JP2005097909A - 側溝用ブロック及びその施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 施工が容易で工期を短縮でき、自転車などがその上を走行する際に滑りにくくした側溝用ブロック及びその施工方法を提供する。
【解決手段】 路面に降った雨水を集めて排水するために、歩道の車道側の側辺に沿って設置される側溝用ブロック10であり、車道側に配置される前フレーム11と、歩道側に配置される後フレーム12と、前記前フレームの上辺に一端を連結され、前記後フレームの高さ方向中間の側面に他端を連結されると共に、前記前フレームから前記後フレームに向けて下降する傾斜面を形成する連結部13とを備え、前記連結部は、上下方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔14と、少なくとも一方の端面に形成された切欠き部15とを有し、前記連結部の下方には前記貫通孔が連通する空間18が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、路面に降った雨水を集めて排水するために、歩道の車道側の側辺に沿って設置される側溝用ブロック及びその施工方法に関する。
従来の側溝用ブロックは、以下のような手順で施工される(図13参照)。
まず、道路を敷設する場所の地盤となる土砂部に、溝を掘り、その溝の内側に砕石を敷き、転圧機などの押圧手段で押圧して砕石基礎90を造成する。
次いで、木材又は金属からなる型枠等を、前記の砕石を押圧した砕石基礎90上に設置し、この型枠内にコンクリートを打設する。そして、打設されたコンクリートが固化するまで2〜3日程度養生される。この打設されたコンクリート層をコンクリート基礎91とする。
コンクリート基礎91が固化したら、型枠を抜き出す。次いで、コンクリート基礎91上に、側溝用ブロック93と接着するための接着層である、敷モルタル92を打設する。
最後に、敷モルタル92の上部に、側溝用ブロック93を押圧して敷設し、掘削土を埋め戻すことにより、作業は完了する。
一方、下記特許文献1には、道路の両側に断面U字状の排水路を形成するための側溝用ブロックにおいて、道路に沿って平行に配置される両側壁と、この両側壁の上辺を連結する上版とを有し、上版に開口部が形成され、両側壁の下端部内側に、断面逆L字状の切欠き部を形成した側溝用ブロックが開示されている。
この側溝用ブロックは、平坦に敷き詰めて固めた砕石上に配置し、上部開口からコンクリートを流し込むと、コンクリートが両側壁の下端部に溜まり、同時に切欠き部にも流れ込んで基礎コンクリート層となる。
特開2001−227050号公報
図13に示した従来の側溝用ブロックの施工方法では、砕石基礎90、コンクリート基礎91、及び敷モルタル92の、3つの層を造成しなければならず、工期、コストがかかるという問題点が存在していた。
また、上記側溝用ブロックの上面は、金型成形によって滑らかな面をなし、しかも斜面となっているため、雨水や砂が表面に付着すると滑り易くなり、自転車などでその上を走行する際に、滑って転倒したりする可能性があった。
一方、特許文献1記載のブロックは、いわゆるU字溝を形成するためのブロックであり、本発明の対象とする側溝用ブロックとは、その構造が基本的に相違している。
したがって、本発明の目的は、路面に降った雨水を集めて排水するために、歩道の車道側の側辺に沿って設置される側溝用ブロックであって、施工が容易で工期を短縮でき、自転車などがその上を走行する際に滑りにくくした側溝用ブロック及びその施工方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の1つは、路面に降った雨水を集めて排水するために、歩道の車道側の側辺に沿って設置される側溝用ブロックにおいて、車道側に配置される前フレームと、歩道側に配置される後フレームと、前記前フレームの上辺に一端を連結され、前記後フレームの高さ方向中間の側面に他端を連結されると共に、前記前フレームから前記後フレームに向けて下降する傾斜面を形成する連結部とを備え、前記連結部は、上下方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔と、少なくとも一方の端面に形成された切欠き部とを有し、前記連結部の下方には前記貫通孔が連通する空間が形成されていることを特徴とする側溝用ブロックを提供するものである。
