JP2002329246A - 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック - Google Patents
自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックInfo
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- JP2002329246A JP2002329246A JP2001130815A JP2001130815A JP2002329246A JP 2002329246 A JP2002329246 A JP 2002329246A JP 2001130815 A JP2001130815 A JP 2001130815A JP 2001130815 A JP2001130815 A JP 2001130815A JP 2002329246 A JP2002329246 A JP 2002329246A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】支軸一体形の振り子式ラックセグメントを採用
したサーペンタイン式商品収納ラックに適用し、安定し
た商品の姿勢制御，および衝撃緩和が図れるようなダン
パ方式を提供する。 【解決手段】ラック側板５１の間に支軸一体形の振り子
式ラックセグメント５２を千鳥状に配列して上下方向に
蛇行した商品通路を画成したサーペンタイン式商品収納
ラックにおいて、個々のラックセグメントに対応してそ
の裏面側に、該セグメントとその上位に並ぶ隣接セグメ
ントとの間にまたがって双方のセグメントを背後から商
品通路に向けて押出し付勢するばね式のダンパユニット
９を設けるものとし、ラック側板間に架設した取付金９
１にスルーピン９２を介して捩じりコイルばね９３を組
付け、該ばねから上下に引出したＵ状のばね脚部９３
ａ，９３ｂを上下のラックセグメント背面に押し当てて
矢印方向に付勢する。
したサーペンタイン式商品収納ラックに適用し、安定し
た商品の姿勢制御，および衝撃緩和が図れるようなダン
パ方式を提供する。 【解決手段】ラック側板５１の間に支軸一体形の振り子
式ラックセグメント５２を千鳥状に配列して上下方向に
蛇行した商品通路を画成したサーペンタイン式商品収納
ラックにおいて、個々のラックセグメントに対応してそ
の裏面側に、該セグメントとその上位に並ぶ隣接セグメ
ントとの間にまたがって双方のセグメントを背後から商
品通路に向けて押出し付勢するばね式のダンパユニット
９を設けるものとし、ラック側板間に架設した取付金９
１にスルーピン９２を介して捩じりコイルばね９３を組
付け、該ばねから上下に引出したＵ状のばね脚部９３
ａ，９３ｂを上下のラックセグメント背面に押し当てて
矢印方向に付勢する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は缶，びん，ペットボ
トルなどの商品を販売する自動販売機のサーペンタイン
式商品収納ラックに関する。
トルなどの商品を販売する自動販売機のサーペンタイン
式商品収納ラックに関する。
【０００２】
【従来の技術】まず、頭記したサーペンタイン式商品収
納ラックを搭載した自動販売機の構成を図２に示す。図
において、１は自動販売機の本体ケース、２はその前面
外扉、３は断熱内扉、４は商品取出口、５は本体ケース
１の庫内に収設したサーペンタイン式商品収納ラック、
６は商品収納ラック５から払出した商品を商品取出口４
に導出する商品搬出シュータ、７は本体ケース１の庫内
を保冷する冷凍機のコンデンシングユニットである。
納ラックを搭載した自動販売機の構成を図２に示す。図
において、１は自動販売機の本体ケース、２はその前面
外扉、３は断熱内扉、４は商品取出口、５は本体ケース
１の庫内に収設したサーペンタイン式商品収納ラック、
６は商品収納ラック５から払出した商品を商品取出口４
に導出する商品搬出シュータ、７は本体ケース１の庫内
を保冷する冷凍機のコンデンシングユニットである。
【０００３】ここで、サーペンタイン式商品収納ラック
４は、図３(a),(b) で示すように左右一対のラック側板
５１の間に跨がって円弧状のラックセグメント５２を千
鳥状に架設してそのラックセグメント列の間に上下方向
に蛇行した商品通路５３を画成し、さらに該商品通路５
３の下端側には出口通路を挟んでベンド機構５４および
通路幅規制板５５を配し、上端側には商品投入用のトッ
プトレー５６を配した構成になる。
４は、図３(a),(b) で示すように左右一対のラック側板
５１の間に跨がって円弧状のラックセグメント５２を千
