JP3764548B2 - 自動箱詰め方法及びその装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、びん、缶等の円筒状物品を緩衝材としてのスペ−サを介して包装容器に箱詰めする自動箱詰め方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、びん、缶等の円筒状物品を段ボ−ルケ−ス等の包装容器へ箱詰めする場合には、箱詰め及び運搬時等における物品の損傷を避けるために物品間に緩衝材としてのスペ−サが介在されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記スペ−サとしては、従来、専ら、井桁に組立てた段ボ−ルシ−トが使用されている。しかしながら、井桁に組立てるのに自動化が困難で手数を要し、組立て後も形状が定まらず取扱が面倒であり、したがって物品の自動箱詰めに対応する自動取扱いが困難である等の問題が残されていた。
【0004】
本発明は、前記事情に鑑み為されたもので、箱詰めする物品間へのスペ−サの自動介在を含めた自動箱詰め方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するものであり、方法の発明は、円筒状物品を一列に移送し、先端に位置した三個の物品中の中央物品を囲むように一側からコ字状のスペーサを挿入し、他側に突出した前記スペーサの両端部をそれぞれ外側に折り曲げ拡開するとともに、順次前記スペーサ及び前記三個の物品をそのままプッシャで前記他側方向に移送して箱詰めを行うものであり、他の方法は、前記同様に、順次前記スペーサ及び三個の物品をそのまま前記他側方向へ移送して適数列集積し、その後一括箱詰めを行うものである。
【0006】
また、装置の発明は、円筒状物品を一列に移送する移送路、該移送路の先端部の一側に設けられ、コ字状のスペーサを保持し水平方向から垂直方向に回動して前記移送路の先端に位置した三個の物品中の中央物品を囲むように前記一側から前記コ字状のスペーサを挿入するスペーサ保持供給杆、前記中央物品の他側に上下動及び前進自在に設けられ、さらに両側二本がそれぞれ外側にスライド自在に構成された三本のスペーサ制御杆及び前記三個の物品及び前記スペーサの後方に下降して該スペーサ及び前記三個の物品を箱詰め位置に移送するプッシャからなるものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。図1は全体概略斜視図、図2は要部の縦断面図、図3は要部の概略平面図、図4乃至図10は箱詰め工程を示す斜視図である。
【0008】
まず、本発明の装置を説明する。図面において、1は円筒状物品(以下、単に「物品1」と言う。)であり、いわゆる、広口びんが示されているが、本発明は、一般の口部が細く構成されたびん、その他、缶の包装にも使用される。
【0009】
図中、2は前記物品1の移送路であり、具体的にはベルトコンベアからなり、前記物品1が一列に搬送される。
【0010】
前記移送路2の先端部にはストッパー3が設けられ、該先端部の一側にはコ字状のスペーサを保持して水平方向から垂直方向に回動して前記移送路2の先端、具体的には前記ストッパー3に係止した三個の物品1中の中央物品1aを囲むように前記一側から前記コ字状のスペーサを挿入するスペーサ保持供給杆5が設けられる(図1、図2、図5、図6参照)。
【0011】
図示の実施の形態では、ブランクシ−ト6の状態からスペ−サ4をコ字状に成形する部分も開示されている。すなわち、予め、折り曲げられる位置に容易に折り曲げられるように型押しあるいは部分的に切込みが設けられたブランクシ−ト6がマガジン部7に積み重ねられている。
【0012】
そして前記マガジン部7内の最下位置にあるブランクシ−ト6が上下動する吸盤8によって引き下げられ、前記マガジン部7の下方に設けられた支持板9上に供給載置され、さらにプッシャ10によって成形枠11の上部に供給される。
【0013】
前記成形枠11は、前記ブランクシ−ト6をコ字状のスペ−サに成形するもので、下方の幅が狭く構成され、上方には該幅の狭い部分に適合して下降する雄型12が設けられ、さらに前記成形枠11内の底部に前記スペ−サ保持供給杆5が待機している(図2、図5参照)。
【0014】
前記スペ−サ保持供給杆5は、前記成形枠11及び雄型12によってコ字状に成形されたスペ−サ4を一時保持するためにその上面に前記コ字状に成形されたスペ−サ4の底部に吸着する吸盤13が設けられている(図2、図5、図6、図7参照)。