本発明の側溝用ブロックは、次のような方法で施工することができる。すなわち、歩道の車道側の側辺に沿って溝を堀り、その溝の内側に砕石を敷き、転圧機などで押圧して、砕石基礎を造成した後、この砕石基礎上に側溝用ブロックを設置し、側溝用ブロックの貫通孔及び切欠き部からコンクリートを流し込み、連結部の下方に形成された空間部に、コンクリートを充填する。前記空間部は、砕石基礎に対して大きく開口し、側溝用ブロックに対しても大きな接触面積を確保できるように形成されているので、空間部に充填されたコンクリートは、砕石基礎及び側溝用ブロックに強固に固着される。また、隣接するブロック同士も切欠き部から充填されたコンクリートによって強固に連結される。その後、コンクリートが固化するまで養生し、側溝用ブロックの敷設工事は完了する。以上のように、従来の側溝用ブロックの施工作業における、コンクリート基礎、及び敷モルタルの打設が不要となるので、作業を容易にし、工期を短縮することができる。
また、連結部の貫通孔及び切欠き部の開口部には、流し込んだコンクリートが露出して、比較的粗い表面にすることができるので、自転車等の小型車両や、歩行者がブロックの上面を通行しても、上記貫通孔及び切欠き部の開口部から露出するコンクリートの粗い表面によって滑り防止がなされ、安全に通行することができる。
更に、本発明の側溝用ブロックは、連結部に貫通孔を有し、その端面には切欠き部を有している。このため、比較的軽量となり、保管や、運搬する際の利便性が向上し、道路に敷設する際の作業性も向上する。
本発明の側溝用ブロックにおいては、前記後フレームの両端面は、上方から見て凸形の円弧状をなし、前記後フレームの長さが、前記前フレームの長さよりも、5〜20mm長くなっていることが好ましい。
これによれば、隣接するブロック同士で、後フレームの両端面を付き合わせた状態で、円弧状の端面同士が当接し、しかも前フレームの長さが後フレームの長さよりも短くなっているので、敷設する道路が曲がっているような場合でも、ブロック同士の角度を道路の曲がりに合わせて敷設することができる。なお、敷設する角度によっては、ブロック同士の前フレーム間に比較的大きな隙間が生じることがあるが、そのような場合には、適当な堰板を使用して生じた隙間を塞ぐことにより、コンクリートを打設することができる。
本発明の側溝用ブロックにおいては、前記後フレームは、前記前フレーム及び前記連結部と一体に形成されたコンクリート部分と、このコンクリート部分に添設されて前記後フレームの一部をなす木材部分とを有し、前記コンクリート部分は、前記連結部の上面の最も低い位置から所定の高さまで形成されており、その上方に前記木材部分が突出している形状とすることもできる。
これによれば、コンクリートだけでなく、木材を使用するため、自然な風合いを与えることができ、側溝用ブロックを敷設した箇所の景観が向上する。また、コンクリート部分は、前記連結部の上面の最も低い位置から所定の高さまで形成されており、その上方に前記木材部分が突出しているので、ブロックの連結部の上面の低い位置に雨水等が溜まっても、木材が常時濡れることがなく、木材の耐久性を向上させることができる。
また、本発明のもう1つは、上記側溝用ブロックを、前記前フレームを車道側に向け、前記後フレームを歩道側に向けて、歩道の車道側の側辺に沿って配列し、これらの側溝用ブロックの前記貫通孔及び切欠き部を通してコンクリートを打設することを特徴とする側溝用ブロックの施工方法を提供するものである。
上記施工方法によれば、前述したように、従来の側溝用ブロックの施工作業における、コンクリート基礎、及び敷モルタルの打設が不要となるので、作業を容易にし、工期を短縮することができる。
また、連結部の貫通孔及び切欠き部の開口部には、流し込んだコンクリートが露出して、比較的粗い表面になるので、自転車等の小型車両や、歩行者がブロックの上面を通行する際に滑り防止がなされ、安全性を高めることができる。
上記施工方法においては、前記貫通孔及び切欠き部の開口部まで前記コンクリートを打設した後、該コンクリートが固化するまでの間に、前記貫通孔及び切欠き部の開口部から露出するコンクリート表面に凹凸を形成することもできる。
これによれば、上記貫通孔及び切欠き部の開口部から露出するコンクリートの表面に凹凸を形成することにより、滑り止め効果が向上するので、自転車等の小型車両や、歩行者が通行する際の安全性をより高めることができる。
本発明によれば、前フレームを車道側に向け、後フレームを歩道側に向けて、側溝用ブロックを歩道の車道側の側辺に沿って配列し、これらの側溝用ブロックの貫通孔及び切欠き部を通してコンクリートを打設することにより施工できるので、従来の側溝用ブロックの敷設工事では必要であったコンクリート基礎及び敷モルタルの打設の工程が不要となり、施工作業を容易にし、工期を短縮して、コストを低減することができる。
