まず、フィルム搬送部31は、フィルムカット部33のカット位置Rcから筒状フィルムFをラベルセグメント1つ分だけ送り出す。このとき、筒状フィルムFが送り出されてくる位置R3には、一対のラベル嵌挿部材421,422が配置されており、フィルム搬送部31による筒状フィルムFの送出により、筒状フィルムFには、一つのラベル嵌挿部材421,422が嵌挿されることとなる。そして、フィルムカット部33は、筒状フィルムFに一対のラベル嵌挿部材421,422が嵌挿された状態で、筒状フィルムFをカット位置Rcにて切断する。
これにより、容器Bに装着するための筒状ラベルLが生成されると共に、生成された筒状ラベルLには一対の嵌挿部421,422が嵌挿されることとなる。換言すれば、筒状ラベルLはラベル供給装置3によって供給され、供給された筒状ラベルLは、位置(受け取り位置)R3においてラベル受渡装置4によって受け取られる。
また、上述したように、筒状フィルムFに一対の嵌挿部421,422が嵌挿された後に筒状フィルムFが切断されることで、筒状ラベルLが生成された後に当該筒状ラベルLに一対の嵌挿部421,422に嵌挿される場合に比べて、筒状ラベルLへの一対の嵌挿部421,422の嵌挿が容易となる。
なお、カット位置Rcは、受け取り位置R3に配置されているラベル嵌挿部材421,422の先端42aから離れているので、生成された筒状ラベルLは、図4に示されるように先端42aからはみ出ている。
<ラベル受渡装置4>
(ラベル受渡装置4の構成)
ラベル受渡装置4は、ラベル供給装置3から受け取った筒状ラベルLを、ラベル装着装置6に引き渡すための装置であり、図3に示されるように、回転部41と、3組のマンドレルユニット42及び挟持部材43とから構成されている。なお、筒状ラベルLをラベル装着装置6に「引き渡す」とは、本実施の形態に係るラベル装着システムにおいては、筒状ラベルLを装着実行位置R2に移動させることを意味する。よって、装着実行位置R2は、ラベル受渡装置4からラベル装着装置6への筒状ラベルLの引き渡しが実行される位置(引き渡し位置)と把握することができる。
回転部41は、回転軸411を中心とした回転が自在であり、3組のマンドレルユニット42及び挟持部材43を所定の回転軌道に沿って移動させることができる。具体的には、回転部41には、3組のマンドレルユニット42及び挟持部材43が取り付けられている。3組のマンドレルユニット42及び挟持部材43は、回転軸211を中心として等間隔で円陣に配置されている。そして、回転部41は120°ずつ回転する。
これにより、ラベル受渡装置4は、回転部41を回転させることによって、受け取り位置R3、後述する押し込み装置5によって筒状ラベルLが押し込まれる位置(押し込み位置)R4、及び装着実行位置(引き渡し位置)R2のそれぞれに順次、上記3組を移動させることが可能である。具体的には、ラベル受渡装置4は、受け取り位置R3、押し込み位置R4、装着実行位置R2の順に、繰り返し該3組を移動させることができる。また、ラベル受渡装置4は、受け取り位置R3、押し込み位置R4、装着実行位置R2のそれぞれに該3組を同時に配置することができる。
このように受け取り位置R3、押し込み位置R4、及び装着実行位置(引き渡し位置)R2のそれぞれへの3組のマンドレルユニット42及び挟持部材43の同時配置を可能にすることにより、受け取り位置R3でのラベル受渡装置4による筒状ラベルLの受け取り、押し込み位置R4での押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込み、及び装着実行位置R2でのラベル装着装置による容器Bへの筒状ラベルLの装着を、並行して実行することが可能となる。
3つあるマンドレルユニット42はいずれも、図5及び図6に示されるように一対のラベル嵌挿部材421,422を有する。一対のラベル嵌挿部材421,421は、上下方向において互いの距離を変化させることができる。具体的には、ラベル嵌挿部材421は、上下方向において位置が固定されている。他方、ラベル嵌挿部材422は、ラベル嵌挿部材421の下方に位置し、上下方向への移動が可能である。
