JP2001301988A - 荷積みシステム - Google Patents

荷積みシステム

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JP2001301988A
JP2001301988A JP2000124525A JP2000124525A JP2001301988A JP 2001301988 A JP2001301988 A JP 2001301988A JP 2000124525 A JP2000124525 A JP 2000124525A JP 2000124525 A JP2000124525 A JP 2000124525A JP 2001301988 A JP2001301988 A JP 2001301988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サイクルタイムが短縮できる荷積みシステム
を提供する。 【解決手段】 フォーク19を有しトラック3の荷台3
aに沿って走行自在な作業台車6により、荷台3aに物
品W並べて積み込む荷積みシステムとする。作業台車6
に、トラック3への積み込み位置に接近したことを検出
する積み込み位置接近検出手段75を設ける。この接近
の検出により荷台3aの高さを検出しながらフォーク1
9を上昇させるフォーク昇降制御手段63を設ける。フ
ォーク19は、作業台車6の走行中に上昇および前進を
行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンベヤ等に貯
留された物品をトラックの荷台に並べて積み込む荷積み
システムに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、工
場等において、出荷する物品をコンベヤ等の貯留ステー
ションに並べて準備し、貯留ステーション上の物品をフ
ォークリフト等でトラックの荷台に奥側から順次積み込
むことが行われている。各物品はパレットに載せられ、
パレットごとトラックに積まれる。このような作業を自
動化するため、レール上を走行する作業台車にフォーク
を設け、作業台車をトラックの荷台に沿って走行自在に
設置したものを試みた。しかし、トラックの荷台は、積
載重量、車種、荷台タイプにより、高さや幅が異なる。
また、トラックの進入位置が毎回ずれを伴う。これらの
ため、荷台の適正位置に物品を効率良く積み込めるよう
に自動化することが困難であった。
【0003】そこで、作業台車に、トラックの荷台の上
面位置を検出する手段と、この手段で上面位置が検出さ
れてからフォークを所定量上昇させ、フォークを前進さ
せる手段とを備えた荷積みシステムを試みた。上面位置
の検出手段は、フォークの先端に設ける。サイクルタイ
ムの短縮のため、トラックの荷台が検出されると、走行
中にフォークの上昇を行うようにした。しかし、トラッ
クの荷台は、前部より後部の方が高くなっている場合が
ある。そのため、フォークの上昇動作が完了する位置と
積み込み位置とが荷台前後に離れている場合に、積み込
み位置の荷台上面よりもかなり高い位置でフォークの前
進動作が開始することになる。このため、物品を荷台に
降ろすときに、下降距離が長くなる。下降動作は物品の
荷重による衝撃緩和のために低速で行う必要があり、上
記のように下降距離が長いと時間がかかり、サイクルタ
イムが長くなる。
【0004】この発明の目的は、サイクルタイムが短縮
できる荷積みシステムを提供することである。この発明
の他の目的は、複数積み込まれる物品の積み込み作業を
繰り返して順次行う1サイクル目において、積み込み作
業を迅速に行えるようにすることである。この発明のさ
らに他の目的は、2サイクル目以降において、積み込み
作業が迅速に行えるようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明を実施形態に対
応する図7と共に説明する。この荷積みシステムは、フ
ォーク(19)を有しトラック(3)の荷台(3a)に
沿って走行自在な作業台車(6)により、前記荷台(3
a)に台車走行方向に並べて物品(W)を積み込む荷積
みシステムにおいて、前記作業台車(6)に、トラック
(3)への積み込み位置に接近したことを検出する積み
込み位置接近検出手段(75)と、この接近の検出によ
り荷台(3a)の高さを検出しながらフォーク(19)
を上昇させるフォーク昇降制御手段(63)とを設けた
ことを特徴とする。この構成よると、物品(W)を載せ
た作業台車(6)がトラック(3)の荷台(3a)に沿
って走行するときに、その物品(W)を荷台(3a)に
積み込むべき位置である積み込み位置に接近すると、積
み込み位置接近検出手段(75)が、その接近の事実を
検出する。フォーク昇降制御手段(63)は、この接近
の検出により荷台(3a)の高さを検出しながらフォー
ク(19)を上昇させる。この後、その検出された荷台
高さに応じた高さで、フォーク(19)の荷台(3a)
への前進が行われることになる。この場合に、作業台車
(6)の走行中にフォーク(19)を上昇させることが
できるので、フォーク上昇のための時間を走行時間と別
に取ることが不要になる。走行中に荷台高さを検出して
フォーク(19)を上昇させると、荷台(3a)に前傾
がある場合、フォーク(19)は検出場所の荷台高さに
応じた高さまで上昇を完了してその高さでに移動するの
に対して、荷台上面は次第に低くなるため、積み込み位