鳥状に架設してそのラックセグメント列の間に上下方向
に蛇行した商品通路５３を画成し、さらに該商品通路５
３の下端側には出口通路を挟んでベンド機構５４および
通路幅規制板５５を配し、上端側には商品投入用のトッ
プトレー５６を配した構成になる。
【０００４】かかる構成で、商品補給時に前方からトッ
プトレー５６に商品８を倒置姿勢に投入すると、商品８
はラックセグメント５２に沿って蛇行状の商品通路５３
の中を転動しながら落下してベンド機構５４の上に一列
に積み上げ収納される。そして、販売指令に基づきベン
ド機構５４が作動すると、最下位に並ぶ商品から順に下
方に落下搬出し、図２で示した搬出シュータ６を経て商
品取出口４に送出されることは周知の通りである。
プトレー５６に商品８を倒置姿勢に投入すると、商品８
はラックセグメント５２に沿って蛇行状の商品通路５３
の中を転動しながら落下してベンド機構５４の上に一列
に積み上げ収納される。そして、販売指令に基づきベン
ド機構５４が作動すると、最下位に並ぶ商品から順に下
方に落下搬出し、図２で示した搬出シュータ６を経て商
品取出口４に送出されることは周知の通りである。
【０００５】また、前記のサーペンタイン式商品収納ラ
ック４において、商品補給，販売動作時に、商品通路５
３の中を転動落下する商品８の姿勢制御，およびベンド
機構への衝撃緩和を図るために、前記のラックセグメン
ト５２を振り子式のセグメントとし、さらに該振り子セ
グメントを背後からばねで商品通路１３に向けて押圧付
勢してダンパ機能を持たせるようにした構成のものが本
発明と同一出願人より特開平５−２７４５４２号として
先に提案されており、その構造を図４(a),(b)に示す。
ック４において、商品補給，販売動作時に、商品通路５
３の中を転動落下する商品８の姿勢制御，およびベンド
機構への衝撃緩和を図るために、前記のラックセグメン
ト５２を振り子式のセグメントとし、さらに該振り子セ
グメントを背後からばねで商品通路１３に向けて押圧付
勢してダンパ機能を持たせるようにした構成のものが本
発明と同一出願人より特開平５−２７４５４２号として
先に提案されており、その構造を図４(a),(b)に示す。
【０００６】すなわち、薄鋼板を円弧状に湾曲成形した
ラックセグメント５２は、その上縁をカーリングして通
したスルーピン５７の両端を左右のラック側板５１に固
定して揺動自在に吊り下げ支持するようにしている。ま
た、ラックセグメント５２の上縁一部を切り欠いてスル
ーピン５７の軸上に捩じりコイルばね（ダンパばね）５
８を嵌挿し、その両端から上下へ直線状に引出したばね
脚部５８ａ，５８ｂのうち、一方の脚部５８ｂを当該セ
グメント５２の背面に、他方の脚部５８ａを上位に並ぶ
ラックセグメント５７の下端部背面に押し当てて各セグ
メントを背後から商品通路へ向けて押出し付勢するよう
にしている。
ラックセグメント５２は、その上縁をカーリングして通
したスルーピン５７の両端を左右のラック側板５１に固
定して揺動自在に吊り下げ支持するようにしている。ま
た、ラックセグメント５２の上縁一部を切り欠いてスル
ーピン５７の軸上に捩じりコイルばね（ダンパばね）５
８を嵌挿し、その両端から上下へ直線状に引出したばね
脚部５８ａ，５８ｂのうち、一方の脚部５８ｂを当該セ
グメント５２の背面に、他方の脚部５８ａを上位に並ぶ
ラックセグメント５７の下端部背面に押し当てて各セグ
メントを背後から商品通路へ向けて押出し付勢するよう
にしている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記提案の
組立構造では、実用面で次記のような問題点がある。す
なわち、 (1) サーペンタイン式商品収納ラックの振り子式ラック
セグメントについて、従来は図４で述べたように各セグ
メント５２の上縁カール部に通したスルーピンを支軸と
して揺動自在に吊り下げ支持し、またこのスルーピン５
７を利用して捩じりコイルばね５８を組付けるようにし
ている。
組立構造では、実用面で次記のような問題点がある。す
なわち、 (1) サーペンタイン式商品収納ラックの振り子式ラック
セグメントについて、従来は図４で述べたように各セグ
メント５２の上縁カール部に通したスルーピンを支軸と
して揺動自在に吊り下げ支持し、またこのスルーピン５
７を利用して捩じりコイルばね５８を組付けるようにし
ている。
【０００８】これに対して、最近のサーペンタイン式商
品収納ラックでは、部品点数の削減，コスト低減化を狙
いに、図５(a),(b) で示すように前記スルーピンを省略
してラックセグメント自身を直接ラック側壁の間に架け
渡すようにした支持構造のものが開発されている。すな
