JP2004086854A - 自動販売機の商品収納装置及び商品収納コラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】商品収納庫内に支持される左右の側板2間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路が形成され、両側板2間に亘って取付けられる部材12が、左右の側板2に設けられた取付け孔18に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔18の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられている。
【選択図】 図9
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品収納庫内に支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成し、商品収納通路内に水平状態で上部に積み上げ収納された商品を商品払出指令毎に一つずつ払い出す払出機構を商品通路の下部に設けてある自動販売機の商品収納装置と、それに用いられる商品収納コラム、つまり、商品収納庫内に吊下げ支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成してある自動販売機の商品収納コラムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動販売機の商品収納コラムでは、図40に示すように、左右の側板2間に配設される全てのガイド板の各々が、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域W1外の商品収納通路部分W2に対応する幅に構成された可動ガイド板50と、幅調整板の通路幅変更操作領域W1に対応する幅に構成された固定ガイド板51とを並設して構成されているとともに、可動ガイド板50の上端部にカール形成された筒部50Aと、固定ガイド板51の上端部にカール形成された筒部51Aとに亘って挿通された第1筒軸52を、左右の側板2に形成されている取付け孔55に亘って貫通状態で架設し、更に、固定ガイド板51の下端部にカール加工された筒部51Bに挿通された第2筒軸53を、左右の側板2に形成されている取付け孔56に亘って貫通状態で架設したのち、各筒軸52,53の両突出端部52a,53aの各々を、側板2の外側面に沿って抜止め状態に放射状に折り曲げ加工していた。
【0003】
また、第1筒軸52のうち、可動ガイド板50の上端筒部50Aに切欠き形成された凹部50aに臨む軸部分には、可動ガイド板50を商品収納通路側に突出付勢する捻じりコイルバネ54を、それの両端部54a,54bを可動ガイド板50に形成した係止片50bと上方側に隣接する他の第2筒軸53とに当て付けた状態で装着するとともに、第2筒軸53のうち、幅調整板の通路幅変更操作領域W1外に位置する部分を、商品との接触に伴う可動ガイド板50の通路外方側への最大揺動位置を当接により規制するストッパーに構成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の自動販売機の商品収納コラムでは、可動ガイド板50、固定ガイド板51、第1筒軸52、第2筒軸53といった多数の部品が必要で、しかも、可動ガイド板50の上端部50A及び固定ガイド板51の上下両端部51A,51Bをそれぞれ筒状にカール加工する必要があるため、構造の複雑化と部品コストの高騰化を招来していた。
【0005】
しかも、左右の側板2に可動ガイド板50及び固定ガイド板51を組み立てる場合、従来では、可動ガイド板50、固定ガイド板51、第1筒軸52、第2筒軸53といった多数の部品を自立させるための多数のガイドピンを上下姿勢で植設してある組立て治具を準備し、この組立て治具の上面に、各ガイドピンに対応する箇所に取付け孔が形成されている一方の側板2を載置し、可動ガイド板50、固定ガイド板51、第1筒軸52、第2筒軸53といった多数の部品を各ガイドピンに組付けたのち、多数の取付け孔55が形成されている他方の側板2を装着し、各筒軸52,53の両突出端部52a,53aをプレス治具で曲げ加工することになる。
【0006】
そのため、組立工数が多くなるばかりでなく、大きな特殊な組立て治具及びプレス治具が必要で、しかも、商品収納コラムの種類に応じて組立て治具及びプレス治具の構成も異なるため、治具費用及び段取りの負担が大きくなり、製造コストの高騰化と組立作業能率の低下を招来する大きな要因になっていた。
【0007】
本発明は、上述の実状に鑑みて為されたものであって、第1の主たる課題は、左右の側板間に亘って架設されるガイド板や商品投入姿勢矯正板等の部材の取付け構造の合理的な改造をもって、特殊な組立て治具及びプレス治具を用いることなく能率良く容易に組立てることができるとともに、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図ることのできる自動販売機の商品収納装置を提供する点にあり、第2の主たる課題は、ガイド板の取付け構造の合理的な改造をもって、特殊な組立て治具及びプレス治具を用いることなく能率良く容易に組立てることができるとともに、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図ることのできる自動販売機の商品収納コラムを提供する点にある。
更に、第3の主たる課題は、可動ガイド板の組立て作業の能率化、容易化を図りつつ、可動ガイド板の揺動復帰性能を高めることのできる自動販売機の商品収納コラムを提供する点にあり、第4の主たる課題は、可動ガイド板の組立て作業の能率化、容易化を図りつつ、最前列に位置する商品収納通路の上部での商品投入姿勢の矯正構造を製造コスト面、構造の簡素化面で有利に構成することのできる自動販売機の商品収納装置を提供する点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1による特徴構成は、商品収納庫内に支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成し、商品収納通路内に水平状態で上部に積み上げ収納された商品を商品払出指令毎に一つずつ払い出す払出機構を商品通路の下部に設けてある自動販売機の商品収納装置であって、
左右の側板間に亘って取付けられる部材が、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている点にある。
【0009】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に亘って、商品収納通路を形成するガイド板や投入された商品の投入姿勢を矯正する投入姿勢矯正板等の部材を組み立てる場合、部材の左右両側部の各々に設けた差込み連結手段を、両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済み、しかも、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたときには取付け孔の周縁に係合して、部材と側板とが左右方向での相対移動を阻止した状態で固定連結されるから、各部材が両側板の対向間隔を設定間隔に維持するための骨格部材として機能する。
【0010】
従って、左右の側板を吊下げ支持したまま各部材を組付けることが可能であるから、従来のように商品収納装置の種類に応じた数の組立て治具及びプレス治具を準備する必要がなく、しかも、部品点数及び組立工数の削減を図ることができるとともに、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図りながら能率良く容易に組み立てることができる。
【0011】
本発明の請求項2による自動販売機の商品収納装置の特徴構成は、前記左右の側板に設けられた取付け孔の周縁に、部材の差込み時にたわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して部材を抜止め保持する変形部が形成されている点にある。
【0012】
上記特徴構成によれば、取付け孔の周縁に形成された変形部が、部材の差込み操作に連れてたわみ変形し、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたとき元に復帰して、部材を所定差込み位置に抜止め保持することができるから、部材を抜止め保持するための特別な弾性片を別途設ける必要がなく、製造コストの低廉化と構造の簡素化を促進することができる。
【0013】
本発明の請求項3による特徴構成は、商品収納庫内に吊下げ支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成してある自動販売機の商品収納コラムであって、
前記ガイド板の左右両側部及び/又はガイド板を組付けてある取付け基材の左右両側部の各々に、側板に形成された取付け孔に対して左右方向から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている点にある。
【0014】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に多数のガイド板を組み立てる場合、ガイド板の左右両側部及び/又はガイド板を組付けてある取付け基材の左右両側部の各々に設けた差込み連結手段を、吊下げ支持された両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済み、しかも、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたときには取付け孔の周縁に係合して、ガイド板と側板及び/又は取付け基材と側板とが左右方向での相対移動を阻止した状態で固定連結されるから、各ガイド板及び/又は取付け基材が両側板の対向間隔を設定間隔に維持するための骨格部材として機能する。
【0015】
