JP2018115475A - コンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンクリートブロック一般において、施工性を改善するとともに、施工後における各種コンクリートブロックの安定性を向上させ、更に、コンクリートブロックの接地側土壌の吸出し現象を低減し、圧密効果を促進した上で、長期間運用したとしてもコンクリートブロックの不等沈下を防止することができるコンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物を提供することを課題とする。
【解決手段】接地面側に凹凸を設けたコンクリートブロック20において、コンクリートブロック20の接地面に対向する面に上面溝部が設けられており、上面溝部は、コンクリートブロック20の1の側部から他の側部にまで連通している構成のコンクリートブロックとした。
【選択図】図3
【解決手段】接地面側に凹凸を設けたコンクリートブロック20において、コンクリートブロック20の接地面に対向する面に上面溝部が設けられており、上面溝部は、コンクリートブロック20の1の側部から他の側部にまで連通している構成のコンクリートブロックとした。
【選択図】図3
Description
本発明は、道路の法面や擁壁工事、歩道の路面工事、河川の護岸工事、各種構築物の基礎工事において使用される各種コンクリートブロックに係るものであり、更に詳細には、これらの各種コンクリートブロックの施工性を改良するとともに、施工後における各種コンクリートブロックの安定性を向上させ、更に、コンクリートブロックの接地側土壌の吸出し現象を低減すると共に圧密効果を促進した上で、長期間運用したとしてもコンクリートブロックの不等沈下を防止することができるコンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物に係る。
一般歩道や車両が通行する道路において、景観舗装を施すためにインターロッキングや平板ブロックが使用されることが多い。 このようなインターロッキングや平板ブロックを使用した舗装工事を行う場合、敷き砂工法や敷きモルタル工法が採用される。
敷き砂工法は、平坦に整地し、転圧した路盤上に砂を敷きならし、締め固めた上に平板を敷き並べる工法である。 この工法は、セメントを使用しないため、施工コストが低く、簡便に施工することができるが、路盤・路床などの不陸や、雨水などの流れに影響を受けやすくなるという問題を抱えている。
特に、敷き砂工法の場合、敷き砂に雨水が浸透して飽和状態になると敷き砂がインターロッキングや平板ブロックの表面側に流失(吸出し現象ともいう)してしまい、インターロッキングや平板ブロックと路盤面との間に空洞が生じ、その結果、インターロッキングや平板ブロックの局部沈下や、ブロック間で段差が生じるという問題がある。
また、インターロッキングや平板ブロックと路盤面との間に空洞が生じると、インターロッキングや平板ブロックを支える支持力が低下すると共に、路盤面に沿って作用するインターロッキングや平板ブロックと路盤面の間の摩擦力も低下し、インターロッキングや平板ブロックが路盤面に沿って滑動してしまうという問題が生じる。
このような現象は、路盤面に傾斜がある場合や、歩行者や自動車など往来によってインターロッキングや平板ブロックに繰り返し荷重や、振動荷重が加わることによって更に助長されるようになる。
一方、敷きモルタル工法は、モルタルを敷設路盤上に敷きならし、その上にコンクリート製のインターロッキングや平板ブロックを置いてプラスチックハンマーなどで加圧して貼り付けていく工法である。 敷きモルタル工法では、敷き材層としてモルタルを使用しているため、雨水の浸透によって砂粒子の分離現象によって生じる吸出し現象を抑制し、インターロッキングや平板ブロックの支持力や、インターロッキングや平板ブロックと路盤との間の摩擦係数の低下を防ぐと共に、インターロッキングや平板ブロックと路盤との間に空洞が発生するのを防止することができる。
しかし、このような敷きモルタル工法であっても、モルタルを敷設路盤上に敷きならす工程が必要であることから工事費用が高価になると共に、インターロッキングや平板ブロックによって景観舗装された路面が損傷した場合に、補修する費用も高価になるという問題点を有している。
更に、敷き砂工法又は敷きモルタル工法のいずれの工法を採用したとしても、インターロッキングや平板ブロックを敷設する際に、インターロッキングや平板ブロックの外表面において凹凸が生じないように平滑に敷き並べるには、多大な労力を要するという問題点が存在していた。
なお、ここでは、インターロッキングや平板ブロックを使用した舗装工事を行う場合を例にとって、その技術的な問題点について説明したが、ここで説明したことは、その他のコンクリートブロックを使用した場合にもそのまま当てはまるものである。
