JP2005100808A - 鉛蓄電池用セパレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなる鉛蓄電池用セパレータにおいて、セパレータの孔径を粗くすることなく、良好な袋加工性を付与することのできる鉛蓄電池用セパレータを提供する。
【解決手段】 微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり、袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータにおいて、有機粉体を10質量%以上含有させたことを特徴とする。さらに、前記有機粉体は耐酸性の熱可塑性樹脂からなることが好ましい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり、袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータに関する。
従来、密閉型鉛蓄電池用セパレータとしては、隔離板の機能と、電解液保持体としての機能を併せ持ったセパレータとして、耐酸性、親水性に優れ、高空隙率で高い保液性能が得られる平均繊維径が5μm以下の微細ガラス繊維を主構成として湿式抄造してなるマット状シートを使ったセパレータが広く使用されている。
密閉型鉛蓄電池に用いられる極板としては、鋳造式極板が一般的であるが、鋳造式極板は高価であることから、最近では比較的安価なエキスパンド式極板を用いた低コストの密閉型鉛蓄電池も開発されてきている。しかしながら、エキスパンド式極板を用いた電池では、極板の両側端からの活物質の脱落が起こり易く電池下部ショートを引き起こし易いため、セパレータを袋加工し、極板を包み込んだ状態で用いる必要がある。
セパレータを袋加工するには、通常、セパレータをU字状に折り曲げその両側辺部をシール加工することによって行われるが、上記した微細ガラス繊維主体のセパレータでは、このようなシール加工ができず袋加工性が得られないため、有機成分を一定量以上混合する必要がある。
従来、袋加工性を持たせるために微細ガラス繊維主体のセパレータに有機成分を混合したセパレータとしては、該有機成分としてポリオレフィン等の熱可塑性の有機繊維を使用したものがある(例えば、特許文献1または2)。
特開昭57−98975号公報 特開平6−176749号公報
しかしながら、袋加工性を持たせるために有機成分として有機繊維を混合する方法では、有機繊維はガラス繊維に比べ繊維径が太いため、多量に混合すると、セパレータの孔径が粗くなって、セパレータ内を鉛粉が樹枝状に貫通して起こる鉛浸透短絡(デンドライトショート)を発生し易くさせてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような従来の問題点に鑑み、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなる鉛蓄電池用セパレータにおいて、セパレータの孔径を粗くすることなく、良好な袋加工性を付与することのできる鉛蓄電池用セパレータを提供することを目的とする。
本発明の鉛蓄電池用セパレータは、前記目的を達成するべく、請求項1に記載の通り、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり、袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータにおいて、有機粉体を10質量%以上含有させたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1に記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記有機粉体は耐酸性の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする。
また、請求項3に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1または2に記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記有機粉体は中空体であることを特徴とする。
また、請求項4に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至3の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記有機粉体は平均粒子径が15μm以下であることを特徴とする。
また、請求項5に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至4の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記セパレータに、無機粉体を5質量%以上含有させたことを特徴とする。
また、請求項6に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至5の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記セパレータに、モノフィラメント状有機繊維を5質量%以上含有させたことを特徴とする。
また、請求項7に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至6の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記有機粉体が10〜40質量%、前記無機粉体が0〜30質量%、前記モノフィラメント状有機繊維が0〜30質量%、残部が30質量%以上の前記微細ガラス繊維よりなることを特徴とする。