置では、フォーク(19)が高い位置となる。しかし、
この発明では、作業台車(6)が積み込み位置に接近し
たことを検出してフォーク(19)を上昇させるため、
フォーク上昇動作の完了位置をできるだけ積み込み位置
に近づけることができる。そのため、荷台(3a)に傾
斜があっても、積み込み位置でフォーク高さが高くなり
すぎることが抑えられ、荷降ろしのためのフォーク下降
高さが短くできて下降時間が短縮される。このような走
行中のフォーク(19)の上昇と、フォーク下降時間の
短縮とで、荷積み作業のサイクルタイムを短縮すること
ができる。
【0006】この発明において、前記積み込み位置接近
検出手段(75)は、前方台車(6),(7)に近づい
たことの検出、および作業台車(6)の走行距離が所定
距離に達したことの検出によって、積み込み位置へ接近
したと判断する機能を有するものとしても良い。複数台
の作業台車(6)を用いる場合、あるいは積み込み位置
の指示台車(7)を用いる場合、第1回目の積み込みサ
イクルでは、作業台車(6)は、例えば前方台車
(6),(7)を検出することによって減速させ、停止
させることとされる。これにより、積み込み位置の正確
な数値データを有していなくても、積み込み位置で停止
させることができる。このような制御を行う場合、第1
回目のサイクルでは、積み込み位置の正確なデータは不
明であるが、前方台車(6),(7)に近づいたことを
検出することで、積み込み位置への接近検出が行える。
前方台車(6),(7)の検出だけでは、誤検出の恐れ
があるが、作業台車(6)の走行距離が所定距離に達し
たことを検出し、前方台車検出と走行距離との両方が満
たされることで積み込み位置へ接近したと判断するた
め、誤検出が防止される。このように、第1回目の積み
込みサイクルにおいて、適切な接近検出により、積み込
み作業を迅速に行うことができる。
【0007】この発明において、前記積み込み位置接近
検出手段(75)は、作業台車(6)がトラック(3)
に対して複数回往復して物品を積み込む場合に、積み込
み位置への接近を前回の積み込み位置から判断する機能
を有するものとしても良い。一度に積み込みを行うと、
そのときの位置を記憶しておくことで、次回の積み込み
位置は、物品(W)の幅、次回までの並び個数,物品
(W)間の隙間等から正確に求められる。そのため、2
サイクル目以降においては、前回の積み込み位置から、
積み込み位置への接近を容易にかつ正確に検出すること
ができる。これにより、2サイクル目以降の積み込み作
業を迅速に行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図28と共に説明する。図1にレイアウト図を示すよ
うに、物品Wの貯留ステーション1に隣合って、トラッ
ク3の停止ステーション2が設けられている。貯留ステ
ーション1は、2列のコンベヤ4で構成され、各コンベ
ヤ4に、パレット積みの物品Wが一列に並んで貯留され
る。コンベヤ4にはチェーンコンベヤ等が用いられる。
貯留ステーション1には、基本的にはトラック3の1台
分の物品Wが貯留可能とされる。停止ステーション2
は、トラック3が進入する床面または地面上の所定領域
であり、貯留ステーション1のコンベヤ延長方向に続い
て設けられている。停止ステーション2は、トラック3
がコンベヤ4の進行方向と同じ方向に向いて位置するよ
うに設けられ、貯留ステーション1から遠い方の端部
が、トラック出入り口2aとなる。なお、停止ステーシ
ョン2は、トラック出入り口2a側が下降するように、
僅かな勾配が設けられている(図2参照)。
【0009】これら貯留ステーション1および停止ステ
ーション2の並びの両側に沿って、レール5が敷設さ
れ、各レール5に、複数台(図示の例では2台)の作業
台車6と、1台の作業位置指示台車7とが設置されてい
る。レール5は、各々内側レール5aと外側レール5b
との組として設けられている。各作業台車6は、内外の
レール5a,5bに跨がって設置され、作業位置指示台
車7は内側レール5aに設置される。作業台車6は、荷
積み装置となるものであり、貯留ステーション1から物
品Wを取り出してトラック3の荷台3aに積み込む作業
を行う。作業位置指示台車7は、作業台車6に対して、
トラック3への最初の積み込み位置である作業位置を指
示するものであり、作業台車6よりもトラック前方へ先
行する位置に設置される。作業位置指示台車7は手押し
式の台車とされている。
【0010】作業台車6の走行経路の上方には、作業台
車6に給電するトロリー線8が、支持フレーム9によっ
て架設されている。トロリー線8は、図1ではレール5
の真上に重なるため、中間を省略して両端のみを図示し
てある。図2に示すように、各作業台車6には、トロリ
ー線8に摺接する集電子10が、ポール11を介して設
置されている。なお、貯留ステーション1およびトラッ
ク停止ステーション2の上方にわたって、図3および図
4に示すように天井走行クレーン12が設置されてい
る。天井走行クレーン12は、建物躯体13の天井部に
設けられたレール14上を走行する。トラック3は、図
3に示すように、あおり3bを下方に、荷台上部扉3c
を上方に各々開くようにした荷台3aを有するものであ
る。また、図1に示すように、貯留ステーション1また
はトラック停止ステーション2の近傍には、このシステ
ム全体を制御する制御盤15および操作盤17が設置さ
れている。
【0011】図5および図6に示すように、作業台車6
