JP2764707B2 - 側溝用ブロック及びその製造方法 - Google Patents

側溝用ブロック及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、端面を接して複数
個配設することにより排水路を構成する側溝用ブロック
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、側溝用ブロックは、断面が略逆U
字形状をなし、相互に端面を接して複数個併設されて排
水路を構成し、雨水等の排水や、一般家庭、工場等から
排出される排水の通路として道路端や敷地内等に配置さ
れている。ところで、近年においては街路の景観を向上
させる目的で、例えば道路端の歩道等にはレンガ状の舗
装材等が敷き詰められる場合が多い。このためブロック
本体の上面にも、レンガ状の舗装材を敷き詰めることに
より、同ブロック本体の上面を覆い隠す工夫がなされて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように上記側溝用ブロック本体の上面にレンガ状の舗装
材を敷き詰めると、このレンガ状の舗装材或いはその隙
間から浸透した雨水等がブロック本体と舗装材との間に
溜り易く、水はけが悪いので大雨が降ると歩道上等に水
が溢れるという問題があった。
【0004】出願人は、特開平5−331904号に
て、ブロック本体の上面に布帛層を設ける側溝用ブロッ
クを出願している。この側溝用ブロックは、排水路を施
工するに際して、施工現場においてブロック本体に合わ
せて布帛層を切断し、ブロック本体の上面に取着するも
のであった。この側溝用ブロックにおいては、水はけは
改善されたが、施工現場において布帛層を切断する作業
が面倒であり、さらに、側溝用ブロックの継目に土が堆
積し、ここに草木が根ついて繁茂するという新たな問題
が発生した。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、水はけが良く、布帛層を簡単にブロ
ック本体に取着でき、継目に草類が繁茂することを防止
し得る側溝用ブロック及びその製造方法を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、断面
が略逆U字形状をなすブロック本体を備え、複数個のブ
ロック本体をその端面を接して配設することにより排水
路を構成する側溝用ブロックであって、該側溝用ブロッ
ク本体の上面に透水性の布帛層を設けるとともに、該布
帛層の端部をブロック本体の端部を越えて側方へ延設し
たところに特徴を有する。請求項2の発明は、布帛層の
一端が隣接するブロック本体の上に延設されているとこ
ろに特徴を有する。
【0007】請求項3の発明は、布帛層が、排水路に直
交する方向にブロック本体の側面を越えて延設されてい
るところに特徴を有する。請求項4の発明は、布帛層が
ブロック本体の半硬化状態のときに該ブロック本体に押
圧され固着されているところに特徴を有する。
【0008】請求項5の発明の側溝用ブロックの製造方
法は、布帛層の取付け面が上部に位置するようにブロッ
ク本体用型枠を設置し、この型枠内に生コンクリートを
打設し、前記ブロック本体が半硬化状態のときに前記布
帛層を該ブロック本体に押圧して固着したところに特徴
を有する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の請求項1,2,
4,5に係る第1の実施例につき図1〜図6を参照して
説明する。側溝用ブロック100は、コンクリートで製
作され断面が略逆U字形状をなすブロック本体10の上
面に布帛層11を取着して構成されている。
【0010】ブロック本体10は、図示はしないが、底
面に打設されたコンクリート上に載置されるとともに、
端面10aを接して複数個連続して配設され排水路Pを
構成している。また、ブロック本体10の上面10bに
は、排水路Pに連通する直径16mm程の円錐状の透水
孔20が複数個形成され、また、端面10aには透水溝
21が形成されている。布帛層11は、厚さ5mm〜1
0mm程の不織布よりなり透水性を有している。
【0011】また、布帛層11の一方の端部は、端面1
0aを越えて隣接するブロック本体10の上に延設し、
2個の側溝用ブロック100の継目を覆っている。尚、
ブロック本体10及び布帛層11を貫通して開口部12