ラベル嵌挿部材422が上方に移動することにより、一対のラベル嵌挿部材421,422は互いに接近し、ラベル嵌挿部材422が下方に移動することにより、一対のラベル嵌挿部材421,422は互いに離間する。筒状ラベルLに嵌挿されている一対のラベル嵌挿部材421,422を互いに離間させることによって、筒状ラベルLは押し拡げられる。これにより、筒状ラベルLは、容器Bへの装着が可能な状態となる。
また、3つあるマンドレルユニット42はいずれも、回転部41に対して次のような位置関係で取り付けられている。すなわち、3つある一対のラベル嵌挿部材421,422のいずれについても、図4に示されるように、筒状ラベルLの幅方向における中心C1が、回転軸411の中心から径方向に延びた仮想線V1に略一致している。
3つある挟持部材43はいずれも、固定されているラベル嵌挿部材421の上方の位置にて上下方向に移動可能であり、下方に移動することによりラベル嵌挿部材421との間に、一対のラベル嵌挿部材421,422に嵌挿されている筒状ラベルLの一部を挟み込むことができる。また、挟持部材43は、一対のラベル嵌挿部材421,422が互いに接近離間するときにおいても、ラベル嵌挿部材421との間に筒状ラベルLを挟み込んだままにしておくことができる。よって、一対のラベル嵌挿部材421,422が嵌挿されている筒状ラベルLは、挟持部材43によって挟み込まれている期間は、周方向にずれることがない。
本発明の実施の形態に係るラベル装着システムにおいては、図3に示されるように、3つある挟持部材43は、それぞれの動作が同じとなるように互いに連結されている。
(ラベル供給装置3とラベル受渡装置4との位置関係)
ラベル受渡装置4は、ラベル供給装置3に対して次のような位置関係で配置されている。すなわち、図4に示されるように、受け取り位置R3において、筒状ラベルLの幅方向92における一対のラベル嵌挿部材421,422の中心C1が、同方向(幅方向)92における筒状ラベルLの中心C2に対して、同方向(幅方向)92へ所定の距離だけずれている。
本実施の形態に係るラベル装着システムにおいては、上述したように、一対のラベル嵌挿部材421,422の中心C1は、回転軸411から径方向に延びた仮想線V1に略一致している。よって、ラベル供給装置3とラベル受渡装置4との上記位置関係は次のように言い換えることができる。すなわち、受け取り位置R3において、上記仮想線V1が、筒状ラベルLの幅方向92における中心C2に対して、同方向(幅方向)92へ所定の距離だけずれている。
つまり、受け取り位置R3において、仮想線V1を筒状ラベルLの中心C2からずらすことにより、一対のラベル嵌挿部材421,421の中心C1を筒状ラベルLの中心C2からずらすことができる。このように、仮想線V1、つまり回転軸411の中心を基準にして、中心C1,C2の位置関係を決めることにより、位置決めの精度が高まる。
以下では、本実施の形態に係るラベル装着システムにおけるラベル受渡装置4の動作、及びその動作に伴って変化する筒状ラベルLの形状について説明すると共に、ラベル嵌挿部材421,422の中心C1が筒状ラベルLの中心C2に一致しているラベル装着システム(以下では、「比較対象システム」と称す。図8参照)との対比を行う。
(ラベル受渡装置4の動作)
ラベル受渡装置4の動作について、図5及び図6を用いて説明する。受け取り位置R3においては、図5(a)に示されるように、一対のラベル嵌挿部材421,422は互いに接近しており、挟持部材43は上方に移動したままラベル嵌挿部材421から離れている。このときに、図5(b)に示されるように、筒状フィルムFに一対のラベル嵌挿部材421,422が嵌挿される。筒状フィルムFに一対のラベル嵌挿部材421,422が嵌挿された後、挟持部材43は下方に移動して筒状フィルムFの一部を、ラベル嵌挿部材421との間に挟み込む。この状態で、図5(c)に示されるように、ラベル供給装置3のフィルムカット部33による筒状フィルムFの切断が実行される。これにより、筒状ラベルLが、一対のラベル嵌挿部材421,422が嵌挿された状態で生成される。
上述したように、受け取り位置R3において、ラベル嵌挿部材421,422の中心C1は筒状ラベルLの中心C2に対してずれているので、図5(c)に示されるように、生成された筒状ラベルLの一方の折り目r1は、筒状ラベルLを挟持する一方のラベル嵌挿部材421の角部421aの近傍に位置することとなる。
