JP2005085137A - 自動販売機の商品収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガイド板の合理的な改造をもって衝撃音や打撃音を効果的に減少する。
【解決手段】 左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板8,10が上下方向に配設されているとともに、ガイド板8,10が、縦桟8A,10Aと横桟8B,10Bを組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている。
【選択図】 図12

Description

本発明は、左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置に関する。
従来の自動販売機の商品収納装置では、各ガイド板を、側面視において円弧状に湾曲形成された板金から製作し、この板金製ガイド板の上端部を筒状にカール加工して、このカール部に挿通された吊下げ軸を介して左右の板金製の側板間に揺動自在に吊下げ支持するとともに、各板金製ガイド板をそれの下端側が商品収納通路内に突出する姿勢に揺動付勢するネジリバネ等の付勢手段を設けていた。
更に、板金製ガイド板の商品受け面には、少なくとも孔、スリットの一種類を全域に多数分散形成するとともに、商品収納通路内を落下してくる商品が板金製ガイド板に衝突して、ガイド板が付勢手段の付勢力に抗して退避揺動したとき、それの下端部を下方に隣接する板金製ガイド板のカール部に当接させる、又は、左右の側板間に架設された金属製の規制軸に当接させることにより、商品接当に伴う板金製ガイド板の最大後退揺動位置を規制するように構成していた(特許文献1、2、3参照)。
特開平10−91861号公報 特開平9−153183号公報 実用新案登録第2549687号公報
投入された商品は、商品収納通路を構成する状態で上下方向に沿って配設された円弧状の板金製ガイド板と当接しながら落下供給されるが、このとき、従来では、ガイド板にスリット又は孔を形成することによって質量の軽減化を図り、衝突音の発生源自体を小さくするとともに、衝撃音の共鳴を抑制するように構成しているものの、それでも商品通路内を落下する商品が板金製ガイド板に当接したときの衝撃音がまだ大きく、特に、人の聴覚に耳障りな高周波音成分が多く発生していた。
また、商品収納通路内を落下してくる商品がガイド板と衝突すると、ガイド板がネジリバネ等の付勢手段の突出付勢力に抗して退避揺動することにより、落下商品を減速すると同時に落下姿勢を設定収納姿勢(水平姿勢)に矯正することができるものの、商品が当接したときの衝撃でガイド板には大きな回転スピードが付与されるため、板金製のガイド板の下端部が、それの下方に隣接する板金製ガイド板のカール部、又は、側板間に架設された金属製の規制軸を強く打撃することになり、この箇所においても大きな打撃音が発生していた。
しかも、商品接当に伴う板金製ガイド板の最大後退揺動位置が、下方に隣接する板金製ガイド板のカール部、又は、左右の側板間に架設された金属製の規制軸との当接によって
規制されているため、補充されて商品収納通路内に積み上げられた商品の荷重を、揺動自在な可動ガイド板でのみ受止めることになり、可動ガイド板の変形破損を招来する可能性があった。
更に、ペットボトルを収納可能な通路幅の広い商品収納通路と缶専用の通路幅の狭い商品収納通路とを製作する場合、通路幅の広い商品収納通路に対応した長尺の左右勝手違いの両固定ガイド板と、通路幅の狭い商品収納通路に対応した短尺の固定ガイド板と、長尺の固定ガイド板に装着される可動ガイド板と、短尺の固定ガイド板に装着される可動ガイド板といった5種類のガイド板を準備する必要があり、組立て作業の煩雑化と製造コストの高騰化を招来していた。
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、その第1の主たる課題は、ガイド板の合理的な改造をもって衝撃音や打撃音を効果的に減少することのできる自動販売機の商品収納装置を提供する点にあり、第2及び第3の主たる課題は、ガイド板の合理的な改造をもって衝撃音や打撃音を効果的に減少することができるばかりでなく、組立て作業の容易化と製造コストの低廉化を図ることのできる自動販売機の商品収納装置を提供する点にある。
本発明の請求項1による特徴構成は、左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
前記ガイド板が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている点にある。
上記特徴構成によれば、投入された商品が商品収納通路を構成するガイド板に衝突したとき、この衝突によって生じた振動はガイド板を構成する複数の縦桟と横桟を伝わるため、衝突音の放射率が小さくなるとともに、共鳴振動を起こす平面部が少なくなり、しかも,合成樹脂で格子状に一体成形するため、従来の板金製に比して音の吸収(減衰)効果が高く、しかも、弾性率が低く靭性が高いためにバネ効果を発揮し易くなり、衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができる。
特に、従来の板金製のガイド板に比して人の聴感的に耳障りな高周波音成分が少なくなり、より耳に優しい比較的低い周波数帯域にその成分の主要部が集中するため、音圧測定値以上に人の聴感的な静けさを得ることができる。
更に、ガイド板を構成する横桟が縦桟よりも本数が少ない場合には、衝突によって生じた振動が横方向に伝播され難くなり、左右の側板が振動して音を発生することを抑制することができる。
従って、ガイド板を合成樹脂で格子形状に一体成形するといった合理的な改造をもって商品との衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができる。
本発明の請求項2による特徴構成は、左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
前記ガイド板の少なくとも一部が、左右の側板間に架設される固定ガイド板と、この固定ガイド板の上端部に横軸芯周りで揺動自在に枢支され、かつ、商品収納通路内に突出付勢された可動ガイド板との組み合わせから構成されているとともに、固定ガイド板及び可動ガイド板の各々が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている点にある。
上記特徴構成によれば、投入された商品が商品収納通路を構成するガイド板に衝突したとき、この衝突によって生じた振動はガイド板を構成する複数の縦桟と横桟を伝わるため、衝突音の放射率が小さくなるとともに、共鳴振動を起こす平面部が少なくなり、しかも、合成樹脂で格子状に一体成形するため、音の吸収(減衰)効果が高く、弾性率が低く靭性が高いためにバネ効果を発揮し易くなり、従来の板金製に比して衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができる。
しかも、固定ガイド板の上端部に可動ガイド板を横軸芯周りで揺動自在に枢支することにより、補充されて商品収納通路S内に積み上げられた商品の荷重を、可動ガイド板のみならず、最終的には曲げ強度の大きな固定ガイド板で受止めることができるので、可動ガイド板が変形破損することはない。
