JP2005089059A - 物品移載装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】棚に複数の物品が収容されている場合であっても、棚内の物品を取り出す際に、棚内の物品と物品移載装置との衝突を防止することができる物品移載装置の提供にある。
【解決手段】軌道上を走行する軌道走行体と前記軌道に沿って備えられる棚12との間で物品Wを移載させる物品移載装置であって、前記棚12は複数の物品Wを前記軌道に沿って収容可能とし、前記棚12に向けて進退自在の物品把持手段が軌道走行体に備えられ、前記棚12内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品Wの有無を確認する対物感知センサ26、26が、前記物品把持手段に備えられたことを特徴とする
【選択図】 図2

Description

この発明は、物品移載装置に関し、特に、軌道上を走行する軌道走行体と前記軌道に沿って備えられる棚との間で物品を移載させる物品移載装置に関する。
従来、工場や倉庫等において物品の保管スペースを低減又は有効に活用するために、自動倉庫が用いられることがある。
こうした自動倉庫にはスタッカクレーンが備えられており、このスタッカクレーンにより物品の入出庫が行われていた。
例えば、図7に示されるスタッカクレーン50は、床面の走行用レール51及び天井の走行用レール52に沿って前後方向に移動する走行台車53を備えているほか、走行台車53に立設された一対のマスト54、54に沿って上下方向に移動するキャリッジ55を備えている。
そして、このキャリッジ55には、図8に示される棚57へ向けて進退自在のスライドフォーク56が備えられているが、このスライドフォーク56は物品移載装置として棚57とキャリッジ55との間で物品Wを移載することができるものとなっている。
そして、図8に示されるように、スタッカクレーン50の両側には、多段状の棚57が夫々配設されており、所定のサイズの物品Wをこれらの棚57に収容することができるものとなっている。
物品Wが収容される棚57は、立設された支柱58と、支柱58間において平行に架設された一対の棚部59、59とにより区画され、一対の棚部59、59により形成される間隙Lは進退するスライドフォーク56と一対の棚部59、59の干渉を回避するためのものある。
ところで、軌道上を走行するスタッカクレーン50では、エンコーダ等により軌道上におけるスタッカクレーン50の位置が正確に認識されているが、スタッカクレーン50とレール51、52の滑りにより、本来、スタッカクレーン50が停止すべき位置から僅かに外れて停止することがある。
このため、棚57に対して物品Wをスライドフォーク56により出し入れする場合、棚57に対してスタッカクレーン50が適切な位置に停止されているか確認する必要がある。
ここでは、キャリッジ55に備えられた支柱感知センサ60により、スタッカクレーン50に臨む特定の支柱58を感知することにより、棚57に対するスタッカクレーン50の位置が確認されるとしている。
そして、支柱感知センサ60が支柱58を感知した場合には、スタッカクレーン50が、スライドフォーク56を作動させることが可能な位置にあるとし、一方、支柱感知センサ60が支柱58を感知しない場合には、スタッカクレーン50が棚57に対して不適切な位置にあるとして、スライドフォーク56を作動させないようにしている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開平5−97207号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、上記の物品移載装置では、単に支柱感知センサ60が棚57の支柱58の位置を感知することに止まるから、複数の物品Wが並べて収容されている棚の場合では、棚内の物品Wを取り出す際に、棚内の物品Wと物品移載装置が衝突しないように配慮する必要がある。
また、従来の物品移載装置は、棚内の物品Wの有無を直接的に確認することができず、棚57における支柱58間の距離を一定にした上で物品Wのサイズを統一させる等、棚57及び物品Wを特定の構造としなくてはならないという制限が存在した。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、棚に複数の物品が収容されている場合であっても、棚内の物品を取り出す際に、棚内の物品と物品移載装置との衝突を防止することができる物品移載装置の提供にある。
上記課題を達成するため、請求項1記載の発明は、軌道上を走行する軌道走行体と前記軌道に沿って備えられる棚との間で物品を移載させる物品移載装置であって、前記棚は複数の物品を前記軌道に沿って収容可能とし、前記棚に向けて進退自在の物品把持手段が軌道走行体に備えられ、前記棚内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品の有無を確認する対物感知センサが、前記物品把持手段に備えられたことを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、物品把持手段が棚内に前進する前に、対物感知センサが棚内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品の有無を確認する。