は、フォーク台車であって、台車本体6a上に、マスト
18が台車進退方向と直交する方向に進退自在に設置さ
れ、マスト18の正面に、フォーク19が昇降可能に設
置されている。したがって、フォーク19は、進退(リ
ーチ動作)および昇降が可能である。マスト18の進
退、およびフォーク19の昇降の駆動は、それぞれマス
ト進退機構20およびフォーク昇降機構21により行わ
れる。これらマスト進退機構20およびフォーク昇降機
構21の駆動モータ、および作業台車6の走行用モータ
22には、トロリー線8から給電される。フォーク19
は、物品Wを積載するパレットP(図27,図28)の
上面板と下面板間の隙間に挿入可能な形状とされてい
る。フォーク19は、マスト18に昇降自在に設置され
たフォーク支持昇降体51に設置することで、マスト1
8に対して昇降可能とされている。フォーク昇降機構2
1は、このフォーク支持昇降体51を昇降させる。
【0012】図7は、この荷積みシステムの制御系の概
念構成を示す。各作業台車6は、それぞれコンピュータ
等で構成される台車制御手段60を車体に搭載してお
り、この手段60の制御に従って動作する。各作業台車
6の台車制御手段60は、共通の上位制御手段61の指
令に従う。上位制御手段61は、上記操作盤17で構成
される。
【0013】台車制御手段60は、走行制御手段62、
フォーク昇降制御手段63、およびフォーク進退制御手
段64を有し、さらに積み込み位置接近検出手段75お
よび前回積み込み位置記憶手段80を有している。走行
制御手段62は、台車走行モータ22の制御を行う。フ
ォーク昇降制御手段63は、フォーク19の昇降の制御
を行う手段であり、フォーク昇降機構21の制御、詳し
くはその駆動モータの制御を行う。フォーク進退制御手
段64は、フォーク19を進退させる機構を制御する手
段であり、この例ではマスト進退機構20の制御、詳し
くはその駆動モータの制御を行う。
【0014】積み込み位置接近検出手段75は、作業台
車6がトラック3への積み込み位置に接近したことを検
出する手段であり、上記フォーク昇降制御手段63は、
上記手段75による接近の検出により荷台3aの高さを
検出しながらフォーク19を上昇させるものとしてあ
る。また、上記走行制御手段62は、上記手段75によ
る接近の検出により減速を開始させる。積み込み位置接
近検出手段75は、初回接近検出部76および次回以降
接近検出部77を有する。
【0015】初回接近検出部76は、前方台車6,7に
近づいたことの検出、および作業台車6の走行距離が所
定距離に達したことの検出によって、つまり両検出が共
になされたことで、積み込み位置へ接近したと判断する
手段である。前方台車6,7に近づいたことの検出は、
前方台車接近検出手段78で行われる。前方台車6,7
に近づいたことの検出は、前方台車となる作業台車6ま
たは作業位置指示台車7の所定部分を、作業台車6に設
けられた検出器36で検出することにより行われる。検
出器36は、所定距離まで近づくとオンするものであ
る。作業台車6の走行距離が所定距離に達したことの検
出は、走行距離確認手段79により行われる。走行距離
確認手段79は、台車走行モータ22のエンコーダ等か
らなる走行量検出手段44の値が、所定距離を超えたこ
とで検出する。この所定距離は、例えば、使用する各種
のトラック3のうちで、荷台3aが最短のものの荷台長
さの1/2程度とされる。この所定距離は、台車制御手
段60のパラメータ設定部(図示せず)に設定される。
なお、上記の所定距離および走行量の原点位置は、トラ
ック3の荷台3aを合わせるべき位置として台車走行経
路上に設定される絶対位置の原点位置である。
【0016】次回以降接近検出部77は、作業台車6が
トラック3に対して複数回往復して物品Wを積み込む場
合に、積み込み位置への接近を前回の積み込み位置から
判断するものである。前回の積み込み位置は、前回の積
み込み時に、前回積み込み位置記憶手段80に記憶され
る。この記憶データは、積み込み時における作業台車6
の走行量検出手段44から得られる。上記の前回の積み
込み位置からの判断は、前回の積み込み位置から計算さ
れる今回の積み込み位置に対して、所定距離を加えた位
置に達したか否かの判断とされる。具体例は、後に全体
動作と共に説明する。
【0017】図8に示すように、フォーク昇降制御手段
63は、上面位置検出部66および荷台対応フォーク上
昇制御手段67を有する。上面位置検出部66は、作業
台車6に設けられた荷台高さ検出用センサ70とで、上
面位置検出手段65を構成する。上面位置検出手段65
は、トラック3の荷台3aの上面位置を検出する手段で
ある。荷台高さ検出用センサ70は、トラック3の荷台
3aのあおり3bを検出するセンサであり、光電センサ
等が用いられている。荷台高さ検出用センサ70は、左
右のフォーク19の先端に設けられている(図10,図
11参照)。上面位置検出部66は、図7の積み込み位
置接近検出手段75により接近が検出されると、フォー
ク19の上昇を開始させ、高さ検出用センサ70が荷台
あおり3bを非検出となることで荷台3aの高さHを検
出する手段である。なお、この荷台高さHの検出は、必
ずしも数値として高さデータを有しなくても良く、フォ
ーク19の上昇制御を行うにつき、荷台3aの上面位置
が検出できれば良い。
【0018】荷台対応フォーク上昇量制御手段67は、
上面位置検出手段65で荷台上面位置が検出されてか
ら、フォーク19を所定量hだけ上昇させて停止させる