更に、固定ガイド板と可動ガイド板とを組み合わせてあるガイド板ユニット又はそれと固定ガイド板とを商品収納通路の形態に応じて適宜配設するだけで商品収納装置を組み立てることができる。
従って、固定ガイド板及び可動ガイド板を合成樹脂で格子形状に一体成形するといった合理的な改造をもって商品との衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができるばかりでなく、可動ガイド板の変形破損を抑制することができ、しかも、組立て作業の容易化と製造コストの低廉化を図ることができる。
本発明の請求項3による特徴構成は、左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
前記ガイド板が、通路幅の広い商品収納通路に対応した長尺の固定ガイド板と、通路幅の狭い商品収納通路に対応した短尺の固定ガイド板と、短尺固定ガイド板の前面及び長尺固定ガイド板の前面右側又は前面左側に対して選択的に装着自在で、かつ、商品収納通路内に突出付勢された可動ガイド板とから構成されていて、それらの組み合わせから通路幅の異なる二種類の商品収納通路を選択的に構成するとともに、各固定ガイド板及び可動ガイド板の各々が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている点にある。
上記特徴構成によれば、ペットボトルを収納可能な通路幅の広い商品収納通路と缶専用の通路幅の狭い商品収納通路とを製作する場合でも、単一種類の可動ガイド板を長尺固定ガイド板の前面右側と前面左側及び短尺固定ガイド板の前面に選択的に装着することができるから、三種類のガイド板を作り分けるだけでよく、部品作成のための金型費用が少なくて済むとともに、組立て工数の減少を図ることができる。
しかも、長尺固定ガイド板又は短尺固定ガイド板の上端部に可動ガイド板を横軸芯周りで揺動自在に枢支することにより、補充されて商品収納通路S内に積み上げられた商品の荷重を、可動ガイド板のみならず、最終的には曲げ強度の大きな長尺固定ガイド板又は短尺固定ガイド板で受止めることができるので、可動ガイド板が変形破損することはない。
更に、投入された商品が商品収納通路を構成する各固定ガイド板又は可動ガイド板に衝突したとき、この衝突によって生じた振動は各固定ガイド板又は可動ガイド板を構成する複数の縦桟と横桟を伝わるため、衝突音の放射率が小さくなるとともに、共鳴振動を起こす平面部が少なくなり、しかも、合成樹脂で格子状に一体成形するため、音の吸収(減衰)効果が高く、弾性率が低く靭性が高いためにバネ効果を発揮し易くなり、従来の板金製に比して衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができる。
従って、三種類のガイド板を合成樹脂で格子形状に一体成形するといった合理的な改造をもって、商品との衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができるばかりでなく、可動ガイド板の変形破損を抑制することができ、通路幅の異なる二種類の商品収納通路を備えた商品収納装置を製作する場合でも、組立て作業の容易化と製造コストの低廉化を図ることができる。
本発明の請求項4による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記可動ガイド板の少なくとも縦桟の一部が、固定ガイド板の縦桟の隣接間に対して揺動方向から入り込み自在に構成されているとともに、可動ガイド板の少なくとも縦桟の一部の入り込み移動に連れて、固定ガイド板の少なくとも縦桟の一部の端面が商品受止め位置に臨むように構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、商品収納通路内を落下してくる商品が可動ガイド板と衝突すると、可動ガイド板の少なくとも縦桟の一部が、突出付勢力に抗して退避揺動しながら固定ガイド板の縦桟の隣接間に対して揺動方向から入り込むことにより、落下商品を減速すると同時に落下姿勢を設定収納姿勢(水平姿勢)に矯正することができ、しかも、この可動ガイド板の入り込み移動に連れて、固定ガイド板の少なくとも縦桟の一部の端面が商品受止め位置に臨むから、最終的には商品を強度の大きな固定ガイド板で確実に受け止めることができる。
従って、落下商品を減速しながら設定収納姿勢に矯正することができるばかりでなく、減速した商品を固定ガイド板に受け渡すことができるので、固定ガイド板と商品との衝突音を減少しながら商品を設定収納姿勢で確実に落下案内することができるとともに、可動ガイド板の変形、破損を抑制することができる。
本発明の請求項5による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記固定ガイド板の上部に、可動ガイド板の揺動支軸を脱着自在に支承する軸受け凹部と、左右の側板間に架設される取付け部材を脱着自在に係合保持する係合保持手段とが設けられ、固定ガイド板に係合保持された取付け部材の一部が、軸受け凹部に装着された揺動支軸の抜け出しを阻止する抜け落ち防止部に構成されている点にある。
上記特徴構成によれば、固定ガイド板の上部に形成された軸受け凹部に可動ガイド板の揺動支軸を装着したのち、固定ガイド板の上部に設けた係合保持手段を介して取付け部材を係合保持することにより、固定ガイド板と可動ガイド板とを一つのガイド板ユニットとして取り扱うことができるから、組み立て作業の容易化,能率化を図ることができる。
しかも、固定ガイド板の上部に軸受け凹部が直接形成され、かつ、これに装着した可動ガイド板の揺動支軸の抜け出し移動を、ガイド板ユニットを左右の側板に取付けるための取付け部材の一部を利用して阻止することができるから、部品点数が少なくなり、組み立て作業の容易化、能率化を促進することができる。
本発明の請求項6による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記取付け部材に、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている点にある。
上記特徴構成によれば、左右の側板間に亘って、商品収納通路を構成する固定ガイド板及び可動ガイド板を組み立てる場合、取付け部材に設けた差込み連結手段を、両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済み、しかも、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたときには取付け孔の周縁に係合して、取付け部材と側板とが左右方向での相対移動を阻止した状態で固定連結されるから、各取付け部材が両側板の対向間隔を設定間隔に維持するための骨格部材としても機能する。
従って、左右の側板を吊下げ支持したまま各取付け部材を組付けることが可能であるから、商品収納装置の種類に応じた数の組立て治具及びプレス治具を準備する必要がなく、しかも、部品点数及び組立工数の削減を図ることができるとともに、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図りながら能率良く容易に組み立てることができる。