また、請求項8に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至7の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記セパレータは、前記微細ガラス繊維、前記有機粉体、前記無機粉体、前記モノフィラメント状有機繊維から選択される所定の配合材料を湿式混抄してなるものであることを特徴とする。
また、請求項9に記載の鉛蓄電池用セパレータは、請求項1乃至8の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータにおいて、前記鉛蓄電池が密閉型鉛蓄電池であることを特徴とする。
本発明の鉛蓄電池用セパレータは、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータにおいて、袋加工性付与のために混合する有機成分として有機粉体を用いるようにしたので、従来の有機繊維を用いた場合のようにセパレータの孔径を粗くすることなく、良好な袋加工性を得ることができ、耐短絡性と袋加工性を両立させたガラスマット状の鉛蓄電池用セパレータを提供することができる。
また、袋加工性付与のために混合する有機成分として、有機粉体、特に、微細な中空体からなる有機粉体を用いるようにすれば、袋加工性付与のための有機成分の添加量を大幅に減らすことができるようになり、セパレータの孔径を微小化して耐短絡性を大幅に改善することができる。
本発明の鉛蓄電池用セパレータは、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり、袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータにおいて、袋加工性を付与するために混合する有機成分として、従来の有機繊維に代え、有機粉体を用いるようにしたものである。良好な袋加工性を付与するため、前記有機粉体の含有量は10質量%以上が必要である。
袋加工性付与のための有機成分として有機繊維ではなく有機粉体を用いるようにしたことで、本来、微細ガラス繊維のみを使ってマット状シートを形成した時の、微細ガラス繊維同士の交絡構造により形成される空隙の大きさ(孔径)に対して、従来のように有機繊維を用いた場合には、微細ガラス繊維よりも明らかに太い繊維の絡みが加わることで、前記孔径が押し拡げられる形となるが、有機粉体を用いた場合には、微粒子である有機粉体は、前記した微細ガラス繊維同士の交絡構造を何ら壊すことなくその隙間すなわち前記空隙内に入り込む形で含有されるようになるので、前記孔径が押し拡げられるようなことがない。つまり、微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなる鉛蓄電池用セパレータに袋加工性を付与する場合であっても、袋加工性付与のための有機成分として有機粉体を用いるようにすれば、セパレータの孔径を粗くすることがないので、従来の有機繊維を用いた場合のように鉛浸透短絡を発生し易くするといった弊害がもたらされることがない。
また、本発明のセパレータの場合、袋加工性付与のための有機成分として従来の有機繊維に代え有機粉体を用いるようにしたことで、袋加工性付与のために最低限必要な有機成分の添加量をわずか10質量%に抑えることができた。この理由は以下の通りである。セパレータの袋加工(シール)は、セパレータに添加された有機成分同士が互いに接着されることにより行われるものであり、微粒子体である有機粉体を用いることで、有機繊維を用いた時よりも有機成分同士の接触点の総数が増えるので、より少ない添加量で同程度の袋加工性を与えることが可能となった。
密閉型鉛蓄電池用セパレータにとっては、袋加工性付与等の特殊な事情がある場合を除き、基本的には、有機成分を多く配合することは、相対的に親水性が優れる微細ガラス繊維の構成比率を下げ吸液性や保液性を低下させることにつながるため、避けたいところである。したがって、本発明のセパレータの場合、袋加工性付与のために最低限必要な有機成分の添加量をわずか10質量%に抑えることができたことで、微細ガラス繊維の構成比率を高めることができ、良好な吸液性や保液性を得ることができるようになった。
前記微細ガラス繊維としては、耐酸性に優れたCガラス組成の、平均繊維径5μm以下のガラス繊維を使用することが好ましく、これらの繊維単独または2種以上の混合使用ができる。
前記有機粉体としては、できるだけ少量の混合でセパレータに良好な袋加工性を付与する目的から、耐酸性の熱可塑性樹脂からなる有機粉体を使用することが好ましい。前記耐酸性の熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアクリロニトリル等が挙げられるが、耐酸性に優れ、良好な袋加工性が得られる点から、ポリアクリロニトリルが好ましい。
前記有機粉体としては、中空体、中実体の何れであっても、袋加工性付与の作用を与える点では同じであり、何れも使用可能であるが、中空体を使用することがより好ましい。この理由は以下の通りである。中空体を使用した場合を、同一粒子径の中実体を使用した場合に比較して考えてみると、中空体、中実体に関係なく有機粉体による袋加工性付与の作用は、添加された有機粉体の粒子数に依存するので、求められる袋加工性が同程度であれば、同一粒子数の有機粉体を添加すればよく、より少ない添加量(質量)で同程度の袋加工性が与えられることになり、有機粉体の添加量が少なくて済み、製品単価のコストダウンにつながる。