手段である。所定量hは、例えば荷台高さHよりもその
所定量hだけ上昇させた高さ位置でフォーク19を前進
させることにより、フォーク19による持ち上げ状態の
パレットPが、フォーク19の前進時に荷台3aに干渉
しない程度の高さとされる。上記所定量は、台車制御手
段60におけるパラメータ設定部(図示せず)に設定さ
れる。なお、フォーク上昇制御手段63は、荷積みのた
めの上昇時に、図15(A)に流れ図で示す処理を行う
制御手段であり、同流れ図中のステップR2,R3の処
理を行う手段が上面位置検出部66であり、ステップR
4の処理を行う手段が荷台対応フォーク上昇量制御手段
67である。
【0019】図8,図10,図11に示すように、作業
台車6には、トラック3の荷台3aの縁部3aaを検出
する荷台縁部検出手段71が設けられている。荷台縁部
検出手段71は光電スイッチ等からなり、左右のフォー
ク19の基端に下向きに設けられている。荷台縁部検出
手段71および荷台高さ検出用センサ70は、フォーク
支持台51に設けられた端子ボックス72(図10
(B))に配線接続され、この端子ボックス72から台
車制御手段60に配線接続されている。図8のフォーク
進退制御手段64は、荷台対応フォーク前進量制御手段
68を有しており、この手段68は、荷台縁部検出手段
71で荷台縁部3aaが検出されてからフォーク19を
所定量突出させて停止させる。この所定量は、台車制御
手段60に設けられたパラメータ設定部(図示せず)に
設定される。なお、フォーク進退制御手段64は、流れ
図で示すと、図15(B)に示す処理を行う。
【0020】上記構成の動作を説明する。図1の貯留ス
テーション1には、トラック3の1台分の物品Wが並べ
て貯留される。このとき、貯留ステーション1の2列に
設けられた各コンベヤ4,4には、トラック3の荷台3
aに2列に積載される各列に対応した物品Wが一列に並
べて貯留される。トラック3は、トラック停止ステーシ
ョン2にトラック出入り口2aからバックして所定位置
まで進入させ、そのあおり3b(図3)および荷台上部
扉3cを開ける。
【0021】このように準備された状態で、貯留ステー
ション1の付近に待機していた作業位置指示台車7を、
トラック3の荷台3aの前端位置まで手で押して移動さ
せる。作業位置指示台車7を位置決めした後は、操作盤
17の制御、および作業台車6に搭載された台車制御手
段60の制御による自動運転で、各作業台車6により、
貯留ステーション1の物品Wを1個ずつ取り出して、ト
ラック3の荷台3aに前端から後方へ順次並べて積み込
む作業が行われる。この自動運転において、作業台車6
のトラック3に対する最初の積み込み位置(作業位置)
は、作業台車6が作業位置指示台車7を検出することに
よって定められる。すなわち、作業台車6が前進して、
その走行位置決め検出手段35で作業位置指示台車7の
被検出具27を検出することで停止する。
【0022】次回からの作業台車6の積み込み位置は、
最初の積み込み位置を基準として、作業台車6の走行量
検出手段44で検出される走行量から、台車制御手段6
0により定められる。同じレール5上に設置された後方
の作業台車6についても、前方の作業台車6の最初の積
み込み位置を基準として、各回の積み込み位置が、走行
量検出手段44で検出される走行量に従って、台車制御
手段60により定められる。作業台車6が同じ経路に複
数台ある場合、複数台の作業台車6を共にトラック3へ
走行させて積み込みを行い、これら複数台を貯留ステー
ション1に戻すという積み込みサイクルを繰り返す。
【0023】このような荷積み動作において、貯留ステ
ーション1で物品Wを持ち上げた作業台車6がトラック
3の荷台3aに走行して荷積みを行うときに、フォーク
19の上昇および前進動作は、次のように制御される。
まず、概略を説明する。図9は、1サイクル目の2台目
の作業台車6が物品Wを搬送して積み込みを行う様子を
示す。作業台車6が位置X1にまで進むと、積み込み位
置X3に接近したと判断されて作業台車6が減速を開始
し、かつフォーク19の上昇が開始される。この上昇の
間、荷台3aの上面位置を監視し、位置X2で荷台上面
位置が検出されると、上面位置より所定高さだけフォー
ク19が上昇した後、フォーク19が前進する。この
後、作業台車6の減速走行が続き、作業台車6が積み込
み位置X3に達すると、フォーク19を下降させて物品
Wを荷台3aに積み込む。
【0024】詳しくは、次のような動作となる。まず、
第1回目の積み込みサイクルの場合を説明する。1台目
の作業台車6がトラック3の側方まで走行し、作業位置
指示台車7に所定距離まで接近すると、前方台車接近検
出手段78で接近が検出される。この走行時に、走行距
離が所定距離に達したか否かが走行距離確認手段79で
監視される。各動作が正常であれば、前方台車7の接近
の検出時は既に走行距離確認手段79が所定距離の走行
を検出している。この両方の検出結果により、初回接近
検出部76は、積み込み位置に接近したことの検出信号
を出力する(図15(A)のステップR1)。この接近
検出に応答して、フォーク19の上昇動作が開始され
(R2)、かつ走行制御手段62は作業台車6を減速さ
せる。フォーク19の左右の荷台高さ検出用センサ70
が、荷台あおり3bを共に非検出となるまでフォーク1
9が上昇すると、その後、荷台対応フォーク上昇量制御
手段67(図8)は、パラメータに設定された所定量
(上昇補正分)hだけ上昇動作を継続させた後、上昇を
停止させる。
