JPH07102844B2 - 自動箱詰め装置 - Google Patents

自動箱詰め装置

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JPH07102844B2
JPH07102844B2 JP11015993A JP11015993A JPH07102844B2 JP H07102844 B2 JPH07102844 B2 JP H07102844B2 JP 11015993 A JP11015993 A JP 11015993A JP 11015993 A JP11015993 A JP 11015993A JP H07102844 B2 JPH07102844 B2 JP H07102844B2
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conveyor
movable
suction
shock absorber
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忠則 川名
篤 武江
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Toyo Suisan Kaisha Ltd
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Toyo Suisan Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコンベアで搬送停止され
る生麺包装体等の被箱詰め品を吸着してカートン(ダン
ボール等で作られた箱)へ移動収納する自動箱詰め装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】生麺包装体のような被箱詰め品を自動的
に箱詰めする従来技術として、被箱詰め品を搬送する第
1のコンベアと、この第1のコンベアと平行に並設され
たカートンを搬送するための第2のコンベアと、第1コ
ンベアの定位置に搬送停止された所定個数の被箱詰め品
を同時に吸着し第2コンベアの搬送停止カートンへ移動
収納する吸着ユニットを有した移送装置とを具備する自
動箱詰め装置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の自動箱詰め
装置は、複数の被箱詰め品を吸着する吸着ユニットが隣
接状態に搬送停止される複数の被箱詰め品を同時に吸着
し、そのままの状態でカートンに移動収納させる構成と
なっているので、例えば10個の生麺包装体をカートン
に箱詰めする場合、5個ずつ2段に詰める場合は問題な
いが、出荷条件等として要望される4個3個3個の3段
に箱詰めする場合に、各段の箱詰め品が面置き並列(水
平状態に並列されることをいう)の段積収納状態にな
り、カートン輸送時等において3個並列段の箱詰め品
(前例の場合には生麺包装体)がカートン内で移動し
て、不定形に変形したり損傷したりするという問題があ
った。
【0004】本発明は前記のような事情に鑑みなされた
もので、その第1の目的は所定個数の被箱詰め品を傾斜
ラップの縮幅収納状態と面置き並列の段積収納状態に切
替えてカートン内で移動しないように箱詰めすることが
できる自動箱詰め装置を提供することにあり、第2の目
的は前記のような箱詰め作業を2組(第1,第2)の吸
着ユニットの連繋作動で能率的に行うことができる自動
箱詰め装置を提供することにある。
【0005】第3の目的は前記カートンに対する被箱詰
め品の収納状態を1段目4個、2段目3個、3段目3個
の合計10個で、1段目4個の箱詰め品が傾斜ラップの
縮幅収納状態になり、2段目3個及び3段目3個の箱詰
め品が面置き並列の段積収納状態になるように箱詰めで
きる自動箱詰め装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記第1の目的を達成す
るために、第1及び第2の発明による自動箱詰め装置
は、被箱詰め品を搬送する第1のコンベア1と、この第
1のコンベア1と平行に並設されたカートンQを搬送す
るための第2のコンベア2と、第1コンベア1の定位置
に搬送停止された所定個数の被箱詰め品Pを同時に吸着
し第2コンベア2の搬送停止カートンQへ移動収納する
吸着ユニットXを有した移送装置5とを具備する従来公
知の自動箱詰め装置において、前記移送装置5に装備さ
れる吸着ユニットXを以下のように構成したことを特徴
とする。
【0007】即ち、第1の発明では前記吸着ユニットX
を、コンベア搬送方向に向かうガイド11を有し昇降シ
リンダC1の作動によって所定のストロークを上下動さ
れるユニット基枠10と、このユニット基枠10の一端
下側部に垂下される固定の緩衝器d1と、前記基枠ガイ
ド11に所定の間隔を存して摺動案内される複数の可動
体12〜14及びこの各可動体の下側部に垂下される可
動の緩衝器d2〜d4と、この固定及び可動の緩衝器d
1〜d4の各可動ロッド15の下端ブラケット16にコ
ンベア搬送方向に首振り回動できるように軸支された吸
着パット21〜24と、この各吸着パットを水平状態と
所定角度θの首振り傾斜状態とに回動変向させるブラケ
ット止着シリンダ25〜28と、前記ユニット基枠10
に装着され一個の可動体14を基枠ガイド11に沿って
水平移動させる可動体作動シリンダ30と、前記緩衝器
