JP5252084B2 - 自動倉庫及び物品確認制御方法 - Google Patents
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Description
また、棚卸し時にも、移載装置は、同様に棚の前でいったん停止してから、物品の有無を確認している。
このように、従来の技術では、移載装置が物品の有無を確認するために棚の前で必ず停止する必要があり、多くの時間が掛かっている。
この自動倉庫では、移載装置は目的とする棚以外の前を自由に移動できるので、棚までの移動時間を短縮できる。また、移載装置は目的とする棚の前では直線部の延長方向に沿って移動するので、被検出体の設置箇所を減らすことができる。
この自動倉庫では、移載装置は目的とする棚以外の前を自由に移動できるので、棚までの移動時間を短縮できる。また、移載装置は目的とする棚の前では第1直線部および第2直線部の延長方向に沿って移動するので、被検出体の設置箇所を減らすことができる。
この自動倉庫では、検出判断部は、例えば、検出距離が所定距離以上であれば、物品は棚に置かれていないと判断する。このように移載装置が移動中に物品が棚に置かれているか否かを判断できる。
この自動倉庫では、検出判断部は、例えば、非検出距離が所定距離以上あれば、物品が棚に置かれていると判断する。このように非検出距離を判断基準に取り入れることで、先入れ品でないものを先入れ品であると誤判断する可能性が少なくなる。
移載装置が目的とする棚にアクセスするときに、検出器は、最初に被検出体の第1部分を検出し、次に被検出体の第2部分を検出しようと試みる。
◎移載装置が棚の前を移動中に被検出体が検出器によって検出されている検出距離が第1所定距離に達したか否かを判断する第1ステップ
◎移載装置が移動中に検出距離が第1所定距離に達するまでに検出状態が非検出状態に切り替われば、少なくとも何かが棚に置かれていると判断する第2ステップ
この方法では、移載装置が棚に到達して棚の前を移動すると、検出器は最初に被検出体を検出する。第1ステップにおいて検出距離が第1所定距離に達すれば、何も棚に置かれていないと判断される。そして、検出距離が第1所定距離に達するまでに検出状態から非検出状態に切り替われば、少なくとも何かが棚に置かれていると判断される。
◎移載装置が移動中に被検出体が検出されていない非検出距離が第2所定距離に達したか否かを判断する第3ステップ
◎移載装置が移動中に非検出距離が第2所定距離に達するまでに非検出状態が検出状態に切り替われば、目的とする物品以外の何かが棚に置かれていると判断する第4ステップ
この方法では、非検出距離が第2所定距離に達するまでに非検出状態から検出状態に切り替われば、目的とする物品以外の何かが棚に置かれていると判断される。このようにして、移載装置の移動中に物品が棚に置かれているか否かを確認できるので、物品が棚に置かれているか否かを確認するまでの時間を短縮できる。
以下、図1〜図3を用いて、本発明に係る一実施形態としての自動倉庫1を説明する。図1は、本発明の一実施形態としての自動倉庫の概略平面図である。図2は、自動倉庫の概略側面図である。図3は、ラックの概略側面図である。なお、以下の実施形態では搬送・保管される物体はFOUPであり、物品Fと表現する。
ラック2は、第1ラック2Aおよび第2ラック2Bを有している。第1ラック2Aおよび第2ラック2Bは、図1のX方向に延びるスタッカークレーン通路にあるレール4を挟むようにY方向に並んで配置されている。第1ラック2Aおよび第2ラック2Bには、複数の棚6が設けられている。
なお、矢印A〜Dは、クレーンの移載装置(後述)が棚6の前方に進入可能な入り口および移動可能な進行方向を示している。ただし、この図では、物品Fが置かれた状態で矢印D側に被検出体10が露出していないため、矢印Dに沿って移載装置(後述)が物品収納棚の前に進入してくることはない。
図2を用いて、スタッカークレーン3について説明する。
次に、図6を用いて、スタッカークレーン3のクレーンコントローラ31およびシステムコントローラ32について説明する。図6は、スタッカークレーンの制御構成を示すブロック図である。
クレーンコントローラ31は、スタッカークレーン3に搭載され、自動倉庫1全体を制御するシステムコントローラ32と通信可能である。