わち、板金製になるラックセグメント５２には、その上
縁をカーリングして左右側方に突き出す支軸部５２ａを
一体に成形し、この支軸部５２ａをラック側壁５１に穿
孔した軸受穴に直接嵌挿して揺動自在に吊り下げ支持す
るようにしている。
品収納ラックでは、部品点数の削減，コスト低減化を狙
いに、図５(a),(b) で示すように前記スルーピンを省略
してラックセグメント自身を直接ラック側壁の間に架け
渡すようにした支持構造のものが開発されている。すな
わち、板金製になるラックセグメント５２には、その上
縁をカーリングして左右側方に突き出す支軸部５２ａを
一体に成形し、この支軸部５２ａをラック側壁５１に穿
孔した軸受穴に直接嵌挿して揺動自在に吊り下げ支持す
るようにしている。
【０００９】この支軸一体形のラックセグメントを採用
することにより、図４におけるスルーピン５７を省略し
て部品点数が削減できる利点がある反面、このままでは
前記した捩じりコイルばね５８を装着することができな
い。 (2) また、図４に示した従来構造では、捩じりコイルば
ね５８の両端から上下に引出したばね脚部５８ａ，５８
ｂが直線状である。一方、図５には詳細構造を示してな
いが、ラックセグメント５２は板面を波状に成形して曲
げ強度を高めるようにしている。このために、ラックの
組立時に捩じりコイルばね５８のばね脚部５８ａ，５８
ｂとラックセグメント５２との当接箇所が左右方向にず
れたりして一定しない。また、ラックセグメント５２に
対してばね脚部５８ａ，５８ｂが殆ど点接触に近い状態
で当接するために、この部分に応力荷重が集中して十分
なダンパ効果が発揮できないといった問題がある。
することにより、図４におけるスルーピン５７を省略し
て部品点数が削減できる利点がある反面、このままでは
前記した捩じりコイルばね５８を装着することができな
い。 (2) また、図４に示した従来構造では、捩じりコイルば
ね５８の両端から上下に引出したばね脚部５８ａ，５８
ｂが直線状である。一方、図５には詳細構造を示してな
いが、ラックセグメント５２は板面を波状に成形して曲
げ強度を高めるようにしている。このために、ラックの
組立時に捩じりコイルばね５８のばね脚部５８ａ，５８
ｂとラックセグメント５２との当接箇所が左右方向にず
れたりして一定しない。また、ラックセグメント５２に
対してばね脚部５８ａ，５８ｂが殆ど点接触に近い状態
で当接するために、この部分に応力荷重が集中して十分
なダンパ効果が発揮できないといった問題がある。
【００１０】本発明は上記の点に鑑みなされたものであ
り、支軸一体形の振り子式ラックセグメントに適用して
安定した商品の姿勢制御，および落下衝撃の緩和が図れ
るように改良したサーペンタイン式商品収納ラックの組
立構造を提供することを目的とする。
り、支軸一体形の振り子式ラックセグメントに適用して
安定した商品の姿勢制御，および落下衝撃の緩和が図れ
るように改良したサーペンタイン式商品収納ラックの組
立構造を提供することを目的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、左右一対のラック側板間に円弧状
のラックセグメントを千鳥状に配列して上下方向に蛇行
した商品通路を画成し、該商品通路内に積み上げ収納し
た商品を最下位から順にベンド機構を経て搬出するよう
にした自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックで
あり、前記ラックセグメントが、左右のラック側板間に
跨がって揺動自在に吊り下げ支持した支軸一体形の振り
子式セグメントとしてなるものにおいて、前記ラックセ
グメントと個々に対応してその裏面側に、該セグメント
とその上位に並ぶ隣接セグメントとの間にまたがって双
方のセグメントを背後から商品通路に向けて押出し付勢
するばね式のダンパユニットを設け（請求項１）、具体
的には次記のような態様で構成するものとする。
に、本発明によれば、左右一対のラック側板間に円弧状
のラックセグメントを千鳥状に配列して上下方向に蛇行
した商品通路を画成し、該商品通路内に積み上げ収納し
た商品を最下位から順にベンド機構を経て搬出するよう
にした自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックで
あり、前記ラックセグメントが、左右のラック側板間に
跨がって揺動自在に吊り下げ支持した支軸一体形の振り
子式セグメントとしてなるものにおいて、前記ラックセ
グメントと個々に対応してその裏面側に、該セグメント
とその上位に並ぶ隣接セグメントとの間にまたがって双
方のセグメントを背後から商品通路に向けて押出し付勢