d1〜d4及び吸着パット21〜24の間隔を第1コン
ベア1上の被箱詰め品Pを同時に吸着し得る拡幅間隔と
パット吸着の被箱詰め品Pを第2コンベア2の搬送停止
カートンQへ箱入れし得る縮幅間隔とに変更できるよう
に各可動体12〜14の動きを所定の比率で連動させる
可動体連動機構31とを具備する構成とした。
【0008】また、第2の発明では前記吸着ユニットX
を、コンベア搬送方向に向かうガイド11を有し昇降シ
リンダC1の作動によって所定のストロークを上下動さ
れるユニット基枠10と、このユニット基枠10の一端
下側部に垂下される縦長さが最も長い固定の緩衝器D1
及び該緩衝器の可動ロッド15の下端部に水平に取付け
られた固定の吸着パット21aと、前記基枠ガイド10
に所定の間隔を存して摺動案内される複数の可動体12
〜14及びこの各可動体の下側部に垂下された縦長さが
固定緩衝器D1側から順次に短くなるように変化する可
動の緩衝器D2〜D4と、この各可動緩衝器D2〜D4
の可動ロッド15の下端ブラケット16にコンベア搬送
方向に首振り回動できるように軸支された可動の吸着パ
ット22a〜24aと、この各可動の吸着パット22a
〜24aを水平状態と所定角度の首振り傾斜状態とに回
動変向させるブラケット止着シリンダ26〜28と、前
記ユニット基枠10に装着され一個の可動体14を基枠
ガイド11に沿って水平移動させる可動体作動シリンダ
30と、前記緩衝器D1〜D4及び吸着パット21a〜
24aの間隔を第1コンベア1上の被箱詰め品Pを同時
に吸着し得る拡幅間隔とパット吸着の被箱詰め品Pを第
2コンベア2の搬送停止カートンQへ箱入れし得る縮幅
間隔とに変更できるように各可動体12〜14の動きを
所定の比率で連動させる可動体連動機構31とを具備す
る構成とした。
【0009】前記第2の目的を達成するために、第3の
発明による自動箱詰め装置は、前記移送装置5が昇降シ
リンダC1,C2の作動で同時に上下動し且つ第1のコ
ンベア1と第2のコンベア2との間を同時に移動できる
コンベア搬送方向に対して前後に離間した第1の吸着ユ
ニットXと第2の吸着ユニットYを有し、この第1の吸
着ユニットXを前記第1及び第2の発明と同一の構成に
し、第2の吸着ユニットYを昇降シリンダC2の作動に
よって所定のストロークを上下動される緩衝器取付体4
0と、第1吸着ユニットXの緩衝器d1〜d4(D1〜
D4)の本数より1本少ない本数で第1コンベア1の搬
送停止品(被箱詰め品P)を同時に吸着し得る定間隔を
保持して緩衝器取付体40に固定された縦長さの等しい
固定の緩衝器d5〜d7と、この各緩衝器d5〜d7の
可動ロッド15の下端部に水平に取付けられた吸着パッ
ト41〜43とを具備する構成とした。
【0010】前記第3の目的を達成するために、第4の
発明による自動箱詰め装置は、第1吸着ユニットXの緩
衝器d1〜d4(D1〜D4)の本数を4本とし、第2
吸着ユニットYの緩衝器d5〜d7の本数を3本とし
た。
【0011】
【作用】前記第1発明及び第2発明の自動箱詰め装置に
よれば、各緩衝器d1〜d4,D1〜D4の間隔を第1
コンベア1上の被箱詰め品Pを同時に吸着し得る拡幅間
隔とした状態で、第1コンベア1の定位置に搬送停止さ
れた所定個数の被箱詰め品Pを水平状態にある複数の吸
着パット21〜24,21a〜24aで同時に吸着し、
この吸着後のユニット上昇過程及びカートン方向へのユ
ニット移動過程において可動の吸着パット21〜24,
22a〜24aをブラケット止着シリンダ25〜28,
26〜28の作動で所定角度の首振り傾斜状態に回動変
向させ、且つ可動体作動シリンダ30の作動と可動体連
動機構31の連動によって各緩衝器d1〜d4,D1〜
D4及び吸着パット21〜24,21a〜24aの間隔
を縮幅間隔に変更させることにより、パット吸着の箱詰
め品Pを傾斜ラップの縮幅収納状態にして、第2コンベ
ア2の搬送停止カートンQへ自動箱詰めすることができ
る。
【0012】また、各緩衝器d1〜d4,D1〜D4及
び吸着パット21〜24,21a〜24aの間隔を第1
コンベア1上の被箱詰め品Pを同時に吸着し得る拡幅間
隔とした状態で被箱詰め品Pをパット吸着し、可動体作
動シリンダ30及びブラケット止着シリンダ25〜2
8,26〜28を作動させない状態(可動の吸着パット
21〜24,22a〜24aを首振り及び間隔縮小させ
ない水平状態)でユニット全体を上昇させてカートン方
向へ移動させれば、パット吸着の箱詰め品Pを第2コン
ベア2の搬送停止カートンQへ水平状態で供給して、面
置き並列の段積収納状態に自動箱詰めすることができ
る。
【0013】従って、所定個数の被箱詰め品Pを傾斜ラ
ップの縮幅収納状態に箱詰めする工程と、所定個数の被
箱詰め品Pを面置き並列の段積収納状態に箱詰めする工
程を所定の順序で切替えて行うことにより、所定個数の
被箱詰め品PをカートンQ内で移動しない段積状態に箱
詰めすることが可能となる。
【0014】例えば、前記緩衝器d1〜d4,D1〜D
4の本数を4本とし、1回目の箱詰め動作で4個の箱詰
め品Pを傾斜ラップの縮幅収納状態に箱詰めし、2回目
及び3回目の箱詰め動作で3個の箱詰め品Pを面置き並
列の段積収納状態に箱詰めするようにすれば、合計10
個の被箱詰め品Pをカートン内で移動しない4個3個3
個の3段積み状態に箱詰めすることができる。
【0015】また、前記第3発明の自動箱詰め装置は、