棚内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品が確認される場合には、物品把持手段を作動させないようにし、また、棚内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品が確認されない場合には、物品把持手段を作動させる。
従って、棚に複数の物品が収容されている場合であっても、対物感知センサが棚内へ向かう物品把持手段の進行方向における物品の有無を確認することができ、棚内の物品を取り出す際に、棚内の物品と物品移載装置との衝突を防止することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の物品移載装置において、前記物品把持手段は開閉自在の一対のクランプアームであることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、物品把持手段が開閉自在の一対のクランプアームであることから、棚に複数の物品が収容されている場合でも、クランプアームが移載すべき物品を選択的に把持し、物品の移載が実施される。
また、クランプアームが棚内に前進する前に、対物感知センサが棚内へ向かう物品把持手段の進行方向における物品の有無を確認でき、棚内の物品とクランプアームとの衝突を確実に防止することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の物品移載装置において、前記対物感知センサの感知範囲は、各クランプアームの幅に対応していることを特徴する。
請求項3記載の発明によれば、前記対物感知センサの感知範囲が、各クランプアームの幅に対応しているから、設定された感知範囲に存在する物品を対物感知センサが感知することで、棚内へ向かう物品把持手段の進行方向における物品の有無を確認することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項記載の物品移載装置において、前記対物感知センサは、前記軌道走行体が停止され、かつ、前記物品把持手段が拡開された状態で作動することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、対物感知センサは、物品把持手段が棚内へむけて前進する前に軌道走行体が停止され、かつ、物品把持手段が拡開された状態で作動するから、物品把持手段が棚内へむけて前進する直前に、棚内へ向かう物品把持手段の進行方向おける物品の有無を確認することができる。
本発明によれば、棚に複数の物品が収容されている場合であっても、棚内の物品を取り出す際に、棚内の物品と物品移載装置との衝突を防止することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明の実施形態に係る物品移載装置10について図1〜図4に基づき説明する。
本実施形態の物品移載装置10は、自動倉庫11における軌道走行体としてのスタッカクレーン15と物品Wを収容する棚12との間で物品Wを移動させるためのものである。
図1及び図2に示される自動倉庫11は、軌道上を往復走行するスタッカクレーン15と、スタッカクレーン15の軌道の両側において設置されている多段状の棚12を備えている。
この実施形態の棚12は、所定の間隔を以って配設される支柱13と、支柱13に水平に設けられた多数の棚部14を備えている。
この棚部14の上に物品Wを載置することができるように、棚部14は長方形の板状のものとなっている。
また、棚部14の長手方向がスタッカクレーン15の軌道に沿うものとなっており、このため、棚部14に複数の物品Wを収容する場合、棚部14上において各物品Wが軌道に沿うように並んだ状態となる。
次に、軌道走行体としてのスタッカクレーン15について説明する。
スタッカクレーン15は、棚12に対する物品Wの入出庫等を図るものであり、床面に敷設されている走行用レール16と天井側に設置されている走行用レール17により構成される軌道に対して往復走行自在となっている。
スタッカクレーン15は、走行台車18、マスト19、キャリッジ20、クランプアーム21等から主に構成されている。
さらに詳述すると、図2に示されるように、走行台車18には一対のマスト19、19が前後に立設されており、両マスト19、19間において昇降自在のキャリッジ20が備えられている。
マスト19、19の頂部は案内体22により互いに連結されており、この案内体22は天井側の走行用レール17に案内されるものとなっている。
