JP2012026145A - 水兼道路の施工方法及び水兼道路用サイドブロック - Google Patents

水兼道路の施工方法及び水兼道路用サイドブロック Download PDF

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忠美 徳永
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Abstract

【課題】型枠の形成、コンクリートの打設をする必要がなく、労力と時間を要しない水兼道路の施工方法及びこの施工方法に使用するサイドブロックを提供する。
【解決手段】水兼道路の道路面1の両側に道路に沿って縦壁5と縦壁5の底部から縦壁5に対して直角且つ水平に延びる水平段部6とでL形に形成されたサイドブロック2,3を連続して配置し、サイドブロック2,3の端面どうしを接続固定して水兼道路の側壁を形成し、道路面1とサイドブロック2,3の水平段部6とをコンクリートで一体化する。サイドブロックには、水平段部に縦壁に対して直角且つ水平に外側に延びる鉄筋を設けてもよい。
【選択図】図1

Description

本発明は、道路と排水路を兼ねた水兼道路の施工方法及び水兼道路の側壁に使用する水兼道路用サイドブロックに関する。
通常の道路は、道路の両側に側溝を埋めて排水する構造となっている(特許文献1、2、3参照)。
通常の道路と異なる水兼道路は、通常は農道や林道などの道路として使われるが、降雨の際には水路としての機能を持つ道路として知られている。従来の水兼道路は、図6に示すように、道路面10の両側にはコンクリートで道路10と側壁11が一体に形成されている。
従来の水兼道路の施工は、道路61の両側にコンクリートで側壁62を形成するために生コンを流し込む型枠を設け、型枠内に生コンを流し込み、生コンが固化した後、型枠を外して側壁61を形成している(非特許文献1参照)。
特開2009−270325号公報 特開2007−247402号公報 特開2003−268861号公報
土地改良事業計画設計基準 設計「農道」基準書技術書、図−7,8.10(平成17年3月 農林水産省農村振興局整備部設計課監修、社団法人農業土木学会発行)
従来の水兼道路の施工では、道路の両側に型枠により側壁を形成するため、型枠を搬入したり、型枠を組み立てたり、型枠内にコンクリートを打設したりする作業が必要となるだけでなく、コンクリートの養生により固化するのに時間が必要であり、固化した後に型枠を除去し、撤去する作業も必要となる。そのため、側壁の形成に多くの労力と時間を要するという問題がある。
そこで、本発明は、型枠の形成、コンクリートの打設をする必要がなく、労力と時間を要しない水兼道路の施工方法及びこの施工方法に使用するサイドブロックを提供するものである。
請求項1の水兼道路の施工方法は、水兼道路の道路面の両側に道路に沿って縦壁と縦壁の底部から縦壁に対して直角且つ水平に延びる水平段部とでL形に形成されたサイドブロックを連続して配置し、サイドブロックの端面どうしを接続固定して水兼道路の側壁を形成し、道路面とサイドブロックの水平段部とをコンクリートで一体化することを特徴とする。
請求項2の水兼道路の施工方法は、請求項1において、前記サイドブロックの水平段部に設けられている、縦壁に対して直角且つ水平に外側に延びる鉄筋を道路面とコンクリートで一体化することを特徴とする。
請求項3の水兼道路用サイドブロックは、長尺の縦壁と縦壁の底部から縦壁に対して直角且つ水平に延びる水平段部とでL形に形成され、サイドブロックの縦壁の一方の端面に円弧状の凸条が上下方向に形成され、他方の端部に凸条と同じ曲率の凹溝が形成され、サイドブロックを並べた際に、隣り合う前後のサイドブロックの凸条と凹溝の係合部が屈曲可能であることを特徴とする。
請求項4の水兼道路用サイドブロックは、水平段部に道路側に延びる鉄筋が設けられていることを特徴とする。
本発明は、サイドブロックを連続して並べることで側壁が形成でき、従来の型枠を用いるコンクリート打ちの施工方法に比べて、型枠の設置・コンクリートの養生期間を省くことができるので、施工期間の短縮及び経費の削減が可能となり、労力と時間をかけないで水兼道路を施工することができる。
本発明のサイドブロックは、縦壁の端部に設けた凸条とこれと同じ曲率の凹溝で屈曲可能に係合できるので、道路のカーブに沿って並べることができる。
本発明のサイドブロックは、水平段部に縦壁に対して直角且つ水平に外側に延びる鉄筋が埋め込まれているので、路面と強固に一体化することが可能となる。