【0025】このように上昇動作が完了すると(図15
(B)のステップS1)、フォーク19の前進動作が開
始される。この前進により、図10,図12のように、
フォーク19の基端にある左右いずれかの荷台縁部検出
手段71が荷台3aを検出すると(S3)、パラメータ
に設定された補正量分(所定量)だけ、フォーク19の
前進動作を継続させ(S4)、フォーク19の前進を停
止させる。上記のフォーク19の上昇および前進は、作
業台車6の前進中に行われる。この後、作業台車6が積
み込み位置に達すると、フォーク19を若干下降させ、
フォーク19上の物品Wを荷台3aに降ろす。このとき
の作業台車6の位置は、作業位置指示台車7の位置を基
準として、前回積み込み位置記憶手段80に記憶され
る。
【0026】第1回目の積み込みサイクルにおける2台
目の作業台車6は、1台目の作業台車6に接近したこと
が積み込み位置接近検出手段75で検出されることによ
り、フォーク19の上昇の開始、および作業台車6の減
速の開始を行う。その後の動作は、1台目の作業台車6
と同じである。2台の作業台車6で積み込みを行う場
合、2台目の作業台車6による積み込みが終了すると、
両作業台車6を貯留ステーション1に戻し、第2回目の
積み込みサイクルを行う。
【0027】2回目以降の積み込みサイクルでは、作業
台車6の積み込み位置への接近の検出は、次回以降接近
検出部77により、前回の積み込み位置から判断され
る。すなわち、今回の積み込み位置は、前回の積み込み
位置から、物品の幅、次回までの並び個数、物品間の隙
間によって分かる。この積み込み位置から所定距離だけ
手前の位置に作業台車6が達すると、次回以降接近検出
部77は積み込み位置に接近したと判断する。具体例を
挙げると、接近判断の基準となる距離Lは、前回の積み
込み位置から次の計算式またはで得られる距離Lと
される。 計算式例 L=(サイクル数×台数−0.5)×物品幅+(サイク
ル数×台数−1)×物品間隔+1/3 (物品幅) 上の式において、「台数」は、1サイクルで移動させ
る作業台車6の台数である。物品幅は、パレット幅であ
っても良い。 計算式例 L=(物品幅+物品間隔)×物品並び数−1/2 (物品
幅)±α−減速開始幅 上式のαは微調整幅である。物品幅は、パレット幅で
あっても良い。この計算式例の場合は、サイクル毎の台
車台車に依存せずに計算できる。これらの式,の計
算は、次回以降接近検出部77で行っても良く、また台
車制御装置60または上位制御手段61で計算して次回
以降接近検出部77に設定するようにしても良い。
【0028】この荷積みシステムによると、このよう
に、作業台車6が積み込み位置に接近したことを検出し
てフォーク19を上昇させるため、フォーク上昇動作の
完了位置をできるだけ積み込み位置に近づけることがで
きる。そのため、例えば図9に示すように荷台3aに傾
斜があっても、積み込み位置X3でフォーク高さが高く
なりすぎることが抑えられ、荷降ろしのためのフォーク
下降高さが短くできて下降時間が短縮される。また、作
業台車6の走行中にフォーク19の上昇および前進を行
うため、フォーク19の動作時間を台車走行時間と別に
必要としない。これらのため、荷積み作業のサイクルタ
イムが短縮される。1回目の積み込みサイクルでは、前
方台車の検出と、走行距離が所定距離に達したか否かと
の両方で検出するため、積み込み位置への接近を正確に
検出することができる。2回目以降の積み込みサイクル
では、前回の積み込み位置から今回の積み込み位置への
接近を判断するため、走行量の監視だけで容易に接近の
近接が正確に行える。
【0029】また、この荷積みシステムによると、荷台
3aの高さ位置に応じてフォーク19の上昇を停止させ
ることができるため、荷台高さ位置が種々異なるトラッ
ク3に対しても、上昇不足で物品WやパレットPがフォ
ーク前進時に荷台3aに干渉したり、あるいは上昇し過
ぎて下降動作に余分な時間が費やされることなく、良好
に物品を積み込むことができる。また、フォーク19の
前進過程では、荷台縁部検出手段71が荷台3aの縁部
3aaを検出すると、フォーク19を所定量突出させて
停止させるため、荷台3aの幅が種々異なったり、ある
いはトラック3の停止位置が各回で若干異なっても、荷
台3aの縁部3aaに合わせて適切な位置に物品Wを積
み込むことができる。また、荷台3aの幅等の入力操作
を必要とせずに、種々の幅の荷台に自動的に積み込むこ
とができ、効率の良い積み込みが行える。
【0030】荷台縁部検出手段71は、左右のフォーク
19にそれぞれ設けてあるため、荷台3aの縁部3aa
に局部的に途切れ部分がある場合、例えば図14に示す
ように、あおり部3b,3b間に立てられる柱(図示せ
ず)の差し込み用孔74等で荷台縁部3aaが局部的に
凹んでいても、左右いずれかのフォーク19の荷台縁部
検出手段71で荷台縁部3aaを検出できる。そのため
誤検出が防止され、縁部3aaを確実に検出することが
できる。また、荷台高さ検出用センサ70は、左右のフ
ォーク19にそれぞれ設けてあり、両方の荷台高さ検出
用センサ70が共に荷台あおり3bを非検出となったこ
とで荷台高さHを検出するので、作業台車6の走行中に
荷台あおり3b間の隙間に荷台高さ検出用センサ70が
来たときに、荷台高さに達したと誤って検出することが
防止される。
【0031】次に、この荷積みシステムの各部の詳細を
説明する。図21〜図26と共に、作業位置指示台車7
を説明する。作業位置指示台車7は、図23に示すよう