また、走行台車18には、床面の走行用レール16に対して転動する車輪23を前後に備えているほか、走行台車18を走行用レール16上において往復走行させるための走行用モータ24と、キャリッジ20を昇降させるための昇降用モータ(図示せず)と、スタッカクレーン15側の機器を制御する制御盤25が備えられている。
一方、マスト19、19に対して昇降自在のキャリッジ20には、物品把持手段としての一対のクランプアーム21、21が、棚12内へ向けて進退自在に備えられている。
この実施形態の一対のクランプアーム21、21は、スタッカクレーン15の両側の棚12に対して進退自在となっている。
この一対のクランプアーム21、21は、後述する対物感知センサ26と共に物品移載装置10を構成するものであり、スタッカクレーン15と棚12との間で物品Wの移載を実現するものとなっている。
一対のクランプアーム21、21は互いに開閉自在であって、両側から挟み込むようにして物品Wを把持することが可能となっているが、具体的には、一対のクランプアーム21において互いに対向する内側面により物品Wを挟持するものとなっている。
さらに、クランプアーム21、21の開度に応じて異なるサイズの物品Wを把持することができるものとなっている。
また、このクランプアーム21、21は、棚部14上の物品Wを把持してキャリッジ20に取り込み、あるいは、キャリッジ20に取り込まれている物品Wを把持して空いている棚部14へ収容することができるものとなっている。
こうしたクランプアーム21、21の開閉及び進退は、図示しない駆動源と開閉機構及び進退機構により実現されている。
そして、クランプアーム21、21の先端には、対物感知センサ26が夫々備えられている。
次に、対物感知センサ26について説明する。
対物感知センサ26は、その感知範囲Sに物品Wが存在するとき、物品Wの存在を示す信号を発するものである。
この実施形態ではスタッカクレーン15の両側に設置されている棚12に対してクランプアーム21、21が進退自在であることから、一対のクランプアーム21、21において合計4個の対物感知センサ26が備えられることになる。
この実施形態の対物感知センサ26は、非接触式センサである拡散反射型センサを採用している。
そして、各クランプアーム21、21の先端に備えられる対物感知センサ26は、クランプアーム21、21の進行方向に対物感知センサ26の感知範囲Sを設定することが可能となっている。
この対物感知センサ26の感知範囲Sは、例えば、図3に示されるように、クランプアーム21、21の幅に対応し、対物感知センサ26からクランプアーム21の進行方向への一定の距離に対応するものとなっている。
従って、対物感知センサ26から物品検出のための光線が発射されるが、感知範囲Sに物品Wが存在する場合には、物品Wにより反射される光線を対物感知センサ26が感知し、感知範囲Sにおいて物品Wの存在を認識するものとなっている。
また、この対物感知センサ26は、スタッカクレーン15が軌道上における走行を停止したとき、また、クランプアーム21、21が拡開されたときにのみ作動するように制御されている。
従って、クランプアーム21、21が特定の棚部14の物品Wと対峙したとき、クランプアーム21、21が棚12内に前進する前に、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向において物品Wの有無を確認することが可能となっている。
次に、この実施形態の物品移載装置10の作用について図3及び図4に基づいて説明する。
まず、棚12から取り出すべき物品Wの位置情報が制御盤25に伝達され、物品Wの位置情報に基づき、スタッカクレーン15が軌道上を走行するほか、キャリッジ20が上昇あるいは昇降する。
そして、特定の棚部14において把持すべき物品Wとキャリッジ20が対峙した時点で、スタッカレーン15の走行及びキャリッジ20の昇降が停止される。
このとき、クランプアーム21、21は物品Wの寸法(軌道と平行な面の長さ)に応じて拡開された状態にある。
次に、棚部14に臨む各対物感知センサ26が作動され、把持すべき物品Wが収容されている棚12内にて、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向における物品Wの有無が確認される。
図3のように、対物感知センサ26、26が反応を示さない場合は、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向において物品Wが存在しないことを確認したことになる。
つまり、図3に示される対物感知センサ26、26が感知可能な感知範囲Sに物品Wが存在しない状態にある。
この場合、クランプアーム21、21が棚12内へ向けて前進し、物品Wを両側から挟み込むようにクランプアーム21、21が棚部14上の物品Wを把持する。
そして、物品Wを把持しているクランプアーム21、21は後退され、物品Wがキャリッジ20に取り込まれる。