従って、左右の側板を吊下げ支持したまま各ガイド板及び/又は取付け基材を組付けることができるから、従来のように商品収納コラムの種類に応じた数の組立て治具及びプレス治具を準備する必要がなく、しかも、部品点数及び組立工数の削減を図ることができるとともに、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図りながら能率良く容易に組み立てることができる。
【0016】
本発明の請求項4による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記ガイド板が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板と、上下両端部が左右の側板に直接又は間接的に固定連結された固定ガイド板とから構成されているとともに、前記取付け基材には、可動ガイド板を揺動自在に枢支する枢支手段と、これに枢支された可動ガイド板に突出側への弾性付勢力を付与した状態で弾性付勢体を取付ける取付け手段とが設けられている点にある。
【0017】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に可動ガイド板を組付ける場合、取付け基材に設けた枢支手段により、可動ガイド板を横軸芯周りで揺動自在に組付けることができるばかりでなく、取付け基材に設けた保持手段により、枢支された可動ガイド板に突出側への弾性付勢力を付与した状態で弾性付勢体を予め組付けることができるので、左右の側板に対しては、可動ガイド板と弾性付勢体とを事前に組付けてある取付け基材を左右方向から差し込み操作するだけで済む。
【0018】
従って、取付け基材に可動ガイド板と弾性付勢体とを予め組付けることによって組立作業性を高めることができるから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りつつ組立作業能率の向上を促進することができる。
【0019】
本発明の請求項5による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記固定ガイド板の上端側の左右両側部に差込み連結手段が設けられているとともに、固定ガイド板の下端部には、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部に形成されている被係合部と係合して、少なくとも両者の前後方向での相対移動を阻止する係合部が形成されている点にある。
【0020】
上記特徴構成によれば、側板間に上下方向に沿って固定ガイド板を組付ける場合、各固定ガイド板の上端側の左右両側部に設けられた差込み連結手段を、吊下げ支持された両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作することにより、差込み連結手段が取付け孔の周縁に係合してガイド板の上端部と側板とが左右方向での相対移動を阻止した状態で固定連結される。
【0021】
また、各固定ガイド板の下端部に形成された係合部を、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部に形成されている被係合部と係合することにより、各固定ガイド板の下端部を、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部に設けられている差込み連結手段を利用して側板に固定連結することができる。
【0022】
従って、各固定ガイド板の下端部を側板に直接取付ける場合に比較して、両者の前後方向での相対移動を阻止する係合部と被係合部とを設けるだけで済むから、構造の簡素化と部品点数の削減による製造コストの低廉化を促進することができる。
【0023】
本発明の請求項6による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記商品収納通路の下部側に突出付勢される売切れ感知板を組付けてある板状の第2取付け基材の左右両側部には、側板に形成された取付け孔に対して左右方向から差し込み自在な架設用の掛止部が形成されている点にある。
【0024】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に売切れ感知板を組付ける場合、この売切れ感知板を組付けてある第2取付け基材の左右両側部に形成された掛止部を、側板に形成された取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済むから、例えば、従来のように、売切れ感知板の上端部に筒部をカール形成し、この筒部に挿通された筒軸を左右の側板に形成された取付け孔に貫通させたのち、筒軸の突出端部を抜止め加工する場合に比して、構造の簡素化と部品点数の削減による製造コストの低廉化を促進することができる。
【0025】
本発明の請求項7による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記差込み連結手段が、側板に形成された取付け孔の周縁の一部を弾性変形させながら通路幅方向から差し込み自在で、かつ、所定差し込み位置で取付け孔の周縁の一部に係合する抜止め用の係止凹部を備えた掛止部から構成されている点にある。
【0026】
上記特徴構成によれば、ガイド板及び/又は取付け基材を左右の側板間に架設する際、ガイド板及び/又は取付け基材の両端部に形成された掛止部の各々を、側板に形成された取付け孔に対してそれの周縁の一部を弾性変形させながら通路幅方向から差し込み操作すると、所定差し込み位置に到達した時点で掛止部の係止凹部が取付け孔の周縁の一部に係合し、左右の側板に対してガイド板及び/又は取付け基材が通路幅方向での相対移動を規制した状態で固定連結される。
【0027】
従って、左右の側板の取付け孔に対してガイド板及び/又は取付け基材の両掛止部を差し込むだけの簡単な操作をもって、ガイド板及び/又は取付け基材を側板に架設することができるから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りながら、組立作業能率の向上を促進することができる。
【0028】
本発明の請求項8による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記被係合部が、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部の左右両側部に形成された係止孔であり、前記係合部が、固定ガイド板の下端縁の左右両側部から下方に突出形成された係止突片であって、各係止突片が、商品収納通路側から係止孔を通して他の固定ガイド板の背面側に挿入係合させるように構成されている点にある。
【0029】
上記特徴構成によれば、固定ガイド板の下端部と下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部とを係合連結する際、固定ガイド板の下端縁の左右両側部から下方に突出形成された係止突片を、商品収納通路側から係止孔を通して他の固定ガイド板の背面側に挿入係合操作させるだけの簡単な操作により、両者の前後方向での相対移動を阻止した状態で左右の側板に間接的に固定することができる。
【0030】
従って、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りながら、組立作業能率の向上を促進することができる。
【0031】
本発明の請求項9による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記第2取付け基材の下端部に、売切れ感知板の上端部に折り曲げ形成されたフック状の係止部を揺動自在に支持する筒部と、売切れ感知板の係止部に対して上下逆向き姿勢で嵌合装着した第2取付け基材の筒部をそれの筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作したとき、係止部が周方向から係入する係止孔とが形成されているとともに、正規姿勢にある第2取付け基材に対して上方から外套装着自在で、かつ、その外套装着時に売切れ感知板を商品収納通路側に突出付勢する板バネが設けられている点にある。
【0032】
上記特徴構成によれば、側板間に売切れ感知板を組付ける場合、売切れ感知板のフック状係止部と、第2取付け基材の下端部に形成された筒部とを、第2取付け基材を上下逆向き姿勢にした状態で嵌合装着し、この状態で第2取付け基材の筒部をそれの筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作すると、フック状係止部が第2取付け基材に形成された係止孔に係入して、第2取付け基材と売切れ感知板とが係合連結される。
【0033】
そして、この正規姿勢にある第2取付け基材に対して上方から板バネを外套装着することにより、売切れ感知板を商品収納通路側に突出付勢することができるばかりでなく、第2取付け基材に対する売切れ感知板の抜出しを阻止することができる。
【0034】
従って、部品点数を削減することができるばかりでなく、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、しかも、左右の側板間に架設される第2取付け基材に売切れ感知板と板バネとを予め組付けることによって組立作業性を高めことができるから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りつつ組立作業の能率化を促進することができる。
【0035】
本発明の請求項10による特徴構成は、商品収納庫内に吊下げ支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成するとともに、ガイド板の少なくとも一部が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板から構成されている商品収納コラムであって、