【0015】
そして、コ字状スペーサ4を前記吸盤13で保持したまま、図示しないシリンダ等により、水平位置から垂直位置に回動させられ、前記移送路2の先端に供給された三個の物品1中の中央物品1aを囲むように前記一側から前記コ字状スペーサ4挿入して、水平位置に復帰する(図2、図6、図7参照)。
【0016】
つぎに、前記三個の物品1中の中央物品1aの他側に上下動及び前進自在の三本のスペ−サ制御杆14a、14b及び14cが設けられ、さらに両側二本のスペ−サ制御杆14a及び14cがそれぞれ外側にスライド自在に構成される(図7、図8、図9、図10参照)。
【0017】
さらに、前記三個の物品1及びスペ−サ4の後方に下降して該スペ−サ4及び三個の物品1を箱詰め位置に移送するプッシャ15が設けられる。
【0018】
図1に示した実施の形態では、前記箱詰めは、前記プッシャ15による移送方向に適宜開放された段ボ−ルケ−ス16を供給しておき、該段ボ−ルケ−ス16の所定面上に前記プッシャ15によりスペ−サ4が介在させられた所定数の物品1を供給した後、段ボ−ルケ−ス16を移送し、該移送過程において前記段ボ−ルケ−ス16の各フラップ等を折り畳み密閉包装する例が示されている(特公昭55−3201号公報等参照。)
つぎに本方法の発明を前記装置により説明する。まず、物品1が製造工程から連続して移送路2上を一列に移送される。そして移送路2の先端のストッパ−3に係止した三個の物品1の移送を検知して、コ字状に成形されたスペ−サ4を保持したスペ−サ保持供給杆5が水平位置から垂直位置に回動させられる(図2、図5、図6参照)。
【0019】
該スペーサ保持供給杆5の回動に伴い、コ字状のスペーサ4が半転させられ、その両側片4a、4bが前記三個の物品1中の中央物品1aを囲むように一側から物品1間に挿入される。
【0020】
本発明では、前記コ字状のスペ−サ4の前記両側片4a、4bが物品1の真上から供給されず、図6に示されているように、左上45度の方向から供給されるため、物品1の蓋部同士が接触している場合であっても該蓋部がコ字状のスペ−サ4の両側片4a、4bの挿入を邪魔することがない。
【0021】
すなわち、前記コ字状のスペ−サ4の両側片4a、4bが、隣接する物品1を平面から見た場合にその物品間に構成されている凹所部分から挿入されるためである。
【0022】
前記のごとくして、コ字状のスペ−サ4が前記三個の物品1中の中央物品1aを囲む状態で物品1間に挿入されると、つぎに前記中央物品1aの他側に上下動及び前進自在に設けられた三本のスペ−サ制御14a、14b、14cが下降させられ、さらに前記三個の物品1の後方にプッシャ15が下降させられる(図7参照)。
【0023】
つぎに前記三本のスペ−サ制御杆14a、14b、14cのうち、両側二本のスペ−サ制御杆14a及び14cがそれぞれ外側にスライドさせられ、前記三個の物品1の他側に突出したスペ−サ4の両端片4a及び4bがそれぞれ外側に折り曲げられ拡開される(図8参照)。
【0024】
そして、つぎに前記プッシャ15及び三本のスペ−サ制御杆14a、14b、14cが前記三個の物品1及びスペ−サ4を挟持した状態で前進させられ、箱詰め、あるいは箱詰め位置に移送される。
【0025】
なお、請求項1は、三個の物品1を一列ずつ個々に箱詰めする場合であるが、請求項2のごとく、適数列集積した後、プッシャ15、あるいは別に設けたプッシャで一括箱詰めしてもよい(図9、図10参照)。
【0026】
前記物品1の適数列集積は、前記三本のスペ−サ制御杆14a、14b、14c及びプッシャ15が所定位置に三個の物品1及びスペ−サ4を移送した後、上方に逃がされ、さらに後退してつぎの三個の物品1に関連するスペ−サ4の両端片4a、4bを外側へ折り曲げ拡開をし、それらを再び前記箱詰め位置へ移送することの繰り返しにより行われる(図3参照)。
【0027】
前記のごとくして集積された状態が図3及び図10に示されている。すなわち、従来の井桁のスペ−サ以上に前後に位置した物品1の一部がスペ−サ4によって囲まれた状態になっている。
【0028】
【発明の効果】
本発明の方法及び装置によれば、物品間へのスペ−サの自動介在を含めた自動箱詰めが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の全体概略斜視図である。
【図2】本発明の装置の要部の縦断面図である。
【図3】本発明の装置の要部の概略平面図である。
【図4】本発明の装置のスペ−サブランクシ−トの引き出し部の斜視図である。