また、中空体を使用した場合は、セパレータのクッション性を高めることができるので、密閉型鉛蓄電池用セパレータに求められる電極板との密着性の向上に寄与でき、電池性能が向上する。
前記有機粉体としては、平均粒子径が15μm以下の有機粉体を使用することが好ましい。これは、平均粒子径が15μmを超えると、前記したように、微細ガラス繊維同士の交絡構造により形成される空隙の大きさ(孔径)に対する、相対的に見た有機粉体の粒子径が大きくなり過ぎるので、湿式混抄により有機粉体を含有させる場合で、特に、より細い繊維径の微細ガラス繊維を使用する場合には、有機粉体の介在により微細ガラス繊維同士の交絡構造により形成される空隙を押し拡げ孔径を粗くする危険性があり鉛浸透短絡が発生し易くなる条件を作りかねないとともに、湿式混抄以外の後添加により有機粉体を含有させる場合には、同じ理由により、有機粉体をセパレータ全体に均一に分散配置することが困難となるため好ましくないからである。
前記セパレータには、セパレータの孔構造を複雑化し、セパレータ内に侵入した鉛粉が樹枝状に成長してセパレータ内を貫通することによって起こる鉛浸透短絡(デンドライトショート)を抑える目的で、無機粉体を含有させることが好ましい。鉛浸透短絡の抑制効果を十分に発揮させるためには、5質量%以上を含有させることが好ましい。
前記無機粉体としては、シリカ、珪藻土、タルク、マイカ、アルミナ等の耐酸性無機微粉体の中から選択できるが、不純物が少なく、耐酸性や親水性が優れている点で、シリカが好ましい。シリカの場合は、比表面積50〜500m2/g、二次粒子径5〜12μm程度のものを使用することが好ましい。
微細ガラス繊維主体のマット状セパレータを袋加工する方法としては、前記したように、U字状に折り曲げたセパレータの両側辺部をシール加工する方法が一般的であるが、該シール方法としては、ヒートシールやメカニカルシール(ギアシール)が代表的なシール方法である。
袋加工方法としてメカニカルシールを用いる場合には、ギア噛み込みの際にかかる圧縮によりセパレータ基材が切れるのを防止する目的で、前記セパレータに、剛直で硬度が高いモノフィラメント状有機繊維を含有させることが好ましい。セパレータ基材の切れ防止効果を十分に発揮させるためには、5質量%以上を含有させることが好ましい。
前記モノフィラメント状有機繊維としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の中から選択できるが、水中での分散性や濡れ性が優れる点で、ポリエステルが好ましい。ポリエステルの場合は、平均繊度0.5〜2.5dtex(デシテックス)、平均繊維長3〜5mm程度のものを使用することが好ましい。
前記セパレータの全体組成としては、前記有機粉体が10〜40質量%、前記無機粉体が0〜30質量%、前記モノフィラメント状有機繊維が0〜30質量%、残部が30質量%以上の前記微細ガラス繊維からなることが好ましい。
前記有機粉体の構成比率を10〜40質量%とするのは、10質量%未満であると、前記したように、セパレータに袋加工性を付与する機能が十分に発揮できず良好な袋加工性が得られないため好ましくなく、40質量%を超えると、相対的に高い親水性を持つ微細ガラス繊維の構成比率が少なくなりセパレータの親水性が低下し吸液性能の低下を招くとともに、微細ガラス繊維同士の交絡構造により形成される空隙を有機粉体が埋めることになりセパレータの空隙率が低下し保液性能の低下や電気抵抗の増大を招くことになるため好ましくないからである。
また、前記無機粉体の構成比率を0〜30質量%とするのは、30質量%を超えると、セパレータの平均孔径が小さくなり過ぎ、充放電に伴う電解液の移動を妨げる虞があるため好ましくないからである。
また、前記モノフィラメント状有機繊維の構成比率を0〜30質量%とするのは、30質量%を超えると、セパレータの孔径を大きくしかも孔構造を単純化させるため鉛浸透短絡が発生し易くなるため好ましくないからである。
前記セパレータは、前記微細ガラス繊維、前記有機粉体、前記無機粉体、前記モノフィラメント状有機繊維から選択される所定の配合材料を湿式混抄してなるものであることが好ましい。
つまり、前記セパレータの製造方法としては、例えば、所定量に配合された上記の微細ガラス繊維、有機粉体、無機粉体、モノフィラメント状有機繊維から選択される材料に、必要に応じて添加剤等を加えて水中で混合・分散し、次いで、カチオン系吸着剤としてポリアクリルアミド系吸着剤を適量添加して前記微細ガラス繊維表面に前記有機粉体を吸着・担持させた後、酸性乃至中性条件で通常の湿式抄造法により、厚さ0.5〜2.0mm、坪量70〜400g/m2のマット状シートに抄造するようにすればよい。
次に、本発明の実施例について比較例と共に詳細に説明する。
尚、以下に示す実施例及び比較例のセパレータは、何れも、微細ガラス繊維を主構成としてなるガラスマット状セパレータであって、袋加工性を付与できるように構成したものであるが、前記したように、単に袋加工性と言っても、ヒートシールを利用する袋加工方法と、メカニカルシール(ギアシール)を利用する袋加工方法とでは、袋加工方法つまりシール方法のメカニズムが根本的に異なるため、何れの袋加工方法が用いられるかによって、予めその包装方法に合わせて、セパレータの材料構成を変更した設計をしておくことが望ましいと考えられる。
したがって、以下の実施例及び比較例においても、実施例1、実施例2、比較例1の各セパレータは、ヒートシールを利用した袋加工方法が用いられる用途のセパレータとして、また、実施例3、実施例4、比較例2の各セパレータは、メカニカルシール(ギアシール)を利用した袋加工方法が用いられる用途のセパレータとして、それぞれ位置づけた。