前記可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部に、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられているとともに、取付け基材には、可動ガイド板を突出付勢する捻りコイルバネのコイル部を外嵌状態で保持するコイル保持部が設けられている。
【0036】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に亘って可動ガイド板を組み立てる場合、可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部の各々に設けた差込み連結手段を、両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済み、しかも、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたときには、側板に対して取付け基材が左右方向での相対移動を阻止した状態で保持されるから、各取付け基材が両側板の対向間隔を設定間隔に維持するための骨格部材として機能する。
【0037】
しかも、可動ガイド板が商品と接触して捻りコイルバネの弾性復元力に抗して揺動したとき、その揺動に連れて捻りコイルバネのコイル部が縮径しても、縮径されたコイル部が挾持密着されるのは、固定側の取付け基材に設けられたコイル保持部となるから、例えば、取付け基材に揺動自在に支承される可動ガイド板側の筒軸部に捻りコイルバネのコイル部を外嵌装着してある場合のように、捻りコイルバネの支持反力の一部が筒軸部に作用することがなく、可動ガイド板の復帰揺動がスムーズになる。
【0038】
従って、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図りながら可動ガイド板を能率良く容易に組み立てることができるとともに、可動ガイド板の揺動復帰性能を高めることができる。
【0039】
本発明の請求項11による自動販売機の商品収納コラムの特徴構成は、前記取付け基材の下端部に、可動ガイド板の上端部に折り曲げ形成された筒軸部の左右両側部分を揺動自在に内嵌状態で支承する軸受け筒部が折り曲げ形成されているとともに、一方の軸受け筒部がコイル保持部に構成されている点にある。
【0040】
上記特徴構成によれば、取付け基材の下端部に折り曲げ形成された軸受け筒部に対して、可動ガイド板の上端部に折り曲げ形成された筒軸部の左右両側部分を揺動軸芯方向から挿入支持させるだけで済むから、部品点数及び組立工数の削減を図ることができるとともに、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、しかも、一方の軸受け筒部をコイル保持部に兼用構成することによっても加工工程数の削減を図ることができるから、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを促進しながら能率良く容易に組み立てることができる。
【0041】
本発明の請求項12による特徴構成は、商品収納庫内に、左右の側板間に蛇行状の商品収納通路を形成する多数の湾曲状のガイド板を上下方向に配設してなる商品収納コラムが、前後方向で複数列形成されているとともに、ガイド板の少なくとも一部が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板から構成されている自動販売機の商品収納装置であって、
前記可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部に、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられているとともに、最前列に位置する商品収納通路の最上部位置には、可動ガイド板の少なくとも上側部が商品投入口に対面する状態で取付け基材が側板に取付けられている点にある。
【0042】
上記特徴構成によれば、左右の側板間に亘って可動ガイド板を組み立てる場合、可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部の各々に設けた差込み連結手段を、両側板の取付け孔に対して左右方向から差し込み操作するだけで済み、しかも、差込み連結手段が所定位置に差し込まれたときには、側板に対して取付け基材が左右方向での相対移動を阻止した状態で連結されるから、各取付け基材が両側板の対向間隔を設定間隔に維持するための骨格部材として機能する。
【0043】
しかも、最前列に位置する商品収納通路に対する商品の補給作業を考察すると、一般に、商品投入口から手を差し入れながら商品収納通路の最上部側に商品を略直接的に投入する形態が採られるため、商品収納通路の最上部に移入した商品の投入姿勢を矯正する必要はあるものの、二列目以降の商品収納コラムに対する商品投入ガイド構造のように、商品投入口から商品収納通路の上部位置に滑降案内される投入商品の姿勢を矯正する機能は不要であることを知見した。
そして、この知見に基づいて、可動ガイド板の少なくとも上側部が商品投入口に対面する状態で取付け基材を側板に取付けることにより、商品収納通路側に突出付勢されている可動ガイド板を利用して、投入商品の姿勢を矯正することができるから、構造の複雑な投入姿勢矯正板を削減することができる。
【0044】
従って、部品コスト及び製造コストの低廉化と構造の簡素化とを図りながら可動ガイド板を能率良く容易に組み立てることができるとともに、最前列に位置する商品収納通路の上部での商品の投入姿勢矯正構造を製造コスト面、構造の簡素化面で有利に構成することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1に示す自動販売機の商品収納装置では、断熱壁で囲繞されるキャビネットの商品収納庫内に、飲料缶や飲料瓶、ペットボトル等の複数の商品Gを下方に払い出し可能な状態でほぼ上下方向に沿って水平姿勢で積重ね収納するための商品収納通路Sを備えた商品収納コラムを前後方向で二列形成してある商品収納コラムユニットUの三つが、前後方向から吊下げ状態で脱着可能に組付けられているとともに、各商品収納コラムの商品収納通路Sの上部には、商品Gを投入する商品投入口1が前方に向って開口され、各商品収納通路Sの下部には、商品払出指令信号(販売指令信号)に基づいて最下端から二番目に位置する商品Gを受止めながら最下端に位置する商品Gを一つずつ払い出す商品払出機構Aが設けられている。
【0046】
また、前記各商品収納コラムの商品収納通路Sのうち、前から二列目以降に位置する商品収納通路Sの上部と商品投入口1とを斜めに接続するための傾斜導入通路S1を形成する商品導入ガイド4が設けられているとともに、各商品導入ガイド4は、奥側ほど少し下方に位置する傾斜姿勢に構成されていて、商品投入口1から投入された商品Gは、両側板2間に亘って架設される部材の一例である商品導入ガイド4の傾斜底板4A上を転動しながら商品収納通路Sの上部に移入し、商品収納通路S内を蛇行しながら商品払出機構A側へ搬送される。
【0047】
前記各商品収納コラムの商品収納通路S内には、図2、図3に示すように、これの通路幅Wを収納される商品Gの長さに応じて変更するべく、商品収納通路Sの上端近くから下端部にまで及ぶ長さを有する板金製の幅調整板5が配置されているとともに、前記幅調整板5を通路幅方向に平行又は略平行姿勢のまま移動案内するリンク機構Bが、各商品収納通路Sに臨む一方の側板2と幅調整板5との上下二箇所に亘って枢支連結された二本の金属棒製の揺動リンク6と、幅調整板5の背面に沿う姿勢で揺動リンク6の先端部に亘って枢支連結された板金製の縦リンク7とから構成されている。
【0048】
前記各揺動リンク6の幅調整板5側の第1揺動軸芯X1が、通路幅Wを広げる側に幅調整板5を移動操作したとき、側板2側の第2揺動軸芯X2を中心として各揺動リンク6が下向きに揺動し、かつ、通路幅Wを狭める側に幅調整板5を移動操作したとき、側板2側の第2揺動軸芯X2を中心として各揺動リンク6が上向きに揺動する位置に設けられている。
換言すれば、前記各揺動リンク6の幅調整板5側の第1揺動軸芯X1が、通路幅変更操作領域W1内では側板2側の第2揺動軸芯X2よりも常に下方に位置するように構成されている。
【0049】
また、図1に示すように、二列目の商品収納コラム内に配設される幅調整板5の上部には、商品導入ガイド4の左右一対のガイド側板4Bのうち、幅調整板5と同じ側に位置する可動ガイド側板4Bが上下方向及び通路幅方向に一体的に移動操作可能な状態で固定連結されている。
【0050】
図1に示すように、三列目以降の商品収納コラム内に配設される各幅調整板5の上部には、商品導入ガイド4の左右一対のガイド側板4Bのうち、幅調整板5と同じ側に位置する可動ガイド側板4Bが、上下方向に相対移動可能な弾性挾持状態で嵌合保持されていて、幅調整板5と可動ガイド側板4Bとを一体的に通路幅方向に移動操作できるように構成されている。
【0051】
最前列の商品収納コラム内に配設される幅調整板5の上部には、図1に示すように、これを上下方向及び通路幅方向に移動操作するための円形の指掛け操作孔8が形成されているとともに、二列目の商品収納コラム内に配設される可動ガイド側板4Bには、これと幅調整板5とを上下方向及び通路幅方向に移動操作するための円形の指掛け操作孔9が形成され、更に、各指掛け操作孔8、9の周縁がバーリング加工によって折り曲げ形成されている。
【0052】
前記各商品収納通路Sは、図1〜図4に示すように、収納予定商品Gの最大長さよりも若干大きな間隔で固定連結された左右一対の側板2間に亘って、上下方向に沿って配設される多数の湾曲状(円弧状)のガイド板10,11を前後方向に間隔をおいて対向する状態で取付けることにより区画形成されているとともに、前後方向で対向するガイド板10,11同士の高さを互いに半ピッチずつ位置齟齬させることにより、各商品収納通路Sが商品補充時の落下衝撃を緩和可能な蛇行状に構成されている。
【0053】