するばね式のダンパユニットを設け（請求項１）、具体
的には次記のような態様で構成するものとする。
【００１２】(1) ダンパユニットを、振り子式セグメン
トの支軸部と並行して左右のラック側板間に架け渡した
スルーピン付きの取付板と、前記スルーピンの軸上に嵌
挿して取付板に組付けた捩じりコイルばねとで組立て、
該捩じりコイルばねの両端から上下に延在するばね脚部
をそれぞれ上下に並ぶラックセグメントの背面に押し当
てて構成する（請求項２）。
トの支軸部と並行して左右のラック側板間に架け渡した
スルーピン付きの取付板と、前記スルーピンの軸上に嵌
挿して取付板に組付けた捩じりコイルばねとで組立て、
該捩じりコイルばねの両端から上下に延在するばね脚部
をそれぞれ上下に並ぶラックセグメントの背面に押し当
てて構成する（請求項２）。
【００１３】(2) 前項(1) において、スルーピンの軸上
に、複数の捩じりコイルばねを左右に並べて設ける（請
求項３）。 (3) 前項(1),(2) において、捩じりコイルばねのばね脚
部をＵ字もしくはＬ字形状に屈曲形成する（請求項
４）。上記の構成によれば、ダンパユニットをラックセ
グメントと分離した独立部品としてラック側板に組付け
るようにしたので、支軸一体形の振り子式ラックセグメ
ントにも適用でき、かつ商品の姿勢制御，衝撃緩和の必
要な箇所に組付けることができる。また、捩じりコイル
ばねのばね脚部の形状をＵ字もしくはＬ字状としたこと
で、ラックセグメントとの当接面域が広がってダンパ効
果が安定，かつ向上し、さらにダンパユニットに複数の
捩じりコイルばねを並置配備することで、商品の姿勢制
御がより一層安定するほか、ペットボトル商品のような
重い商品でも高いダンパ効果が確保できる。
に、複数の捩じりコイルばねを左右に並べて設ける（請
求項３）。 (3) 前項(1),(2) において、捩じりコイルばねのばね脚
部をＵ字もしくはＬ字形状に屈曲形成する（請求項
４）。上記の構成によれば、ダンパユニットをラックセ
グメントと分離した独立部品としてラック側板に組付け
るようにしたので、支軸一体形の振り子式ラックセグメ
ントにも適用でき、かつ商品の姿勢制御，衝撃緩和の必
要な箇所に組付けることができる。また、捩じりコイル
ばねのばね脚部の形状をＵ字もしくはＬ字状としたこと
で、ラックセグメントとの当接面域が広がってダンパ効
果が安定，かつ向上し、さらにダンパユニットに複数の
捩じりコイルばねを並置配備することで、商品の姿勢制
御がより一層安定するほか、ペットボトル商品のような
重い商品でも高いダンパ効果が確保できる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図１
(a) 〜(c) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実
施例の図中で図５に対応する部材には同じ符号を付して
その説明は省略する。すなわち、図示実施例において
は、左右のラック側板５１間に架設して蛇行状商品通路
を画成する支軸一体形の振り子式ラックセグメント５２
と個々に対応して、その裏面側には独立部品としてなる
ばね式のダンパユニット９がラック側板５１の間に架設
されている。このダンパユニット９は、上下に隣接して
並ぶラックセグメント５２の間にまたがり、双方のセグ
メントを捩じりコイルばねを使用して背後から商品通路
に向け押出し付勢するものであり、その詳細構造は図１
(b),(c) で示すように、断面“く”字形に板金加工した
帯状の取付金９１と、該取付金９１に添わせて取付けた
スルーピン９２と、該スルーピン９２に嵌挿して取付金
９１の内側中央部に左右に並べて組付けた捩じりコイル
ばね（ダンパばね）９３との組立体からなり、前記取付
金９１およびスルーピン９２の両端をラック側板５１に
穿孔した取付穴に差し込んで振り子式セグメント５２の
支軸部５２ａと並行に並ぶ定位置に固定するようにして
いる。また、捩じりコイルばね９３は、その両端から上
下に延在するばね脚部９３ａ，９３ｂの形状が図示のよ
うにＵ字形、もしくはＬ字形に屈曲形成されており、組
立状態で上下に並ぶラックセグメント５２の背面に当て
がって各セグメントを商品通路に向けて矢印方向に押圧
付勢するようにしている。
(a) 〜(c) に示す実施例に基づいて説明する。なお、実
施例の図中で図５に対応する部材には同じ符号を付して
その説明は省略する。すなわち、図示実施例において
は、左右のラック側板５１間に架設して蛇行状商品通路
を画成する支軸一体形の振り子式ラックセグメント５２
と個々に対応して、その裏面側には独立部品としてなる
ばね式のダンパユニット９がラック側板５１の間に架設