(実施例1)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維80質量%と、有機粉体として平均粒子径8μmのポリアクリロニトリル樹脂製の中空微小球体20質量%とを水中で混合・分散後、アクリルアミド系吸着剤を適量添加して微細ガラス繊維表面に有機粉体を吸着・担持させた後、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.03mm、密度0.15g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
(実施例2)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維60質量%と、有機粉体として平均粒子径8μmのポリアクリロニトリル樹脂製の中空微小球体20質量%と、無機粉体として比表面積200m2/g、二次粒子径8μmのシリカ粉体20質量%とを水中で混合・分散後、アクリルアミド系吸着剤を適量添加して微細ガラス繊維表面に有機粉体を吸着・担持させた後、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.02mm、密度0.16g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
(実施例3)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維60質量%と、モノフィラメント状有機繊維として平均繊度1.3dtex、平均繊維長5mmのモノフィラメント状ポリエステル繊維20質量%と、有機粉体として平均粒子径8μmのポリアクリロニトリル樹脂製の中空微小球体20質量%とを水中で混合・分散後、アクリルアミド系吸着剤を適量添加して微細ガラス繊維表面に有機粉体を吸着・担持させた後、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.00mm、密度0.15g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
(実施例4)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維40質量%と、モノフィラメント状有機繊維として平均繊度1.3dtex、平均繊維長5mmのモノフィラメント状ポリエステル繊維20質量%と、有機粉体として平均粒子径8μmのポリアクリロニトリル樹脂製の中空微小球体20質量%と、無機粉体として比表面積200m2/g、二次粒子径8μmのシリカ粉体20質量%とを水中で混合・分散後、アクリルアミド系吸着剤を適量添加して微細ガラス繊維表面に有機粉体を吸着・担持させた後、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.03mm、密度0.16g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
(比較例1)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維40質量%と、熱融着性有機繊維として平均繊度1.7dtex、平均繊維長5mmで、芯成分がポリエステルで鞘成分が変性ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維40質量%と、無機粉体として比表面積200m2/g、二次粒子径8μmのシリカ粉体20質量%とを水中で混合・分散し、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.04mm、密度0.21g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
(比較例2)
微細ガラス繊維としてCガラス組成からなる平均繊維径1.0μmのガラス繊維20質量%と、モノフィラメント状有機繊維として平均繊度1.3dtex、平均繊維長5mmのモノフィラメント状ポリエステル繊維20質量%と、熱融着性有機繊維として平均繊度1.7dtex、平均繊維長5mmで、芯成分がポリエステルで鞘成分が変性ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維40質量%と、無機粉体として比表面積200m2/g、二次粒子径8μmのシリカ粉体20質量%とを水中で混合・分散し、通常の抄紙機により中性条件で湿式抄造して、厚さ1.02mm、密度0.21g/cm3の密閉型鉛蓄電池用セパレータを得た。
次に、上記実施例1〜4及び比較例1〜2の各セパレータについて、以下の方法により、各種特性評価を行った。その結果を表1に示す。
[引張強さ]
SBA S 0402の方法に準じて測定した。
[電気抵抗]
SBA S 0402の方法に準じて測定した。
[含水性]
(1)10cm角にカットしたセパレータを試料とし、質量(W0)を測定する。
(2)該試料を水中に1時間浸漬後、ピンセットにて垂直状態に引き上げ、水滴が垂れる間隔が5秒以上になった時点で、質量(W1)を測定する。
(3)次式により、含水性(質量%)を算出する。
含水性=(W1−W0)/W1×100
[吸液性]
幅25mm、高さ10cm以上のセパレータを試料とし、試料を垂直状態にして比重1.30の硫酸中にその下端1cmを浸漬し、高さ10cmまで硫酸を吸い上げるのに要する時間(秒)を測定し、吸液性(秒/10cm)とした。
[耐短絡性]