前記ガイド板10,11のうち、商品収納通路Sの後方側に位置するガイド板10は、図3、図4に示すように、上端側の横軸芯X周りで前後方向に揺動自在で、かつ、幅調整板5の通路幅変更操作領域W1外の商品収納通路部分W2内に弾性付勢手段の一例である弾性付勢体14の弾性力で突出付勢された可動ガイド板から構成されているとともに、商品収納通路Sの前方側に位置するガイド板11は、両側板2間に亘って架設される部材の一例で、商品収納通路Sの通路幅Wに略相当する長さを有し、かつ、図4に示すよう、それの上下両端部が側板2に直接的又は間接的に固定された固定ガイド板から構成されている。
【0054】
更に、各商品収納通路Sの下部側で、かつ、商品払出機構Aの上方近傍箇所には、図1、図2、図18に示すように、商品収納通路S内の商品Gの存否を検出するべく、幅調整板5の通路幅変更操作領域W1外の商品収納通路部分W2内に板バネ36の弾性力で突出付勢された板金製の売切れ感知板(売切れフラッパー)23がそれの上端側の横軸芯周りで揺動自在に設けられているとともに、二列目以降の各商品収納通路Sの入口部には、傾斜導入通路S1に沿って転動する商品Gと当接して、商品Gの投入姿勢を矯正する投入姿勢矯正板22が、商品Gとの当接に連れて商品Gの通過を許容する位置にまで横軸芯周りで逃げ揺動自在に設けられている。
【0055】
次に、前記可動ガイド板10の支持構造について詳述すると、図3〜図7に示すように、左右の側板2間に亘って架設される上下方向に幅のある板状の取付け基材(両側板2間に亘って架設される部材の一例である)12に、可動ガイド板10を揺動自在に枢支する枢支手段13と、これに枢支された可動ガイド板10に突出側への弾性付勢力を付与した状態で弾性付勢体の一例である捻じりコイルバネ14を取付ける取付け手段15とを設けるとともに、前記取付け基材12の商品収納通路S側に臨む内側面のうち、幅調整板5の通路幅変更操作領域W1に対応する部分が、商品収納通路Sに投入された商品Gを下方に移動案内するガイド面12aに構成されている。
【0056】
前記枢支手段13は、図5〜図7に示すように、可動ガイド板10の左右両側縁に折り曲げ形成された側縁フランジ部10Aの上端近くに貫通形成された横軸芯Xに沿う枢支孔13Aと、両枢支孔13Aに対して通路幅W方向から抜き差し自在に貫通支持される丸棒状の枢支軸13Bと、これの両端部を通路幅W方向から抜き差し自在に貫通支持するべく、取付け基材12のうち、枢支軸13Bの両端部に対応する部位にV字状に打ち出し形成された軸受け部13Cとから構成されている。
【0057】
前記両軸受け部13Cの通路幅W方向での外側面間寸法L1が、可動ガイド板10の両側縁フランジ部10Aの内側面間寸法L2よりも若干小に構成されていて、両軸受け部13Cの外側面をもって、可動ガイド板10の通路幅W方向での相対移動を阻止する位置決め面に構成されている。
【0058】
前記取付け基材12のうち、両軸受け部13C間に位置する左右の二ケ所には、図5〜図7に示すように、通路幅W方向の一側方から差し込み操作される支軸13Bを横軸芯X上に沿って移動案内する差し込みガイド16が打出し形成されているとともに、各差し込みガイド16が、支軸13Bの差込方向下手側ほど横軸芯X側に近接位置する傾斜姿勢で切り起こし形成された上下一対のガイド片16a,16bから構成され、更に、上方側のガイド片16aが、下方側のガイド片16bよりも支軸13Bの差込方向下手側に偏位する状態で配設されている。
【0059】
前記取付け基材12には、図5〜図7に示すように、両軸受け部13Cに対して通路幅W方向の一側方から枢支軸13Bが所定装着位置にまで差し込まれたとき、この枢支軸13Bの先端に通路幅W方向から当接する当り部17がV字状に打ち出し形成されているとともに、所定装着位置に差し込まれた枢支軸13Bの抜出し移動を、取付け基材12が架設される一方の側板2 で阻止するように構成されている。
【0060】
前記取付け手段15について詳述すると、図5〜図7に示すように、取付け基材12のうち、両差し込みガイド16の隣接間における通路幅方向中央位置に、捻じりコイルバネ14のコイル部14aが横軸芯Xに沿う姿勢で脱着自在に入込み装着される横長矩形状の装着孔15aが貫通形成され、この装着孔15aの周縁には、装着孔15a内に入込み装着された捻じりコイルバネ14のコイル部14aに対して通路幅方向から係合することにより、捻じりコイルバネ14のコイル部14aを差し込み操作される枢支軸13Bに外套可能な姿勢で仮止め保持する一対の仮止め係止片15bが形成されているとともに、捻じりコイルバネ14の両端部14b,14cが、商品収納通路Sとは反対側に位置する可動ガイド板10の背面と取付け基材12の外側面とに当て付けられている。
【0061】
前記取付け基材12は、図4、図7〜図9に示すように、それの上下両側辺に沿って商品収納通路Sとは反対の外側面側にフランジ部12A,12Bが折り曲げ形成されているとともに、枢支手段13の形成領域よりも少し上方に偏位した部位を折り曲げ中心として、それよりも下側基材部が鉛直姿勢にある状態で上側フランジ部12Aを含む上側基材部が商品収納通路S側に突出位置するように、通路幅W方向視において略くの字状に屈曲形成されている。
【0062】
前記取付け基材12の下側基材部における商品収納通路S側の角部12bが、商品Gとの接触に伴う可動ガイド板10の通路外方側への最大揺動位置を当接により規制するためのストッパー部に構成されている。
【0063】
前記取付け基材12の上側基材部の左右両端部には、図6〜図9に示すように、側板2に形成されたV字状の第1取付け孔18に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき第1取付け孔18の周縁の一部に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられている。
【0064】
この差込み連結手段Cについて詳述すると、取付け基材12の端部に、側板2の第1取付け孔18のV字底部に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第1掛止部19が一体形成され、この第1掛止部19には、これの差し込み操作に連れて第1取付け孔18の周縁の一部、つまり、V字状に囲まれた上側縁部分2aを通過可能な状態にまで通路幅W方向に弾性たわみ変形させるカム面19aと、所定差し込み位置で第1取付け孔18の周縁の一部、つまり、第1取付け孔18の最下端に相当する下側縁部分2bに係合する抜止め用の係止凹部19bとが形成されている。
【0065】
更に、前記側板2の上側縁部分2aは、図8、図9に示すように、所定差し込み位置にある取付け基材12の上方への抜出し移動を阻止する弾性押え部に兼用構成されているとともに、取付け基材12の下側基材部の左右両端部には、側板2に形成された変形矩形状の第2取付け孔20に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在な断面L字状の第2掛止部21が一体形成されている。
【0066】
前記第1取付け孔18の周縁の一部である上側縁部分2aが、部材の一例である取付け基材12の差込み時に弾性たわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して取付け基材12を抜止め保持する変形部に構成されている。
【0067】
前記第2取付け孔20の周縁には、図4、図8に示すように、それに差し込まれたL字状の第2掛止部21の下側先端と上端側背面が当接する当り部20a,20bが形成されていて、この二点での当接により、側板2の第2取付け孔20と取付け基材12の第2掛止部21との間でのガタ付きを抑制するように構成されている。
【0068】
そして、左右の両側板2の第1取付け孔18及び第2取付け孔20に対して、取付け基材12の第1掛止部19及び第2掛止部21を通路幅方向から差し込むだけの簡単な操作をもって、取付け基材12を両側板2に架設することができるから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りながら、組立作業能率の向上を促進することができる。
【0069】
また、図1、図2、図24に示すように、商品収納庫内に配設される前後複数列の商品収納コラムの商品収納通路Sのうち、最前列に位置する商品収納通路Sの最上部位置には、可動ガイド板10の少なくとも上側部が商品投入口1に前後方向で対面する状態で取付け基材12が、差込み連結手段Cを介して左右の側板2に取付けられている。
【0070】
一般に、商品投入口1から手を差し入れながら商品収納通路Sの最上部側に商品Gを略直接的に投入する形態が採られるため、商品収納通路Sの最上部に移入した商品Gの投入姿勢を矯正する必要はあるものの、二列目以降の商品収納コラムに対する商品投入ガイド構造のように、商品投入口1から商品収納通路Sの上部位置に亘る傾斜導入通路S1に沿って滑降案内される投入商品Gの姿勢を矯正する機能は不要であることを知見し、この知見に基づいて、上述の如く、可動ガイド板10の少なくとも上側部が商品投入口1に対面する状態で取付け基材12を取付けることにより、商品収納通路S側に突出付勢されている可動ガイド板10を利用して、投入商品Gの姿勢を矯正することができるから、構造の複雑な投入姿勢矯正板22を削減して、最前列に位置する商品収納通路Sの上部での商品Gの投入姿勢矯正構造を製造コスト面、構造の簡素化面で有利に構成することができる。
【0071】
次に、前記固定ガイド板11の支持構造について詳述すると、図10〜図15に示すように、各固定ガイド板11の上端側の左右両側部には、側板2に形成されたV字状の第3取付け孔25に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき第3取付け孔25の周縁の一部に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられているとともに、固定ガイド板11の下端部には、下方に隣接する他の固定ガイド板11の上端部に形成されている被係合部26と係合して、少なくとも両者11,11の前後方向での相対移動を阻止する係合部27が形成されている。
【0072】