前記移送装置5が第1及び第2の発明と同一構成の第1
吸着ユニットXと、この第1吸着ユニットXとは異なる
構成(昇降シリンダC2の作動によって所定のストロー
クを上下動される緩衝器取付体40と、第1吸着ユニッ
トXの緩衝器d1〜d4,D1〜D4の本数より1本少
ない本数で第1コンベア1の搬送停止品Pを同時に吸着
し得る定間隔を保持して緩衝器取付体40に固定された
縦長さの等しい固定の緩衝器d5〜d7と、この各緩衝
器d5〜d7の可動ロッド15の下端部に水平に取付け
られた吸着パット41〜43とを具備する構成)の第2
吸着ユニットYとを有し、この第1の吸着ユニットXと
第2の吸着ユニットYが第1のコンベア1と第2のコン
ベア2との間を同時に移動できるようになっているの
で、前記のような箱詰め作業を第1吸着ユニットXと第
2吸着ユニットYの連繋作動で能率的に行うことができ
る。
【0016】更に、前記第4発明の自動箱詰め装置は、
緩衝器d1〜d4,D1〜D4が4本で吸着パット21
〜24,21a〜24aが4個の第1吸着ユニットX
と、緩衝器d5〜d7が3本で吸着パット41〜43が
3個の第2吸着ユニットYを備え、この第1吸着ユニッ
トXと第2吸着ユニットYを所定のプロセスに従って制
御作動させることにより、カートンQに対する被箱詰め
品Pの収納状態を1段目4個、2段目3個、3段目3個
の合計10個で、1段目4個の箱詰め品Pが傾斜ラップ
の縮幅収納状態になり、2段目3個及び3段目3個の箱
詰め品Pが面置き並列の段積収納状態になるように箱詰
めすることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図9
に従い具体的に説明する。図中1は被箱詰め品P(実施
例では三食分の個装生麺を合成樹脂製の軟質袋で包装し
た生麺包装体)を搬送する第1のコンベアで、図1矢印
で示す方向から供給される被箱詰め品Pをコンベア搬送
方向に離間した第1の吸着位置と第2の吸着位置に所定
個数ずつ搬送停止させる通路開閉可能な第1のストッパ
S1及び第2のストッパS2と、この第1ストッパS1
及び第2ストッパS2に対する被箱詰め品Pの搬入数を
所定個数(実施例では4個又は3個)に定める通路開閉
可能な前段ストッパSとが配設されている。
【0018】2は第1のコンベア1と所定の間隔を存し
て平行に並設されたカートンQを搬送するための第2の
コンベアで、箱折り機(図示せず)側から供給されるカ
ートンQを第1ストッパS1及び第2ストッパS2と対
応する位置に搬送停止させる通路開閉可能な箱止めスト
ッパR1,R2(図9参照)が設けられている。
【0019】5は第1のコンベア1と第2のコンベア2
との間の上部空間に門型ビーム3で支持して配設された
アーム回動方式の移送装置で、この移送装置5は第1の
コンベア1と第2のコンベア2との間を前後アーム6,
7の図2に示すような旋回回動で同時に移動できるコン
ベア搬送方向に対して前後に離間した第1の吸着ユニッ
トXと第2の吸着ユニットYを有し、第1コンベア1の
定位置(第1ストッパS1と第2ストッパS2の位置)
に搬送停止された所定個数の被箱詰め品Pを同時に吸着
して、第2コンベア2の搬送停止カートンQへ同時に移
動収納できるように構成されている。
【0020】なお、この移送装置5は第1の吸着ユニッ
トXと第2の吸着ユニットYを水平状態に姿勢制御して
移動させる垂下体4及び姿勢制御機構(図示せず)等を
具備するが、本件特許出願人の一方(三立機器工業株式
会社)が先に出願した特願平4ー87927号に係わる
実施装置を適用しているので、その詳細な構成説明と作
用説明は省略する。
【0021】而して、本発明は前記のような第1コンベ
ア1と第2コンベア2と移送装置5とを具備する自動箱
詰め装置において、第1の吸着ユニットXと第2の吸着
ユニットYを以下のように構成したものである。
【0022】即ち、本発明の第1実施例による第1の吸
着ユニットXは、図3〜図7に示すようなものであり、
図1及び図2に示す昇降シリンダC1(垂下体4に垂直
に固定されたロッドレスのエアシリンダ)の作動によっ
て所定のストロークを上下動され、前記前アーム6の図
2に示すような旋回回動によって第1のコンベア1と第
2のコンベア2との間を水平に姿勢制御して移動される
ユニット基枠10を備え、このユニット基枠10にはコ
ンベア搬送方向に向かう2本の案内シャフトからなるガ
イド11が横架されている。
【0023】そして、このユニット基枠10のコンベア
搬送方向に対する後端下側部には四角形断面のショック
アブソーバである固定の緩衝器d1が垂直に取付けら
れ、前記基枠ガイド11には3個の可動体12,13,
14が一定の間隔を存して摺動可能に嵌挿されている。
【0024】この各可動体12〜14の下側部には、前
記緩衝器d1と同様な四角形断面のショックアブソーバ
である可動の緩衝器d2,d3,d4が垂直に取付けら
れ、この固定及び可動の各緩衝器d1〜d4(縦長さは
同一となっている)の可動ロッド15の下端ブラケット
16には、被箱詰め品Pを真空吸着し得る4個の吸着パ
ット21〜24が枢支ピン17を支点としてコンベア搬
送方向に首振り回動できるように軸支されている。
【0025】前記各緩衝器d1〜d4のロッド下端ブラ
ケット16は、図6に示すように各可動ロッド15の下
端部に水平に固定される第1ブラケット16aと、この
第1ブラケット16aの一側前端部に固定され各緩衝器