一方、図4のように、対物感知センサ26、26の少なくとも一方が反応する場合は、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向において物品Wが存在することを確認したことになる。
つまり、対物感知センサ26が感知可能な感知範囲Sに物品Wが存在する状態にある。
この場合、対物感知センサ26が発する信号が制御盤25に伝達され、例えば、制御盤25を通じて棚12内の物品Wの状態が異常であることを知らせるとともに、クランプアーム21、21を棚12内への前進させないようにして、クランプアーム21、21と物品Wとの衝突が防止される。
この実施形態に係る物品移載装置10によれば以下の効果を奏する。
(1)棚12内の物品Wを感知する対物感知センサ26がクランプアーム21に夫々備えられていることから、クランプアーム21、21が棚12内に前進する前に、各対物感知センサ26が棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向における物品Wの有無を確認でき、棚12内の物品Wとクランプアーム21、21との衝突を確実に防止することができる。
(2)各クランプアーム21の幅に対応する感知範囲Sが対物感知センサ26により棚12内に設定されるから、設定された感知範囲Sに存在する物品Wを対物感知センサ26が感知することで、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向において物品Wの有無を確認することができ、感知範囲Sにおいて物品Wが存在しない場合、クランプアーム21、21を棚12内に前進させても物品と衝突することがない。
(3)対物感知センサ26は、スタッカクレーン15が停止され、かつ、クランプアーム21、21が拡開された状態で作動するから、クランプアーム21、21が棚12内へむけて前進する直前に、棚12内へ向かうクランプアーム21、21の進行方向における物品Wの有無を確認することができ、感知範囲Sにおいて物品Wが存在しない場合、クランプアーム21、21を直ちに棚12内に進行させることができ、時間的なロスを抑制することができる。
(4)クランプアーム21の対物感知センサ26が、棚12内の物品Wの有無を直接的に確認するから、支柱13間の距離を一定にしたり、物品Wのサイズを統一させる必要がなく、棚12及び物品Wの構造に対する制限を大幅に緩和することができ、物品Wの自由度や棚12の汎用性が向上する。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る物品移載装置30について図5及び図6に基づいて説明する。
この実施形態の物品移載装置30は、軌道走行体としての有軌道台車35に適用した例である。
図5に示されるように、複数の有軌道台車35を走行可能とする循環軌道31が備えられており、この循環軌道31に隣接するように3本の物品搬送コンベア36a、36b、36cが配設されている。
物品搬送コンベア36a〜36cは物品Wを搬送するためのものであり、有軌道台車35への物品Wの積み込み、あるいは有軌道台車35からの物品Wの積み降ろしができるように、正逆の方向に作動することができるものとなっている。
また、循環軌道31の別の位置には、この循環軌道31に沿うように物品Wを収容することができる多段状の棚32が配置されている。
この棚32は先の実施形態における棚12と同様に、支柱33及び棚部34を備えるものであり、この棚部34は長方形の板状のものである。
また、棚部34の長手方向が有軌道台車35の循環軌道31に沿うものとなっており、このため、棚部34に複数の物品Wを収容する場合、棚部34上において各物品Wが循環軌道に沿うように並んだ状態となる。
次に、有軌道台車35について説明する。
有軌道台車35は、循環軌道31に沿って備えられているトロリ(図示せず)を通じて通電され、通電された電力により循環軌道31を自走するものであるが、物品Wを搭載する機能を備えている。
この実施形態では、有軌道台車35を介して物品搬送コンベア36a〜36cと棚32との間で物品Wの受け渡しを行なうものとなっている。
有軌道台車35の台車本体37の上部には、物品把持手段としての一対のクランプアーム38、38が備えられているが、クランプアーム38、38は、循環軌道31に沿って設置される棚32あるいは物品搬送コンベア36a〜36cへ向けて進退自在に備えられている。
この一対のクランプアーム38、38は、先の実施形態と同様に、後述する対物感知センサ39と共に物品移載装置30を構成するものであり、有軌道台車35と棚32との間で物品Wの移載を実現するものとなっている。
一対のクランプアーム38、38は、先の実施形態のクランプアーム21、21と基本的に同一であり、クランプアーム38、38の詳細については先の実施形態の説明を援用する。
このクランプアーム38、38は、棚32内の物品Wを把持して有軌道台車35に搭載し、あるいは、有軌道台車35に搭載されている物品Wを把持して空いている棚部34へ収容することができるものとなっている。