受け取り位置R3での筒状ラベルLの生成後、回転部41は120°だけ回転し、筒状ラベルLを受け取り位置R3から押し込み位置R4へ移動させる。この過程において一対のラベル嵌挿部材421,422は、図6(a)に示されるように、筒状ラベルLの一部を挟持部材43で挟み込んだまま互いに離間する。これにより、筒状ラベルLは、挟持部材43によって挟持されたまま、一対のラベル嵌挿部材421,422によって上下に押し拡げられる。
このように、筒状ラベルLの一部を挟持部材43で挟み込んだまま、一対のラベル嵌挿部材421,422によって筒状ラベルLを上下に押し拡げることにより、一対のラベル嵌挿部材421,422に対する位置ずれ及び弛みを生じずに、筒状ラベルLを変形させることができる。これにより、筒状ラベルLは、図6(a)に示されるように、容器Bへの装着が可能な状態となる。
また、一対のラベル嵌挿部材421,422を互いに離間させることにより、図6(a)に示されるように、筒状ラベルLの他方の折り目r2は、ラベル嵌挿部材422の角部422aの近傍に位置することとなる。よって、後述するラベル装着装置に6によって容器Bに筒状ラベルLを装着したときに、図7に示されるように、容器Bの角部c1〜c4うち角部421a,422aに対応する角部c1,c3のそれぞれに、筒状ラベルLの折り目r1,r2が合い易くなる。折り目r1,r2が角部c1,c3に合うと、筒状ラベルLは、容器Bの回りを周方向に回りにくくなる。このため、筒状ラベルLの位置が所定の位置からずれる可能性が低くなる。
一方、比較対象システムにおいては、ラベル嵌挿部材421,422の中心C1が筒状ラベルLの中心C2に一致しているので、図9(a)に示されるように、一対のラベル嵌挿部材421,422は筒状ラベルLの中央付近に位置する。よって、ラベル嵌挿部材421の角部421a,421b及びラベル嵌挿部材422の角部422a,422bはいずれも、筒状ラベルLの折り目r1,r2から離間して位置することとなる。
このため、比較対象システムにおいては、一対のラベル嵌挿部材421,422を互いに離間させて筒状ラベルLを上下に押し拡げた場合、筒状ラベルLの折り目r1,r2とラベル嵌挿部の角部との関係は次のようになる。すなわち、図9(b)に示されるように、筒状ラベルLの折り目r1は、ラベル嵌挿部材の角部421aと角部422bとの中間付近に位置し、折り目r2は、ラベル嵌挿部材の角部421bと角部422aとの中間付近に位置する。よって、ラベル装着装置に6によって容器Bに筒状ラベルLを装着したとしても、図10に示されるように、筒状ラベルLの折り目r1,r2は容器Bの角部c1〜c4のいずれにも合わない。このため、筒状ラベルLは、容器Bの回りを周方向に回ってしまい易く、筒状ラベルLの位置が所定の位置からずれる可能性が高い。
本実施の形態に係るラベル装着システムの説明に戻る。押し込み位置R4においては、図6(b)に示されるように、挟持部材43は上方に移動する。これにより、挟持部材43による筒状ラベルLの挟み込みが解除され、後述する押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込みが可能となる。
<押し込み装置5>
押し込み装置5は、筒状ラベルを一対のラベル嵌挿部材421,422に向かって押し込む装置であり、図3に示されるように、回転駆動部51及び押し込み部52から構成されている。
回転駆動部51は、押し込み位置R4に対して中心軸411とは反対側に位置し、回転軸511を中心とした回転が自在である。回転軸511は、押し込み位置R4に配置されるラベル嵌挿部材421,422の中心C1からずれた位置に配置されている。
押し込み部52は、回転駆動部51に固定されており、回転駆動部51によって次のように動作する。まず、押し込み部52が動作する前に、押し込み位置R4において挟持部材43は、筒状ラベルLの挟み込みを解除する(図6(b))。その後、回転駆動部51の回転によって押し込み部52は、押し込み位置R4に対して中心軸411とは反対側から押し込み位置R4に接近し、筒状ラベルLに接触する。押し込み部52は、筒状ラベルLに接触したまま押し込み位置R4に接近する。これにより、筒状ラベルLは、一対のラベル嵌挿部材421,422に押し込まれる。そして、回転駆動部51が逆に回転することにより、押し込み部52は元の位置に戻る。これに並行して、図6(d)に示されるように、挟持部材43は筒状ラベルLを再び挟み込む。