前記差込み連結手段Cについて詳述すると、図11、図14に示すように、固定ガイド板11の左右両側部に、側板2の第3取付け孔25のV字底部に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第3掛止部28が一体形成され、この第3掛止部28には、これの差し込み操作に連れて第3取付け孔25の周縁の一部、つまり、V字状に囲まれた上側縁部分2cを通過可能な状態にまで通路幅W方向に弾性たわみ変形させるカム面28aと、所定差し込み位置で第3取付け孔25の周縁の一部、つまり、第3取付け孔25の最下端に相当する下側縁部分2dに係合する抜止め用の係止凹部28bとが形成されている。
【0073】
また、図12〜図14に示すように、前記固定ガイド板11の上端部と第3掛止部28の上端部とに亘って、商品収納通路S側に向って突出する上側フランジ部11Aが折り曲げ形成されているとともに、左右の側板2の第3取付け孔25に対して固定ガイド板11の両第3掛止部28を所定差し込み位置にまで差し込み操作したとき、各側板2の上側縁部分2cの下端と上側フランジ部11Aの上面とが当接又は近接位置して、所定差し込み位置にある固定ガイド板11の上方への抜出し移動を阻止するように構成されている。
【0074】
前記第3取付け孔25の周縁の一部である上側縁部分2cが、部材の一例である固定ガイド板11の各第3掛止部28の差込み時に弾性たわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して固定ガイド板11の各第3掛止部28を抜止め保持する変形部(弾性押え部)に構成されている。
【0075】
前記被係合部26が、図11、図14に示すように、下方に隣接する他の固定ガイド板11の上端側の左右両側部で、かつ、差込み連結手段Cの係止凹部28bを形成する状態で切欠き形成された左右方向の外方にも開口する左右一対の横長矩形状の係止孔から構成されているとともに、前記係合部27が、固定ガイド板11の下端縁の左右両側部から下方に突出形成された左右一対の係止突片から構成され、更に、前記固定ガイド板11の下端側で、かつ、係止突片27の付け根部よりも少し上方に偏位した部位を折曲げ中心として、下端側部分が商品収納通路Sとは反対側に突出するようにくの字状に折り曲げ形成されている。
【0076】
そして、図11、図12に示すように、上段側の固定ガイド板11の両係止突片27を、商品収納通路S側から下段側の固定ガイド板11の両係止孔26を通してそれの背面側に挿入係合させることにより、上段側の固定ガイド板11の下端部と下段側の固定ガイド板11の上端部との前後方向及び左右方向での相対移動を阻止するように構成されている。
【0077】
また、前記固定ガイド板11の係止突片27には、図12、図14に示すように、上下方向に沿って商品収納通路Sとは反対側に突出する補強リブ27aが膨出形成されているとともに、これに相対向する下段側の固定ガイド板11の上側フランジ部11Aには、係止突片27の補強リブ27aが前後方向から係入する位置決め用の凹部11aが切欠き形成されている。
【0078】
前記商品収納通路Sの前方側に沿って配設される固定ガイド板11のうち、最上段に位置する固定ガイド板11の上側フランジ部11Aには、図15〜図17に示すように、この上側フランジ部11Aの周囲を覆うUの字状のカバー部29Aと、それの一端側から固定ガイド板11の背面側に沿って下方に延出される取付け板部29Bとからなるカバー29が脱着自在に外套されているとともに、前記カバー部29Aの他端側の左右両側部には、固定ガイド板11の係止孔26に係入する係止片29aが一体形成され、更に、前記取付け板部29Bの左右両側部には、左右の側板2に形成された第4取付け孔30に対して左右方向から脱着自在に係合することにより、カバー29の抜け出しを防止するとともに、最上段の固定ガイド板11が第3掛止部28と側板2の第3取付け孔25との係合箇所を支点として回動することを阻止する廻り止め用の係止突起29bが一体形成されている。
【0079】
次に、前記売切れ感知板23の支持構造について詳述すると、図18〜図22に示すように、左右の側板2間に亘って架設される上下方向に幅のある板状の第2取付け基材35の下端部に、売切れ感知板23の上端縁の左右二個所に折り曲げ形成されたフック状の係止部23Aを左右方向に沿う横軸芯まわりで揺動自在に掛止め支持する筒部35Aがカール形成され、この筒部35Aの付け根部で、かつ、売切れ感知板23の両フック状係止部23Aに対応する部位には、売切れ感知板23の両フック状係止部23Aに対して上下逆向き姿勢で嵌合装着した第2取付け基材35の筒部35Aをそれの筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作したとき、両フック状係止部23Aが周方向から係入するスリット状の係止孔35Bが形成されている。
【0080】
前記係止孔35Bは、図23に示すように、二つの商品払出機構Aが背中合わせ状態で配設されている商品収納コラムに対応できるように、図19、図20に示す如く、左右中央側に形成される広幅の係止孔35Bを共用する状態で、第2取付け基材35の長手方向(左右方向)の三ヶ所に形成されていて、売切れ感知板23が第2取付け基材35の右側に取付けられるタイプと左側に取付けられるタイプとに使い分けできるように構成されている。
【0081】
前記売切れ感知板23の上端縁で、かつ、両フック状係止部23Aの隣接間に位置する二ヶ所には、図18、図20に示すように、売切れ感知板23の両係止部23Aに対して上下逆向き姿勢で嵌合装着した第2取付け基材35の筒部35Aの抜け落ちを阻止し、かつ、上下逆向き姿勢で嵌合装着した第2取付け基材35の筒部35Aを筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作するとき、筒部35Aの筒軸芯周りでの回転を案内する抜止めガイド片23Bが一体形成されている。
【0082】
そのため、売切れ感知板23の両係止部23Aに対して、上下逆向き姿勢にある第2取付け基材35の筒部35Aを嵌合装着する場合には、売切れ感知板23の両係止部23Aに対して第2取付け基材35の筒部35Aを筒軸芯方向から挿入する。(図21(イ)参照)
【0083】
また、図18〜図20に示すように、正規姿勢にある第2取付け基材35に対して上方から外套装着自在で、かつ、その外套装着時に売切れ感知板23を商品収納通路S側に突出付勢する板バネ36が設けられているとともに、この板バネ36には、第2取付け基材35の左右二個所に商品収納通路S側に向って打出し形成された係止突起35aに選択的に係合する外れ止め用の係止孔36aが形成されている。
【0084】
前記第2取付け基材35の取付け板部35Cの左右両側部には、図22に示すように、左右の側板2に形成された縦長矩形状の第5取付け孔37に対して左右方向から差し込み自在な第1掛止突起39Aが一体形成されているとともに、第2取付け基材35の筒部35Aの左右両側部には、左右の側板2に形成された円形状の第6取付け孔38に対して左右方向から差し込み自在な第2掛止突起39Bが一体形成されていて、この第1掛止突起39Aと第2掛止突起39Bとから架設用の掛止部39が構成されている。
【0085】
そして、左右の側板2間に売切れ感知板23を組付ける場合、図21の(イ)に示すように、売切れ感知板23の両フック状係止部23Aと、第2取付け基材35の下端部に形成された筒部35Aとを、第2取付け基材35を上下逆向き姿勢にした反転状態で筒軸芯方向から嵌合装着し、この反転状態にある第2取付け基材35の筒部35Aをそれの筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作すると、図21の(ロ)に示すように、両フック状係止部23Aが第2取付け基材35に形成された係止孔35Bに周方向から係入して、第2取付け基材35と売切れ感知板23とが係合連結される。
【0086】
次に、図21の(ロ)、(ハ)に示すように、この正規姿勢にある第2取付け基材35に対して上方から板バネ36を外套装着することにより、売切れ感知板23を商品収納通路S側に突出付勢することができるばかりでなく、第2取付け基材35に対する売切れ感知板23の抜出しを阻止することができる。
【0087】
従って、部品点数を削減することができるばかりでなく、カール加工等の複雑な加工数も少なくなり、しかも、左右の側板2間に架設される第2取付け基材35に売切れ感知板23と板バネ36とを予め組付けることによって組立作業性を高めことができるから、構造の簡素化と製造コストの低廉化とを図りつつ組立作業の能率化を促進することができる。
【0088】
前記売切れ感知板23は、商品収納通路S内に投入された商品Gとの接当により、板バネ36の弾性付勢力に抗して商品収納通路Sの前後幅を広げる側に退避揺動し、商品Gが無くなると、板バネ36の弾性付勢力で商品収納通路S内に突出揺動し、これの突出揺動に連動して商品払出機構Aに設けられた売切れセンサが検知作動し、それの検知信号に基づいて売切れ表示ランプを点灯させるように構成されている。
【0089】
前記商品導入ガイド4の傾斜底板4Aの支持構造について詳述すると、図24〜図30に示すように、各傾斜底板4Aの基端部にカール形成された筒部4aの左右両側部には、側板2に形成されたV字状の第7取付け孔41に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき第7取付け孔41の周縁の一部に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられているとともに、各傾斜底板4Aの左右両側縁に沿って下方に折り曲げ形成されたフランジ部4bの先端側に偏位した部位には、側板2に形成された矩形状の第8取付け孔42に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在で、かつ、差込み状態での前後方向への相対移動によって左右方向での抜け出しを阻止するL字状の係止突起43が切りお越し形成されている。
【0090】