第39回電池討論会(平成10年11月25日〜27日、電気化学会主催)にて発表された「密閉形鉛電池用セパレータの耐短絡性の評価」(日本電池株式会社)に記載された測定方法(以下に概略を記す)に基づいて測定した。すなわち、セパレータを鉛電極間に挟み、飽和硫酸鉛水溶液中で定電流で通電した時の電極間の電圧を測定し、電圧が急激に下がるまでの時間を測定し、結果を、「良好」「やや悪」「悪い」の3段階で評価した。
[袋加工性]
セパレータをヒートシール機またはギアシール機により袋加工して、袋加工部(シール部)の接着度合いや、袋加工後のセパレータの状態(例.切れ等の発生の有無)から総合的に評価した。
Figure 2005100808
表1から、以下のようなことが分かった。
(1)比較例1のセパレータは、袋加工性付与のための熱融着性有機繊維を40質量%配合したため、ヒートシールによる袋加工性は良好であったものの、微細ガラス繊維よりも明らかに太い繊維が多量に配合された結果、セパレータの平均孔径が大きくなり、耐短絡性を改善するための無機粉体を20質量%配合したにも拘わらず、耐短絡性が悪い結果となった。
(2)比較例2のセパレータは、袋加工性付与のための熱融着性有機繊維を40質量%配合するとともに、ギアシールによる袋加工性を考慮して切れ防止のためのモノフィラメント状有機繊維を20質量%配合したため、ギアシールによる袋加工性は良好であったものの、比較例1の結果と同様、微細ガラス繊維よりも明らかに太い繊維が多量に配合された結果、セパレータの平均孔径が大きくなり、耐短絡性を改善するための無機粉体を20質量%配合したにも拘わらず、耐短絡性が悪い結果となった。
(3)これに対して、実施例1〜4のセパレータでは、袋加工性付与のために用いる有機成分として、比較例1〜2のセパレータで用いた有機繊維に代え、微粒子状の有機粉体を用いたため、有機成分同士の接触点数が増え、比較例1〜2のセパレータに比較して、同等の袋加工性を得つつも、袋加工性付与のための有機成分の添加量を少なくできたことにより、微細ガラス繊維の構成比率を高めることができ、保液性の指標である含水性を向上できた。
(4)また、実施例1〜4のセパレータでは、袋加工性付与のために用いる有機成分として、比較例1〜2のセパレータで用いた有機繊維に代え、微粒子状の有機粉体を用いたため、有機粉体は、微細ガラス繊維同士の交絡構造により形成される空隙部分に入り込む形で含有され、微細ガラス繊維同士の交絡構造を壊すことがないため、比較例1〜2のセパレータに比較して、平均孔径を小さくすることができ、耐短絡性が良好であった。特に、実施例1、実施例3のセパレータでは、耐短絡性を改善するための無機粉体を配合していないにも拘わらず、無機粉体を20質量%配合した比較例1〜2のセパレータに比較して、耐短絡性が優る結果となった。
(5)以上から、本発明のセパレータは、袋加工性付与のための有機成分として、有機粉体を用いるようにすることで、材料配合を調整しさえすれば、従来の有機繊維を用いた場合のようにセパレータの孔径を粗くすることなく、ヒートシール、ギアシール、何れのシール方法による袋加工にも対応可能で、良好な袋加工性を得ることができるとともに、袋加工性付与のための有機成分として、有機粉体、特に中空状の有機粉体を用いるようにすれば、袋加工性付与のための有機成分の添加量を大幅に減らすことができるようになり、セパレータの孔径を微小化して耐短絡性を大幅に改善できることが確認できた。

Claims (9)

  1. 微細ガラス繊維を主構成とするマット状シートからなり、袋加工して用いられる鉛蓄電池用セパレータにおいて、有機粉体を10質量%以上含有させたことを特徴とする鉛蓄電池用セパレータ。
  2. 前記有機粉体は耐酸性の熱可塑性樹脂からなることを特徴とする請求項1に記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  3. 前記有機粉体は中空体であることを特徴とする請求項1または2に記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  4. 前記有機粉体は平均粒子径が15μm以下であることを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  5. 前記セパレータに、無機粉体を5質量%以上含有させたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  6. 前記セパレータに、モノフィラメント状有機繊維を5質量%以上含有させたことを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  7. 前記有機粉体が10〜40質量%、前記無機粉体が0〜30質量%、前記モノフィラメント状有機繊維が0〜30質量%、残部が30質量%以上の前記微細ガラス繊維よりなることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  8. 前記セパレータは、前記微細ガラス繊維、前記有機粉体、前記無機粉体、前記モノフィラメント状有機繊維から選択される所定の配合材料を湿式混抄してなるものであることを特徴とする請求項1乃至7の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
  9. 前記鉛蓄電池が密閉型鉛蓄電池であることを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の鉛蓄電池用セパレータ。
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