図7〜図10を用いて、センサ51について説明する。図7は移載装置と物品が置かれていない物品収納棚の側面図であり、図8は移載装置と物品が置かれている物品収納棚の側面図である。図9は、物品が置かれた棚の前を移動中の移載装置及び棚の平面図であり、移載装置の第1段階を示す図である。図10は、物品が置かれた棚の前を移動中の移載装置と棚の平面図であり、移載装置の第2段階を示す図である。
メインコントローラ43は、投光素子52に対して駆動信号を送信可能であり、受光素子53から検出信号を受信可能である。
なお、他の実施形態として、投光素子が昇降台14のガイド部材25の一方に設けられ、受光素子が昇降台14のガイド部材25の他方に設けられていてもよい。
図11を用いて、入庫作業について説明する。図11は、物品をラックに移載する際の制御動作を示すフローチャートである。なお、移載装置16は、目的とする棚6以外の前では走行動作および昇降動作を同時に行うことが可能であるが、目的とする棚6の前では昇降動作および走行動作の一方のみを行う。このようにして、移載装置16が棚6まで移動する時間を短縮できる。
なお、このフローチャートでは、メインコントローラ43がセンサ51による被検出体10の検出の結果に基づいて物品Fの有無を判断する判断動作を中心に説明する。また、このフローチャートでは、移載装置16が棚6の前に水平方向に進入・移動する例として説明する。
この自動倉庫1では、移載装置16が棚6に到達してその前を移動すると、センサ51は最初に被検出体10の物品Fによって隠れていない部分を検出する。移載装置16は、被検出体10の検出から被検出への切り替わりの有無を検出判断に用いる。つまり、物品Fがなければ「切り替わり」がないという結果が得られ、物品Fがあれば「切り替わり」があるという結果が得られる。このようにして、メインコントローラ43は、移載装置16の移動中に物品Fの有無を確認できるので、物品Fの有無を確認するまでの時間を短縮できる。
図12を用いて、出庫作業について説明する。図12は、物品を移載装置に移載する際の制御動作を示すフローチャートである。
なお、このフローチャートでは、メインコントローラ43がセンサ51による被検出体10の検出の結果に基づいて物品Fの有無を判断する判断動作を中心に説明する。また、このフローチャートでは、移載装置16は棚6の前に水平方向に進入・移動する例として説明する。
図13を用いて、棚卸し作業について説明する。図13は、棚卸し時の制御動作を示すフローチャートである。
なお、このフローチャートでは、メインコントローラ43がセンサ51による被検出体10の検出の結果に基づいて物品Fの有無を判断する判断動作を中心に説明する。また、このフローチャートでは、移載装置16は棚6の前に水平方向に進入・移動する例として説明する。
(A)自動倉庫1について説明する。自動倉庫1は、ラック2と、移載装置16と、センサ51と、被検出体10と、メインコントローラ43とを備えている。ラック2は、物品Fを保管するための複数の棚6を有する。移載装置16は、棚6との間で物品を移載するための装置であり、棚の前を通って棚間で移載可能である。センサ51は、移載装置16に設けられている。被検出体10は、棚6に設けられており、棚6に物品Fが置かれた場合に物品Fの奥側にあり、物品Fによってセンサ51から隠れる部分と隠れていない部分とを有する。メインコントローラ43は、センサ51による検出結果を用いて物品Fが棚6に置かれているか否かを判断するものであり、被検出体10の検出から非検出への切り替わりを物品が棚に置かれているか否かの判断に用いる。
この自動倉庫1では、移載装置16が目的とする棚6に到達して棚6の前を移動すると、センサ51は最初に被検出体10の物品Fによって隠れていない部分を検出する。移載装置16は、被検出体10の検出から非検出への切り替わりを検出判断に用いる。つまり、物品Fがなければ「切り替わり」がないという結果が得られ、物品Fがあれば「切り替わり」があるという結果が得られる。このようにして、メインコントローラ43は、移載装置16の移動中に物品Fの有無を確認できるので、物品Fの有無を確認するまでの時間を短縮できる。
この自動倉庫1では、移載装置16は目的とする棚6以外の前を自由に移動できるので、棚6までの移動時間を短縮できる。また、移載装置16は、目的とする棚6の前では直線部(第1反射板10Aまたは第2反射板10B)の延長方向に沿って移動するので、被検出体10の設置箇所を減らすことができる。