また、連結部の貫通孔及び切欠き部の開口部には、流し込んだコンクリートが露出して、比較的粗い表面になるので、自転車等の小型車両や、歩行者がブロックの上面を通行する際に滑り防止がなされ、安全性を高めることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図1〜9には本発明による側溝用ブロックの一実施形態が示されている。
図1〜3に示すように、この側溝用ブロック10は、路面に降った雨水を集めて排水するために歩道の車道側の側辺に沿って配置されるものである。
そして、車道側に配置される前フレーム11と、歩道側に配置される後フレーム12と、前記前フレーム11の上辺に一端を連結され、前記後フレーム12の高さ方向の中間の側面に、他端を連結された連結部13とを備えている。
この実施形態の場合、連結部13には上下方向に貫通する貫通孔14が、一つ形成されている。また、連結部13のブロックの長さ方向の両端面には、切欠き部15がそれぞれ形成されている。この切欠き部15は、隣接するブロック同士で整合して一つの開口部を構成する。ただし、貫通孔14は2つ以上形成されていてもよく、切欠き部15はいずれか一方の端面に形成されていてもよい。
連結部13の上面は、その車道側に位置する一辺が前フレーム11の上辺と一致し、歩道側に位置する他側片が後フレーム12の側壁中間部に連結されており、その上面は前フレーム11側から後フレーム12側に向けて下降する傾斜面をなしている。
連結部13の上面と、後フレーム12の側壁とが融合する角部17は、連結部13の斜面をなす上面の最も低い部分となり、上方に立ち上がる円弧状の湾曲部をなしている。
連結部13の下方には、前フレーム11及び後フレーム12及び連結部13の下面で囲まれる空間18が形成されている。なお、前フレーム11の空間18側の側面には、下方に向かって肉薄となるテーパ部11aが形成され、同様に、後フレーム12の空間18側の側面には、下方に向かって肉薄となるテーパ部12aが形成されている。
この側溝用ブロック10に形成された空間18は、例えば、敷き詰めた砕石上に配置する際に、貫通孔14及び切欠き部15を通して流し込まれるコンクリートを、配置面である砕石と接合させる役割をなしている。
後フレーム12のブロックの長さ方向の両端面は、上方から見て円弧状に突出した凸部12bをなしている。
また、図2に示すように後フレーム12の長さAは、前フレーム11の長さBよりも長くされており、具体的には下記式(1)で示す範囲とされている。
A―B=5〜20mm…(1)
この側溝用ブロック10は、コンクリート材料を常法により金型に流し込んで成形する等の方法によって製造することができる。
次に、この側溝用ブロック10の施工方法について説明する。
図4は、本発明の側溝用ブロックを設置した状態を示す説明図である。
本発明の側溝用ブロック10は、歩道20の車道21側の側片に沿って、並べられて配置される。その際、後フレーム12は歩道20側の側片の方向に、前フレーム11は車道21側の方向に配置される。
この側溝用ブロック10を配置する前に、歩道20と車道21の境界部に所定深さの溝22を掘削して形成する。溝22の底部には砕石23を敷設し、図示しない転圧機等で押圧して敷きならす。なお、溝22の底部が岩盤からなる場合には砕石23を敷設する必要なく、その上に直接側溝用ブロック10を配置することができる。
こうして敷きならした砕石23上に、前述した方向で側溝用ブロック10を配置する。側溝用ブロック10は、歩道20の側辺にそって並ぶように一列に配置される。
その際、図6に示すように、道路が直線状をなす場合には、各側溝用ブロック10を直線的に配置する。各側溝用ブロック10は、後フレーム12の両端の凸部12bを当接させて、隙間無く配置する。この際、前フレーム11同士の間には、わずかな隙間Sが形成されるが、この程度の隙間は後述するコンクリートの打設によって、埋めることができる。
図7は、道路が内側に湾曲している場合の配置状態を示している。この場合には、後フレーム12の両端の凸部12bを当接させつつ、前フレーム11同士の隙間が狭くなるように、各側溝用ブロック10に角度をつけて配置する。これによって側溝用ブロック10を、道路の屈曲形状に沿うように配置することができる。
