JPH07107250B2 - 舗装路の補修方法 - Google Patents

舗装路の補修方法

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JPH07107250B2
JPH07107250B2 JP3207011A JP20701191A JPH07107250B2 JP H07107250 B2 JPH07107250 B2 JP H07107250B2 JP 3207011 A JP3207011 A JP 3207011A JP 20701191 A JP20701191 A JP 20701191A JP H07107250 B2 JPH07107250 B2 JP H07107250B2
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JP
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roadbed
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road
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廣 大澤
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日本サミコン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルファルト舗装路,コ
ンクリート舗装路等の既設の舗装路に用いる舗装路の補
修方法に関し、特にコンクリート舗装版を用いた舗装路
の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年既設の舗装路の補修には施工性に優
れ、耐磨耗性を有するコンクリート舗装版が用いられ、
例えば短い交通規制期間内での施工を必要とするトンネ
ル内などの舗装路の補修には、工期の短縮が可能なプレ
キャストコンクリート舗装版の使用が一般化している。
この方法を既設のコンクリート舗装版からなる路面を用
いて説明すると、まず路面をなす既設のコンクリート舗
装版を取り壊し、この路面下部の路盤を一定厚で掘り起
こし、この掘り起こした路床に再度路盤層となる路盤材
を敷き均すとともに締め固め、この場合前記路盤材は上
記掘り起こしたものを敷き均したり、あるいはあらたに
供給したものを敷き均したりして形成し、その敷き均し
た路盤層に防水シートを敷設し、高さ調整用のボルトを
介してコンクリート舗装版を敷設し、このコンクリート
舗装版の高さ調整後、路盤層とコンクリート舗装版との
間にグラウト材等の充填材を充填する。そしてこのよう
にして、図5に示すように掘り返した路床1上に路盤層
2と防水シート3と充填材4とコンクリート舗装版5か
らなる補修工事を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の方法では、
路面となるコンクリート舗装版5から伝えられる荷重を
一様に路床1に伝えるために、必ず路盤層2は十分な転
厚により締め固めかつ平滑に仕上げる必要がある。ま
た、路盤層2内の余剰水分の凍結およびこの水分の融解
によるコンクリート舗装版5の破損を防止するために、
コンクリート舗装版5と路盤層2との間に防水シート3
を設けてはいるものの、寒冷地においては前記凍結およ
び融解によるコンクリート舗装版5の破損を完全に防止
することが難しかった。そして、このようなコンクリー
ト舗装版5による補修工事は路面にコンクリート舗装版
5を敷設することにより短期間で施工することを可能と
するが、十分な締め固めと平滑に敷き均すという手間の
かかる作業を要することや、施工期間が冬期間の場合に
は、コンクリート舗装版5と路盤層2の間の充填材4の
養生が必要となるなど、工事に伴う道路規制等の期間を
短縮することが困難であった。
【0004】そこで本発明は施工が容易であるとともに
工期の短縮が可能で、路盤凍結による路面の破損を防止
することができる舗装路の補修方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は補修すべき既設
の路面を掘削するとともにこの路面下部の路盤を一定厚
で掘削した路床面に、発泡スチロール部と一体に形成し
たコンクリート舗装版を敷設するものである。
【0006】
【作用】敷き均しおよび締め固めを必要とする路盤層の
代わりに発泡スチロール層を設けることにより、敷き均
しおよび締め固めの作業が軽減され、また発泡スチロー
ル層の断熱効果により、土中水の凍結および融解による
コンクリート舗装版の破損が防止される。
【0007】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面を参照して説
明する。図1ないし図3は本発明の第1実施例であり、
掘り起こされた路床11上に高さ調整材の砂13を敷き、こ
の上に、たとえば厚さ30cm程度の発泡スチロール部
たる発泡スチロール層14と一体化となった厚さ25cm
程度のコンクリート舗装版15を工場で予め形成したもの
を敷設する。前記発泡スチロール層14は前記コンクリー
ト舗装版15と同形の発泡スチロールブロック、あるいは
複数の単位発泡スチロールブロックより構成される。
【0008】次に上記発泡スチロール層14とコンクリー
ト舗装版15とを備えた舗装路の補修方法について説明す
る。先ず、図2に示すように既設の例えばコンクリート
舗装版を用いた舗装路をブレーカー等を用いて路面Aと
この路面A下部の路盤Bとを一定厚で掘り起こし、掘り
起こした路面と路盤はダンプ等により搬出する。この場
合、この掘り起こされた路床11面はその表面を均すよう
に施工すればよい。次に、図3に示すように路床11の上
に高さ調整用の砂13を敷き、この上からラフタークレー
ン等を用いて、発泡スチロール層14と一体化したコンク