d1〜d4の前面部に沿うように直立する第2ブラケッ
ト16bと、第1ブラケット16aの他側後端部に固定
された第3ブラケット16cとから構成され、この第3
ブラケット16cにパット回動レバー18を枢支ピン1
7で軸支し、前記第2ブラケット16bにブラケット止
着シリンダ25〜28を図6の如くピン支している。
【0026】このブラケット止着シリンダ25〜28
は、各吸着パット21〜24を水平状態と所定角度θ
(実施例では30度)の首振り傾斜状態とに回動変向さ
せる垂直配置のエアシリンダであって、この各シリンダ
25〜28のロッド作動金具19をパット回動レバー1
8の先端にピン20で図6の如く枢支連結し、該ブラケ
ット止着シリンダ25〜28の下降作動により水平状態
にある吸着パット21〜24を図6(a)の想像線で示
すように首振り回動できるようにしている。
【0027】30は前記ユニット基枠10に装着され、
一個の前端可動体14を基枠ガイド11に沿って水平移
動させるロッドレスのエアシリンダからなる可動体作動
シリンダで、このシリンダ移動体30aに取付けた連結
部材30bを前端可動体14の頭部に図3の如く係合さ
せて、前記可動体14を枠端板10aの方向へ移動でき
るようにしている。
【0028】31は前記緩衝器d1〜d4及び吸着パッ
ト21〜24の間隔を第1コンベア1上の被箱詰め品P
を同時吸着し得る図3に示すような拡幅間隔と、パット
吸着の被箱詰め品Pを第2コンベア2の搬送停止カート
ンQへ箱入れし得る図7に示すような縮幅間隔とに変更
できるように、各可動体12〜14の動きを所定の比率
で連動させる可動体連動機構で、本実施例の場合には前
記可動体14,13,12を3:2:1の比率でユニッ
ト基枠10の枠端板10aの方向へ収縮移動させる図4
に示すようなパンタグラフで構成されている。
【0029】なお、このパンタグラフ構造の可動体連動
機構31は、前記枠端板10aの切欠穴29と各可動体
12〜14の切欠穴32〜34に挿通され、パンタグラ
フ構成部材の4つの中心交点を各切欠穴29,32〜3
4の内部中心位置で枠端板10a及び各可動体12〜1
4に対しピン35で図4の如く枢支連結している。
【0030】第1の吸着ユニットXを前記のように構成
すれば、各緩衝器d1〜d4及び吸着パット21〜24
の間隔を第1コンベア1上の被箱詰め品Pを同時に吸着
し得る図3の拡幅間隔とした状態で、第1コンベア1の
定位置(第1ストッパS1の位置)に搬送停止された所
定個数(4個)の被箱詰め品Pを水平状態にある複数の
吸着パット21〜24で同時に吸着し、この吸着後にお
ける昇降シリンダC1の作動によるユニット上昇過程及
びカートン方向へのアーム回動によるユニット移動過程
において、各吸着パット21〜24をブラケット止着シ
リンダ25〜28の作動で所定角度θの首振り傾斜状態
に回動変向させ、且つ可動体作動シリンダ30の作動及
び可動体連動機構31の連動によって各緩衝器d1〜d
4及び吸着パット21〜24の間隔を図7のような縮幅
間隔に変更させることにより、パット吸着の4個の箱詰
め品Pを図9Cに示すような傾斜ラップの縮幅収納状態
にして、第2コンベア2の搬送停止カートンQへ自動箱
詰めすることができる。
【0031】また、各緩衝器d1〜d4及び吸着パット
21〜24の間隔を第1コンベア1上の被箱詰め品Pを
同時に吸着し得る図3の拡幅間隔とした状態で、3個の
被箱詰め品Pを3個のパット21,22,23で吸着
し、可動体作動シリンダ30及びブラケット止着シリン
ダ26〜28を作動させない状態(各吸着パット21〜
24を首振り及び間隔縮小させない水平状態)でユニッ
ト全体を昇降シリンダC1の作動で上昇させ、前アーム
6の回動によりカートン方向へ移動させれば、パット吸
着の3個の箱詰め品Pを第2コンベア2の搬送停止カー
トンQへ水平状態に供給して、図9Fのような面置き並
列の段積収納状態に自動箱詰めすることができる。
【0032】従って、所定個数の被箱詰め品Pを傾斜ラ
ップの縮幅収納状態に箱詰めする工程と、所定個数の被
箱詰め品Pを面置き並列の段積収納状態に箱詰めする工
程を順次に切替えて行えば、所定個数の被箱詰め品Pを
カートンQ内で移動しない段積み状態に箱詰めすること
が可能となる。
【0033】例えば、1回目の箱詰め動作で4個の箱詰
め品Pを傾斜ラップの縮幅収納状態に箱詰めし、2回目
及び3回目の箱詰め動作で3個の箱詰め品Pを面置き並
列の段積収納状態に箱詰めするようにすれば、合計10
個の被箱詰め品Pをカートン内で移動しない4個3個3
個の3段積み状態(図9Fの排出待ちのような状態)に
箱詰めすることができる。
【0034】なお以上の説明は、第2の吸着ユニットY
がない場合(第1の吸着ユニットXだけを想定した第1
の発明による場合)についてのものであり、前記移送装
置5が第1の吸着ユニットXと第2の吸着ユニットYを
有する場合には前記第2の吸着ユニットYを、図1に示
す昇降シリンダC2(垂下体4に垂直に固定されたロッ
ドレスのエアシリンダ)の作動によって所定のストロー
クを上下動され後アーム7(前アーム6と同時回動され
る)の図2に示すような旋回回動によって第1のコンベ
ア1と第2のコンベア2との間を水平に姿勢制御して移
動され緩衝器取付体40と、この緩衝器取付体40の下
側に3個の被箱詰め品Pを同時に吸着し得る定間隔を保
持して垂直に固定された縦長さの等しい3本の緩衝器d