に、トラック3の荷台3aの端部に対して位置決めする
荷台対応位置決め手段26と、後続の作業台車6(図
1,図22)に対して停止位置を示す被検出具27とを
備えたものである。作業位置指示台車7は、走行用の車
輪として、レール5に案内されるガイドローラ23と、
レール5の付近に接地するキャスタ24とが台車本体7
aに設けられ、またレール5の上面に摺接するブラシ2
5を有している。作業位置指示台車7のトラック対向側
の側面の位置、つまりレール5からの突出量B1は、作
業台車6の突出量B2(図5)と略同じとされている。
作業台車6の突出量B2は、フォーク後退時の突出量で
ある。
【0032】荷台対応位置決め手段26は、荷台当接部
材28を作業位置指示台車7から側方へ出入り自在に設
けたものである。荷台当接部材28は、突出状態で、ト
ラック3の荷台3aの前端面に当接させるものであり、
詳しくは、倒し状態のあおり3bの前端面に当接させる
ように設けられる。荷台当接部材28は、台車本体7a
に設けられた支持部材29に、支持ピン30回りに上下
回動自在に支持することで、台車側方への出入りが自在
とされている。荷台当接部材28の支持ピン30を挿通
した孔は長孔31に形成され、この長孔31内で支持ピ
ン30が相対的に移動可能な範囲で、荷台当接部材28
の出入り量の調整が自在とされている。
【0033】荷台当接部材28は、先端部28aが矢印
形状に形成され、後端に重り部28bを有していて、不
使用時は、図24(A)に示すように先端部28aが真
下を向く姿勢で収容される。このとき、荷台当接部材2
8は、支持ピン30に、長孔31の端部が当たる状態で
吊り下げられる。荷台当接部材28の使用時は、荷台当
接部材28を少し持ち上げて回動させる。これにより、
後端の重り部28bの重量によって、先端部28aが上
を向く回動力が生じ、この状態で、支持部材29に設け
られた回動位置規制用のストッパ32,33に当たるこ
とで、荷台当接部材28は水平姿勢に保持される。この
水平姿勢において、長孔31内で荷台当接部材28の出
入り調整が行われる。
【0034】図23に示した被検出具27は、図21に
示すように、台車走行方向に延びる棒または板状のドグ
であり、先端に反射板27aを有していて、ブラケット
34により台車本体7aに取付けられている。この被検
出具27は、図22に示すように、作業台車6に設けら
れた走行位置決め用の検出手段35により検出される。
【0035】作業台車6の走行位置決め検出手段35
は、被検出具27の反射板27aを検出する第1の減速
用検出器36と、被検出具27を各々検出する第2の減
速用検出器37および停止用検出器38とで構成され
る。第1の減速用検出器36は、赤外線光を照射し、反
射板27aの反射光を検出することで、反射板27aが
所定距離まで近接したことを検出して、その検出信号に
より作業台車6を減速させる。第2の減速用検出器37
はフォトセンサまたは近接スイッチ等からなり、被検出
具27を検出することで、その検出信号により作業台車
6を微速に減速させる。停止用検出器38は、同じくフ
ォトセンサまたは近接スイッチ等からなり、被検出具2
7を検出することで、その検出信号により作業台車6を
停止させる。各検出器36〜38は、作業台車6にその
進退方向に突出して設けられた検出器類取付フレーム3
9に取付けられている。この検出器類取付フレーム39
には、さらに走行端検出器40が取付けられている。走
行端検出器40は、リミットスイッチ等からなり、作業
台車6の走行経路の両端に設けられたドグ(図示せず)
を検出することで、作業台車6を停止させるものであ
る。
【0036】図16に概略平面図で作業台車6の検出器
類の配置を示すように、走行位置決め検出手段35は、
各作業台車6に設けられていて、作業位置指示台車7に
対する作業台車6の停止制御に用いる他に、隣合う作業
台車6が相互に近接した場合の停止制御に兼用される。
このため、各作業台車6には、走行位置決め検出手段3
5に対する被検出具27が設けられている。この被検出
具27は、図21と共に前述した作業位置指示台車7の
被検出具27と同じ構成のものであり、先端に反射板2
7aを有している。走行位置決め検出手段35は、作業
台車6の前部に突出して設けたものであるが、各作業台
車6には、後退衝突防止検出手段35Aが後部に突出し
て設けられ、かつ後退用の被検出具27Aが、後退衝突
防止検出手段35Aに対応して設けられている。前進用
の走行位置決め検出手段35と、後退衝突防止検出手段
35Aとは、互いに作業台車6の進行方向に直交する方
向に離れて設けられている。後退衝突防止検出手段35
Aおよび被検出具27Aは、前進用の走行位置決め検出
手段35および被検出具27とは、向きが異なるだけで
互いに同じ構成のものである。
【0037】各作業台車6の前進用の走行位置決め検出
手段35を設置した検出器類取付フレーム39には、前
方台車載荷検出手段41が取付けられている。前方台車
載荷検出手段41は、前方の作業台車6にパレットPが
載せられていることを検出する手段であり、図17に2
台の作業台車6の隣接部を正面側から示すように、光電
式の検出器が用いられている。
【0038】図16に示すように、各作業台車6は光伝
送装置42を備えていて、これら光伝送装置42は、そ
の光線が互いに干渉しないように配置される。図示の例
では、これら光伝送装置42は、前方の作業台車6につ
いては、後退衝突防止検出手段35Aを設置した検出器