前記差込み連結手段Cについて詳述すると、図26、図27に示すように、傾斜底板4Aの基端筒部4aの左右両側部に、第7取付け孔41の下部に形成された矩形状のV字底部41aに対して左右方向から差し込み可能な第4掛止部44が一体形成され、この第4掛止部44には、これの差し込み操作に連れて第7取付け孔41のV字底部41aの周縁の一部、つまり、V字状に囲まれた上側縁部分2eを通過可能な状態にまで通路幅W方向に弾性たわみ変形させる押圧端面44aと、所定差し込み位置で第7取付け孔41の周縁の一部、つまり、第7取付け孔41のV字底部41aの前側縁に相当する側縁部分2fに係合する抜止め用の係止凹部44bが形成されている。
【0091】
また、図27に示すように、左右の側板2の第7取付け孔41に対して傾斜底板4Aの両第4掛止部44を所定差し込み位置にまで差し込み操作したとき、各側板2の上側縁部分2eの下端と第4掛止部44の上面とが当接又は近接位置して、所定差し込み位置にある傾斜底板4Aの両第4掛止部44の上方への抜出し移動を阻止するように構成されている。
【0092】
前記第7取付け孔41の周縁の一部である上側縁部分2eが、部材の一例である傾斜底板4Aの各第4掛止部44の差込み時に弾性たわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して傾斜底板4Aの各第4掛止部44を抜止め保持する変形部(弾性押え部)に構成されている。
【0093】
前記第8取付け孔42は、図28、図29に示すように、正規の装着姿勢にある傾斜底板4Aの上面に対して傾斜していて、それの一つの角部42aに係止突起43が係合するように構成されている。
そのため、第8取付け孔42の幅を、係止突起43の抜き差しを容易に行い得るだけの余裕のある幅に構成しながらも、傾斜底板4Aが側板2に装着された状態では、第8取付け孔42の角部42aと係止突起43との係合によって上下方向でのガタッキを抑制することができる。
【0094】
そして、商品導入ガイド4の傾斜底板4Aを左右の側板2間に亘って装着する場合には、図30(イ)に示すように、傾斜底板4Aを正規装着姿勢よりも少し前端側を持ち上げた傾斜姿勢にして、傾斜底板4Aの両係止突起43を側板2の第8取付け孔42に対して左右方向から差し込んだのち、図30(ロ)に示すように、傾斜底板4Aを前方に押し込み、傾斜底板4Aの両係止突起43を第8取付け孔42の角部42aに係合させる。
【0095】
次に、図30(ハ)に示すように、両係止突起43と第8取付け孔42の角部42aとの係合個所を揺動支点として、傾斜底板4Aを正規装着姿勢にまで押し下げ、その状態で傾斜底板4Aの両第4掛止部44を、左右の側板2の第7取付け孔41に対して左右方向から所定差し込み位置にまで差し込み操作し、両第4掛止部44の係止凹部44bを、第7取付け孔41の周縁の側縁部分2fに係合させる。
【0096】
前記商品導入ガイド4の傾斜底板4Aは、図24に示すように、商品投入口1から投入された商品Gを最前列の商品収納コラムの上部を通して二列目の商品収納コラムにまで滑降供給可能な長さの第1傾斜底板4Aと、商品投入口1から投入された商品Gを最前列及び二列目の商品収納コラムの上部を通して三列目の商品収納コラムにまで滑降供給可能な長さの第2傾斜底板4Aとの二種類から構成されていて、第1傾斜底板4A及び第2傾斜底板4Aを、庫内に形成される前後方向でのコラム総数に基づいた組み合わせで各商品収納コラムユニットUの上部に装着されているとともに、庫内に複数の商品収納コラムユニットUが前後方向から組み付けられたとき、前後で隣接する両傾斜底板4Aの滑降ガイド面4c同士、換言すれば、前後で隣接する両傾斜底板4Aの傾斜導入通路部分同士が連続又は略連続するように構成されている。
【0097】
例えば、図24に示すように、商品収納庫内に、商品収納コラムを前後方向で二列形成してある商品収納コラムユニットUの三つが前後方向から組付けられている商品収納装置の場合では、最前列の商品収納コラムユニットUの上部に、長尺側の四つの第2傾斜底板4Aと短尺側の一つの第1傾斜底板4Aとを装着し、中央列の商品収納コラムユニットUの上部には、長尺側の二つの第2傾斜底板4Aと短尺側の一つの第1傾斜底板4Aとを装着し、更に、最後列の商品収納コラムユニットUの上部には、短尺側の一つの第1傾斜底板4Aを装着する。
【0098】
そして、この三つの商品収納コラムユニットUを商品収納庫内に前後方向から組み付けた状態では、最上段に位置する一つの短尺側の第1傾斜底板4Aと二つの長尺側の第2傾斜底板4Aとが一直線状に連続又は略連続して、商品投入口1から投入された商品Gを最前列〜五列目までの商品収納コラムの上部を通して最後列の商品収納コラムにまで滑降供給する一つの傾斜導入通路S1を形成するとともに、上から二段目においては、長尺側の二つの第2傾斜底板4A同士が一直線状に連続又は略連続して、商品投入口1から投入された商品Gを最前列〜四列目までの商品収納コラムの上部を通して五列目の商品収納コラムにまで滑降供給する一つの傾斜導入通路S1を形成し、更に、上から三段目においては、一つの短尺側の第1傾斜底板4Aと一つの長尺側の第2傾斜底板4Aとが一直線状に連続又は略連続して、商品投入口1から投入された商品Gを最前列〜三列目までの商品収納コラムの上部を通して四列目の商品収納コラムにまで滑降供給する一つの傾斜導入通路S1を形成する。
【0099】
尚、第1傾斜底板4A及び第2傾斜底板4Aの支持構造は、係止突起43から第4掛止部44までの距離、及び、側板2に形成される第8取付け孔42の傾きが異なるだけで、それ以外の具体的構造は実質的に略同一である。
【0100】
次に、前記投入姿勢矯正板22の支持構造について詳述すると、図31〜図33に示すように、左右の側板2間に亘って架設される円筒状にカール形成された枢支筒軸(両側板2間に亘って架設される部材の一例である)45のうち、幅調整板5の通路幅変更操作領域W1外の商品収納通路部分W2に対応する軸部分には、投入姿勢矯正板22の左右両側縁の長手方向中央位置に折曲げ形成された取付け片22aがシーソー揺動自在に取付けられているとともに、枢支筒軸45の左右両側部には、側板2に形成された逆V字状の第9取付け孔46に対して左右方向(通路幅方向)から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき第9取付け孔46の周縁の一部に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられている。
【0101】
前記差込み連結手段Cについて詳述すると、図32、図33に示すように、枢支筒軸45の左右両側部に、第9取付け孔46の上部に形成された矩形状の逆V字頂部46aに対して左右方向から差し込み可能な第5掛止部45Aが一体形成され、この第5掛止部45Aには、これの差し込み操作に連れて第9取付け孔46の逆V字頂部46aの周縁の一部、つまり、逆V字状に囲まれた下側縁部分2gを通過可能な状態にまで通路幅W方向に弾性たわみ変形させる押圧端面45aと、所定差し込み位置で第9取付け孔46の周縁の一部、つまり、第9取付け孔46の逆V字頂部46aの前後側縁に相当する側縁部分2hに係合する一対の抜止め用の係止凹部45bが形成されている。
【0102】
また、図33に示すように、左右の側板2の第9取付け孔46に対して枢支筒軸45の両第5掛止部45Aを所定差し込み位置にまで差し込み操作したとき、各側板2の下側縁部分2gの上端と第5掛止部45Aの下面とが当接又は近接位置して、所定差し込み位置にある枢支筒軸45の両第5掛止部45Aの下方への抜出し移動を阻止するように構成されている。
【0103】
前記第9取付け孔46の周縁の一部である下側縁部分2gが、部材の一例である枢支筒軸45の各第5掛止部45Aの差込み時に弾性たわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して枢支筒軸45の各第5掛止部45Aを抜止め保持する変形部(弾性押え部)に構成されている。
【0104】
また、図31に示すように、前記投入姿勢矯正板22のうち、枢支筒軸45よりも前方側が、商品導入ガイド4の傾斜底板4Aに沿って滑降案内されてくる商品Gと当接可能な姿勢矯正板部22Aに構成され、枢支筒軸45よりも後方側が、姿勢矯正板部22Aを押し上げて通過してきた商品Gを商品収納通路Sの入口部内に落下案内する落下ガイド板部22Bに構成されている。
【0105】
前記姿勢矯正板部22Aは、落下ガイド板部22Bよりも大なる重量に構成されていて、姿勢矯正板部22Aが傾斜導入通路S1側に突出付勢されているとともに、その姿勢矯正板部22Aの最大突出位置が、最上部に位置する可動ガイド板10の上端部との当接により規制されるように構成されている。
【0106】
前記枢支筒軸45は、幅調整板5の上端部に貫通されていて、幅調整板5を通路幅W方向に沿って移動案内するガイド杆に兼用構成されている。
【0107】
〔第2実施形態〕
図34〜図36は可動ガイド板10の支持構造の別実施形態を示し、左右の側板2間に亘って架設される上下方向に幅のある板状の取付け基材(両側板2間に亘って架設される部材の一例である)12に、可動ガイド板10を揺動自在に枢支する枢支手段13と、弾性付勢体の一例である捻じりコイルバネ14を可動ガイド板10に突出側への弾性付勢力を付与した状態で取付ける取付け手段15とを設けるとともに、取付け基材12の商品収納通路S側に臨む内側面が、商品収納通路Sに投入された商品Gを下方に移動案内するガイド面12aに構成され、更に、左右の側板2に設けられた取付け孔47,48に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材12の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられている。
【0108】
前記枢支手段13を構成するに、可動ガイド板10の上端部の左右両側部分をカール状に折り曲げ加工して、揺動軸芯Xを軸芯とする略円筒状の左右一対の筒軸部13Dを形成するとともに、取付け基材12の下端側の左右両側部を略Uの字状に折り曲げ加工して、可動ガイド板10の両筒軸部13Dを揺動軸芯X周りで揺動自在に支承する軸受け部13Eを形成し、更に、取付け基材12の下端側の中間板部12cには、左右の軸受け部13Eに受止められた可動ガイド板10の両筒軸部13Dの上方への抜け出し移動を当接により阻止する抜止め係止片13Fが打ち出し形成されている。