押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込みにより、次の効果が得られる。すなわち、図6(c)に示される様に、ラベル嵌挿部421の角部421aの近傍に位置していた筒状ラベルLの折り目r1は、角部421aに合致する。また、ラベル嵌挿部422の角部422aの近傍に位置していた筒状ラベルLの折り目r2は、角部422aに合致する。
具体的には次のとおりである。シート状に折り畳まれた筒状ラベルLを拡げると、折り目r1,r2において筒状ラベルLを縮める方向に反発力が働き、筒状ラベルLはシート状の状態に戻ろうとする。このため、一対のラベル嵌挿部材421,422によって変形された筒状ラベルLの折り目r1,r2がラベル嵌挿部材421,422の角部421a,422aからずれていると、折り目r1,r2は上記反発力によって角部421a,422aに合致しようとする。しかし、ラベル嵌挿部材421,422と筒状ラベルLとの間に生じる摩擦が、当該反発力を打ち消そうとするため、ずれたままとなってしまう。このような状況において、押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込みは、折り目r1,r2をラベル嵌挿部材421,422の角部421a,422aに合致させるためのきっかけとなる。
これにより、後述するラベル装着装置に6によって容器Bに筒状ラベルLを装着したときに、筒状ラベルLの折り目r1,r2は、高い精度で、容器Bの角部c1,c3に合致するようになる。
なお、押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込みは、ラベル受渡装置4による筒状ラベルLの受け取り、及び後述するラベル装着装置6による筒状ラベルLの装着に並行して実行される。
<ラベル装着装置6>
ラベル装着装置6は、装着実行位置R2に導かれた筒状ラベルLを一対のラベル嵌挿部材421,422から抜いて容器Bに装着するための装置であり、図3に示されるように、並進部61及びキャリアバー62から構成されている。
並進部61は、装着実行位置R2においてラベル嵌挿部材421,422から筒状ラベルLを抜く方向(抜き方向)93に沿って並進自在である。
キャリアバー62は、並進部61に固定されており、先端部622が離間したラベル嵌挿部材421,422の間に配置されている。そして、キャリアバー62は、並進部61によって次のように動作する。すなわち、装着実行位置R2に筒状ラベルLが導かれるまでの間は、キャリアバー62の先端部622は、筒状ラベルLと干渉しない位置(待機位置)Rsで待機する。筒状ラベルLが装着実行位置R2に配置されると、挟持部材43による筒状ラベルLの挟み込みが解除される。その後、キャリアバー62の先端部622は、筒状ラベルLがラベル嵌挿部材421,422から完全に抜ける位置(抜け位置)Reまで抜き方向93へ移動する。そして、キャリアバー62の先端部622は、再び待機位置Rsに戻る。
これにより、筒状ラベルLは、上下に拡がったまま一対のラベル嵌挿部材421,422から抜かれ、そして装着実行位置R2に配置されている容器Bに装着される。なお、筒状ラベルLの装着時には、図3に示されるように、装着実行位置R2に配置されている一対のラベル嵌挿部材421,422は抜き方向93へ移動する。これにより、ラベル嵌挿部材421,422の先端42a(図4)が容器Bの底面近傍に位置することとなる。また、上述したように装着実行位置R2において容器位置決め台24に載置された容器Bは、その底部が一対のラベル嵌挿部材421,422と対向する。よって、筒状ラベルLは容器Bに嵌挿されやすくなり、以って不良率が低減する。
なお、ラベル装着装置6による筒状ラベルLの装着は、ラベル受渡装置4による筒状ラベルLの受け取り、及び押し込み装置5による筒状ラベルLの押し込みに並行して実行される。
<ラベルポジショナ81>
装着実行位置R2での筒状ラベルLの容器Bへの装着後、容器把持装置2は、図2に示されるように、ラベルポジショナ81に対向する位置に容器Bを移動させる。ラベルポジショナ81は、容器Bの縦方向についての筒状ラベルLの位置を決めるべく、容器Bの底面から接近して筒状ラベルLを容器Bの方へと押し込む。
