以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る供給装置について詳細に説明する。
<第1実施形態>
まず、図1及び図2を用いて、第1実施形態の供給装置1の構成について説明する。図1は、供給装置1の正面図である。図2は、供給装置1の上面図である。図3(A)は、PTP包装体XA1の外観斜視図である。図3(B)は、PTP集積バンド品ZA1の外観斜視図である。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図及び以降の各図において、部材の大きさ、形状、厚み等を適宜誇張して表現する。
図1及び図2に示される供給装置1は、錠剤やカプセル等の薬剤を包装するラインで使用される。薬剤を包装するラインでは、PTP包装工程と、集積工程と、ピロー包装工程と、等で処理が実行される。
PTP包装工程では、複数のポケットを有し表面となるプラスチックシートsh1と、裏面となるアルミニウム等の金属箔sh2と、を用いてPTP包装体XA1(図3(A)参照)を成形する。具体的に、プラスチックシートにおける複数のポケットの各々に薬剤(図示省略)を一錠ずつ投入してから、プラスチックシートを金属箔でシールしてPTP包装体XA1を成形する。
集積工程では、PTP包装工程で成形された複数のPTP包装体XA1を、裏表が交互となるように複数のPTP包装体XA1を重ね合わせ、バンドYA1(図3(B)参照)で束ねてPTP集積バンド品ZA1(図3(B)参照)にする。このPTP集積バンド品ZA1は、供給装置1によって、一つずつ又は複数(本実施形態では、五つ)まとめてピロー包装工程のピロー包装機30(図4参照)に供給される。
図3(A)に示されるPTP包装体XA1は、複数のポケットを有し表面となるプラスチックシートsh1と、裏面となるアルミニウム等の金属箔sh2と、が貼り合わされている。図3(B)に示されるPTP集積バンド品ZA1は、複数のPTP包装体XA1を、裏表が交互となるように重ね合わせ、バンドYA1で束ねられている。バンドYA1の継ぎ目には、結束部bo1が形成されている。
図1及び図2に戻って説明する。ピロー包装工程のピロー包装機30(図4参照)では、供給装置1から供給されたPTP集積バンド品ZA1を、アルミニウム等の金属が蒸着したフィルム(図示省略)でピロー包装して、ピロー包装体(図示省略)を成形する。具体的に、連続して搬送されるPTP集積バンド品ZA1に対してフィルムを連続して供給する。そして、そのフィルムでPTP集積バンド品を筒状に包み込んでセンターシールする。それから、フィルムを所定ピッチ毎に幅方向にトップシールすると共にカットして、ピロー包装体を成形する。
なお、本明細書では、PTP集積バンド品ZA1を供給する場合を例に説明するが、本発明は、食品や日用品等の各種物品を供給する場合に適用できる。また、本明細書では、ピロー包装機30(図4参照)に供給する場合を例に説明するが、本発明は、供給先がピロー包装機30に限定されるものではない。
供給装置1は、受取用搬送コンベア10と、排出用上部コンベア11と、縦サーボループ手段12と、ロボット13と、プッシャー14と、供給用上部コンベア15と、供給用搬送コンベア16と、各種センサー(図示省略)と、制御ユニット(図示省略)と、等を備えている。
これら供給装置1の各部は、制御ユニットによって統括的に制御される。すなわち、供給装置1の各部は、制御ユニットの制御下において動作して、その動作状況が制御ユニットによって管理されている。制御ユニットは、各種センサーで取得したデータに基づいて供給装置1の各部の動作を制御して調整する。
制御ユニットは、CPU、RAM、及びROM等から構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
受取用搬送コンベア10は、ベルトコンベア又はローラーコンベアからなる。この受取用搬送コンベア10は、サーボモーター(図示省略)を有してなり、当該サーボモーターにより動力が与えられることで、連続走行している。これにより、受取用搬送コンベア10は、前工程から供給された複数のPTP集積バンド品ZA1を、互いの間隔を空けて縦サーボループ手段12に向けて順次搬送する。すなわち、受取用搬送コンベア10は、複数のPTP集積バンド品ZA1を、サーボループ手段12に順次供給する。
排出用上部コンベア11は、オーバーヘッドコンベア(コヤグラコンベアともいう。)からなる。この排出用上部コンベア11は、受取用搬送コンベア10の上方を横切るように設けられている。そして、排出用上部コンベア11は、サーボモーター(図示省略)を有してなり、当該サーボモーターにより動力が与えられることで、縦サーボループ手段12の運転停止時等に必要に応じて走行する。これにより、排出用上部コンベア11は、縦サーボループ手段12がPTP集積バンド品ZA1を受け入れることができない場合に、走行することで、受取用搬送コンベア10上のPTP集積バンド品ZA1を側方に排出する。また、排出用上部コンベア11は、縦サーボループ手段12の間欠運転時に機能を停止する。