リート舗装版15を敷設する。そして、このようにして路
面をなすコンクリート舗装版15の下に発泡スチロール層
14を設けた舗装路の補修構造が得られる。
【0009】このように本実施例においては既設の路面
Aを掘り返すとともにこの路面Aの下部の路盤Bを一定
厚で掘り返した路床11面に、発泡スチロール層14と一体
化となったコンクリート舗装版15を敷設するものである
から、従来のように掘り起こした路床1に路盤材を敷き
均しかつ転圧して締め固めるという時間のかかる工程を
必要とせず、掘り返した路床11に路盤材の代わりに発泡
スチロール層14を敷設するだけでよく、工期の短縮が可
能となる。また、発泡スチロール14とコンクリート舗装
版15は、一体化で予め工場で製作されるので、コンクリ
ート舗装版15から伝わる荷重を均一に路床11へ伝えて車
輌等の輪荷重に強い安定した舗装路構造が容易に得られ
る。また、路床11面に直接高さ調整材の砂13を敷設する
ことにより、路床11面の仕上げは従来の路盤層2の敷き
均し締め固め作業に比べて大幅に簡略化することができ
る。そして、このように従来の敷き均し締め固めを必要
とする路盤層2の構造を、発泡スチロール層14に変える
ことによって、従来の工法に比べてほぼ3割程度の工期
短縮が可能となる。さらにまた、コンクリート舗装版15
の下に発泡スチロール層14を設けることによってその発
泡スチロールの断熱効果により下部の路床中水分の凍結
も防止され、かつ従来の水分を含む路盤層2に比べ発泡
スチロール層14は水分を含まないから、冬期の土中水分
凍結および融解によるコンクリート舗装版15の破損を防
止することができる。
【0010】また、実施例上の効果として、本発明は路
面をなすコンクリート舗装版15と、このコンクリート舗
装版15の下部に設ける発泡スチロール層14とを備えたも
のであるから、舗装路の補修工事の施工が容易になると
ともに工期の短縮が可能となり、かつ発泡スチロール層
14の断熱効果により土中の凍結水によるコンクリート舗
装版15の破損を防止することができる。また、モルタル
やセメント系の充填材4等を使用しないので冬期間でも
施工が容易に行うことができる。
【0011】図4は本発明の第2実施例を示し、上記第
1実施例と同一部分に同一符号を付しその詳細な説明を
省略して詳述すると、この例では、掘り起こした路床11
A面は均し作業を行わずにほぼ掘り起こしたままの状態
で、この多少の凹凸を有する路床11A面上に、前記発泡
スチロール層14より比較的密度が疎い下部発泡スチロー
ル層12を設けたものを示しており、このように路床11A
が多少凹凸があっても発泡スチロール層12の下面がその
凹凸形状に合わされて、下部発泡スチロール層14の下面
がフラットな状態の施工を行うことができる。
【0012】このように本実施例においては既設の路面
Aを掘り返すとともにこの路面Aの下部の路盤Bを一定
厚で掘り返した路床11A面に、発泡スチロール層14とコ
ンクリート舗装版15を敷設するものであるから、舗装路
の補修工事の施工が容易になるとともに工期の短縮が可
能となり、かつ発泡スチロール層14の断熱効果により土
中の凍結水によるコンクリート舗装版15の破損を防止す
ることができ、また発泡スチロール層12下面により路床
11A面の多少の凹凸を吸収することができる。
【0013】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えばコンクリート舗装版15および発
泡スチロール層12,14を構成する単位発泡スチロールブ
ロックの大きさ、寸法形状、厚さ等は適宜選定可能であ
る。また発泡スチロール層12,14は単位発泡スチロール
ブロックを二層あるいは三層以上に積み重ねて構成して
もよい。
【0014】
【発明の効果】本発明は補修すべき既設の路面を掘削す
るとともにこの路面下部の路盤を一定厚で掘削した路床
面に、発泡スチロール部と一体に形成したコンクリート
舗装版を敷設するものであるから、施工が容易であると
ともに、冬期間でも施工が可能で工期の短縮が可能とな
り、路盤凍結による路面の破損を防止することができる
舗装路の補修方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す工程を説明する断面
図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す工程を説明する断面
図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
11,11A 路床 14 発泡スチロール層(発砲スチロール部) 15 コンクリート舗装版 A 路面 B 路盤

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 補修すべき既設の路面を掘削するととも
    にこの路面下部の路盤を一定厚で掘削した路床面に、発
    泡スチロール部と一体に形成したコンクリート舗装版を
    敷設することを特徴とする舗装路の補修方法。
JP3207011A 1991-08-19 1991-08-19 舗装路の補修方法 Expired - Fee Related JPH07107250B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002194705A (ja) * 2000-12-26 2002-07-10 Ando Corp プレキャストコンクリート版の連続布設方法

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JPH02147706A (ja) * 1988-11-29 1990-06-06 Toda Constr Co Ltd 軽量人工路盤材料

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