本発明の請求項7による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記可動ガイド板に揺動支軸が一体成形され、それの一端部には、可動ガイド板を商品収納通路内に突出付勢するネジリバネのコイル部が脱着自在に外装される装着用軸部が一体形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、可動ガイド板の成形時に揺動支軸も同時に一体成形することができるとともに、その揺動支軸の一端側の軸部を利用してネジリバネのコイル部を外装することができるから、部品点数が少なくなり、組み立て作業の容易化、能率化を促進することができる。
本発明の請求項8による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記固定ガイド板の軸受け凹部に、可動ガイド板を商品収納通路内に突出付勢する状態で可動ガイド板の揺動支軸に外装されたネジリバネのコイル部を下方側から支える支持片が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、固定ガイド板の軸受け凹部に可動ガイド板の揺動支軸を外装するとともに、その揺動支軸にネジリバネのコイル部を装着し、ネジリバネの一端部(第1の腕)を可動ガイド板に係合し、更に、ネジリバネの他端部(第2の腕)を固定ガイド板又は取付け部材に係合することにより、固定ガイド板に対して可動ガイド板を商品収納通路側に突出付勢した状態で組み立てることができるのであるが、このとき、図22に示すように、ネジリバネのコイル部は、ネジリバネの他端部を係止することによって生じる反力によって揺動軸芯側へ押されるため、ネジリバネのコイル部が揺動支軸の外周面に強く接触し、可動ガイド板の回転摺動抵抗が増大する不都合がある。
しかし、本願発明では、揺動支軸に外装されたネジリバネのコイル部を下方側から支える支持片が固定ガイド板の軸受け凹部に形成されているので、ネジリバネの他端部を固定ガイド板又は取付け部材に係合することによって、ネジリバネのコイル部を揺動軸芯側に押付ける方向の反力が生じても、揺動支軸芯からズレ移動しようとするネジリバネのコイル部を支持片で受止めることができるから、ネジリバネのコイル部が揺動支軸の外周面に強く押付けられることがなく、可動ガイド板をスムーズに揺動させることができる。
本発明の請求項9による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記固定ガイド板の上部側に、入り込み移動する可動ガイド板の下端部が固定ガイド板の下端部に当接する前に、可動ガイド板の上部側との当接によって最大入り込み位置を規制する弾性変形可能な回転規制片が形成されている点にある。
上記特徴構成によれば、商品収納通路内を落下してくる商品が可動ガイド板と衝突すると、可動ガイド板の少なくとも縦桟の一部が、突出付勢力に抗して退避揺動しながら固定ガイド板の縦桟の隣接間に対して揺動方向から急速に入り込むが、このとき、固定ガイド板の上部側に形成された回転規制片に対して可動ガイド板の上部側が当接して、可動ガイド板の下端部が固定ガイド板の下端部に当接することを防止することができるので、大きな打撃音が発生することがない。
しかも、固定ガイド板の上部側に形成された回転規制片は、可動ガイド板の上部側との当接に連れて弾性変形するため、可動ガイド板の揺動が止められた時に発生する衝撃振動を効果的に減衰して音の発生を抑制することができる。
〔第1実施形態〕
図1に示す自動販売機の商品収納装置では、断熱壁1で囲繞されるキャビネットAの商品収納庫2内に、飲料缶や飲料瓶、ペットボトル等の複数の商品3を下方に払い出し可能な状態でほぼ上下方向に沿って水平姿勢で積重ね収納するための商品収納通路Sを備えた商品収納コラムを前後方向で複数列形成してある商品収納コラムユニットUの二つが、前後方向から吊下げ状態で脱着可能に組付けられているとともに、各商品収納コラムの前面には、商品収納通路Sの上部に商品3を投入するための商品投入口4が形成され、各商品収納通路Sの下部には、商品払出指令信号(販売指令信号)に基づいて最下端から二番目に位置する商品3を受止めながら最下端に位置する商品3を一つずつ払い出す商品払出機構Bが設けられている。
また、各商品収納コラムの商品収納通路Sのうち、前から二列目以降に位置する商品収納通路Sの上部とそれに対応する商品投入口4との間には、それらを斜めに接続するための傾斜導入通路S1を形成する商品導入ガイド5が設けられているとともに、各商品導入ガイド5は、奥側ほど少し下方に位置する傾斜姿勢に形成されていて、商品投入口4から投入された商品3は、左右の側板6間に亘って架設される商品導入ガイド5の傾斜底板5A上を滑降又は転動しながら商品収納通路Sの上部に移入し、商品収納通路S内を蛇行しながら商品払出機構B側へ搬送されるように構成されている。
更に、各商品収納コラムの商品収納通路Sのうち、前から二列目以降に位置する各商品収納通路Sの入口部には、図2〜図5に示すように、傾斜導入通路S1に沿って滑降供給される商品3と当接してそれの投入姿勢を矯正する側面視略への字状の姿勢矯正板7が、商品3の通過移動に連れて横軸芯X周りでシーソー揺動自在で、かつ、上側端部7aが傾斜導入通路S1内の矯正作用位置に突出付勢された状態で設けられているとともに、各姿勢矯正板7が、板厚方向に貫通する多数の貫通孔7bを備えた合成樹脂製の多孔板から構成され、当該実施形態では、図6に示すように、複数の縦桟7Aと横桟7Bを組み合わせた格子形状に弾性を有する合成樹脂(POM)で一体形成されている。
そのため、傾斜導入通路S1に沿って滑降又は転動してきた商品3が姿勢矯正板7の上側端部7aに当接したときに衝撃音が発生するが、姿勢矯正板7が弾性を有する合成樹脂で格子形状に成形されているため、板金製に比して音の吸収(減衰)効果が高く、しかも、弾性率が低く靭性が高いためにバネ効果を発揮し易い。更に、この衝突によって生じた振動は複数の縦桟7Aと複数の横桟7Bを伝わるが、共鳴振動を起こす平面部が少なく、衝突音の放射率が小さくなるため、衝撃音を効果的に減少することができる。
特に、従来の板金製の姿勢矯正板に比して人の聴感的に耳障りな高周波音成分が少なくなり、より耳に優しい比較的低い周波数帯域にその成分の主要部が集中するため、音圧測定値以上に人の聴感的な静けさを得ることができる。
商品収納通路Sとしては、図15〜図16に示すように、ペットボトルを収納可能な通路幅Wの広い商品収納通路Sと、図17に示すように、缶専用の通路幅Wの狭い商品収納通路Sとの二種類が存在し、通路幅Wの広い商品収納通路Sには、これの通路幅Wを収納商品(ペットボトル又は缶)3の長さに応じて変更するべく、商品収納通路Sの上端近くから下端部にまで及ぶ長さを有する板金製の幅調整板(図示せず)が、通路幅方向に平行又は略平行姿勢のまま移動操作自在に配設されている。