縦サーボループ手段12は、バケットコンベアからなる。この縦サーボループ手段12は、受取用搬送コンベア10の下流に繋がるように、上下方向(縦方向、鉛直方向)に沿って設けられている。具体的に、縦サーボループ手段12は、駆動用のスプロケット20と、従動用のスプロケット21と、これらスプロケット20,21に架け渡されて間欠的に走行する環状のチェーン22と、このチェーン22に等間隔のピッチで交互に取り付けられた複数のバケット23と、動力源となるサーボモーター(図示省略)と、等を備えている。
駆動用のスプロケット20は、サーボモーターの駆動によって間欠的に回転する。従動用のスプロケット21は、駆動用のスプロケット20の真上に間隔を空けて設けられている。この従動用のスプロケット21は、チェーン22の間欠走行によって、駆動用のスプロケット20に連動して間欠的に回転する。チェーン22は、駆動用のスプロケット20の間欠的な回転によって循環するように間欠的に走行する。複数のバケット23は、チェーン22の間欠走行によって、当該チェーン22と一体となって間欠走行する。これら複数のバケット23は、搬送中のPTP集積バンド品ZA1を付勢するものであっても良いし、付勢しないものであっても良い。そして、複数のバケット23は、それぞれ、PTP集積バンド品ZA1を収容する部分の間隔を変更可能な構成として、当該PTP集積バンド品ZA1の高さに対応するように設定可能にしても良い。
これにより、縦サーボループ手段12は、各バケット23で、受取用搬送コンベア10から順次供給される複数のPTP集積バンド品ZA1を一つずつ受け入れて、互いの間隔を空けて上下方向に順次搬送する。すなわち、縦サーボループ手段12は、各バケット23で、受取用搬送コンベア10から順次供給されるPTP集積バンド品ZA1を一つずつ受け入れて、当該PTP集積バンド品ZA1を、複数間隔を空けて上下方向に搬送する。具体的に、縦サーボループ手段12は、結束部bo1(図3(B)参照)を上の状態にしてPTP集積バンド品ZA1を受け入れて、当該PTP集積バンド品ZA1を、上方向に搬送してから折り返すことで上下反転させて、結束部bo1を下にして下方向に搬送する。
なお、縦サーボループ手段12について、PTP集積バンド品ZA1を受取用搬送コンベア10から受け取る側(図面における右側)と、PTP集積バンド品ZA1を下流に送り出す側(図面における左側)と、の一方の側のバケット23を走行させ、他方の側のバケット23を停止させることができるようにしてもよい。これにより、下流の設備等が一時的に停止した場合であっても、受取用搬送コンベア10からのPTP集積バンド品ZA1の受取りを続行することができる。また、受取用搬送コンベア10からのPTP集積バンド品ZA1の受取りが一時的に停止した場合であっても、PTP集積バンド品ZA1の下流への送出しを続行することができる。このような縦サーボループ手段12の詳細は、特許第3354656号公報を参照されたい。
ロボット13は、縦サーボループ手段12で搬送された複数のPTP集積バンド品ZA1を保持し、当該複数のPTP集積バンド品ZA1をまとめて下流工程の供給用搬送コンベア16に供給する。具体的に、ロボット13は、保持手段17と、アーム18と、サーボモーター等の複数の動力源(図示省略)と、を備えている。
保持手段17は、複数のPTP集積バンド品ZA1を把持することで保持する。すなわち、保持手段17は、把持手段である。具体的に、保持手段17は、複数のPTP集積バンド品ZA1を一つずつ保持する複数の保持部17aを有し、各保持部17aの間隔を変更可能なように構成されている。これにより、各保持部17aで保持した複数のPTP集積バンド品ZA1の間隔を変更する。すなわち、各保持部17aで間隔を空けて保持した複数のPTP集積バンド品ZA1について、間隔を狭めてから下流工程の供給用搬送コンベア16に供給する。
アーム18は、複数のリンク18aを備えたリンク構造となっている。これにより、アーム18は、保持手段17の位置及び姿勢を変更する。すなわち、アーム18は、保持手段17を、縦サーボループ手段12で搬送された複数のPTP集積バンド品ZA1を保持する位置及び姿勢から、供給用搬送コンベア16に供給する位置及び姿勢に変更する。
このように、ロボット13は、PTP集積バンド品ZA1を複数保持することができる保持手段17を有し、当該保持手段17で縦サーボループ手段12から複数のPTP集積バンド品ZA1をピックアップして下流工程に供給する。