本発明のサイドブロックは、擁壁上部にブロックを設置した場合に、車両等の接触によるブロックの転倒防止のため底版部に鉄筋を露出させ、コンクリート舗装との定着をより強固に出来る。
本発明のサイドブロックは、側壁側の路肩を埋め戻す場合は、水平段部により、サイドブロックの転倒の可能性が低いため、サイドブロックの単体形状がシンプルになり施工性及び経済性を高めることができる。
図1は本発明による水兼道路の縦断面図である。 (a)は本発明のサイドブロックの平面図、(b)は同側面図である。 図2に示すサイドブロックの斜視図である。 図2及び図3に示すサイドブロックを道路に沿って配置した状態の一部を示す図である。 本発明のサイドブロックの別実施例を示す平面図である。 従来のコンクリート打ちの水兼道路の縦断面図である。
本発明の実施例について、図面を参照しながら説明する。
図1において、道路は、基礎地盤の上に敷設された路盤の上にコンクリートの舗装材により道路面1が形成される。路盤の両側には、サイドブロック2,3が道路に沿うように連結されて配置され、道路面1のコンクリートで一体に固定される。
サイドブロック2は、図1に示す例では、山側に図2,3に示す鉄筋なしのブロック2が配置され、谷側に図4に示す鉄筋4の入ったサイドブロック3を配置して道路面との定着を強固にできる。
道路面1とサイドブロック2,3とにより断面凹形の流路が形成されて、降雨の際には水が流れる水路が形成される。ブロックを設置することで、雨水の流下による路肩の侵食を防止することもできる。
図2,3に示すサイドブロック2,3は、長尺の縦壁5と縦壁5の底部から水平に延びる水平段部6とでL形に一体に形成されている。縦壁5の高さを変化させることで、道路の路側部に脱輪防止として使用することができる。また、縦壁の高さは、道路面の排水量に応じて選択できる。
サイドブロック2,3の水平段部6により道路面1のコンクリートとのズレが防止されて道路面と一体になって固定される。図2では水平段部6は1段であるが、図4に示すサイドブロック3のように複数段にしてもよい。複数段とすることにより道路面1と強固に一体化することが可能となる。
また、図4に示すサイドブロック3では、水平段部に縦壁に対して直角且つ水平に延びる複数本の鉄筋4が埋め込まれている。鉄筋を設けることにより路面と強固に一体化することが可能となる。また、水平段部6に鉄筋4を設けることにより、コンクリート舗装との定着をより強固にできるので、擁壁上部にブロックを設置した場合に、車両等の接触によるサイドブロック2,3の転倒を防止することができる。
サイドブロック2,3の縦壁5の一方の端面には、円弧状の凸条7が上下方向に形成され、他方の端面には凸条7と同じ曲率の凹溝8が上下方向に形成されている。サイドブロック2,3を並べた際に、隣り合う前後のサイドブロック2,3の凸条7に対向する凹溝8が係合する。縦壁5の側面に有する円弧状の凸条7と凹溝8により、ブロックの前後へのズレ防止となる。
また、凸条7と凹溝8が同じ曲率に形成されているので、係合部9で屈曲可能に配置できる。係合部9が屈曲可能であるから、道路のカーブに合わせてサイドブロック2,3の係合部9を屈曲させて並べることができる。
1:道路面
2:サイドブロック
3:サイドブロック
4:鉄筋
5:縦壁
6:水平段部
7:凸条
8:凹溝
9:係合部
10:道路面
11:側壁

Claims (4)

  1. 水兼道路の道路面の両側に道路に沿って縦壁と縦壁の底部から縦壁に対して直角且つ水平に延びる水平段部とでL形に形成されたサイドブロックを連続して配置し、サイドブロックの端面どうしを接続固定して水兼道路の側壁を形成し、道路面とサイドブロックの水平段部とをコンクリートで一体化することを特徴とする水兼道路の施工方法。
  2. 前記サイドブロックの水平段部に設けられている、縦壁に対して直角且つ水平に外側に延びる鉄筋を道路面とコンクリートで一体化することを特徴とする請求項1に記載の道路の施工方法。
  3. 長尺の縦壁と縦壁の底部から縦壁に対して直角且つ水平に延びる水平段部とでL形に形成され、サイドブロックの縦壁の一方の端面に円弧状の凸条が上下方向に形成され、他方の端部に凸条と同じ曲率の凹溝が形成され、サイドブロックを並べた際に、隣り合う前後のサイドブロックの凸条と凹溝の係合部が屈曲可能であることを特徴とする水兼道路用サイドブロック。
  4. 水平段部に道路側に延びる鉄筋が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の水兼道路用サイドブロック。
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