類取付フレーム39に設置され、後方の作業台車6につ
いては、前進用の走行位置決め検出手段35を設置した
検出器類取付フレーム39に設置されている。光伝送装
置42は、図1の操作盤17との間の信号の受信または
送受を行う手段であり、作業台車6の走行経路の端部に
設置された操作盤側光伝送装置43との間で、赤外線光
の送受を行う。
【0039】各作業台車6は、走行量を検出する走行量
検出手段44を有しており、この走行量検出手段44で
検出された走行量を用いて作業位置を決定する。走行量
検出手段44は、走行量そのものを検出する手段であっ
ても良く、作業台車6の走行位置を検出する手段であっ
ても良い。この例では、作業台車6の走行用モータ22
の回転数から走行量を検出するものとしてある。台車制
御手段60は、具体的には、作業位置指示台車7を検出
することによって最初の作業位置を認識し、かつその最
初の作業位置を基準として、走行量検出手段44で得ら
れる走行量から以後の作業位置を定めるものとしてあ
る。作業位置は、トラック3の荷台3aに対して荷積み
作業を行う作業台車停止位置のことであり、以後の各回
の作業位置は、物品Wの略1個分だけ順次離れた位置と
される。なお、各作業台車6は、光伝送装置42の配置
を除いて、互いに同じ構成のものであり、光伝送装置4
2の取付位置を変更するだけで、互換使用ができるもの
としてある。そのため、作業台車6の配置によっては不
要となる検出器類があるが、その不要な検出器類は、使
用しないだけで、そのまま残される。
【0040】上記具体構成の場合の動作を説明する。ト
ラック3への荷積みの開始時に、上記のように、作業位
置指示台車7を、トラック3の荷台3aの前端位置まで
手で押して移動させる。このとき、停止ステーション2
内で、トラック3の進入位置が左右に偏り過ぎていた
り、斜めに進入していた場合は、両側の経路のいずれか
の作業台車6が、トラック3に干渉するか、または干渉
しそうになる。これにより、後に作業台車6が移動する
ときに、トラック3と干渉するか否かの確認が行える。
すなわち、作業位置指示台車7のトラック側への突出量
B1(図23)は、作業台車6の突出量B2(図5)と
略同じであるため、上記の干渉確認が行える。干渉する
か、干渉の恐れがある場合は、トラック3を停止ステー
ション2に入れ直して許容範囲の進入位置とする。な
お、作業位置指示台車7は、手押し台車であるため、ト
ラック3に干渉しても損傷の問題がない。
【0041】荷台3aの略前端よりも若干行き過ぎた位
置まで作業位置指示台車7を移動させた後、図23のよ
うに、作業位置指示台車7の荷台対応位置決め手段26
の荷台当接部材28を水平姿勢として突出させ、荷台当
接部材28が荷台3aのあおり3bの端面に当たるまで
作業位置指示台車7を戻す。これにより、トラック停止
ステーション2への進入位置が毎回ばらついても、その
荷台3aの前端位置に対して、作業位置指示台車7が正
しく位置決めされる。
【0042】このように、作業位置指示台車7を位置決
めした後は、台車制御手段60の制御による自動運転
で、各作業台車6により、貯留ステーション1の物品W
を1個ずつ取り出して、トラック3の荷台3aに前端か
ら後方へ順次並べて積み込む作業が行われる。この自動
運転において、作業台車6のトラック3に対する最初の
作業位置(荷積み作業のための停止位置)は、作業台車
6が作業位置指示台車7を検出することによって定めら
れる。すなわち、作業台車6が前進して、その走行位置
決め検出手段35で作業位置指示台車7の被検出具27
を検出することで停止する。このとき、前述のように、
被検出具27の反射板27aを第1の減速用検出器36
で検出することで、走行を減速させ、第2の減速用検出
器37で被検出具27を検出することで微速状態まで減
速させ、停止用検出器38で被検出具27を検出するこ
とにより停止させる。
【0043】次回からの作業台車6の作業位置は、最初
の作業位置を基準として、作業台車6の走行量検出手段
44で検出される走行量から、台車制御手段60により
定められる。同じレール5上に設置された後方の作業台
車6についても、前方の作業台車6の最初の作業位置を
基準として、各回の作業位置が、走行量検出手段44で
検出される走行量に従って、台車制御手段60により定
められる。
【0044】同じレール5上で2台の作業台車6を走行
させるが、後方の作業台車6が前進するときの作業台車
相互の衝突は、前方の作業台車6に設けられた被検出具
27を後方の作業台車6に設けられた走行位置決め検出
手段35で検出して停止させることで防止される。この
検出による停止は、衝突回避だけでなく、後方の作業台
車6を前方の作業台車6の隣の作業位置に停止させる場
合の位置決め制御として使用しても良い。また、前方向
の作業台車6が後退するときに、後方の作業台車6に衝
突することについては、後方の作業台車6に設けられた
被検出具27を前方の作業台車6の後退衝突防止検出手
段35Aで検出することで回避される。貯留ステーショ
ン1の両側の系列の荷積み作業は、互いに独立して並行
に進められる。
【0045】
【発明の効果】この発明の荷積みシステムは、フォーク
を有しトラックの荷台に沿って走行自在な作業台車によ
り、前記荷台に台車走行方向に並べて物品を積み込む荷
積みシステムにおいて、前記作業台車に、トラックへの
積み込み位置に接近したことを検出する積み込み位置接
近検出手段と、この接近の検出により荷台の高さを検出