【0109】
前記取付け手段15について詳述すると、取付け基材12の揺動軸芯X方向中央側に位置する可動ガイド板10の一方の筒軸部13Dに、捻じりコイルバネ14のコイル部14aが揺動軸芯Xに沿う姿勢で外装されているとともに、捻じりコイルバネ14の両端部14b,14cが、商品収納通路Sとは反対側に位置する可動ガイド板10の背面と取付け基材12の外側面とに当て付けられている。
【0110】
前記差込み連結手段Cについて詳述すると、取付け基材12の上端部に略円筒状に折り曲げ形成された筒状補強部12Dの左右両端部に、側板2の第10取付け孔47に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第5掛止部31が一体的に突出形成されているとともに、取付け基材12の上下中間部に折り曲げ形成されたU字状補強部12Eの左右両端部には、側板2の第11取付け孔48に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第6掛止部32が一体的に突出形成され、更に、第5掛止部31及び第6掛止部32が所定位置に差し込まれたとき、取付け基材12の左右両端面12eが側板2の内側面に接触又は近接して、取付け基材12の左右方向での相対移動を阻止するように構成されている。
尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0111】
〔第3実施形態〕
図37〜図39は可動ガイド板10の支持構造の別実施形態を示し、左右の側板2間に亘って架設される上下方向に幅のある板状の取付け基材(両側板2間に亘って架設される部材の一例である)12に、可動ガイド板10を揺動自在に枢支する枢支手段13と、弾性付勢体の一例である捻じりコイルバネ14を可動ガイド板10に突出側への弾性付勢力を付与した状態で取付ける取付け手段15とを設けるとともに、取付け基材12の商品収納通路S側に臨む内側面が、商品収納通路Sに投入された商品Gを下方に移動案内するガイド面12aに構成され、更に、左右の側板2に設けられた取付け孔47,48に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材12の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cが設けられている。
【0112】
前記枢支手段13を構成するに、可動ガイド板10の上端部の左右中間部分をカール状に折り曲げ加工して、揺動軸芯Xを軸芯とする略円筒状の左右一対の筒軸部13Gを形成するとともに、取付け基材12の下端側の左右両側部をカール状に折り曲げ加工して、可動ガイド板10の筒軸部13Gの左右両端部を揺動軸芯X周りで揺動自在に内嵌支承する略円筒状の軸受け筒部13Hを形成し、更に、取付け基材12の下端側の中間板部12dには、可動ガイド板10に形成された矩形状の貫通孔10aに係入することにより、取付け基材12の両軸受け筒部13Hに嵌合保持された可動ガイド板10の揺動軸芯X方向への相対移動を当接により阻止する係止片13Jが打ち出し形成されている。
【0113】
前記取付け手段15について詳述すると、取付け基材12の両軸受け筒部13Hのうち、揺動軸芯X方向の中央側に位置する軸受け筒部13Hに、可動ガイド板10を商品収納通路S側に突出付勢する捻じりコイルバネ14のコイル部14aが揺動軸芯Xに沿う姿勢で外装されているとともに、捻じりコイルバネ14の両端部14b,14cが、商品収納通路Sとは反対側に位置する可動ガイド板10の背面と取付け基材12の外側面とに当て付けられている。
【0114】
つまり、前記取付け基材12の両軸受け筒部13Hのうち、揺動軸芯X方向の中央側に位置する軸受け筒部13Hが、可動ガイド板10を商品収納通路S側に突出付勢する捻りコイルバネ14のコイル部14aを外嵌状態で保持するコイル保持部49に兼用構成されている。
【0115】
そして、可動ガイド板10が商品Gと接触して捻りコイルバネ14の弾性復元力に抗して揺動したとき、その揺動に連れて捻りコイルバネ14のコイル部14aが縮径しても、縮径されたコイル部14aが挾持密着されるのは、固定側の取付け基材12に設けられたコイル保持部49となるから、例えば、第2実施形態に示すように、取付け基材12に揺動自在に支承される可動ガイド板10側の筒軸部13Dに捻りコイルバネ14のコイル部14aを外嵌装着してある場合のように、捻りコイルバネ14の支持反力の一部が筒軸部13Dに作用することがなく、可動ガイド板10の復帰揺動がスムーズになり、可動ガイド板の揺動復帰性能を高めることができる。
【0116】
前記差込み連結手段Cについて詳述すると、取付け基材12の上端部に略円筒状に折り曲げ形成された筒状補強部12Dの左右両端部に、側板2の第10取付け孔47に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第7掛止部33が一体的に突出形成されているとともに、取付け基材12の上下中間部にクランク状に折り曲げ形成された補強部12Fの左右両端部には、側板2の第11取付け孔48に対して通路幅方向から差し込み可能な大きさの第8掛止部34が一体的に突出形成され、更に、第7掛止部33及び第8掛止部34が所定位置に差し込まれたとき、取付け基材12の左右両端面12eが側板2の内側面に接触又は近接して、取付け基材12の左右方向での相対移動を阻止するように構成されている。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0117】
〔その他の実施形態〕
(1)上述の第1実施形態では、前記ガイド板10,11のうち、商品収納通路Sの後方側に位置するガイド板10を、上端側の横軸芯X周りで前後方向に揺動自在で、かつ、幅調整板5の通路幅変更操作領域W1外の商品収納通路部分W2内に弾性付勢体14の弾性力で突出付勢された可動ガイド板から構成したが、商品収納通路Sの後方側に配設される一部のガイド板10を可動ガイド板に構成してもよく、また、商品収納通路Sの前方側に配設される固定ガイド板11の全て又は一部を可動ガイド板10に構成してもよい。
更に、商品収納通路Sの後方側に位置する可動ガイド板10の一部又は全部を固定ガイド板11から構成してもよい。
【0118】
要するに、上述の第1実施形態では、前記ガイド板11の左右両側部及びガイド板10を組付けてある取付け基材12の左右両側部の各々に、側板2に形成された取付け孔25,18に対して左右方向から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔25,18の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cを設けたが、ガイド板11の左右両側部又はガイド板10を組付けてある取付け基材12の左右両側部の各々にのみ、側板2に形成された取付け孔25又は18に対して左右方向から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔25又は18の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段Cを設けてもよい。
【0119】
(2)上述の第1実施形態では、前記枢支手段13を、可動ガイド板10の側縁フランジ部10Aに貫通形成された枢支孔13Aと、取付け基材12に打ち出し形成された軸受け部13Cと、これらに亘って貫通支持される枢支軸13Bととから構成したが、前記可動ガイド板10に枢支軸13Bを固着又は一体形成して実施してもよい。
要するに、前記枢支手段13としては、可動ガイド板10を揺動自在に枢支することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
【0120】
(3)上述の第1実施形態では、前記可動ガイド板10を商品収納通路S内に突出付勢する弾性付勢体14を捻じりコイルバネから構成したが、板バネ等の他の弾性付勢体を用いて実施してもよく、また、これに伴って、前記枢支手段13に枢支された可動ガイド板10に対して突出側への弾性付勢力を付与した状態で弾性付勢体14を取付け基材12に取付ける取付け手段15の構造も種々変更可能である。
【0121】
(4) 前記固定ガイド板11の左右両側部又は可動ガイド板10を組付けてある取付け基材12の左右両側部の各々に設けられる差込み連結手段Cの構造も種々変更可能で、側板2に形成された取付け孔18,25に対して左右方向から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔18,25の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止することのできるものであれば、如何なる構造に構成してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す自動販売機の商品収納装置の断面側面図
【図2】商品収納コラムユニットの拡大断面側面図
【図3】商品収納コラムの要部の拡大正面図
【図4】商品収納コラムの要部の拡大側面図
【図5】取付け基材に可動ガイド板を組付ける前の一部切欠き正面図
【図6】取付け基材に可動ガイド板を組付けたときの正面図
【図7】取付け基材に可動ガイド板を組付ける前の斜視図
【図8】側板に取付け基材を取付ける前の要部の斜視図
【図9】側板に取付け基材を取付けたときの要部の断面正面図
【図10】商品収納コラムの要部の拡大正面図
【図11】固定ガイド板の取付け部の拡大断面正面図
【図12】図11のXII−XII線拡大断面図
【図13】図11のXIII−XIII線拡大断面図
【図14】側板に固定ガイド板を取付ける前の要部の斜視図
【図15】最上段の固定ガイド板とカバーとの取付け部を示す要部の拡大断面正面図