プッシャー14は、縦サーボループ手段12の下流の脇に設けられ、当該縦サーボループ手段12で搬送されたPTP集積バンド品ZA1を、一つずつ供給用上部コンベア15に供給する。具体的に、プッシャー14は、押し部材14aと、シリンダー14bと、を備えている。押し部材14aは、縦サーボループ手段12を横切るように進退して、PTP集積バンド品ZA1を押す。シリンダー14bは、動力源として機能して、押し部材14aを進退させる。なお、プッシャー14は、リンクやカム、又はエアシリンダー等により、押し部材14aをボックスモーションするようにしても良い。又は、プッシャー14は、フィンガーコンベアであっても良い。
供給用上部コンベア15は、オーバーヘッドコンベア(コヤグラコンベアともいう。)からなる。この供給用上部コンベア15は、プッシャー14によって縦サーボループ手段12から押し出されたPTP集積バンド品ZA1を引き継ぐ位置に設けられている。そして、供給用上部コンベア15は、サーボモーター(図示省略)を有してなり、当該サーボモーターにより動力が与えられることで走行する。これにより、縦サーボループ手段12から引き継いだPTP集積バンド品ZA1を搬送し、供給用搬送コンベア16に供給する。
供給用搬送コンベア16は、ベルトコンベア、ローラーコンベア、フィンガーコンベア、又はプレートコンベアからなる。この供給用搬送コンベア16は、サーボモーター(図示省略)を有してなり、当該サーボモーターにより動力が与えられることで、定常走行(連続運転)している。これにより、供給用搬送コンベア16は、ロボット13によってまとめて供給された複数のPTP集積バンド品ZA1を搬送し、更に下流工程のピロー包装機30(図4参照)に供給する。あるいは、供給用搬送コンベア16は、供給用上部コンベア15から供給されたPTP集積バンド品ZA1を一つずつ搬送し、ピロー包装機30に供給する。
次に、図4を用いて、ピロー包装機30の構成について説明する。図4は、ピロー包装機30の概略図である。
図4に示されるピロー包装機30は、物品供給装置32と、包装材料供給装置33と、包装機本体34と、を備えている。
これらピロー包装機30の各部は、制御ユニット(図示省略)によって統括的に制御される。制御ユニットは、CPU、RAM、及びROMなどから構成され、各種制御を実行する。CPUは、いわゆる中央演算処理装置であり、各種プログラムが実行されて各種機能を実現する。RAMは、CPUの作業領域として使用される。ROMは、CPUで実行される基本OSやプログラムを記憶する。
物品供給装置32は、PTP集積バンド品ZA1を等間隔で搬送すると共に、下流の包装機本体34に当該PTP集積バンド品ZA1を順次供給する。この物品供給装置32は、オーバーヘッドコンベアから構成される。具体的に、物品供給装置32は、搬送面35と、この搬送面35上のPTP集積バンド品ZA1を側方からガイドするサイドガイド(図示省略)と、駆動用のスプロケット(図示省略)と、従動用のスプロケット36と、これらスプロケットに架け渡されて走行する環状のチェーン37と、このチェーン37に等間隔のピッチで取り付けられた複数のフィンガー38と、動力源となるサーボモーター(図示省略)と、を備えている。
なお、同図においてPTP集積バンド品ZA1は結束部bo1が側方になるように搬送されている。このように本実施形態の供給装置1から供給されたPTP集積バンド品ZA1は結束部bo1が側方になるようにして物品供給装置32で搬送される。あるいは、本実施形態の供給装置1から供給されたPTP集積バンド品ZA1は結束部bo1が下方(破線の引き出し線で示す)になるように配置されて搬送される。
駆動用のスプロケットは、サーボモーターの駆動によって回転する。従動用のスプロケット36は、チェーン37の走行によって、駆動用のスプロケットに連動して回転する。チェーン37は、駆動用のスプロケットの回転によって循環するように走行する。複数のフィンガー38は、チェーン37の走行によって、搬送面35上を走行する。これにより、複数のフィンガー38は、搬送面35上のPTP集積バンド品ZA1を押送して包装機本体34に送り出す。
包装材料供給装置33は、原反ロールWB1を保持する原反軸39を備えている。原反軸39は、駆動モーター(図示省略)によって回転するように設けられ、原反ロールWB1を保持する。そして、包装材料供給装置33は、原反軸39に保持されている原反ロールWB1から、順次帯状に繰り出されたフィルムなどの包装材料WA1を連続して包装機本体34に供給する。なお、原反ロールWB1から包装材料WA1を繰り出す方法として、上述のような原反駆動式の方法を採用する代わりに、フィードローラーを別途設け、当該フィードローラーを動かして包装材料WA1を引き出すフィードローラー駆動式の方法を採用してもよい。
包装機本体34は、物品供給装置34から供給されるPTP集積バンド品ZA1を、包装材料供給装置33から供給される包装材料WA1で包装する。具体的に、包装機本体34は、製袋器40と、第一の搬送装置41と、ピンチローラー42と、センターシール装置43と、第一の物品支持装置44と、トップシール装置(エンドシール装置)45と、第二の搬送装置46と、第二の物品支持装置47と、などを備えている。