図8は、道路が外側に湾曲している場合の配置状態を示している。この場合には、後フレーム12の両端の凸部12bを当接させつつ、前フレーム11同士の隙間を広くするように、各側溝用ブロック10に角度をつけて配置する。これによって側溝用ブロック10を、道路の屈曲形状に沿うように配置することができる。この場合には、前フレーム11の両端部同士の間に大きな隙間Sが形成される。しかしながら、この隙間Sには堰板24を配置し、後述するコンクリート打設の際に、コンクリートが流出しないようにすることができる。
このようにして図4に示すように、側溝用ブロック10を、歩道20の車道21側の側辺に沿って、形成された溝22内に並べて配置する。その結果、連結部13に形成された貫通孔14と、切欠き部15とによって、空間18に連通する開口部が形成される。なお、切欠き部15は、例えば前記図6に示したように、隣接する側溝用ブロック10同士で互いに整合して、貫通孔14と同様な形状の開口部を形成する。
次に図5に示すように、予め調整された生コンクリート25を、上記開口部、すなわち、貫通孔14及び切欠き部15によって形成される開口部を通して、前記空間18内に流し込む。この生コンクリート25は、空間18の隅々まで充填されて、その下方に配置された砕石23と強固に結合し、更に側溝用ブロック10同士の隙間にも充填される。こうして、生コンクリート25を養生させ、固化させることによって、側溝用ブロック10の施工作業が終了する。
このように、本発明の施工方法によれば、従来の側溝用ブロック10の施工方法に比べてコンクリートの基礎の製造工程、及び敷きモルタルの形成工程が省略できるので、作業を簡略化し、工期を短縮化させて、工費を削減することができる。
なお、図9に示すように、生コンクリート25を打設した際に、貫通孔14及び切欠き部15の開口部に流し込んだコンクリートが露出する。このコンクリートは、手作業で平坦にならすことができるが、図9に示すように、例えば、ハケ、コテ、或いは型枠等でこすることによって、その表面に積極的に凹凸模様を形成することができる。
こうして形成された凹凸面26は、その上を走行する自転車等の小型車両や、歩行者等が通行する際に、滑り止めとして作用する。すなわち、この側溝用ブロック10の連結部13の上面は、傾斜しており、路面の水が角部17に集まり、滑りやすい状態になることがある。
また、路面上の砂やほこりが、この側溝用ブロック10の連結部13の上面に溜まって、滑りやすい状態になることもある。しかしながら、貫通孔14及び切欠き部15から露出する、流し込んだコンクリート表面に、例えば図9に示すような凹凸面26を形成することにより、自転車や歩行者の滑りを防止して、安全性を確保することができる。
図10には、本発明による側溝用ブロックの他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略することとする。
この側溝用ブロック31は、連結部13に2つの貫通孔14が形成されている点が、前記実施形態と異なっている。また、この側溝用ブロック31は、前記実施形態の側溝用ブロック10よりも、長さ方向に長くなっている。
この側溝用ブロック31は、例えば、道路に直線部分が長く続くような施工場所において、1つあたりのブロックの長さが長いために、施工作業性が良くなり、効率的に敷設することが可能となる。
図11及び図12には、本発明による側溝用ブロックの、更に他の実施形態が示されている。この側溝用ブロック32は、後フレーム10には、コンクリート部分と木材部分とで構成されている点が、前記実施形態と異なっている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には、同符号を付してその説明を省略することにする。
この側溝用ブロック32の後フレーム33は、前フレーム11及び連結部13とで一体で形成されたコンクリート部分34と、木材部分35とで、構成されている。
すなわち、後フレーム33のコンクリート部分34は、連結部13の上面の前記角部17から、やや立ち上がる壁部34aと、この壁部の背面側に形成されたほぼL字状に切りかかれた切欠き部34bとを有している。
また、前記木材部分35は、コンクリート部分34の前記切欠き部34に適合する形状をなしている。そして、ボルト36を挿通する挿通穴37が、木材部分35に形成されている。
この木材部分35は、前記欠き部34bに配置され、前記ボルト36を前記挿通穴37に挿通させ、コンクリート部分34に打着させることによって固定される。こうして木材部分35とコンクリート部分34とを一体化することにより、後フレーム33が形成されている。
また、木材部分35はその両端面に円弧状に突出する突出端部35aを有している。同様に、コンクリート部分34の両端部にも、円弧状に突出する突出端部34aが形成されている。