商品収納通路Sを構成するガイド板は、図12〜図17に示すように、通路幅Wの広い商品収納通路Sに対応した長尺の固定ガイド板8と、通路幅Wの狭い商品収納通路Sに対応した短尺の固定ガイド板9と、長尺固定ガイド板8の前面の左側又は右側に対して若しくは短尺固定ガイド板9の前面に対して選択的に装備可能な共通部品としての可動ガイド板10とからなり、各ガイド板8,9,10は、板厚方向に貫通する多数の貫通孔8a,9a,10aを備えた合成樹脂製の多孔板から構成され、当該実施形態では、複数の縦桟8A,9A,10Aと横桟8B,9B,10Bを組み合わせた格子形状に弾性を有する合成樹脂(POM)で一体成形されている。
そのため、投入された商品3が商品収納通路Sを構成する固定ガイド板8,9及び可動ガイド板10に衝突したとき、この衝突によって生じた振動は固定ガイド板8,9及び可動ガイド板10を構成する複数の縦桟8A,9A,10Aと横桟8B,9B,10Bに伝播されるため、衝突音の放射率が小さくなるとともに、共鳴振動を起こす平面部が少なくなり、しかも、弾性を有する合成樹脂で格子形状に一体成形されているため、音の吸収(減衰)効果が高く、弾性率が低く靭性が高いためにバネ効果を発揮し易くなり、従来の板金製に比して衝撃音又は打撃音を効果的に減少することができる。
更に、固定ガイド板8,9及び可動ガイド板10を構成する横桟8B,9B,10Bの本数が縦桟8A,9A,10Aの本数よりも少ないため、商品3との衝突や打撃等により発生した振動が横方向に伝播され難く、商品収納コラムを構成する板金製の両側板6全体が振動して音を発生することを効果的に抑制することができる。
長尺固定ガイド板8の上部には、図12に示すように、通路幅Wの広い商品収納通路Sを形成する左右の側板6間に架設される板金製の取付け部材13を脱着自在に係合保持する係合保持手段Cが設けられているとともに、短尺固定ガイド板9の上部にも、図13に示すように、通路幅Wの狭い商品収納通路Sを形成する左右の側板6間に架設される板金製の取付け部材13を脱着自在に係合保持する同一構造の係合保持手段Cが設けられ、更に、各取付け部材13には、左右の側板6に設けられた取付け孔14に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔14(図23参照)の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Dが設けられている。
そして、長尺固定ガイド板8、短尺固定ガイド板9、長尺固定ガイド板8の前面左側に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニット(図16参照)、長尺固定ガイド板8の前面右側に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニット(図15参照)、短尺固定ガイド板9の前面に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニット(図17参照)を製作し、その中から商品収納通路Sの形態に応じて選定された部品を、収納予定商品3の最大長さよりも若干大きな間隔で固定連結された左右一対の側板6間に亘って、前後方向に間隔をおいて対向する状態で、かつ、前後方向で対向するガイド板同士の高さを互いに半ピッチずつ位置齟齬する状態で架設することにより、各商品収納通路Sが商品補充時の落下衝撃を緩和可能な蛇行状に構成されている。
また、各商品収納通路Sの下部側で、かつ、商品払出機構Aの上方近傍箇所には、商品収納通路S内の商品Gの存否を検出するべく、幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に弾性力で突出付勢された板金製の売切れ感知板(売切れフラッパー)11がそれの上端側の横軸芯周りで揺動自在に設けられている。
次に、姿勢矯正板7及びそれの取付け構造について説明する。
図2〜図6に示すように、姿勢矯正板7は、複数の縦桟7Aと複数の横桟7Bとをもって側面視略くの字状に合成樹脂で一体成形されていて、各縦桟7Aの屈曲箇所には、左右一対の側板6間に亘って架設される筒状の揺動支軸15が相対回転自在に挿入される軸受け孔7cが貫通形成されているとともに、姿勢矯正板7の上側端部7aは、商品導入ガイド5の傾斜底板5A上を滑降又は転動してくる商品3がスムーズに押し上げながら移入できるように、その先端ほど上方に位置する傾斜姿勢に屈曲形成されている。
前記姿勢矯正板7のうち、最後列以外の商品収納通路Sの入口部に配置される姿勢矯正板7とそれの上方位置に配設される固定部材の一例である商品導入ガイド5の傾斜底板5Aとの間には、姿勢矯正板7の上側端部7aを傾斜導入通路S1内の矯正作用位置に付勢維持し、かつ、商品3との当接に伴う姿勢矯正板7の上側端部7aの押し上げ揺動に連れて弾性変形するダンパー16が設けられているとともに、最後列の商品収納通路Sの入口部に配置される姿勢矯正板7とそれの上方位置に配設される固定部材の一例である横断面略Lの字状の間隔規制部材17との間にも、姿勢矯正板7の上側端部7aを傾斜導入通路S1内の矯正作用位置に付勢維持し、かつ、商品3との当接に伴う姿勢矯正板7の上側端部7aの押し上げ揺動に連れて弾性変形するダンパー16が設けられている。
各ダンパー16は、姿勢矯正板7の左右方向中央部の上側部分に形成された凹部7fに臨む横桟部分に一体成形された側面視略L状のダンパー片から構成されていて、商品導入ガイド5の傾斜底板5A又は間隔規制部材17に当接する厚肉の当り部16aと、弾性変形可能な薄肉の繋ぎ部16bとから構成されている。
前記商品収納通路Sを構成する状態で上下方向に沿って配設される複数のガイド板8,9,10のうち、商品投入口4に対面する状態で商品収納通路Sの最上部に位置するガイド板10が、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の上端部の横軸芯X周りで揺動自在で、かつ、ネジリバネ12の弾性付勢力で商品収納通路S内に突出付勢された可動ガイド板から構成されているとともに、姿勢矯正板7の下側端部7dが、商品収納通路S内に突出付勢されている可動ガイド板10の上下中央部に当接するように構成され、更に、可動ガイド板10の下半側が商品3との当接に連れて最大後退位置にまで揺動したときにおいても、姿勢矯正板7に一体成形されたダンパー片16の当り部16aとそれの上方に配置された商品導入ガイド5の傾斜底板5A又は間隔規制部材17との当接状態が常時維持されるように構成されている。
そして、姿勢矯正板7が商品3と接触していない初期設定状態では、図2に示すように、姿勢矯正板7に一体成形されたダンパー片16の当り部16aが商品導入ガイド5の傾斜底板5A又は間隔規制部材17に当接し、かつ、姿勢矯正板7の下側端部7dが商品収納通路S内に突出付勢されている可動ガイド板10の上下中央部に当接しているため、姿勢矯正板7は、ダンパー片16の弾性付勢力と可動ガイド板10を突出付勢するネジリバネ12の弾性付勢力とのバランスの取れた中立姿勢に維持されている。
姿勢矯正板7が中立姿勢にある状態では、図2、図3に示すように、姿勢矯正板7の上側端部7aと商品導入ガイド5の傾斜底板5Aの上面との間の最小対向間隔が、商品3の直径よりも少し小なる間隔に設定されていて、傾斜導入通路S1に沿って滑降又は転動してきた商品3が、商品収納通路Sの入口部に設けられた姿勢矯正板7の上側端部7aに当接したとき、その上側端部7aを中立姿勢への弾性付勢力に抗して上方に押し上げ揺動させることにより、姿勢矯正板7の凹状搬送ガイド面7e側への商品3の移入を許容すると同時に、商品3の投入姿勢を傾斜導入通路S1の幅方向に沿う設定投入姿勢に矯正する。