製袋器40は、包装材料供給装置33から供給される包装材料WA1を、幅方向の両端縁が互いに重なるように筒状に製袋する。また、製袋器40は、物品供給装置32から供給されるPTP集積バンド品ZA1を、筒状に製袋される包装材料WA1に供給する。これにより、PTP集積バンド品ZA1は、筒状に製袋される包装材料WA1に包まれる。
第一の搬送装置41は、製袋器40の下流に設けられている。この第一の搬送装置41は、製袋器40で包装材料WA1に包まれたPTP集積バンド品ZA1を、搬送面(符号省略)に載せてトップシール装置45に向けて搬送するベルトコンベアである。そして、第一の搬送装置41は、トップシール装置45のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向に伸縮させる。
また、第一の搬送装置41は、搬送面にPTP集積バンド品ZA1を吸着させる吸着機構として機能する吸引ポンプ(図示省略)を備えている。そして、搬送面には、多数の孔部が形成され、バキュームコンベアを構成する。これにより、包装材料WA1に包まれたPTP集積バンド品ZA1は、吸引ポンプが動作することで、搬送面の多数の孔部に吸着されてより確実に搬送力が与えられ、トップシール装置45に向けて搬送される。
ピンチローラー42は、製袋器40より下流にあって第一の搬送装置41の上方に設けられている。このピンチローラー42は、互いに重なる包装材料WA1両端縁(センターシール部)を挟み込んで、当該センターシール部に搬送力を付与する。
センターシール装置43は、ピンチローラー42より下流であって第一の搬送装置41の上方に設けられている。具体的に、センターシール装置43は、一対のバーシーラー43aと、プレスローラー43bと、を備えている。このセンターシール装置43は、一対のバーシーラー43aによって、PTP集積バンド品ZA1の上方でセンターシール部を挟んで加熱する。そして、センターシール装置43は、プレスローラー43bによって、PTP集積バンド品ZA1の上方で、加熱されたセンターシール部を圧着してセンターシールする。
第一の物品支持装置44は、センターシール装置43より下流であって第一の搬送装置41の上方に設けられている。具体的に、第一の物品支持装置44は、搬送方向に沿って、すなわち包装材料YA1の送り方向に走行する走行面(符号省略)を有する上部コンベア44aと、走行面にPTP集積バンド品ZA1を吸着させる吸着機構として機能する吸引ポンプ(図示省略)と、を備えている。そして、上部コンベア44aの走行面には、多数の孔部が形成され、バキュームコンベアを構成する。これにより、包装材料WA1に包まれたPTP集積バンド品ZA1は、吸引ポンプが動作することで、走行面の多数の孔部に吸着されてより確実に搬送力が与えられ、トップシール装置45に向けて搬送される。そして、第一の物品支持装置44は、トップシール装置45のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向に伸縮させる。
トップシール装置45は、上下一対のトップシーラ45a,45bを所定の軌跡で公転移動させる周知のボックスモーションにより、PTP集積バンド品ZA1の長さに応じたピッチ毎に、包装材料WA1の幅方向にトップシール(エンドシール、横シール)とカットを行う。これにより、ピロー包装体(図示省略)が製造される。なお、トップシール装置45の詳細は、例えば特開平09−286413号公報を参照されたい。
第二の搬送装置46は、トップシール装置45より下流に設けられている。この第二の搬送装置46は、トップシール装置45で仕上がったピロー包装体ZA1を、搬送面(符号省略)に載せて次工程に向けて搬送するベルトコンベアである。そして、第二の搬送装置46は、トップシール装置45のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向に伸縮させる。
また、第二の搬送装置46は、搬送面にPTP集積バンド品ZA1を吸着させる吸着機構として機能する吸引ポンプ(図示省略)を備えている。そして、搬送面には、多数の孔部が形成され、バキュームコンベアを構成する。これにより、包装材料WA1に包まれたPTP集積バンド品ZA1は、吸引ポンプが動作することで、搬送面の多数の孔部に吸着されてより確実に搬送力が与えられ、次工程に向けて搬送される。
第二の物品支持装置47は、トップシール装置45より下流であって第二の搬送装置46の上方に設けられている。具体的に、第二の物品支持装置47は、搬送方向に沿って走行する走行面(符号省略)を有する上部コンベア47aと、走行面にPTP集積バンド品ZA1を吸着させる吸着機構として機能する吸引ポンプ(図示省略)と、を備えている。そして、上部コンベア47aの走行面には、多数の孔部が形成され、バキュームコンベアを構成する。これにより、ピロー包装体(図示省略)は、吸引ポンプが動作することで、走行面の多数の孔部に吸着されてより確実に搬送力が与えられ、次工程に向けて搬送される。そして、第二の物品支持装置47は、トップシール装置45のボックスモーションに合わせて、搬送面を搬送方向に伸縮させる。