が設けられている。この開口部12は、例えば縦50c
m×横100cmの大きさを有しており、これを覆うた
めのコンクリート製の蓋13が配設される。
【0012】上記実施例においては、ブロック本体10
はコンクリート製であるが、側溝用ブロックとしての強
度、耐久性を有し且つ布帛層11を載置し得る形状のも
のであれば、これ以外に例えば高分子樹脂製、鋼製等で
あっても良い。開口部12、或いは透水孔20の大きさ
は、側溝用ブロック100の大きさや種類に応じて任意
に選択される。尚、開口部12の周縁に設けられたプレ
ートは必要に応じて取付けられるものである。また、布
帛層11は、透水性を有するものであれば不織布以外
に、例えば編地、織地であっても良い。
【0013】つぎに、請求項5に係るコンクリートを素
材とするブロック本体10の成形工程に関して、図5,
6を参照して説明する。ブロック本体10を成形するに
は、図5に示す第1の成形工程、又は図6に示す第2の
成形工程がある。第1の成形工程は、型枠50の底面
は、布帛層11の設置面即ちブロック本体10の上面1
0bに対応している。そして、型枠50に生コンクリー
トが打設されると、ブロック本体10の上面10bは型
枠に接して硬化するので、その表面はきれいに仕上が
り、こて仕上げが不要になるという利点がある。そし
て、型枠50を外した後、ブロック本体10を反転して
輸送するので、重量の大なるブロック本体10にあって
は、この反転作業の労力が大きいという問題を有する。
【0014】第2の成形工程は、ブロック本体10の上
面10bが上部に位置するように型枠50を設置し、こ
の型枠50内に生コンクリートを打設する。この成形工
程では、上面10bが型枠50に接していないので、表
面が凹凸状を呈しており、表面を平滑にするためのこて
仕上げが必要となる。反面、型枠50を外した状態で輸
送できるので、ブロック本体10の反転作業が不要にな
る。
【0015】本発明に係る製造方法の実施においては、
図6に示す上記第2の成形工程を利用するもので、ブロ
ック本体10の上面10bが上部に位置するように設置
した型枠50内に生コンクリートを打設し、これを養生
する過程でブロック本体10が半硬化状態のときに、布
帛層11を、ブロック本体10の上面10bに押圧して
固定するのである。布帛層11は、充分な厚さを有しま
た弾力性があるので、半硬化状態の上面10bに凹凸が
生じていてもその押圧固着になんら支障はなく、一方こ
の布帛層11によりブロック本体10の表面が平滑とな
る。
【0016】次に、本発明に係る側溝用ブロック100
の敷設状態の一例を説明すると、図4に示すように、埋
設された側溝用ブロック100の布帛層11の上に砂及
びレンガ状の舗装材31が敷き詰められている。
【0017】この例によれば側溝用ブロック100の上
面に載置したレンガ状等の舗装材31により街路の景観
を向上させることができる。また、歩道上に降った雨
は、布帛層11を通して透水孔20から排水路Pに流れ
るので、水はけが良く、このため大雨等の場合でもこの
側溝用ブロック100の上面に水が溜らず、よって歩道
上等に水が溢れることがない。
【0018】また、連続して配設されたブロック本体1
0間の継目は布帛層11で覆われるので(図1参照)、
継目に土が堆積することがなく、従って、草類が繁茂す
ることを防止できる。
【0019】更に請求項4,5の発明にあっては、施工
現場において別途布帛層11を裁断し、或いは、これを
ブロック本体10上にズレないよう載置する作業が不要
となり、施工能率が極めて向上する。
【0020】図7は、請求項1,3,4,5の発明に係
る第2の実施例を示すもので、第1の実施例との相違
は、布帛層41が、布帛層11よりも幅広に形成されて
おり、排水路Pに直交する方向にブロック本体10の側
面10cを越えて延設されているもので、敷設した場合
に側溝用ブロック100と道路或はエプロンコンクリー
トとの継目を布帛層41で覆って、これらの継目に土が
溜ることを防止している。
【0021】さらに、ブロック本体10に隣接する地盤
が沈下した場合においても、布帛層11の引張り力によ
り、ブロック本体10及び隣接地盤上の景観舗装材31
相互間の不陸が軽減される。
【0022】尚、本発明は、上記実施例に限定されるも
のではなく、布帛層の一端が隣接するブロック本体10
の上に延設されるとともにブロック本体10の側面10
bを越えて排水路Pに直交する方向へ延設するように構