これらの突出端部35a及び34aによって、前述したようにブロック同士の連結角度を調整することが可能となる。
この側溝用ブロック32によれば、後フレーム12に木材部分35を有するため、自然な風合いを与えることができ、側溝用ブロック32を敷設した場所の景観を向上させることができる。また、連結部13の上面の最も低くなった角部17に隣接して、上方に立ち上がる壁部34aをコンクリート部分34に設けたことにより、連結部13の上面に溜まる雨水等が、木材部分35に直接接触することを防止し、木材部分35が常時濡れることを防止して、耐久性を向上させることができる。
本発明は、道路と歩道との境界部に敷設する側溝用ブロック及びその施工方法として利用することができる。
本発明の側溝用ブロックの一実施形態を示す斜視図である。 同側溝用ブロックの平面図である。 同側溝用ブロックの縦断面図ある。 同側溝用ブロックを設置した状態を示す説明図である。 側溝用ブロックの開口部からコンクリートを流し込む状態を示す説明図である。 同側溝用ブロックを道路の直線部分に配置する例を示す平面図である。 同側溝用ブロックを内側に湾曲した道路に沿って配置する例を示す平面図である。 同側溝用ブロックを外側に湾曲した道路に沿って配置する例を示す平面図である。 同側溝用ブロックの貫通穴及び切欠き部から露出する打設したコンクリート表面に凹凸模様を形成した例を示す斜視図である。 本発明の側溝用ブロックの他の実施形態を示す斜視図である。 本発明の側溝用ブロックの、更に他の実施形態を示す分解斜視図である。 同側溝用ブロックの縦断面図ある。 従来の側溝用ブロックの施工方法を説明するための説明図である。
符号の説明
10、32 側溝用ブロック
11 前フレーム
12 後フレーム
12b 凸部
13 連結部
14 貫通孔
15 切欠き部
18 空間
26 凹凸面
35 木材部分

Claims (5)

  1. 路面に降った雨水を集めて排水するために、歩道の車道側の側辺に沿って設置される側溝用ブロックにおいて、車道側に配置される前フレームと、歩道側に配置される後フレームと、前記前フレームの上辺に一端を連結され、前記後フレームの高さ方向中間の側面に他端を連結されると共に、前記前フレームから前記後フレームに向けて下降する傾斜面を形成する連結部とを備え、前記連結部は、上下方向に貫通する少なくとも1つの貫通孔と、少なくとも一方の端面に形成された切欠き部とを有し、前記連結部の下方には前記貫通孔が連通する空間が形成されていることを特徴とする側溝用ブロック。
  2. 前記後フレームの両端面には、上方から見て凸形の円弧状をなし、前記後フレームの長さが、前記前フレームの長さよりも、5〜20mm長くなっている請求項1記載の側溝用ブロック。
  3. 前記後フレームは、前記前フレーム及び前記連結部と一体に形成されたコンクリート部分と、このコンクリート部分に添設されて前記後フレームの一部をなす木材部分とを有し、前記コンクリート部分は、前記連結部の上面の最も低い位置から所定の高さまで形成されており、その上方に前記木材部分が突出している請求項1又は2記載の側溝用ブロック。
  4. 請求項1〜3の側溝用ブロックを、前記前フレームを車道側に向け、前記後フレームを歩道側に向けて、歩道の車道側の側辺に沿って配列し、これらの側溝用ブロックの前記貫通孔及び切欠き部を通してコンクリートを打設することを特徴とする側溝用ブロックの施工方法。
  5. 前記貫通孔及び切欠き部の開口部まで前記コンクリートを打設した後、該コンクリートが固化するまでの間に、前記貫通孔及び切欠き部の開口部から露出するコンクリート表面に凹凸を形成する請求項4記載の側溝用ブロックの施工方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015227547A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 株式会社シェイプロック 車歩道境界部用構造体、及び路肩構造物の施工方法
JP2018009425A (ja) * 2016-07-15 2018-01-18 株式会社ニッコン 歩車道境界ブロックおよび歩車道境界構造体
KR102406486B1 (ko) * 2021-04-30 2022-06-08 주식회사 클레이맥스 시인성을 확보한 호우 방재형 다단 빗물 침투 측구 구조물

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