次に、図1及び図2を用いて、供給装置1による作用を説明する。
複数のPTP集積バンド品ZA1は、結束部bo1(図3(B)参照)を上の状態にして、互いに間隔を空けて受取用搬送コンベア10によって搬送される。受取用搬送コンベア10によって搬送されたPTP集積バンド品ZA1は、縦サーボループ手段12のバケット23に一つずつ供給される。
ただし、縦サーボループ手段12がPTP集積バンド品ZA1を受け入れることができない場合、受取用搬送コンベア10で搬送されたPTP集積バンド品ZA1は、排出用上部コンベア11によって側方に排出される。
縦サーボループ手段12のバケット23に供給されたPTP集積バンド品ZA1は、上方向に搬送されてから折り返されることで上下反転され、結束部bo1を下にして下方向に搬送される。
結束部bo1を下にして縦サーボループ手段12によって下方向に搬送されたPTP集積バンド品ZA1は、ロボット13によって複数(本実施形態では、五つ)まとめて保持される。ロボット13に保持された複数のPTP集積バンド品ZA1は、バケット23から取り出され、結束部bo1(図3(B)参照)が側方の状態となるように、供給用搬送コンベア16の幅方向に横並びにして、あるいは、供給用搬送コンベア16の搬送方向に沿って前後に並べて、当該供給用搬送コンベア16に供給される。
あるいは、結束部bo1を下にして縦サーボループ手段12によって下方向に搬送されたPTP集積バンド品ZA1は、プッシャー14によってバケット23から一つずつ押し出され、供給用上部コンベア15に供給される。供給用上部コンベア15に供給されたPTP集積バンド品ZA1は、結束部bo1(図3(B)参照)を下の状態にして一つずつ搬送される。そして、PTP集積バンド品ZA1は、一つずつ供給用搬送コンベア16に供給される。
供給用搬送コンベア16に供給されたPTP集積バンド品ZA1は、結束部bo1(図3(B)参照)を側方又は下の状態にして搬送される。そして、PTP集積バンド品ZA1は、複数まとめて又は一つずつピロー包装機30(図4参照)に供給される。
次に、図1及び図2を用いて、ロボット13が有する保持手段17の動作について説明する。
保持手段17は、各保持部17aの間隔を広げた状態で、PTP集積バンド品ZA1を保持し、縦サーボループ手段12の各バケット23から取り出す。そして、各保持部17の間隔を狭めて、PTP集積バンド品ZA1同士の間隔を狭める。
このように、供給装置1によれば、PTP集積バンド品ZA1を上下方向(縦方向)に搬送するようにし、上下に配置した状態でPTP集積バンド品ZA1を抜き取り、下流工程に受け渡すようにしたため、ラインをコンパクトにすることができる。すなわち、ラインの大型化を防止することができる。
そして、PTP集積バンド品ZA1を、バンドYA1の継ぎ目である結束部bo1を上の状態にして縦サーボループ手段12に送り込み、上方向に搬送してから折り返すことで上下反転させるので、プッシャー14で一つずつ供給用上部コンベア15に供給する場合には、当該PTP集積バンド品ZA1を、結束部bo1を下の状態にして供給用搬送コンベア16を経由して下流工程に供給することができる。このため、下流工程でPTP集積バンド品ZA1をピロー包装する際に、結束部bo1が未シール状態であってもセンターシール時に結束部bo1をかみ込んでしまうことを防止できる(図4参照)。また、縦サーボループ手段12は、反転装置として機能するため、別途反転装置を設ける必要がなくなり、ラインの大型化を防止できる。
また、ロボット13、並びにプッシャー14及び上部コンベア15を備えているので、複数のPTP集積バンド品ZA1をまとめて供給する場合と、PTP集積バンド品ZA1を一つずつ供給する場合と、のいずれにも対応することができる。
さらに、各保持部17aでPTP集積バンド品ZA1を一つずつ保持しているから、その後、PTP集積バンド品ZA1同士の間隔を狭めた上で、当該複数のPTP集積バンド品ZA1を下流工程の供給用搬送コンベア16に供給することができる。
また、PTP集積バンド品ZA1を、結束部bo1を側方の状態にして供給用搬送コンベア16を経由して下流工程に供給することができる。このため、下流工程でPTP集積バンド品ZA1をピロー包装する際に、結束部bo1が未シール状態であってもセンターシール時に結束部bo1をかみ込んでしまうことを防止できる(図4参照)。
<第2実施形態>