成してもよい。
【0023】
【発明の効果】請求項1の側溝用ブロックは、該側溝用
ブロック本体の上面に透水性の布帛層を設けるととも
に、該布帛層の端部をブロック本体の端部を越えて側方
へ延設したので、水はけが良く、側溝用ブロックの周囲
の継目に草類が繁茂することを防止し得るという優れた
効果を奏するものである。さらに、布帛層の引張り力に
より、ブロック本体相互間或はブロック本体及び隣接地
盤上の景観舗装材31相互間の不陸が軽減される優れた
効果を奏するものである。
【0024】請求項2の側溝用ブロックは、布帛層の一
端が隣接するブロック本体の上に延設されているので、
水はけが良く、隣接する側溝用ブロックの継目に草類が
繁茂することを防止し得るという優れた効果を奏するも
のである。
【0025】請求項3の側溝用ブロックは、布帛層を、
排水路に直交する方向にブロック本体の端面を越えて延
設されているので、水はけが良く、側溝用ブロック相互
の継目ばかりでなく、側溝用ブロックと道路との継目に
草類が繁茂することを防止し得るという優れた効果を奏
するものである。請求項4の発明は、布帛層をブロック
本体が半硬化状態のときに該ブロック本体に押圧され固
着するので、布帛層の切断加工及び取付けが工場におい
て連続して生産することができ生産性を向上させるとと
もに、施工時の作業効率を高めることができるという効
果を奏するものである。
【0026】請求項5の製造方法は、ブロック本体用型
枠内に生コンクリートを打設し、前記ブロック本体が半
硬化状態のときにその上面から布帛層を該ブロック本体
に押圧して固着したので、完成品の反転作業や表面のこ
て仕上げが不要であり、生コンクリートの打設、脱型、
及び運搬作業が著しく簡単になり、生産性を向上させる
ことができるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例に係る側溝用ブロック
を示す斜視図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿った断面図であ
る。
【図3】 図1におけるIII−III線に沿った断面図であ
る。
【図4】 側溝用ブロックの上面に舗装材を施設した状
態を示す斜視図である。
【図5】 ブロック本体の第1の成形工程を説明するた
めの図である。
【図6】 ブロック本体の第2の成形工程を説明するた
めの図である。
【図7】 本発明の第2の実施例2に係る側溝用ブロッ
クの上面に舗装材を施設した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】 10 ブロック本体 10a端面 10b上面 10c側面 11 布帛層 41 布帛層 50 型枠 100 側溝用ブロック P 排水路 R 道路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が略逆U字形状をなすブロック本体
    を備え、複数個のブロック本体をその端面を接して配設
    することにより排水路を構成する側溝用ブロックであっ
    て、 該側溝用ブロック本体の上面に透水性の布帛層を設ける
    とともに、該布帛層の端部をブロック本体の端部を越え
    て側方へ延設したことを特徴とする側溝用ブロック。
  2. 【請求項2】 前記布帛層は、該布帛層の一端が隣接す
    るブロック本体の上に延設されていることを特徴とする
    請求項1記載の側溝用ブロック。
  3. 【請求項3】 前記布帛層は、前記ブロック本体の側面
    を越えて前記排水路に直交する方向へ延設されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の側溝用ブロック。
  4. 【請求項4】 前記布帛層は、前記ブロック本体が半硬
    化状態のときに該ブロック本体に押圧され固着されてい
    ることを特徴とする請求項1,2または3記載の側溝用
    ブロック。
  5. 【請求項5】 布帛層の取付け面が上部に位置するよう
    にブロック本体用型枠を設置し、この型枠内に生コンク
    リートを打設し、前記ブロック本体が半硬化状態のとき
    に前記布帛層を該ブロック本体に押圧して固着したこと
    を特徴とする側溝用ブロックの製造方法。
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