この自動倉庫1では、移載装置16は目的とする棚6以外の前を自由に移動できるので、棚6までの移動時間を短縮できる。また、移載装置16は、目的とする棚6の前では第1反射板10Aおよび第2反射板10Bの延長方向に沿って移動するので、被検出体10の設置箇所を減らすことができる。
この自動倉庫1では、メインコントローラ43は、例えば、検出距離が所定距離以上であれば、物品Fは棚6に置かれていないと判断する。このように移載装置16が移動中に物品が棚6に置かれているか否かを判断可能になる。
この自動倉庫1では、メインコントローラ43は、例えば、非検出距離が所定距離以上あれば物品Fが棚6に置かれていると判断する。このように非検出距離を判断基準に取り入れることで、先入れ品でないものを先入れ品であると誤判断する可能性が少なくなる。
さらに、メインコントローラ43は、非検出距離を把握することで、物品Fの姿勢(正しい位置に置かれているかどうか)も判断できる。
◎移載装置16が棚6の前を移動中に被検出体10がセンサ51によって検出されている検出距離が第1所定距離に達したか否かを判断する第1ステップ
◎移載装置16が移動中に検出距離が第1所定距離に達するまでに検出状態が非検出状態に切り替われば、少なくとも何かが棚6に置かれていると判断する第2ステップ
この方法では、移載装置16が棚6に到達して棚6の前を移動すると、センサ51は最初に被検出体10を検出する。第1ステップにおいて検出距離が第1所定距離に達すれば、何も棚6に置かれていないと判断される。そして、第2ステップにおいて、検出距離が第1所定距離に達するまでに検出状態が非検出状態に切り替われば、少なくとも何かが棚に置かれていると判断される。
◎移載装置16が移動中に被検出体10が検出されていない非検出距離が第2所定距離に達したか否かを判断する第3ステップ
◎移載装置16が移動中に非検出距離が第2所定距離に達するまでに非検出状態が検出状態に切り替われば、目的とする物品F以外の何かが棚6に置かれていると判断する第4ステップ
この方法では、非距離が第2所定距離に達するまでに非検出状態から検出状態に切り替われば、物品F以外の何かが棚6に置かれていると判断される。このようにして、移載装置16の移動中に物品Fが棚6に置かれているか否かを確認できるので、物品Fが棚に置かれているか否かを確認するまでの時間を短縮できる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態および変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(K)前記実施形態では搬送・保管される物品としてFOUPを用いて説明したが、本発明はそのような実施形態に限定されない。
(L)メインコントローラは、センサによる検出がONからOFFに切り替わってから通常停止位置までの距離を算出して、荷物のずれの確認を行ってもよい。具体的には、荷物のずれの有無や、ずれがある場合のずれ量が確認される。
2 ラック
2A 第1ラック
2B 第2ラック
3 スタッカークレーン
4 レール
6 棚
7 物品載置板
8 背面板
10 被検出体
10A 第1反射板
10B 第2反射板
12 走行台車
13 マスト
14 昇降台
15 スライドフォーク
16 移載装置
21 走行モータ
22 昇降モータ
23 移載モータ
25 ガイド部材
26 支持台
31 クレーンコントローラ
32 システムコントローラ
43 メインコントローラ(検出判断部)
44 走行制御部
45 昇降制御部
46 移載制御部
47 ロータリエンコーダ
48 ロータリエンコーダ
49 ロータリエンコーダ
51 センサ(検出器)
52 投光素子
53 受光素子
F 物品
Claims (13)
- 物品を保管するための複数の棚を有するラックと、
前記棚との間で前記物品を移載するための装置であり、前記棚の前を通って前記棚間で移動可能な移載装置と、
前記移載装置に設けられた検出器と、
前記棚に設けられており、前記棚に前記物品が置かれた場合に前記物品の奥側にあり、前記棚に置かれた前記物品より大きく、前記棚に置かれた前記物品によって前記検出器から隠れていない第1部分と隠れている第2部分とを有する、被検出体と、
前記検出器による検出結果を用いて前記物品が前記棚に置かれているか否かを判断する検出判断部とを備え、
前記移載装置が目的とする棚にアクセスするときに、前記検出器は、最初に前記被検出体の前記第1部分を検出し、次に前記被検出体の前記第2部分を検出しようと試み、