【図16】図15のXVI−XVI線断面図
【図17】最上段の固定ガイド板とカバーとの取付け部を示す要部の分解斜視図
【図18】売切れ感知板の取付け構造を示す拡大側面図
【図19】売切れ感知板の取付け構造を示す拡大正面図
【図20】売切れ感知板の取付け構造を示す分解斜視図
【図21】(イ)〜(ハ)は第2取付け基材に売切れ感知板及び板バネを取付けるときの手順を示す要部の断面側面図
【図22】(イ)は第2取付け基材を側板に取付ける前の要部の斜視図
(ロ)は第2取付け基材を側板に取付けたときの要部の断面図
【図23】商品収納コラムユニットの下部の拡大断面側面図
【図24】商品収納装置の上部側の断面側面図
【図25】商品導入ガイドの傾斜底板の平面図
【図26】側板と傾斜底板の基端部との取付け構造を示す装着前の要部の拡大斜視図
【図27】側板と傾斜底板の基端部との取付け構造を示す装着後の要部の拡大断面側面図
【図28】側板と傾斜底板の先端部との取付け構造を示す装着前の要部の拡大斜視図
【図29】側板と傾斜底板の先端部との取付け構造を示す装着後の要部の拡大側面図
【図30】(イ)〜(ハ)は傾斜底板の装着手順を示す側面図
【図31】投入姿勢矯正板の取付け構造を示す要部の拡大断面側面図
【図32】投入姿勢矯正板の枢支筒軸と側板との取付け構造を示す装着前の要部の拡大斜視図
【図33】投入姿勢矯正板の枢支筒軸と側板との取付け構造を示す装着後の要部の拡大断面側面図
【図34】本願発明の第2実施形態を示す商品収納コラムの要部の拡大正面図
【図35】取付け基材に可動ガイド板を組付ける前の拡大分解斜視図
【図36】取付け基材に可動ガイド板を組付けたときの拡大側面図
【図37】本願発明の第3実施形態を示す商品収納コラムの要部の拡大正面図
【図38】取付け基材に可動ガイド板を組付ける前の拡大分解斜視図
【図39】取付け基材に可動ガイド板を組付けたときの拡大側面図
【図40】従来の自動販売機の商品収納コラムの要部を示す分解斜視図
【符号の説明】
C 差込み連結手段
G 商品
S 商品収納通路
W 通路幅
W1 通路幅変更操作領域
W2 商品収納通路部分
2 側板
2a 上側縁部分(変形部)
2c 上側縁部分(変形部)
2e 上側縁部分(変形部)
2g 下側縁部分(変形部)
4A 傾斜底板(部材)
5 幅調整板
10 ガイド板(可動ガイド板)
11 ガイド板(固定ガイド板、部材)
12 取付け基材(部材)
13 枢支手段
13G 筒軸部
13H 軸受け筒部
14 弾性付勢手段(捻じりコイルバネ)
14a コイル部
15 取付け手段
18 取付け孔(第1取付け孔)
19 掛止部(第1掛止部)
19a カム面
19b 係止凹部
20 取付け孔(第2取付け孔)
21 掛止部(第2掛止部)
23 売切れ感知板
23A フック状係止部
25 取付け孔(第3取付け孔)
26 被係合部(掛止孔)
27 係合部(係止突起)
28 掛止部(第3掛止部)
28a カム面
28b 係止凹部
30 取付け孔(第4取付け孔)
31 掛止部(第5掛止部)
32 掛止部(第6掛止部)
33 掛止部(第7掛止部)
34 掛止部(第8掛止部)
35 第2取付け基材
35A 筒部
35B 係止孔
36 板バネ
37 取付け孔(第5取付け孔)
38 取付け孔(第6取付け孔)
39 掛止部
41 取付け孔(第7取付け孔)
42 取付け孔(第8取付け孔)
44 掛止部(第4掛止部)
45 枢支筒軸(部材)
46 取付け孔(第9取付け孔)
47 取付け孔(第10取付け孔)
48 取付け孔(第11取付け孔)
49 コイル保持部
Claims (12)
- 商品収納庫内に支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成し、商品収納通路内に水平状態で上部に積み上げ収納された商品を商品払出指令毎に一つずつ払い出す払出機構を商品通路の下部に設けてある自動販売機の商品収納装置であって、
左右の側板間に亘って取付けられる部材が、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている自動販売機の商品収納装置。 - 前記左右の側板に設けられた取付け孔の周縁には、部材の差込み時にたわみ変形を起こし、差込み後に元に復帰して部材を抜止め保持する変形部が形成されている請求項1記載の自動販売機の商品収納装置。
- 商品収納庫内に吊下げ支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成してある自動販売機の商品収納コラムであって、前記ガイド板の左右両側部及び/又はガイド板を組付けてある取付け基材の左右両側部の各々に、側板に形成された取付け孔に対して左右方向から差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け孔の周縁に係合して左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられている自動販売機の商品収納コラム。
- 前記ガイド板が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板と、上下両端部が左右の側板に直接又は間接的に固定連結された固定ガイド板とから構成されているとともに、前記取付け基材には、可動ガイド板を揺動自在に枢支する枢支手段と、これに枢支された可動ガイド板に突出側への弾性付勢力を付与した状態で弾性付勢体を取付ける取付け手段とが設けられている請求項3記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 前記固定ガイド板の上端側の左右両側部には差込み連結手段が設けられているとともに、固定ガイド板の下端部には、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部に形成されている被係合部と係合して、少なくとも両者の前後方向での相対移動を阻止する係合部が形成されている請求項4記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 前記商品収納通路の下部側に突出付勢される売切れ感知板を組付けてある板状の第2取付け基材の左右両側部には、側板に形成された取付け孔に対して左右方向から差し込み自在な架設用の掛止部が形成されている請求項3〜5のいずれか1項に記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 前記差込み連結手段が、側板に形成された取付け孔の周縁の一部を弾性変形させながら通路幅方向から差し込み自在で、かつ、所定差し込み位置で取付け孔の周縁の一部に係合する抜止め用の係止凹部を備えた掛止部から構成されている請求項3〜6のいずれか1項に記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 前記被係合部が、下方に隣接する他の固定ガイド板の上端部の左右両側部に形成された係止孔であり、前記係合部が、固定ガイド板の下端縁の左右両側部から下方に突出形成された係止突片であって、各係止突片が、商品収納通路側から係止孔を通して他の固定ガイド板の背面側に挿入係合させるように構成されている請求項5記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 前記第2取付け基材の下端部には、売切れ感知板の上端部に折り曲げ形成されたフック状の係止部を揺動自在に支持する筒部と、売切れ感知板の係止部に対して上下逆向き姿勢で嵌合装着した第2取付け基材の筒部をそれの筒軸芯周りで正規の姿勢に戻し回転操作したとき、係止部が周方向から係入する係止孔とが形成されているとともに、正規姿勢にある第2取付け基材に対して上方から外套装着自在で、かつ、その外套装着時に売切れ感知板を商品収納通路側に突出付勢する板バネが設けられている請求項6記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 商品収納庫内に吊下げ支持される左右の側板間に、多数の湾曲状のガイド板を前後方向に間隔をおいて対向させた状態で上下方向に配設して、蛇行状の商品収納通路を形成するとともに、ガイド板の少なくとも一部が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板から構成されている商品収納コラムであって、
前記可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部に、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられているとともに、取付け基材には、可動ガイド板を突出付勢する捻りコイルバネのコイル部を外嵌状態で保持するコイル保持部が設けられている自動販売機の商品収納コラム。 - 前記取付け基材の下端部には、可動ガイド板の上端部に折り曲げ形成された筒軸部の左右両側部分を揺動自在に内嵌状態で支承する軸受け筒部が折り曲げ形成されているとともに、一方の軸受け筒部がコイル保持部に構成されている請求項10記載の自動販売機の商品収納コラム。
- 商品収納庫内に、左右の側板間に蛇行状の商品収納通路を形成する多数の湾曲状のガイド板を上下方向に配設してなる商品収納コラムが、前後方向で複数列形成されているとともに、ガイド板の少なくとも一部が、上端側の横軸芯周りで揺動自在で、かつ、商品長さに応じて通路幅を変更する幅調整板の通路幅変更操作領域外の商品収納通路部分内に突出付勢された可動ガイド板から構成されている自動販売機の商品収納装置であって、
前記可動ガイド板を揺動自在に枢支する取付け基材の左右両側部に、左右の側板に設けられた取付け孔に対して差し込み自在で、かつ、所定位置に差し込まれたとき取付け基材の左右方向での相対移動を阻止する差込み連結手段が設けられているとともに、最前列に位置する商品収納通路の最上部位置には、可動ガイド板の少なくとも上側部が商品投入口に対面する状態で取付け基材が側板に取付けられている自動販売機の商品収納装置。
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