このような問題を解決するため、特許文献1では、インターロッキングや平板ブロックに限らず、コンクリートブロック一般において、施工性を改善するとともに、コンクリートブロックの局部沈下や、ブロック間での高低による段差の発生、コンクリートブロックの滑動を防止するために、コンクリートブロックの接地面側に凹凸を設けた構成のコンクリートブロックが提案された。
特許文献1が開示するコンクリートブロックでは、コンクリートブロックを敷設地盤または路盤上に設置する際に、コンクリートブロックを地盤面または路盤面に沿って軽く摺動させることにより、地盤または路盤の表面材の一部がコンクリートブロックの凹部(又は溝部)に入り込むため、コンクリートブロックと地盤または路盤の表面材が簡単に馴染むようになり、容易にコンクリートブロックの外表面が平滑になるように敷き並べることが可能となり、コンクリートブロックの施工性を改善することができるものであった。
また、地盤または路盤の表面材に雨水が浸透したとしても、雨水はコンクリートブロックの凹部(又は溝部)に生じた空洞部を通過することができるため、表面材として残土や砂を使用した場合であっても、地盤または路盤の表面材の中に雨水が入り込んで飽和状態になることはなく、地盤または路盤の表面材がコンクリートブロックの表面側に流失(吸出し現象ともいう)しにくくなり、コンクリートブロックの局部沈下や、コンクリートブロック間に生じる段差(ズレ)を抑止することが可能となるものであった。
更に、地盤または路盤の表面材の中にコンクリートブロックの凸部(又は溝部の突起部分)が食い込んだ状態にあるため、表面材として残土や砂を使用した場合であっても、地盤または路盤とコンクリートブロックとの間の摩擦力が十分に保持され、コンクリートブロックが地盤または路盤面に沿って滑動するのを抑止することができるものであった。
特許文献1が開示するコンクリートブロックは、上述したような優れた作用効果を奏するものではあったが、このようなコンクリートブロックを使用して敷設構造物を構築したとしても、施工後には長期間にわたって局所的な荷重や偏荷重がコンクリートブロックに作用することになる。 そのため、例えば、敷きモルタル工法を採用した敷設構造物であったとしても、個々のコンクリートブロックに不等沈下が生じるという問題が依然として残されていた。
本発明は、かかる問題に鑑みなされたものであり、インターロッキングや平板ブロックに限らず、コンクリートブロック一般において、施工性を改善するとともに、施工後における各種コンクリートブロックの安定性を向上させ、更に、コンクリートブロックの接地側土壌の吸出し現象を低減した上で、長期間運用したとしてもコンクリートブロックの不等沈下を防止することができるコンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物を提供することを課題とする。
かかる問題を解決するために、本発明の第1の観点に係る発明では、接地面側に凹凸を設けたコンクリートブロックにおいて、コンクリートブロックの接地面に対向する面に上面溝部が設けられており、上面溝部は、コンクリートブロックの1の側部から他の側部にまで連通している構成のコンクリートブロックとした。
また、本発明の第2の観点に係る発明では、第1の観点に係る発明のコンクリートブロックにおいて、コンクリートブロックが、平ブロック、張りブロック、法枠ブロック、連節ブロック、積ブロック、根固ブロック、基礎ブロック、縁石用ブロック、側溝ブロック、L型擁壁ブロック、環境ブロック、カルバート、平板ブロック、インターロッキングブロックのいずれかである構成のコンクリートブロックとした。
また、本発明の第3の観点に係る発明では、第1又は第2の観点に係る発明のコンクリートブロックにおいて、コンクリートブロックの接地面側に設けた凹凸の凹部が、互いに連通した下面溝部を構成し、下面溝部の全てが、コンクリートブロックの側部にまで連通している構成のコンクリートブロックとした。
また、本発明の第4の観点に係る発明では、第1乃至第3の観点に係る発明のいずれかのコンクリートブロックにおいて、下面溝部はコンクリートブロックの接地面に沿い、少なくとも2方向に伸びて設けられている構成のコンクリートブロックとした。
また、本発明の第5の観点に係る発明では、第1乃至第4の観点に係る発明のいずれかのコンクリートブロックにおいて、上面溝部はコンクリートブロックの接地面に対向する面に沿い、少なくとも2方向に伸びて設けられている構成のコンクリートブロックとした。
更に、本発明の第6の観点に係る発明では、第1乃至第5の観点に係る発明のいずれかのコンクリートブロックを複数個隣接させて配置した敷設構造物において、隣接したコンクリートブロックの上面溝部を互いに連通させて敷設し、連通した上面溝部に連結鉄筋を挿入し、連通した上面溝部に固化材を打設した後、固化材を固化させた構成の敷設構造物とした。