図5乃至図9を用いて、本発明の第2実施形態の供給装置101の構成について説明する。図5(A)は、供給装置101の正面図であり、図5(B)は縦サーボループ手段112のガイド部Gの部分を抽出して示す図である。図6は、ロボット13の保持手段117を抽出して示す正面図であり、図7は、ロボット13の保持手段117の動作状態を示す図であって、図7(A)は保持手段117が伸張した状態を示す図であり、図7(B)は保持手段117が収縮した状態を示す図である。図8は、保持手段117および縦サーボループ手段112の一部を抽出して示す、図6のA−A線の矢視図における上面図である。図9は、PTP集積バンド品ZA1のピックアップおよび搬送の状態を示す、図6のB−B線の矢視図における上面図である。図9(A)はピックアップ時の状態を示し、図9(B)はPTP集積バンド品ZA1の搬送中の状態を示している。なお、本図及び以降の各図において、一部の構成を適宜省略して、図面を簡略化する。そして、本図及び以降の各図において、部材の大きさ、形状、厚み等を適宜誇張して表現する。また、第1実施形態と同一構成要素は同一符号で示し、その説明を省略する。
図5を参照して、第1実施形態で説明したように保持手段117は、複数のPTP集積バンド品ZA1を一つずつ保持する複数の保持部117aを有し、各保持部117aの間隔を変更可能なように構成されている。より具体的には、保持手段117は、各保持部117aの間隔を変更する伸縮手段127を備える。伸縮手段127は、パンタグラフ式の伸縮装置である。また保持手段117は、各保持部117aがPTP集積バンド品ZA1を保持する際の開閉を一括して行う保持部駆動手段(プッシャー)128を備える。これにより1つの駆動源で複数の保持部117aを一括して駆動し、複数のPTP集積バンド品ZA1を一括して保持することができる。
縦サーボループ手段112は、少なくともPTP集積バンド品ZA1がピックアップされる領域およびその近傍に、PTP集積バンド品ZA1の飛び出しを規制するガイド部Gを有する。
ガイド部Gは、図5(B)に示すように搬送されるPTP集積バンド品ZA1の搬送時の側方(搬送面の幅方向の両端側)の略全体をガイドする側方ガイド部141および、PTP集積バンド品ZA1の側方の一部のみをガイドする部分側方ガイド部112b、さらにここでは不図示の開閉ガイド部からなる。ガイド部Gの詳細については後述する。
図5および図6に示すように、伸縮装置127は、縦サーボループ手段112の搬送方向に沿って伸縮するパンタグラフ127aを備える。パンタグラフ127aは、搬送方向に沿って延びるように配置されたガイドレール146と、ガイドレール146上をスライドするスライダ147によってガイドされ、伸縮動作する。パンタグラフ127aはロボット13のアーム18aによって、縦サーボループ手段112の搬送面に対して近接または離間するように前後進移動し、また、伸縮装置駆動部(例えば、シリンダ)148によって縦サーボループ手段112の搬送方向に沿って伸縮する。なお、保持手段117にもガイドG1が設けられている。ガイドG1は保持手段117と共に移動する。保持手段117を縦サーボループ手段112の搬送面に対して前進させると、ガイドG1はPTP集積バンド品ZA1の保持手段117に対向する側の側端部に当接し、複数のPTP集積バンド品ZA1の前後位置を揃える。
図6および図7に示すように、パンタグラフ127aの中央部のジョイント144には、縦サーボループ手段112の搬送面方向に突出する支持部145が連結され、支持部145の先端に保持部117aが結合している。これによりパンタグラフ127aの開閉(伸縮)動作に追従して上下に並ぶ保持部117aの間隔が伸縮する。具体的には、図7(A)に示すパンタグラフ127aが開いた(伸張した)状態では、上下の保持部117aの間隔が縦サーボループ手段112のバケット23の間隔と同等まで拡張し、図7(B)に示すパンタグラフ127aが閉じた(収縮した)状態では、上下の保持部117aの間隔が保持部117aで保持されるPTP集積バンド品ZA1の厚み(搬送方向の高さ)と同程度まで収縮する。
複数(ここでは5個)の保持部117aは、一つの駆動源(プッシャー128)によってPTP集積バンド品ZA1を保持するために開閉駆動される。プッシャー128は、押し部材128aとこれを駆動するシリンダ128bを備える。なお、図7ではガイドGの図示を省略している。
図8および図9に示すように、各保持部117aは、縦サーボループ手段112の搬送経路の幅W方向の両側に対向するように配置され、少なくとも一方(図7では上側の保持部117a)は対向する他方の保持部117aと離間する方向に付勢手段118(例えばコイルばねなど)によって付勢されている。