されている。このダンパユニット９は、上下に隣接して
並ぶラックセグメント５２の間にまたがり、双方のセグ
メントを捩じりコイルばねを使用して背後から商品通路
に向け押出し付勢するものであり、その詳細構造は図１
(b),(c) で示すように、断面“く”字形に板金加工した
帯状の取付金９１と、該取付金９１に添わせて取付けた
スルーピン９２と、該スルーピン９２に嵌挿して取付金
９１の内側中央部に左右に並べて組付けた捩じりコイル
ばね（ダンパばね）９３との組立体からなり、前記取付
金９１およびスルーピン９２の両端をラック側板５１に
穿孔した取付穴に差し込んで振り子式セグメント５２の
支軸部５２ａと並行に並ぶ定位置に固定するようにして
いる。また、捩じりコイルばね９３は、その両端から上
下に延在するばね脚部９３ａ，９３ｂの形状が図示のよ
うにＵ字形、もしくはＬ字形に屈曲形成されており、組
立状態で上下に並ぶラックセグメント５２の背面に当て
がって各セグメントを商品通路に向けて矢印方向に押圧
付勢するようにしている。
【００１５】上記構成になるダンパユニット９の機能は
基本的に特開平５−２７４５４２号公報と同様である
が、ダンパユニット９を独立部品としたことで、図５に
示した支軸一体形の振り子式ラックセグメントにも支障
なく適用できる。しかも、ダンパユニット９に組付けた
捩じりコイルばね９３のばね脚部９３ａ，９３ｂをＵ字
なしいＬ字状に屈曲形成したことにより、ラックセグメ
ント５２との当接面域が広がって高いダンパ効果を確保
でき、さらに１基のユニットに複数の捩じりコイルばね
９３を並置したことで、より一層安定した商品姿勢制御
が得られるとともに、ペットボトルのような重い商品に
対しても高いダンパ効果が得られる。このことは発明者
等が行った実機テストからも確認されている。
基本的に特開平５−２７４５４２号公報と同様である
が、ダンパユニット９を独立部品としたことで、図５に
示した支軸一体形の振り子式ラックセグメントにも支障
なく適用できる。しかも、ダンパユニット９に組付けた
捩じりコイルばね９３のばね脚部９３ａ，９３ｂをＵ字
なしいＬ字状に屈曲形成したことにより、ラックセグメ
ント５２との当接面域が広がって高いダンパ効果を確保
でき、さらに１基のユニットに複数の捩じりコイルばね
９３を並置したことで、より一層安定した商品姿勢制御
が得られるとともに、ペットボトルのような重い商品に
対しても高いダンパ効果が得られる。このことは発明者
等が行った実機テストからも確認されている。
【００１６】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、振り子式ラックセグメントと個々に対応してその背
面側に、独立部品としてなるばね式のダンパユニットを
ラック側板に組付けるようにしたことにより、支軸一体
形の振り子式ラックセグメントにも支障なく適用でき、
かつ商品の姿勢制御，衝撃緩和の必要な箇所に組付ける
ことができる。また、捩じりコイルばねのばね脚部の形
状をＵ字もしくはＬ字状としたことで、ラックセグメン
トとの当接面域が広がってダンパ効果が安定，かつ向上
し、さらにダンパユニットに複数の捩じりコイルばねを
並置配備することで、商品の姿勢制御がより一層安定す
るほか、ペットボトル商品のような重い商品でも高いダ
ンパ効果が確保できる。
ば、振り子式ラックセグメントと個々に対応してその背
面側に、独立部品としてなるばね式のダンパユニットを
ラック側板に組付けるようにしたことにより、支軸一体
形の振り子式ラックセグメントにも支障なく適用でき、
かつ商品の姿勢制御，衝撃緩和の必要な箇所に組付ける
ことができる。また、捩じりコイルばねのばね脚部の形
状をＵ字もしくはＬ字状としたことで、ラックセグメン
トとの当接面域が広がってダンパ効果が安定，かつ向上
し、さらにダンパユニットに複数の捩じりコイルばねを
並置配備することで、商品の姿勢制御がより一層安定す
るほか、ペットボトル商品のような重い商品でも高いダ
ンパ効果が確保できる。
【図１】本発明の実施例によるサーペンタイン式商品収
納ラックの要部構成図で、(a)は組立状態の斜視図、
(b),(c) はそれぞれ(a) 図におけるダンパユニットの正
面図および側面図
納ラックの要部構成図で、(a)は組立状態の斜視図、
(b),(c) はそれぞれ(a) 図におけるダンパユニットの正
面図および側面図
【図２】サーペンタイン式商品収納ラックを搭載した自
動販売機全体の外観図
動販売機全体の外観図
【図３】図２の自動販売機に搭載したサーペンタイン式
商品収納ラックの構成図で、(a) はラックの外観斜視
図、(b) はその内部構造を表す側面図
商品収納ラックの構成図で、(a) はラックの外観斜視