上述したようなコンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物とすることにより、コンクリートブロック一般において、施工性を改善するとともに、施工後における各種コンクリートブロックの安定性を向上させ、更に、コンクリートブロックの接地側土壌の吸出し現象を低減すると共に圧密効果を促進した上で、長期間運用したとしてもコンクリートブロックの不等沈下を防止することができるコンクリートブロックおよびそれを使用した敷設構造物を提供することが可能となった。
図面に基づき、本発明の実施形態について説明する。 図1は、本発明の第1の実施例に係るコンクリートブロックの表面側、側面側、裏面側を示した図である。
図1に示すコンクリートブロック10は、本発明の1つの実施例として示すものであって、具体的には、平ブロックや張りブロックとして利用されるものであって、道路、歩道の敷設構造物として、あるいは法面保護のための敷設構造物用として使用される土木用のコンクリートブロックである。
このコンクリートブロック10の接地面側(裏面側ともいう)には、複数の凹凸が設けられている。 図1に示すコンクリートブロック10では、この複数の凹凸の凸部、すなわち突起部11は、四角錐状をなし、碁盤の目のように配置されている。 そして突起部と突起部の間は凹部を形成している。 突起部と突起部の間に形成された凹部は、互いに連通した下面溝部12を構成し、この溝部12の全ては、コンクリートブロック10の側部13にまで至っている。
図1に示すコンクリートブロック10では、コンクリートブロック10の接地面側に設けられた複数の下面溝部12は、縦横方向(コンクリートブロック10の4辺の縁に平行な方向)の2方向に伸びているが、このような構成に限定されるものではない。 また、下面溝部12の断面形状についても、特定の形状に限定されるものではない。
また、コンクリートブロック10の接地面に対向する面(表面側ともいう)には、V字状、U字状、矩形状等の上面溝部14が設けられており、上面溝部14は、コンクリートブロック10の1の側部から他の側部にまで連通している。 図1に示すコンクリートブロック10では、コンクリートブロック10の接地面側の反対側面(表面側)に設けられた複数の上面溝部14は、縦横方向(コンクリートブロック10の4辺の縁に平行な方向)の2方向に伸びているが、必ずしもこのような構成に限定されるものではない。
以上の説明では、コンクリートブロック10として、平ブロックや張りブロックの場合を例にとり説明したが、コンクリートブロック10としては、平ブロックや張りブロックに限定されるものではなく、法枠ブロック、連節ブロック、積ブロック、根固ブロック、基礎ブロック、縁石用ブロック、側溝ブロック、L型擁壁ブロック、環境ブロック、カルバート、平板ロック、インターロッキングブロック等のコンクリートブロックであっても良い。
このようなコンクリートブロック10は、通常のコンクリート、鉄筋コンクリート、発泡コンクリート、ボーラスコンクリート、その他透水性のあるコンクリートによって、凹凸部(上面、下面溝部)を含め一体的に成形したものとすることができる。
図1に示すコンクリートブロック10では、突起部11は、四角錐状をなし、碁盤の目のように配置されているとして説明したが、これに限定されるものではない。
突起部11の形状は、特に限定されるものではなく、無定形のものであってもよい。
したがって、突起部11の配置についても限定されるものではなく、ランダムな配置であっても良い。
突起部11の形状は、特に限定されるものではなく、無定形のものであってもよい。
したがって、突起部11の配置についても限定されるものではなく、ランダムな配置であっても良い。
図1に示すコンクリートブロック10では、裏面側の突起部11と突起部11の間に形成された凹部は、互いに連通した下面溝部12を構成し、この下面溝部12の全ては、コンクリートブロック10の側部13にまで至っているとして説明したが、これに限定されるものではない。
突起部と突起部の間に形成された凹部は、互いに連通した下面溝部12を構成することがより好ましいが、突起部と突起部の間に形成された凹部が、互いに連通せず、独立して存在するものであっても良い。 この場合、凹部は溝部を構成せず、従って、溝部がコンクリートブロック10の側部13にまで至ることもない。
突起部と突起部の間に形成された凹部は、互いに連通した下面溝部12を構成することがより好ましいが、突起部と突起部の間に形成された凹部が、互いに連通せず、独立して存在するものであっても良い。 この場合、凹部は溝部を構成せず、従って、溝部がコンクリートブロック10の側部13にまで至ることもない。
次に、本発明の別の実施形態について説明する。 図2は、本発明の第2の実施例に係るコンクリートブロックの表面側、側面側、裏面側を示した図である。