更に、図3、図4に示すように、傾斜導入通路S1に沿って滑降又は転動してきた商品3が姿勢矯正板7の上側端部7aに当接して、姿勢矯正板7の上側端部7aに押し上げ揺動力が加わって跳ね上げられたとき、及び、図5に示すように、商品3が通過して所期の中立姿勢に復帰揺動したとき、姿勢矯正板7に一体形成されたダンパー片16の繋ぎ部16bの弾性変形によって、姿勢矯正板7の揺動エネルギーを吸収することができるから、姿勢矯正板7の上側端部7aが商品導入ガイド5の傾斜底板5A又は間隔規制部材17を打撃することに起因する衝撃音の発生を防止することができる。
図4、図5に示すように、傾斜導入通路S1に沿って滑降又は転動してきた商品3が姿勢矯正板7の上側端部7aを押し上げてそれの凹状搬送ガイド面7e側に移入し、かつ、姿勢矯正板7の下半側部分を押し込みながら商品収納通路Sに移入案内される際、姿勢矯正板7の下側端部7dと当接している可動ガイド板10もネジリバネ12の突出付勢力に抗して引退揺動されるため、その引退揺動による回転減速作用により、商品3が姿勢矯正板7の下半側部分に衝突したときの衝撃力を効果的に減衰することができ、衝撃音の発生を抑制することができる。
次に、商品収納通路Sを構成するガイド板8,9,10及びそれらの取付け構造について説明する。
長尺固定ガイド板8は、図12、図14〜図16に示すように、15枚の板状の縦桟8Aと上下一対の横桟8Bとをもって格子形状に合成樹脂で一体成形されているとともに、各縦桟8Aのうち、商品収納通路S側に臨む商品ガイド端面8bが、側面視において略弓形状又は湾曲形状に形成され、背面側の端面8cが、側面視において鉛直方向に沿った直線状又は略直線状に形成されている。
また、各縦桟8Aのうち、左右両外側に位置する縦桟8Aを除く他の各縦桟8Aの上端側背面には、側面視略L字状に窪む軸受け面20aが切欠き形成され、これに対抗する上側横桟8Bのうち、縦桟8Aの隣接間中央相当位置と左右両外側の縦桟8Aに連続する部位には、縦桟8Aの上端よりも上方に突出する方形状の軸受け片20bが一体成形されていて、縦桟8Aの軸受け面20aと横桟8B側の軸受け片20bとをもって、可動ガイド板10の揺動支軸21を脱着自在に支承する軸受け凹部20が形成されているとともに、左右両外側に位置する縦桟8Aには、軸受け凹部20に装着された揺動支軸21の端面に当接又は近接してそれの横軸芯X方向への摺接移動を規制する抜止め片22が一体形成されている。
短尺固定ガイド板9は、図13、図14、図17に示すように、10枚の板状の縦桟9Aと上下一対の横桟9Bとをもって格子形状に合成樹脂で一体成形されているとともに、各縦桟9Aのうち、商品収納通路S側に臨む商品ガイド端面9bが、側面視において略弓形状又は湾曲形状に形成され、背面側の端面9cが、側面視において鉛直方向に沿った直線状又は略直線状に形成されている。
また、各縦桟9Aのうち、左右両外側に位置する縦桟9Aを除く他の各縦桟9Aの上端側背面には、長尺固定ガイド板8と同様に、側面視略L字状に窪む軸受け面20aが切欠き形成され、これに対抗する上側横桟9Bのうち、縦桟9Aの隣接間中央相当位置と左右両外側の縦桟9Aに連続する部位には、縦桟9Aの上端よりも上方に突出する方形状の軸受け片20bが一体成形されていて、縦桟9Aの軸受け面20aと横桟9B側の軸受け片20bとをもって、可動ガイド板10の揺動支軸21を脱着自在に支承する軸受け凹部20が形成されているとともに、左右両外側に位置する縦桟9Aには、軸受け凹部20に装着された揺動支軸21の端面に当接又は近接してそれの横軸芯X方向への摺接移動を規制する抜止め片22が一体形成されている。
また、長尺固定ガイド板8の各縦桟8Aのうち、左右両外側に位置する縦桟8Aを除く他の各縦桟8Aの背面で、下側横桟8Bとの接合箇所に連続する上側部分には、側面視において三角形状に窪む切込み部26が形成されているとともに、短尺固定ガイド板9の各縦桟9Aのうち、左右両外側に位置する縦桟9Aを除く他の各縦桟9Aの背面で、下側横桟9Bとの接合箇所に連続する上側部分にも、側面視において三角形状に窪む切込み部26が形成されている。
そのため、各固定ガイド板8,9の左右中間に位置する各縦桟8A,9Aは夫々厚み方向に若干の弾性を有することになり、各固定ガイド板8,9に商品3が衝突したときの衝撃力を緩和して衝撃音の発生を抑制することができる。
可動ガイド板10は、図12、図15〜図17に示すように、12枚の板状の縦桟10Aと上下一対の横桟10Bとをもって格子形状に合成樹脂で一体成形され、各縦桟10Aの商品収納通路S側に臨む商品ガイド端面10b及び背面側の端面10cが、側面視において略弓形状又は湾曲形状に形成されているとともに、縦桟10Aのうち、板状の上側横桟10Bよりも上方に突出する縦桟10Aの上端部に亘って揺動支軸21が一体形成され、更に、揺動支軸21の一端部には、可動ガイド板10を商品収納通路S内に突出付勢するネジリバネ12のコイル部12aが脱着自在に外装される小径のバネ装着用軸部21Aが一体形成されている。
可動ガイド板10は、商品ガイド端面10b及び背面側端面10cを共に略弓形状又は湾曲形状に形成して、上下方向全域での厚みが必要以上に厚くならない状態で略均等化することにより、揺動方向に若干の弾性を有することになり、揺動が止められたときに発生する衝撃振動を減衰することができる。
可動ガイド板10の縦桟10Aのうち、左右両外側位置及び左右中央位置において夫々隣接する両縦桟10Aを、長尺固定ガイド板8の縦桟8Aの隣接間及び短尺固定ガイド板9の縦桟9Aの隣接間に揺動方向から入り込み可能な幅で近接配置するとともに、両固定ガイド板8,9の縦桟8A,9Aの形成ピッチと可動ガイド板10の左右中間に位置する縦桟10Aの形成ピッチとが同一に構成されている。
そのため、長尺固定ガイド板8の軸受け凹部20の左側に可動ガイド板10の揺動支軸21を揺動自在に装着して構成されるガイド板ユニット(図16参照)、長尺固定ガイド板8の軸受け凹部20の右側に可動ガイド板10の揺動支軸21を揺動自在に装着して構成されるガイド板ユニット(図15参照)、短尺固定ガイド板9の軸受け凹部20に可動ガイド板10の揺動支軸21を揺動自在に装着して構成されるガイド板ユニット(図17参照)の何れにおいても、可動ガイド板10の縦桟10Aの大部分が、長尺固定ガイド板8の縦桟8Aの隣接間又は短尺固定ガイド板9の縦桟9Aの隣接間に対して揺動方向から入り込み自在に構成されているとともに、この可動ガイド板10の入り込み移動に連れて、長尺固定ガイド板8の商品ガイド端面8b及び短尺固定ガイド板9の商品ガイド端面9bの少なくとも一部、詳しくは、下半側部分が可動ガイド板10の商品ガイド端面10bと面一になる商品受止め位置に臨むように構成されている。