<ラベル検出器82>
ラベルポジショナ81による筒状ラベルLの位置決めが実行された後、容器把持装置2は、図2に示されるように、ラベル検出器82に対向する位置に容器Bを移動させる。ラベル検出器82は、容器Bに装着されている筒状ラベルLを検出する。
<容器搬出装置7>
容器搬出装置7は、容器Bを搬出するための装置であり、図2に示されるように、良品搬送装置71、及び不良品搬送装置72から構成されている。ラベル検出器82によって筒状ラベルLが検出された容器Bは、良品搬送装置71に対向する位置にてチャック22から外され、良品として良品搬送装置71へ導かれる。良品搬送装置71は、良品を熱風ヒータ(図示せず)へと搬送する。熱風ヒータに搬送された筒状ラベルは、熱風ヒータから熱が与えられることにより変形し、容器Bの外周面に沿った形状となる。これにより、容器Bへの筒状ラベルLの装着が完了する。なお、容器Bが外されたチャック22は、再び、把持実行位置R1へ導かれる。
他方、ラベル検出器82によって筒状ラベルLが検出されなかった容器Bは、不良品搬送装置72に対向する位置にてチャック22から外され、不良品として不良品搬送装置72へ導かれる。不良品搬送装置72は、不良品を不良品回収箱(図示せず)へと搬送する。なお、容器Bが外されたチャック22は、再び、把持実行位置R1へ導かれる。
<未排出容器検出器83>
未排出容器検出器83は、チャック22が把持実行位置R1に導かれる前に、容器搬出装置7へ排出されずにチェック22によって把持されたままとなっている容器Bを検出する。未排出容器検出器83によって容器Bが検出された場合には、チャック22から当該容器Bが外される。これにより、容器Bを把持したチャック22が把持実行位置R1に導かれることが防止される。
2.効果
上述したラベル装着システムによれば、筒状ラベルLの折り目r1,r2のそれぞれが、ラベル嵌挿部材421,422の角部421a,422aに合致するので、装着実行位置R2において、容器Bの角部(形状の丸いものも含む)c1,c3がラベル嵌挿部材421,422の角部421a,422aに対応するように容器Bを配置するだけで、容器Bに装着された筒状ラベルLの折り目r1,r2は、容器Bの角部c1,c3に合致することとなる。よって、ラベル装着システムは簡易な構成であるにも拘わらず、容器Bに対して高い精度で筒状ラベルLを所定の位置に装着することができる。
また、上述したラベル装着システムによれば、筒状ラベルLの嵌挿、押し込み、及び装着は並行して実行されるので、以下の効果が得られる。
筒状ラベルLの受け取り、押し込み、及び装着の実行前には、挟持部材43による筒状ラベルLの挟み込みを解除する必要があるが、受け取り、押し込み、及び装着は並行して実行されるので、3つある挟持部材43の挟み込みを、同じタイミングで解除することができる。よって、上述したラベル装着システムのように、3つある挟持部材43を互いに連結することができ、以って挟持部材43を個々に制御する必要がなくなる。これにより、挟持部材43を動かすための制御が簡略化される。
しかも、筒状ラベルLの装着に並行して、筒状ラベルの受け取り及び押し込みが実行されるので、筒状ラベルLの引き渡しが実行された後、筒状ラベルLの受け取り又は押し込みの実行を待つことなく、次の筒状ラベルLの装着の実行に移ることができる。よって、ラベル装着システムにおけて筒状ラベルLの装着効率が高まる。
なお、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である。例えば、上述したラベル装着システムにおいて、押し込み装置5を配備しなかった場合には、筒状ラベルLは、折り目r1,r2のそれぞれがラベル嵌挿部材421,422の角部421a,422aの近傍に位置した状態で、装着実行位置R2に導かれる。よって、容器Bに対して筒状ラベルLを所定の位置に装着するときの精度は、押し込み装置5を配備したラベル装着システムよりも低くなるかもしれないが、従来のラベル装着システムや、上述した比較対象システムに比べると、その精度は著しく高い。