図2に示すコンクリートブロック20は、本発明の別の実施例として示すものであって、張りブロック等として利用されるものであって、種々の敷設構造物用として使用される土木用のコンクリートブロックである。
図2に示すコンクリートブロック20は、図1に示すコンクリートブロック10とは、ブロックの外形形状や、裏面側に設けられた突起部21や下面溝部22の形状は異なるものの、突起部21、下面溝部22、上面溝部14が設けられていることには変わりがない。 したがって、図2に示すコンクリートブロック20について特に説明の無い事項は、図1に示すコンクリートブロック10と同様とする。
なお、コンクリートブロック20の角部には面取り部を設け、この面取り部にコンクリートブロック20をハンドリングする際に使用する鉄製フック等を設けるようにしても良い。
なお、コンクリートブロック20の角部には面取り部を設け、この面取り部にコンクリートブロック20をハンドリングする際に使用する鉄製フック等を設けるようにしても良い。
以上説明したような構成のコンクリートブロック10、20を敷設構造物用として使用することにより、コンクリートブロック10、20を敷設地盤または路盤上に設置する際に、コンクリートブロックを地盤面または路盤面に沿って軽く摺動させることにより、地盤または路盤の表面材の一部がコンクリートブロック10、20の凹部(又は下面溝部12、22)に入り込む。
この結果、コンクリートブロック10、20と地盤または路盤の表面材が簡単に馴染むようになり、容易にコンクリートブロック10、20の外表面が平滑になるように敷き並べることが可能となる。
すなわち、コンクリートブロック10、20の施工性を大幅に改善することができる。
この結果、コンクリートブロック10、20と地盤または路盤の表面材が簡単に馴染むようになり、容易にコンクリートブロック10、20の外表面が平滑になるように敷き並べることが可能となる。
すなわち、コンクリートブロック10、20の施工性を大幅に改善することができる。
また、以上説明したような構成のコンクリートブロック10、20を敷設構造物用として使用することにより、隣り合うコンクリートブロック10、20間の隙間や、コンクリートブロック10、20の中を通って雨水が地盤または路盤の表面材に浸透したとしても、浸透した雨水はコンクリートブロック10の凹部(又は溝部)に生じた空洞部を通過(あるいは空洞部に滞留)することができるため、表面材として残土や砂を使用した場合であっても、地盤または路盤の表面材の中に雨水が入り込んで飽和状態になることはなく、地盤または路盤の表面材がコンクリートブロック10、20の表面側に流失(吸出し現象ともいう)しにくくなる。
したがって、コンクリートブロック10、20の局部沈下や、コンクリートブロック10、20間に生じる段差(ズレ)を抑止することが可能となる。
したがって、コンクリートブロック10、20の局部沈下や、コンクリートブロック10、20間に生じる段差(ズレ)を抑止することが可能となる。
更に、以上説明したような構成のコンクリートブロック10、20を敷設構造物用として使用することにより、地盤または路盤の表面材の中にコンクリートブロック10の凸部(又は溝部12、22の突起部分)が食い込んだ状態にあるため、表面材として残土や砂を使用した場合であっても、地盤または路盤とコンクリートブロック10、20との間の摩擦力が十分に保持される。
したがって、コンクリートブロック10が地盤または路盤面に沿って滑動するのを抑止することができる。 地盤または路盤面が斜面である場合、特にこの効果は顕著なものとなる。
したがって、コンクリートブロック10が地盤または路盤面に沿って滑動するのを抑止することができる。 地盤または路盤面が斜面である場合、特にこの効果は顕著なものとなる。
次に、コンクリートブロック20を敷設構造物用として使用する場合を例にとり、敷設構造物の構築手順について説明する。
図3は、本発明の第2の実施例に係るコンクリートブロック20を例にとり、これを使用した敷設構造物の平面図(表面側)を示した図である。
図3は、本発明の第2の実施例に係るコンクリートブロック20を例にとり、これを使用した敷設構造物の平面図(表面側)を示した図である。
コンクリートブロック20を敷設する際に、敷設構造物を構築する領域の地盤または路盤面を平坦に整地し、転圧した路盤上に砂を敷きならし、締め固めた上に、あるいは平坦に整地した地盤または砕石等路盤上に複数のコンクリートブロック20を互いに隣接させて平坦に敷き並べる。
このとき、隣接したコンクリートブロック20の上面溝部24が互いに連通するようにしてコンクリートブロック20を敷設する。 複数のコンクリートブロック20を平坦に敷設したあと、連通した上面溝部24の中に連結鉄筋25を挿入する。 このとき、上面溝部24が交差する位置においては、連結鉄筋25も互いに交差することになり、連結鉄筋25の交差部において、針金等を使用して2本の連結鉄筋25を結束するようにしても良い。