【図5】本発明の装置のスペ−サ成形部の斜視図である。
【図6】本発明の装置のスペ−サ保持及び供給部の斜視図である。
【図7】本発明の装置のスペ−サ制御杆部の斜視図である。
【図8】本発明の装置のスペ−サ制御杆部の作用を示す斜視図である。
【図9】本発明の装置のスペ−サ制御杆及びプッシャ部の斜視図である。
【図10】本発明の装置の物品集積部の斜視図である。
【符号の説明】
1 円筒状物品
1a 中央物品
2 移送路
4 スペ−サ
4a,4b (スペ−サ)両端部
5 スペ−サ保持供給杆
14a,14b,14c スペ−サ制御杆
15 プッシャ
Claims (3)
- 円筒状物品を一列に移送し、先端に位置した三個の物品中の中央物品を囲むように一側からコ字状のスペーサを挿入し、他側に突出した前記スペーサの両端部をそれぞれ外側に折り曲げ拡開するとともに、順次前記スペーサ及び前記三個の物品をそのままプッシャで前記他側方向に移送して箱詰めを行うことを特徴とする自動箱詰め方法。
- 円筒状物品を一列に移送し、先端に位置した三個の物品中の中央物品を囲むように一側からコ字状のスペーサを挿入し、他側に突出した前記スペーサの両端部をそれぞれ外側に折り曲げ拡開するとともに、順次前記スペーサ及び前記三個の物品をそのままプッシャで前記他側方向へ移送して適数列集積し、その後一括箱詰めを行うことを特徴とする自動箱詰め方法。
- 円筒状物品を一列に移送する移送路、該移送路の先端部の一側に設けられ、コ字状のスペーサを保持し水平方向から垂直方向に回動して前記移送路の先端に位置した三個の物品中の中央物品を囲むように前記一側から前記コ字状スペーサを挿入するスペーサ保持供給杆、前記中央物品の他側に上下動及び前進自在に設けられ、さらに両側二本がそれぞれ外側にスライド自在に構成された三本のスペーサ制御杆及び前記三個の物品及び前記スペーサの後方に下降して該スペーサ及び前記三個の物品を箱詰め位置に移送するプッシャからなることを特徴とする自動箱詰め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04838297A JP3764548B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動箱詰め方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP04838297A JP3764548B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動箱詰め方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10230902A JPH10230902A (ja) | 1998-09-02 |
JP3764548B2 true JP3764548B2 (ja) | 2006-04-12 |
Family
ID=12801773
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04838297A Expired - Lifetime JP3764548B2 (ja) | 1997-02-17 | 1997-02-17 | 自動箱詰め方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3764548B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
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KR100906105B1 (ko) | 2007-12-17 | 2009-07-07 | 이익재 | 포장용 카톤의 자동포장장치 |
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JP7307322B2 (ja) * | 2019-05-23 | 2023-07-12 | 澁谷工業株式会社 | ラップラウンドケーサ |
-
1997
- 1997-02-17 JP JP04838297A patent/JP3764548B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JPH10230902A (ja) | 1998-09-02 |
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