5,d6,d7と、この各緩衝器d5〜d7の可動ロッ
ド15の下端部に水平に取付けられた吸着パット41,
42,43とを具備する図8の如き構成とし、第1の吸
着ユニットXと第2の吸着ユニットYを所定のプロセス
に従って制御作動させることにより、図9に示すような
箱詰め作業を能率的に行うことができる。
【0035】以下、この第1吸着ユニットXと第2吸着
ユニットYの連繋による箱詰め方法を図9に従い具体的
に説明する。図9Aは第1ストッパS1と第2ストッパ
S2が開放され、前段ストッパSの位置に4個の被箱詰
め品Pが搬送停止されている最初の状態を示し、この状
態で第1ストッパS1を閉にし前段ストッパSを開にし
て、4個の被箱詰め品Pを第1ストッパS1の位置に送
り、箱止めストッパR1の位置に最初のカートンQ1を
図9Bの如く搬入停止させる。この状態で第1ストッパ
S1の位置にある4個の被箱詰め品Pを第1の吸着ユニ
ットXで吸着して、前記カートンQ1に図9Cの如く傾
斜ラップの縮幅収納状態に箱詰めする。
【0036】次に、前段ストッパSで溜められていた3
個の被箱詰め品Pを第2ストッパS2の位置に送り、続
いて第1ストッパS1の位置に4個の被箱詰め品Pを図
9Dの如く送る(第2ストッパS2を閉、第1ストッパ
S1を開とし、そして第1ストッパS1を閉として送
る)。この時、最初(1番目)のカートンQ1は第1箱
止めストッパR1の位置から第2箱止めストッパR2の
位置へ図9Dの如く移動停止され、第1箱止めストッパ
R1の位置に新たなカートン(2番目のカートンQ2)
が搬入停止される。
【0037】そして、第2ストッパS2の位置にある3
個の被箱詰め品Pを第2の吸着ユニットYで吸着して、
前記カートンQ1に図9Eの如く面置き並列の段積収納
状態に箱詰めし、この第2吸着ユニットYと同時作動す
る第1の吸着ユニットXで第1ストッパS1の位置にあ
る4個の被箱詰め品Pを吸着して、2番目のカートンQ
2に図9Eの如く傾斜ラップの縮幅収納状態に箱詰めす
る。
【0038】次に、前段ストッパSで溜められていた3
個の被箱詰め品Pを第2ストッパS2の位置に送り、続
いて第1ストッパS1の位置に3個の被箱詰め品Pを図
9Eの如く送る(第2ストッパS2を閉、第1ストッパ
S1を開とし、そして第1ストッパS1を閉として送
る)。そして、第2ストッパS2の位置にある3個の被
箱詰め品Pを第2の吸着ユニットYで吸着して、前記カ
ートンQ1に図9Fの如く面置き並列の段積収納状態に
箱詰めし、この第2吸着ユニットYと同時作動する第1
の吸着ユニットXで第1ストッパS1の位置にある3個
の被箱詰め品Pを吸着して、2番目のカートンQ2に図
9Fの如く面置き並列の段積収納状態に箱詰めする。
【0039】以上の工程で最初(1番目)のカートンQ
1は、1段目4個の箱詰め品Pが傾斜ラップの縮幅収納
状態になり、2段目3個及び3段目3個の箱詰め品Pが
面置き並列の段積収納状態になる4個3個3個の3段箱
詰めが完了するので、この箱詰め終了のカートンQ1を
図9Fの矢印方向へ排出し、この排出位置(第2箱止め
ストッパR2の位置)に2番目のカートンQ2を図9G
の如く送り、第1箱止めストッパR1の位置に新たなカ
ートン(3番目のカートンQ3)を供給する。
【0040】この状態で、前段ストッパSで溜められて
いた3個の被箱詰め品Pを第2ストッパS2の位置に送
り、続いて第1ストッパS1の位置に4個の被箱詰め品
Pを図9Gの如く送る(第2ストッパS2を閉、第1ス
トッパS1を開とし、そして第1ストッパS1を閉とし
て送る)。
【0041】そして、第2ストッパS2の位置にある3
個の被箱詰め品Pを第2の吸着ユニットYで吸着して、
前記カートンQ2に図9Hの如く面置き並列の段積収納
状態に箱詰めし、この第2吸着ユニットYと同時作動す
る第1の吸着ユニットXで第1ストッパS1の位置にあ
る4個の被箱詰め品Pを同時に吸着して、3番目のカー
トンQ3に図9Hの如く傾斜ラップの縮幅収納状態に箱
詰めする。
【0042】以上の工程で2番目のカートンQ2は、1
段目4個の箱詰め品Pが傾斜ラップの縮幅収納状態にな
り、2段目3個及び3段目3個の箱詰め品Pが面置き並
列の段積収納状態になる4個3個3個の3段箱詰めが完
了するので、この箱詰め終了のカートンQ2を図9Hの
矢印方向へ排出し、この排出位置(第2箱止めストッパ
R2の位置)に3番目のカートンQ3を図9Iの如く送
り、第1箱止めストッパR1の位置に新たなカートン
(4番目のカートンQ4)を供給する。
【0043】この図9Iの状態は図9Dの状態と同じで
あり、以下図9D〜図9Hの工程を順次に繰り返して行
うことにより、4個3個3個の3段積みの箱詰め作業を
連続的に行うことが可能となる。
【0044】なお、第1の吸着ユニットXと第2の吸着
ユニットYによる前記のような箱詰め作業を行うと、1
個のカートンQに所定個数の被箱詰め品Pが3段詰めさ
れた時に、次続のカートンQに1段目と2段目の被箱詰
め品P又は1段目の被箱詰め品Pが図9F,Hのように
収納されるので、第1の吸着ユニットXだけで3段箱詰
めを行う場合よりも箱詰め作業を能率的に行うことがで
きる。
【0045】次に、本発明の第2の実施例を図10乃至
図13に従い具体的に説明する。この第2実施例による
第1の吸着ユニットXは、図1及び図2に示す昇降シリ
ンダC1(垂下体4に垂直に固定されたロッドレスのエ