そして、図7〜図11に示すように、商品収納通路S内を落下してくる商品3が可動ガイド板10と衝突すると、可動ガイド板10の縦桟10Aの下半側部分が、ネジリバネ12の突出付勢力に抗して退避揺動しながら長尺固定ガイド板8の縦桟8Aの隣接間又は短尺固定ガイド板9の縦桟9Aの隣接間に対して揺動方向から入り込むことにより、落下商品3を減速すると同時に落下姿勢を設定収納姿勢(水平姿勢)に矯正することができ、しかも、この可動ガイド板10の入り込み移動に連れて、長尺固定ガイド板8の商品ガイド端面8bの下半側部分又は短尺固定ガイド板9の商品ガイド端面9bの下半側部分が、可動ガイド板10の商品ガイド端面10bと面一となる商品受止め位置に臨むから、最終的には商品3を充分な縦方向曲げ強度を有する長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9で受け止めることができる。
それ故に、図11に示すように、補充されて商品収納通路S内に積み上げられた商品3の荷重を、長尺固定ガイド板8を構成する縦方向曲げ強度の大きな複数の縦桟8A又は短尺固定ガイド板9を構成する縦方向曲げ強度の大きな複数の縦桟9Aで受止めることができるので、可動ガイド板10が変形破損することはない。
図14に示すように、長尺固定ガイド板8の上側横桟8Bの下辺の左右中央位置と左右外側端側に偏位した位置との三箇所、及び、短尺固定ガイド板9の上側横桟9Bの左右外側端側に偏位した位置の二箇所には、入り込み移動する可動ガイド板10の下側横桟10Bが固定ガイド板8,9の下側横桟8B,9Bに当接する前に、可動ガイド板10の縦桟10Aの上部側との当接によって最大入り込み位置を規制する弾性変形可能な回転規制片23が一体形成されている。
そのため、図7、図8に示すように、商品収納通路S内を落下してくる商品3が可動ガイド板10と衝突すると、可動ガイド板10の縦桟10Aの下半側部分が、ネジリバネ12の突出付勢力に抗して退避揺動しながら長尺固定ガイド板8の縦桟8Aの隣接間又は短尺固定ガイド板9の縦桟9Aの隣接間に対して揺動方向から急速に入り込むが、このとき、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の上部側に形成された回転規制片23に対して可動ガイド板10の縦桟10Aの上部側が当接して、可動ガイド板10の下端部が長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の下端部に当接することを防止することができるので、大きな打撃音が発生することがない。しかも、回転規制片23は、可動ガイド板10の縦桟10Aの上部側との当接に連れて弾性変形するため、可動ガイド板10の揺動が止められた時に発生する衝撃振動を効果的に減衰して音の発生を抑制することができる。
図14〜図22に示すように、長尺固定ガイド板8の上側横桟8Bのうち、軸受け凹部20右側又は左側に装着された可動ガイド板10の揺動支軸21のバネ装着用軸部21Aに対応する部位、及び、短尺固定ガイド板9の上側横桟9Bのうち、軸受け凹部20に装着された可動ガイド板10の揺動支軸21のバネ装着用軸部21Aに対応する部位の各々には、バネ装着用軸部21Aに外装されたネジリバネ12のコイル部12aを下方側から支える略三角形のコイル支持片24が一体形成されている。
そのため、図18〜図22に示すように、各固定ガイド板8,9の軸受け凹部20に装着された揺動支軸21のバネ装着用軸部21Aにネジリバネ12のコイル部12aを装着し、ネジリバネ12の一端部(第1の腕)12bを、可動ガイド板10の一端側の近接配置された両縦桟10A間で、かつ、上側横桟10Bの裏面に形成された断面略三角形状のバネ受け部25に係止し、更に、ネジリバネ12の他端部(第2の腕)12cを、各固定ガイド板8,9の軸受け凹部20に係合保持された取付け部材13に係止することにより、各固定ガイド板8,9に対して可動ガイド板10を商品収納通路S側に突出付勢した状態で組み立てることができるのであるが、このとき、ネジリバネ12のコイル部12aは、ネジリバネ12の他端部12cを係止することによって生じる反力(図22の矢印イ)によって揺動軸芯X側へ押されるが、この反力で揺動軸芯Xからズレ移動しょうとするネジリバネ12のコイル部12aの下側周面部分を下方(図22の矢印ロ、ハ)からコイル支持片24で受止めることができるから、ネジリバネ12のコイル部12aが揺動支軸21の外周面に強く押付けられることがなく、可動ガイド板10をスムーズに揺動させることができる。
次に、前記係合保持手段Cについて説明する。
図12〜図22に示すように、各固定ガイド板8,9の縦桟8A,9Aのうち、左右両外側に位置する縦桟8A,9A及び左右中央側の特定位置の縦桟8A,9Aを除く他の各縦桟8A,9Aの上部に、軸受け凹部20に向かって水平に開口する薄い横向きのスリット28を形成するとともに、長尺固定ガイド板8の軸受け片20bのうち、左右中央位置と左右外側端側に偏位した位置との三箇所、及び、短尺固定ガイド板9の軸受け片20bの左右外側端側に偏位した位置の二箇所には、軸受け凹部20に向かって突出する略三角形状のフック片29が一体成形されている。
また、取付け部材13は、図12、図13、図22に示すように、各縦桟8A,9Aのスリット28に係合する状態で軸受け凹部20の上方を覆う水平板部13aと、これの一側辺から軸受け片20bに沿って上方に延出される鉛直板部13bと、これの上端部から軸受け片20bの上部に係合する状態でL字状に延出される係合板部13cとを折曲げ形成してある板金製であり、水平板部13aには、スリット28が形成されていない左右中央側の特定位置の縦桟8A,9Aが入り込み可能な略U字状の位置決め用の切欠部30が形成されているとともに、鉛直板部13bには、水平板部13aの先端がスリット28に係合し、かつ、係合板部13cが軸受け片20bの上部に係合したとき、特定位置の軸受け片20bに形成されたフック片29が弾性的に係合する係合孔31が形成されている。
取付け部材13は、図15〜図17に示すように、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の幅寸法よりも若干長く構成されていて、それの両突出端部が左右の側板6に係合保持されている状態では、取付け部材13の水平板部13aの先端が各縦桟8A,9Aのスリット28に係合し、鉛直板部13bが各縦桟8A,9Aの軸受け面20aに当接し、かつ、係合板部13cが軸受け片20bの上部に亘って係合しているから、商品収納通路Sに投入された商品3による打撃衝撃や積み上げ収納された商品3の荷重が、固定ガイド板8,9に対して商品収納通路Sの奥行き寸法方向(商品の径寸法方向)に広げるように作用したとき、固定ガイド板8,9の幅方向での撓み変形を抑制する状態で補強することができ、固定ガイド板8,9の幅方向での撓み変形に起因する商品3のブリッジ詰まりなどの不具合発生を防止することができる。
また、取付け部材13は、それの水平板部13aの先端が各縦桟8A,9Aのスリット28に対して背面側から係合されているので、商品収納通路Sに投入された商品3が固定ガイド板8,9や可動ガイド板10に衝突、摺接等することによって生じた振動が、主に固定ガイド板8,9の縦桟8A,9Aを介して取付け部材13の水平板部13aの係合先端に伝播されるが、この伝播された振動は、振動騒音を発生し易い左右の板金製側板6の板厚方向とは90度ずれているため、板金製側板6が共鳴振動を起こすことなく分散減衰することができ、騒音の発生を抑制することができる。