前記検出判断部は、前記移載装置が前記棚の前を移動しているときに検出状態から非検出状態への切り替わりを前記物品が前記棚に置かれているか否かの判断に用いる、
自動倉庫。 - 前記被検出体は、前記棚において一方向に延びている少なくとも1つの直線部分を有しており、
前記移載装置は、目的とする棚以外の前では自由に移動可能であるが、目的とする棚の前では前記一方向に沿ってのみ移動が許されている、請求項1に記載の自動倉庫。 - 前記少なくとも1つの直線部分は、前記棚において水平方向に延びる第1直線部分と鉛直方向に延びる第2直線部分とを有しており、
前記移載装置は、目的とする棚以外の前では水平方向および鉛直方向の移動を同時に行うことが可能であるが、目的とする棚の前では水平方向および鉛直方向の移動の一方のみが許されている、請求項2に記載の自動倉庫。 - 前記検出判断部は、前記移載装置が移動中に前記被検出体が前記検出器によって検出された検出距離を取得して、前記検出距離を前記物品が前記棚に置かれているか否かの判断に用いる、請求項1に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、前記検出距離が第1所定距離に達すれば、前記物品が前記棚に置かれていないと判断する、請求項4に記載の自動倉庫。
- 前記第1所定距離は、前記被検出体に対応する前記棚において前記被検出体が設けられた部分の端部から中心部までの距離より短い、請求項5に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、検出状態から非検出状態に切り替わった後に、前記移載装置が移動中に前記被検出体が前記検出器によって検出されない非検出距離を取得して、前記非検出距離を前記物品が前記棚に置かれているか否かの判断に用いる、請求項4に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、前記非検出距離が第2所定距離に達すれば、前記物品が前記棚に置かれていると判断する、請求項7に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、検出状態から非検出状態に切り替わった後に、前記移載装置が移動中に前記被検出体が前記検出器によって検出されない非検出距離を取得して、前記非検出距離を前記物品が前記棚に置かれているか否かの判断に用いる、請求項1に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、前記非検出距離が第2所定距離に達すれば、前記物品が前記棚に置かれていると判断する、請求項9に記載の自動倉庫。
- 前記検出判断部は、前記移載装置が移動中に前記非検出距離が前記第2所定距離に達するまでに非検出状態から検出状態に切り替われば、目的とする物品以外の物体が棚に置かれていると判断する、請求項10に記載の自動倉庫。
- 物品を保管するための複数の棚を有するラックと、前記棚との間で前記物品を移載するための装置であり前記棚の前を通って前記棚間で移動可能な移載装置と、前記移載装置に設けられた検出器と、前記棚に設けられており、前記棚に前記物品が置かれた場合に前記物品の奥側にあり、前記棚に置かれた前記物品より大きく、前記棚に置かれた前記物品によって前記検出器から隠れていない第1部分と隠れている第2部分とを有する、被検出体とを備えた自動倉庫において、
前記移載装置が目的とする棚にアクセスするときに、前記検出器は、最初に前記被検出体の前記第1部分を検出し、次に前記被検出体の前記第2部分を検出しようと試み、
前記移載装置が前記棚の前を移動中に前記被検出体が検出されている検出距離が第1所定距離に達したか否かを判断する第1ステップと、
前記移載装置が移動中に前記検出距離が前記第1所定距離に達するまでに検出状態が非検出状態に切り替われば、少なくとも何かが前記棚に置かれていると判断する第2ステップと、
を備えた自動倉庫の物品確認制御方法。 - 前記移載装置が移動中に前記被検出体が前記検出器によって検出されていない非検出距離が第2所定距離に達したか否かを判断する第3ステップと、
前記移載装置が移動中に前記非検出距離が前記第2所定距離に達するまでに非検出状態が検出状態に切り替われば、目的とする物品以外の物体が棚に置かれていると判断する第4ステップと、をさらに備えている請求項12に記載の物品確認制御方法。
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