図、(b) はその内部構造を表す側面図
【図４】図３(b) の振り子式ラックセグメントにダンパ
ばねを組付けた従来の組立構造図で、(a) は側面図、
(b) はその部分斜視図
ばねを組付けた従来の組立構造図で、(a) は側面図、
(b) はその部分斜視図
【図５】支軸一体形の振り子式ラックセグメントの構成
図で、(a) はラック側板に架設した状態の斜視図、(b)
はセグメントの部分側面図
図で、(a) はラック側板に架設した状態の斜視図、(b)
はセグメントの部分側面図
５ サーペンタイン式商品収納ラック ５１ ラック側板 ５２ ラックセグメント ５２ａ セグメントの支軸部 ５３ 蛇行状商品通路 ５４ ベンド機構 ８ 商品 ９ ダンパユニット ９１ 取付金 ９２ スルーピン ９３ 捩じりコイルばね（ダンパばね） ９３ａ，９３ｂ ばね脚部
Claims (4)
- 【請求項１】左右一対のラック側板間に円弧状のラック
セグメントを千鳥状に配列して上下方向に蛇行した商品
通路を画成し、該商品通路内に積み上げ収納した商品を
最下位から順にベンド機構を経て搬出するようにした自
動販売機のサーペンタイン式商品収納ラックであり、前
記ラックセグメントが、左右のラック側板間に跨がって
揺動自在に吊り下げ支持した支軸一体形の振り子式セグ
メントとしてなるものにおいて、前記ラックセグメント
と個々に対応してその裏面側に、該セグメントとその上
位に並ぶ隣接セグメントとの間にまたがって双方のセグ
メントを背後から商品通路に向けて押出し付勢するばね
式のダンパユニットを設けたことを特徴とする自動販売
機のサーペンタイン式商品収納ラック。 - 【請求項２】請求項１記載のサーペンタイン式商品収納
ラックにおいて、ダンパユニットが、振り子式セグメン
トの支軸部と並行して左右のラック側板間に架け渡した
スルーピン付きの取付板と、前記スルーピンの軸上に嵌
挿して取付板に組付けた捩じりコイルばねとの組立体か
らなり、該捩じりコイルばねの両端から上下に延在する
ばね脚部をそれぞれ上下に並ぶラックセグメントの背面
に押し当てたことを特徴とする自動販売機のサーペンタ
イン式商品収納ラック。 - 【請求項３】請求項２記載のサーペンタイン式商品収納
ラックにおいて、スルーピンの軸上に、複数の捩じりコ
イルばねを左右に並べて設けたことを特徴とする自動販
売機のサーペンタイン式商品収納ラック。 - 【請求項４】請求項２または３記載のサーペンタイン式
商品収納ラックにおいて、捩じりコイルばねのばね脚部
をＵ字もしくはＬ字状に屈曲形成したことを特徴とする
自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001130815A JP2002329246A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001130815A JP2002329246A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2002329246A true JP2002329246A (ja) | 2002-11-15 |
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ID=18979117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001130815A Pending JP2002329246A (ja) | 2001-04-27 | 2001-04-27 | 自動販売機のサーペンタイン式商品収納ラック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002329246A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011081645A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Panasonic Corp | 自動販売機の商品収納棚 |
-
2001
- 2001-04-27 JP JP2001130815A patent/JP2002329246A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011081645A (ja) * | 2009-10-08 | 2011-04-21 | Panasonic Corp | 自動販売機の商品収納棚 |
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