更に、取付け部材13は、固定ガイド板8,9の軸受け凹部20内に略収まる小さな断面形状に形成されているため、共鳴振動を起こし易い大きな平面部が存在せず、取付け部材13自体が騒音を発生することはない。
また、特定位置の軸受け片20bに形成されたフック片29は、図18、図19に示すように、軸受け凹部20に可動ガイド板10の揺動支軸21を押し込み装着するとき、それ自身の若干の弾性変形と軸受け片20bの弾性変形とにより、揺動支軸21の通過を許容する位置にまで退避したのち、元の位置に弾性復帰して、揺動支軸21の上方への抜け出しを阻止する阻止部に兼用構成されているとともに、取付け部材13の一部である水平板部13aも、図22に示すように、軸受け凹部20に装着された揺動支軸21の抜け出しを阻止する抜け落ち防止部に兼用構成されている。
そして、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9と可動ガイド板10、ネジリバネ12、取付け部材13を組み立ててガイド板ユニットを製作するに、先ず、図18に示すように、可動ガイド板10の揺動支軸21のバネ装着用軸部21Aにネジリバネ12のコイル部12bを外装するとともに、このネジリバネ12の一端部(第1の腕)12bを、可動ガイド板10の一端側に近接配置された両縦桟10A間で、かつ、上側横桟10Bの裏面に形成された断面略三角形状のバネ受け部25に係止したのち、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の軸受け凹部20に可動ガイド板10の揺動支軸21を押し込み装着する。
次に、図19に示すように、縦桟8A,9Aの上端部とネジリバネ12の他端部(第2の腕)12cとの間に、取付け部材13の水平板部13aの先端を差し込み、この水平板部13aの裏面で取付け部材13のネジリバネ12の他端部12cを押し込みながら取付け部材13を軸受け片20b側に傾動操作すると、図20に示すように、取付け部材13の水平板部13aの先端が各縦桟8A,9Aのスリット28に自然に嵌まり込む。
更に、図21に示すように、取付け部材13を連続して軸受け片20b側に傾動操作すると、取付け部材13における水平板部13aと鉛直板部13bとの間のコーナー部及び鉛直板部13bにより、特定位置の軸受け片20bに形成されたフック片29が弾性的に撓み変形され、図22に示すように、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9の軸受け凹部20内の所定位置に取付け部材13が嵌まり込んだ時点で、フック片29が弾性復帰しながら取付け部材13の鉛直板部13bに形成された係合孔31に係合し、取付け部材13が固定されると同時に、ネジリバネ12が捩じり込み状態で取付けられる。
また、ガイド板ユニットに組み立てられた状態では、ネジリバネ12で付勢されて商品収納通路S側に突出揺動された可動ガイド板10の最大突出位置が、左右両外側に位置する縦桟10Aを除く他の各縦桟10Aの上部の端面10dと取付け部材13の水平板部13aの下面との当接によって規制されている。
そして、商品収納通路Sに投入された商品3により押し込まれた可動ガイド板10は、商品払出作動に連れて落下し続ける商品3との当接が無くなると、ネジリバネ12の弾性付勢力で商品収納通路S側に突出揺動復帰するが、このとき、左右中間に位置する複数の縦桟10Aの上部端面10dが取付け部材13の水平板部13aの下面に分散して当接するため、この分散当接によって個々の打撃が和らげられ、打撃音や衝撃音小さくすることができる。
次に、取付け部材13の差込み連結手段Dについて説明する。
図12〜図17、図23に示すように、取付け部材13の両端部には、左右の側板6に形成された横向きU字状又はV字状の取付け孔14に対して左右方向(通路幅方向)から所定位置への差し込みを許容する切欠部35と、所定位置に差し込まれたとき、取付け孔14の周縁の一部、つまり、取付け孔14の下側コーナー側の張出し外側縁部6cに係合して左右方向での相対移動を阻止する係合孔36とを形成するとともに、横向きU字状又は横向きV字状の取付け孔14で囲まれた弾性変形可能な抜止め用舌片6Aの先端縁6aが、所定位置に差し込まれた取付け部材13の鉛直板部13bに当接又は近接して、取付け部材13の係合孔36と張出し外側縁部6cとの係合状態を維持する抜止め規制部に構成されている。
また、固定ガイド板8,9の各縦桟8A,9Aのうち、左右両外側に位置する縦桟8A,9Aの外側面の上部には、側板6の内側面における取付け孔14の外側縁又はその近くに当接して取付け部材13の差込量を規制する側面視略横方形の差込規制突起37が一体的に突出形成されているとともに、左右両外側に位置する縦桟8A,9Aの外側面の下部側には、左右の側板6に形成された横向きU字状又は横向きV字状の第2取付け孔38のうち、第2取付け孔38で囲まれた弾性変形可能な第2抜止め用舌片6Bの先端縁6bとそれに相対向する底外側縁部6dとの間に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み可能な側面視略縦方形の係合突起39と、側板6の内側面における第2取付け孔38の外側縁又はその近くに当接して係合突起39の差込量を規制する側面視略横方形の差込規制突起37が一体形成されている。
更に、固定ガイド板8,9の下側横桟8B,9Bの裏面側には、下方に隣接する他のガイド板ユニットの取付け部材13の鉛直板部13bに当て付けられるL字状の段部40が切欠き形成されているとともに、取付け部材13の両端部が取付け孔14に差込み固定され、かつ、固定ガイド板8,9の下側横桟8B,9Bに形成された段部40が下方に隣接する他のガイド板ユニットの取付け部材13の鉛直板部13bに当て付けられた状態において、図23(イ)の部分拡大図に示すように、第2抜止め用舌片6Bの先端縁6bと係合突起39の係合面39aとが、縦桟8A,9Aの弾性撓み変形量の範囲内で寸法aだけ重合するように構成されている。
そのため、固定ガイド板8,9の係合突起39を側板6の第2取付け孔38に差込み係合させる場合には、図23(イ)の仮想線で示した矢印のように、縦桟8A,9Aの上下中央部を撓み変形させ、その状態で図23(ロ)の部分拡大図に示すように係合突起39を第2取付け孔38に差込み係合させることになり、その結果、縦桟8A,9Aの弾性復元力で、固定ガイド板8,9の下側横桟8B,9Bに形成された段部40が下方に隣接する他のガイド板ユニットの取付け部材13の鉛直板部13bに当て付け付勢されるため、取付けガタに起因するガタ付き音などの騒音発生を抑制することができる。
〔その他の実施形態〕
(1)上述の実施形態では、姿勢矯正板7、長尺固定ガイド板8、短尺固定ガイド板9、可動ガイド板10の各々を樹脂材料の一例であるPOM(ポリアセタール)で一体成形したが、他の合成樹脂材料やゴム系の樹脂材料で成形してもよい。
(2)前記取付け部材13としては、上述実施形態で説明した横断面略Lの字状形状に限定されるものではなく、端面同士で接触するなど振動の伝播を抑制することができ、かつ、共鳴振動を起こし易い平面部が少ない形状であればよい。