本発明の実施の形態に係るラベル装着システムを示した平面図である。 容器供給装置及び容器把持装置の拡大平面図である。 ラベル供給装置、ラベル受渡装置、及びラベル装着装置の拡大平面図である。 ラベル供給装置及びラベル受渡装置の拡大平面図である。 ラベル嵌挿部材及び挟持部材の動作を順に示した一連の正面図及び斜視図である。 ラベル嵌挿部材及び挟持部材の動作を順に示した一連の正面図及び斜視図である。 筒状ラベルが装着された容器の断面図である。 比較対象システムのラベル供給装置及びラベル受渡装置を示した平面図である。 比較対象システムにおけるラベル嵌挿部材及び挟持部材の動作を順に示した一連の正面図である。 比較対象システムによって筒状ラベルが装着された容器の断面図である。
符号の説明
3 ラベル供給装置
4 ラベル受渡装置
41 回転部材
421,422 一対のラベル嵌挿部材
421a,422a ラベル嵌挿部材の角部
43 挟持部材
5 押し込み装置
6 ラベル装着装置
92 筒状ラベルの幅方向
L 筒状ラベル
B 容器
c1,c3 容器の角部
R2 装着実行位置(引き渡し位置)
R3 受け取り位置
R4 押し込み位置
C1 一対のラベル嵌挿部材の中心
C2 筒状ラベルの中心
r1,r2 折り目

Claims (3)

  1. シート状に折り畳まれた筒状ラベルを供給するラベル供給装置と、該筒状ラベルを容器に装着するラベル装着装置と、該ラベル供給装置から該ラベル装着装置へ該筒状ラベルを受け渡すラベル受渡装置とを具え、
    該ラベル受渡装置は、前記ラベル供給装置から受け取った筒状ラベルに嵌挿される一対のラベル嵌挿部材を具え、該一対のラベル嵌挿部材を互いに離間させることによって該筒状ラベルを押し拡げ、押し拡げられた該筒状ラベルをラベル装着装置に引き渡すラベル装着システムにおいて、
    前記ラベル受渡装置は、前記一対のラベル嵌挿部材が嵌挿された筒状ラベルを一方のラベル嵌挿部材との間に挟み込む挟持部材を更に具えると共に、該一対のラベル嵌挿部材は、該挟持部材との間に筒状ラベルを挟んだまま、互いに接近離間することが可能であり、
    前記ラベル受渡装置が前記ラベル供給装置から筒状ラベルを受け取る位置において、筒状ラベルの幅方向における前記一対のラベル嵌挿部材の中心が、同方向における筒状ラベルの中心に対して同方向へ所定の距離だけずれるように、該一対のラベル嵌挿部材が配置されており、
    筒状ラベルに前記一対のラベル嵌挿部材を嵌挿したときに、該筒状ラベルの一方の折り目が、該筒状ラベルを挟持する一方のラベル嵌挿部材の角部の近傍に位置し、該筒状ラベルは、前記挟持部材によって挟持されたまま前記一対のラベル嵌挿部材によって押し拡げられ、前記ラベル装着装置によって該筒状ラベルを容器に装着したときに、少なくとも該一方の折り目が容器の角部に対応することを特徴とする、ラベル装着システム。
  2. 前記ラベル受渡装置によって該ラベル供給装置から該ラベル装着装置へ筒状ラベルが受け渡される過程において、前記一対のラベル嵌挿部材が嵌挿されている筒状ラベルを該一対のラベル嵌挿部材に向かって押し込む押し込み装置を更に具える、請求項1に記載のラベル装着システム。
  3. 前記ラベル受渡装置には前記一対のラベル嵌挿部材及び前記挟持部材が3組配設されていると共に、該ラベル受渡装置は、所定の回転軌道に沿って該3組を移動させるための回転部材を具え、
    前記ラベル受渡装置は、前記回転部材を回転させることによって、前記ラベル供給装置からの筒状ラベルの受け取り位置、前記押し込み装置による筒状ラベルの押し込み位置、前記ラベル装着装置への筒状ラベルの引き渡し位置のそれぞれに順次、前記3組を移動させることが可能であると共に、該受け取り位置、押し込み位置、及び引き渡し位置のそれぞれに該3組を同時に配置することができ、
    該受け取り位置、押し込み位置、及び引き渡し位置のそれぞれに前記3組が同時に配置されたときに、該受け取り位置での前記ラベル受渡装置による筒状ラベルの受け取り、該押し込み位置での前記押し込み装置による筒状ラベルの押し込み、及び前記引き渡し位置での該ラベル装着装置への筒状ラベルの引き渡しを並行して実行することが可能である、請求項2に記載のラベル装着システム。
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