しながらフォークを上昇させるフォーク昇降制御手段と
を設けたため、積み込み作業のサイクルタイムが短縮で
きる。前記積み込み位置接近検出手段が、前方台車に近
づいたことの検出、および作業台車の走行距離が所定距
離に達したことの検出によって、積み込み位置へ接近し
たと判断する機能を有する場合は、1サイクル目におい
て、積み込み作業を迅速に行うことができる。前記積み
込み位置接近検出手段が、作業台車がトラックに対して
複数回往復して物品を積み込む場合に、積み込み位置へ
の接近を前回の積み込み位置から判断する機能を有する
ものである場合は、2サイクル目以降において、積み込
み作業を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる荷積みシステム
のレイアウト図である。
【図2】同システムの側面図である。
【図3】同システムのトラック停止ステーションにおけ
る破断正面図である。
【図4】同システムの貯留ステーションにおける破断正
面図である。
【図5】その作業台車の側面図である。
【図6】(A),(B)は各々同作業台車の正面図およ
び平面図である。
【図7】同荷積みシステムの概念構成のブロック図であ
る。
【図8】同荷積みシステムの概念構成の一部を詳細に示
すブロック図である。
【図9】同荷積みシステムのフォーク上昇動作のタイミ
ングを示す動作説明図である。
【図10】(A)はフォークの側面図、(B)は同正面
図である。
【図11】あおり検出手段によるあおり検出動作の説明
図である。
【図12】荷台側面位置検出手段の検出動作説明図であ
る。
【図13】フォーク前進による荷台縁部検出の動作説明
図である。
【図14】荷台あおり間の隙間と検出手段の関係を示す
動作説明図である。
【図15】(A)はフォーク上昇動作の流れ図、(B)
はフォーク前進動作の流れ図である。
【図16】同作業台車の検出器類の配置を平面図で示す
説明図である。
【図17】同作業台車における前方荷積み検出器の付近
を示す正面図である。
【図18】走行位置決め検出手段および被検出具を作業
台車の略図と共に示す背面図である。
【図19】同走行位置決め検出手段による被検出具の検
出状態を示す背面図である。
【図20】(A)は被検出具を作業台車の略図と共に示
す背面図、(B)は走行位置決め検出手段を作業台車の
略図と共に示す右側面図である。
【図21】作業位置指示台車の側面図である。
【図22】作業位置指示台車と作業台車の走行位置決め
検出手段との関係を示す背面図である。
【図23】作業位置指示台車の側面図である。
【図24】荷台対応位置決め手段の動作説明図である。
【図25】作業位置指示台車の平面図である。
【図26】作業位置指示台車を図23と逆方向から見た
側面図である。
【図27】(A),(B)は各々パレットのフォーク非
挿入状態および挿入状態を各々示す正面図である。
【図28】同パレットの平面図である。
【符号の説明】
1…貯留ステーション 2…停止ステーション 3…トラック 3a…荷台 4…コンベヤ 5…レール 6…作業台車 7…作業位置指示台車 19…フォーク 22…台車走行モータ 60…台車制御手段 61…上位制御手段 63…フォーク昇降制御手段 64…フォーク進退制御手段 65…上面位置検出手段 67…荷台対応フォーク上昇量制御手段 68…荷台対応フォーク前進量制御手段 70…荷台高さ検出用センサ 75…積み込み位置接近検出手段 76…初回接近検出部 77…次回以降接近検出部 78…前方台車接近検出手段 79…走行距離確認手段 80…前回積み込み位置記憶手段 P…パレット W…物品

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークを有しトラックの荷台に沿って
    走行自在な作業台車により、前記荷台に台車走行方向に
    並べて物品を積み込む荷積みシステムにおいて、前記作
    業台車に、トラックへの積み込み位置に接近したことを
    検出する積み込み位置接近検出手段と、この接近の検出
    により荷台の高さを検出しながらフォークを上昇させる
    フォーク昇降制御手段とを設けたことを特徴とする荷積
    みシステム。
  2. 【請求項2】 前記積み込み位置接近検出手段は、前方
    台車に近づいたことの検出、および作業台車の走行距離
    が所定距離に達したことの検出によって、積み込み位置
    へ接近したと判断する機能を有する請求項1記載の荷積
    みシステム。
  3. 【請求項3】 前記積み込み位置接近検出手段は、作業
    台車がトラックに対して複数回往復して物品を積み込む
    場合に、積み込み位置への接近を前回の積み込み位置か
    ら判断する機能を有するものとした請求項1または請求
    項2記載の荷積みシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005219884A (ja) * 2004-02-06 2005-08-18 Nippon Yusoki Co Ltd 自動移載装置
CN103342240A (zh) * 2013-07-10 2013-10-09 深圳先进技术研究院 袋装物料装车系统和方法
JP7144250B2 (ja) 2018-09-10 2022-09-29 オークラ輸送機株式会社 移載装置および移載方法

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