コンクリートブロック20の上面溝部24に連結鉄筋25を挿入した後、上面溝部24にコンクリートやモルタルのような固化材26を打設し、これを固化することにより、複数のコンクリートブロック20を一体化することが可能となる。
このようにして一体化された複数のコンクリートブロック20からなる敷設構造物は、長期間にわたる運用期間中に局所的な荷重や偏荷重がコンクリートブロック20に作用したとしても、不等沈下を生じることがなく、その結果、敷設構造物が変形したり、部分的に破壊したりするという問題が生じるのを防止することができる。
なお、ここでは、コンクリートブロック20を使用して敷設構造物を構築する方法について説明してきたが、コンクリートブロック10を使用して敷設構造物を構築する場合にも同様な手順で連結鉄筋15と固化材16を使用して構築することができ、同様な効果を奏することが可能である。
10、20 コンクリートブロック
11、21 突起部
12、22 下面溝部
13、23 側部
14、24 上面溝部
15、25 連結鉄筋
16、26 固化材
11、21 突起部
12、22 下面溝部
13、23 側部
14、24 上面溝部
15、25 連結鉄筋
16、26 固化材
Claims (6)
- 接地面側に凹凸を設けたコンクリートブロックにおいて、
当該コンクリートブロックの接地面に対向する面に上面溝部が設けられており、
当該上面溝部は、当該コンクリートブロックの1の側部から他の側部にまで連通していることを特徴とするコンクリートブロック。 - 請求項1に記載のコンクリートブロックにおいて、当該コンクリートブロックが、平ブロック、張りブロック、法枠ブロック、連節ブロック、積ブロック、根固ブロック、基礎ブロック、縁石用ブロック、側溝ブロック、L型擁壁ブロック、環境ブロック、カルバート、平板ブロック、インターロッキングブロックのいずれかであることを特徴とするコンクリートブロック。
- 請求項1または2に記載のコンクリートブロックにおいて、
コンクリートブロックの接地面側に設けた前記凹凸の凹部が、互いに連通した下面溝部を構成し、当該下面溝部の全てが、コンクリートブロックの側部にまで連通していることを特徴とするコンクリートブロック。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のコンクリートブロックにおいて、
前記下面溝部は前記コンクリートブロックの接地面に沿い、少なくとも2方向に伸びて設けられていることを特徴とするコンクリートブロック。 - 請求項1乃至4のいずれかに記載のコンクリートブロックにおいて、
前記上面溝部は前記コンクリートブロックの接地面に対向する面に沿い、少なくとも2方向に伸びて設けられていることを特徴とするコンクリートブロック。 - 請求項1乃至5のいずれかに記載のコンクリートブロックを複数個隣接させて配置した敷設構造物において、
隣接したコンクリートブロックの上面溝部を互いに連通させて敷設し、
当該連通した上面溝部に連結鉄筋を挿入し、
当該連通した上面溝部に固化材を打設した後、固化材を固化させたことを特徴とする敷設構造物。
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Cited By (2)
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---|---|---|---|---|
CN111564810A (zh) * | 2020-04-02 | 2020-08-21 | 山东海盛海洋工程集团有限公司 | 一种海上联锁排的铺设流程 |
CN114032841A (zh) * | 2021-10-14 | 2022-02-11 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 混凝土联锁排与水泥土组合的海上风电基础防冲刷结构 |
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- 2017-01-18 JP JP2017006952A patent/JP2018115475A/ja active Pending
Cited By (3)
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CN114032841B (zh) * | 2021-10-14 | 2022-12-30 | 上海勘测设计研究院有限公司 | 混凝土联锁排与水泥土组合的海上风电基础防冲刷结构 |
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