アシリンダ)の作動によって所定のストロークを上下動
され、前記アーム6の図2に示すような旋回回動によっ
て第1のコンベア1と第2のコンベア2との間を水平に
姿勢制御して移動されるユニット基枠10を備え、この
ユニット基枠10にはコンベア搬送方向に向かう2本の
案内シャフトからなるガイド11が横架されている。
【0046】そして、このユニット基枠10のコンベア
搬送方向に対する後端下側部には四角形断面のショック
アブソーバである縦長さが最も長い固定の緩衝器D1が
垂直に取付けられ、この緩衝器D1の可動ロッド15の
下端部に吸着パット21aと吸着品(被箱詰め品P)の
振れ止め体8が水平に取付けられている。
【0047】前記基枠ガイド11には、3個の可動体1
2,13,14が一定の間隔を存して摺動可能に嵌挿さ
れ、この各可動体12〜14の下側部には前記緩衝器D
1と同様な四角形断面のショックアブソーバである可動
の緩衝器D2,D3,D4が垂直に取付けられている。
【0048】なお、前記緩衝器D1〜D4は上端周側部
に図11に示すような通気孔45aを有する角形断面形
状の筒体45と、この筒体45の下端開口部に嵌着され
る口金筒46と、この口金筒46にスプライン係合され
前記筒体45内を回転しないで上下動する可動ロッド1
5と、この可動ロッド15の筒体45からの脱落を阻止
するロッド上端の固定ワッシャ46とを具備する構成と
なっている(前記第1実施例の緩衝器d1〜d4もこれ
と同様な構成になっている)が、この各緩衝器D1〜D
4の縦長さは固定の緩衝器D1側から順次に短くなるよ
うに変化させてある。
【0049】即ち、本実施例の場合には、第1の固定緩
衝器D1は170mmの筒体長さを有し、その可動ロッド
15が120mmの突出長さで図10の如く垂下してい
る。また第2の可動緩衝器D2は第1の固定緩衝器D1
より短い150mmの筒体長さを有し、その可動ロッド1
5が75mmの突出長さで図10の如く垂下し、第3の可
動緩衝器D3は135mmの筒体長さを有し、その可動ロ
ッド15が75mmの突出長さで垂下し、第4の可動緩衝
器D4は120mmの筒体長さを有し、その可動ロッド1
5が75mmの突出長さで垂下していて、第1の吸着パッ
ト21aと第2の吸着パット22aとの吸着面段差が3
5mm、第2の吸着パット22aと第3の吸着パット23
aとの吸着面段差が15mm、第3の吸着パット23aと
第4の吸着パット24aとの吸着面段差が15mmとなる
ように設計されている。
【0050】前記第2〜第4(可動)の吸着パット22
a,23a,24aは、前記緩衝器D2〜D4の可動ロ
ッド15の下端ブラケット16に枢支ピン17を支点と
してコンベア搬送方向に首振り回動できるように軸支さ
れている。
【0051】前記各緩衝器D2〜D4のロッド下端ブラ
ケット16は、図10に示すように各可動ロッド15の
下端部に水平に固定される第1ブラケット16aと、こ
の第1ブラケット16aの前端部に固定され各緩衝器D
2〜D4の前面部に沿うように直立する第2ブラケット
16bと、第1ブラケット16aの後端部に突設される
第3ブラケット16cとから構成され、この第3ブラケ
ット16cにパット回動レバー18を枢支ピン17で軸
支し、前記第2ブラケット16bにブラケット止着シリ
ンダ26,27,28を図10,図11の如くピン支し
ている。
【0052】このブラケット止着シリンダ26〜28
は、各可動吸着パット22a〜24aを水平状態と所定
角度(実施例では30度)の首振り傾斜状態とに回動変
向させる垂直配置のエアシリンダであって、この各シリ
ンダ26〜28のロッド作動金具19をパット回動レバ
ー18の先端にピンで図10の如く枢支連結し、該ブラ
ケット止着シリンダ26〜28の下降作動により水平状
態にある吸着パット22a〜24aを図13に示す如く
首振り回動できるようにしている。
【0053】30は前記ユニット基枠10に装着され、
一個の前端可動体14を基枠ガイド11に沿って水平移
動させるロッドレスのエアシリンダからなる可動体作動
シリンダで、このシリンダ移動体30aに取付けた連結
部材30bを前端可動体14の頭部に図10の如く係合
させて、前記可動体14を枠端板10aの方向へ移動で
きるようにしている。
【0054】31は前記緩衝器D1〜D4及び吸着パッ
ト21a〜24aの間隔を第1コンベア1上の被箱詰め
品Pを同時に吸着し得る図10に示すような拡幅間隔
と、パット吸着の被箱詰め品Pを第2コンベア2の搬送
停止カートンQへ箱入れし得る図13に示すような縮幅
間隔とに変更できるように、各可動体12〜14の動き
を所定の比率で連動させる可動体連動機構で、本実施例
の場合には前記可動体14,13,12を3:2:1の
比率でユニット基枠10の枠端板10aの方向へ収縮移
動させる図4に示すようなパンタグラフで構成されてい
るが、その構成は図4に示すものと同様であるので、詳
細な説明は省略する。
【0055】而して、前記緩衝器D1〜D4及び吸着パ
ット21a〜24aの間隔を第1コンベア1上の被箱詰
め品Pを同時に吸着し得る図10の拡幅間隔とした状態
で、吸着ユニットX全体を昇降シリンダC1の作動で下
降させると、各緩衝器D1〜D4の可動ロッド15が被
箱詰め品Pに対するパット当接によって図12の如く押
し上げられて収縮し、第1コンベア1の定位置に搬送停
止されている所定個数(4個)の被箱詰め品Pを水平状