そして、それぞれ対向する1組の保持部117aがプッシャー128によって搬送経路の幅W方向に開閉される。より詳細には、複数(ここでは5本)の支持部145は1つの押し部材128aと連結しており、押し部材128aがシリンダ128bによって前進されると全て(ここでは5個)の保持部117aが一括して搬送経路の幅W方向に収縮してPTP集積バンド品ZA1の搬送経路の幅W方向の側方(同図では短手方向の側方)に当接可能となる。これにより、5個のPTP集積バンド品ZA1は、両側方が保持部117aによって保持され、縦サーボループ手段112からまとめてピックアップされる。また、PTP集積バンド品ZA1を下流工程の供給用搬送コンベア16に供給する際は押し部材128aがシリンダ128bによって後退され、全ての保持部117aが一括して搬送経路の幅W方向に拡張し、PTP集積バンド品ZA1の側方と離間する。なお、プッシャー128の駆動源はシリンダ128bに限らず、リンクやカムなどであってもよい。
ここで、縦サーボループ手段112のガイド部Gについて説明する。縦サーボループ手段112はガイド部Gとして、固定式のガイド部と移動式のガイド部を有する。固定式のガイド部は、図5に示したように、PTP集積バンド品ZA1の側方をガイドする側方ガイド部141および部分側方ガイド部112bである。また、移動式のガイド部は、図9に示すように、保持手段117と対向する搬送経路上の一部の領域においてPTP集積バンド品ZA1の移動を規制する開閉式ガイド部112aである。
ロボット13は、保持手段117を縦サーボループ手段112に対向させて複数のPTP集積バンド品ZA1をピックアップする。このとき保持手段117が対向する縦サーボループ手段112の一部の領域を、ここでは取り出し領域130と称する(図5参照)。つまりロボット13は、縦サーボループ手段112の取り出し領域130において複数のPTP集積バンド品ZA1をまとめてピックアップする。そして縦サーボループ手段112は、取り出し領域130に開閉式ガイド部112aと、固定式の部分側方ガイド部112bとを備える。
開閉ガイド部112aは、上面視でくの字状に曲折した板(扉)状のガイド部材112gと、縦サーボループ手段112の搬送面の幅W方向の両端側に設けられて搬送方向に沿って延在する支持軸150を有し、ガイド部材112gの一端が支持軸150に回動自在に取り付けられている。開閉ガイド部112aは、不図示のモータ、又はロータリーアクチュエーター等の駆動手段によって観音開きに開閉するものであり、開放時(図9(A))にはPTP集積バンド品ZA1の前面を大きく開放することにより保持部117aの進入およびPTP集積バンド品ZA1のピックアップを許容する。
一方、開閉ガイド部112aは閉鎖時(図9(B))にはPTP集積バンド品ZA1の搬送方向(搬送面)に略平行となる側方(PTP集積バンド品ZA1の長辺側の側方)と近接してPTP集積バンド品ZA1のバケット23からの飛び出しを規制する。
また、部分側方ガイド部112bは、縦サーボループ手段112の搬送面の幅W方向の両側方に固定され、PTP集積バンド品ZA1の短辺側の側方の一部をガイドする。より詳細には、部分側方ガイド部112bは、PTP集積バンド品ZA1の短辺側の側方の、縦サーボループ手段112に近い側のみをガイドし、ロボット13側が開放されたガイド部である。
図5(B)に示すように、部分側方ガイド部112bのガイド高さH1は、PTP集積バンド品ZA1の搬送時に縦サーボループ手段112に近い側方の一部のみをガイドできる十分な高さH1であり、部分側方ガイド部1112bからPTP集積バンド品ZA1の一部が突出する。部分側方ガイド部112bのガイド高さH1を小さくすることにより、ロボット13の保持部117aとの干渉を回避しつつ、図9(A)に示すようにPTP集積バンド品ZA1のピックアップ時に開閉ガイド部112aが開放された場合であっても、PTP集積バンド品ZA1の搬送面の幅W方向への移動を規制することができる。
このように本実施形態では、開閉ガイド部112aおよび部分側方ガイド部112bによって、縦サーボループ手段112がPTP集積バンド品ZA1を垂直搬送する構成であっても、搬送時のPTP集積バンド品ZA1の飛び出しを防止できる。
また、側方ガイド部141(図5参照)は、縦サーボループ手段112の搬送途中、あるいはプッシャー14で1つずつ押し出される部品ZA1の搬送面の幅W方向への移動を規制する。この側方ガイド部141は、ロボット13(保持部117a)との干渉を考慮する必要が無いため、PTP集積バンド品ZA1の側方全体をガイドできる程度のガイド高さH2(>H1)を有している。側方ガイド部141と、部分側方ガイド部112bとは一体的に設けられ、すなわち部分側方ガイド部112bは側方ガイド部141の一部を切欠いた構成である(図5参照)。しかしこれに限らず、部分側方ガイド部112bと側方ガイド部141とは分離され別体で設けられても良い。また、側方ガイド部141は、取り出し領域130を除く搬送経路全体に設けられても良い。
これ以外の構成は、第1実施形態と同様であり、第2実施形態の供給装置101による作用も第1実施形態と同様であるので説明は省略する。
次に、図5乃至図9を用いて、ロボット13によるPTP集積バンド品ZA1の取り出し動作について説明する。