(3)上述の実施形態では、長尺固定ガイド板8、短尺固定ガイド板9、長尺固定ガイド板8の前面左側に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニット、長尺固定ガイド板8の前面右側に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニット、短尺固定ガイド板9の前面に可動ガイド板10を揺動自在に装着してあるガイド板ユニットを製作して、それらの組み合わせから複数種類の商品収納通路Sを選択的に構成することができるようにしたが、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9のみをもって商品収納通路Sを構成するものであってもよく、また、長尺固定ガイド板8又は短尺固定ガイド板9に可動ガイド板10を装着してなるガイド板ユニットのみをもって商品収納通路Sを構成するものであってもよい。
(4)係合保持手段Cとしては、固定ガイド板8,9の上部に対して取付け部材13を脱着自在に係合保持することのできるものであれば、如何なる係合構造のものを採用してもよい。
(5)取付け部材13の差込み連結手段Dとしては、左右の側板6に設けられた取付け孔14に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔14の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止することのできるものであれば、如何なる構造のものを採用してもよい。
本願発明の第1実施形態を示す自動販売機全体の断面側面図 商品投入口に商品を投入したときの要部の断面側面図 姿勢矯正板の上側端部に商品が当接したときの要部の断面側面図 姿勢矯正板の凹状搬送ガイド面に商品が移入したときの要部の断面側面図 姿勢矯正板の下側端部に商品が当接したときの要部の断面側面図 姿勢矯正板の斜視図 商品収納通路に投入された商品が可動ガイド板に当接したときの要部の断面側面図 可動ガイド板が固定ガイド板側に押し込まれたときの要部の断面側面図 商品が可動ガイド板の先端を通過するときの要部の断面側面図 商品が可動ガイド板の先端を通過した直後の要部の断面側面図 商品収納通路内に商品が補充されたときの要部の断面側面図 長尺固定ガイド板、可動ガイド板、ネジリバネ、取付け部材の分解斜視図 短尺固定ガイド板と取付け部材の分解斜視図 長尺固定ガイド板及び短尺固定ガイド板の正面図とそれらの各部位における断面図 長尺固定ガイド板の右側に可動ガイド板を装着したときの正面図 長尺固定ガイド板の左側に可動ガイド板を装着したときの正面図 短尺固定ガイド板に可動ガイド板を装着したときの正面図 固定ガイド板の軸受け凹部に可動ガイド板の揺動支軸を装着する前の要部の断面側面図 固定ガイド板の軸受け凹部に取付け部材を差し入れる前の要部の断面側面図 取付け部材をそれの水平板部の先端がスリットに係入する押し込み操作したときの要部の断面側面図 取付け部材を更に押し込み操作したときの要部の断面側面図 取付け部材が係合固定されたときの要部の断面側面図 差込み連結手段を示す要部の拡大側面図
符号の説明
C 係合保持手段
S 商品収納通路
X 横軸芯
3 商品
6 側板
6c 張出し外側縁部
8 ガイド板(長尺固定ガイド板)
8A 縦桟
8B 横桟
9 ガイド板(短尺固定ガイド板)
9A 縦桟
9B 横桟
10 ガイド板(可動ガイド板)
10A 縦桟
10B 横桟
12 ネジリバネ
12a コイル部
20 軸受け凹部
21 揺動支軸
21A バネ装着用軸部
23 回転規制片
24 コイル支持片

Claims (9)

  1. 左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
    前記ガイド板が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている自動販売機の商品収納装置。
  2. 左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
    前記ガイド板の少なくとも一部が、左右の側板間に架設される固定ガイド板と、この固定ガイド板の上端部に横軸芯周りで揺動自在に枢支され、かつ、商品収納通路内に突出付勢された可動ガイド板との組み合わせから構成されているとともに、固定ガイド板及び可動ガイド板の各々が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている自動販売機の商品収納装置。
  3. 左右の側板間に、複数の商品を上下方向に積み重ね収納可能な蛇腹状の商品収納通路を形成する多数のガイド板を上下方向に配設してある自動販売機の商品収納装置であって、
    前記ガイド板が、通路幅の広い商品収納通路に対応した長尺の固定ガイド板と、通路幅の狭い商品収納通路に対応した短尺の固定ガイド板と、短尺固定ガイド板の前面及び長尺固定ガイド板の前面右側又は前面左側に対して選択的に装着自在で、かつ、商品収納通路内に突出付勢された可動ガイド板とから構成されていて、それらの組み合わせから通路幅の異なる二種類の商品収納通路を選択的に構成するとともに、各固定ガイド板及び可動ガイド板の各々が、縦桟と横桟を組み合わせた格子形状に合成樹脂で一体成形されている自動販売機の商品収納装置。
  4. 前記可動ガイド板の少なくとも縦桟の一部が、固定ガイド板の縦桟の隣接間に対して揺動方向から入り込み自在に構成されているとともに、この可動ガイド板の入り込み移動に連れて、固定ガイド板の少なくとも縦桟の一部の端面が商品受止め位置に臨むように構成されている請求項2又は3記載の自動販売機の商品収納装置。
  5. 前記固定ガイド板の上部に、可動ガイド板の揺動支軸を脱着自在に支承する軸受け凹部と、左右の側板間に架設される取付け部材を脱着自在に係合保持する係合保持手段とが設けられ、固定ガイド板に係合保持された取付け部材の一部が、軸受け凹部に装着された揺動支軸の抜け出しを阻止する抜け落ち防止部に構成されている請求項2〜4のいずれか1項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  6. 前記取付け部材には、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている請求項5記載の自動販売機の商品収納装置。
  7. 前記可動ガイド板には揺動支軸が一体成形され、それの一端部には、可動ガイド板を商品収納通路内に突出付勢するネジリバネのコイル部が脱着自在に外装される装着用軸部が一体形成されている請求項2〜6のいずれか1項に記載の自動販売機の商品収納装置。
  8. 前記固定ガイド板の軸受け凹部には、可動ガイド板を商品収納通路内に突出付勢する状態で可動ガイド板の揺動支軸に外装されたネジリバネのコイル部を下方側から支える支持片が形成されている請求項5又は6記載の自動販売機の商品収納装置。
  9. 前記固定ガイド板の上部側には、入り込み移動する可動ガイド板の下端部が固定ガイド板の下端部に当接する前に、可動ガイド板の上部側との当接によって最大入り込み位置を規制する弾性変形可能な回転規制片が形成されている請求項4記載の自動販売機の商品収納装置。
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