態にある吸着パット21a〜24aで図12の如く同時
に吸着する。そして、昇降シリンダC1の作動による吸
着ユニットXの上昇過程で各緩衝器D1〜D4の可動ロ
ッド15が自重及び荷重の作用で図10に示す元の状態
に下降伸長する。
【0056】而して、前記箱詰め品Pのパット吸着後に
おけるカートン方向へのアーム回動によるユニット移動
過程(第1コンベア1上へのユニット上昇停止状態であ
っても良い)において、可動の吸着パット22a〜24
aをブラケット止着シリンダ26〜28の作動で所定角
度の首振り傾斜状態に回動変向させ、且つ可動体作動シ
リンダ30の作動及び可動体連動機構31の連動によっ
て各緩衝器D1〜D4及び吸着パット21a〜24aの
間隔を図13のような縮幅間隔に変更させることによ
り、パット吸着の4個の箱詰め品Pを傾斜ラップの縮幅
収納状態(1個の箱詰め品Pが水平になり、3個の箱詰
め品Pが傾斜ラップになる状態)にして、第2コンベア
2の搬送停止カートンQへ自動箱詰めすることができ
る。
【0057】また、各緩衝器D1〜D4及び吸着パット
21a〜24aの間隔を第1コンベア1上の被箱詰め品
Pを同時に吸着し得る図10の拡幅間隔とした状態で、
3個の被箱詰め品Pを3個のパット21a〜23aで吸
着し、可動体作動シリンダ30及びブラケット止着シリ
ンダ26〜28を作動させない状態(吸着パット22a
〜24aを首振り及び間隔縮小させない水平状態)でユ
ニット全体を昇降シリンダC1の作動で上昇させ、前ア
ーム6の回動によりカートン方向へ移動させれば、パッ
ト吸着の3個の箱詰め品Pを第2コンベア2の搬送停止
カートンQへ水平状態に供給して、面置き並列の段積収
納状態に自動箱詰めすることができる。
【0058】従って、所定個数の被箱詰め品Pを傾斜ラ
ップの縮幅収納状態に箱詰めする工程と、所定個数の被
箱詰め品Pを面置き並列の段積収納状態に箱詰めする工
程を順次に切替えて行えば、所定個数の被箱詰め品Pを
カートンQ内で移動しない段積み状態に箱詰めすること
が可能となる。
【0059】例えば、1回目の箱詰め動作で4個の箱詰
め品Pを傾斜ラップの縮幅収納状態に箱詰めし、2回目
及び3回目の箱詰め動作で3個の箱詰め品Pを面置き並
列の段積収納状態に箱詰めするようにすれば、合計10
個の被箱詰め品Pをカートン内で移動しない4個3個3
個の3段積み状態に箱詰めすることができる。
【0060】
【発明の効果】本発明の自動箱詰め装置は、特許請求の
範囲に記載の構成を要旨とするものであるから、第1及
び第2の発明に係わる自動箱詰め装置によれば、所定個
数の被箱詰め品を傾斜ラップの縮幅収納状態と面置き並
列の段積収納状態に切替えてカートン内で移動しないよ
うに箱詰めすることができ、また第3の発明に係わる自
動箱詰め装置によれば、前記のような箱詰め作業を2組
(第1,第2)の吸着ユニットの連繋作動で能率的に行
うことができるという効果を奏する。
【0061】更に、第4の発明に係わる自動箱詰め装置
によれば、カートンに対する被箱詰め品の収納状態を1
段目4個、2段目3個、3段目3個の合計10個で、1
段目4個の箱詰め品が傾斜ラップの縮幅収納状態にな
り、2段目3個及び3段目3個の箱詰め品が面置き並列
の段積収納状態になるように自動箱詰めできるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による自動箱詰め装置を全体
的に示した正面図。
【図2】前記箱詰め装置をコンベア搬送方向から見た要
部側面図。
【図3】前記箱詰め装置に装備される第1の吸着ユニッ
トの第1実施例を示した要部断面の正面図。
【図4】図3のイーイ線に沿う横断平面図。
【図5】図3のローロ線に沿う縦断側面図。
【図6】第1の吸着ユニットにおける吸着パットの取付
部分を示した詳細図であって、同図(a)は正面図、同
図(b)は左側面図。
【図7】第1の吸着ユニットを緩衝器の間隔が狭くな
り、吸着パットが所定の傾斜角度に首振り回動された状
態で示す動作説明図。
【図8】前記箱詰め装置に装備される第2の吸着ユニッ
トを示した要部正面図。
【図9】第1の吸着ユニットと第2の吸着ユニットによ
る箱詰め作業を工程順に示した作動説明図。
【図10】前記箱詰め装置に装備される第1の吸着ユニ
ットの第2実施例を示した一部断面の正面図。
【図11】図10を左側から見た緩衝器断面図付帯の側
面図。
【図12】前記第2実施例の第1吸着ユニットを製品吸
着時及び吸着解除時の状態で示した作動説明図。
【図13】前記第2実施例の第1吸着ユニットを緩衝器
の間隔が狭くなり、吸着パットが所定の傾斜角度に首振
り回動された状態で示す動作説明図。
【符号の説明】
P…被箱詰め品、1…第1のコンベア、S1…第1のス
トッパ、S2…第2のストッパ、2…第2のコンベア、
Q(Q1,Q2,Q3)…カートン、R1…第1の箱止
めストッパ、R2…第2の箱止めストッパ、5…移送装
置、6,7…前後の回動アーム、X…第1の吸着ユニッ
ト、10…ユニット基枠、C1,C2…ユニット昇降シ
リンダ、11…基枠ガイド、D1(d1)…固定の緩衝
器、D2〜D4(d2〜d4)…可動の緩衝器、12〜
14…可動体、15…各緩衝器の可動ロッド、16…ロ
ッド下端ブラケット、17…枢支ピン、18…パット回
動レバー、21〜24(21a〜24a)…吸着パッ
ト、θ…吸着パット首振り角度、25〜28…ブラケッ
ト止着シリンダ、30…可動体作動シリンダ、31…可