ロボット13によってピックアップされるべき複数(例えば5個)のPTP集積バンド品ZA1が縦サーボループ手段112の取り出し領域130(図5参照)に搬送されるまでの期間、開閉ガイド部112aは閉鎖状態(図9(B))でPTP集積バンド品ZA1のバケット23からの飛び出しを規制する。取り出し領域130に5つのPTP集積バンド品ZA1が搬送されてピックアップの準備ができると、開閉ガイド部112aは開放状態(図9(A))となり、保持手段117の保持部117aの進入を許容する。開閉ガイド部112aが開放された場合であっても、取り出し領域130では部分側方ガイド部112bによって、PTP集積バンド品ZA1の搬送面の幅W方向の移動が規制される。またこの時、保持手段117のガイドG1は、PTP集積バンド品ZA1の保持手段117に対向する側の側端部(図9(A)ではPTP集積バンド品ZA1の長手方向の側端部)に当接し、複数のPTP集積バンド品ZA1の前後位置が揃えられる。
保持手段117は、パンタグラフ127a(すなわち各保持部117aの間隔)を搬送方向(上下)に広げた(伸張した)状態(図7(A))で、且つ、各保持部117aを搬送面の幅W方向(左右)に広げた状態で取り出し領域130に進入し、プッシャー128を後退させて全て(ここでは5個)の保持部117aを一括して搬送面の幅W方向に収縮させる。保持部117aは、部分側方ガイド部112bから露出したPTP集積バンド品ZA1の両側方に当接し、PTP集積バンド品ZA1を保持する(図9(A))。これにより、5個のPTP集積バンド品ZA1は、縦サーボループ手段12の各バケット23からまとめてピックアップされる。PTP集積バンド品ZA1のピックアップが完了すると、開閉ガイド部112aは再び閉鎖状態(図9(B))となる。
その後、保持手段117はパンタグラフ127aを収縮し、保持部117aの間隔を、これらで保持されるPTP集積バンド品ZA1の厚み(搬送方向の高さ)と同程度まで狭めて、PTP集積バンド品ZA1同士の間隔を狭める(図7(B))。このように、保持手段117は、各PTP集積バンド品ZA1を一つずつ一括して保持した後、PTP集積バンド品ZA1同士の間隔を一括して狭めることができ、複数(例えば5個)のPTP集積バンド品ZA1をまとめて下流工程に供給することができる。
なお、ロボット13に保持された複数のPTP集積バンド品ZA1は、第1実施形態と同様に、結束部bo1(図3(B)参照)が側方の状態(あるいは下方の状態)となるように、供給用搬送コンベア16の幅方向に横並びにして、あるいは、供給用搬送コンベア16の搬送方向に沿って前後に並べて、当該供給用搬送コンベア16に供給される。
このように、供給装置1によれば、PTP集積バンド品ZA1を上下方向(縦方向)に搬送するようにし、上下に配置した状態でPTP集積バンド品ZA1を抜き取り、下流工程に受け渡すよう構成され、さらにPTP集積バンド品ZA1の抜き取りにはパンタグラフ式の伸縮装置127を備えた保持手段117を用いるため、ラインをコンパクトにすることができる。すなわち、ラインの大型化を防止することができる。
また、PTP集積バンド品ZA1を、結束部bo1を側方の状態にして供給用搬送コンベア16を経由して下流工程に供給することができる。このため、下流工程でPTP集積バンド品ZA1をピロー包装する際に、結束部bo1が未シール状態であってもセンターシール時に結束部bo1をかみ込んでしまうことを防止できる(図4参照)。
本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術思想を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
すなわち、上記実施形態において、各構成の位置、大きさ、長さ、形状、材質、向きなどは適宜変更できる。
あるいは、上記実施形態において、縦サーボループ手段12は、結束部bo1を上の状態にしてPTP集積バンド品ZA1を受け入れて、当該PTP集積バンド品ZA1を、上方向に搬送してから折り返すことで上下反転させて、結束部bo1を下にして下方向に搬送する場合を例に説明したが、本発明はこれに限定されず、縦サーボループ手段は、結束部を上の状態にしてPTP集積バンド品を受け入れて、当該PTP集積バンド品を、鉛直方向に搬送してから折り返すことで上下反転させて、結束部を下にして搬送することができればよい。すなわち、本発明に係る縦サーボループ手段は、結束部を上の状態にしてPTP集積バンド品を受け入れて、当該PTP集積バンド品を、下方向に搬送してから折り返すことで上下反転させて、結束部を下にして上方向に搬送するものであってもよい。
あるいは、上記実施形態において、保持手段17が把持手段である場合を例に説明したが、本発明の保持手段はこれに限定されず、複数のPTP集積バンド品ZA1を保持することができれば、複数のPTP集積バンド品ZA1を吸着する吸着手段であってもよい。