また、この実施形態では物品移載装置30により、物品搬送コンベア36a〜36cと有軌道台車35との間で同様に物品Wの積み込みあるいは積み降ろしができるものとなっている。
そして、クランプアーム38、38の先端には、対物感知センサ39が夫々備えられている。
次に、対物感知センサ39について説明する。
対物感知センサ39は、対物感知センサにより設定される感知範囲Sに物品W等が存在するとき、物品Wの存在を示す信号を発するものである。
この実施形態では、各クランプアーム38の先端に対物感知センサ39が備えられており、クランプアーム38の進行方向に対物感知センサ39の感知範囲Sを設定することが可能となっている。
この実施形態では、有軌道台車35の循環軌道31に沿って設置されている棚32に対してクランプアーム38、38が進退自在であるほか、物品搬送コンベア36a〜36cに対してもクランプアーム38、38は進退自在となっている。
この対物感知センサ39の感知範囲Sは、第1の実施形態と基本的に同じであることから第1の実施形態における説明を援用する。
また、この対物感知センサ39は、有軌道台車35が循環軌道31上における走行を停止したとき、また、クランプアーム38、38が拡開された状態でのみ作動することができるように図られている。
従って、クランプアーム38、38が棚32と対峙したとき、クランプアーム38、38が棚32内に前進する前に、棚32内へ向かうクランプアーム38、38の進行方向における物品Wの有無を確認することが可能となっている。
この実施形態の物品移載装置30によれば、棚32の棚部34に複数の物品Wが収容されている場合であっても、棚32内へ向かうクランプアーム38、38の進行方向における物品Wの有無を、クランプアーム38、38の前進前に確認することができ、クランプアーム38、38が棚内の物品Wを把持して取り出す際に、棚32内の物品Wとクランプアーム38との衝突を防止することができる等、先の実施形態と同様に効果を奏する。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく発明の趣旨の範囲内で種々の変更が可能であり、例えば、次のように変更してもよい。
○ 第1、第2の実施形態では、クランプアームの先端に対物感知センサを設けるようにしたが、必ずしもクランプアームの先端とする必要はなく、棚内におけるクランプアームの進行方向において感知範囲が設定できるようにクランプアームに対物感知センサを設ければよい。
○ 第1、第2の実施形態では、対物感知センサを非接触式の拡散反射型センサとしているが、対物感知センサは接触式センサとしてもよく、この場合、棚内に接触式センサを前進させるようにすればよい。接触式センサを採用する場合、非接触式センサが反応しにくい物品が棚内に存在しても、確実に物品を感知することができる。
第1の実施形態に係る物品移載装置を適用する自動倉庫の正面図である。 第1の発明の実施形態に係る物品移載装置を示す平面図である。 第1の実施形態において物品が棚内へ向かうクランプアームの進行方向に存在しない状態を示す概略平面図である。 第1の実施形態において物品が棚内へ向かうクランプアームの進行方向に存在する状態を示す概略平面図である。 第2の実施形態に係る物品移載装置を適用する有軌道台車と循環軌道の平面図である。 第2の実施形態に係る物品移載装置を示す側面図である。 従来における軌道走行体としてのスタッカクレーンを示す斜視図である。 従来の物品移載装置を示す平面図である。
符号の説明
10、30 物品移載装置
12、32 棚
14、34 棚部
15、50 スタッカクレーン
21、38 クランプアーム
26、39 対物感知センサ
31 循環軌道
35 有軌道台車
56 スライドフォーク
60 支柱感知センサ
W 物品
S 感知範囲

Claims (4)

  1. 軌道上を走行する軌道走行体と前記軌道に沿って備えられる棚との間で物品を移載させる物品移載装置であって、
    前記棚は複数の物品を前記軌道に沿って収容可能とし、
    前記棚に向けて進退自在の物品把持手段が軌道走行体に備えられ、
    前記棚内へ向かう物品把持手段の進行方向において物品の有無を確認する対物感知センサが、前記物品把持手段に備えられたことを特徴とする物品移載装置。
  2. 前記物品把持手段は開閉自在の一対のクランプアームであることを特徴とする請求項1記載の物品移載装置。
  3. 前記対物感知センサの感知範囲は、各クランプアームの幅に対応していることを特徴する請求項2記載の物品移載装置。
  4. 前記対物感知センサは、前記軌道走行体が停止され、かつ、前記物品把持手段が拡開された状態で作動することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の物品移載装置。
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