動体連動機構、Y…第2の吸着ユニット、40…第2吸
着ユニットの緩衝器取付体、d5〜d7…第2吸着ユニ
ットの緩衝器、41〜43…第2吸着ユニットの吸着パ
ット。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−307029(JP,A) 特開 昭52−116394(JP,A) 特開 平5−65103(JP,A) 特開 平4−348889(JP,A) 実開 平4−7533(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被箱詰め品を搬送する第1のコンベア
    と、この第1のコンベアと平行に並設されたカートンを
    搬送するための第2のコンベアと、第1コンベアの定位
    置に搬送停止された所定個数の被箱詰め品を同時に吸着
    し第2コンベアの搬送停止カートンへ移動収納する吸着
    ユニットを有した移送装置とを具備する自動箱詰め装置
    において、前記移送装置に装備される吸着ユニットを、
    コンベア搬送方向に向かうガイドを有し昇降シリンダの
    作動によって所定のストロークを上下動されるユニット
    基枠と、該ユニット基枠の一端下側部に垂下される固定
    の緩衝器と、前記基枠ガイドに所定の間隔を存して摺動
    案内される複数の可動体及びこの各可動体の下側部に垂
    下される可動の緩衝器と、この固定及び可動の緩衝器の
    各可動ロッドの下端ブラケットにコンベア搬送方向に首
    振り回動できるように軸支された吸着パットと、この各
    吸着パットを水平状態と所定角度の首振り傾斜状態とに
    回動変向させるブラケット止着シリンダと、前記ユニッ
    ト基枠に装着され一個の可動体を基枠ガイドに沿って水
    平移動させる可動体作動シリンダと、前記緩衝器及び吸
    着パットの間隔を第1コンベア上の被箱詰め品を同時吸
    着し得る拡幅間隔とパット吸着の被箱詰め品を第2コン
    ベアの搬送停止カートンへ箱入れし得る縮幅間隔とに変
    更できるように各可動体の動きを所定の比率で連動させ
    る可動体連動機構とを具備する構成としたことを特徴と
    する自動箱詰め装置。
  2. 【請求項2】 被箱詰め品を搬送する第1のコンベア
    と、この第1のコンベアと平行に並設されたカートンを
    搬送するための第2のコンベアと、第1コンベアの定位
    置に搬送停止された所定個数の被箱詰め品を同時に吸着
    し第2コンベアの搬送停止カートンへ移動収納する吸着
    ユニットを有した移送装置とを具備する自動箱詰め装置
    において、前記移送装置に装備される吸着ユニットを、
    コンベア搬送方向に向かうガイドを有し昇降シリンダの
    作動によって所定のストロークを上下動されるユニット
    基枠と、このユニット基枠の一端下側部に垂下される縦
    長さが最も長い固定の緩衝器及び該緩衝器の可動ロッド
    の下端部に水平に取付けられた固定の吸着パットと、前
    記基枠ガイドに所定の間隔を存して摺動案内される複数
    の可動体及びこの各可動体の下側部に垂下された縦長さ
    が固定緩衝器側から順次に短くなるように変化する可動
    の緩衝器と、この各可動緩衝器の可動ロッドの下端ブラ
    ケットにコンベア搬送方向に首振り回動できるように軸
    支された可動の吸着パットと、この各可動の吸着パット
    を水平状態と所定角度の首振り傾斜状態とに回動変向さ
    せるブラケット止着シリンダと、前記ユニット基枠に装
    着され一個の可動体を基枠ガイドに沿って水平移動させ
    る可動体作動シリンダと、前記緩衝器及び吸着パットの
    間隔を第1コンベア上の被箱詰め品を同時吸着し得る拡
    幅間隔とパット吸着の被箱詰め品を第2コンベアの搬送
    停止カートンへ箱入れし得る縮幅間隔とに変更できるよ
    うに各可動体の動きを所定の比率で連動させる可動体連
    動機構とを具備する構成としたことを特徴とする自動箱
    詰め装置。
  3. 【請求項3】 前記移送装置が昇降シリンダの作動で同
    時に上下動し且つ第1のコンベアと第2のコンベアとの
    間を同時に移動できるコンベア搬送方向に対して前後に
    離間した第1の吸着ユニットと第2の吸着ユニットを有
    し、この第1の吸着ユニットが請求項1又は請求項2に
    記載の構成とされ、第2の吸着ユニットが昇降シリンダ
    の作動によって所定のストロークを上下動される緩衝器
    取付体と、第1吸着ユニットの緩衝器の本数より1本少
    ない本数で第1コンベアの搬送停止品(被箱詰め品)を
    同時吸着し得る定間隔を保持して緩衝器取付体に固定さ
    れた縦長さの等しい固定の緩衝器と、この各緩衝器の可
    動ロッドの下端部に水平に取付けられた吸着パットとを
    具備する構成とされていることを特徴とする自動箱詰め
    装置。
  4. 【請求項4】 第1吸着ユニットの緩衝器の本数が4本
    であり、第2吸着ユニットの緩衝器の本数が3本である
    ことを特徴とする請求項3に記載の自動箱詰め装置。
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